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第一建設工業(1799)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 建設事業
    鉄道工事や公共性の高い建設工事を主に手掛けています。
  • 不動産事業
    不動産の賃貸や仲介などを行っています。
  • グループ構成
    当社と2つの子会社で建設と不動産事業を展開しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 建設事業
    売上高が約569億円で、グループの主要な収益源です。
  • 不動産事業
    売上高が約10億円で、建設事業を補完する役割を担っています。
  • 地域構成
    事業は主に日本国内で展開されています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ConstructionBusiness 地域 569 70 12.2%
RealEstateBusiness 地域 11 2 22.0%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|358 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(第一建設工業株式会社)及び子会社2社で構成され、主として建設事業及び不動産事業を展開しており、当企業集団に係る位置づけは、次のとおりであります。 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)建設事業 当社が建設工事の施工を行うほか、子会社の㈱ホームテック・旭、㈱シビル旭が建築及び土木の少額工事の施工を行っており、その一部を当社が発注しております。 なお、その他の関係会社である東日本旅客鉄道㈱は、当社の建設事業の主要な取引先であります。(2)不動産事業 当社及び㈱ホームテック・旭が不動産の賃貸及び仲介等を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
主要建設資材等が急激に高騰しても請負金額に反映することが困難な場合があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
鉄道工事に特性を有する総合建設業であり、創業以来培ってきた鉄道工事における専門技術力。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:建設市場の動向 / 工事事故の発生 / 原材料価格の高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ブランド力や特許などの無形資産は限定的。公共事業中心の建設業であり、技術力や実績が評価されるが、直接的なブランド価値は低い。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

顧客(特に官公庁)との長年の信頼関係や、特定の工法・技術に関するノウハウは乗り換え障壁となりうる。しかし、公共事業の入札においては価格競争も激しく、完全な囲い込みは難しい。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ネットワーク効果が働く事業ではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設業特有のコスト構造であり、他社との圧倒的なコスト差を生み出す要因は少ない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

中堅ゼネコンとして一定の事業規模を有しており、大規模プロジェクトの受注や資材調達において一定の優位性を持つ。ただし、大手ゼネコンと比較すると規模の経済は限定的。

  • 鉄道工事の専門性
    長年の経験で培った鉄道工事の専門技術力に強みがあります。
  • JR東日本との関係
    東日本旅客鉄道株式会社との長年にわたる信頼関係が基盤です。
  • 公共性の高い事業
    鉄道工事など公共性の高い事業が多く、安定した受注につながっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、鉄道を中心とした地域の交通インフラなど公共性の高い建設事業を柱に社会資本の整備を担う企業として、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築し、地域社会の発展に貢献してまいります。また、環境変化に対応する技術革新や幅広い人材育成に努め、高品質で安全性に優れた成果物を提供することで、お客様からの高い満足と信頼を獲得し、社会とともに発展し続ける企業づくりに邁進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2024年度を初年度とする「中期経営計画 変革2028(2024年度~2028年度)」を策定し、以下の中期経営目標を掲げております。なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。〔中期経営目標(2028年度の経営目標)〕①売上高・利益目標    「売上高560億円 営業利益50億円」②配当性向        「50.0%以上」③総還元性向目標     「100%以上(各年)」④ROE目標       「5.0%」⑤投資計画        「営業CF260億円」              内訳 戦略事業投資110億円                 維持更新投資 70億円                 株主還元   80億円以上 (3) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題建設業界におきましては、公共建設投資及び民間建設投資は底堅く推移することが見込まれるものの、慢性的な労働者不足や原材料価格の高止まり等のリスクもあることから、依然として厳しい状況が続くものと見込まれます。また、2024年4月から建設業における時間外労働の上限規制、地球環境問題、健康増進を基盤とした働き方改革への対応、急成長するIT化への対応、少子高齢化等は、喫緊の課題となっております。このような経営環境の中、当社は2024年を初年度とする「中期経営計画 変革2028(2024~2028年度)」を策定しました。当社は、経営スローガンとして「変革と現状打破~ルールの目的・本質を理解し、コミュニケーションとチームワークで目指す、究極の安全と品質~」を掲げ、「4つの経営方針」を基盤としたダイナミックケイパビリティの向上を通じて「4つの変革」と「成長戦略」の推進に取り組んでおります。また、ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、株主資本コストや株価を意識した経営による持続的成長と企業価値向上の実現に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、鉄道を中心とした地域の交通インフラなど公共性の高い建設事業を柱に社会資本の整備を担う企業として、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築し、地域社会の発展に貢献してまいります。また、環境変化に対応する技術革新や幅広い人材育成に努め、高品質で安全性に優れた成果物を提供することで、お客様からの高い満足と信頼を獲得し、社会とともに発展し続ける企業づくりに邁進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2024年度を初年度とする「中期経営計画 変革2028(2024年度~2028年度)」を策定し、以下の中期経営目標を掲げております。なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。〔中期経営目標(2028年度の経営目標)〕①売上高・利益目標    「売上高560億円 営業利益50億円」②配当性向        「50.0%以上」③総還元性向目標     「100%以上(各年)」④ROE目標       「5.0%」⑤投資計画        「営業CF260億円」              内訳 戦略事業投資110億円                 維持更新投資 70億円                 株主還元   80億円以上 (3) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題建設業界におきましては、公共建設投資及び民間建設投資は底堅く推移することが見込まれるものの、慢性的な労働者不足や原材料価格の高止まり等のリスクもあることから、依然として厳しい状況が続くものと見込まれます。また、2024年4月から建設業における時間外労働の上限規制、地球環境問題、健康増進を基盤とした働き方改革への対応、急成長するIT化への対応、少子高齢化等は、喫緊の課題となっております。このような経営環境の中、当社は2024年を初年度とする「中期経営計画 変革2028(2024~2028年度)」を策定しました。当社は、経営スローガンとして「変革と現状打破~ルールの目的・本質を理解し、コミュニケーションとチームワークで目指す、究極の安全と品質~」を掲げ、「4つの経営方針」を基盤としたダイナミックケイパビリティの向上を通じて「4つの変革」と「成長戦略」の推進に取り組んでおります。また、ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、株主資本コストや株価を意識した経営による持続的成長と企業価値向上の実現に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、個人消費に一部足踏みが残るものの、企業収益の改善による設備投資の持ち直しや雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調で推移しました。 建設業界におきましては、公共建設投資は政府の経済政策等により底堅く推移し、民間建設投資も企業収益の改善を背景に底堅く推移しました。 このような状況の中で当社は、安全を最優先し、最良の総合品質の提供によりお客様満足の向上を目指すとともに、目標達成に向け、技術力の向上や厳密な原価管理等に取り組んでまいりました。 この結果、当事業年度における財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。a.財政状態 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比29億9千8百万円(3.7%増)増加の839億4千1百万円となりました。 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億8千万円(5.9%増)増加の122億8千4百万円となりました。 当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末比23億1千7百万円(3.3%増)増加の716億5千7百万円となりました。 b.経営成績 当事業年度における売上高は、前事業年度比40億1千2百万円(7.4%増)増収の580億5百万円となりました。利益につきましては、営業利益が前事業年度比34億2千1百万円(90.7%増)増益の71億9千3百万円、経常利益が前事業年度比35億8百万円(85.7%増)増益の76億4百万円、当期純利益が前事業年度比24億5千万円(87.8%増)増益の52億4千2百万円となりました。  セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比126億2千5百万円(25.7%増)増加の617億7千1百万円となりました。建設事業売上高は、前事業年度比39億5千3百万円(7.5%増)増収の569億2千8百万円となりました。また、セグメント利益は、前事業年度比34億7千7百万円(99.9%増)増益の69億5千7百万円となりました。(不動産事業) 不動産事業売上高は、前事業年度比5千8百万円(5.8%増)増収の10億7千6百万円となりました。また、セグメント利益は、5千6百万円(19.1%減)減益の2億3千6百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末比6億5千9百万円(3.7%減)減少の173億6千1百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、59億8千1百万円となりました。これは、税引前当期純利益の計上等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、37億9千7百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、28億4千3百万円となりました。これは、配当金の支払いや自己株式の取得による支出等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.受注実績セグメントの名称前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)(千円)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)建設事業49,145,94361,771,281(25.7%増)不動産事業1,017,9701,076,787(5.8%増)合計50,163,91362,848,069(25.3%増) b.売上実績セグメントの名称前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)(千円)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)建設事業52,975,44056,928,828(7.5%増)不動産事業1,017,9701,076,787(5.8%増)合計53,993,41058,005,615(7.4%増) (注)1.当社では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)建設事業東日本旅客鉄道株式会社37,013,90068.643,767,71975.5 なお、参考のため建設事業の実績は、次のとおりであります。建設事業における受注工事高及び完成工事高の実績1) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高期別区分前期繰越工事高(千円)当期受注工事高(千円)計 (千円)当期完成工事高(千円)次期繰越工事高(千円)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)土木工事11,728,97433,918,95645,647,93134,087,94211,559,988建築工事16,620,42015,226,98631,847,40718,887,49712,959,910計28,349,39549,145,94377,495,33952,975,44024,519,899当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事11,559,98840,025,90051,585,88939,721,77111,864,118建築工事12,959,91021,745,38034,705,29117,207,05717,498,234計24,519,89961,771,28186,291,18056,928,82829,362,352(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがいまして、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致いたします。 2) 受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)土木工事84.315.7100建築工事50.749.3100当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事91.28.8100建築工事50.949.1100(注) 百分比は請負金額比であります。 3) 完成工事高期別区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)土木工事1,248,12132,839,82134,087,942建築工事2,068,98316,818,51318,887,497計3,317,10449,658,33552,975,440当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事1,164,34538,557,42539,721,771建築工事1,356,21615,850,84017,207,057計2,520,56254,408,26556,928,828 (注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。前事業年度発注者工事件名東日本旅客鉄道株式会社陸羽西線 第二高屋トンネル補強工事伊藤忠都市開発株式会社(仮称)新御徒町計画 新築工事オリックス不動産株式会社(仮称)神田神保町1丁目新築工事東日本旅客鉄道株式会社大館合築駅舎新築他その2工事株式会社エス・ティ・フーズエス・ティ・フーズ生産工場増築計画 当事業年度発注者工事件名株式会社相鉄アーバンクリエイツ(仮称)ゆめが丘大規模集客施設新築工事東日本旅客鉄道株式会社村井橋上駅本屋新築その他工事東日本旅客鉄道株式会社信越線新潟駅付近高架化東工区軌道2相模鉄道株式会社ゆめが丘駅改良工事(建築関係)伊藤忠都市開発株式会社・日鉄興和不動産株式会社(仮称)玉川台二丁目計画新築工事 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)相手先金額(千円)割合(%)相手先金額(千円)割合(%)東日本旅客鉄道株式会社37,013,90069.9東日本旅客鉄道株式会社43,767,71976.9 4) 次期繰越工事高(2025年3月31日現在)区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)土木工事383,44611,480,67211,864,118建築工事2,524,28814,973,94517,498,234計2,907,73426,454,61829,362,352 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。発注者工事件名完成予定東日本旅客鉄道株式会社幹:燕三条旅客上家1号屋根改良2025年12月東日本旅客鉄道株式会社秋田貨物駅構内こ道橋新設工事2025年8月東日本旅客鉄道株式会社幹:浦佐旅客上家1号屋根改良2027年3月東日本旅客鉄道株式会社幹:越後湯沢旅客上家1号屋根改良2027年3月東日本旅客鉄道株式会社幹:長岡旅客上家1号屋根改良2026年3月 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1) 財政状態(資産合計) 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比29億9千8百万円(3.7%増)増加の839億4千1百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動資産合計は、期末施工高の増加による完成工事未収入金の増加や現金預金の増加等により、前事業年度末比20億8千万円(4.4%増)増加の488億9千7百万円となりました。 