9353

櫻島埠頭(9353)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

倉庫・運輸関連業 運輸・物流

事業の概要

櫻島埠頭グループは、大阪港の北部、大阪湾ベイエリアを拠点に、港湾運送、倉庫、運送事業を展開しています。京阪神地域の生産・消費地帯を背景に、海陸の中継基地として機能し、輸入原燃料、化学工業製品、冷凍食品など多種多様な貨物の受入から保管、納入までを一貫して効率的に行っています。事業は、ばら貨物、液体貨物、物流倉庫、その他(太陽光発電)の4つのセグメントに分かれており、子会社は陸上運送を担い、関連会社は構内作業や設備修理を請け負っています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

櫻島埠頭の事業セグメントは主に4つです。ばら貨物セグメントは、石炭・コークス・塩などの原燃料ばら貨物の港湾運送、倉庫、運送を一貫して行います。液体貨物セグメントは、約13万キロリットルのタンクと大型タンカーが接岸可能な岸壁で、液体化学品や石油系燃料の中継業務を行います。物流倉庫セグメントは、危険物保管の化学品センター、冷蔵倉庫、低温物流倉庫、食材流通加工施設で構成されます。その他セグメントは太陽光発電による売電事業です。最新年度の実績では、液体貨物セグメントが売上14.8億円、営業利益4.7億円と最も高い営業利益を上げており、稼ぎ頭となっています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
DryBulkCargoReportableSegment 事業 23 -1 -2.4%
LiquidBulkCargoReportableSegment 事業 15 5 32.1%
WearhouseReportableSegment 地域 5 2 40.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|962 文字
3 【事業の内容】当社グループは当社及び連結子会社1社で構成されております。当社グループは主に大阪港の北部、大阪湾ベイエリアにおいて、内外の主要航路と内陸部への幹線道路網で結ばれた立地条件を活かし、京阪神の一大生産・消費地帯を背後に持つ海陸の中継基地として港湾運送事業、倉庫業、運送業を中心とした事業活動を行っております。各種企業を顧客として、取扱貨物は、輸入原燃料、化学工業製品、冷凍食品等多種に及び、受入から保管、需要家納入までの作業を効率的に行っております。なお、当社は取扱貨物の種類を基準に、ばら貨物セグメント、液体貨物セグメント、物流倉庫セグメント及びその他のセグメントに分けております。子会社である浪花建設運輸株式会社は京阪神を中心に、ダンプ車等により、鉱石等の陸上貨物自動車運送業を営んでおり、ばら貨物セグメントにおいて当社が受注した輸入原材料の運送等を行っております。その他の関係会社である埠頭ジャスタック株式会社には、当社構内での作業等を委託すると共に、当社設備の修理等を発注しております。なお、各セグメントの内容は以下の通りであります。 (ばら貨物セグメント)港湾運送事業法、倉庫業法、貨物自動車運送事業法、貨物利用運送事業法、通関業法等に基づき、石炭・コークス・塩等の原燃料ばら貨物を中心に、高性能を誇る大型荷役機械と各種専用倉庫、野積場を備え、これらの貨物の物流業務を一貫輸送体制にて迅速に処理する部門であります。 (液体貨物セグメント)小型から大型まで約13万キロリットルの容量のタンクと、大型タンカーが接岸可能な岸壁を有し、液体化学品や石油系燃料等の入庫から出庫までの中継業務を行っており、大規模な商業用基地として利便性の高い部門であります。 (物流倉庫セグメント)危険物の保管・受払業務を行う化学品センターと、特定顧客と提携している冷蔵倉庫、低温物流倉庫及び食材流通加工施設からなる部門であります。 (その他のセグメント)太陽光発電による売電事業であります。 [事業系統図]以上に述べてきた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。 矢印は役務の流れを示しております。※1 浪花建設運輸株式会社は「連結子会社」であります。※2 埠頭ジャスタック株式会社は「その他の関係会社」であります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
大阪港における特定専用地域で特殊な事業を展開し、一定の競争力を有しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
大阪港の特定専用地域に、大量ばら貨物専門の港湾荷役や液体貨物専用の入着バースを併設するタンク群などの充実した大型設備を保有。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:事業環境の変動による経営成績への影響 / 特定の取引先への売上依存度が高いこと / 事業所の用地が大阪市からの借地であること
