事業の概要
- プラスチック成形用金型と精密部品の製造販売デジタルカメラやカーナビなどのデジタル家電・自動車関連機器向けに、プラスチック成形用の金型と精密部品を製造し販売しています。設計から製造、技術支援まで一貫して手掛けることで、顧客の多様なニーズに対応しています。
- プリント配線基板の設計・検査・販売電子機器の基幹部品であるプリント配線基板の設計、品質検査、販売を行っています。特に大英エレクトロニクス株式会社がこの事業を担っており、電子機器の高性能化を支える重要な役割を担っています。
- グローバルな生産・サービス体制日本本社に加え、ベトナム、シンガポール、中国(蘇州)、タイに連結子会社を配置し、プラスチック成形事業を中心にグローバルな生産・販売・技術支援体制を構築しています。これにより、海外市場の需要にも迅速に対応できる体制を整えています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- プラスチック成形事業デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーション、ETCなどのデジタル家電や自動車関連機器、電子ペン向けのプラスチック成形用金型と精密部品の製造・販売が中心です。売上高は265.92億円、営業利益は18.21億円と、最も規模が大きく収益の柱となっています。
- 精密プレス部品事業精密プレス部品の製造・販売を行っています。売上高は4.47億円ですが、営業利益は-0.04億円と赤字であり、現状では収益貢献は小さい状況です。
- プリント配線基板事業プリント配線基板の設計、検査、販売を行っています。売上高は5.35億円、営業利益は2.31億円であり、規模は小さいながらも安定的に利益を上げています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| PlasticMolding | 事業 | 266 | 18 | 6.8% |
| PrecisionPressParts | 事業 | 4 | -0 | -1.0% |
| PrintedCircuitBoard | 事業 | 5 | 2 | 43.1% |
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3 【事業の内容】当企業集団は、当社、連結子会社6社(ムトーベトナムCO.,LTD.、ムトーシンガポールPTE LTD、大英エレクトロニクス㈱、豊武光電(蘇州)有限公司、ムトーテクノロジーハノイCO.,LTD及びムトー(タイランド)CO.,LTD.)で構成され、事業としてプラスチック成形用金型及びプラスチック精密部品の製造・販売、各種設計業務並びに技術支援等のサービス業務、プリント配線基板の設計・検査・販売を行っております。当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 プラスチック成形事業当事業においては、デジタルカメラ・ビデオカメラ等のデジタル家電、カーナビゲーション・エアコン・オーディオを含むセンターパネルユニット、ETC等の自動車関連機器及び電子ペンの製造・販売、それに伴う金型の製造・販売及び各種設計業務並びに技術支援等のサービス業務を行っております。 (主な関係会社)当社、ムトーベトナムCO.,LTD.、ムトーシンガポールPTE LTD、豊武光電(蘇州)有限公司、ムトーテクノロジーハノイCO.,LTD及びムトー(タイランド)CO.,LTD. プリント基板事業当事業においては、プリント配線基板の設計・検査・販売を行っております。 (主な関係会社)大英エレクトロニクス㈱ 事業の系統図は、次のとおりであります。 上記の販売会社及び製造・販売会社は、全て連結子会社であります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 原材料価格が高騰し、製品価格に転嫁できない場合、業績に影響を及ぼす可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 金型の設計・加工、プラスチックの成形・組立・加飾の技術開発を行っている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:海外生産拠点における優遇措置の変更 / 見込み生産による滞留在庫の発生 / 特定の販売先への集中
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
ムトー精工の事業内容(精密機器、光学機器、医療機器)において、特許やブランドによる明確な無形資産の優位性は確認できない。公開情報からは、競合他社との差別化要因となる強力なIPやブランドの存在は示唆されていない。
スイッチングコスト★★☆☆☆
医療機器分野では、導入済みの機器やシステムとの互換性、オペレーターの習熟度から、一定のスイッチングコストが発生する可能性がある。しかし、精密機器や光学機器分野では、顧客の乗り換え障壁は低いと考えられる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ムトー精工の事業は、特定のプラットフォームやサービスを介したユーザー間の相互作用を前提とするものではなく、ネットワーク効果が発生するビジネスモデルではない。
コスト優位★☆☆☆☆
精密機器の製造において、長年の経験やノウハウによる効率化の可能性はあるが、他社と比較して構造的に優位なコストポジションを築いているという明確な証拠はない。サプライチェーンや生産プロセスにおけるコスト優位性は限定的と推測される。
規模の経済★★★☆☆
