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コシダカホールディングス(2157)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • カラオケ事業が主力
    コシダカホールディングスは、主に「カラオケまねきねこ」や「ワンカラ」といったブランドでカラオケボックスを直営展開し、収益を得ています。日本国内だけでなく、韓国、マレーシア、タイ、インドネシアなど海外にも積極的に出店しており、グローバルに事業を拡大しているのが特徴です。
  • 不動産管理事業も展開
    子会社である株式会社コシダカプロダクツが、群馬県や神奈川県などで不動産賃貸ビルの所有・運営管理を行っています。これは、自社の店舗展開だけでなく、不動産からの安定的な賃料収入も収益源としていることを示しています。
  • その他事業による多角化
    カラオケ事業以外にも、「まねきの湯」ブランドで温浴施設を運営したり、純飲食店(銀だこハイボール、カフェエクラなど)の経営も行っています。これにより、カラオケ事業に依存しすぎないよう、事業の多角化を進め、収益源を分散させています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • カラオケ事業が主要収益源
    コシダカホールディングスの売上高の大部分と利益のほとんどは「カラオケ事業」から生み出されています。最新年度の売上高は671.62793億円、営業利益は124.05661億円と、グループ全体の業績を牽引する中核事業です。日本国内の「まねきねこ」「ワンカラ」ブランドに加え、海外でも「まねきねこ」ブランドで展開しています。
  • 不動産管理事業による安定収益
    次に規模が大きいのは「不動産管理事業」で、売上高は13.45234億円、営業利益は2.22416億円です。この事業は、自社で保有する不動産を賃貸することで、安定した賃料収入を確保しており、グループ全体の収益基盤を支える役割を担っています。
  • その他事業による多角化
    カラオケ事業と不動産管理事業以外にも、温浴施設「まねきの湯」の運営や、純飲食店(銀だこハイボール、カフェエクラなど)の経営を行う「その他事業」があります。これらの事業は、カラオケ事業への過度な依存を避け、収益源の多様化を図ることで、グループ全体の安定性を高める目的があります。
2025-08 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Karaoke 事業 672 124 18.5%
Realestateadministration 事業 13 2 16.5%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,414 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社コシダカホールディングス)、連結子会社8社(株式会社コシダカ、株式会社コシダカプロダクツ、株式会社コシダカビジネスサポート、株式会社コシダカアミューズメント、株式会社韓国コシダカ、KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE. LTD.、KOSHIDAKA INTERNATIONAL KL SDN. BHD.、株式会社コシダカデジタル)、非連結子会社10社(KOSHIDAKA R&C Co., Ltd.、KHS ENTERTAINMENT LLC、KOSHIDAKA THAILAND Co., LTD.、KOSHIDAKA MALAYSIA SDN. BHD.、PT. KOSHIDAKAINTERNATIONAL INDONESIA、KOSHIDAKA MALAYSIA PJ SDN. BHD.、株式会社コシダカメンテナンス、KOSHIDAKA CA INC.、KOSHIDAKA USA INC、KOSHIDAKA PHILOPPINES INC.)、関連会社1社(株式会社KMVR)により構成されており、カラオケ事業を主たる業務としております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することになります。また、上記のうち、株式会社コシダカデジタルについては、当社グループにおける重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めており、当社の連結子会社であったKOSHIDAKA SINGAPORE PTE. LTD.を、2024年12月27日付けで清算結了したことに伴い、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。株式会社コシダカメンテナンス、KOSHIDAKA CA INC.、KOSHIDAKA USA INC、KOSHIDAKA PHILOPPINES INC.の4社が当連結事業年度において設立され、いずれも非連結子会社としております。 (1) カラオケ事業日本国内においては、株式会社コシダカが、「カラオケまねきねこ」及びひとりカラオケ専門店「ワンカラ」ブランドにより、直営のカラオケボックス店の経営及び店舗展開を行っております。海外においては、株式会社韓国コシダカが「まねきねこ」ブランドによって韓国国内でカラオケボックス直営店を展開しております。なお、KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE. LTD.及びKOSHIDAKA INTERNATIONAL KL SDN. BHD.は海外カラオケ事業を統括することを目的に、シンガポール及びマレーシアに設立されております。 (2) 不動産管理事業株式会社コシダカプロダクツが、群馬県、神奈川県などに保有する不動産賃貸ビルの所有及び運営管理等を行っております。 (3) その他事業株式会社コシダカが、「まねきの湯」ブランドにより、国内で直営の温浴施設2施設の運営を行っている他、カラオケサービスを提供していない純飲食店である銀だこハイボール4店舗、カフェエクラ1店舗等の店舗運営を行なっております。 以上に記載した当社グループの事業と主な関係会社の事業系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
