事業の概要
- 主力事業大戸屋ホールディングスは、主に「大戸屋ごはん処」という定食店を国内外で展開しています。
- お客様に店内で出来立ての定食を提供する「イートイン」と、お弁当などを持ち帰っていただく「テイクアウト」の2つの販売形態で収益を得ています。2025年3月末現在、グランドメニュー約29品目、テイクアウト弁当約23品目を提供しています。
- 収益構造収益は大きく分けて、自社で店舗を運営する「直営事業」と、他社にブランド使用権を与えて店舗運営を委託する「フランチャイズ事業」の2つから成り立っています。
- 国内だけでなく、香港、シンガポール、アメリカ、タイなどの海外でも直営店を展開し、グローバルに事業を拡大しています。
- 事業内容グループは、当社と7つの連結子会社で構成されており、日本国内の飲食事業を担う株式会社大戸屋、海外の飲食事業を担う香港大戸屋有限公司、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.、AMERICA OOTOYA INC.などがあります。
- その他、タイではプライベートブランド商品の輸入・販売も手掛けており、多角的な事業展開を行っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 国内直営事業日本国内で「大戸屋ごはん処」を自社で運営する事業です。2025年3月31日現在、国内に149店舗を展開しており、売上高は190.73億円、営業利益は6.09億円と、グループ全体の主要な収益源となっています。
- 特に首都圏に多くの店舗を構え、安定した収益基盤を築いています。
- 国内フランチャイズ事業日本国内で「大戸屋ごはん処」のブランドを他社に提供し、フランチャイズ形式で店舗展開を支援する事業です。2025年3月31日現在、国内に161店舗のフランチャイズ店があり、売上高は83.58億円、営業利益は14.99億円と、利益率の高い事業です。
- 加盟店からのロイヤリティ収入や食材卸売が主な収益源となります。
- 海外直営事業香港、シンガポール、アメリカ、タイなどの海外で「大戸屋ごはん処」を自社で運営する事業です。2025年3月31日現在、海外に115店舗を展開しており、売上高は30.91億円ですが、営業利益は-0.08億円と、現状では投資フェーズにあり、収益化が課題となっています。
- 各国の法規制や商習慣に適応しながら、グローバル展開を進めています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| DomesticCompanyStore | 事業 | 191 | 6 | 3.2% |
| DomesticFranchise | 事業 | 84 | 15 | 17.9% |
| OverseasCompanyStore | 事業 | 31 | -0 | -0.3% |
| OverseasFranchise | 事業 | 3 | 1 | 33.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社7社 国内子会社:株式会社大戸屋、海外子会社:香港大戸屋有限公司、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.、AMERICA OOTOYA INC.、OOTOYA NJ L.L.C.、M OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.で構成されており、国内及び海外において、主に一般消費者に対し定食、弁当の販売を行う直営事業及びフランチャイズ事業を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。連結子会社会社名報告セグメント主な事業内容株式会社大戸屋国内直営事業及び国内フランチャイズ事業日本国内における飲食事業の直営及びフランチャイズ展開香港大戸屋有限公司海外直営事業香港における飲食事業の直営展開OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.海外直営事業シンガポール共和国における飲食事業の直営展開AMERICA OOTOYA INC.海外直営事業アメリカ合衆国における飲食事業の直営展開OOTOYA NJ L.L.C.海外直営事業アメリカ合衆国における飲食事業の直営展開M OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.海外直営事業タイ王国における飲食事業の直営展開THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.その他タイ王国におけるプライベートブランド商品の輸入・販売業務 事業の系統図は、次のとおりであります。 〇印は、連結子会社 (1)商品について イートイン(注1)型定食店「大戸屋ごはん処」における商品は、2025年3月末現在、主にグランドメニュー(通常メニュー)約29品目、テイクアウト(注2)のお弁当等約23品目で構成されております。これらは全て店内調理のうえ、お客様には「出来立て」を召し上がっていただいております。その他には、サイドメニュー(サラダや小鉢、テイクアウトのお惣菜等)、デザート類及びアルコールを含むドリンク類がございます。 なお、海外連結子会社2社 香港大戸屋有限公司、AMERICA OOTOYA INC.が運営する「大戸屋ごはん処」並びにタイ王国においてCRG International Food Co., Ltd.