9311

アサガミ(9311)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

倉庫・運輸関連業 運輸・物流

事業の概要

アサガミグループは、物流、不動産、印刷、その他の4つの事業を展開しています。物流事業では、倉庫での貨物保管、海上・航空輸送の手続き、トラックによる運送など、幅広い物流サービスを提供しています。不動産事業では、大型物流施設や商業施設の賃貸・管理を行い、安定した収益源となっています。印刷事業では、婚礼・年賀印刷などの一般印刷や新聞の受託印刷を手掛けています。これらの多角的な事業を通じて収益を上げています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

アサガミグループの事業セグメントは、主に「物流事業」「不動産事業」「印刷事業」の3つで構成されています。物流事業は、倉庫での貨物保管、港湾・空港での輸送手続き、トラックによる貨物運送などを担い、最も大きな売上を上げています。不動産事業は、大型物流施設や商業施設の賃貸・管理を行い、売上規模は小さいものの高い営業利益率を誇ります。印刷事業は、婚礼・年賀印刷や新聞の受託印刷が中心です。その他にも建築工事やグループ内の業務請負を行う「その他」事業があります。全体として物流事業がグループの主要な収益源となっています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
LogisticsBusiness 地域 218 20 9.1%
RealEstateBusiness 地域 19 18 91.8%
PrintingBusiness 地域 147 4 2.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|864 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、親会社、連結子会社9社、非連結子会社4社および関連会社2社で構成されており、物流事業、不動産事業、印刷事業およびその他の4部門に関する事業を行っております。当社グループの「セグメント」の事業内容と、主な関係会社との関連は次のとおりであります。また、次の4部門は「第5 経理の状況1(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (物流事業)倉庫部門当部門は主に、寄託を受けた貨物を倉庫に保管する業務、入出庫・荷捌きおよびこれに付帯する業務を行っております。[主な関係会社]当社港湾フォワーディング部門当部門は主に、海上・航空運送の輸送手続き、港湾・空港における貨物の積込み・積み下ろし・荷捌きおよびこれに付帯する業務を行っております。[主な関係会社]当社、㈱エアロ航空および浅上重機作業㈱運輸部門当部門は主に、貨物自動車による貨物の運送、利用運送および運送の取次等の業務を行っております。[主な関係会社]当社、港運輸工業㈱、ホワイト・トランスポート㈱およびアサガミ物流㈱    ※当連結会計年度より管理区分を見直し、3PL(サードパーティーロジスティクス)部門につきましては、     運輸部門に集約しております。 (不動産事業)当事業は主に、顧客の要望に合わせた大型物流施設・商業施設等を賃貸・管理する業務を行っております。[主な関係会社]当社 ※当社は㈱オーエーコーポレーションより一部施設を賃借しております。 (印刷事業)当事業は主に、婚礼・年賀印刷等の一般印刷、新聞等の受託印刷、発送およびこれらに付帯する業務を行っております。[主な関係会社]アサガミプレスセンター㈱、アサガミプレスいばらき㈱およびマイプリント㈱ (その他)当事業は主に、自動倉庫工事等の建築工事およびグループ内の業務請負事業等を行っております。[主な関係会社]当社およびアサガミ・キャリア・クリエイト㈱ [事業系統図]以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
物流事業における倉庫、港湾設備、多数の車輌、不動産事業における大型物流施設・商業施設等の保有。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:事業環境の変化 / 大規模な災害等 / 感染症の拡大
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)

アサガミグループの優位性は、物流、不動産、印刷という多岐にわたる事業ポートフォリオにあります。特に物流事業では、倉庫、港湾フォワーディング、運輸を一体的に提供することで、顧客の多様なニーズに対応できる総合力が強みと考えられます。また、不動産事業における大型物流施設や商業施設の賃貸・管理は、安定的な収益基盤を築いています。長年の事業運営で培われた顧客との関係性や、各事業における専門性が競争優位の源泉となっている可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営方針・経営戦略等当社グループは「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」を経営理念とし、物流、印刷、不動産、その他の各事業を展開しております。この経営理念を実現するため、次の経営方針を掲げ、株主、取引先、社員、当社グループに関わる人たちの幸せを実現したいと考えております。① 顧客第一② 企業規模の拡大③ 高収益体質の確立④ 磐石な安全性の確立物流業界ではドライバーを始めとした労働力不足が続いておりますが、従業員同士のコミュニケーションを活性化する施策を実行しております。継続して働きたいと思える職場環境を作り、長く働いてもらえることで、安全意識の蓄積や安定したサービスにつなげ、事業の継続、拡大を図ってまいります。また、印刷業界では印刷物の発行数が減少傾向にある状況ですが、コスト削減や業務効率化を進めてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は事業基盤および財務体質の強化により、安定的かつ継続的な配当を行うことを株主還元の基本方針としております。従業員や取引先等の関係者の幸せ実現および株主還元のため、安定的な企業活動を継続することが重要と考えており、持続的な経常利益の確保が経営上の目標と考えております。目標を達成するため、質の高いサービスの提供により顧客満足度を高め競争力の向上に努めるとともに、無駄な業務を改善し、効率化を図ることで、利益を確保してまいります。 2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期経常利益(千円)972,5592,160,2161,872,4591,636,7742,056,821 (3)経営環境及び対処すべき課題 今後のわが国経済の見通しといたしましては、人材の取合いが継続し、人件費の上昇圧力が高まることが考えられます。また海外では、行き過ぎた自国保護主義による他国との軋轢が懸念され、わが国経済に厳しい影響がもたらされる恐れもあり、動向を注視する必要があります。 そのような環境の中、当連結会計年度において当社グループは、次の重点課題に取組みました。今後も顧客から常に「選ばれる企業」として持続的な成長を目指してまいります。  ① 顧客満足度・品質の向上 「安全はすべてに優先する」という認識のもと、経営層との情報共有を迅速に行い、安全確保のための改善提案やヒヤリハットの共有を行っております。 また、既存顧客と日頃から頻繁にコミュニケーションを取り、顧客の課題解決に尽力できないか、検討・提案をしております。長く取引を継続してもらえるよう部署や営業所を越えて協力し、進めております。  ② 事業規模の拡大 既存顧客からの業務依頼に対応するだけでなく、新たな顧客からも業務を受託できるように、これまでに培った社外ネットワークを活用し、他社との情報交換および社内での情報共有に努めております。 今後も顧客とのコミュニケーションを密に取り、事業拡大等のビジネスチャンスを逃さないように努めてまいります。  ③ 業務効率化 書類や業務工数の削減、手順の簡素化等の業務効率化に継続して取組んでおります。効率化により、業務の属人化を防ぎ、機械ができることは機械に任せ、各従業員が持つ知見を継承していきやすくなると考えております。 労働力不足は今後も継続すると思われ、業務効率化には取組み続けなければならないと考えております。  ④ 人材の育成・確保 人材育成・確保の施策として、資格取得支援、若手社員のOJT教育、定期的な面談、自己申告制度による意見の吸い上げ、各種研修等を実施しております。 人材採用に関しては、近年の採用活動動向の観点からWebおよび対面による面接の双方を実施し、学校とのリレーション構築等、継続して多くの就職希望者と面談する機会を作れるよう工夫を行っております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営方針・経営戦略等当社グループは「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」を経営理念とし、物流、印刷、不動産、その他の各事業を展開しております。この経営理念を実現するため、次の経営方針を掲げ、株主、取引先、社員、当社グループに関わる人たちの幸せを実現したいと考えております。① 顧客第一② 企業規模の拡大③ 高収益体質の確立④ 磐石な安全性の確立物流業界ではドライバーを始めとした労働力不足が続いておりますが、従業員同士のコミュニケーションを活性化する施策を実行しております。継続して働きたいと思える職場環境を作り、長く働いてもらえることで、安全意識の蓄積や安定したサービスにつなげ、事業の継続、拡大を図ってまいります。また、印刷業界では印刷物の発行数が減少傾向にある状況ですが、コスト削減や業務効率化を進めてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は事業基盤および財務体質の強化により、安定的かつ継続的な配当を行うことを株主還元の基本方針としております。従業員や取引先等の関係者の幸せ実現および株主還元のため、安定的な企業活動を継続することが重要と考えており、持続的な経常利益の確保が経営上の目標と考えております。目標を達成するため、質の高いサービスの提供により顧客満足度を高め競争力の向上に努めるとともに、無駄な業務を改善し、効率化を図ることで、利益を確保してまいります。 2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期経常利益(千円)972,5592,160,2161,872,4591,636,7742,056,821 (3)経営環境及び対処すべき課題 今後のわが国経済の見通しといたしましては、人材の取合いが継続し、人件費の上昇圧力が高まることが考えられます。