より魅力的な娯楽サービスに取って代わられる可能性があり、価格競争に晒される。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:カラオケ離れによる業績影響 / 新規事業の不確実性 / 感染症流行による臨時休業・時短営業
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「まねきねこ」ブランドは一定の認知度を持つが、特許や独占的IPは限定的。カラオケ業界内でのブランド力は存在するものの、他業種への応用や強力な知的財産権による参入障壁は低い。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

カラオケボックスの利用者は、店舗間の乗り換えに対する心理的・物理的コストは低い。しかし、ポイントカードや会員制度による囲い込みは一定の効果を持つ。特に「まねきねこ」の会員は、割引や特典を理由に継続利用する傾向が見られる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

カラオケボックス事業には、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すといったネットワーク効果は基本的に存在しない。個々の店舗の利用状況が他の利用者の満足度に直接影響を与える構造ではない。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

「まねきねこ」は、業界内でも低価格帯を維持しており、効率的な店舗運営と仕入れによるコスト競争力を持つ。特に、フリータイムやワンドリンク制などの価格設定は、顧客にとって魅力的であり、集客に貢献している。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

コシダカホールディングスは、国内に多数のカラオケ店舗を展開しており、一定の規模の経済を享受している。特に「まねきねこ」ブランドは、全国的な店舗網を構築しており、スケールメリットを活かした運営が可能。

  • 広範な店舗ネットワーク
    コシダカホールディングスは、日本全国に703店ものカラオケ店を展開しており、さらに韓国、マレーシア、タイ、インドネシアといった海外にも多数の店舗を持っています。この広範な店舗網は、顧客へのアクセスを容易にし、ブランド認知度を高める上で大きな強みとなります。
  • 多様なブランド展開
    主力ブランドである「カラオケまねきねこ」に加え、一人カラオケ専門店の「ワンカラ」を展開することで、多様な顧客ニーズに対応しています。これにより、幅広い層の顧客を取り込み、市場シェアを拡大する戦略をとっています。
  • 海外市場への積極展開
    韓国、マレーシア、タイ、インドネシアなどアジア地域を中心に海外展開を加速しており、KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE. LTD.などが海外事業を統括しています。これにより、国内市場の成熟化リスクを分散し、成長が見込まれる海外市場での収益機会を獲得しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、「私達の使命は、進化させた有意なサービス・商品を常に考案し、そして全世界の人々に提供し続けることによって、豊かな余暇生活の実現と希望に溢れた平和な世界の構築に貢献することである。」を経営理念として掲げております。上記の経営理念のもとに、激しく変化する経営環境を的確に捉え、経営資源を有効に活用し、企業価値の向上を実現させることにより、株主、投資家及びその他のステークホルダーの期待に応えてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、世界の人々の健康で豊かな余暇生活を創造してまいります。 自由な発想で新しいコンテンツを開発し、娯楽を人々の暮らしになくてはならないものにしてゆくために、カラオケ事業30年間で培った事業基盤を強みに、プライベートエンターテインメントの裾野を広げてまいります。 (3) 目標とする経営指標当社グループが重視する指標は、ROA(総資産利益率)であります。投下資本をできるだけ少なくするように努め、その前提のもとにより大きな売上を上げ、利益を確実に獲得し、投資を早期に回収することに経営の重点を置いております。 (4) 会社の対処すべき課題 2019年9月から取り組んでいる中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」(EIP:Entertainment Infrastructure Plan)の最終目標の達成時期を2027年8月期と明確化し、2027年8月期までを本ビジョンの仕上げの時期(EIPファイナルステージ)と位置づけ、実現に向け以下の諸施策を一層加速してまいります。  ① 店舗網の拡充とカラオケルーム数の拡大引き続き高稼働が期待できる首都圏駅前・繁華街への出店を継続する他、近畿・中京エリアへの重点出店と並行して、出店余地の大きいエリアへの出店、既存店舗のリロケーションによる大型化・効率化を進め、出店ペースを加速する予定です。また、市場開拓余地のより大きい海外市場においても、収益モデルのブラッシュアップ、展開エリアの拡大を含め、積極的な展開を継続する予定です。なお、2025年11月1日に株式会社スタンダードが運営する「JOYSOUND」ブランドのカラオケ店舗等約70店舗の事業を当社子会社による吸収分割にて承継いたしました。 ② 各種エンターテインメントの提供カラオケ以外にも提供するサービスを多様化することでカラオケルームをPER(Private Entertainment Room)化する施策については、既存サービスのブラッシュアップに加え、新たなエンターテインメントプラットフォームとして「E-bo」の全店導入を行います。「E-bo」には当連結会計年度に導入した「本人音源」楽曲の追加の他、ミラーリング機能、スポーツコンテンツの視聴機能やゲームの実装等エンタメボックスとしての機能を順次追加しており、今後も機能・コンテンツの拡充を進めます。 ③ 人財の採用と育成上記ビジョン実現のための基盤である人財の採用と育成を一層強化する方策として、新人事制度WIP(Koshidaka Workstyle Innovation Plan)を進め、報酬の更なる上昇を目論んでおります。また、新POSシステムの導入を含む諸施策により生産性の一段の向上を見込んでおります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、「私達の使命は、進化させた有意なサービス・商品を常に考案し、そして全世界の人々に提供し続けることによって、豊かな余暇生活の実現と希望に溢れた平和な世界の構築に貢献することである。」を経営理念として掲げております。上記の経営理念のもとに、激しく変化する経営環境を的確に捉え、経営資源を有効に活用し、企業価値の向上を実現させることにより、株主、投資家及びその他のステークホルダーの期待に応えてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、世界の人々の健康で豊かな余暇生活を創造してまいります。 自由な発想で新しいコンテンツを開発し、娯楽を人々の暮らしになくてはならないものにしてゆくために、カラオケ事業30年間で培った事業基盤を強みに、プライベートエンターテインメントの裾野を広げてまいります。 (3) 目標とする経営指標当社グループが重視する指標は、ROA(総資産利益率)であります。投下資本をできるだけ少なくするように努め、その前提のもとにより大きな売上を上げ、利益を確実に獲得し、投資を早期に回収することに経営の重点を置いております。 (4) 会社の対処すべき課題 2019年9月から取り組んでいる中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」(EIP:Entertainment Infrastructure Plan)の最終目標の達成時期を2027年8月期と明確化し、2027年8月期までを本ビジョンの仕上げの時期(EIPファイナルステージ)と位置づけ、実現に向け以下の諸施策を一層加速してまいります。  ① 店舗網の拡充とカラオケルーム数の拡大引き続き高稼働が期待できる首都圏駅前・繁華街への出店を継続する他、近畿・中京エリアへの重点出店と並行して、出店余地の大きいエリアへの出店、既存店舗のリロケーションによる大型化・効率化を進め、出店ペースを加速する予定です。また、市場開拓余地のより大きい海外市場においても、収益モデルのブラッシュアップ、展開エリアの拡大を含め、積極的な展開を継続する予定です。なお、2025年11月1日に株式会社スタンダードが運営する「JOYSOUND」ブランドのカラオケ店舗等約70店舗の事業を当社子会社による吸収分割にて承継いたしました。 ② 各種エンターテインメントの提供カラオケ以外にも提供するサービスを多様化することでカラオケルームをPER(Private Entertainment Room)化する施策については、既存サービスのブラッシュアップに加え、新たなエンターテインメントプラットフォームとして「E-bo」の全店導入を行います。「E-bo」には当連結会計年度に導入した「本人音源」楽曲の追加の他、ミラーリング機能、スポーツコンテンツの視聴機能やゲームの実装等エンタメボックスとしての機能を順次追加しており、今後も機能・コンテンツの拡充を進めます。 ③ 人財の採用と育成上記ビジョン実現のための基盤である人財の採用と育成を一層強化する方策として、新人事制度WIP(Koshidaka Workstyle Innovation Plan)を進め、報酬の更なる上昇を目論んでおります。また、新POSシステムの導入を含む諸施策により生産性の一段の向上を見込んでおります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(2024年9月1日から2025年8月31日)におけるわが国経済は、ウクライナ戦争、中東におけるイスラエルとその周辺勢力間の紛争に起因するエネルギー・食料品の価格上昇が継続する中、米トランプ新政権による関税施策なども影響し、物価は概ね高止まり傾向で推移しました。国内の物価に影響の大きい為替レートについては日米両金融当局の政策スタンスの転換点を迎え、景況感・物価に関連する経済指標に敏感に反応する地合いが継続しましたが、それぞれ転換点を超え、金融政策についてはそのスピードと幅を注視する形に移行しております。