が運営する「大戸屋ごはん処」、台湾において台灣大戸屋股份有限公司が運営する「大戸屋ごはん処」及びインドネシア共和国においてPT. OOTOYA INDONESIAが運営する「大戸屋ごはん処」における商品については、概ね国内の「大戸屋ごはん処」におけるメニュー構成と同様の商品を提供しております。 (注)1 「イートイン」とは、お客様にご来店いただき、店舗内にて商品を召し上がっていただく販売形態を指しております。2 「テイクアウト」とは、お客様に商品をお持ち帰りいただいたうえで召し上がっていただく販売形態を指しております。 (2)店舗について 2025年3月31日現在の直営及びFC店舗の地域別分布状況は、次のとおりであります。地域名第41期(2024年3月31日現在)第42期(2025年3月31日現在)直営店FC店合計直営店FC店合計東京都612687592786神奈川県262349262248埼玉県1762318624千葉県1451915520その他関東76137613北海道527527東北1131411314甲信越5111651116北陸-33-33東海2212312223近畿101020111021中国・四国-1111-1212九州・沖縄1222312223国内計149159308149161310海外91021119115124合計158261419158276434(注)1 「その他関東」には、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県は含まれておりません。2 店舗数につきましては、3月末時点となります。 第42期におきましては、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)以外の地域における店舗数が256店舗(第41期は241店舗)となり、当社グループ全店舗に占める首都圏の割合は41.0%(同42.5%)となりました。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 外食産業市場は成熟段階に入っており、同業者や他業態との競合が激しいため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 「大戸屋ごはん処」のブランドイメージと店内調理による高品質な商品提供 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:株式会社日本アクセスに対する配送依存度の高さ / 店舗展開と出店政策 / 人材の確保及び育成
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
大戸屋は「大戸屋ごはん処」ブランドによる和食レストラン事業を展開。一定の知名度はあるものの、強力なブランドロイヤリティや特許、独占的IPに裏付けられた無形資産は限定的。競合他社も同様のブランドを持つ。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
外食産業であり、顧客のスイッチング・コストは低い。特定のメニューや店舗への愛着はあるかもしれないが、他社への乗り換え障壁は小さい。価格や利便性で容易に競合に流れる可能性がある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
レストラン事業であり、ネットワーク効果は基本的に存在しない。顧客が増えても、他の顧客にとってのサービスの価値が直接的に向上する構造ではない。
コスト優位★☆☆☆☆
セントラルキッチンの導入など効率化努力は見られるが、外食産業全体として人件費や原材料費の高騰の影響を受けやすく、構造的なコスト優位性は確立されていない。競合との価格競争力も限定的。
規模の経済★★☆☆☆
国内に約300店舗を展開しており、一定の規模を持つ。しかし、外食産業全体で見ると、より大規模なチェーンや多様な業態を持つ企業も存在するため、業界規模に対して最適化された少数寡占とは言えない。
- 店内調理の品質大戸屋は「店内調理」にこだわり、お客様に出来立ての高品質な商品を提供することで、他社との差別化を図っています。
- これにより、家庭的な温かみや手作り感を重視する顧客層からの支持を得ており、ブランドイメージの向上に繋がっています。
- 国内外の店舗網2025年3月31日現在、国内に310店舗、海外に124店舗を展開しており、合計434店舗の広範な店舗網を持っています。
- 特に海外ではアジアやアメリカにも進出しており、グローバルなブランド展開により、特定の地域経済変動リスクを分散し、成長機会を追求できる可能性があります。
- 衛生管理体制食品衛生研究所を設け、店舗の衛生状態に関する調査・指導を徹底しているほか、外部専門業者による調査や食材仕入先の工場調査も定期的に実施しています。
- これにより、食の安全・安心に対する信頼性を高め、お客様に安心して利用してもらえる環境を整備している点は強みと言えます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。 外食業界においては、経済活動の緩やかな回復に加え、訪日外国人数の増加によるインバウンド消費の拡大も追い風となり、外食需要は回復基調が継続しています。しかしながら、米をはじめとする原材料価格の高騰や人件費の高騰に加えて、継続的な物価上昇による消費者の節約意識の高まりなど、厳しい経営環境に直面しています。 このような状況下、当社グループは、高付加価値で季節の美味しさを堪能できる数量限定メニューやコラボメニューの販売等を行ったほか、従来のアプリポイント交換クーポンに加え大戸屋マンスリークーポンの配信や離脱者層に対する再来店を促すクーポンの配信を実施しました。また、メディア露出の強化として、首都圏でのトレインビジョンや柱サイネージの広告出稿などにも取り組んでおります。 (2)経営戦略、経営方針等 当社グループは、「中期経営計画(2025年3月期-2027年3月期)」に基づき、「健康」をキーワードに、食を通じてお客様へ健康を提供しながら、食の総合カンパニーを目指して参ります。 《中期経営計画の主な施策》 既存事業の改善と更なる発展出店地域・立地の明確化新業態の創出中食事業の強化海外事業の改善と拡大人材基盤の強化 また、多様化するお客様のニーズを踏まえつつ、引き続き価値ある商品をお値打ち価格で提供し、大戸屋ブランドの強化に取り組んで参ります。さらに、企業として持続的な成長を続けるために、中期経営計画で掲げている「売上高増による利益体質の強化」を実施するとともに、サステナビリティ経営にも注力し、中長期的な企業価値の向上を図る取り組みを推進して参ります。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を企図し、2026年3月期の目標値は売上高33,727百万円、営業利益1,732百万円を目指して参ります。当該指標の各数値については当連結会計年度末現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 日本経済は企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。 このような経営を取り巻く環境が厳しい中、2026年3月期当社グループは更なる成長を目指すべく、中期経営計画の推進に取り組んで参ります。客数に関しては、メディア露出増加等による来店促進の強化やアプリ活用による再来店の促進の強化に取り組み、CM等のマス広告で広くアプローチして集客サイクルを回しながら、集客サイクルから離脱した顧客にはクーポン発行による来店動機付け等により呼び戻しを行います。 人手不足への対応として、モバイルオーダーやセルフレジの導入など、一部は効率化していくものの、大戸屋の強みである手作り感ある店内調理や提供速度はさらに磨き上げ、お客様の店舗体験価値の向上を図って参ります。新規出店に関しては、国内の出店地域や立地の明確化、FC出店支援や新業態のパッケージ化など、新規出店を推進するための基盤強化を行って参ります。 また、当社グループでは長期に亘る持続的な成長を目指し、サステナビリティへの取り組みに注力しております。具体的には、「環境」への取り組みの一例として、食べ残し持ち帰りの普及推進であるmotteECO普及コンソーシアムへ参画し、フードロス削減による地球環境への貢献に取り組んでおります。「社会」への取り組みの一例として、親子で楽しく学べる「食育プロジェクト」を開始し、お子様が楽しみながら「食」について学べるよう、お子様メニューのおもちゃをペーパークラフトに切り替えました。引き続き、「地域・社会への貢献」として食育を通じた地域交流促進に努めて参ります。「ガバナンス」への取り組みの一例として、企業価値向上の観点から、昨年に引き続き健康経営優良法人2025(大規模法人部門)の認定を取得し、新たに横浜市SDGs認証制度のY-SDGs認証事業においてSuperior(上位)認証を取得いたしました。引き続き、健康経営優良法人の取得や横浜市SDGs認証制度の取得等を目指し、持続可能な社会実現への貢献に取り組んで参ります。 以上のような取り組みにより、持続的成長を推進できる企業体質に進化することを当社グループの重要課題に位置付けております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。 外食業界においては、経済活動の緩やかな回復に加え、訪日外国人数の増加によるインバウンド消費の拡大も追い風となり、外食需要は回復基調が継続しています。しかしながら、米をはじめとする原材料価格の高騰や人件費の高騰に加えて、継続的な物価上昇による消費者の節約意識の高まりなど、厳しい経営環境に直面しています。 このような状況下、当社グループは、高付加価値で季節の美味しさを堪能できる数量限定メニューやコラボメニューの販売等を行ったほか、従来のアプリポイント交換クーポンに加え大戸屋マンスリークーポンの配信や離脱者層に対する再来店を促すクーポンの配信を実施しました。また、メディア露出の強化として、首都圏でのトレインビジョンや柱サイネージの広告出稿などにも取り組んでおります。 (2)経営戦略、経営方針等 当社グループは、「中期経営計画(2025年3月期-2027年3月期)」に基づき、「健康」をキーワードに、食を通じてお客様へ健康を提供しながら、食の総合カンパニーを目指して参ります。 《中期経営計画の主な施策》 既存事業の改善と更なる発展出店地域・立地の明確化新業態の創出中食事業の強化海外事業の改善と拡大人材基盤の強化 また、多様化するお客様のニーズを踏まえつつ、引き続き価値ある商品をお値打ち価格で提供し、大戸屋ブランドの強化に取り組んで参ります。さらに、企業として持続的な成長を続けるために、中期経営計画で掲げている「売上高増による利益体質の強化」を実施するとともに、サステナビリティ経営にも注力し、中長期的な企業価値の向上を図る取り組みを推進して参ります。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を企図し、2026年3月期の目標値は売上高33,727百万円、営業利益1,732百万円を目指して参ります。