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旭情報サービス(9799)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

旭情報サービスは、情報サービス全般を提供する会社です。主な事業は、ネットワークやサーバーの構築・運用管理、セキュリティ対策、ヘルプデスクなどの「ネットワークサービス部門」と、業務システムや組み込みソフトウェアの開発を行う「システム開発部門」、そして大規模システムの保守・運用管理を行う「システム運用部門」の3つです。お客様との契約形態は、成果物に対して報酬を得る請負契約と、技術者を派遣する派遣契約があり、これらを通じて収益を得ています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

旭情報サービスの事業は、単一の情報サービス事業ですが、内部的には3つの部門に分かれています。一つ目は「ネットワークサービス部門」で、サーバーやネットワークの構築・運用、セキュリティ対策、各種サポート業務を行います。二つ目は「システム開発部門」で、企業の業務システムや組み込みソフトウェアの開発を手がけます。三つ目は「システム運用部門」は、主に大規模な汎用システムの保守・運用管理を行います。これらの部門全体で情報サービスを提供しており、特定の稼ぎ頭や海外比率については記載がありません。

有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|467 文字
3 【事業の内容】当社の事業は、情報サービス事業並びにこれらの附帯業務の単一事業であるため、セグメント別に代えて事業部門別に記載しております。 (ネットワークサービス部門)当部門は、オープン系サーバ、ネットワークシステムの構築、運用管理をはじめ、セキュリティ関連業務のほか、各種ソフトのインストールやヘルプデスク、障害対応など幅広いサポート業務を行っております。 (システム開発部門)当部門は、業務系システムの設計・開発、組込み系ソフト開発・検証、ERP(業務パッケージ)等のソフト開発に関わる業務を行っております。 (システム運用部門)当部門は、汎用系システムの保守・運用管理を行っております。 (事業系統図)上記を事業系統図によって示すと次のとおりです。当該業務の提供に際しては、類似業務の提供であっても指揮命令系統の違い等により、請負契約、派遣契約等がお客様との間で締結されており、請負契約については、主としてお客様による検収等の完了時点において、また、派遣契約等については、契約期間にわたって収益を認識する方針としております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
情報サービス産業は比較的参入障壁が低く、価格競争が生じやすい業界。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
情報サービス産業は比較的参入障壁が低く、価格競争が生じやすい業界となっている。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:外部環境の変化に対するリスク / 法的規制に関わるリスク / システム運用に関わるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

旭情報サービスは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。事業内容はシステムインテグレーションやITコンサルティングが中心であり、これらの分野で他社と明確に差別化される無形資産の存在は確認できない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

顧客の基幹システムや業務プロセスに深く関わるシステム開発・運用・保守を手掛けているため、一度導入されたシステムを変更する際のコストやリスクは一定程度存在する。しかし、特定のベンダーロックインが極めて強いわけではなく、競合他社への乗り換え可能性は否定できない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

旭情報サービスの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生むタイプではない。顧客との個別の契約に基づいたサービス提供が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような広範なネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

情報サービス業界全体として、価格競争は存在するものの、旭情報サービスが他社に対して構造的に著しく低いコストでサービスを提供できる優位性を示す具体的な証拠はない。効率的なオペレーションによるコスト削減努力は行われていると推測されるが、それが持続的な競争優位に繋がるかは不明。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

情報サービス業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境にある。旭情報サービスは一定の事業規模を有しているものの、業界全体を代表するような寡占的な地位を確立しているとは言えない。規模の経済によるコスト優位や、市場への影響力は限定的であると考えられる。

