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ナガワ(9663)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

ナガワは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売、建設機械の販売・レンタルを主な事業としています。特にユニットハウス事業と建設機械レンタル事業では、多額のレンタル資産を保有し、顧客に提供することで収益を得ています。ユニットハウスは代理店経由での販売・レンタルが約75%を占め、建設・土木業界を主要顧客としています。モジュール・システム建築事業では、店舗や倉庫などの一般建築物の施工・販売も手掛けています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

ナガワの事業セグメントは主に3つです。一つ目は「モジュール建築事業」で、売上290.99億円、営業利益35.91億円と最も大きな収益源となっています。二つ目は「プレハブ建築・システム建築事業」で、売上52.38億円、営業利益7.11億円です。三つ目は「建設機械事業」で、売上9.56億円、営業利益0.4億円となっています。これらのセグメントから、モジュール建築事業がナガワの稼ぎ頭であり、事業全体の大部分を占めていることが分かります。各セグメントは、それぞれの専門分野で製品の製造、販売、レンタル、施工を行っています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ModularBuildingBusinessReportableSegment 地域 291 36 12.3%
PrefabricatedBuildingAndSystemBuildingsBusinessReportableSegment 地域 52 7 13.6%
ConstructionMachineryBusinessReportableSegment 地域 10 0 4.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|344 文字
3 【事業の内容】当社の事業はユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売及び建設機械の販売・レンタルを主に行っております。連結対象会社、NAGAWA OY CONSTRUCTION Co.,Ltd.は、2024年11月29日付で清算が結了しております。事業内容と当該事業にかかる位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 区分主要製品及び取扱商品主要な会社ユニットハウス事業ユニットハウスの製造・販売・レンタルユニットハウスに付帯する事務用機械器具・備品・電気製品の販売・レンタル当社モジュール・システム建築事業モジュール・システム建築の施工・販売当社建設機械レンタル事業建設機械の販売・レンタル当社 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
同業者間競争の激化による製品価格、レンタル価格の下落リスクがあるため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
建設業許可、一級建築士事務所登録、古物商許可などの許認可が必要
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:建設・土木業界の需要減少 / レンタル資産の陳腐化 / 原材料価格の高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ナガワの事業内容(コンテナ・ユニットハウスのレンタル・販売)において、特許やブランド力、規制ライセンスなどの無形資産による明確な競争優位性は確認できない。汎用品に近い性質を持つため、無形資産による差別化は限定的と考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

コンテナ・ユニットハウスのレンタル・販売事業において、顧客は一度導入した設備を継続利用する傾向がある。特に大規模な建設プロジェクトや長期的な保管ニーズを持つ顧客にとっては、設備の入れ替えや再手配に手間やコストがかかるため、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ナガワの事業モデルは、顧客数や取引量の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、顧客間の相互作用による価値向上は見られない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

ナガワは、中古品の再生・再利用や、効率的な物流網の構築により、一定のコスト競争力を維持している可能性がある。しかし、同業他社も同様の取り組みを行っている可能性があり、構造的な圧倒的コスト優位性とは言えない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ナガワは、コンテナ・ユニットハウスのレンタル・販売業界において、国内有数の規模を誇る。大規模な在庫保有能力や全国的な営業・配送ネットワークは、中小規模の競合他社に対する優位性となり得る。業界内での一定の寡占状態を形成している。

ナガワの優位性は、ユニットハウスと建設機械のレンタル資産を全国規模で保有している点にあります。これにより、広範囲の顧客ニーズに対応できる供給体制を構築しています。また、ユニットハウス事業においては、代理店ネットワークを通じて顧客への販売・レンタルを効率的に行っています。建設業許可や一級建築士事務所登録、古物商許可といった複数の許認可を保有しており、事業展開に必要な法的基盤を確立していることも強みと言えます。これらの要素が、事業の安定性と競争力を支えています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

主要なリスクとして、建設・土木業界の景気変動に業績が左右される点が挙げられます。公共投資や民間設備投資の減少は、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、多額のレンタル資産を保有しているため、市場環境の変化や技術革新による資産の陳腐化が減損処理や廃棄処分につながるリスクがあります。鋼材や木材などの原材料価格の高騰、建設機械の仕入れ価格上昇は、製造原価や減価償却費を増加させ、収益を圧迫する可能性があります。さらに、同業者間競争の激化による製品・レンタル価格の下落や、代理店との関係変化も業績に影響を与えるリスクがあります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,234 文字
3 【事業等のリスク】当社は、入手可能な情報を元に予見可能な範囲で市場競争に勝つための戦略を持ち、経営資源の有効活用に努めております。当社を取り巻く経営環境において、考えられる主な事業リスクは以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1) 当社の主要顧客である建設、土木業界は、公共投資や民間設備投資に左右される体質であることから、公共投資の減少、建設需要の減少等の環境変化が顕著な場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社は、ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業において、多額のレンタル資産を保有しております。そのため、急激な市場環境の変化や技術革新、競合他社の新製品等の台頭によりレンタル資産が陳腐化し、減損処理や廃棄処分等が必要となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 当社のユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業は、鋼材木材価格の高騰によるユニットハウス製造原価の上昇や、建設機械の仕入価格の上昇により減価償却費が増加することで原価が上昇し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業において、同業者間競争の激化による製品価格、レンタル価格の下落等が、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、ユニットハウス事業においては、代理店(主に建設機械レンタル会社)を経由して顧客(主に建設会社)に販売、レンタルする商流が約75%(2025年3月期)を占めているため、何らかの理由により代理店において当社の製品が取り扱われなくなったり、代理店間の競争激化による製品価格、レンタル価格が下落した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与えるリスクがあります。 (5) ユニットハウス事業及びモジュール・システム建築事業においては、店舗・倉庫・事務所などの一般建築物も取り扱っております。これらは、建築基準法、都市計画法、国土利用法、その他関係法令による規制を受けております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの法令を含めコンプライアンスが遵守されるよう役職員に対し、研修等を通じ徹底を図っていますが、適用法令等の違反が発生し、これら法令に基づく許認可、免許及び登録等の取消、停止等の処罰、処分その他の制裁を受けたり、当社の社会的信用やイメージが毀損した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社において関係又は保有している許認可、免許等の状況は下記のとおりです。 取得年月2021年6月2024年12月2012年3月許認可等の名称建設業許可(特定建設業許可)一級建築士事務所登録古物商許可所管官庁等国土交通大臣東京都知事東京都公安委員会許認可等の内容国土交通大臣許可(特-3)第21737号(注)1一級 東京都知事登録第59856号(注)2第301020907153号(注)3有効期限2026年6月15日(5年ごとの更新)2029年12月24日(5年ごとの更新)―法令違反の要件及び主な許認可取消事由故意又は重過失による不正行為があったときは原則として営業停止処分(建設業法第28条第1項)不正な手段による許可の取得や登録拒否事由に該当した場合は許可の取消(建築士法第26条)不正な手段による許可の取得や欠格事由に該当した場合は許可の取消(古物営業法第6条) (注) 1.建設業許可は、建設工事の請負に必要な許認可であります。建設業許可の内訳は次のとおりであります。①建築工事業 ②大工工事業 ③左官工事業 ④とび・土工工事業 ⑤石工事業 ⑥屋根工事業⑦タイル・れんが・ブロツク工事業 ⑧鋼構造物工事業 ⑨鉄筋工事業 ⑩板金工事業⑪ガラス工事業 ⑫塗装工事業 ⑬防水工事業 ⑭内装仕上工事業 ⑮熱絶縁工事業 ⑯建具工事業⑰解体工事業2.一級建築士事務所登録は、設計・積算に必要な登録許可であります。3.古物商許可は、中古販売及び買取りに必要な許認可であります。 (6) ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業におけるレンタル販売は、建設市場の動向に左右されます。特に建設市場の4割弱を占める公共部門の需要は年度ごとに予算編成と執行が行われるため、年度初めは公共工事の執行が少なく、夏ごろから徐々に工事が始まり、冬季に向けて工事量が増加していく傾向があります。このようなレンタル需要の季節変動により、第1四半期にレンタル稼働棟数及び稼働率が低くなり、営業利益が他の四半期と比較して少なくなる傾向があります。(参考)2025年3月期各四半期業績 (百万円) 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高8,4637,8719,3699,589営業利益9019341,3071,156 (7) 気候変動により増加傾向にある台風、豪雪などの異常気象により、当社の主要な設備が一度の災害で広範囲の事業所で被害を受けた場合、この復旧まで生産若しくは出荷が長期間にわたり停止することがあります。また、当社の主要な設備は北海道から九州まで拠点があり、当社一斉停止リスクの極小化を図っています。

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