当該指標の各数値については当連結会計年度末現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 日本経済は企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。 このような経営を取り巻く環境が厳しい中、2026年3月期当社グループは更なる成長を目指すべく、中期経営計画の推進に取り組んで参ります。客数に関しては、メディア露出増加等による来店促進の強化やアプリ活用による再来店の促進の強化に取り組み、CM等のマス広告で広くアプローチして集客サイクルを回しながら、集客サイクルから離脱した顧客にはクーポン発行による来店動機付け等により呼び戻しを行います。 人手不足への対応として、モバイルオーダーやセルフレジの導入など、一部は効率化していくものの、大戸屋の強みである手作り感ある店内調理や提供速度はさらに磨き上げ、お客様の店舗体験価値の向上を図って参ります。新規出店に関しては、国内の出店地域や立地の明確化、FC出店支援や新業態のパッケージ化など、新規出店を推進するための基盤強化を行って参ります。 また、当社グループでは長期に亘る持続的な成長を目指し、サステナビリティへの取り組みに注力しております。具体的には、「環境」への取り組みの一例として、食べ残し持ち帰りの普及推進であるmotteECO普及コンソーシアムへ参画し、フードロス削減による地球環境への貢献に取り組んでおります。「社会」への取り組みの一例として、親子で楽しく学べる「食育プロジェクト」を開始し、お子様が楽しみながら「食」について学べるよう、お子様メニューのおもちゃをペーパークラフトに切り替えました。引き続き、「地域・社会への貢献」として食育を通じた地域交流促進に努めて参ります。「ガバナンス」への取り組みの一例として、企業価値向上の観点から、昨年に引き続き健康経営優良法人2025(大規模法人部門)の認定を取得し、新たに横浜市SDGs認証制度のY-SDGs認証事業においてSuperior(上位)認証を取得いたしました。引き続き、健康経営優良法人の取得や横浜市SDGs認証制度の取得等を目指し、持続可能な社会実現への貢献に取り組んで参ります。 以上のような取り組みにより、持続的成長を推進できる企業体質に進化することを当社グループの重要課題に位置付けております。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況a.経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。外食業界においては、経済活動の緩やかな回復に加え、訪日外国人数の増加によるインバウンド消費の拡大も追い風となり、外食需要は回復基調が継続しています。しかしながら、米をはじめとする原材料価格の高騰や人件費の高騰に加えて、継続的な物価上昇による消費者の節約意識の高まりなど、厳しい経営環境に直面しています。このような状況下、当社グループは、高付加価値で季節の美味しさを堪能できる数量限定メニューやコラボメニューの販売等を行ったほか、従来のアプリポイント交換クーポンに加え大戸屋マンスリークーポンの配信や離脱者層に対する再来店を促すクーポンの配信を実施しました。また、メディア露出の強化として、首都圏でのトレインビジョンや柱サイネージの広告出稿などにも取り組んで参りました。さらに、多様なシーンでご利用いただけるように1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に数十店舗で開店時間の繰り上げなどを実施し、客数の拡大に取り組みました。中食事業の強化として、事前決済によるテイクアウト販売の利便性の向上や新たな取組として自社ホームページからの注文を可能としたことなどによるデリバリー稼働率の向上を行い中食事業の拡大に取り組みました。コスト管理に関しては、コロワイドグループとの仕入共同化及び商材の最適化により仕入コスト削減に取り組みながら、各店舗では食材の適切な在庫管理を徹底したほか、店舗の売上状況に応じた人員配置やモバイルオーダー・セルフレジなどで注文や会計の一部を効率化し運営体制を再構築いたしました。サステナビリティの重点課題の一つである「地域・社会への貢献」への取り組みとして、親子で楽しく学べる「食育プロジェクト」を開始し、お子様が楽しみながら「食」について学べるよう、お子様メニューのおもちゃをペーパークラフトに切り替えました。また、「働く仲間の成長と多様性の尊重」への取り組みとして、女性や外国人スタッフがより活躍できるよう、社内外の研修や制度等を見直し、人材育成の強化に取り組んで参りました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は313億85百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益16億61百万円(前年同期比0.9%増)、経常利益17億23百万円(前年同期比1.4%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は12億24百万円(前年同期比12.7%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。① 国内直営事業 国内直営事業においては、季節ごとに中華・アジア・日本・韓国等ごはんに合う世界のおかずとして数量限定メニューの販売を行いました。さらに、大戸屋名物「生さんまの炭火焼き定食」、冬の定番メニュー「大粒牡蠣フライ定食」、毎年恒例となった1月8日の「大戸屋定食の日」数量限定「贅沢ミックスフライ定食」の販売等を行いました。 