FY2025|1,135 文字
6【研究開発活動】当社は建設業界のニーズに応えた資機材および技術・工事・加工の提供を通じて社会資本の整備に貢献する企業理念のもと、優れた技術力を追求し、価値ある商品・サービスを提供して社会に貢献してまいります。大学の研究機関の連携などを継続推進しながら新商品・新技術の開発を強化してまいります。当連結会計年度においては以下の研究開発活動に取り組んでまいりました。なお、研究開発費の総額は、12百万円であります。 ・ストロング中間パネル製作および組立実験大型揚重機作業および仮桟橋縦架設施工が可能で、河川や山岳地に適用できるストロングタイプの仮桟橋は、橋長最大18mの対応としておりますが、中間パネルを製作・組立てることで橋長20mから28mの対応可能型にするための実験を実施し、安全性等が確保されましたことから、今後の様々な災害復旧工事への対応に向け製作を開始してまいります。 ・覆工板ノンスリップ実験当社の覆工板は、地下鉄工事をはじめ、地下街の建設・地下配管工事など各種路面掘削工事のほか、仮設構台・桟橋用床板として広く使用される商品です。現在、覆工板の滑り止め用に加工しているナンスライド型の再使用しにくい問題を解消するため、高耐久性と反復使用が可能なノンスリップを塗布した覆工板の商品化に向け試験を実施し、滑り抵抗・摩耗量においても高性能な商品に向け実証検収を行っております。 ・引抜撤去工法(筒形)試験山留壁においては、構造物構築完了に上部H形鋼を1.5mから3.0m程度撤去する必要があります。長ボルトを外すことで上部H形鋼を引き抜く工法を採用することで、重機による掘削や切断を行わず、より安全で効率的な撤去作業を可能にすることを目的としました。引抜き部の接続構造に関する強度試験を実施した結果、事前に検討していた強度と同等以上の性能が確認されました。今後は受注加工商品としての展開を予定しております。 ・ランドクロスにおけるC型クランプ(止め金具)使用方法の強度確認試験ランドクロス(仮桟橋)の鋼材組立用として接合部の締結に使用するC型クランプ(止め金具)の適正な使用を目的とした試験を実施いたしました。圧痕低減を目的とした養生プレートを組み合わせた際の安全性についての検証となります。良好な試験結果が実証された場合、作業の安全性確保、鋼材組立時に自由な取り合いが可能となることで、架設・撤去工事期間が短縮できるなど、施工作業の品質管理も図れるメリットが享受できます。 ・仮設構造物の構造合理化に関する研究仮設構造物の部材の軽量化・省サイズ化を目的に、数値解析を用いた設計を実施し、新たな構造部材の開発と新設計法の構築を行う研究を大学と共同で行っております。
FY2024|1,453 文字
6【研究開発活動】当社グループは建設業界のニーズに即した技術・工事・加工能力を礎に社会資本の整備に貢献する経営理念のもと、優れた技術力を追求し、価値ある商品・サービスを提供して社会に貢献してまいります。大学との産学連携などを継続推進しながら新商品・新技術の開発を強化してまいります。当連結会計年度においては以下の研究開発活動に取り組んでまいりました。なお、研究開発費の総額は、25百万円であります。 ・ 重仮設に特化したBIM( Building Information Modeling)モデル作成システム「M-Craft」の開発(2024年4月本格稼働)当システムはRevit2022をベースとしたアドオンプログラムで、最適化されたファミリ群(作図用パーツ)により、顧客のBIMモデル作成ニーズに迅速に対応するものです。2023年9月にシステムが完成し、今後もアップデートを予定しております。 ・ 重仮設専用新計算プログラムの開発(2023年10月)社内外からの様々な要望に対応するため、現在使用している重仮設専用計算プログラムに大幅な改良を加え、利便性と機能性を向上するための開発を開始しております。 ・ 「RG工法(バイブロ併用圧入工法)」に情報通信技術(ICT)を融合させるソフトウェアの開発杭打設時に支持層到達を累積打撃力(EV値)により確認するものです。情報化施工の推進により高効率・高精度を実現します。前連結会計年度から継続して実施、建機メーカーと協同で旧システムを改良、新たなシステムと連携した「RG工法」を顧客に提供するべく開発を続けております。 ・ 「RG工法(バイブロ併用圧入工法)」杭打実験工事現場の狭小地におけるソイル壁の施工を従来工法と同等以上の品質を向上させ、セメントミルクの使用料を抑制し産廃量を低減させ、優れた止水性を発揮させることを目的とした品質向上と環境に配慮した結果を得ております。 ・ 土圧計自動計測システム「瞬示Light」の本格稼働(2023年7月~、3現場、出庫実績8台)本システムは、既製の土圧計付きプレロードジャッキに無線通信機能を備えたセンサを取り付けることで、切梁に作用する軸力(圧力)を自動計測します。本格始動に伴い、普及・拡大を目指しております。 ・ 小型火打ブロックの開発(2024年3月)小型火打ちブロックの強度・耐力実験を前連結会計年度より実施、検証し仕様が確定しました。2024年4月より本格稼働を予定しており、北海道地区では大規模現場への出庫が決定しております。 ・ 強化プラスチック製裏込め調整材の稼働開始(2023年6月)従来のアルミ製と比較して材料原価の削減と軽量化による施工性の向上、多くの現場で必要とされる許容耐力を備えた製品です。関東及び関西圏を中心に運用しており、順次保有増加を計画しております。 ・ M’CROSS(エムクロス)の□-550×550×16の仕様確定及び本格稼働(2023年4月)油圧ジャッキ部の収まりを詳細に検証し仕様が確定したことにより、2024年から北海道地区での初出庫を予定しております。 ・ 多機能型高強度材「桁千丸(けたちまる)」の仕様確定及び稼働開始(2024年1月)高強度材(SN490B)のハイパービームを用いた多機能型高強度材であり、建築構台、土木桟橋等の仮設橋梁の桁材や、山留支保工など様々な建設現場のニーズに対応する製品です。2024年4月に北海道地区で初出庫を予定しております。