研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 22 |
| 2024-03 | - | 32 |
| 2023-03 | - | 45 |
| 2022-03 | - | 9 |
| 2021-03 | - | 0 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,218 文字
6 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は72名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は490百万円であります。 各セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究) 井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究を大学とも連携しながら取り組んでおります。具体的には小豆からGABAを多く生成する条件など小豆の機能性についての研究や、小豆を炊く技術の研究など、商品開発につながるテーマについて仮説検証を行い、開発のサポートとなるよう活動しております。 また新たにスタートしたアップサイクル事業についても生産過程で発生する副産物(おから、あずき由来副産物など)の有効活用の研究にも取り組んでおります。(菓子商品) ようかんの伝統的なおいしさはそのままに、長期保存が可能な賞味期間5年6か月の「えいようかん」シリーズは、発売開始から約16年が経過しました。不安が高まる地震などへの防災備蓄用商品として、需要が年々増加しております。子供でも食べやすいチョコ味の「チョコえいようかん」は、アレルゲンフリーや点字入り、暗所でも探しやすいホログラム入りなど、有事の際に誰もが安心して使えるような商品設計はそのままに、ビターな味わいからスウィートな味わいへと変更し、より幅広いお客様に喜んでいただけるように改良いたしました。また、ギフト用化粧箱の省資源化によるCO2排出量の削減や、フードロス削減につながる賞味期間の延長にも積極的に取り組んでおります。カステラを中心とした輸出も好調に推移しており、2024年8月には小麦粉不使用の「米粉カステラ」をカナダ向けに新発売し、販売エリアの拡大を続けております。これからも和洋菓子の魅力ある付加価値や可能性を引き出し、特色ある商品開発を行ってまいります。 (食品商品)近年、地震や台風などの自然災害の頻発・激甚化から、防災備蓄用商品への関心が高まっています。そのような背景の中「ゆであずき」シリーズから長期保存が可能な賞味期間5年6か月の「備蓄用ゆであずき85g」を発売いたしました。この商品は、カンパンやパンなどに合わせてもおいしくお召し上がりいただけます。また、野菜を1種類用意し、電子レンジで調理するだけで手軽に煮物ができる「レンジで煮物」シリーズから「レンジで煮物 大根の肉みそ煮」を発売いたしました。井村屋独自の特許製法で作った「あずき味噌」を使用し、コク深い味わいに仕上げております。引き続き「おいしい!の笑顔をつくる」と同時に、お客様のニーズや利便性を意識した特色ある商品づくりを行ってまいります。 (デイリーチルド商品)新たにリニューアルした「4個入り美し豆腐」「美し豆腐 LONG SHELF LIFE 180」および「高カロリー豆腐 LONG SHELF LIFE 180」は、国内外の市場で順調に売上が推移しており、業務用ルートを含めた多岐にわたる展開が続いております。「大豆屋和蔵大豆ッ子」シリーズは、独自製法による美味しさと長期保存が可能なロングライフ商品として、引き続きご好評いただいております。さらに「井村屋雪花菜(きらず)冷凍おから5kg」は、SDGsの観点から副産物であるおからを有効活用した商品として、ますます高い評価を得ております。今後も、消費者のニーズに応えるため、更なる付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (冷菓商品)主力商品「あずきバー」は2024年度シリーズ累計、過去最高売上本数3億29百万本を達成し、国内外問わず多くのお客様にご愛顧いただきました。前年度に上市した新和風アイス「こしあんバー」を含め、更なる拡売に向けて様々な施策を打っております。「やわもちアイス」は、より美味しく付加価値を高めた品質にポリッシュアップし、ご好評いただきました。また、2025年度の大阪・関西万博の開催を機に、過去のレシピを現代風にアレンジした業務用ラグジュアリーアイス「アンナミラーズアイス」を上市しました。ラグジュアリーアイスとして、今後の販路拡大を目指してまいります。引き続き更なる拡売を目指すとともに、和風を中心とした特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)点心・デリ商品はCVSを中心に商品提案および供給を行っております。原材料価格高騰の中、価値と価格の整合性のある商品作りを目指しリニューアルを行いました。「肉まんあんまん」は2024年度に60周年を迎えました。復刻商品として「イカスミまん」「プリンまん」、60周年記念商品として三重県の原料を使用した「伊勢海老肉まん」「松阪牛すきまん」を発売し、メディアでも取り上げられ話題となりました。また、環境負荷軽減活動として、2022年度にノートレー化した「ゴールドまん」シリーズに続き、2024年度には「4コ入パックまん」シリーズのノートレー化を実現いたしました。今後も更なる市場拡大に向けて取り組んでまいります。 (冷凍菓子商品)業務用商品の「12コ入冷凍和菓子」シリーズは、利便性向上を目的としたリニューアルを行いました。必要な分だけを簡易に解凍できるミシン目付きのトレーや、シーンに合わせた3種類の解凍方法が選べる仕様変更により、フードロス削減や人手不足の解消に貢献いたします。1粒あたりのボリュームを小さくすることで、従来よりも幅広い食シーンに提案が可能となり、新たな業務用販路への拡売を目指してアプローチを続けております。今後も国内のみならず輸出を含めた事業拡大を目指し、お客様の「おいしい!の笑顔」や、お役立ちにつながる更なる付加価値のある冷凍和菓子商品の開発に取り組んでまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は457百万円であります。 (2) 調味料事業井村屋フーズ七根サイトにおきましては、2023年度に更新した新たな大型設備(スプレードライヤ―)が本格稼働し、その能力を評価いただいた顧客のOEMテーマを具現化しております。また、原材料や動燃費の高騰に対し、価格改定が困難な商品においては、配合処方や生産工程の見直しを行いました。より効率化した生産を行うことで、品質を落とさず、コストアップを回避することができました。新規素材開発として、アップサイクルの観点から地元の鰻加工会社と共同し、加工工程の中で廃棄されている鰻原料を使った「鰻エキス」の開発を行い、顧客への提案を開始いたしました。また、2023年度から提案を続けている当社豆乳パウダーをベースとした「植物性ミルクパウダー」を更に改良し、顧客がより使いやすいよう溶解性アップや沈降し難い処方への見直しを行い、再度顧客への提案を行いました。また中原サイトのカップレトルト設備を活用したシーズニングソースの開発を行いました。引き続き当社の強みを生かした自社品開発や提案商品開発(ODM)を継続し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は33百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2024|3,131 文字