このほか、テレビCM放映等の広告宣伝及び販売促進活動等を実施した結果、売上高は前年同期より改善することとなりました。 店舗展開につきましては、「大戸屋ごはん処」7店舗の新規出店及び5店舗の閉店、業態転換を3店舗(「大戸屋ごはん処」から「ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店」1店舗、「蕎麦処大戸屋」から「大戸屋ごはん処」へ2店舗)行いました。また国内直営事業でありました3店舗を国内フランチャイズ事業とした一方、国内フランチャイズ事業でありました1店舗を国内直営事業としました。 これにより、当連結会計年度末における国内直営事業に係る稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」146店舗、その他3店舗となりました。 以上の結果、国内直営事業の当連結会計年度の売上高は190億73百万円(前年同期比15.5%増)、セグメント利益は6億9百万円(前年同期比5.3%減)となりました。 ② 国内フランチャイズ事業 国内フランチャイズ事業においても、国内直営事業同様に数量限定「贅沢ミックスフライ定食」をはじめ、数量限定メニューの販売をしたほか、テレビCM放映等の広告宣伝及び販売促進活動等を実施した結果、売上高は前年同期より改善することとなりました。 店舗展開につきましては、「大戸屋ごはん処」2店舗の新規出店及び2店舗の閉店、また国内直営事業でありました3店舗を国内フランチャイズ事業とした一方、国内フランチャイズ事業でありました1店舗を国内直営事業としました。 これにより、当連結会計年度末における国内フランチャイズ事業に係る稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」161店舗となりました。 以上の結果、国内フランチャイズ事業の当連結会計年度の売上高は83億58百万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は14億99百万円(前年同期比7.6%減)となりました。 ③ 海外直営事業 海外直営事業において、香港と米国ニューヨーク州では外販活動やテイクアウト・デリバリーメニューの強化に取り組み、各国ごとに季節限定メニューの販売などで売上拡大に取り組んでおります。 当連結会計年度末における海外直営事業に係る稼働店舗数として9店舗(香港大戸屋有限公司が香港において4店舗、AMERICA OOTOYA INC.が米国ニューヨーク州において4店舗、M OOTOYA (THAILAND) CO.,LTD.がタイ王国において1店舗)を展開しております。 以上の結果、海外直営事業の当連結会計年度の売上高は30億91百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント損失は8百万円(前年同期は1億38百万円の損失)となりました。 ④ 海外フランチャイズ事業 海外フランチャイズ事業においては、新商品の開発、季節限定メニューなど各国にて販売促進活動に取り組んだ結果、売上高・セグメント利益ともに前年同期より改善することとなりました。 当連結会計年度末における海外フランチャイズ事業に係る稼働店舗数として115店舗(タイ王国において56店舗、台湾において48店舗、インドネシア共和国において10店舗、マレーシアにおいて1店舗)を展開しております。 以上の結果、海外フランチャイズ事業の当連結会計年度の売上高は3億8百万円(前年同期比12.4%増)、セグメント利益は1億2百万円(前年同期比2.3%増)となりました。 ⑤ その他 その他は、タイ王国におけるプライベートブランド商品の輸入・販売事業であり、当連結会計年度末現在、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.がプライベートブランド商品の輸入・販売をタイ王国で行っております。 その他の当連結会計年度の売上高は5億53百万円(前年同期比24.1%増)、セグメント利益は1億10百万円(前年同期比48.3%増)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は118億74百万円(前連結会計年度末比9.4%増)となりました。 当連結会計年度末の流動資産は、現金及び預金42億39百万円を主なものとして63億7百万円(前連結会計年度末比0.2%減)、固定資産は、店舗等の有形固定資産27億7百万円と敷金及び保証金17億32百万円を主なものとして55億67百万円(同22.9%増)となりました。これは主に、現金及び預金が3億円減少した一方、有形固定資産が10億25百万円増加したことによるものです。 当連結会計年度末の負債合計は71億55百万円(前連結会計年度末比21.3%増)となりました。 当連結会計年度末の流動負債は、買掛金13億88百万円、1年内返済予定の長期借入金6億円及び未払金16億9百万円を主なものとして47億60百万円(前連結会計年度末比21.5%増)、固定負債は、長期借入金10億円、資産除去債務8億26百万円を主なものとして23億95百万円(同20.9%増)となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金2億円、長期借入金4億円、買掛金3億53百万円、未払金が3億38百万円増加したことによるものです。 当連結会計年度末の純資産は、47億19百万円(前連結会計年度末比4.7%減)となり、自己資本比率は37.7%となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益12億24百万円の計上により利益剰余金が増加した一方、減資及び第1回優先株式の取得及び自己株式の消却等により資本金9億85百万円と資本剰余金4億98百万円が減少したことによるものです。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により21億25百万円を獲得し、投資活動により14億92百万円を使用し、財務活動により10億54百万円を使用した結果、42億33百万円(前連結会計年度末比6.6%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は21億25百万円(前年同期は22億34百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益15億62百万円を計上し、減価償却費の計上5億円、仕入債務の増減額3億42百万円、未払金の増減額1億60百万円があったためであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は14億92百万円(前年同期は7億87百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出14億42百万円があったためであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は10億54百万円(前年同期は8億89百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の収入10億円があった一方、自己株式の取得による支出15億12百万円、長期借入金の返済による支出4億円、配当金の支払額1億40百万円があったためであります。 (3)生産、受注及び販売の実績a.生産実績及び受注実績 当社グループは、生産活動を行っていないため該当事項はありません。 b.食材等仕入実績 当連結会計年度における食材等仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)国内直営事業5,748119.2国内フランチャイズ事業6,320114.9海外直営事業698100.7海外フランチャイズ事業--その他350117.1合計13,117115.9 c.販売実績① 販売方法 当社グループは、主に大戸屋ごはん処等の直営店舗を展開し、また、フランチャイズ店舗からロイヤルティ等の収入を得ております。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (セグメント別販売実績)セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)国内直営事業19,073115.5国内フランチャイズ事業8,358109.7海外直営事業3,091101.8海外フランチャイズ事業308112.4その他553124.1合計31,385112.5 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、過去の実績等を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績について 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や所得・雇用環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調が継続しています。一方で、米国政策や為替相場の動向、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、引き続き先行き不透明な状況が続くと予想されます。 このような状況下、当社グループは「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりの経営成績となりました。 当連結会計年度につきましては、国内直営事業での190億73百万円(前年同期比15.5%増)、国内フランチャイズ事業での83億58百万円(同9.7%増)、海外直営事業での30億91百万円(同1.8%増)、海外フランチャイズ事業での3億8百万円(同12.4%増)及びその他事業での5億53百万円を合わせて、売上高313億85百万円(同12.5%増)を獲得した一方、コロワイドグループとの共同購買の実施及び仕入管理の徹底等により前年に引き続き、商品原価を抑制し、売上原価は131億12百万円(同15.9%増)、売上総利益で182億72百万円(同10.2%増)となりました。 給与及び手当73億75百万円(同10.4%増)、地代家賃21億57百万円(同4.7%増)を主とする販売費及び一般管理費は総額166億11百万円(同11.2%増)となり、営業利益16億61百万円(同0.9%増)となりました。 営業外収益及び営業外費用はそれぞれ82百万円(同2.0%増)及び20百万円(同26.7%減)となり、経常利益17億23百万円(同1.4%増)となりました。 特別利益は0百万円(同95.6%減)、特別損失1億61百万円(同39.5%増)となり、法人税等の負担額2億88百万円(同97.7%増)及び非支配株主に帰属する当期純利益48百万円(同35.9%増)となった結果、親会社株主に帰属する当期純利益12億24百万円(同12.7%減)となりました。 b.財政状態について 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ10億25百万円増加し、118億74百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ10百万円減少し、63億7百万円となりました。これは現金及び預金が3億円減少した一方、売掛金1億69百万円、未収入金49百万円増加したことが主な要因です。また、固定資産は前連結会計年度末に比べ10億35百万円増加し、55億67百万円となりました。これは有形固定資産が前連結会計年度末に比べ10億25百万円増加したことが主な要因です。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ12億55百万円増加し、71億55百万円となりました。 流動負債は前連結会計年度末に比べ8億41百万円増加し、47億60百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が2億円、未払金が3億38百万円、買掛金が3億53百万円増加したことが主な要因です。また、固定負債は前連結会計年度末に比べ4億14百万円増加し、23億95百万円となりました。これは長期借入金が4億円増加したことが主な要因です。 当連結会計年度末の純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益12億24百万円を計上したことにより、前連結会計年度末に比べ2億30百万円減少し、47億19百万円となりました。 c.資本の財源及び資金の流動性について 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、新規出店及び既存店改装等に係る投資であり、投資活動によるキャッシュ・フローに示した有形固定資産の取得、無形固定資産の取得、長期前払費用の取得及び敷金及び保証金の差入による支出総計15億75百万円であります。 これら資金の源泉は、財務活動により獲得した資金であります。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 e.経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 配送依存度の高さ食材の配送を株式会社日本アクセスに全面的に委託しているため、同社の配送機能が停止するような不測の事態が発生した場合、食材の欠品により店舗営業や業績に大きな影響が出る可能性があります。
- これは、サプライチェーンにおける単一依存のリスクと言えます。
- 競合と価格競争外食産業市場は成熟しており、同業者だけでなくコンビニエンスストアなど他業態との競争も激化しています。
- 市場規模の縮小や競合先の動向により、商品価格の変更や来客数の減少が起こる可能性があり、これが業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
- 人材確保と育成店内調理による高品質な商品提供のためには、「調理技術」と「店舗運営管理能力」を持つ店主の育成が不可欠です。
- 人材育成が計画通りに進まない場合、店舗運営の品質低下や新規出店の遅延に繋がり、結果として業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)株式会社日本アクセスに対する配送依存度の高さについて 当社グループは、各店舗で日々使用する多品種・少量の食材の配送について、全面的に株式会社日本アクセスに委託しております。 効率・コスト面から、同社による配送集中のメリットが大きいと考えておりますが、同社の配送センターにおける事故等、不測の事態が生じた場合には、同社の配送機能が一時的に停止し、当社グループの商品に必要な食材が欠品に陥り、当社グループ店舗の営業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)店舗展開と出店政策について 当社グループは、駅周辺立地、繁華街立地、ショッピングセンター内等の集客力がある施設等への出店を中心として、店舗展開を行っております。 当社グループが新規出店する際の出店先の選定については、店舗の採算性を最も重視しており、差入保証金や家賃等の出店条件、周辺人口や店前通行量等の事前立地調査に基づく投資回収期間及び予想利益等の一定条件を満たすものを出店対象物件としております。このため、当社グループの出店条件に合致する物件が出店計画数に満たない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)人材の確保及び育成について 当社グループは、店内調理による高品質な商品をお客様に提供することにより、他社との差別化を図っております。そのため、「調理技術」と店舗運営のための「管理能力」を備えた店主の育成が重要であります。従って、人材育成が順調に進まない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)競合及び価格競争の激化について 当社グループが属する外食産業市場は成熟段階に入っており、同業者との競合のみならず、コンビニエンス・ストア等の他業態との競合も激しさを増しています。これら競合先の動向や、外食産業の市場規模の縮小等により、当社グループの商品価格や出店計画等が変更された場合や、来客数が減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)店舗の衛生管理について 当社グループは、衛生管理について重視しており、食品衛生研究所を設け、店舗における衛生状態に関する調査・指導を徹底するとともに、外部専門業者による調査も実施しております。また、食材の仕入先の工場についても定期的に調査を実施しております。しかしながら、当社グループにおいて、万一、食中毒などの重大な衛生上の問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)仕入食材について 当社グループは、安全・安心な食材の調達に向けた調達ルートの多様化に加え、トレーサビリティの追求により、産地、物流を確認しつつ、安全性の確保を図っておりますが、BSEや鳥インフルエンザのような食材に関する問題が発生した場合、また、天候不順で農作物が不作という状況になった場合には、仕入価格への影響が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)海外展開について 当社グループは、海外出店に際して事前に入念な調査を行っておりますが、当該国における法規制、宗教、慣習等の違いや、政策変更、経済情勢や為替相場の変動、テロ、戦争の発生等によるカントリーリスクが、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外での店舗展開が計画通りの成果を挙げられない場合にも、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)経済事情の急変について 世界的な経済金融危機等、今後経済事情に大きな影響を与える事象が発生した場合には、お客様の購買意欲の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害等のリスクについて 当社グループは、国内外に店舗展開しておりますが、大規模な地震や台風等の自然災害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)敷金及び差入保証金について 当社グループでは、出店に際して賃貸人に対し敷金及び差入保証金を支払っております。当社グループでは賃貸借契約の時点で賃貸人の資産状況等を審査しておりますが、賃貸人の破綻等により、敷金及び差入保証金の一部または全部が回収不能になる場合や、中途解約となった場合に返還されなくなり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)フランチャイズ加盟店との関係について 当社グループは、加盟者とフランチャイズ契約を締結し、加盟者に「大戸屋ごはん処」の店舗を出店する権利を付与しております。当社グループは加盟者に対し、食材卸売りなどの売掛債権を有しており、加盟店の経営悪化による貸倒が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)固定資産の減損会計について 当社グループは、今後、当社グループが保有する固定資産を使用する店舗の営業損益に悪化が見られ、回復が見込まれない場合や、固定資産の市場価格が著しく下落した場合等には、当該固定資産について減損損失を計上することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度末における、国内直営事業及び海外直営事業の有形固定資産残高は、それぞれ2,065百万円(連結総資産に占める割合17.4%)及び70百万円(同0.6%)であります。 (13)法的規制について① 法的規制全般について 当社グループでは、会社法、金融商品取引法、労働基準法の法令に加え、食品衛生関係、環境関係などの様々な法的規制を受けております。これらの法的規制が変更された場合には、これに対応するための新たな費用が発生するなどにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 食品衛生法について 当社グループの直営及びフランチャイズ加盟店舗は、食品衛生法の規制を受けておりますが、食中毒事故等が発生した場合には、当社グループのブランドイメージや社会的信用の毀損に繋がり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)主要業態への依存について 当社グループは、現状では「大戸屋ごはん処」が売上高の大半を占めております。他方、惣菜事業やテイクアウト事業及び冷凍食品の通販・EC販売による外販事業を強化しておりますが、「大戸屋ごはん処」の売上高が予期せぬ事情により著しく減少した場合には、他の事業で補うことが困難であり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)個人情報の保護について 当社グループは、お客様、株主様及び従業員等の個人情報を取扱っております。個人情報の取扱いにつきましては、適正管理に努めておりますが、万一、個人情報の漏洩や不正使用などの事態が発生した場合には、社会的信用の毀損による企業イメージの低下、損害賠償の支払い等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)コンプライアンスについて 当社グループは「コンプライアンス規程」及び「リスク管理規程」を定め、「コンプライアンス・リスク管理委員会」を開催するなど、役職員のコンプライアンス意識の醸成と定着に取り組んでおりますが、役職員個人による法令違反などコンプライアンス上の問題が発生した場合には、社会的信用の毀損による企業イメージの低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。