また海外では、行き過ぎた自国保護主義による他国との軋轢が懸念され、わが国経済に厳しい影響がもたらされる恐れもあり、動向を注視する必要があります。 そのような環境の中、当連結会計年度において当社グループは、次の重点課題に取組みました。今後も顧客から常に「選ばれる企業」として持続的な成長を目指してまいります。  ① 顧客満足度・品質の向上 「安全はすべてに優先する」という認識のもと、経営層との情報共有を迅速に行い、安全確保のための改善提案やヒヤリハットの共有を行っております。 また、既存顧客と日頃から頻繁にコミュニケーションを取り、顧客の課題解決に尽力できないか、検討・提案をしております。長く取引を継続してもらえるよう部署や営業所を越えて協力し、進めております。  ② 事業規模の拡大 既存顧客からの業務依頼に対応するだけでなく、新たな顧客からも業務を受託できるように、これまでに培った社外ネットワークを活用し、他社との情報交換および社内での情報共有に努めております。 今後も顧客とのコミュニケーションを密に取り、事業拡大等のビジネスチャンスを逃さないように努めてまいります。  ③ 業務効率化 書類や業務工数の削減、手順の簡素化等の業務効率化に継続して取組んでおります。効率化により、業務の属人化を防ぎ、機械ができることは機械に任せ、各従業員が持つ知見を継承していきやすくなると考えております。 労働力不足は今後も継続すると思われ、業務効率化には取組み続けなければならないと考えております。  ④ 人材の育成・確保 人材育成・確保の施策として、資格取得支援、若手社員のOJT教育、定期的な面談、自己申告制度による意見の吸い上げ、各種研修等を実施しております。 人材採用に関しては、近年の採用活動動向の観点からWebおよび対面による面接の双方を実施し、学校とのリレーション構築等、継続して多くの就職希望者と面談する機会を作れるよう工夫を行っております。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、訪日外国人数が増加し、好影響を与えた一方で、物価上昇が継続し、企業の倒産件数も増加しました。また、海外においては、ウクライナや中東における紛争が継続し、中国経済の鈍化も続きました。米国に端を発する貿易戦争の影響も懸念されます。今後も、地政学リスクや関税政策の動向、金利や為替の動向を注視する必要があり、依然として先行きは不透明な状況となっております。 物流業界では、ドライバー職の有効求人倍率が全職業合計の倍以上となっており、燃料価格も高水準で推移し、厳しい経営環境が続いております。不動産業界では、都心オフィスの空室率は減少傾向ですが、首都圏大型物流施設では空室率が高止まりしております。印刷業界の婚礼分野では、婚姻件数が微増の一方で、披露宴への招待人数は新型コロナウイルス蔓延前までに戻っておりません。年賀分野では、年賀葉書の発行枚数の減少が継続しております。新聞分野についても、発行部数の減少傾向は変わらず、依然として厳しい状況が続いております。 このような経営環境に対応すべく、当社グループは、原点である経営理念の「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」に立ち返り、取組みを行ってまいりました。この結果、当連結会計年度の売上高は38,943百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は1,928百万円(前年同期比25.5%増)、経常利益は2,056百万円(前年同期比25.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,174百万円(前年同期比36.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。(物流事業)当事業のうち、倉庫部門につきましては、主に物流センターの保管取扱量が増加したことにより売上高は1,881百万円(前年同期比1.1%増)となりました。港湾フォワーディング部門につきましては、主に輸入鋼材、鉄スクラップ等の取扱量が増加した一方、建設機械の輸出取扱量が減少したことや国際情勢による影響から航空貨物の取扱量が減少したことにより売上高は6,634百万円(前年同期比1.3%減)となりました。運輸部門につきましては、主に2024年問題を背景にした物流コスト上昇に伴う料金改定を行った一方、建設機械やスポット案件での輸送量が減少し売上高は13,260百万円(前年同期比1.4%減)となりました。この結果、当事業の売上高は21,776百万円(前年同期比1.2%減)、セグメント利益は1,977百万円(前年同期比0.8%減)となりました。 なお、当連結会計年度より3PL(サードパーティーロジスティクス)部門につきましては、運輸部門に集約しております。 (不動産事業)当事業につきましては、前年同期並みに推移し売上高は3,527百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は修繕費および減価償却費等の減少により1,779百万円(前年同期比14.0%増)となりました。 (印刷事業)当事業につきましては、印刷業界の市場縮小傾向の影響を受け、主に新聞発行部数および婚礼印刷の受注件数が減少したことにより売上高は14,734百万円(前年同期比3.1%減)、セグメント利益は事業構造改善による人件費等の固定費削減により415百万円(前年同期比190.6%増)となりました。 (その他)当事業につきましては、前年同期並みに推移し、売上高は682百万円(前年同期比1.2%減)、セグメント利益は61百万円(前年同期比6.6%減)となりました。 生産、受注および販売の実績は、次のとおりであります。① 生産実績 該当事項はありません。② 受注実績当事業における業務は、受注から売上高計上までが短期間で完了し、当連結会計年度末における受注残高の金額が少ないため記載を省略しております。③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。事業の内容につきましては当連結会計年度より3PL(サードパーティーロジスティクス)部門は、運輸部門に集約しております。 