9782

ディーエムエス(9782)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

ディーエムエスは、ダイレクトメール(DM)を主体としたメーリングサービスを中核に、セールスプロモーション全般のサービスを提供しています。DMの企画・制作から発送、アフターフォローまでを一貫してサポートし、自社メーリングセンターで情報処理や封入・封緘作業を行います。また、通販商品の出荷代行やキャンペーン景品配送などの物流事業、販売促進活動を支援するセールスプロモーション事業、イベントの企画・運営、さらには自社不動産の賃貸事業も展開しており、多角的な事業で収益を上げています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

ディーエムエスの事業セグメントは主に5つです。主力は「ダイレクトメール事業」で、DMの企画から発送、アフターフォローまでを一貫して行い、売上・営業利益ともに最大の稼ぎ頭です。「物流事業」は通販商品の出荷代行や販促品の保管・発送を担います。「セールスプロモーション事業」は販売促進企画やグッズ制作などを手掛け、「イベント事業」は各種イベントの企画・運営を行います。最後に「賃貸事業」として自社不動産の賃貸を行っており、安定的な収益源となっています。これらの事業を通じて、顧客企業のマーケティング活動を多角的に支援しています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
DirectMail 事業 228 16 7.1%
Logistics 事業 28 0 1.6%
SalesPromotions 事業 7 1 19.0%
Events 事業 12 1 5.4%
Leasing 事業 1 0 35.1%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|928 文字
3【事業の内容】 当社は、ダイレクトメールを主体としたメーリングサービス業務をはじめ、セールスプロモーションのあらゆる領域にわたるサービス等の提供を主な事業活動として展開しております。 当社の事業内容は次のとおりであります。 なお、次の5事業は「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」の区分と同一であります。〔主な事業の内容〕(1)ダイレクトメール事業 ダイレクトメールの企画・制作から、情報処理、封入・封緘、発送、アフターフォローまで、ダイレクトメールに関するあらゆる業務をトータルサポートしております。 顧客企業からお預かりした宛名データ等の出力、封筒やフィルムなど多種多様なダイレクトメールの封入・封緘を行う機器を自社内のメーリングセンターに有しており、作業完了後に郵便・宅配事業者を通じて発送します。また、ダイレクトメール発送後の注文や問い合わせといった消費者対応についても、同センターで実施するリソースを有しています。(2)物流事業 通販商品の出荷代行、キャンペーン景品の配送、支店や店舗間における販促品・用度品の保管管理発送など、消費者・企業双方に向けた物流業務の提案から運用までをサポートしております。 商品等の入荷検品、流通加工、バーコード管理、出庫、仕分け、梱包作業を一括して行うリソースを自社内の物流センターに有しており、作業完了後に郵便・宅配事業者を通じて発送します。(3)セールスプロモーション事業 SP助成物企画・制作、情報誌編集企画・制作、フィールド・サービス、キャンペーン企画、応募整理、グッズ・ノベルティ企画・開発・制作、マーケティングリサーチ、テレマーケティング、ウェブマーケティングなど、目的に応じた効果的な企業の販売促進活動をサポートしております。(4)イベント事業 スポーツ事業イベント、ビジネス事業イベント、文化事業イベントなど、多種多様なイベントの企画から実施、アフターフォローまで、消費者・企業双方のニーズに合ったイベント事業の運営をサポートしております。(5)賃貸事業 自社所有不動産を賃貸しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
外部調達に依存し、為替変動、原燃料価格高騰、物流費高騰の影響を受けるため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
メーリングセンターや物流センターに多種多様な機器やリソースを自社内に有している
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:需要構造の変化 / 技術革新等の影響 / 郵便制度改正
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 0 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

提供された情報からは、ディーエムエス(9782)の無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの優位性を示すデータはありません。

スイッチングコスト☆☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客がディーエムエス(9782)のサービスから他社へ乗り換える際の損失や手間に関する情報が提供されていません。スイッチング・コストの存在を示す証拠は見当たりません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ディーエムエス(9782)のサービスにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるネットワーク効果に関する記述はありません。プラットフォーム型ビジネスの兆候は見られません。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

ディーエムエス(9782)が競合他社と比較して構造的に低いコストでサービスを提供できるという情報はありません。コスト優位性を示す具体的なデータは確認できません。

規模の経済☆☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

ディーエムエス(9782)が業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているという情報はありません。規模の経済性による競争優位性を示唆するデータは見当たりません。

ディーエムエスは、ダイレクトメール事業において、企画・制作から情報処理、封入・封緘、発送、アフターフォローまでを一貫して自社で完結できる体制を強みとしています。自社メーリングセンターに多様な封入・封緘機器を保有し、作業の効率化と品質管理を徹底しています。これにより、顧客企業はDMに関するあらゆる業務をワンストップで依頼でき、手間やコストを削減できる点が優位性と考えられます。また、長年の実績とノウハウにより、顧客企業の販売促進活動を多角的に支援できる点も競争力につながっています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