精密機器、光学機器、医療機器分野において、特定のニッチ市場で一定のシェアを確保している可能性はある。しかし、業界全体を寡占するほどの規模の経済性や、効率的な少数寡占体制を形成しているかは不明瞭。一定の規模による生産効率は期待できる。
- 海外生産拠点によるコスト競争力ベトナムや中国、タイなどの海外生産拠点を活用することで、税制優遇措置を受けつつ、効率的な生産体制を構築しています。これにより、製品のコスト競争力を高め、グローバル市場での優位性を確保しています。
- 多岐にわたる製品分野への対応力デジタル家電、自動車関連機器、電子ペンなど、幅広い分野の製品にプラスチック精密部品や金型を提供しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散し、安定的な事業基盤を築いています。
- 一貫した技術支援とサービス提供金型の設計から製造、そして技術支援まで、顧客に対して一貫したサービスを提供しています。これにより、顧客との長期的な信頼関係を構築し、高いスイッチングコストを生み出すことで、安定した受注に繋げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
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経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループは、「お客様第一」を基本に、より精密で高機能のプラスチック部品を供給することにより社会に貢献できる企業を目指しております。高度に変化するお客様の要望に柔軟に対応し、常に最新の技術を取り入れ、様々なニーズに最適な「もの作り」を提供することにより、企業価値の増大を図ることを会社経営の基本方針としております。当社グループでは、金型及びプラスチック部品を中心としたメカニカルパーツの分野で構築した、技術力とノウハウを最大限に活用し、従来のデジタル家電・自動車関連機器のみならず、ゲーム機器、情報通信、精密機器などの幅広い分野での受注を増大させ事業の拡大・成長を目指します。より高度化するお客様からの品質、価格、納期及び環境などに対する要求を満たすために様々な施策を実施してまいります。特に下記の5点を重要課題として取り組んでおります。(1) 一貫生産体制による業務の効率化金型設計・製造から、組立ライン設計・治具工具製作・試作・検査・成形・組立・二次加工までの一貫生産体制を活かし、設計期間の短縮や最適なコスト技術を提案することにより受注を拡大してまいります。(2) 生産、調達の国際化製造のグローバル化に対処し、日本・ベトナム・中国及びタイの4ヶ国の生産拠点から、ワールドワイドに最適な製品供給体制を確立します。海外生産拠点の技術力の向上を図り、海外企業間の直接取引を拡大し、連結業績の向上を目指します。(3) 国内生産体制の強化国内の生産体制は、今後の激化が予想される国際競争に打ち勝つ生産性の向上を目指して見直し、プラスチック成形だけでなく、塗装・印刷や電子部品及びプレス部品の組込み等、製品のユニット化を推進し、付加価値の増大を図ってまいります。(4) 環境保全への取組今後、プラスチック業界は環境への一層の配慮が求められる時代になるものと考えます。当社グループは、生産性の向上、より高度な製品の製造をするに当たり、環境への配慮などを目的とした技術研究開発を進めてまいります。(5) 自然災害、ウイルス感染等への取組日本における地震をはじめとした自然災害やウイルスの感染拡大などは、生産活動や物流の停滞など、当社グループの事業全体に様々な影響を与える可能性があります。このような事態に早急に対応できるよう、事業継続活動(BCP)を常に見直し、災害等に強い生産体制を構築してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループは、「お客様第一」を基本に、より精密で高機能のプラスチック部品を供給することにより社会に貢献できる企業を目指しております。高度に変化するお客様の要望に柔軟に対応し、常に最新の技術を取り入れ、様々なニーズに最適な「もの作り」を提供することにより、企業価値の増大を図ることを会社経営の基本方針としております。当社グループでは、金型及びプラスチック部品を中心としたメカニカルパーツの分野で構築した、技術力とノウハウを最大限に活用し、従来のデジタル家電・自動車関連機器のみならず、ゲーム機器、情報通信、精密機器などの幅広い分野での受注を増大させ事業の拡大・成長を目指します。より高度化するお客様からの品質、価格、納期及び環境などに対する要求を満たすために様々な施策を実施してまいります。特に下記の5点を重要課題として取り組んでおります。(1) 一貫生産体制による業務の効率化金型設計・製造から、組立ライン設計・治具工具製作・試作・検査・成形・組立・二次加工までの一貫生産体制を活かし、設計期間の短縮や最適なコスト技術を提案することにより受注を拡大してまいります。(2) 生産、調達の国際化製造のグローバル化に対処し、日本・ベトナム・中国及びタイの4ヶ国の生産拠点から、ワールドワイドに最適な製品供給体制を確立します。海外生産拠点の技術力の向上を図り、海外企業間の直接取引を拡大し、連結業績の向上を目指します。(3) 国内生産体制の強化国内の生産体制は、今後の激化が予想される国際競争に打ち勝つ生産性の向上を目指して見直し、プラスチック成形だけでなく、塗装・印刷や電子部品及びプレス部品の組込み等、製品のユニット化を推進し、付加価値の増大を図ってまいります。(4) 環境保全への取組今後、プラスチック業界は環境への一層の配慮が求められる時代になるものと考えます。当社グループは、生産性の向上、より高度な製品の製造をするに当たり、環境への配慮などを目的とした技術研究開発を進めてまいります。