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

櫻島埠頭は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、港湾インフラの運営という公共性の高い事業を行っており、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

港湾サービスは、特定の港湾施設や設備への依存度が高く、一度利用を開始した荷主や船舶会社が他の港湾へ乗り換えるには、新たな手続きや物流網の再構築が必要となるため、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

港湾インフラ事業は、ユーザーが増えることでサービス価値が向上するネットワーク効果は働きにくく、直接的な競争優位性には繋がりにくい構造である。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

港湾運営には大規模な設備投資と維持管理コストがかかるが、櫻島埠頭が構造的に競合他社より著しく低いコストでサービスを提供できる優位性は現時点では確認できない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

櫻島埠頭は、鹿児島港における主要な港湾運営会社であり、その規模とインフラの整備状況から、地域における一定の効率規模の優位性を有していると考えられる。特に、特定の貨物や船舶に対するサービス提供能力は大きい。

大阪港の特殊物資港区という好立地に、大量ばら貨物専門の港湾荷役設備や液体貨物専用の大型タンク群といった充実した特殊設備を保有しており、高い作業効率と西日本における競争力を有しています。企業系列に属さない独立した立場であるため、多様な顧客に対応可能です。特定の取引先への依存度が高い側面もありますが、既存顧客との関係強化や、大阪港の再開発に伴う新規ビジネス、地場産業のグローバル化支援を通じて事業の多様化と収益化を目指しています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、次世代に残せる事業構造への転換を図りサステナビリティ経営を推進することで、当社グループを取り巻く全てのステークホルダーに貢献することを最重要課題と位置付けており、第3次中期経営計画の方向性を勘案し、経営環境の大きな変化に対応するため、当社のVisionのもと第4次中期経営計画(2024年度~2026年度)「産業構造の変化に対応する次世代ビジネスへのStep2」を策定し、更なる企業価値の向上に努めてまいりました。その進捗状況については、以下の下線部のとおりであります。 〔当社のVision〕・お客様からの厚い信頼と事業上の好立地という強みを伸ばし、企業価値を更に高める。・現状に満足せず、あらゆる付加価値を追い求め、将来のいかなる環境においても生き残り成長する強靭な企業体力を構築する。・国際貿易港である大阪港において、地元産業に貢献する公共使命を更に拡大しその発展に寄与する。・法令を遵守し、高潔な企業精神を維持していく。 〔第4次中期経営計画の基本方針〕①産業構造の変化にも対応できる、中長期的視点に立った事業ポートフォリオの継続的改善と必要な投資の検討・実施②①を可能ならしめる資本・財務政策の実施③サステナビリティ経営の一層の推進≪ばら貨物セグメントの進捗≫新規貨物の誘致を行うため、汎用性の高いばら貨物倉庫を新設することを決定し、2026年度中の完工に向け準備を進めている。 ≪液体貨物セグメントの進捗≫・将来的な石炭の需要縮小を見据えて、野積場スペースにステンレスタンクを数基新設することを検討しており、本中期経営計画(以下、「中計」という。)期間中の着工を目指しております。・保管貨物の変化にも対応するべく、既存の鉄製タンクのステンレス化を検討しております。 〔定量目標〕①中計期間中、累進配当を導入税引後本業利益=(営業利益+受取配当金-支払利息)×(1-税率)これの30%以上を配当として還元⇒安定配当を基本に、増配/株主還元も考慮したスキーム≪進捗≫2024年度 税引後本業利益の30%以上を配当還元2025年6月26日開催 第83回定時株主総会 剰余金の処分の件 1株につき40円(参考 2024年6月26日開催 第82回定時株主総会 剰余金の処分の件 1株につき30円) ②EBITDA(但し、特殊要因を除く)2026年度9億円以上達成EBITDA=純利益+減価償却費+金利+税金⇒稼ぐ力、キャッシュ創出力を伸ばしていく≪進捗≫2024年度 826百万円(参考 2023年度 735百万円) ③中計期間中 総設備投資額を30億円以上但し、Net有利子負債(長期借入金合計-現預金)の増加を10億円までに抑制⇒成長投資を積極的に行いつつ、財務規律は維持≪進捗≫2024年度 設備投資額 619百万円 なお、サステナビリティ経営推進のもと、働き方改革に対応した職場環境や人事制度を整備するとともに、事業の継続性を担保できる人材を確保し、コンプライアンス意識向上や安全強化等に向けた社員教育の充実、内部統制や社員の行動基準等の内部監査の充実などを通じて、社員の育成を図り、企業の社会的責任を果たす方針であります。