6 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は71名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は501百万円であります。 各セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。具体的には、小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究のほか、小豆に関する加工や栽培等の研究があります。また、小豆に限らない新しいものづくりにつながる新技術の開発にも取り組んでおります。これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていくことが目標および目的となります。一方で、生産活動で生じる食品廃棄物・副産物(おから、小豆由来の廃棄物等)の有効活用、バイプロダクト化を目指した研究にも取り組んでおります。(菓子商品)「片手で食べられる小さなようかん」は、小容量で衛生的に食べられる点をご好評いただいております。2023年度は新たに抹茶フレーバーの「片手で食べられる小さなようかん 抹茶」を発売し、シリーズの更なる強化を図りました。また、進化系和菓子として水ようかんとフルーツを掛け合わせた新商品「AN gelée fruits(アン ジュレ フリュイ)」を開発し、新ギフト売り場への挑戦を進めております。更に食品廃棄物の削減をテーマに、カステラ製造時に産出されるカステラの切れ端をアップサイクル商品として業務用販売を開始し、外食チェーンのメニューの一部にご活用いただいております。今後も菓子の新たな可能性を引き出し、社会調和を意識した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)昨今、家庭での調理頻度が増えたことにより、後片付けやメニューを考えることを面倒に感じるなど、調理に関して負担を感じる方が増えてきております。そのような背景から2023年度は野菜を1種類用意し、電子レンジで調理するだけで手軽に煮物ができる「レンジで煮物 かぼちゃのそぼろ煮」「レンジで煮物 なすのみぞれ煮」を発売しました。また、袋のまま電子レンジで温められる「レンジで簡単ぜんざい」を、おいしさはそのままに糖質を50%オフにした「レンジで簡単糖質50%オフぜんざい」を発売しました。引き続き「おいしい!の笑顔をつくる」と同時に健康を意識した商品づくりを行ってまいります。 (デイリーチルド商品)2023年3月、新工場あのつFACTORYが竣工し、1年が経過いたしました。新製法で『Re start !!!』した「美し豆腐LONG SHELF LIFE 180」「高カロリー豆腐 LONG SHELF LIFE 180」は引き続き、国内、海外、業務用ルートへと多岐にわたり展開し拡売をしております。「大豆屋和蔵大豆ッ子」シリーズは、大豆の旨みを閉じ込め、独自の新技術を取り入れた殺菌方法で長期保存を可能としております。また「井村屋雪花菜(きらず)冷凍おから5㎏」はSDGsの観点より、副産物であるおからを活用した商品としてご好評いただいております。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)主力商品「あずきバー」は2023年度に発売50周年を迎えました。周年を記念して、様々な企画商品を上市しました。「あずきバー」「あずきバー ミルク」「あずきバー 抹茶」においては、より美味しく、安全安心な品質へポリッシュアップし、売上増加に大きく寄与することができました。また新しい和風アイスとして「こしあんバー」を開発、多くのお客様からお問い合わせをいただきました。昨年、一部エリアでテスト発売を行った「やわもちアイス 抹茶氷」は量産化に向けて新たな設備投資を行い、全国へ展開して好評をいただきました。また導入した設備を活用して、秋冬向けの氷アイスとして新ブランド「SHALILI」を立ち上げました。“多層&新食感”が評価され、多くの企業に採用いただきました。冷菓カテゴリーの成長に向けて、今後育成してまいります。また、輸出商品のラインナップを拡充し、海外のお客様に向けた商品もご評価いただくことができました。今後も更なる拡売を目指すとともに、和風を中心とした特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)点心・デリ商品はCVSを中心に商品提案及び供給を行っております。年間販売商品は原材料価格高騰の中、価値と価格の整合性の合う商品作りを目指しリニューアルを行いました。また、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドまん」シリーズは2023年度も展開しました。冷凍食品需要の高まりとともに、冷凍食品肉まん・あんまんの販売が好調に推移いたしました。また新規量販店に向けてのチルドタイプ肉まん・あんまんの提案及び供給を行い、新規売り場への展開に繋げました。また、海外に向けてプラントベース規格の輸出用ピザまんを開発いたしました。今後も更なる市場拡大に向け取り組んでまいります。 (冷凍菓子商品)高まる需要への対応と今後の事業拡大を目的に、2024年2月に冷凍和菓子/たい焼き製造ラインを新設しました。製造能力の向上に加えて商品品質の向上及び省人化を図っております。設備投資した新規ラインにて2021年より販売している4コ入冷凍和菓子シリーズを全面的にリニューアルし付加価値の向上を図りました。また新機軸商品として「井村屋謹製たい焼き(つぶあん)」を発売し、家庭用冷凍和菓子商品群の強化を図りました。今後もできたてのおいしさを冷凍で閉じ込めた魅力ある商品を展開し、より多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は470百万円であります。 (2) 調味料事業井村屋フーズ七根サイトにおきましては、新たな大型設備(スプレードライヤー)を更新したことで、その能力を評価いただいた顧客のOEMテーマをいくつか具現化しています。また、昨年度同様、原材料の高騰に対するコストダウン対策として処方の見直しを行い、品質を落とさず、コストアップを回避することが出来ました。新規素材開発としては、グルタミン酸Na等の食品添加物の使用を避けたい顧客要望に対応するため、アサリエキスと賦形剤(デキストリン)だけで粉末化した「アサリクリアパウダー」を上市しました。ハラール市場に向けては、ハラール基準に沿った「粉末赤味噌」の開発を行いました。なお、海外市場に向け当社豆乳パウダーを使用した植物ミルクパウダーの取り組みを引き続き強化しています。引き続き当社の強みを生かした自社品開発や提案商品開発(ODM)の活動を継続し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は30百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2023|3,261 文字