セグメントの名称(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(千円)構成比(%)前年同期比(%)物流事業21,776,92255.9△1.2 倉庫部門1,881,3124.81.1 港湾フォワーディング部門6,634,86517.0△1.3 運輸部門13,260,74434.1△1.4不動産事業3,527,1069.11.1印刷事業14,734,00437.8△3.1その他682,0091.8△1.2計40,720,042104.6△1.7セグメント間の内部売上△1,776,259△4.6-合計38,943,782100.0△1.7 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)日本郵便株式会社--3,920,18210.1 (注)前連結会計年度においては、販売実績の割合が10%未満のため、記載を省略しています。 (2) 財政状態当連結会計年度末における資産合計は前連結会計年度末に比べ1,300百万円減少し、44,249百万円となりました。これは主に、現金及び預金が912百万円、流動資産のその他に含まれる未収入金が169百万円、株価の変動等により投資有価証券が266百万円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が1,094百万円、電子記録債権が417百万円、減価償却等により有形固定資産が855百万円、投資その他の資産のその他に含まれる不動産賃借保証金が143百万円減少したことによるものであります。負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,371百万円減少し、22,936百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が328百万円、電子記録債務が266百万円、短期借入金が753百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が163百万円、長期借入金が798百万円減少したことによるものであります。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,070百万円増加し、21,313百万円となり、自己資本比率は47.9%となりました。これは主に、利益剰余金が1,004百万円、その他有価証券評価差額金が160百万円増加したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ912百万円増加し7,084百万円(前年同期比14.8%増)となりました。これは、通常の営業サイクルにおいて得られた資金を活用する等した長期借入金の返済による支出4,641百万円、車両、荷役機械等の固定資産の更新に伴う有形固定資産の取得による支出1,490百万円および法人税等の支払額が644百万円があった一方、運転資金および設備投資等に鑑みた資金計画に基づく長期借入れによる収入3,090百万円、税金等調整前当期純利益1,836百万円、減価償却費1,464百万円、有形固定資産の売却による収入812百万円、加えて売上債権、棚卸資産および仕入債務により構成される運転資本が916百万円改善したこと等によるものであります。 なお、各キャッシュフローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によって得られた資金は、3,126百万円(前年同期は得られた資金2,839百万円)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益1,836百万円、減価償却費1,464百万円、売上債権の減少額1,509百万円、棚卸資産の増加額154百万円、棚卸資産評価損134百万円、仕入債務の減少額572百万円、法人税等の支払額644百万円等によるものであります。  (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によって使用した資金は、486百万円(前年同期は使用した資金900百万円)となりました。この主な要因は、車両、荷役機械等の固定資産の更新に伴う有形固定資産の取得による支出1,490百万円、有形固定資産の売却による収入812百万円、敷金及び保証金の回収による収入168百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によって使用した資金は、1,726百万円(前年同期は使用した資金1,854百万円)となりました。この主な要因は、運転資金および設備投資等に鑑みた資金計画に基づく長期借入れによる収入3,090百万円、通常の営業サイクルにおいて得られた資金を活用する等した長期借入金の返済による支出4,641百万円、配当金の支払額170百万円等によるものであります。 (資本の財源および資金の流動性に係る情報)当社グループの資本の財源については、営業キャッシュ・フローで得た資金や金融機関からの借入金によるものであります。資金の流動性については、運転資金と設備投資が主な資金需要であります。当社は財務体質の強化を踏まえ、有利子負債の圧縮を行い、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 ①繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について、将来の課税所得見込額が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに基づき算出しているため、その見積りの前提条件に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産の減額により業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 ②固定資産の減損当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、各社ごとに資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。固定資産の回収可能価額については、割引前将来キャッシュ・フロー、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、その前提条件に変更が生じ減少した場合、減損処理の実施により業績および財政状態に影響を与える可能性があります。