競争優位性(モート)の要約は、有報の事業内容・経営戦略から順次生成中です。

経営戦略

事業リスク

同社は、情報サービス業界の外部環境変化による影響を受ける可能性があります。経済状況の悪化や技術の高度化、競争激化により、収益が変動するリスクがあります。また、労働者派遣法などの法的規制の改正も経営に影響を与える可能性がありますが、同社は請負化を進めることでリスク軽減を図っています。大規模システム運用におけるミスやシステム開発での見積もり以上の工数増大、情報漏洩も損害賠償や信用失墜につながるリスクとして認識しており、対策を講じています。優秀な人材の確保・育成も重要な課題であり、これができない場合、成長や業績に影響を及ぼす可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,760 文字
3 【事業等のリスク】当社の経営成績、財政状況等に影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社はこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。なお、記載のリスクについては、リスクの全てを網羅しているものではありません。また、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 外部環境の変化に対するリスク当社が属する情報サービス産業は、ユーザーである個々の企業等の情報化投資に係る予算統制の影響を受けることから、経済情勢の変化等により事業環境が悪化した場合、経営成績に影響を与える可能性があります。当業界では「顧客ニーズの多様化」「クラウド化の進展」「IoT、AIの活用」等の環境変化により、技術レベルの高度化、複雑化とともに、顧客ニーズに対する付加価値の高いサービスの提供が求められており、ますます競争が激化しております。また、情報サービス産業は比較的参入障壁が低く、価格競争が生じやすい業界となっていることから、従来型の技術やサービスでは価格の低下に拍車がかかり、当社の経営成績に影響を与える可能性が考えられます。 (2) 法的規制に関わるリスク当社は、一括アウトソーシング事業のほかに常用雇用型の技術者派遣事業を展開しており、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」による規制を受けております。同法をはじめとする関係諸法令は継続的に見直しが行われており、当社の事業に対して著しく不利となる改正が行われた場合は、経営成績に影響を与える可能性があります。なお、当社は従業員を無期雇用(正社員)としており、当該事業に対する影響は軽微なものと判断しております。また、当社ではリスク軽減のため、アウトソーシングによる請負化を進めております。 (3) システム運用に関わるリスク大規模なシステム運用管理業務において、システム運用ミスによるシステムダウンが起きれば、損害賠償を請求される可能性があります。当社では、日常的なチーム活動(小集団活動)の推進や「ノーミス・情報セキュリティ強化月間」を設ける等、社員の技術力・意識の向上を図り、リスクの回避に努めております。 (4) システム開発に関わるリスク当業界の開発需要は一括請負契約による受託案件が多く、受注時の見積以上の作業工数増大等により赤字が計上される場合があります。また、納品の遅延や最終的に納品できなかった場合には、損害賠償責任が発生する可能性があります。当社が受注するシステム開発は比較的小型案件が多く、業績に大きな影響を及ぼす赤字プロジェクトの発生リスクは少ないと考えております。 (5) 特定の取引先へ依存するリスク当社の取引先は、官公庁、自動車、電気機器、金融等特定の産業分野にかたよらない上場企業を中心とした優良企業であります。主要取引先への売上割合は、最大で23%程度となっており、特定の取引先への依存度による事業リスクは限定的と考えております。 (6) 情報漏洩に関わるリスク当社は、業務を遂行するうえで個人情報を含む顧客の機密情報を取扱う場合があり、厳格な対応が求められております。当社では、情報セキュリティ基本方針を定めるとともに、機密情報が厳正に保護、管理されるよう、定期的な強化月間や勉強会を実施するなど、実効性のある施策を講じております。また、全社的に個人情報マネジメントシステムを確立して個人情報の取扱いを厳格に管理しており、個人情報の管理体制が十分に整っている企業に与えられるプライバシーマークを取得しております。しかしながら、万一、機密情報の外部への漏洩が生じた場合、損害賠償を請求される可能性があり、当社の信用の失墜を招くことにより、経営成績等に影響を与える可能性があります。 (7) 人的資源に関わるリスク当社の成長と業績は人材に大きく依存しており、高度技術者の採用・育成が重要となります。情報サービス産業では人材の獲得競争が激しく、優秀な人材の確保は恒常的な課題となっております。人材の採用・育成または既存社員の流出を防止できない場合は、当社の成長と業績に大きく影響する可能性があります。

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