8118

キング(8118)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

繊維製品 素材・化学

事業の概要

キンググループは、衣料品等の繊維製品事業と不動産賃貸事業を主要な事業としています。レディスアパレルやファッショングッズの卸売、アパレル用附属品や販促資材の卸売、テキスタイルの卸売を行っており、これらが繊維製品事業の中核です。また、オフィスビルの賃貸等を行う不動産賃貸事業も手掛けています。子会社3社を含め、グループ全体でこれらの事業を展開し、収益を上げています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

キンググループの事業セグメントは主に3つです。アパレル事業は、レディスアパレルやファッショングッズの卸売が中心で、売上高63.71億円、営業利益0.45億円と、グループ最大の売上を誇ります。テキスタイル事業は、生地の卸売を行っており、売上高8.02億円、営業利益0.6億円です。エステート事業は、主にオフィスビルの賃貸を行っており、売上高9.82億円に対して営業利益7.66億円と、売上規模はアパレルに劣るものの、非常に高い収益性を持ち、グループの稼ぎ頭となっています。これらの事業を日本国内で展開しています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Apparel 事業 64 0 0.7%
Textile 事業 8 1 7.5%
Estate 事業 10 8 78.0%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|405 文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社3社で構成されており、その主要な事業は衣料品等繊維品事業及び不動産賃貸事業であります。子会社3社はすべて連結子会社であります。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (アパレル事業) 当社はレディスアパレル・ファッショングッズの卸売を行っております。また、㈱エス企画はアパレル用附属品・販促資材の卸売を行っており、当社に一部商品の供給を行っております。 なお、㈱キングアパレルサポートは企画・販売・事務業務の代行等を行っており、当社、㈱ポーン、㈱エス企画はそれらの業務の一部を同社に委託しております。 (テキスタイル事業) ㈱ポーンはテキスタイルの卸売を行っており、当社に一部商品の供給を行っております。 (エステート事業) 当社は主にオフィスビルの賃貸等を行っております。  事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
他社との競合、ファッショントレンドの急激な変化により、価格決定力が低いと推測される。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
アパレル事業は競合が多く、不動産賃貸事業も一般的な事業であり、特段の参入障壁は見当たらない。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 低い
会社が挙げる主要リスク:外部環境の変化に関するリスク / 海外からの商品調達に関するリスク / システムに関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

キング(8118)は、主にアパレル製品の製造・販売を手掛けており、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスといった無形資産による競争優位性は見られない。事業は一般的なアパレル製造・販売であり、参入障壁となるような独占的IPも確認できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

キングの製品は、主に衣料品であり、消費者の嗜好やトレンドに左右されやすい。特定のブランドロイヤリティは存在する可能性はあるものの、顧客が他社製品へ乗り換える際の経済的・心理的コストは一般的に低いと考えられる。そのため、スイッチング・コストによる優位性は限定的である。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

キングの事業モデルは、アパレル製品の製造・販売であり、プラットフォーム型ビジネスではない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は発生しないため、このタイプのモートは該当しない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

アパレル業界は競争が激しく、素材調達、製造、流通においてコスト競争力が重要となる。キングが特定のサプライチェーンや製造プロセスにおいて、競合他社よりも構造的に低いコストを実現しているという明確な証拠はない。規模の経済によるコスト削減の可能性はあるが、突出した優位性とは言えない。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

キングはアパレル業界において一定の事業規模を有しているが、業界全体で見ると、ユニクロ(ファーストリテイリング)のようなグローバルな巨大企業と比較すると、その規模は限定的である。業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言い難く、効率規模による明確な競争優位性は弱い。