(5) 自然災害、ウイルス感染等への取組日本における地震をはじめとした自然災害やウイルスの感染拡大などは、生産活動や物流の停滞など、当社グループの事業全体に様々な影響を与える可能性があります。このような事態に早急に対応できるよう、事業継続活動(BCP)を常に見直し、災害等に強い生産体制を構築してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における国内外の経済は、日本においては雇用環境の改善や訪日観光客の増加による消費の回復が見られるなど、経済活動の活性化が進んでおります。しかしながら、物価高の継続、世界経済の下振れ懸念、関税をはじめとする米国政策の不透明性が見られるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社を取り巻く業界におきましては、家電分野では、デジタルカメラカテゴリーにおいて付加価値の高いミラーレスカメラの需要が好調で、当社ではタイでデジタルカメラ部品の受注が増加を続けております。前期に好調だった自動車関連部品では、国の認証試験の不正問題に伴う生産停止などを背景に、得意先からの受注は減少に転じました。プリンター部品におきましては、コロナ需要からの反動により前期に減少していた得意先からの受注が、回復傾向にあります。電子ペン部品では、テレワークを背景とした需要は落ち着きましたが、一定の受注を維持しております。医療機器関連では、高齢化社会を背景とした医療ニーズの高まりに伴い、得意先から安定的に受注を獲得しております。その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は275億7千4百万円と前年同期と比べ12億5千8百万円(4.8%)の増収、省人化・省力化を図り、固定費をはじめとした経費削減に努めたことにより、営業利益は20億4千7百万円と前年同期と比べ2億2千万円(12.0%)の増益、円高の進行に伴い為替差益が9千8百万円減少したことなどにより、経常利益は25億7千9百万円と前年同期と比べ1億4千6百万円(6.0%)の増益、当社の連結子会社であるムトーシンガポールPTE LTDの解散及び清算手続きの開始を決定したことに伴い発生した関係会社整理損失引当金繰入額1億5千5百万円及び当社の連結子会社であったタチバナ精機株式会社の株式譲渡に伴い発生した関係会社株式売却損1億4千7百万円などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は15億1千万円と前年同期と比べ2億6千2百万円(14.8%)の減益となりました。 セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。プラスチック成形事業当セグメントにおきましては、自動車関連部品では受注が減少したものの、デジタルカメラ部品やプリンター部品における受注増加に伴い、プラスチック成形事業全体の売上高は増加いたしました。また、省人化・省力化を図り経費削減に努めたことにより、増益となりました。その結果、当連結会計年度において、売上高はセグメント間の内部売上高を含めて266億4百万円と前年同期と比べ15億9千6百万円(6.4%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は18億2千1百万円と前年同期と比べ5千7百万円(3.2%)の増益となりました。精密プレス部品事業当セグメントにおきましては、経営資源をプラスチック成形事業に集中させるため、精密プレス部品事業を運営する連結子会社であったタチバナ精機株式会社の全株式を譲渡することで撤退いたしました。なお、タチバナ精機株式会社は、株式譲渡に伴い当第3四半期連結会計期間から連結除外となっております。連結除外までの売上高は4億9千8百万円、セグメント損失(営業損失)は4百万円であります。プリント基板事業当セグメントにおきましては、設計部門では、セラミック基板の得意先からの受注が伸び悩み、減収となりました。一方、検査部門におきましては、自動車向けの各種センサーなどのセラミック基板の検査が好調で、検査機を増設し受注拡大に努め、大幅な増収となりました。その結果、当連結会計年度において、売上高は5億3千4百万円と前年同期と比べ2億2百万円(60.8%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は2億3千万円と前年同期と比べ1億6千6百万円(261.1%)の増益となりました。 当連結会計年度末における総資産は、310億2千7百万円と前連結会計年度末と比べ15億4千8百万円(5.3%)の増加となりました。流動資産は199億1千万円と前連結会計年度末と比べ2億4千1百万円(1.2%)の増加となり、固定資産は111億1千6百万円と前連結会計年度末と比べ13億7百万円(13.3%)の増加となりました。負債につきましては、117億1千7百万円と前連結会計年度末と比べ11億5千2百万円(10.9%)の増加となりました。流動負債は80億7千3百万円と前連結会計年度末と比べ5億9千万円(7.9%)の増加となり、固定負債は36億4千4百万円と前連結会計年度末と比べ5億6千1百万円(18.2%)の増加となりました。