さらに、港湾物流サービスを安定的にご提供できるように、業務上の中核設備を中心に積極的な維持管理を施すとともに、健康経営優良法人2025の認定のもと、当社グループの所属する全ての者の健康増進に努めるとともに衛生管理に万全の体制を取ることに細心の注意を払ってまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、次世代に残せる事業構造への転換を図りサステナビリティ経営を推進することで、当社グループを取り巻く全てのステークホルダーに貢献することを最重要課題と位置付けており、第3次中期経営計画の方向性を勘案し、経営環境の大きな変化に対応するため、当社のVisionのもと第4次中期経営計画(2024年度~2026年度)「産業構造の変化に対応する次世代ビジネスへのStep2」を策定し、更なる企業価値の向上に努めてまいりました。その進捗状況については、以下の下線部のとおりであります。 〔当社のVision〕・お客様からの厚い信頼と事業上の好立地という強みを伸ばし、企業価値を更に高める。・現状に満足せず、あらゆる付加価値を追い求め、将来のいかなる環境においても生き残り成長する強靭な企業体力を構築する。・国際貿易港である大阪港において、地元産業に貢献する公共使命を更に拡大しその発展に寄与する。・法令を遵守し、高潔な企業精神を維持していく。 〔第4次中期経営計画の基本方針〕①産業構造の変化にも対応できる、中長期的視点に立った事業ポートフォリオの継続的改善と必要な投資の検討・実施②①を可能ならしめる資本・財務政策の実施③サステナビリティ経営の一層の推進≪ばら貨物セグメントの進捗≫新規貨物の誘致を行うため、汎用性の高いばら貨物倉庫を新設することを決定し、2026年度中の完工に向け準備を進めている。 ≪液体貨物セグメントの進捗≫・将来的な石炭の需要縮小を見据えて、野積場スペースにステンレスタンクを数基新設することを検討しており、本中期経営計画(以下、「中計」という。)期間中の着工を目指しております。・保管貨物の変化にも対応するべく、既存の鉄製タンクのステンレス化を検討しております。 〔定量目標〕①中計期間中、累進配当を導入税引後本業利益=(営業利益+受取配当金-支払利息)×(1-税率)これの30%以上を配当として還元⇒安定配当を基本に、増配/株主還元も考慮したスキーム≪進捗≫2024年度 税引後本業利益の30%以上を配当還元2025年6月26日開催 第83回定時株主総会 剰余金の処分の件 1株につき40円(参考 2024年6月26日開催 第82回定時株主総会 剰余金の処分の件 1株につき30円) ②EBITDA(但し、特殊要因を除く)2026年度9億円以上達成EBITDA=純利益+減価償却費+金利+税金⇒稼ぐ力、キャッシュ創出力を伸ばしていく≪進捗≫2024年度 826百万円(参考 2023年度 735百万円) ③中計期間中 総設備投資額を30億円以上但し、Net有利子負債(長期借入金合計-現預金)の増加を10億円までに抑制⇒成長投資を積極的に行いつつ、財務規律は維持≪進捗≫2024年度 設備投資額 619百万円 なお、サステナビリティ経営推進のもと、働き方改革に対応した職場環境や人事制度を整備するとともに、事業の継続性を担保できる人材を確保し、コンプライアンス意識向上や安全強化等に向けた社員教育の充実、内部統制や社員の行動基準等の内部監査の充実などを通じて、社員の育成を図り、企業の社会的責任を果たす方針であります。さらに、港湾物流サービスを安定的にご提供できるように、業務上の中核設備を中心に積極的な維持管理を施すとともに、健康経営優良法人2025の認定のもと、当社グループの所属する全ての者の健康増進に努めるとともに衛生管理に万全の体制を取ることに細心の注意を払ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度のわが国経済は、社会・経済活動の正常化、雇用・所得環境の改善等により、企業の経済活動や個人消費が緩やかに持ち直してきている一方、原材料やエネルギーコストの高止まり、不安定な海外情勢や為替相場、米国新政権の保護主義政策への転換などリスク懸念要素が多く、先行きが不透明な状態が続いております。 このような情勢のもと、当社グループは、競争力のある事業基盤を形成し、全てのステークホルダーへの貢献を継続して達成することを目指しつつ、経営環境の大きな変化に対応するため、第4次中期経営計画(2024年度~2026年度)を策定し、更なる企業価値の向上に努めてまいりました。