キンググループの事業の優位性については、有価証券報告書からは明確な競争優位性や参入障壁に関する具体的な記述は読み取れません。しかし、長年にわたるアパレル事業の経験と、企画から生産委託、卸売までの一連のサプライチェーンを構築している点が、事業継続の基盤となっていると考えられます。また、オフィスビルの賃貸事業は安定的な収益源となり得るため、事業ポートフォリオの安定化に寄与している可能性があります。海外生産比率の高さはコスト競争力に繋がっている可能性もありますが、同時にリスクも伴います。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社には「もの言わぬものに、もの言わせるものづくり」という社是と、「私たちは、常に社会と生活者を見つめ、たゆまぬ創造と変革を行い、より充実した生活にしよう」という企業理念があり、この社是・企業理念に沿って、以下の方針で経営に取り組んでおります。 ① “ファッション産業”という当社の本業に徹する。② ベターアップ商品でのクリエーション展開に特化し、素材・品質・着心地・ファッション性の全てにわたってハイクオリティを目指す。③ 企業規模の大小にとらわれず、企業理念に沿って、その存在価値が株主・お取引先・社員など全ての利害関係者から明確に認められ、安定した収益と成長を確保できるエクセレントカンパニーを目指す。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、安定した成長性と収益性により、企業価値の継続的な向上を図ることが重要であると認識しており、より一層の効率的な経営を推進することにより、売上高経常利益率の更なる向上を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、“ファッション産業”という本業に徹するという基本方針のもと、主力のアパレル部門では、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化・集中し、高品質・高感度商品の提供や、適切な店頭展開とサービスの実施により、ブランドロイヤリティを向上させると共に、ショップ開拓やブランド開発にも注力し、ブランド間競争における優位性を確保しつつ、並行して生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により、安定的な発展を目指すことを経営戦略の基本としております。 このような環境下において、当社グループは、主要な事業セグメントであるアパレル事業において、現在自社ブランドと海外コラボレーションブランドを有し、ブランド構成のバリエーションを拡充した複合ブランドショップ等を展開しており、全国の専門店、ショッピングモール、百貨店等々、様々なチャネルで、独自性のある高付加価値商品を提案し続けております。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかに回復することが期待されますものの、依然として物価上昇による節約志向が継続している上に、不安定な国際情勢と相俟って先行き不透明感による消費マインドは低迷しており、予断を許さない経営環境が続くものと予想されます。 このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご納得いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった独自性のある高付加価値商品の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力してまいります。 また、「売上高の拡大」を最重要課題として、パートナーショップの新規開発を継続すると共に、既存ショップの売上拡大に向けた諸施策の実施、新たなレディスブランド「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開に加え、徹底した在庫コントロール及びプロパー販売強化等によって収益性の改善に努めてまいります。 さらに、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化によって店頭運営力の更なる向上を図ると共に、固定費を中心とした諸経費の削減や生産管理機能の強化に努め、科学(構造式)と感性(創造力)を進化させた「創造と変革」の融合によって継続的、安定的に質の高い事業構造を目指すべく、全力を傾注する所存であります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社には「もの言わぬものに、もの言わせるものづくり」という社是と、「私たちは、常に社会と生活者を見つめ、たゆまぬ創造と変革を行い、より充実した生活にしよう」という企業理念があり、この社是・企業理念に沿って、以下の方針で経営に取り組んでおります。 ① “ファッション産業”という当社の本業に徹する。② ベターアップ商品でのクリエーション展開に特化し、素材・品質・着心地・ファッション性の全てにわたってハイクオリティを目指す。③ 企業規模の大小にとらわれず、企業理念に沿って、その存在価値が株主・お取引先・社員など全ての利害関係者から明確に認められ、安定した収益と成長を確保できるエクセレントカンパニーを目指す。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、安定した成長性と収益性により、企業価値の継続的な向上を図ることが重要であると認識しており、より一層の効率的な経営を推進することにより、売上高経常利益率の更なる向上を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、“ファッション産業”という本業に徹するという基本方針のもと、主力のアパレル部門では、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化・集中し、高品質・高感度商品の提供や、適切な店頭展開とサービスの実施により、ブランドロイヤリティを向上させると共に、ショップ開拓やブランド開発にも注力し、ブランド間競争における優位性を確保しつつ、並行して生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により、安定的な発展を目指すことを経営戦略の基本としております。 このような環境下において、当社グループは、主要な事業セグメントであるアパレル事業において、現在自社ブランドと海外コラボレーションブランドを有し、ブランド構成のバリエーションを拡充した複合ブランドショップ等を展開しており、全国の専門店、ショッピングモール、百貨店等々、様々なチャネルで、独自性のある高付加価値商品を提案し続けております。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかに回復することが期待されますものの、依然として物価上昇による節約志向が継続している上に、不安定な国際情勢と相俟って先行き不透明感による消費マインドは低迷しており、予断を許さない経営環境が続くものと予想されます。 このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご納得いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった独自性のある高付加価値商品の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力してまいります。 また、「売上高の拡大」を最重要課題として、パートナーショップの新規開発を継続すると共に、既存ショップの売上拡大に向けた諸施策の実施、新たなレディスブランド「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開に加え、徹底した在庫コントロール及びプロパー販売強化等によって収益性の改善に努めてまいります。 さらに、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化によって店頭運営力の更なる向上を図ると共に、固定費を中心とした諸経費の削減や生産管理機能の強化に努め、科学(構造式)と感性(創造力)を進化させた「創造と変革」の融合によって継続的、安定的に質の高い事業構造を目指すべく、全力を傾注する所存であります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により、緩やかな景気回復の兆しが見られましたが、物価上昇による消費マインドの低迷や米国新政権の政策動向等、不安定な国際情勢が影響し、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移致しました。 当アパレル・ファッション業界におきましても、相次ぐ物価上昇から消費者の生活防衛意識が一層強まる状況下において衣料品に対する節約志向は根強く、非常に厳しい経営環境が続いております。 このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご納得いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった付加価値の高い商品力の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力すると共に、「売上高の拡大」を最重要課題として、徹底した新規開発の強化と既存ショップの売上拡大、収益性を重視した諸施策の実施に加え、2024年秋冬シーズンから新ブランド「LETICIA(レティシア)」 を展開し、さらに2025年秋冬シーズンに向けたレディスブランド「pierre cardin(ピエール・カルダン)」を立ち上げました。 また、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化に注力し、店頭運営力の更なる向上を図ると共に、固定費を中心とした諸経費の削減や生産管理機能の強化にも努めてまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 (a)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億12百万円増加の257億17百万円(前連結会計年度末は256億4百万円)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ4億57百万円減少の32億42百万円(前連結会計年度末は36億99百万円)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5億69百万円増加の224億75百万円(前連結会計年度末は219億5百万円)となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度における売上高は81億57百万円(前期比4.6%減少)、営業利益は8億64百万円(前期比12.9%減少)、経常利益は9億55百万円(前期比9.9%減少)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は7億33百万円(前期比37.5%増加)となりました。  事業セグメント別の状況は以下のとおりであります。 (アパレル事業) 「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった付加価値の高い商品力の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力し、「売上高の拡大」を最重要課題として、徹底した新規開発の強化と既存ショップの売上拡大、収益性を重視した諸施策の実施に加え、2024年秋冬シーズンから新ブランド「LETICIA(レティシア)」を展開し、さらにSNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化に取り組んでまいりました。 しかしながら、物価の上昇を背景に衣料品に対する節約志向は継続しており、売上高は63億71百万円(前期比6.6%減少)となりましたが、営業利益は45百万円(前期比77.0%減少)となりました。 (テキスタイル事業) 企画提案型ビジネススタイルの更なる進化を目指して次世代人材を育成しつつ、既存主力先の深耕化と次期主力先の開発強化および諸経費の削減に取り組むと共に、引き続き「意匠力・提案力・対応力」をベースにテキスタイルコンバーターとしての競争力の強化に努めてまいりました。 その結果、売上高は8億2百万円(前期比5.3%増加)、営業利益は60百万円(前期比3.6%増加)となりました。 (エステート事業) 東京・京都・大阪の各不動産に係る賃貸事業につきましては、引き続き所有資産の更なる有効活用に努めました結果、売上高は9億82百万円(前期比1.6%増加)、営業利益は7億66百万円(前期比3.0%増加)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、82百万円減少し、当連結会計年度末の残高は107億18百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、8億80百万円増加(前期は9億97百万円増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、5億75百万円減少(前期は4億16百万円減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、3億87百万円減少(前期は4億49百万円減少)となりました。これは主に、配当金の支払による支出によるものであります。 ③仕入及び販売の実績(a)仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称仕入高(百万円)前年同期比(%)アパレル事業2,728△1.6テキスタイル事業5815.1エステート事業--合計3,310△0.5(注)1 金額は仕入価額によっております。2 セグメント間取引については、相殺消去しております。 (b)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)アパレル事業6,371△6.6テキスタイル事業8025.3エステート事業9821.6合計8,157△4.6(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。 (a)財政状態の分析(資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億12百万円増加の257億17百万円(前期末は256億4百万円)となりました。 当連結会計年度末における流動資産は、128億18百万円(前期末は129億75百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、1億57百万円減少いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金の減少によるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は、128億99百万円(前期末は126億28百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、2億70百万円増加いたしました。これは主に、投資有価証券の増加によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4億57百万円減少の32億42百万円(前期末は36億99百万円)となりました。 当連結会計年度末における流動負債は、15億39百万円(前期末は20億54百万円)となり、前連結会計年度末に比べ5億14百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等の減少と1年内返済予定の長期借入金の返済によるものであります。 当連結会計年度末における固定負債は、17億3百万円(前期末は16億45百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、57百万円増加いたしました。これは主に、繰延税金負債および長期預り保証金の増加と退職給付に係る負債の減少によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産合計は、224億75百万円(前期末は219億5百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、5億69百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。 (b)経営成績の分析(売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ3億91百万円減少の81億57百万円(前期比4.6%減少)となりました。セグメント別の売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ1億99百万円減少の46億87百万円(前期比4.1%減少)となりました。主な減少要因は、売上高の減少によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ1億28百万円減少の8億64百万円(前期比12.9%減少)となりました。主な減少要因は、売上総利益が減少したことによるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ1億5百万円減少の9億55百万円(前期比9.9%減少)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ0.7%減少の11.7%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ2億円増加の7億33百万円(前期比37.5%増加)となりました。  当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(a)キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b)資金需要 当社グループの運転資金需要につきましては、主に、仕入債務の他、販売費及び一般管理費等、営業活動によるものであります。 また、設備投資資金需要につきましては、主に、店舗開発等の設備投資によるものであります。 (c)財政政策 当社グループは、財務基盤の健全化に努めており、運転資金及び設備投資資金につきましては、基本的に内部資金により充当し、必要に応じて事業運営に必要な資金を銀行等の金融機関からの借入により調達できることにしております。 当社グループは、健全な財政状態や営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に、成長投資を図るために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。 また、内部留保資金につきましては、高効率の企業体質を作り上げるためのブランド開発、店舗開発等の事業投資を優先しつつ、株主還元としての自己株式取得も含め、中長期的な視点で投資効率の高い活用を検討してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用しております「重要な会計方針」については、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しているため省略しております。 なお、将来の見通しに関する記述については、現在入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績とは異なる場合があります。

事業リスク

キンググループは複数の事業リスクを抱えています。アパレル事業は景気変動、市場トレンドの変化、天候不順といった外部環境の変化に売上が影響される可能性があります。商品の大部分を中国での海外生産に依存しているため、中国の輸出規制や経済情勢の変化、災害などにより商品調達に支障をきたすリスクがあります。また、事業活動におけるコンピュータシステムや通信ネットワークの不具合、サイバー攻撃による情報漏洩・消失は、業務遅延や社会的信用の低下に繋がり、業績に影響を及ぼす可能性があります。その他、繰延税金資産の回収可能性の変動、固定資産の減損損失、自然災害などもリスクとして挙げられます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,719 文字
3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)外部環境の変化に関するリスク 当社グループの主要な事業セグメントであるアパレル事業は、景気動向、市場動向及び天候不順等による外部環境の変化により売上高が減少するリスクが想定され、具体的には、景気の変動による個人消費の低迷、他社との競合、ファッショントレンドの急激な変化、冷夏や暖冬などの天候不順の長期化等が想定され、当社グループにおいては、期中追加企画、生産体制の整備等に取り組んでおりますが、当社が想定しえない外部環境の変化が生じた場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (2)海外からの商品調達に関するリスク 当社グループでは、当社が企画した商品の生産を商社や国内の協力メーカーに委託し、商品として仕入れておりますが、生産委託した商品が海外(大部分が中国)で生産される割合が高まっております。 したがって、具体的には、中国政府の輸出に関する規制や日本政府の中国からの輸出品に対する規制などによる輸入環境の変化、中国の経済情勢の変化及び災害の発生等のリスクが内在しており、当社グループにおいては、仕入先との連携強化により生産管理体制の強化に取り組んでおりますが、海外からの商品調達に関し、これらのリスクが現実化した場合には、当社グループの商品調達に支障をきたすこととなり、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (3)システムに関するリスク 当社グループの事業活動において、コンピュータシステムと通信ネットワークを介して業務処理を実施しております。当社グループにおいては、情報システムに関するセキュリティ対策を構築し管理体制の強化に取り組んでおりますが、具体的に、自然災害や事故等によるコンピュータシステムと通信ネットワークの不具合、コンピュータウイルスに起因する情報システムの停止等によって業務の遅延等が発生する可能性があり、また、外部からの不正な侵入による社内データベースの漏洩・消失等が発生した場合、当社グループの社会的信用度が低下し、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (4)法的規制等に関するリスク 現在、当社グループが事業を推進する上で、当社グループの事業そのものを規制する法的規制はありませんが、事業者としてのあらゆる法的規制を受けております。 当社グループでは「コンプライアンス基本方針(企業行動憲章)」並びに「キンググループ行動規範」を制定しており、法令・定款を遵守すると共に、これらの法的規制についても遵守を徹底しておりますが、各種法令の変化に対して当社が適切に対応できなかった場合、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (5)繰延税金資産に関するリスク 繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しています。将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合、あるいは制度面の変更等があった場合には繰延税金資産が減少し、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)固定資産の減損損失リスク 当社グループが保有する土地・建物等について、時価が著しく下落した場合及び事業の損失が継続するような場合並びに事業の収益性が低下し帳簿価額の全部又は一部を回収できないと判断した場合には固定資産の減損損失の計上により、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等に関するリスク 当社グループでは、不測の事態が発生した場合には、対策本部を設置し、迅速な対応を行い、損害の拡大を防止する体制を整えておりますが、地震等の自然災害や火災等の事故等により当社グループの事業所等の営業拠点に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。

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