6 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 コロナ禍も収束に向かう中で市場、顧客、消費者の動向や変化を的確にとらえて俊敏に変化対応した新商品の開発に力を入れてまいります。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は71名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は485百万円であります。 各セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究のほか、小豆に関する加工や栽培等、多方面にわたった研究も行っております。これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていくことが大きな目標となっており、小豆に限らない新しいものづくりにつながる新技術の開発にも取り組んでおります。一方で、生産活動で生じる食品廃棄物・副産物(小豆の煮汁、おから等)の有効活用、バイプロダクト化を目指した研究にも取り組んでおります。(菓子商品)コロナ禍において、食べきりサイズで押すだけの簡単パッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」をはじめとしたワンプッシュシリーズは、衛生的に食べられる点もご評価いただき、多くのお客様からご好評をいただきました。また新商品の「もっちりぷるんわらびもち(黒糖・ぶどうアソート)」など、EC向けの大容量・アソート商品や海外向けに輸出展開しておりますカステラもご好評いただき、市場拡大しております。今後も国内のみならず世界に向けておいしいの笑顔を発信し、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)主力商品である「ゆであずき」が2022年度に60周年を迎えました。その記念すべき年として原材料の全てを北海道産に限定したこだわりのあるゆであずきへリニューアルいたしました。また大人向けにそのまま食べるあんことして「ラム酒香るあんこ」「日本酒香るあんこ」、トレンドであるあんとバターを組み合わせた「かけるご褒美 あん×バター」といった新しい切り口のあんこ商品を発売し、ご好評いただいております。家庭内需要の増加、時短簡便調理の利便性、小豆のおいしさ・健康性をご評価いただき、「お赤飯の素」「つぶあん・こしあん」「ぜんざい・おしるこ」「氷みつ」「無糖のあずき」等も好調に推移いたしました。引き続きお客様に喜んでいただける健康寄与商品・お役立ち商品を開発してまいります。 (デイリーチルド商品)当社の豆腐商品は、長期保存可能な「充填豆腐」としてスタートし、2022年度で50周年を迎えました。2023年3月に、新工場あのつFACTORYが竣工し、次の50年に向け『Re start !!!』いたします。新製法の豆腐の取り組みとして「美し豆腐LONG SHELF LIFE 180」「高カロリー豆腐 LONG SHELF LIFE 180」は180日間美味しく食べられる事を実現した商品で国内、海外、業務用ルートへと多岐にわたり展開いたします。長期にわたり販売してきました「大豆屋和蔵大豆ッ子」シリーズでは、大豆の旨みを閉じ込め、独自の殺菌技術により長期保存を可能としたシール300g×3丁パックを新商品として発売しました。買い置きができ、毎日の食事で様々な料理にご使用いただけます。また販売中の「井村屋雪花菜(きらず)冷凍おから5㎏」はSDGsの観点より、副産物であるおからを活用した商品としてご好評いただいております。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)主力商品「あずきバー」は2023年度に発売50周年を迎えます。その記念すべき年に向け、希少価値の高い白小豆を原料に使った「白あずきバー」を発売し、話題を呼び、ご好評いただきました。2022年度に発売10周年を迎えた「やわもちアイス」は、記念新商品(よもぎもち味、みかん大福味、焦がしみたらし、パフェいちご大福味)を発売いたしました。また一部のエリアにて「やわもちアイス」シリーズ史上初のかき氷タイプをテスト販売し、今後に繋がる良い結果を残すことができました。また、近年伸長している「ボールアイス」シリーズの新商品「ドラえもんボール」は、食べた後も小物入れなどに残しておきたくなるユニークな形状が、幅広い年代の多くのお客様にご好評いただきました。また小豆をAZUKIへと輸出商品のラインナップを拡充し、海外のお客様に向けた商品もご評価いただくことができました。今後も更なる拡売を目指すとともに、和風を中心とした特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)点心・デリ商品はCVSを中心に商品提案及び供給を行っております。年間販売商品は原材料価格高騰の中、価値と価格の整合性の合う商品作りを目指しリニューアルを行いました。また、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドまん」シリーズは、環境への配慮としてトレーを無くし、品質の向上に努めました。家庭内需要の影響もあり、冷凍食品の肉まん・あんまんの販売が好調に推移し、その他冷凍食品では「井村屋謹製Pizzaぱん」を発売するなど、肉まん・あんまん以外の冷凍食品の強化にも取り組みました。また、海外に向けて輸出用餡ぱんを開発し、Eコマース向けの「12個入りゴールド肉まん」など新しい売場へのチャレンジを行い、今後も更なる市場拡大に向け取り組んでまいります。 (冷凍菓子商品)「小豆加工」「もち加工」「包あん」「冷凍」技術を融合し、自然解凍するだけで包みたての美味しさを味わえる4コ入冷凍和菓子を展開しております。より多くのお客様に冷凍和菓子を楽しんでいただくため、和菓子とクリームを掛け合わせた和洋折衷の「4コ入 黒ごまクリーム大福」、「4コ入 抹茶クリーム大福」を季節限定にて追加し、ご好評いただいております。また、あずき博士として知られる名寄市立大学の加藤副学長やゼミの学生と意見を交わしながら開発した「なまらもちもち!なよろ大福」を北海道限定で発売いたしました。学生の柔軟なアイデアや学術的な知見が詰められた魅力ある商品を開発することができました。今後もより多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は462百万円であります。 (2) 調味料事業井村屋フーズ七根サイトにおきましては、原材料や動燃費の高騰に対して、コストダウン対策として、新たな製造方法を開発することで顧客への提案を行うことが出来ました。この製法は環境にも配慮した設計になっており、その独自性から製法の特許出願を行いました。また、昨年度に引き続き植物素材に重点を置き、「オーツミルクパウダー」の開発を行い、顧客への提案を開始しました。なお、海外市場に向けて、当社豆乳パウダーを使用した植物ミルクパウダーの取り組みを強化しています。当社の強みを生かした提案商品開発(ODM)の活動を継続し、新顧客および新市場の創出を進めて参ります。当連結会計年度における研究開発費の金額は23百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2022|3,529 文字
5 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 コロナ禍の状況において市場、顧客、消費者の変化を俊敏にとらえて変化に対応した新商品の開発、健康志向、免疫力強化等もテーマに取り入れ新商品の開発を推進してまいります。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は67名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は451百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究(血糖値上昇抑制効果)、発酵、栽培技術等、小豆に関する多岐にわたった研究を行い、これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていきたいと思います。小豆の機能性研究は、今後も継続し将来的な機能性表示食品としての商品化を目指しております。一方で、今後は生産活動で生じる食品廃棄物(小豆の煮汁、おから等)の有効活用、バイプロダクト化を意識した研究にも力をいれてまいります。(菓子商品)お客様の健康に寄与する商品としてしっかりと野菜成分を摂取でき、乳酸菌を配合した「ベジぷる(やさいMIXゼリー、トマトゼリー)」を新発売し、市場拡大に繋げました。