インバウンド観光客が戻り、大手企業先行とはいうものの給与水準引き上げ傾向を背景に、物価・賃金の安定的上昇につながる可能性も見えてきております。  各セグメントの業績は次のとおりであります。 (カラオケ)主力のカラオケセグメントでは、当連結会計年度においても、積極的出店を継続し、50店舗を開設いたしました。店舗毎に市場状況に応じたきめ細かなプライシングに努め、既存店客数の増勢を持続させることができました。また、中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」の実現に向け、カラオケ以外のエンターテインメントの提供、コンテンツコラボの積極的展開、採用・教育体制の拡充を進めた他、新規エンターテインメント及び各種業務効率化に向けたDX施策の開発・導入準備を進め、新たなエンターテインメントプラットフォームとしてエンタメボックス「E-bo」を首都圏店舗に導入いたしました。さらに「E-bo」追加機能の一つとして「本人音源」楽曲を一部導入しております。また、組織体制の強化の一環として給与水準の引き上げを含む人事制度の刷新(Koshidaka Workstyle Innovation Plan)も行いこの2期の間に社員の平均年収を大幅に引き上げました。海外においても、東南アジアでの新規出店を継続し、マレーシアに2店舗、タイに1店舗の「カラオケまねきねこ」をオープンいたしました。また新たにアメリカ、フィリピンへの進出を決め、アメリカでは物件の選定、フィリピンでは新法人の設立を行いました。当連結会計年度末のカラオケセグメントの国内店舗数は、前連結会計年度末比39店舗増加し703店舗、海外店舗数は同3店舗増の4か国25店舗(韓国4店舗、マレーシア15店舗、タイ4店舗、インドネシア2店舗)となりました。以上の結果、カラオケセグメントの売上高は、671億62百万円(前連結会計年度比9.7%増)、セグメント利益は124億5百万円(同7.9%増)となりました。 (不動産管理)不動産管理セグメントでは、主要物件である「アクエル前橋」、「MANEKI新橋ビル」、「フルーレ花咲ビル」他、既存・新規物件とも安定的に推移いたしました。以上の結果、不動産管理セグメントの売上高は、18億57百万円(前連結会計年度比17.1%増)、セグメント利益は2億22百万円(同102.8%増)となりました。 (その他)その他セグメントでは、飲食店舗5店舗(銀だこハイボール酒場、カフェエクラ)などの収益が堅調に推移しました。以上の結果、その他事業セグメントの売上高は8億79百万円(前連結会計年度比1.9%増)、セグメント利益は37百万円(同74百万円の改善、黒字化)となりました。 以上により、当社グループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度の売上高は693億87百万円(前連結会計年度比9.7%増)、営業利益113億92百万円(同12.1%増)、経常利益115億98百万円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は52億58百万円(同21.9%減)となりました。  当連結会計年度末における財政状態は次のとおりであります。(資 産)当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ68億73百万円増加し685億88百万円(前連結会計年度末比11.1%増)となりました。流動資産は38億88百万円増加し157億91百万円(同比32.7%増)となりました。これは主に現金及び預金が37億15百万円増加したことなどによるものです。有形固定資産は74百万円増加し345億93百万円(同比0.2%増)となりました。これは主に建物及び構築物(純額)が減損処理等が影響し2億10百万円減少した一方、車両運搬具及び工具器具備品(純額)が2億39百万円、建設仮勘定が45百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。無形固定資産は5億31百万円増加し12億27百万円(同比76.3%増)となりました。投資その他の資産は23億79百万円増加し169億76百万円(同比16.3%増)となりました。これは主に繰延税金資産が13億71百万円、長期貸付金が4億11百万円、敷金及び保証金が3億95百万円、投資有価証券が1億16百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。固定資産の総額は29億85百万円増加し527億97百万円(同比6.0%増)となりました。 (負 債)流動負債は9億48百万円増加し149億23百万円(同比6.8%増)となりました。これは主に未払金が14億47百万円、契約負債が3億74百万円、それぞれ増加した一方、未払法人税等が4億70百万円、1年以内返済予定の長期借入金が3億75百万円、それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は11億74百万円増加し185億59百万円(同比6.8%増)となりました。これは主に長期借入金が14億63百万円、資産除去債務が8億40百万円、それぞれ増加した一方、転換社債型新株予約権付社債が10億円減少したことなどによるものです。負債の総額は21億22百万円増加し334億83百万円(同比6.8%増)となりました。 (純資産)純資産は47億50百万円増加し351億5百万円(同比15.7%増)となりました。