事業リスク

アサガミグループは、事業環境の変化による影響を受けるリスクがあります。具体的には、景気動向、原油価格、顧客の物流政策、不動産・印刷市場の動向が業績に影響を与える可能性があります。また、地震や台風などの大規模な自然災害、新型コロナウイルスのような感染症の拡大、物流事業における重大な交通事故の発生も、事業運営や財政状態に悪影響を及ぼすリスクとして認識されています。さらに、法的規制の変更、固定資産の減損、有価証券の時価変動、資金調達環境の変化、情報漏洩、債権回収困難などもリスクとして挙げられています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,117 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。(1) 事業環境の変化当社グループの事業活動は、物流事業における国内外の景気動向、原油価格の動向、および顧客の物流政策の方針、不動産事業における市場動向等、印刷事業における市場動向等の環境が変化した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。事業環境の変化のリスクに対応すべく、顧客からの情報収集やコミュニケーションを確実に実施し、即時に経営層の判断のもと対応できる体制と仕組みを構築しており、新たなビジネスチャンスへの取組みや業務効率化、コスト圧縮を推進し、事業継続のため、対応してまいります。(2) 大規模な災害等当社グループは、事業を営んでいる各地域において、地震、台風等の大規模な自然災害が発生し、大型設備等の破損により事業運営の麻痺等が生じた場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。災害等の発生時には、出勤体制を臨機に設定し、従業員家族の安全を守ると同時に、当社事業を継続し、顧客への影響を最小限に留めるよう対応いたします。(3) 感染症の拡大新型コロナウイルス等の感染症拡大により、消費活動が停滞し、顧客または婚礼印刷事業等の当社グループの事業運営が停滞した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。また、感染症の拡大は、従業員の働き方にも影響を与える可能性があります。出社が困難になった従業員や感染防止のために、テレワークや時差出勤等を利用しております。業務効率化等を推進し、事業継続のため、対応してまいります。(4) 重大な事故等当社グループは、物流事業において多数の車輌(トラック、トレーラ等)を保有しております。事故防止活動の一環として、安全管理、運行管理の徹底を図るための研修や、全車輌に発進、走行速度、制動の状況を記録するデジタルタコグラフを装着し、データを安全運転指導に役立てる等の取組みを実施しております。しかし、重大な交通事故等が発生し、顧客の信頼および社会的信用が低下した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。事故に対する安全対策は社内および顧客と共有し、類似の重大事故を発生させないよう、現場と本社管理部門が連携し、対応してまいります。(5) 法的な規制等当社グループは、経営を行う上でさまざまな法的規制を受けております。当社グループはコンプライアンス経営を重視しており、これら法律等の制定および改正が行われた場合、その対応により業績および財政状態に影響を与える可能性があります。法律等が改正された場合には、各専門家等から情報収集し、コンプライアンスのための社内ルールの改定等を行うことで対応してまいります。(6) 固定資産の減損会計当社グループは、物流施設および不動産賃貸施設等の固定資産を保有しておりますが、土地および建物の時価の下落等により、減損処理を実施する場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。業績に大きな影響を与える減損処理の必要が発生した場合は、適切に情報開示を行ってまいります。(7) 有価証券の時価変動当社グループは、有価証券を保有しておりますが、証券市場の悪化等により大幅な株価の下落が発生した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。適切に情報開示を行い、対応してまいります。(8) 資金調達環境の変化当社グループは、借入による資金調達を行っておりますが、金融市場等が変化し、大幅な金利の上昇が発生した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。借入先との情報交換を適切に行い、当社グループの状況について十分な理解を得られるよう努めてまいります。(9) 情報の漏洩・消去当社グループは、事務所への入退出管理、コンピュータシステムのバックアップおよび不正アクセスの防止、ウイルス駆除ソフト導入、社員個人による情報漏洩につながるソフトウエア導入の全面禁止等の情報セキュリティー対策を実施しておりますが、想定を超える災害発生、コンピュータウイルスの感染、不正なアクセスによるコンピュータ内への侵入、従業員の過誤等による重要データの消去、または不正入手が生じた場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。従業員や協力会社が円滑に内部通報できるよう、連絡窓口を設置するとともに、コンプライアンス委員会で情報共有し、対応をしてまいります。(10) 債権管理当社グループは、各事業における債権の発生につき、その与信管理に十分留意しておりますが、不測の事態により顧客の与信不安が生じ、債権の回収が困難となった場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。与信不安を早期に発見できるよう、日頃から顧客の情報収集に努めてまいります。

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