中広(2139)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 74 | 5 | 3 | 3 | 18.5 | 51.4 | — | 50.4 |
| FY2017 | 74 | 2 | 1 | 3 | 7.6 | 21.9 | 11.0 | 48.6 |
| FY2018 | 71 | 1 | 3 | 2 | 11.9 | 39.1 | 12.0 | 54.5 |
| FY2019 | 69 | -1 | -0 | -2 | -0.9 | -2.8 | 12.0 | 56.9 |
| FY2020 | 66 | -3 | -4 | -3 | -21.4 | -54.1 | 0.0 | 44.5 |
| FY2021 | 71 | 1 | 1 | 0 | 5.7 | 14.9 | 0.0 | 44.6 |
| FY2022 | 85 | 2 | 1 | 1 | 4.5 | 12.5 | 5.0 | 39.9 |
| FY2023 | 102 | 3 | 2 | 6 | 9.6 | 28.4 | 10.0 | 37.4 |
| FY2024 | 113 | 3 | 2 | -2 | 7.7 | 24.1 | 12.0 | 39.9 |
| FY2025 | 122 | 4 | 2 | 3 | 8.2 | 27.7 | 12.0 | 39.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
中広は広告代理店事業が主軸であり、特定の強力なブランドや特許による無形資産の優位性は限定的。長年の顧客との関係やノウハウは存在するものの、それが他社との明確な差別化要因となるほどではない。
広告代理店という性質上、顧客が広告媒体や代理店を変更する際の切り替えコストは一定程度存在する。特に、長年の取引で築かれた信頼関係や、特定の媒体とのコネクションは容易に失いたくない要素となる。
広告媒体とのネットワークや、顧客との関係性は存在するが、それが強力なネットワーク効果を生み出しているとは言えない。プラットフォーム型ビジネスのような、利用者が増えるほど価値が増す構造ではない。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。広告媒体への出稿料などは市場価格に左右されやすく、独自のコスト削減能力が突出しているわけではない。人件費や運用コストが主。
売上高は増加傾向にあるが、広告業界全体で見ると中堅規模。一定の規模による仕入れ交渉力や、広範な広告展開能力は存在するものの、圧倒的なシェアを持つわけではない。
競合との比較優位
ADKはより広範なメディアとクリエイティブ能力を持ち、グローバル展開も進めている。中広は地域密着型や特定のメディアに強みを持つ可能性があるが、全体的な規模と多様性では劣る。
ベクトルはPR分野に強みを持ち、SNSマーケティングなど新しい手法に積極的。中広は伝統的な広告手法が中心と見られ、デジタルシフトやPR分野での差別化が課題となる可能性がある。
強気シナリオ
デジタル広告分野への積極的な投資と、データ分析能力の強化による新規顧客獲得と既存顧客単価の向上。
M&Aによる事業領域の拡大や、シナジー効果による収益性の改善。
景気回復に伴う広告需要の増加による、売上・利益の拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
デジタル広告市場の競争激化による、広告単価の下落と収益性の悪化。
顧客ニーズの変化への対応遅れや、競合他社への顧客流出。
景気後退による広告予算の削減圧力の高まり。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
デジタル広告市場の急激な変化や、AIによる広告運用効率化が進む中で、中広の既存のビジネスモデルが陳腐化し、顧客基盤を維持できなくなるリスク。特に、大手プラットフォーマーとの競争で劣後し、収益性が著しく低下するシナリオ。
5年後のモート予測
デジタル広告へのシフトとデータ活用が進み、新規事業も軌道に乗ることで、売上は年率10%以上、営業利益率は5%超えを目指す。ROEは10%以上を維持。
緩やかな経済成長と広告市場の回復に伴い、売上は年率5%程度で成長。営業利益率は4%前後で推移し、ROEは7-8%程度を維持する。
デジタル広告市場の競争激化や景気後退により、売上成長は鈍化し、営業利益率は3%を下回る。ROEは5%を下回る可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 34億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 5年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 30.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.56倍 |
合格数:1/7 部分的合格