これは主に利益剰余金が33億58百万円、資本金が5億円、資本剰余金が5億円、為替換算調整勘定が3億93百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より36億88百万円増加し、104億39百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動により、資金は127億74百万円増加(前連結会計年度は125億81百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益72億55百万円、減価償却費46億65百万円、減損損失33億89百万円があった一方、法人税等の支払額が37億60百万円あったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動により、資金は82億92百万円減少(前連結会計年度は104億13百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出63億4百万円、無形固定資産の取得による支出5億89百万円、敷金及び保証金の差入による支出7億29百万円、投資有価証券の取得による支出4億44百万円、貸付による支出4億11百万円などがあったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により、資金は7億91百万円減少(前連結会計年度は31億23百万円の減少)となりました。これは長期借入による収入30億円があった一方、長期借入金の返済による支出19億11百万円、配当金の支払額18億79百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況a. 生産、受注の状況 当社は、生産、受注活動は行っていないため該当事項はありません。b. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)前連結会計年度比(%)カラオケ(千円)67,162,793109.7不動産管理(千円)1,345,234116.6その他事業(千円)879,122101.9合計(千円)69,387,151109.7    (注1)セグメント間の取引については相殺消去しております。セグメント間取引の売上高は、不動産管理事業5億11百万円となっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、一定の会計基準の範囲内での見積りが行われている部分があり、資産及び負債、並びに収益及び費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高693億87百万円、営業利益113億92百万円、経常利益115億98百万円、親会社株主に帰属する当期純利益52億58百万円となりました。当連結会計年度における売上高及び営業利益の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。営業外収益は貸倒引当金戻入や解約金収入等により3億77百万円、営業外費用は支払利息等によ1億72百万円となりました。特別利益は固定資産売却益により1百万円、特別損失は減損損失等により43億44百万円となりました。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性についての分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

事業リスク

  • カラオケ離れの進行
    より魅力的な娯楽サービスの登場や業界内での社会問題発生により、カラオケ利用者が減少する可能性があります。これにより、主力であるカラオケ事業の業績に悪影響が及ぶ恐れがあります。
  • 不動産管理事業の空室リスク
    不動産管理事業では、ビルを一括借り上げして転貸するサブリース運用を行っています。テナントの急な退出や長期の空室が発生した場合、テナントの有無にかかわらず不動産オーナーに定額の家賃を支払い続ける必要があるため、業績に重大な影響が出る可能性があります。
  • 感染症流行による影響
    日本国内外で多数のカラオケ店や飲食店、温浴施設を展開しているため、新型インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行した場合、店舗の臨時休業や時短営業により、売上高や利益が大幅に減少する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|4,950 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスク並びに変動要因は、以下のようなものがあります。当社グループでは、これらリスクの存在を認識した上で、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)基幹産業の経営環境に係わるもの ① カラオケ事業について より魅力的な娯楽サービスに取って代わられる、あるいは業界内で社会問題が起こるなどにより、結果としてカラオケ離れが進む場合には、カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、中期経営ビジョンとして「エンタメをインフラに」を掲げ、カラオケルームをこれまでにない楽しみ方を提供する場とするため、コンテンツ開発を始めとする様々な投資を進めております。