純資産につきましては、193億9百万円と前連結会計年度末と比べ3億9千6百万円(2.1%)の増加となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は82億8千4百万円と前連結会計年度末と比べ4千9百万円(0.6%)の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益22億9千3百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益24億2千9百万円)、非資金費用である減価償却費12億9千5百万円及び仕入債務の減額4億5千5百万円、法人税等の支払額5億3千7百万円等により、営業活動全体として22億7千3百万円の収入となり、前連結会計年度と比べ収入が15億8千5百万円(41.1%)の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、定期預金の預入による支出25億9千2百万円、有形固定資産の取得による支出26億6千2百万円及び定期預金の払戻による収入24億5千6百万円等により、投資活動全体として24億9千8百万円の支出となり、前連結会計年度と比べ支出が15億3百万円(37.6%)の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、短期借入金の純減額11億5千万円、長期借入れによる収入14億円及び長期借入金の返済による支出11億5千7百万円、配当金の支払額7億6千6百万円等により、財務活動全体として3億7千9百万円の収入となり、前連結会計年度と比べ収入が6億1千6百万円の増加(前連結会計年度は2億3千7百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)プラスチック成形事業26,676,884+6.5精密プレス部品事業326,847△66.8プリント基板事業532,508+60.9合計27,536,240+4.5 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は、販売価格によっております。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)プラスチック成形事業26,831,546+6.42,727,578+8.3精密プレス部品事業313,334△64.7-△100.0プリント基板事業532,998+63.15,164△24.8合計27,677,879+4.72,732,742+4.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)プラスチック成形事業26,592,028+6.4精密プレス部品事業447,296△55.2プリント基板事業534,697+60.8合計27,574,022+4.8 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)Sony Technology Thailand Co., Ltd.4,039,56615.44,589,43616.6Canon Vietnam Co., Ltd.2,464,7699.43,374,01512.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態(流動資産)当連結会計年度の財政状態は、流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2億4千1百万円増加し、199億1千万円となりました。受取手形及び売掛金が2億1千4百万円、その他(流動資産)が3億3千9百万円それぞれ増加し、電子記録債権が2億4千9百万円減少したことなどが主な要因です。(固定資産)固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億7百万円増加し、111億1千6百万円となりました。有形固定資産が13億7百万円増加したことなどが主な要因です。(流動負債)流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ5億9千万円増加し、80億7千3百万円となりました。短期借入金が11億6千2百万円増加し、支払手形及び買掛金が2億2百万円、電子記録債務が3億9千5百万円それぞれ減少したことなどが主な要因です。(固定負債)固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ5億6千1百万円増加し、36億4千4百万円となりました。長期借入金が3億1千6百万円、関係会社整理損失引当金が1億5千2百万円それぞれ増加したことなどが主な要因です。 (純資産)純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ3億9千6百万円増加し、193億9百万円となりました。利益剰余金が7億4千5百万円増加し、為替換算調整勘定が2億4千7百万円減少したことなどが主な要因です。 経営成績(概要)当連結会計年度における経営成績等に関する概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。各損益項目の概要は、以下のとおりであります。(売上高及び売上原価)当連結会計年度におきましては、日本においては雇用環境の改善や訪日観光客の増加による消費の回復が見られるなど、経済活動の活性化が進みましたが、物価高の継続、世界経済の下振れ懸念、関税をはじめとする米国政策の不透明性が見られるなど、国内外の経済は依然として先行き不透明な状況が続いております。当社におきましては、国の認証試験の不正問題に伴う生産停止などを背景に自動車関連部品などの受注が減少しましたが、デジタルカメラ部品やプリンター部品は得意先からの受注が増加傾向にあり、売上高は増加いたしました。また、省人化・省力化を図り、固定費をはじめとした経費削減に努めました。その結果、売上高は275億7千4百万円と前年同期と比べ12億5千8百万円(4.8%)の増収となり、売上原価は220億2千3百万円と前年同期と比べ9億8千9百万円(4.7%)の増加となりました。以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は55億5千万円と前年同期と比べ2億6千8百万円(5.1%)の増益となりました。 (販売費及び一般管理費)当連結会計年度における販売費及び一般管理費は35億3百万円と前年同期と比べ4千8百万円(1.4%)の増加となりました。これは、発送運賃が2千6百万円、減価償却費が2千3百万円それぞれ増加したことなどが主な要因です。その結果、当連結会計年度における営業利益は20億4千7百万円と前年同期と比べ2億2千万円(12.0%)の増益となりました。(営業外損益)当連結会計年度における営業外収益は5億7千2百万円と前年同期と比べ7千万円(10.9%)の減少となりました。為替差益が9千8百万円減少し、受取利息が3千万円増加したことなどが主な要因です。また、営業外費用は4千万円と前年同期と比べ3百万円(10.4%)の増加となりました。支払利息が5百万円増加し、その他(営業外費用)が2百万円減少したことが主な要因です。その結果、当連結会計年度における経常利益は25億7千9百万円と前年同期と比べ1億4千6百万円(6.0%)の増益となりました。(特別損益)当連結会計年度において、特別利益として、固定資産売却益1千5百万円、補助金収入2千万円、保険金収入1千8百万円を計上しております。また、特別損失として、固定資産売却損1千万円、固定資産除却損4百万円、固定資産圧縮損2千1百万円、関係会社整理損失引当金繰入額1億5千5百万円、関係会社整理損1百万円、関係会社売却損1億4千7百万円を計上しております。その結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は22億9千3百万円と前年同期と比べ1億3千6百万円(5.6%)の減益となりました。(親会社株主に帰属する当期純損益)当連結会計年度において、法人税等及び法人税等調整額6億6千1百万円、非支配株主に帰属する当期純利益1億2千1百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は15億1千万円と前年同期と比べ2億6千2百万円(14.8%)の減益となりました。 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループの取り扱い品目は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーション部品等、個人消費の動向をはじめ全般的な景気動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループ内の取引は、基本的に米ドルによる取引であるため為替の動向次第では当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、特に定めておりませんが、当連結会計年度における売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の計画に対する達成状況は、以下のとおりであります。 2025年3月期2025年3月期2025年3月期 (計画)(実績)(計画比)売上高27,000百万円27,574百万円574百万円増 ( 2.1%増)営業利益2,300百万円2,047百万円253百万円減 (11.0%減)経常利益2,300百万円2,579百万円279百万円増 (12.1%増)親会社株主に帰属する当期純利益1,650百万円1,510百万円140百万円減 ( 8.5%減) 経営者の問題認識と今後の方針について当社グループでは、各部署からの最新の情報等を入手し、今後の事業展開の判断材料となるよう毎週取締役及び各部署長による会議を開催しております。また、経営環境の変化に速やかに対応できるよう、主要な部署に取締役を配置しております。今後におきましても、取引先の要求に対して、高技術化、スピード化で対応できるよう、当社グループ全体で機敏な営業展開に努めるとともに、積極的に新規分野への進出を視野に入れ事業活動を展開してまいります。特に、主力のデジタル家電機器関連、自動車関連部品を中心とした受注及び収益力の拡大を図り、更なる新事業を開拓するため、設備投資等による新技術の開発や業務の効率化を図ります。また、製造のグローバル化に対応するため海外企業間の直接取引を拡大し、連結業績の向上に努めてまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性について当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金は、内部留保資金及び借入金により調達することと考えております。今後におきましては、国内、ベトナム、中国及びタイへの設備投資を中心に、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とし、内部留保資金を優先した財務政策を考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。・関係会社整理損失引当金関係会社整理損失引当金における重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。・固定資産の減損当社グループは、事業用資産を投資の意思決定単位である各社の事業別に資産のグルーピングを行い、事業単位で割引前将来キャッシュ・フローを見積っております。割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。割引前将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的であると考えておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、割引前将来キャッシュ・フローや回収可能価額が減少した場合、減損損失が発生し、損益に影響を与えることがあります。・繰延税金資産の回収可能性の評価当社グループは繰延税金資産の回収可能性を評価する際、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合は、評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額が減少した場合、繰延税金資産の減額又は評価性引当額を計上することにより税金費用が増額する可能性があります。