産業構造の変化への対応として、必要な投資の検討・実施、また、既存設備への効率的なメンテナンスを実施していくことで、中長期的視野に立った事業ポートフォリオの継続的改善を行うとともに、新規ビジネスを開拓・育成することや地場産業との関係を深め、わが社の強みを生かした付加価値のある仕事を追求し、長期に亘り安定した収益を維持・拡大できる事業基盤の強化に努めてまいりました。ばら貨物については、港湾物流サービスを常に安定的にご提供できるよう、ばら貨物倉庫の新設に着手するとともに、既存設備の更新工事を進めてまいります。液体貨物に関しても、メンテナンスを適時・的確に行い事業の安定性を高めるとともに、タンクの更新・新設を含めた設備投資を検討してまいります。また、倉庫事業に関しても、パートナー様と連携を強化し、収益改善に向け様々な取り組みを検討してまいります。上記の事業活動を踏まえ、当連結会計年度の売上高は、4,338百万円となり、前連結会計年度に比べ225百万円、5.5%の増収となりました。 売上原価は、売上の増加に伴い荷役関係諸払費が増加したことや、既存設備への積極的なメンテナンス及び更新投資により、修繕費や減価償却費が増加したことなどにより、3,537百万円となり、前連結会計年度に比べ205百万円の増加となりました。また、販売費及び一般管理費は、業務改善に伴うコンサルティング費用や人件費の増加などにより、597百万円となり、前連結会計年度に比べ53百万円の増加となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は203百万円となり、前連結会計年度に比べ32百万円、13.9%の減益となりました。経常利益は、受取配当金を収受したことなどにより299百万円となり、前連結会計年度に比べ35百万円、10.6%の減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失が減少したことや、繰延税金資産の回収可能性に関する企業分類の変更により法人税等調整額が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ21百万円、10.1%増益の232百万円となりました。 セグメントごとの営業成績は、次のとおりであります。(ばら貨物セグメント)大型クレーンを使用する荷役業務は、主に原材料貨物の取扱数量が減少したことなどにより、荷役業務の売上高は前連結会計年度に比べ14.3%減少し、642百万円(前連結会計年度は750百万円)となりました。 海上運送業務は、内航船による輸送料金の改定を行ったことなどから、売上高は450百万円(前連結会計年度は362百万円)となりました。 保管業務は、前連結会計年度期中で稼働した新倉庫が期初より安定して稼働したことなどから、売上高は488百万円(前連結会計年度は405百万円)となりました。 陸上運送・その他業務の売上高は723百万円(前連結会計年度は687百万円)となりました。 以上により、ばら貨物セグメントの売上高は2,304百万円(前連結会計年度は2,205百万円)となりました。また、ばら貨物セグメントの営業損失は55百万円となり、前連結会計年度に比べ12百万円、28.8%の減益となりました。 (液体貨物セグメント)石油類は、白油系の荷動きが回復したことやタンク運営に係る特別作業料を収受したことなどから、売上高は1,024百万円(前連結会計年度は953百万円)となりました。 化学品類は、一部貨物の荷動きが活発であったことに加え、タンク保管料の改定を行ったことなどから、売上高は456百万円(前連結会計年度は401百万円)となりました。 以上により、液体貨物セグメントの売上高は1,481百万円(前連結会計年度は1,355百万円)となりました。また、液体貨物セグメントの営業利益は475百万円となり、前連結会計年度に比べ19百万円、4.2%の増益となりました。(物流倉庫セグメント)物流倉庫は、前連結会計年度と同様に、各倉庫が期初より安定して稼働したことなどにより、物流倉庫セグメントの売上高は532百万円(前連結会計年度は530百万円)となりました。また、物流倉庫セグメントの営業利益は214百万円となり、前連結会計年度に比べ14百万円、7.3%の増益となりました。 (その他セグメント)売電事業によるその他セグメントの売上高は20百万円となり、前連結会計年度並みとなりました。また、セグメントの営業利益は前連結会計年度並みの6百万円となりました。 当連結会計年度末の総資産は11,098百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,021百万円増加しました。これは港湾物流サービスを常に安定してご提供できるように、既存設備の更新工事を積極的に行ったことにより、有形固定資産が増加したことや、保有する株式の時価の上昇により投資有価証券が増加したことなどによるものです。 負債合計につきましては、長期借入金の約定返済が進みましたが、新たな資金調達により長期借入金が増加したことや投資有価証券の時価の上昇に伴い繰延税金負債が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて316百万円増加し、4,127百万円となりました。 