コロナ禍において食べきりサイズで押すだけ簡単パッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」「もっちりぷるんわらびもち(黒糖・柚子)」「スポーツようかん」など衛生的に食べられる点もご評価いただき、多くのお客様からご好評をいただきました。また、これらの商品をアソートタイプに詰め合わせたEC関連商品も発売しました。また、今後の災害対策に対する意識がいっそう高まってきていることから「えいようかん」「チョコえいようかん」が好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)従来から要望が多かった年間を通じて召し上がっていただける水ようかんとして「和風2連パック水ようかん」を発売し新顧客拡大に繋げました。またお客様の健康に寄与できるレンジで温めるだけの簡単調理が可能な「しょうが湯」「甘酒おしるこ」を発売しました。新型コロナウイルスの影響による家庭内需要の増加、小豆のおいしさ・健康性についてのご評価をいただき「ゆであずき」「つぶあん・こしあん」「ぜんざい・おしるこ」「氷みつ」等の商品が好調に推移しました。またSDGsの観点より地域の原料を活かした「枝豆あんトッピング」を商品化しました。その他、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。 (デイリーチルド商品)今回の新商品である「豆乳寒天」「豆乳もち」はSOYの健康を活かした新食感商品として開発し、販売いたしました。新製法の豆腐の取り組みとして「美し豆腐LONG SHELF LIFE 180」は180日間美味しく食べられる事を実現した商品です。4個入りタイプは海外を中心に、国内へも展開してまいります。1個入りタイプは国内業務用ルートを中心に展開いたします。滋賀県産タマホマレ大豆と沖縄県産にがりにこだわった「そのまま食べて美味しい豆腐」はこれまでの豆腐製造のノウハウと新たな製法で、先ずはそのまま食べて、豆腐の美味しさを楽しめる商品として開発いたしました。また、SDGsの観点より副産物であるおからを活用した「井村屋雪花菜(きらず)冷凍おから5㎏」を開発し、販売いたしました。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)原料、製法、配合にこだわった「ゴールドシリーズ(あずきバー、宇治金時、ミルク金時)」のおいしさ、付加価値を向上させ好評を頂きました。そのバックアップもあり、あずきバー年間総売上本数3億本を達成することができました。また新商品の「ごろろん果肉 アップルパイバー」はリンゴ素材を前面に出し、アップルパイそのものがアイスになったと多くのお客様から絶賛のお声を頂戴することができました。また、CVS向け商品の開発にも注力し、スパイス香る「マサラチャイアイス」など今までにない新感覚で面白さ、楽しさを感じて頂ける商品を販売しCVSからも評価をいただきました。「やわもちアイス」は、2022年度が発売10周年となる記念の年で、10周年記念に合わせて魅力ある新商品の開発を進めました。2019年より発売した新ブランドの「KASANEL」におきましては、洋風タイプを発売し、ターゲット層の幅を広げると同時にCVSのPB商品にも焼き菓子とアイスの融合商品を応用し特色ある商品として販売いたしました。また、輸出関係もラインナップを拡充し、小豆をAZUKIへと、海外のお客様にも高評価を得ました。今後も和風を中心とした更なる拡売を目指すとともに、特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)点心・デリ商品はCVSを中心に商品提案及び供給を行っております。昨年度は熟成発酵の特色ある生地をさらにブラッシュアップしおいしさを引き上げました。また特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。また、家庭内需要の影響もあり、冷凍食品の肉まん・あんまんの販売が好調に推移しました。また冷凍食品に対するニーズの高まりから冷凍の「井村屋謹製 餡ぱん」、「井村屋謹製 カリーぱん」の新シリーズを発売するなど、肉まん・あんまん以外の冷凍食品の強化に取り組みました。メディア等でも取り上げていただくなど話題性にも繋がりました。SDGsの考え方から「2コ入 大豆ミートまん」を昨年度発売いたしましたが、今年度は動物性原料一切不使用にリニューアルしさらなる新顧客獲得に繋げました。また、ベジタリアン、フレキシタリアンの食文化の根付いた海外への展開も開始しさらなる市場拡大にチャレンジしています。 (冷凍菓子商品)「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を融合し、自然解凍するだけで包みたての美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。この度ご家庭でいつでも簡単に楽しめる4コ入シリーズとして「4コ入大福(つぶあん)」、「4コ入きなこおはぎ(つぶあん)」、「4コ入あん入黒糖わらび餅(こしあん)」を発売し市場拡大を図りました。今後も多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は422百万円であります。 (2) 調味料事業2021年度七根サイトにおきましては、植物素材に重点を置き、動物性原料を使用しない完全植物性となる「クリーミングパウダー」の開発や、大豆ミートのその独特の風味をマスキングできるような処方や加工工程を研究開発致しました。また、継続項目になりますが、限りある資源及び環境負荷低減の観点から、野菜エキスを製造する際に発生する残渣を有効活用する商品開発を検討しております。 中原サイトにおきましては、スパウチ関連の商品開発(ODM)により新商品3件の獲得をする事が出来ました。更なる商品獲得に向けスパウチ事業に限らずレトルト事業においてもお客様への商品開発(ODM)提案を進めてまいります。今後の新素材開発につきまして、昨今の原材料費や動燃費の高騰に対し、製品価値を高める事や代替となる商品の開発を進めてまいります。また、当社の強みを生かした提案商品開発(ODM)の活動も継続し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は28百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2021|2,918 文字
5 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしいの笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 コロナ禍の状況において①市場、顧客、消費者の変化を俊敏にとらえた新商品開発、②健康志向、免疫力強化等もテーマに取り入れた新商品の開発を推進してまいります。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は69名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は457百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究(血糖値上昇抑制効果)、発酵、栽培技術等、小豆に関する多岐にわたった研究を行い、これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていきたいと思います。小豆の機能性研究は、一昨年には新聞発表等も行いましたが、その後も研究は継続し将来的な機能性表示食品としての商品化を目指しております。(菓子商品)コロナ禍において食べきりサイズで押すだけ簡単パッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」「もっちりぷるんわらびもち(黒糖・柚子)」など衛生的に食べられる点もご評価いただき、多くのお客様からご好評をいただきました。