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NSW(9739)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

NSWグループは、ITソリューションを提供する会社です。主に、企業向けの業務システム開発(エンタープライズソリューション)、IoTやAIを活用したデジタルサービスやクラウド基盤の提供(サービスソリューション)、自動車や産業機器向けの組み込みソフトウェア開発(エンベデッドソリューション)、画像処理や通信関連のLSI設計などの半導体開発(デバイスソリューション)の4つの事業を展開しています。顧客のIT投資を支援し、多岐にわたる分野で技術とサービスを提供することで収益を上げています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

NSWグループは主に4つの事業セグメントで構成されています。エンタープライズソリューションは、製造業や金融・公共機関向けのITシステム開発や関連機器販売が中心で、最も売上と利益を稼ぐ主力事業です。サービスソリューションは、IoT/AIサービス、Webサイト構築、クラウド環境構築、データセンター運用など、デジタル化を支援するサービスを提供しています。エンベデッドソリューションは、自動車や産業機器向けの組み込みソフトウェア開発を手掛け、デバイスソリューションは、画像処理や通信関連の半導体設計・開発を行っています。各セグメントが専門性を持ちながら、ITの幅広い領域をカバーしています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
EPSolutionReportableSegment 事業 172 23 13.3%
ServiceSolutionReportableSegment 事業 126 8 6.6%
EBReportableSegment 事業 108 17 16.0%
DVSolutionReportableSegment 事業 95 13 13.5%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,230 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社4社で構成しており、エンタープライズソリューション、サービスソリューション、エンベデッドソリューション、デバイスソリューションの4セグメントに関係する事業を行っております。各事業における当社グループ各社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 <エンタープライズソリューション>当セグメントは、主にビジネスソリューション事業、金融・公共ソリューション事業、システム機器販売事業で構成しております。ビジネスソリューション事業では製造業、小売業、物流業などのお客様業務を支援するITソリューションを提供しております。金融・公共ソリューション事業では保険業、銀行業などの金融分野や官公庁、団体などの公共分野のお客様業務を支援するITソリューションを提供しております。システム機器販売事業では各ソリューション事業に伴い必要となるPC・サーバーなどの機器を納入しております。 〔関係会社〕NSS㈱、恩斯達信息技術(北京)有限公司 <サービスソリューション>当セグメントは、主にデジタルソリューション事業、クラウド・インフラサービス事業で構成しております。デジタルソリューション事業ではIoT&AIサービスやWebサイト・EC構築などの業種共通ソリューションを提供しております。クラウド・インフラサービス事業では、パブリック・プライベートクラウドの環境構築サービスや自社データセンターによるハウジング・ホスティングサービス、お客様の情報システムの運用設計から構築、管理を行う総合的なマネジメントサービスなどを提供しております。〔関係会社〕NSS㈱、恩斯達信息技術(北京)有限公司 <エンベデッドソリューション>当セグメントは、主に組込み開発事業で構成しております。オートモーティブ、産業機器向けなどのアプリケーションやミドルウエア、ドライバ開発を行っており、製品の多様化や効率化、高品質設計によるスマート化に向けた各種ソリューションを提供しております。 〔関係会社〕NSS㈱、恩斯達信息技術(北京)有限公司 <デバイスソリューション>当セグメントは、主にデバイス開発事業で構成しております。画像処理や通信関連などのLSIの設計やボード設計を行っており、高位設計、論理設計・検証、論理合成、レイアウト設計、製造からテストまで、要件に応じたソリューションを提供しております。 〔関係会社〕NSS㈱、NSW SOLUTION MALAYSIA SDN. BHD.、恩斯達信息技術(北京)有限公司 事業系統図以上述べました事項を示した事業系統図は、次のとおりであります。 (注)当連結会計年度においてNSW SOLUTION MALAYSIA SDN. BHD.(非連結子会社)を設立しておりますが、当連結会計年度末までに営業活動を開始していないため、上記事業系統図には記載しておりません。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
IT投資に対する要求や費用対効果の意識が高く、生産コストダウン要請が想定を超える可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
IoT&AIサービス、Webサイト・EC構築、オートモーティブ、産業機器向け組込み開発、LSI設計などの技術力。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:受注環境の変動による稼働率低下や採算悪化 / 特定の取引先への依存度が高いこと / 不採算案件の発生
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 2 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

公開情報からは、特許、ブランド力、規制ライセンスといった明確な無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できませんでした。事業内容から推測される強みは限定的です。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客の基幹システムに関わるシステム開発・保守を手掛けているため、一定のスイッチング・コストは存在すると考えられます。しかし、具体的な顧客数や契約期間、乗り換えに伴うコストの大きさを示すデータはありません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

事業内容から、ネットワーク効果が競争優位の源泉となっている可能性は低いと考えられます。ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるビジネスモデルではありません。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

情報通信業であり、特にシステム開発・保守においては、技術者の人件費や開発効率がコストに影響します。しかし、NSW社が構造的に競合他社よりも低コストでサービスを提供できるという証拠はありません。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

情報通信業全体としては規模の経済が働く可能性がありますが、NSW社単体で業界規模に対し最適な少数寡占を形成しているとは言えません。市場シェアや売上規模に関する詳細なデータが不足しています。

NSWグループは、ビジネスソリューションから金融・公共分野、IoT/AI、クラウド、組み込み開発、LSI設計まで、幅広いITソリューションをワンストップで提供できる点が強みです。特に、長年にわたる顧客との信頼関係構築に注力し、多様な業界のニーズに対応する技術力と実績を積み重ねています。自社データセンターによる安定したサービス提供や、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)による案件管理体制も、品質と採算性を確保する上で競争優位性となっています。特定の取引先への依存度も分散されており、安定した事業基盤を築いています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

主なリスクとして、景気変動によるIT投資の抑制や生産コストダウン要請により、稼働率低下や採算悪化が生じる可能性があります。また、日本電気株式会社グループへの売上依存度が11.0%と高く、取引関係に変化があった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、顧客都合による仕様変更や認識の不一致により、不採算案件が発生するリスクや、大規模な自然災害やサイバー攻撃などによるシステム障害でサービス提供が滞り、損害賠償や信用失墜につながるリスクも存在します。コンプライアンス違反や投資先の業績不振も経営に影響を与える可能性があります。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,257 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの事業活動その他に関するリスクについて、投資判断上重要であると考えられる事項は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 受注環境について情報サービス産業界におきましては、引き続き企業のIT投資拡大が期待される一方で、IT投資に対する要求や費用対効果の意識はより一層高まっております。このような状況下、当社グループでは、従来にも増して顧客との信頼関係を深め、業務量の確保に努めるとともに、生産性向上に注力し、コスト構造の最適化を徹底しております。しかし、景気の変動などによりIT投資動向が変化した場合や生産コストダウン要請が想定の範囲を超えた場合、また、顧客の信用状態が悪化した場合などには、稼働率の低下や採算確保が困難となることが予想され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定の取引先への依存度について当社グループは、連結売上高のうち日本電気株式会社ならびにその系列企業の占める割合が高く、当連結会計年度においては11.0%となっております。なお、当社と日本電気株式会社ならびにその系列企業との間には取引基本契約が締結されており、同社グループとの取引関係については取引開始以来長年に亘り安定したものとなっております。しかし、事業環境の変化等によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 不採算案件について当社グループは、顧客からの要求事項に基づくソフトウエアの受託設計・開発において、顧客との緊密なコミュニケーションを図るとともに、受注・見積審議会やPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)による管理の下、案件の採算性悪化の防止に注力しております。しかし、顧客都合による開発途中での大幅な仕様変更や、納品物に対する顧客との認識の不一致などにより生じるリスクを完全に排除することは困難であり、そのような事象が発生し、当初計画していた品質・コスト・納期を維持できずに案件が不採算化した場合、その規模によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) データセンター事業について当社グループは、データセンター事業において、顧客のシステムを継続的かつ安定的に稼働させ、また、万一システム障害が発生した際には、迅速かつ適切な対応により一刻も早く復旧させることが最優先課題だと認識しております。そのため、免震構造を採用したデータセンターの設置、システムのバックアップ機能の充実、電源設備の増強、社員によるシステムの常時運用・監視など、ハード、ソフト両面での整備を徹底しております。しかし、想定の範囲を超える大規模な自然災害や人的災害などによってシステム障害が発生し、サービスの提供が滞る事態となった場合、その程度によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報セキュリティについて当社グループは、業務遂行上、顧客が有する様々な機密情報を取り扱う場合があり、慎重な対応と厳格な情報管理の徹底が当社グループに課せられた社会的責務であると認識しております。これに対し当社は、データセンターにおけるISO/IEC27001(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格)の認証取得、ならびにプライバシーマークの取得など万全の対策をとっております。さらに、従業員及び協力会社社員には機密保持に関する誓約書を取り交わした上で適切な教育を継続的に行い、各人の情報管理への意識を高めるとともに、暗号化ツールの導入を行うなどして、内部からの情報漏洩が発生しないよう努めております。しかし、これらの施策にもかかわらず機密情報が万一漏洩した場合には、損害賠償責任、社会的信用の喪失などの発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) コンプライアンスについて当社グループは、「NSWグループ倫理憲章」および「NSWグループ行動指針」を制定し、コンプライアンス推進体制を構築するとともに、企業倫理の向上および法令遵守の強化に努めております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、損害賠償請求や社会的信用の喪失などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 投資について当社グループが独自の技術力やビジネスモデルを有するベンチャー企業へ出資・融資などの投資を行なう際は、当該企業の業況や今後の事業計画などを精査し、慎重かつ十分な協議を行ない、投資リスクの回避に努めております。しかし、当該企業の事業計画が当初の予定どおりに進捗しなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害などについて当社グループが事業展開している地域において、地震・洪水等の大規模自然災害、感染症・伝染病の世界的大流行などが発生した際には、迅速かつ適切な対応による復旧及び事業継続が最優先であると認識しております。しかし、想定を超える規模の災害により、円滑なサービス提供が困難となった場合、その程度によっては当社グループの事業遂行や経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

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