純資産合計につきましては、利益剰余金やその他有価証券評価差額金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて705百万円増加し、6,970百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は941百万円となり、前連結会計年度末に比べて90百万円増加しました。各キャッシュ・フロー別の状況及びそれらの要因は以下の通りです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローでは、755百万円の資金増加(前連結会計年度は755百万円の資金増加)となりました。これは税金等調整前当期純利益を302百万円、減価償却費を413百万円計上したことなどによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローでは、有形固定資産の取得による支出を604百万円行ったことなどから608百万円の資金減少(前連結会計年度は1,081百万円の資金減少)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローでは、長期借入による収入が450百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が418百万円、配当金の支払額が45百万円あったことなどから、56百万円の資金減少(前連結会計年度は241百万円の資金増加)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産の実績該当事項はありません。b.受注実績該当事項はありません。c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称売上金額(千円)対前年同期比(%)ばら貨物2,304,4154.5液体貨物1,481,1219.2物流倉庫532,3040.4その他20,3651.2合計4,338,2065.5 (注) 1 セグメント間の取引はありません。   2 主な相手先別の売上実績及び総売上実績に対する割合は、次の通りであります。相手先前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)電源開発株式会社523,77312.7660,25515.2 品目別取扱数量 セグメントの名称取扱品目取扱数量(千トン)対前年同期比(%)荷役海上運送保管荷役海上運送保管ばら貨物石炭他2,0919372,713△9.748.011.0液体貨物石油類白油503―34122.5―1.2 重油151―690△11.9―△2.0 工業用原料油57―183△10.4―△1.6 アスファルト65―60△9.0―0.0 小計778―1,2757.8―△1.0 化学品類241―28343.7―△0.5液体貨物合計1,019―1,55914.6―△0.9 (注) ばら貨物セグメントの保管数量の内訳は以下の通りであります。 保管数量(千トン)対前年同期比(%)野積保管倉庫保管野積保管倉庫保管2,373340△15.644.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容経営成績の分析(売上高)ばら貨物セグメントでは、イルメナイトなどの原材料貨物の取扱減少により荷役業務で減収となりましたが、前連結会計年度期中に大規模改修工事が完了した倉庫が期初より安定して稼働したことなどで保管業務で増収したことなどから、売上高は2,304百万円となり、前連結会計年度に比べ98百万円、4.5%の増収となりました。液体貨物セグメントでは、荷役業務においては化学品類の一部貨物及び白油系の貨物の荷動きが活発であったことなどから増収となりました。保管業務においても石油類・化学品類共にタンクの稼働率が通年に亘り堅調であったため増収となりました。また、その他業務においてタンク運営に係る特別作業料を収受いたしました。この結果、売上高は1,481百万円となり、前連結会計年度に比べ125百万円、9.2%の増収となりました。物流倉庫セグメントでは、前連結会計年度と同様に各倉庫が期初より安定して稼働したことなどから、売上高は532百万円となり、前連結会計年度に比べ1百万円、0.4%の増収となりました。売電事業のその他セグメントの売上高は20百万円となり、前連結会計年度並みとなりました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,338百万円となり、前連結会計年度に比べ225百万円、5.5%の増収となりました。なお、売上高の分析につきましては、「第2『事業の状況』 4『経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析』 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項目もご参照下さい。 (売上原価並びに販売費及び一般管理費)売上原価につきましては、作業外注費である荷役関係諸払費は売上の増加に伴い増加し、1,245百万円となり、前連結会計年度に比べ44百万円増加しました。修理維持費につきましても積極的に既存設備のメンテナンスを行ったことにより、前連結会計年度に比べ55百万円増の438百万円となりました。また、設備投資や更新投資に伴い減価償却費につきましても増加しました。これらの結果、売上原価は前連結会計年度と比べ202百万円増の3,537百万円となり、売上高に対する割合は81.6%(前連結会計年度は81.0%)となりました。販売費及び一般管理費は、業務改善に伴うコンサルティング費用や人件費が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ53百万円増の597百万円となりました。売上高に対する割合は13.8%(前連結会計年度は13.2%)となりました。以上の結果、営業利益は203百万円となり、前連結会計年度に比べ32百万円、13.9%の減益となりました。売上高に対する割合は4.7%(前連結会計年度は5.7%)となりました。  (営業外収益・費用)営業外収益は受取配当金が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ3百万円増の126百万円となりました。営業外費用については支払利息が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ6百万円増の29百万円となりました。以上の結果、経常利益は299百万円となり、前連結会計年度に比べ35百万円、10.6%の減益となりました。売上高に対する割合は6.9%(前連結会計年度は8.2%)となりました。 (特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益)親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失が減少したことや、繰延税金資産の回収可能性に関する企業分類の変更により法人税等調整額が減少したことなどにより、232百万円となり、前連結会計年度に比べ21百万円、10.1%の増益となりました。売上高に対する割合は5.4%(前連結会計年度は5.1%)となりました。  財政状態の分析当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「第2『事業の状況』 4『経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析』 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項目に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2『事業の状況』 3『事業等のリスク』」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 ばら貨物セグメントの資産は2,920百万円となり、前連結会計年度末に比べて190百万円増加しました。これは、受変電設備の更新工事などを行ったことにより、有形固定資産が増加したことなどによるものです。液体貨物セグメントの資産は1,055百万円となり、前連結会計年度に比べて56百万円増加しました。これは、売上の増加に伴い売掛債権が増加したことなどによるものです。物流倉庫セグメントの資産は、減価償却が進んだことなどにより、前連結会計年度末に比べて112百万円減少の1,003百万円となりました。セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2『事業の状況』 4『経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析』 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。  ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2『事業の状況』 4『経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析』 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。当社グループの運転資金需要の主なものは、荷役関係諸払費や借地料、修理費などの営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資であります。また、株主還元については、安定的な配当を継続することを基本方針とし、経営の安定性と財務体質の維持・強化を重視する観点から、内部留保の水準と利益の見通しを考慮して実施してまいります。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。なお、運転資金の効率的な調達を行うために、取引銀行4行と総額850百万円の当座貸越枠を設定しております。  ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。(固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