また、固定資産合計は、賃貸用不動産の取得や線路メンテナンス工事用大型保線機械の取得等による有形固定資産の増加等により、前事業年度末比9億1千7百万円(2.7%増)増加の350億4千4百万円となりました。(負債合計) 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億8千万円(5.9%増)増加の122億8千4百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動負債合計は、繰越工事の増加による未成工事受入金の増加等により、前事業年度末比5億1千3百万円(5.1%増)増加の105億7千3百万円となりました。 また、固定負債合計は、退職給付引当金や長期繰延税金負債の増加等により、前事業年度末比1億6千6百万円(10.8%増)増加の17億1千万円となりました。(純資産合計) 当事業年度末における純資産合計は、当期純利益を主な要因として、前事業年度末比23億1千7百万円(3.3%増)増加の716億5千7百万円となりました。 2) 経営成績(売上高) 当事業年度の売上高は、当事業年度の受注工事の増加を主因として、前事業年度比40億1千2百万円(7.4%増)増収の580億5百万円となりました。(売上総利益・営業利益) 売上総利益は、売上高の増加等により、前事業年度比39億8千1百万円(56.5%増)増益の110億3千2百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、広告宣伝費の増加等により、前事業年度比5億5千9百万円(17.1%増)増加の38億3千8百万円となりました。 この結果、営業利益は、前事業年度比34億2千1百万円(90.7%増)増益の71億9千3百万円となりました。(経常利益・当期純利益) 経常利益は、営業利益の増益を主な要因として、前事業年度比35億8百万円(85.7%増)増益の76億4百万円となりました。 また、当期純利益は、前事業年度比24億5千万円(87.8%増)増益の52億4千2百万円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営に影響を与える大きな要因としては、建設市場の動向、工事事故の発生、原材料価格の高騰、施工物の瑕疵等があります。 建設市場の動向については、慢性的な労働力不足や原材料費の高騰等による採算性の低下など、依然として厳しい経営環境が続くものと認識しております。このような状況の中で当社は、受注獲得に向けた新技術・工法の導入及び商品開発や企画提案技術の向上に積極的に取り組み、技術及び品質で高い評価をいただける技術集団を目指してまいります。 工事事故の発生については、当社は、鉄道工事を基盤とする総合建設業を営む者として、「安全・安心」を常に最優先に考え行動する企業風土を構築し、経営に重大な影響を与えるような事故の発生防止に努めてまいります。 原材料価格の高騰については、協力会社等への直近の発注状況や原材料価格動向を注視することなどにより、請負金額への反映に努めるとともに、協力会社等との関係を強化し、情報交換を密にすることなどにより、更なるコスト削減に努めてまいります。 施工物の瑕疵等については、これまでの厳密な品質管理を継続し、経営に重大な影響を与えるような瑕疵等の発生防止に努めてまいります。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載したとおり、2024年度を初年度とする「中期経営計画 変革2028(2024年度~2028年度)」を策定し、売上利益目標として売上高560億円、営業利益50億円、配当性向50.0%以上、総還元性向100%以上(各年)、ROE5.0%、投資計画(5年間)として260億円という数値目標を掲げております。 この経営目標を達成すべく、安全性の向上、品質の向上、技術力の向上、株主還元といった重点課題に積極的に取り組んでまいります。 なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。 〔中期経営計画の進捗状況〕売上高・営業利益・総還元性向・ROE目標            (単位:億円)指標中期経営目標2025年度(予想)2024年度(実績)売上高560570580営業利益506271配当性向(%)50.0%以上54.2%46.8%総還元性向(%)100%以上100%以上100.9%ROE(%)5.0%―7.4%(注)1.2024年度(実績)の総還元性向につきましては、2025年5月13日に公表いたしました「自己株式の取得に係る事項の決定に関するお知らせ」に記載されております株式の総数または取得価額の総額の上限まで取得したと仮定した数値で記載しております。2.2025年度(予想)のROEにつきましては、中期経営計画の経過年であるため公表しておりません。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比126億2千5百万円(25.7%増)増加の617億7千1百万円となりました。建設事業売上高は、当事業年度の受注工事の増加を主因として、前事業年度比39億5千3百万円(7.5%増)増収の569億2千8百万円となりました。 セグメント利益は、売上高の増加等により、前事業年度比34億7千7百万円(99.9%増)増益の69億5千7百万円となりました。 セグメント資産は、期末施工高の増加による完成工事未収入金の増加等により、前事業年度末比30億1千1百万円(7.7%増)増加の423億2千万円となりました。(不動産事業) 不動産事業売上高は、賃貸用不動産の売上高が増加したことにより、前事業年度比5千8百万円(5.8%増)増収の10億7千6百万円となりました。 セグメント利益は、前事業年度比5千6百万円(19.1%減)減益の2億3千6百万円となりました。 セグメント資産は、建物取得による有形固定資産の増加等により、前事業年度末比7億3千6百万円(7.3%増)増加の108億3千6百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。1) 資金需要の動向 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、建設事業に関わる資機材・外注等の原価費用、不動産事業に関わる管理費・営繕費等の不動産事業費用、各事業についての一般管理費等があります。 また、設備資金需要としては、事業用建物や線路メンテナンス工事用大型保線機械等の固定資産投資と、賃貸物件等の不動産事業投資に加え、情報処理のための無形固定資産投資等があります。 