また、これらの商品をアソートタイプに詰め合わせたEC関連商品も発売しました。また、今後の災害対策に対する意識がいっそう高まってきていることから「えいようかん」「チョコえいようかん」が好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)主力商品である「ゆであずきシリーズ」として、全ての原料を北海道産に限定し、包材には環境に配慮したレトルトパウチを使用した「北海道パウチゆであずき」、お客様の健康に寄与できるレンジで温めるだけの簡単調理が可能な「もち麦入りぞうすい(和風だし・中華だし)」を発売しました。新型コロナウイルスの影響による家庭内需要の増加、小豆のおいしさ・健康性についてのご評価をいただき「ゆであずき」「つぶあん」「こしあん」「ぜんざい」「おしるこ」「氷みつ」等の商品が好調に推移しました。その他、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。 (デイリーチルド商品)主力商品である美し豆腐は、「4個入り 美し豆腐」の包装を従来の巾着タイプからピロータイプに変更することでプラスチック使用量を2/3に削減し、リニューアルしました。 また、コロナ禍で消費者の健康意識が一層高まる中、新商品として森永乳業㈱のシールド乳酸菌®を豆腐1個当たり100億個配合した「乳酸菌入り豆腐」を発売しました。 チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいております。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)2012年発売以降ご好評いただいております「やわもちアイス」は、中身とパッケージを刷新いたしました。特に、包材につきましては 紙素材へ変更し、脱プラスチック化を実現しました。リニューアル後の販売も好調です。2020年度は家庭内需要の影響もあり、特にマルチ商品(箱入りタイプ)が好調でした。中でも「BOXやわもちアイス」は大きく伸長しました。2019年より発売した新ブランドのKASANELにおきましては、洋風タイプを発売し、ターゲット層の幅を広げました。また、輸出関係もラインナップを拡充し、海外のお客様にも高評価をいただきました。今後も和風を中心とした更なる拡売を目指すとともに、特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っております。今期は話題性のあるコラボ商品を多く取り扱いました。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。また、今期は家庭内需要の影響もあり、冷凍食品の中華まんが好評でした。新商品として、SDGsの考え方から「大豆ミートまん」を発売いたしました。豚肉不使用で作る大豆ミートまんは今後更なる展開を目指していきたいと考えております。また、SNSから発信を行った「すまん」は、多くの方からの反響をいただきました。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷凍菓子商品)「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を融合し、自然解凍するだけで包みたての美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。新商品としてご家庭でいつでも簡単に楽しめる4コ入シリーズとして「4コ入大福(つぶあん)」、「4コ入きなこおはぎ(つぶあん)」、「4コ入あん入黒糖わらび餅(こしあん)」を発売しました。配合を見直し冷凍中もおいしさキープが可能な冷凍和菓子として仕上げました。今後も多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は433百万円であります。 (2) 調味料事業2020年度は、七根サイトにおきましては、免疫力を上げる素材として、野菜の抗酸化に着目し、野菜のもつ機能性の調査や商品化の検討を行いました。市場を席巻しつつあるプラントベースに関しても、肉の代替とされる大豆たん白に対し、その独特の風味をマスキングできるようなODMに活用できる配合を開発いたしました。中原サイトにおきましては、スパウチ関連の提案商品開発(ODM)を実施した結果、5件の新商品を獲得する事ができました。新工場のPRも併せて引き続き当社の特性である高粘性商品の製造ができる特色を活かし拡販を進めてまいります。今後の新素材開発につきましては、2020年度に引き続き、顧客が期待する素材開発や、提案商品開発(ODM)の活動を迅速に行い、コロナ禍における激動の市場変化にしなやかに対応できる新商品開発を進めてまいります。加えて、SDGsやカーボンニュートラルも念頭においた、新たな商品設計の検討を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は24百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2020|2,702 文字
5 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は74名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は476百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っております。特に2019年10~12月には、あずきのポリフェノールの機能性に関して、学会及び論文発表を行い、新聞記事としても紹介されました。研究成果の活用のために、販売促進や特色ある商品の開発、新規事業につなげるための活動も行っております。(菓子商品)押すだけで食べやすいパッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」は多くのお客様からご好評をいただきました。そこでその特徴をスポーツシーンに活かした「スポーツようかんポケットあずき」や塩分補給を目的とした「ワンプッシュゼリー塩ぷる」、食感が楽しい「もっちりぷるんわらびもち」を発売しました。その他、今後の災害対策に対する意識が高まってきていることから「えいようかん」シリーズが好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)主力商品である「ゆであずきシリーズ」として、開けやすさ、保管しやすさ等、商品の利便性を上げた缶切り不要の「カップゆであずき」を発売しました。また、忙しい方でも手軽に調理ができる「レンジで簡単 ぜんざい、おしるこ」を発売し、好調に推移しました。その他、定番の「お赤飯の素」「氷みつ」や、お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。 (デイリーチルド商品)健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取いただける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアにご利用いただいております。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいております。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も好評をいただき販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいております。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)2019年度BOXタイプを発売後、要望が多かった「オーガニックあずきバー」の単品化を行い、有機市場拡大へ寄与しました。「やわもちアイス」ブランドでは、フルーツを使った「やわもちアイスFruits」の季節限定フレーバー2品(メロン、ストロベリー)を発売し、ご好評いただきました。やわもちBOXタイプも手頃なサイズ感が受け入れられ、伸長しております。焼菓子とアイスを融合させた新ブランド「KASANEL」を立ち上げました。第一弾として「どらやきロールアイス」を発売し、多くの小売業へ導入になり評価いただきました。2020年度は和風の更なる拡売を目指すとともに、特色や更なる付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。 (点心・デリ商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っております。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。また井村屋の技術である「包む」「発酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷凍菓子商品)長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ「もっちり杵つき大福(つぶあん)」、「風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん)」などを発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は441百万円であります。 (2) 調味料事業2019年度は、七根サイトにおきましては、乾燥機であるスプレードライヤーを所持している競合メーカーの商品統廃合があり、その商権を獲得するための「粉末味噌」の商品化を行いました。「粉末味噌」はこれまでもNB品として取り揃えておりましたが、賦形剤として食品添加物を使用しないタイプを作り、粉末味噌市場における新たな商権を獲得する事ができました。当社がもつ素材の特性を比較していただき拡販を進めてまいります。中原サイトにおきましては、スパウチ関連の提案商品開発(ODM)を実施した結果、4件の新商品を獲得する事ができました。引き続き当社の特性である高粘性商品の製造ができる特色を活かし拡販を進めてまいります。また、海外市場に対しても、提案商品開発(ODM)の活動を継続し、ハラール素材で設計したシーズニングを作り採用いただく事ができました。今後の新素材開発につきましては、2019年度に引き続きマーケティング思考を高め、顧客が期待する素材開発や、提案商品開発(ODM)の活動を強化し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は35百万円であります。 (3) その他事業特記事項はありません。
FY2019|2,657 文字
5 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は75名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億30百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性・発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っています。同時に、研究成果を販売促進や特色ある商品、新規事業につなげるための活動も行っています。(菓子商品)小豆の健康性を意識した「煮小豆ようかん」「煮小豆どら焼」シリーズ商品が好調に推移しました。また、主力のお歳暮商品「彩」を、商品パーツの見直しを行いデザイン性もよりバラエティ豊かに表現した「和菓子の彩」へリニューアルしました。その他、お客様のご要望を頂き作る「オリジナル招福羊羹」の取り組みキャンペーンを実施し、ご好評をいただくことができました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。 (食品商品)お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」に続き、本年度は、使い勝手の良いチューブタイプで好評いただいているつぶあんトッピングシリーズの新フレーバー「きなこトッピング」を発売しました。また、仕事や子育てに忙しい働く女性がリラックスできる商品として、素材本来の味・効果が手軽に楽しめる香料・着色料不使用の本格的なシロップの「ゆず蜜S」「しょうが蜜S」を発売いたしました。引き続き、好評を得ている定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。 (デイリーチルド商品)健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取頂ける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアに利用いただいています。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいています。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も、好評をいただき販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいています。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)主力商品である「あずきバーシリーズ」は2017年度に引き続き好評いただき、年間売上本数2億75百万本達成しました。新しい試みとして、有機原料(小豆、砂糖)を使った「オーガニックあずきバー」を発売し、まだまだ市場は小さいですが、今後増える見込みの有機食品市場への参入を図りました。「やわもちアイス」ブランドでは、新シリーズとしてフルーツを使った「やわもちアイスFruits」を投入し、好評いただいています。また、定番アイテムを大きくリニューアルしたことに加え、新フレーバーの「黒ごま」や手頃なサイズ感のファミリーパックを開発しました。このファミリーパックは、新しく建てたAZUKI・FACTORYにて作っています。今後は和風の更なる拡売を目指した開発、そして和洋折衷にも挑戦してまいります。 (点心・デリ商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理が出来ると、ご好評いただいています。また井村屋の技術である「包む」「醗酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷凍菓子商品)長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しています。今年は、食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ(もっちり杵つき大福(つぶあん)、風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん))、ふんわりどら焼(つぶあん)を発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は4億82百万円であります。 (2) 調味料事業2018年度は、前年度に新商品として立ち上げました小豆の薫りを高めることに特化した「アズキ薫るパウダー」を、市場へ浸透させていく段階となりました。そのため、お客様に商品特性をご理解していただく工夫として、飲料への添加効果やフィリングへの添加効果を明らかにするアプリケーション開発に取り組みました。その結果、飲料や菓子の分野で徐々に採用が始まりました。また同時に「井村屋こしあんパウダー」もシリーズ素材商品として紹介し、それぞれの特性を比較していただき拡販を進めています。今後の新規素材開発につきましては、マーケティング思考を高め、顧客が期待とする素材開発や提案商品開発(ODM)を強化し、新顧客および新市場の創出を進めて行きます。上記調味料事業を担当する七根サイトの活動に加え、食品加工事業の中原サイト(旧日本フード株式会社)にも開発専属メンバーを配置しました。両サイトの技術交流で、より迅速なOEM対応とともに提案開発商品(ODM)の開発に着手できる体制としました。当連結会計年度における研究開発費の金額は48百万円であります。 (3) その他の事業特記事項はありません。
FY2018|2,648 文字
5 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は74名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億66百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノール・あずき発酵食品・養液栽培等の研究を行っています。また、「健康寿命延伸のための食の研究開発」として、高カロリー豆腐に続く、高カロリー・高タンパクデザートの開発に取り組んでいます。(菓子商品)小豆の健康性を意識した煮小豆商品として発売した「煮小豆ようかん」に加え、あらたに「煮小豆どら焼」「煮小豆水ようかん」「手作り最中ギフト」(あん:煮小豆あん)もシリーズ商品としてラインナップしました。また、缶プリン発売50周年として、こだわりの製法で仕上げている「昔ながらの缶プリンギフト」もご好評を頂いております。今後もシンプルな原料で素材の味わいを活かした和菓子商品の開発を行ってまいります。 (食品商品)昨年発売したお客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」に続き、本年度は、野菜、小豆、大豆、雑穀など10種類の具材のはいった具入りドレッシング「プラス10(テン)和風玉ねぎ味、トマト味」や、お豆腐で作ったマヨネーズタイプのからだにやさしいドレッシング「やさマヨドレッシング」を発売しました。また、仕事や子育てに忙しい働く女性の手助け商品として、長年の蓄積された中華まんの調理技術を活かした「おにぎりの具 肉みそ味、カレー味」を発売しました。引き続き、好評を得ている定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。 (デイリーチルド商品)美味しく少量でカロリーを摂取できる「高カロリー豆腐」に、スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいています。また、定番の「美し豆腐」も、好評をいただき販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいています。2018年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷菓商品)昨夏の猛暑が追い風となり、「あずきバーシリーズ」の年間売上本数が2億75百万本と、過去最高本数を記録しました。「やわもちアイス」ブランドでは、定番アイテムのリニューアルに加え、「安納芋」や「みたらし」といった新フレーバーを投入し、売上に貢献しました。「kiri®」ブランドとのコラボ商品の展開として、バータイプの「ブルーベリー」と「ストロベリー」やひとくちサイズの新製品を発売し、好評をいただきました。また、新しい挑戦として、アメリカのピーナッツバターブランド「SKIPPY®」とコラボしたバーアイス「SKIPPY®ピーナッツバターアイス」を発売し、話題となりました。今後は和風、洋風ともに更なる拡売を目指した開発、そして和洋折衷にも挑戦してまいります。 (点心・デリ商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」は、脇屋友詞シェフ監修「炙り焼きチャーシューまん」も加わり、ご好評頂いています。また、蒸してから焼成することで新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2017年には新しい「点心・デリ工場」も順調に稼動し、2018年度はさらに生産設備の強化を図ると同時に更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷凍菓子商品)長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しています。今年は、食べ切りサイズで取り扱い易い6コ入和菓子シリーズ(おはぎ、きなこおはぎ、あんころ餅)を発売しました。自然解凍だけでは無く、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜び頂ける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は5億16百万円であります。 (2) 調味料事業2017年度は、2016年度に商品化致しました「アズキ薫るパウダー」において、製造プロセスにおけるコンタミリスクの技術的課題があり、その抜本的な解決の為、製造プロセスの見直しを継続実施して参りました。その結果、年度末にすべての課題を解決する事ができ、実機テストも2018年3月に実施し連続生産対応の目処をつける事ができました。並行して、素材の商品特性を理解して頂くためアプリケーション開発も実施し、飲料への添加効果や、フィリングへの添加効果をPRする為の処方作りを実施いたしました。新技術構築活動としては、造粒時に風味を減衰させない顆粒化について、当社の独自性を生かした技術開発をスタートさせております。海外市場へのアプローチとして、ハラール対応原料の調査を継続実施しております。その結果、ハラール対応ラインの工場稼働率を上げることが出来ました。2017年度は日本フード株式会社と井村屋シーズニング株式会社が統合し井村屋フーズ株式会社として事業をスタートした初年度であり、幅広い開発提案ができる体制となりました。当連結会計年度における研究開発費の金額は50百万円であります。 (3) その他の事業特記事項はありません。
FY2017|2,329 文字
6 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は68名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億55百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」の研究として、あずきポリフェノールの機能性・あずき麹の発酵・養液栽培を行っています。また、「健康寿命延伸のための食の研究開発」として、高カロリー豆腐に続く、高カロリー・高タンパクデザートの開発を進めています。(菓子商品)当社として特色のある商品として、あずきの煮汁、皮を捨てることなく炊き上げあずきの栄養成分を閉じ込めた煮あずきようかんを発売しました。また、焼き菓子商品としても「kiri®」ブランドとのコラボ商品「クリームチーズカステラ」を発売しました。今後も新たなカステラ商品の展開を図っていきたいと思います。 (食品商品)長年の蓄積された知恵と独自技術で、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」を発売しました。引き続き、好評を得ている、定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、今後は、「煮小豆」のようなお客様の健康に寄与できる商品開発に取り組んでまいります。 (デイリーチルド商品)美容・健康&美味の切り口で豆腐をスイーツにした「Soy Dolce(ソイドルチェ)」を販売(地域限定)いたしました。