事業リスク

事業環境として、外国為替相場の変動、国際情勢、資源価格やエネルギー政策の変動が主要取引先の事業活動に影響を与え、業績に影響を及ぼす可能性があります。特にばら貨物セグメントでは、エネルギー政策の変更により石炭の取扱量が減少するリスクがあります。また、特定の取引先への売上依存度が高いため、取引先や国の資源政策に大きな変化があった場合、業績に影響が出る可能性があります。さらに、事業所が大阪市からの借地であることや、大規模な設備投資計画が経済動向によって滞る可能性、自然災害による事業停止リスクも存在します。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,594 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のようなものがあります。但し、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。なお、文中における将来に関する事項は、連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。(1)事業環境について当社グループは、大阪港に位置し、主に西日本に事業拠点を有する電力会社や大手メーカー向けの輸入貨物(燃料・原材料)に係る本船荷役や保管・輸送等の物流サービスを担うほか、保有する資産(倉庫やタンクなど)を、商社や卸売会社等の物流拠点として提供する事業を運営しております。このため、急激な外国為替相場の変動、ウクライナ紛争に端を発する経済制裁の影響、米国政権の保護主義政策への転換、またエネルギーをはじめとする資源価格の変動およびエネルギー政策の転換等といった国内外の情勢が主要取引先企業の事業活動や経営戦略に影響を与えた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。セグメント毎の状況は以下です。ばら貨物セグメントで取り扱う主要貨物の石炭は、主に火力発電所向けの燃料として使用されています。地球温暖化に向けた取り組みの中で、政府・自治体のエネルギー政策の変更や取引先の方針転換などにより、取扱数量が減少する可能性があります。液体貨物セグメントと物流倉庫セグメントにおいては、タンクや倉庫などを物流拠点として利用する取引先と長期の利用契約を締結しておりますが、経営環境の変動に伴う取引先の経営戦略の変更などにより、当該契約が中途解約される場合や満期を迎えた契約が更新できない場合などには、その後の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。(2)事業特性に由来するリスクについて当社グループは、企業系列に属さない独立した立場で、大量ばら貨物(石炭・コークスなど)専門の港湾荷役や液体貨物専用の入着バースを併設するタンク群による貨物保管などの特殊な事業を、大阪港における特定専用地域である特殊物資港区(大阪市此花区)で展開しております。当該事業に欠かせない充実した大型設備を好立地に保有していることから作業効率も高く、西日本における一定の競争力を有しております。一方、その特性から、取扱貨物が産業経済に不可欠な原材料やエネルギー資源などが中心であるため、特定の取引先への売上依存度が相対的に高くなる傾向にあり、かかる取引先、或いはわが国の資源政策に何らかの大きな変化があった場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。事業特性に由来する問題に対しては、既存取引先との良好な関係を発展することにより取扱貨物の種類の多様化を図るとともに、大阪港でこれから始まるBIG EVENT(統合型リゾート施設等)に潜む新規ビジネスの発掘や、港湾地域に拠点を構える地場産業のグローバル化を支える港湾物流を取り込むこと等により、事業の多様化と収益化を進めてまいります。(3)立地条件上の制約について当社グループの事業所の用地は、子会社の用地を除き大阪市からの借地であります。そのため、契約に定められた目的以外の利用に関しては大阪市の承諾を得る必要があります。(4)設備投資について当社グループは、毎年既存設備に対して計画的に維持更新のための設備投資を行うほか、事業基盤を確固たるものにするため、新たな設備投資を行っています。2025年3月期からは、第4次中期経営計画に基づき、設備投資の継続を通して収益を拡大することを目指しています。しかし、経済動向や当社を取り巻く環境の変化により、当初計画通りに設備投資を実施できない場合は、当社グループの今後の事業展開に支障を来す可能性があります。ただし、第2次中期経営計画から、毎年ローリング方式により同計画を見直すことといたしており、設備投資についても、時宜に適った設備投資戦略を策定し、企業価値を高めてまいります。 (5)資金調達について当社グループは、必要資金を主に金融機関からの借入により調達しております。現在のところ、設備投資資金や運転資金の調達に支障をきたすような状況になく、借入金利も安定した状況にあります。ただし、経済活動の停滞等により、当社の業績が長期に亘り著しく低迷した場合や金融市場が極度に逼迫した場合には、希望する時期または条件により資金調達が実行できない可能性があります。これにより、設備投資計画や収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材の確保について当社グループの競争と将来性は、マネジメントはもちろん、各部門における専門的知識や技能を持った有能な人材の確保・育成が必要不可欠であります。このため、定期採用に加え、年間を通じて人材紹介会社を活用した中途採用を実施しているほか、社内での社員研修の内容の充実を図っております。しかし、業務に精通した人材の確保や予定通りの人材の育成ができなかった場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。(7)大型荷役設備のメンテナンス及び自然災害リスクについて当社グループは、大型荷役設備(クレーン)を使用して、ばら貨物の作業を実施しております。当該設備については専門担当部署が常時点検するとともに、早期に部品等の更新を行ない、設備の耐久性を維持・確保しております。また、主要な基幹部品については、すべて常備する万全な体制といたしております。しかし、突発的な要因により設備に予想しない不具合が発生した場合には、事業活動に影響を与える可能性があります。また、当社は、事業設備が一ケ所に集中していることから、大規模な台風や地震による被害を受けた場合、全事業活動が停止する可能性があります。2018年9月に襲来した台風に際しては、事業活動への影響は全くありませんでしたが、損失額280百万円相当の被害を受けました。なお、当該費用については全設備に保険を付保していることから、業績に大きな影響はありませんでしたが、地震に係る被害については保険支払額に制限があるため業績に影響が出る可能性があります。(8)固定資産の減損リスクについて当社グループは、事業活動を遂行するにあたり多額の固定資産を保有しております。今後の経済変動等による固定資産の時価の下落や、資産グループの収益力の低下等に伴い、減損損失が発生する可能性があります。 (9)法律等の公的規制について当社グループの事業は、港湾運送事業法、倉庫業法、消防法、貨物運送事業法等に基づく許認可を受け、事業の遂行に関連する各種法令や業界慣行に従い事業活動を行っています。今後、これらの法令等の改廃や新たな法的規制が設けられた場合、事業活動の自由度が減少することや新たな費用の発生等が見込まれ、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)有価証券について当社グループは、取引関係の維持・強化等を目的として、金融機関や取引先等の株式を戦略的に保有しております。これらの時価のある株式の取得原価は615百万円です。一方、当連結会計年度末の貸借対照表計上額(時価)は4,474百万円となり、評価差額は3,858百万円の評価益となっています。取得原価が相対的に低いことから、今後の経済情勢または発行会社の経営状態の変動等により大幅な下落が生じた場合でも、評価損を計上する可能性は少ないと考えられますが、包括利益や財政状態へは影響を及ぼす可能性があります。なお、当該株式については、政策保有意義の希薄化が認められる、またはその兆候がある株式については、取締役会の決議に基づき、順次売却していくこととしておりますが、政策保有意義のある株式についても、当社が目標とする経営基盤が確立できた段階に至った場合、または、企業価値を高める大規模な設備投資に係る資金需要が発生した場合には、改めて売却について検討する方針であります。 (11)退職給付債務について当社グループは確定給付企業年金制度を採用しており、年金資産を外部に運用委託しております。このため、運用成績の悪化などにより積立額に不足が生じ会社が負担することになる場合、業績と財務状況に悪影響を及ぼす恐れがあります。 (12)パンデミックリスクについて当社グループは、感染症の安全対策として、消毒等の衛生管理に加え、在宅勤務、時差出勤等を実施する体制を整え、事業活動を継続して実施していますが、従業員が罹患した場合、または、専属下請作業会社の作業員が罹患した場合には、当社グループの事業活動に影響を与え、業績と財務状況にも悪影響を及ぼす可能性があります。

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