2) 財政政策 当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するために、手許流動性資金を相当程度保有し、運転資金及び投資資金につきましては、本社(財務部)において一元管理しております。 現時点においては、金融機関等からの借入はなく、手許流動性資金も相当程度保有できているため、不測の事態が生じた場合であっても、当面の資金繰りには支障は無いものと考えております。よって、当社事業の維持拡大に必要な運転・設備資金の確保は今後も可能であると考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われており、資産・負債や収益・費用の金額に反映されております。 これらの見積りにつきましては、過去の実績等を踏まえながら継続して評価し、必要に応じ見直しを行っておりますが、見積りには不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社が財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に記載のとおりでありますが、特に、「5.収益及び費用の計上基準」にある一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識については、財務諸表の作成における見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。(一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識) 当事業年度末までの工事進捗部分について履行義務の充足が認められる工事については、主として一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により収益を認識しております。適用にあたっては、工事収益総額、工事原価総額及び当事業年度末における履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積る必要があります。一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により認識される収益の計上の基礎となる工事原価総額の見積りには、作業内容や工数等の不確実性を伴うものが含まれているため、当社の業績を変動させる可能性があります。

事業リスク

  • 建設市場の変動
    国内の建設投資が減少すると、業績に影響が出る可能性があります。
  • 特定の取引先依存
    東日本旅客鉄道株式会社への売上依存度が高く、取引削減はリスクです。
  • 原材料価格の高騰
    建設資材や労務費の急激な高騰が、利益を圧迫する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,409 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、この有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。① 建設市場の動向 当社の受注・売上高は国内の建設投資動向による影響を受けるため、今後想定以上に官公庁及び民間建設投資が急激に減少した場合は業績に影響を及ぼす可能性があります。② 工事事故の発生 当社は、工事の施工に際しては、鉄道工事を始めとして公共性の高い事業が多いことから「安全の確保」を最優先した取り組みを実施しておりますが、万が一死亡に直結する等の重大事故が発生した場合、発注者からの信用・信頼の失墜につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 原材料価格の高騰 主要建設資材等が急激に高騰し、請負金額に反映することが困難で価格へ転嫁できない場合や想定以上に材料費や労務費等の価格が急騰したときは業績に影響を及ぼす可能性があります。④ 施工物の瑕疵等 当社は、建設事業者として、品質管理等につきましては厳密な管理を期しておりますが、重大な瑕疵が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。⑤ 法的規制等 当社の事業は、建設業法、建築基準法、労働安全衛生法、独占禁止法、宅地建物取引業法等の法的規制を受けております。これらの法律の改廃、法的規制の新設、運用基準の変更等により、当社の業績等に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 法令遵守違反等のリスク 当社は法令遵守の徹底を図るために「企業倫理規則」、「倫理・法令遵守委員会規則」の制定及び「倫理・法令遵守委員会」の活動や各種マニュアルの作成、教育を通じ、役員・社員に徹底した法令遵守への取り組みを行っております。しかし、何らかの理由で、法令遵守違反等が発生した場合に社会的信用及び信頼を損なう等、業績に影響を及ぼす可能性があります。⑦ 信用リスク 当社は、取引先の与信管理を行いリスク回避に努めておりますが、予想されない取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、工事施工中に協力会社や共同施工会社が倒産等に陥った場合には、工期に影響を及ぼすとともに予定外の費用が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑧ 特定の取引先への依存度について 当社は、鉄道工事に特性を有する総合建設業であり、東日本旅客鉄道株式会社からの売上高の比率が高くなっております。このことは、当社が創業以来、培ってきた鉄道工事における専門技術力と永年にわたる同社との信頼関係によるものであります。 しかしながら、同社が何らかの理由により設備投資額又は当社との取引を削減しなければならなくなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑨ 感染症に伴うリスク 当社は、感染症の流行にあたり従業員等の安全を第一に考え、衛生管理の徹底やテレワーク勤務規則を定め、可能な限り感染予防や感染拡大防止に努めております。 しかしながら、感染症の流行に伴う経済活動の制限等により、当社の安全及び施工体制の維持・確保が困難な状況に陥った場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

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