ディーエムエスの事業は、売上の約8割を占めるダイレクトメール事業が、顧客企業のプロモーション手法の変化や郵便制度改正の影響を受ける可能性があります。また、技術革新への対応が遅れた場合や、ラッピングフィルム材、印刷物、配送手段などの外部調達が困難になったり価格が高騰したりした場合も、業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、特定の主要顧客への依存度が高いこと、有能な人材の確保・育成、個人情報漏洩やサイバー攻撃、大規模自然災害、コンプライアンス違反、サステナビリティへの取り組みの遅延などもリスク要因となりえます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,531 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)需要構造の変化について当社は、ダイレクトメール事業による売上が全体の約8割を占めております。当社におけるダイレクトメールは、販売促進を目的とするものをはじめ、公共サービスにおける各種通知や業務通信などに利用されるとともに、デジタルマーケティングとの組み合わせによる利用が図られるなど、顧客企業のプロモーション手法として広く定着しておりますが、将来において、顧客企業のプロモーション手法に大きな変化が生じた場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (2)技術革新等の影響について当社は、持続的な成長のために、ダイレクトメール、物流、セールスプロモーション、イベントの各事業において、業務の継続的な改善とサービス開発、技術の向上を推進しておりますが、想定しない技術革新や競争環境の激変の影響により当社のサービスが競争力を失った場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (3)郵便制度改正について当社は、ダイレクトメール事業において郵便制度を利用しております。郵便制度は、我が国のインフラとして持続性を有していますが、サービス内容や料金の改正によっては、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (4)外部調達について当社は、ダイレクトメールおよび物流の事業において、外部から、ラッピングフィルム材、印刷物、梱包資材、配送手段などを適正な価格で安定的に調達するよう努めております。しかしながら、為替の変動、原燃料価格や物流費の高騰、国内の人手不足などの影響から、調達が極めて困難となった場合や価格の高騰が想定を大きく超えた場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (5)主要顧客企業に対する依存について当社総売上高に占める割合が10%以上となる顧客企業の数および売上高の割合の合計は、2025年3月期において1社、12.7%となっております。現時点において、当該顧客企業との関係は極めて良好に推移しておりますが、予期せぬ事象による取引条件の変更、解約などが生じた場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (6)人材の確保および育成について当社が行う顧客企業のマーケティング活動を支援する事業の遂行においては、人材に依拠する部分が多く、有能な人材の確保や育成を行うことが重要となっております。これに対して当社は、計画的な採用を実施することで人材を確保するとともに、将来の事業の中核となる若手層に向けた次世代経営人材育成プログラム、女性活躍推進、デジタルやグローバル人材の育成に向けた資格取得制度および管理職のマネジメントスキル強化研修などの機会を提供し、従業員のキャリア形成を支援することで、人的資本の向上を図っております。しかしながら、必要とする人材の確保や育成ができない場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (7)個人情報の管理について当社は、顧客企業から個人情報を受託して事業活動を行っております。これら個人情報の運用については、「個人情報の保護に関する法律」をはじめとした関連法規制およびJISQ15001(プライバシーマーク)、JISQ27001(情報セキュリティ)などに則って厳正に運用するとともに、実施状況を定期的に見直し改善するなど、厳重な情報セキュリティ管理体制により管理しております。しかしながら、今後何らかの事情により個人情報漏えいなどの問題が生じた場合には、当社への損害賠償請求や信用低下により、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (8)サイバー攻撃について当社は、外部からのサイバー攻撃に対して、技術的な対策と従業員教育などによる組織的な対策を組み合わせて対処しております。しかしながら、年々巧妙化する高度なサイバー攻撃に対して、ウィルスやランサムウェアの感染およびハッカーの侵入などによるシステム障害や情報漏えい、改ざんが発生した場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (9)大規模自然災害・感染症等について地震、風水害、感染症の拡大などの大規模な災害が発生した場合には、災害の規模により当社の本社、支社、メーリングセンターおよび物流センターが甚大な被害を受ける可能性があります。当社では、東西に拠点を設けることでリスクの分散に努めておりますが、事業拠点機能の麻痺、従業員の損失や欠勤、電力の供給不足、郵便・配送網や催事会場などの関連する社会基盤の不全、さらには消費マインドの冷え込みなどの事象の発生が、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (10)コンプライアンスについて当社は、コンプライアンス経営を最重要課題として、行動指針の策定、従業員研修、業務監査などを通じて法令順守体制を推進しておりますが、将来において、各種法令に違反した事実が認められた場合には、社会的信用の低下、事業の停止、許可の取り消し、罰則の適用、損害賠償などの支払いなどにより、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (11)サステナビリティについて当社は、サステナビリティへの取り組みとして、「気候変動への取り組み」「個人情報の保護と活用の両立」「多様性の確保と人材の活用」の3つの重要課題の解決を推進しております。しかしながら、社会・経済の外部環境要因、法規制の強化、当社の顧客企業をはじめとしたステークホルダーからの更なる要請などにより、これらの取り組みが計画通りに進捗しなかった場合には、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を与える可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が ディーエムエス の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →