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サンリツ(9366)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

倉庫・運輸関連業 運輸・物流

事業の概要

サンリツグループは、主に梱包、運輸、倉庫の3つの物流事業を展開しています。製品の梱包から輸送、保管まで一貫した物流サービスを提供することで収益を上げています。特に梱包事業が主力であり、連結子会社を含め国内外で事業を行っています。その他、ビル賃貸事業も手掛けていますが、物流事業が収益の大部分を占める構造です。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

サンリツグループの事業セグメントは、主に4つで構成されています。最も売上と営業利益が大きいのは「梱包事業」で、製品の梱包作業を行います。次に「運輸事業」は、梱包された製品の輸送を担います。「倉庫事業」は、製品の保管サービスを提供しています。これら3つの事業が物流の主要部分を占めており、連結子会社を通じて国内外で展開されています。その他、「ビル賃貸事業」も行っていますが、物流関連事業が収益の大部分を占める構成です。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Packing 事業 141 17 12.4%
Transportation 事業 29 3 9.2%
Warehousing 地域 29 4 14.5%
BuildingLeasing 事業 3 1 29.3%
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FY2025|432 文字
3【事業の内容】 当グループは、当社及び連結子会社2社の合計3社で構成されており、主に梱包事業、運輸事業、倉庫事業を中心とした物流事業を行っております。 当グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連については、以下のとおりであります。 なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。梱包事業…………当社、連結子会社の千葉三立梱包運輸㈱、SANRITSU LOGISTICS AMERICA Inc.が行っており、その一部を当社が受託又は委託しております。運輸事業…………当社、連結子会社の千葉三立梱包運輸㈱及びSANRITSU LOGISTICS AMERICA Inc.が行っており、その一部を当社が受託又は委託しております。倉庫事業…………当社、連結子会社の千葉三立梱包運輸㈱及びSANRITSU LOGISTICS AMERICA Inc.が行っております。賃貸ビル事業……当社が行っております。  事業の系統図は以下のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
顧客の多様なニーズに対応した包装技術・技法の改善、向上を常に目指しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
多様な包装技術、技法及び材料を採用し、顧客の多様なニーズに対応した包装技術・技法の改善、向上を目指している。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
会社が挙げる主要リスク:労働環境におけるリスク / 気候変動におけるリスク / 取扱製品群におけるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

サンリツは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠は見当たらない。事業は主に物流サービスであり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

物流サービスは、顧客のサプライチェーンに深く組み込まれることで、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、サービス内容の標準化が進んでおり、他社への乗り換えが比較的容易な場合もあるため、スイッチング・コストは限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

サンリツの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

物流業界は価格競争が激しく、効率的なオペレーションによるコスト削減が重要となる。サンリツが一定の規模と経験を持つことで、他社と比較して若干のコスト優位性を持つ可能性はあるが、構造的な圧倒的コスト優位性は見られない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

サンリツは倉庫・運輸関連業において一定の事業規模を有しており、全国的なネットワークや多様なサービス提供能力は、小規模事業者に対する優位性をもたらす。業界内での適度な寡占状態は、効率的な運営を可能にする。

サンリツグループの優位性は、梱包から運輸、倉庫まで一貫した物流サービスを提供できる点にあります。これにより、顧客は複数の業者と契約する手間を省き、効率的な物流を実現できます。また、工作機械や大型精密機器といった特殊な製品の取り扱い経験が豊富であることも強みと考えられます。長年の実績とノウハウが、顧客にとってのスイッチングコストとなり、安定的な取引につながっている可能性があります。海外にも拠点を持ち、国際物流にも対応できる体制を構築しています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当グループの経営方針、経営環境、及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当グループが判断したものであります。 (1)経営方針《経営理念》 当グループは、『経営品質の向上』を事業活動の中核にすえ、「お客様の意思を尊重し、お客様にとってより品質の高いロジスティクス・サービスを提供する」ことで豊かな社会の実現に貢献してまいります。 「美しく魅力のある会社 サンリツ」の実現を目指します。 (2)経営戦略等《ビジョン》 オペレーションからソリューションへ  当グループは創業以来、高い技術力、作業品質のもと、顧客ニーズに確実に対応する「オペレーション」の力を培ってきましたが、今後は「オペレーション」の力を土台として、お客様との対話を繰り返すことで、今まで引き出せなかったニーズだけでなく、お客様さえ気づいていない真のニーズを引き出し、解決する「ソリューション」の力を身に着けていくことが重要であると考えております。 具体的には、ターゲット市場をB to B物流と定めて、強みである梱包技術を生かせる工作機械・精密機器・医療機器分野において、顧客ニーズや期待を超える価値の提供を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当グループは、経営の主たる指標として、売上高営業利益率を用いております。安定的な成長を維持するためには、確固とした収益基盤づくりが不可欠であるとの認識のもとに、2026年3月期においては、梱包スペシャリスト人材及びソリューション人材の採用・育成に注力する等、次の成長のための土台づくりへの投資がかかることを勘案し、売上高営業利益率4.5%を目標として掲げております。 (4)経営環境等 物流業界におきましては、国際貨物は、米国トランプ政権の関税強化政策に代表されるような保護主義政策の進展が、貿易のグローバル化を阻害する要因となり荷動きの停滞が予想されます。国内貨物は、引き続き建設関連貨物の減少を背景に、輸送量は減少することが予想されます。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような状況の中、当グループは、社会環境の変化から増大する各種コストへ対応するべく、収益性向上へ向けて、中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」を達成するため、グループ一丸となって取り組んでまいります。より一層顧客との対話を重ねることで、ものづくりへの理解を深め、当社にしかできないソリューションを提案し、顧客との取引領域の拡大を図り、シームレスな物流サービスを提供することで、顧客の生産効率向上を追求してまいります。併せて、サービスの適正価格を追求していくことで、外部環境の影響による取扱量減少にも耐えうるよう、収益体質を強化してまいります。 また、ソリューションを実現する人材の確保及び育成に注力することに加え、サステナビリティへの取組みとして、ダイバーシティ&インクルージョンの推進及び働きがいのある職場の実現を目指すとともに、省人化・省力化を目的とした物流DXを推進していくことで、持続的な成長に向けた事業運営の基盤強化に取組んでまいります。 なお、海外事業につきましては、米国子会社へ経営資源の集中を進めており、2025年6月竣工予定の東海岸ジョージア州サバンナ港倉庫の稼働により、米国内の物流網を拡大させ、顧客のサプライチェーンの拡充を図ることで、更なる業容拡大を目指してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当グループの経営方針、経営環境、及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当グループが判断したものであります。 (1)経営方針《経営理念》 当グループは、『経営品質の向上』を事業活動の中核にすえ、「お客様の意思を尊重し、お客様にとってより品質の高いロジスティクス・サービスを提供する」ことで豊かな社会の実現に貢献してまいります。 「美しく魅力のある会社 サンリツ」の実現を目指します。 (2)経営戦略等《ビジョン》 オペレーションからソリューションへ  当グループは創業以来、高い技術力、作業品質のもと、顧客ニーズに確実に対応する「オペレーション」の力を培ってきましたが、今後は「オペレーション」の力を土台として、お客様との対話を繰り返すことで、今まで引き出せなかったニーズだけでなく、お客様さえ気づいていない真のニーズを引き出し、解決する「ソリューション」の力を身に着けていくことが重要であると考えております。 具体的には、ターゲット市場をB to B物流と定めて、強みである梱包技術を生かせる工作機械・精密機器・医療機器分野において、顧客ニーズや期待を超える価値の提供を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当グループは、経営の主たる指標として、売上高営業利益率を用いております。安定的な成長を維持するためには、確固とした収益基盤づくりが不可欠であるとの認識のもとに、2026年3月期においては、梱包スペシャリスト人材及びソリューション人材の採用・育成に注力する等、次の成長のための土台づくりへの投資がかかることを勘案し、売上高営業利益率4.5%を目標として掲げております。 (4)経営環境等 物流業界におきましては、国際貨物は、米国トランプ政権の関税強化政策に代表されるような保護主義政策の進展が、貿易のグローバル化を阻害する要因となり荷動きの停滞が予想されます。国内貨物は、引き続き建設関連貨物の減少を背景に、輸送量は減少することが予想されます。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような状況の中、当グループは、社会環境の変化から増大する各種コストへ対応するべく、収益性向上へ向けて、中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」を達成するため、グループ一丸となって取り組んでまいります。より一層顧客との対話を重ねることで、ものづくりへの理解を深め、当社にしかできないソリューションを提案し、顧客との取引領域の拡大を図り、シームレスな物流サービスを提供することで、顧客の生産効率向上を追求してまいります。併せて、サービスの適正価格を追求していくことで、外部環境の影響による取扱量減少にも耐えうるよう、収益体質を強化してまいります。 また、ソリューションを実現する人材の確保及び育成に注力することに加え、サステナビリティへの取組みとして、ダイバーシティ&インクルージョンの推進及び働きがいのある職場の実現を目指すとともに、省人化・省力化を目的とした物流DXを推進していくことで、持続的な成長に向けた事業運営の基盤強化に取組んでまいります。 なお、海外事業につきましては、米国子会社へ経営資源の集中を進めており、2025年6月竣工予定の東海岸ジョージア州サバンナ港倉庫の稼働により、米国内の物流網を拡大させ、顧客のサプライチェーンの拡充を図ることで、更なる業容拡大を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済状況は、雇用・所得環境の改善に加え、企業の設備投資の好調な推移により、景気は緩やかに回復の動きをみせました。一方、国内の物価上昇の継続や、不安定な海外情勢、変動的な米国の政策動向など先行き不透明な状況が継続いたしました。 物流業界におきましては、国際貨物は、世界経済の減速や、円安による押上効果の希薄化などの影響があるものの、半導体関連の航空輸出が好調に推移しました。輸入につきましては、個人消費の持ち直しにより消費財の荷動きが回復し増加傾向となりました。国内貨物は、消費関連貨物に持ち直しの動きがみられたものの、建設関連貨物が伸び悩んだことで、輸送量は軟調に推移いたしました。 このような事業環境の中、当グループは、中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」のもと、2023年7月に策定した3ヵ年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)において、顧客の真のニーズを引き出し、生産効率向上に寄与するソリューションの実現に向けて、グループ一丸となって取組んでまいりました。 この結果、売上高につきましては、主に主要顧客の生産調整等の影響で工作機械の輸出取扱いが減少した一方、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いや電力変換装置の取扱いが好調に推移し、増加いたしました。 営業利益につきましては、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いが好調に推移したことに加え、連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額60百万円などを計上した影響により、増加いたしました。 なお、経常利益につきましては、営業外収益として米国子会社の倉庫建設遅延に係る損害賠償金収入35百万円、営業外費用として連結子会社における不正行為の調査に係る費用の営業外業務委託料1億1百万円及び連結子会社における不正行為などに係る債権の回収可能性を踏まえた貸倒引当金繰入額75百万円を計上いたしましたが、営業利益が増加したことにより増加いたしました。特別損失につきましては、山立国際貨運代理(上海)有限公司の株式を譲渡したことに伴い、関係会社株式売却損1億13百万円を計上いたしました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高201億22百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益10億34百万円(前年同期比19.6%増)、経常利益8億2百万円(前年同期比2.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4億68百万円(前年同期比18.2%減)となりました。  セグメント別の業績は以下のとおりであります。 (梱包事業部門) 主要顧客の生産調整等の影響で工作機械の輸出取扱いが減少した一方、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いや電力変換装置の取扱いが好調に推移したことに加え、連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額60百万円などの影響により売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高140億63百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益17億45百万円(前年同期比20.1%増)となりました。 (運輸事業部門) 前年大幅に減少していた医療機器の取扱いが復調したことに加え、小型精密機器の取扱いも好調に推移したこと及び外注費の値上がり分について顧客への価格転嫁を進めたことにより、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高29億34百万円(前年同期比17.7%増)、セグメント利益2億69百万円(前年同期比110.0%増)となりました。 (倉庫事業部門) 前年増加した半導体製造装置の出荷待ち製品の保管が減少したこと及び、顧客の倉庫集約により生じた空き倉庫スペースへの客付けが遅れているものの、新たに開設した府中倉庫の稼働により売上高は増加いたしました。 セグメント利益につきましては、府中倉庫開設に係る費用の増加により、減少いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高28億70百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益4億15百万円(前年同期比28.0%減)となりました。 (賃貸ビル事業部門) 本社ビルが満床で稼働しているため、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高2億54百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益74百万円(前年同期比5.4%増)となりました。 ②生産、受注及び販売の実績(生産実績) 当グループは顧客先の製品、商品等の梱包、運輸、保管業務を行っており、生産は行っておりません。 (受注実績) 当グループは顧客の物流部門の一部を担当しております。業界の特殊性及び主に顧客先の工場構内での梱包作業を行っているため、当日受注(指示)当日出荷が大部分であります。 その受注金額は下表のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)梱包事業14,047,876100.777,80182.2 (販売実績) セグメントの名称 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (千円) 前年同期比(%)梱包事業14,063,271101.1運輸事業2,934,344117.7倉庫事業2,870,091104.6賃貸ビル事業254,328103.9合計20,122,036103.7(注)1 セグメント間の取引は相殺消去しております。2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)マキノ・ロジスティクス株式会社1,942,12710.01,935,2309.6 ③財政状態 当連結会計年度末の財政状況は、総資産246億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億17百万円の増加となりました。主な内容は、以下のとおりであります。 (資産) 流動資産につきましては、85億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億68百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加15億83百万円、売掛金の減少1億33百万円、電子記録債権の増加1億77百万円によるものであります。 固定資産につきましては、161億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億48百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産において、建物及び構築物の増加1億10百万円、土地の増加2億68百万円、建設仮勘定の増加6億96百万円、無形固定資産において、ソフトウエア仮勘定の減少4百万円、ソフトウエアの減少47百万円、投資その他の資産において、投資有価証券の減少2百万円、繰延税金資産の増加79百万円によるものです。 (負債) 流動負債につきましては、67億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億67百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金の増加1億47百万円、未払法人税等の増加1億87百万円、賞与引当金の増加1億40百万円によるものであります。 固定負債につきましては、61億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億29百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金の増加13億51百万円、リース債務の減少1億54百万円、退職給付に係る負債の減少87百万円によるものであります。 (純資産) 純資産につきましては、117億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億19百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加2億87百万円、為替換算調整勘定の増加6億14百万円及び退職給付に係る調整累計額の増加75百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の49.7%から47.2%となりました。 ④キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より15億83百万円増加し、当連結会計年度末には38億3百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、16億63百万円(前年同期は11億3百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益6億88百万円、減価償却費8億32百万円、前渡金の増加額4億22百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、12億31百万円(前年同期は9億76百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出10億円、差入保証金の差入による支出1億27百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出54百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、10億61百万円(前年同期は6億77百万円の支出)となりました。これは主に有利子負債の増加12億70百万円、配当金の支払額1億72百万円、シンジケートローン手数料の支払い額35百万円によるものであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績の分析) 当連結会計年度における売上高は、201億22百万円(前年同期193億98百万円)となり、前年同期比で7億23百万円増加いたしました。 営業利益は、10億34百万円(前年同期8億65百万円)となり、前年同期比で1億69百万円増加いたしました。その結果、営業利益率は5.1%となりました。売上高につきましては、主に主要顧客の生産調整等の影響で工作機械の輸出取扱いが減少した一方、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いや電力変換装置の取扱いが好調に推移し、増収いたしました。営業利益につきましては、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いが好調に推移したことに加え、連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額60百万円などを計上した影響により、増益いたしました。 経常利益は、8億2百万円(前年同期7億86百万円)となり、前年同期比で15百万円増加いたしました。その結果、経常利益率は4.0%となりました。営業外収益として米国子会社の倉庫建設遅延に係る損害賠償金収入35百万円、営業外費用として連結子会社における不正行為の調査に係る費用の営業外業務委託料1億1百万円及び連結子会社における不正行為などに係る債権の回収可能性を踏まえた貸倒引当金繰入額75百万円を計上いたしましたが、営業利益が増加したことにより増益いたしました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、4億68百万円(前年同期5億72百万円)となり、前年同期比で1億3百万円減少いたしました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益率は2.3%となりました。特別損失として、山立国際貨運代理(上海)有限公司の株式を譲渡したことに伴い、関係会社株式売却損1億13百万円を計上したことにより減益いたしました。  なお、取扱製品群別の状況は以下のとおりであります。(小型精密機器) 前年減少していた航空貨物の取扱いが復調したことにより増収となりました。(大型精密機器) 半導体製造装置及び電力変換装置の取扱いが好調に推移したことにより、増収となりました。(医療機器) 医療機器の取扱いが好調に推移したことにより、増収となりました。(工作機械) 主に主要顧客の生産調整等の影響で輸出取扱いが減少し減収となりました。  なお、セグメント別の経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績」に記載しております。  また、経営成績の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、以下のとおりであります。 2025年3月期(予想)2025年3月期(実績)予想比増減増減率売上高20,500百万円20,122百万円▲377百万円▲1.8%営業利益920百万円1,034百万円114百万円12.5%営業利益率4.5%5.1%0.7%  売上高は予想比3億77百万円減(予想比1.8%減)、営業利益は予想比1億14百万円増(予想比12.5%増)となりました。主な要因として、半導体製造装置及び自動車関連部品の輸出取扱いが好調に推移したことに加え、連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額60百万円などを計上したことによります。 その結果、営業利益率は、予想より0.7ポイント増加の5.1%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報  キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ④キャッシュ・フローの状況」に記載しております。  当グループは、主として営業活動から得られるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。設備投資などの長期資金につきましては、資金需要が発生した時点で、株主資本、金融機関からの長期借入等、種々の調達方法を検討し対応してまいります。運転資金需要につきましては、営業活動から得られるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等により賄っております。 当連結会計年度末の流動比率は、連結ベースで126.8%となり、前連結会計年度末の112.2%から改善いたしました。これは主に、現金及び預金の増加15億83百万円、支払手形及び買掛金の減少80百万円によるものであります。 当面の財務戦略として、短期借入の機動的な利用による有利子負債残高の適正化に重点を置き、資金ニーズに応じた柔軟な資金調達計画の見直しを行ってまいります。また事業運営の基盤強化のために、サステナビリティや人材への投資、効率的な作業環境を構築するための物流DXの導入推進へ投資を行っております。今後の資金調達については、財務戦略に基づき、事業拡大の機会、当グループの営業活動から得られるキャッシュ・フロー、資産の内容、経済情勢、金融環境などを考慮し、安定的な資金調達に努めてまいります。③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要となる事項の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

主要なリスクとして、まず労働環境におけるリスクがあります。顧客需要の急拡大時に長時間労働が発生し、従業員の健康を損なう可能性があります。次に、気候変動による自然災害のリスクです。ゲリラ豪雨や台風、地震などにより物流設備が損傷し、サービスが停止する恐れがあります。また、主要な取扱製品である工作機械と大型精密機器の需要は周期的な変動があり、後退期には売上高が著しく減少するリスクがあります。さらに、為替レートや国際情勢の変化により、輸出貨物の取扱量が変動するリスクも抱えています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,700 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、当グループのリスク管理体制は、リスク管理に関する方針、体制及び対策等のリスク管理を適正に実施するために、代表取締役を議長とするリスク管理会議を設置し、原則として四半期に一度会議を開催し、各リスクの主管部署による定期的なリスク調査や見直し結果の報告を受け、横断的に分析・評価を実施し、必要に応じた対策等の指示を行うリスク管理体制を構築しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 リスク項目全社重要リスクリスク対応の方向性1労働環境におけるリスク顧客製品の需要が短期的に急拡大した場合に、長時間労働発生により従業員の健康を悪化させるリスク・サスティナビリティ基本方針を策定し、その取組みとして、社員の働きやすい環境づくりのために、安全衛生委員会による情報共有・安全パトロール、従業員エンゲージメント及び職場環境アンケートを定期的に実施。その結果を基に安全・安心で働きがいのある職場環境の実現を目指し、管理部門における労働環境の定期的なチェック及び改善指導、整備実施・人材の積極的確保による一人当たりの時間外労働の削減・顧客とのコミュニケーションを密にとり、顧客の生産・出荷情報等を事前に把握及び事業所間の応援体制の構築・自動化や標準化による作業負荷の軽減及び時間外労働の削減2気候変動におけるリスク予想を超えるゲリラ豪雨、台風や地震などの自然災害の発生により、物流設備の破損、浸水の影響で物流サービスが停止するリスク・自然災害対応マニュアルの適宜見直し・ハザードマップの掲示・被害発生リスクが高い事業所においては、災害対策設備の設置及び速やかな修繕の実施・管理部門における事業所への定期巡回を実施し、防災対策が行われているか確認3取扱製品群におけるリスク当グループの取扱う主要な4つの製品群のうち、工作機械と大型精密機器に関しては、周期的に拡大期と後退期が訪れるため、後退期に入った場合には売上高が著しく減少するリスク・顧客の生産・出荷情報等を事前に把握及び事業所間の応援体制の構築による売上原価の削減・中期的なビジョンとして「オペレーションからソリューションへ」を掲げ、顧客の生産効率向上に寄与するソリューションを提案し、顧客とともに利益率が向上する物流パートナーを目指す取組み4輸出貨物におけるリスク為替レートや国際情勢の変化により、取扱量が大きく変動するリスク・既存顧客の取引領域や輸入貨物の入出庫業務拡大などの輸出に依存しないビジネスの取組みを検討 リスク項目全社重要リスクリスク対応の方向性5人材確保と育成におけるリスク・労働人口が減少している中で、当グループの主要事業である梱包事業は、DX導入へのハードルが高く、人材の確保が困難になることで事業活動に制約が生じるリスク・人材の社外への流出やビジョン達成に向けた人材育成が遅れることにより、当グループの中長期的な成長に影響を及ぼすリスク・豊富な業務経験等により成果を上げた人材の、固有のマネジメントが職場環境やメンタルヘルスに影響を及ぼすリスク・新卒採用においては、コース別採用を実施。本人の希望する職種に従事してもらうことによる、離職率の低下に取組む・採用は新卒採用を基軸としつつも、採用の幅を拡げるため、業界経験の有無に捉われず、中途採用を積極的に活用・従業員エンゲージメント及び職場環境アンケートを実施し、社員の働きやすい環境をつくっていくことによる、定着率の向上を目指す・ソリューション提案をできる人材育成のため、幹部人材育成研修などの研修を実施・顧客の真のニーズを引き出すために、顧客のものづくりノウハウ保持者の中途採用を推進・資格取得、マネジメント研修によるキャリアアップ支援、論理的思考・コンプライアンス研修を実施

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