これらが当社の意図通りにはお客様に受け容れられない場合には、カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 年間の出店計画に基づいて、出店基準に沿った物件開発、出店を行っておりますが、当社の出店基準に合致した物件が確保できず出店数が出店計画と乖離した場合や新規店舗の業績が計画通りに推移しない場合には、カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 不動産管理事業について 不動産管理事業におきましては、不動産オーナーからビル等を一括して借り上げ当社グループがテナントに転貸するサブリース運用を行っており、不動産オーナーに対する契約の期間において、テナントの有無や当社が受け取る家賃の額に関係なく毎月定額の家賃を支払いする内容となっております。このため、テナントの事情による急な退出が起こった場合、またそれに伴い長期間あるいは大量の空室が発生した場合には、不動産管理事業の業績に重大な影響が発生する可能性があります。 ③ その他事業について その他事業におきましては、温浴施設及び飲食サービス店舗の運営について、直接お客様の健康と飲食に係わる事業であるため、施設の衛生管理とお客様の安全確保が非常に重要であり、当社グループでは、法令順守はもとより、所管保健所等の関係各所と適切な連携を取りながら、日常から「施設・設備」と「従業員」を重視した衛生管理を実施しております。しかしながら、様々な感染症や集団食中毒の発生等による事故も起きております。万一事故が発生した場合、店舗の信用は揺らぎ、その回復に時間を要す等、その他事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人材の確保・育成について 当社グループは、多店舗展開を行う接客サービス業であり、お客様にご満足のいただける接客と固定客の確保を継続実現させていくためには、人材の確保と育成が常に課題であり、計画的に募集・採用活動を行い人材の確保を行うとともに、事業毎に教育制度を設けて人材の育成に努めております。 しかしながら、採用がますます難しくなる場合あるいは退職者が増加する場合には、店舗の管理を行う店長及びマネージャーにふさわしい優秀な人材を十分に確保できなくなるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 新規事業について 当社グループは、エンタメを社会のインフラストラクチャーに育て上げ、グループ全体の収益力を強化することによって企業価値をさらに向上させるため、今後も既存業種新業態という基本的な考え方の下、新規事業の開拓に取り組んでいく方針であります。しかしながら、新規事業においては不確定要素も多いことから、収益化に至るまで当初計画以上の時間を要する可能性もあり、さらには事業展開が計画通りに進まなかった場合には、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ M&A及び組織形態の変更等について 当社グループは、新規事業展開の過程において他社からの事業の譲り受け、他社との提携、もしくは他社への出資やM&A等を行う、あるいは子会社・関連会社の設立等により組織形態の変更を行う可能性があります。しかしながら、全ての経営施策が計画通りの成果をあげる保証はなく、市場環境等の急激な変動による想定外の損失の発生や、あるいは取得した事業もしくは子会社の業績不振等により当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。  ⑦ 感染症等の影響について 当社グループは、日本全国で703店のカラオケ店、その他飲食店・温浴施設等を展開するとともに、韓国、マレーシア、タイ、インドネシアにおきましても多数のカラオケ店を展開しております。新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症が流行した場合、感染状況によっては一部店舗の臨時休業や時短営業などにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (2) 財政状態及び経営成績に係るもの① 敷金・保証金の回収について当社グループは、賃借による出店を基本としており、店舗の賃借に際しては家主へ敷金・保証金を差し入れております。当社グループは、賃貸借契約の締結に際しては、物件所有者の信用状況を確認する等、回収可能性について十分検討のうえ決定しております。しかしながら、物件所有者の財政状況が悪化した場合には、敷金・保証金の回収が困難となる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。② 減損会計の影響について当社グループが所有する固定資産並びに当社が有する子会社株式や金銭債権等につきましては、減損処理に関する会計基準及び減損処理に関する社内規程に基づいて、毎期減損の判定を行っております。これにより営業活動から生じる損益が継続的にマイナスとなる店舗に対する減損が認識された場合や店舗を閉鎖することとなった場合、また各子会社の業績に基づく株式価値等の評価結果による減損損失の計上により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 経営成績の季節変動要因について当社グループの主力事業であるカラオケ事業は、既存店においては年末年始の忘年会、新年会シーズンである毎年12月から翌年1月を含む第2四半期連結会計期間における売上高が最も大きく、セグメント利益の多くを第2四半期連結会計期間で計上するといったような季節変動要因があり、同期間の営業成績がカラオケ事業及び当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。過去4年間の各四半期におけるカラオケ事業セグメントの売上高、セグメント利益の推移は次表のとおりとなっております。既存店の季節要因はあるものの、新規出店による店舗増の影響により、四半期毎の売上高は増加傾向となっております。(カラオケセグメントの経営成績の推移)(単位:百万円)決算期 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期年度合計2022年8月期売上高5,9489,71210,04410,47236,178セグメント利益又は損失(△)△9501,5711,2281,1623,0122023年8月期売上高10,74113,70113,79214,08452,318セグメント利益7843,2542,7192,2499,0062024年8月期売上高12,70716,88315,29616,35961,246セグメント利益1,0004,5482,5543,38811,4932025年8月期売上高14,56418,33616,79417,46767,162セグメント利益1,0364,6123,4873,26912,405 (3) 資金調達に係るもの当社グループの借入金に係る金融機関との契約には、財務制限条項が付されているものがあります。当該財務制限条項に抵触し資金調達に支障が生じた場合には、当社グループ経営成績や財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。 (4) 法的規制について① 飲酒運転について当社グループの運営する事業の中には、お客様に酒類を提供している店舗があります。飲酒運転及びその幇助に対する社会的批判の高まりと、交通警察による取締り強化が進むなか、当社グループではお客様に対して、飲酒後車の運転を行わないように、運転代行業者の紹介等を含め、店員による声かけ及び室内掲示物によるご案内を通じ、十分注意喚起を行っております。しかしながら、お客様が当社グループの店舗での飲酒後に、車を運転し交通事故を起こされたことにより、当社グループならびに従業員が飲酒運転の幇助に関する罪に問われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。② 20歳未満者による飲酒・喫煙について当社グループの多くの店舗には、20歳未満のお客様も数多く来店します。店内掲示物により20歳未満者が飲酒をしないように呼びかけるとともに、入室時に年齢確認を着実に行うことにより、20歳未満者による飲酒・喫煙を回避するための注意喚起と努力を行っております。しかしながら、20歳未満者が当社グループ店舗で飲酒・喫煙をしたことにより、当社グループが法令違反等による罪に問われるあるいは店舗営業が制限された場合には、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 「消防法」、「建築基準法」等について当社グループが運営する店舗は「消防法」、「建築基準法」及び「都市計画法」による規制を受けており、不慮の火災等によりお客様に被害が及ばぬように、防火対策についてはマニュアルを整備し社員教育を施し、年に2回の消防訓練を行い、法令遵守に努めております。「消防法」、「建築基準法」及び「都市計画法」上の問題を生じぬように、法律改正への対応及び行政上の指導については、全ての事項について必要な改善及び届出を済ませており、その後も継続しております。しかしながら、不測の事態によって、当社店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。④ 「食品衛生法」について当社グループの運営するカラオケ事業及び温浴事業では、「食品衛生法」の規制を受けております。当社グループが運営する当該事業の店舗では、各店舗に食品衛生管理者を置き、厚生労働省の定めるところにより、都道府県知事の許可を得なければなりません。当社グループでは、マニュアル等の整備及び社員に対する教育指導により、衛生管理には十分注意をはらっておりますが、万が一、食中毒の発生等により食品衛生法に違反した場合には、違反を行った店舗に対する営業許可の取り消し等の処分が行われ、当該事業の業績や当社グループの企業イメージに影響を及ぼす可能性があります。また海外店舗においても、各国の法制度に基づいた規制を受けております。⑤ 「青少年の健全な育成に関する条例」等について当社グループの運営する事業には、「青少年の健全な育成に関する条例」等の規制を受けているものがあります。同条例は、全国の都道府県で制定されており、入場者の年齢による入店時間制限、コンテンツの健全性に関する規制等により青少年の健全な育成を図ることを目的として制定されております。当社グループは、法令遵守の観点から、各都道府県の条例に則り店舗への指導・運営を行っておりますが、条例の改正等により新たな規制が強化された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 個人情報保護法について当社グループの運営する事業には、国内外において会員制度を採用している事業があるため、お客様の個人情報を取得しており、日本国内だけではなく海外も含めて個人情報の保護に関連する法律を遵守する必要があります。ガイドラインに従い、社内教育や顧客情報の保管管理等を徹底し、個人情報の流失防止を図っております。 しかしながら、不測の事態によって、個人情報の外部流出が発生した場合には、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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