事業リスク
- 海外生産拠点における政策変更リスク製品売上高の58.1%を海外生産拠点で賄っており、各国での税制優遇措置に依存しています。将来的にこれらの優遇措置が変更または廃止された場合、生産コストが増加し、収益性が悪化する可能性があります。
- 為替変動による業績影響リスクグループ内の取引や海外顧客との取引は米ドル建てが基本であり、為替レートの変動が業績に影響を与える可能性があります。為替リスクを最小限に抑える努力はしていますが、完全に回避できる保証はありません。
- 特定の販売先への集中リスク主要販売先上位3社への売上依存度が34.7%と高く、これらの顧客との取引関係に変化が生じた場合、売上高や利益が大きく減少する可能性があります。安定的な関係維持に努めていますが、予期せぬ事態には注意が必要です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 当社グループの事業展開について当連結会計年度におきまして、当社グループの製品売上高の58.1%は、海外の生産拠点であるムトーベトナムCO.,LTD.、ムトーテクノロジーハノイCO.,LTD、豊武光電(蘇州)有限公司及びムトー(タイランド)CO.,LTD.によって生産しております。現地法人がある各国においては外資企業への税負担の優遇などを受けておりますが、今後の各国の政策により優遇措置が受けられなくなる可能性があります。また、当社の受注から取引先への出荷までのサイクルが年々短縮されているため、ある程度の見込みによる生産も必要となってまいります。そのため、受注高と見込生産高との差が長期の滞留在庫となる可能性があります。そのうえ、顧客からの新商品の受注によりプラスチック精密部品やその製造に用いる金型の販売取引が拡大する場合、金型の設計から販売まで一定期間を要することから、予期されない経済情勢の変動等により、製造開始時期が当社グループの想定した期間よりも遅れる場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。更に、国内及び海外会社における自然災害、陸上・海上輸送中の事故等、不測の事態に伴う生産能力低下に備え、緊急時の外注生産ルートの確保等、生産体制を整備しておりますが、事故等の規模によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(2) 外貨建取引について当社グループ内の取引は、基本的に米ドルによる取引であり、国内得意先においても当社グループの海外生産のものは米ドルによる取引を行っております。当社は米ドル債権債務のバランスをとり、為替の変動に伴うリスクを最小限にとどめるようにしておりますが、このことにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、今後の為替動向によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(3) 自然災害、ウイルス感染、戦争等による事業活動への影響について地震・暴風雨等の自然災害やウイルスの感染拡大などの大規模災害が発生した場合、当社グループの製造拠点や製造委託先等の被災、自然災害等に起因する経済活動の停滞やサプライチェーンの停止、電力不足に伴う工場稼動への制約等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、戦争等による世界情勢の緊迫化を背景に、原材料やエネルギーの価格高騰が続いております。今後、事態が長期化・悪化する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態にさらに影響を与える可能性があります。(4) 特定の販売先への集中当社グループの売上高のうち主要販売先上位3社の占める割合は、34.7%(2025年3月期)となっております。当社グループと主要販売先との取引関係は長年にわたり安定的に継続しており、今後とも良好な関係を維持していく予定ですが、何らかの理由により当該会社との関係に変化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 原材料の価格変動当社グループでは、継続的なコストダウンや安定した原材料の供給確保に努めておりますが、原材料価格が高騰し、製品価格に転嫁できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(6) 人材の確保当社グループの継続的な成長を実現するためには、優秀な人材を確保し、育成することが重要な要素の一つでありますが、著しい人材採用環境の悪化や人材流出の増加が継続した場合は、当社グループの人材確保が計画通りに進まず、将来の成長に影響がおよび、中・長期的に当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 減損会計適用の影響当社グループは事業用の設備、不動産などの様々な固定資産を所有しております。こうした資産が、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより減損処理が必要となる場合には、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。