また、定番の「美し豆腐」も好評を頂き販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは「ゴールドシリーズ」の新商品「ゴールドピザまん」が好評を得ることが出来ました。更なる商品展開を推進してまいります。 (冷菓商品)主力商品「あずきバー」シリーズは、24年ぶりに値上げを行いましたが、売上本数は前期比103.2%と好調に推移しました。「やわもちアイス」シリーズは新商品「やわもちアイス わらびもち」が冷菓事業売上に大きく貢献しました。「あずきバー」に次ぐブランドとして順調に成長しています。「kiri®」ブランドとのコラボ商品として新たにカップやコーンタイプも発売し、好評をいただきました。和風、洋風ともに更なる拡売をめざして開発をおこなってまいります。 (点心・デリ商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。好評頂いています「ゴールドシリーズ」に加え、蒸してから焼成することで新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」も発売いたしました。2017年度には「点心・デリ工場」が稼動します。更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。 (冷凍菓子商品)長年培った「小豆加工技術」、「包あん技術」、「凍結技術」を応用し、解凍するだけで作りたての美味しさを味わっていただける和菓子を展開しています。中でも、チルド温度帯で販売することで専門店のようにすっきりとした甘さや素材の美味しさが引き立ったチルド和菓子にも力を入れて開発を行いました。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、お客様にお喜び頂ける商品開発を進めてまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は5億6百万円であります。 (2) 調味料事業新商品開発として、2016年度は、井村屋グループ全体が掲げる方針「NEW・NEXT」の方針に従って以下の活動と準備を行いました。「井村屋こしあんパウダー」は、小豆の持つ餡粒子の特性を活かした商品に対して、今回は小豆の持つ薫に着目し、香料等の食品添加物を使用せず、小豆の薫を付与できる「アズキ薫るパウダー」を商品化致しました。2017年度の食品素材/添加物展ifia Japanにて展示およびアプリケーションでの他社品との添加効果の比較をすることで、商品特長をアピールし市場への周知を図ってまいります。合併のシナジー効果の発揮として、2017年4月にグループ事業会社の日本フード株式会社と井村屋シーズニング株式会社を統合し井村屋フーズ株式会社を設立しました。液体及び個体製品のOEM生産加工技術を有する日本フード株式会社と、粉体加工技術と素材開発力を備える井村屋シーズニング株式会社がひとつになることで、より多様なユーザーニーズへの対応が可能となりました。合併により、お客様が期待又は要望される案件に対し、ソリューションビジネスの幅広い提案対応ができる体制が出来上がりました。海外市場へのアプローチとして、ハラール素材での設計による、粉末醤油を開発しハラール認証登録を行いました。また、当社の登録商品(昆布、ハクサイ、ネギ、醤油、DASHI(Bonito)、DASHI(kombu))を活用したシーズニングを設計し、当社の強みである味つくりにおいてもハラール対応品での提案商談を開始しております。当連結会計年度における研究開発費の金額は49百万円であります。 (3) その他の事業特記事項はありません。
FY2016|1,869 文字
6 【研究開発活動】 当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。 すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。 現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は61名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は4億56百万円であります。 セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。(1) 流通事業(基礎研究)当社のコア原料である「あずき」については、外部研究機関との共同研究体制を構築し、「あずき煮汁から抽出したあずきポリフェノールの機能性研究」「あずきを基質とした醗酵研究」「あずきの水耕栽培研究」等に取り組んでまいりました。これらの研究を更に進め、商品への応用を積極的に推進してまいります。(菓子商品)どら焼の生産を自社化し、当社の餡の強みを活かした特色ある商品を発売し、好評を得ることができました。更に付加価値をつけて拡販してまいります。また、ようかんの新しい切り口として、災害用の「えいようかん」、スポーツ用の「スポーツようかん」、ビジネスギフトとしての「招福ようかん」の更なる展開をはかりました。 (食品商品)氷みつについて、長年使用してきたブロー容器を一新して、新たな付加価値のついた商品として生まれ変わりました。同時にパウチタイプの商品についてもニーズに合わせて提供しました。「ゆであずき」「お赤飯の素」については引き続き好評を得ています。 (デイリーチルド商品)豆腐では、新しい切り口のスマイルケア食として「高カロリー豆腐」を発売しました。さらに同じコンセプトでデザートの開発にも取り組んでいます。チルド用の肉まん・あんまんはゴールドシリーズが好評を得ており、更なる拡売につながるように開発を行ってまいります。 (冷菓商品)和風アイスについては、「あずきバーシリーズ」に加え、「やわもちシリーズ」が順調に成長してきております。また、洋風市場への切り込み戦略として「kiri®」ブランドとのコラボ商品「クリームチーズアイス」が大好評を得て、冷菓事業売上に大きく貢献しました。新しい切り口として和風以外の市場も攻めていけるきっかけとなりました。 (加温商品)CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。「ゴールドシリーズ」をはじめとして、新たな付加価値として「焼成」を加えた商品企画も行い、テスト販売を開始しています。当連結会計年度における研究開発費の金額は4億23百万円であります。 (2) 調味料事業2015年度は、グループシナジーの強化を目的として井村屋グループ内を横断した商品検討プロジェクト「DASHIプロジェクト」を立ち上げ、その活動を中心に商品開発を進めました。そこで得られた市場情報と井村屋グループのストロングポイントを踏まえ、商品開発を進めた結果「とまとだし」を開発致しました。これを市場へ広めていくため、2016年度の食品素材/添加物展ifia Japan では、主力提案商品に「とまとだし」を組み入れ、 1)当社のソリューションビジネスの提案素材として、 2)ODMの切り口としての提案商品として、 3)OEM一貫生産の対応商品として、 4)レシピ開発における当社素材(「完熟トマトパウダー」)の活用事例として、提案致します。また、海外市場へのアプローチとして、日本の技術を活用したベース調味料の提案、そしてハラール素材での設計によりイスラム圏へアピールできる調味料素材として、販売の可能性を追求してまいります。海外市場に向けては、ハラール認証の認知度も上がる中、ハラール登録素材(カツオ、昆布、ハクサイ、ネギ、DASHI(Bonito)、DASHI(kombu))に関する問い合わせをマレーシアやシンガポールのお客様からホームページを通して直接頂き、商権獲得に向け取り組みを強化しています。当連結会計年度における研究開発費の金額は32百万円であります。 (3) その他の事業特記事項はありません。