9698

クレオ(9698)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

クレオグループは、主に4つの事業を展開しています。主力は、企業の人事給与・会計システム「ZeeM」を提供するソリューションサービス事業です。その他、富士通グループなどの大手企業からシステム開発を受託する事業、国内大手ポータルサイト事業者向けにシステム開発・保守・運用を行う事業、そしてヘルプデスクやコールセンターサービスを提供するサポートサービス事業があります。これらのITサービスを通じて収益を上げています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

クレオは主に4つの事業セグメントで構成されています。ソリューションサービス事業は、人事給与・会計ソリューション「ZeeM」などを提供し、売上50.58億円、営業利益9.03億円と最も高い利益を上げています。受託開発事業は、大手企業からのシステム開発を受託し、売上30.39億円、営業利益5.56億円です。システム運用・サービス事業は、主に国内大手ポータルサイト事業者向けにシステム開発・運用を行い、売上20.33億円、営業利益3.1億円です。サポートサービス事業は、ヘルプデスクやコールセンターサービスを提供し、売上43.9億円、営業利益3.2億円です。地域別構成の記載はありません。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
SolutionsServiceBusiness 地域 51 9 17.9%
ContractedDevelopmentBusiness 地域 30 6 18.3%
SystemsOperationAndServiceBusiness 地域 20 3 15.2%
SupportServiceBusiness 地域 44 3 7.3%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|622 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と事業を営む連結子会社3社及びその他の関係会社1社により構成されております。 事業内容と各社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。セグメント事業内容当期の担当事業体ソリューションサービス事業※人事給与・会計ソリューション「ZeeM」をはじめとするソリューションサービスを提供。クラウド事業本部エンタープライズDX事業本部ビジネス・アクセラレーション事業本部受託開発事業※富士通グループ、アマノ株式会社をはじめとする大手企業に対して、システム受託開発サービスを提供。システム開発事業本部プロダクト開発事業本部システム運用・サービス事業主に国内大手ポータルサイト事業者に対してシステム開発・保守・運用サービスを提供。株式会社ココトサポートサービス事業※ヘルプデスク、テクニカルサポートを中心としたサポート&サービス及び、社会調査、市場調査などのコールセンターサービスを提供。株式会社ブライエ株式会社アダムスコミュニケーション※ ソリューションサービス事業、受託開発事業及びサポートサービス事業には、その他の関係会社であるアマノ㈱の取引が含まれております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
人事給与・会計ソリューション「ZeeM」の開発・提供、システム受託開発の技術力。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 軽い(資本不要)
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:ソリューションサービスの商談・導入期間長期化 / 受託開発プロジェクトの高原価化 / LINEヤフー株式会社への取引依存
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 0 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報も限定的であり、客観的な根拠を示すことができません。

スイッチングコスト☆☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客がシステム導入後に他社サービスへ移行する際のコストや手間に関する情報が不足しています。事業内容から一定のスイッチングコストは想定されるものの、その程度を定量的に評価できるデータがありません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

事業内容が特定されていないため、ネットワーク効果の有無を判断できません。もし顧客基盤の拡大がサービス価値向上に直結するビジネスモデルであれば、ネットワーク効果は存在し得ますが、現時点では不明です。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

財務データや事業の詳細が不明なため、競合他社と比較したコスト構造上の優位性を評価できません。生産性や効率性に関する具体的な情報が不足しています。

規模の経済☆☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

事業規模や市場シェアに関する情報が不足しており、業界内での効率的な規模の経済が働いているかを判断できません。競合比較もできないため、寡占度合いも不明です。

クレオの優位性は、長年の実績と大手企業との安定した取引関係にあります。特にソリューションサービス事業の「ZeeM」は、法人向けシステムとして導入に時間がかかる特性があり、一度導入されると他社への切り替えが難しい(スイッチングコストが高い)と考えられます。また、受託開発事業やシステム運用・サービス事業では、富士通グループやLINEヤフー株式会社といった大手顧客との継続的な取引が安定した収益基盤となっています。サポートサービス事業においても、情報セキュリティ管理を徹底することで顧客からの信頼を得ています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

ソリューションサービス事業では、商談・導入期間の長期化により、売上計上時期が計画とずれるリスクがあります。受託開発事業では、予期せぬ仕様変更などで開発工数が増加し、採算が悪化する可能性があります。システム運用・サービス事業は、売上の約7割をLINEヤフー株式会社との取引に依存しており、同社の経営方針変更により取引が減少するリスクがあります。サポートサービス事業では、機密情報の漏洩が発生した場合、顧客からの業務委託打ち切りや損害賠償請求につながる可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,634 文字
3【事業等のリスク】 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した各事業の特性に起因するリスクとその影響等は以下のとおりです。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の防止及び発生した場合の適切な対処に努めております。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。 ・ソリューションサービス事業 ソリューションサービス事業の中核製品である「ZeeM」は法人向け人事給与・会計等のシステム製品のため、商談期間として数ヶ月を要し、製品の特性上システムの導入完了までに数ヶ月から1年以上の期間を要します。さらに近年は案件規模の拡大により商談期間、導入期間がより長期化する傾向があります。 これにより商談成立の成否によって受注実績(金額及び時期)が計画に対して大きく乖離する可能性があり、導入期間が延伸した場合には売上高、利益計上の時期が計画と異なる会計期間になることがあります。 このリスクに対応するため、同事業においてはいわゆる「ストック売上」比率を増加させることによって安定的、平準的な売上及び利益計上を行うことを企図して、ソリューションサービスの収益モデルをサブスクリプション型に移行するなどの取り組みを行っております。 ・受託開発事業 受託開発事業では顧客との間に請負契約を締結しています。当該契約の受注時に採算性が見込まれるプロジェクトであっても、新技術仕様での開発であるものや開発進行途中で想定外の仕様変更が発生し、開発工数が当初の見積り以上に増加することなどにより、最終的に案件が高原価化する可能性があります。こうした高原価プロジェクトの発生を抑制するため、一定規模以上の案件に関してPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を軸としたプロジェクト管理を実施し、受注時の見積やリスク要因のレビュー、見積精度の向上、開発技術手法の整備により対応しております。 ・システム運用・サービス事業 システム運用・サービス事業の売上高の約7割はLINEヤフー株式会社との取引によるものです。同社が当社の株式を13.6%保有しており、取引開始以来安定したものとなっております。しかしLINEヤフー株式会社における経営方針や経営状況の変化などにより現在外部委託している業務を内製化に切り替えるなどの可能性があり、その程度によっては同事業の経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、同事業の取引先をLINEヤフー株式会社以外の企業へ拡大することや受託する業務の種類の多様化、高度化などによりリスクを分散、回避するための取り組みを行っております。 ・サポートサービス事業 サポートサービス事業に従事する従業員の多くは顧客企業、当社グループのオフィスまたはコールセンター等に勤務しております。各勤務地は個人情報保護や顧客情報などの各種情報が集積する場所であり、機密情報の漏洩が発生する可能性があります。当社グループで機密漏洩が発生した場合、顧客企業からの業務委託打ち切りや損害賠償請求、顧客の離反等の損失が発生する可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループではセキュリティポリシーや個人情報保護方針を設定し、従業員の情報セキュリティ教育を継続することで、情報漏洩防止を徹底しております。さらに特定の顧客からの業務委託が停止された場合に、他の顧客からの業務に円滑に移行できるよう、従業員のスキルアップ、リスキリングの取り組みを平常時より行っております。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が クレオ の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →