事業の概要
- 印刷事業が主力光村印刷グループは、出版物、宣伝物、業務用印刷物、証券類、包装材、新聞など多岐にわたる印刷物の製造・販売を主要な事業としています。子会社7社が製造、販売、保管・輸送を分担し、関連会社からの原材料仕入れも行い、印刷業界における幅広いニーズに対応しています。
- 産業資材・電子部品製造スクリーン印刷製品やエッチング精密製品といった、特定の技術を要する産業資材や電子部品の製造・販売も手掛けています。これは、印刷技術を応用した高付加価値製品の分野で、事業の多様化を図る一環と見られます。
- 不動産賃貸・太陽光発電東京都内でオフィスビルや倉庫跡地の賃貸を行う不動産事業と、那須工場敷地の一部を利用した太陽光発電事業も展開しています。これにより、安定的な賃料収入や売電収入を得ており、本業以外の収益源を確保することで経営の安定化に貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 出版印刷事業出版物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、証券類、新聞など、幅広い種類の印刷物の製造・販売を行う主力事業です。売上高は140.69313億円と最も大きいですが、営業利益は-3.13976億円と赤字であり、市場の変化や競争激化の影響を受けている可能性があります。
- 産業資材・電子部品製造事業スクリーン印刷製品やエッチング精密製品の製造・販売を手掛ける事業です。売上高は3.04494億円、営業利益は-1.05348億円と、規模は小さいながらも赤字となっており、高付加価値製品の開発や市場ニーズへの対応が課題と考えられます。
- 不動産賃貸等事業東京都内でのオフィスビルや倉庫跡地の賃貸、および太陽光発電事業を行うセグメントです。売上高は3.82695億円、営業利益は2.60529億円と、グループ内で唯一黒字を計上しており、安定した収益源として経営に貢献しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Publishing | 事業 | 141 | -3 | -2.2% |
| IndustrialMaterialsAndElectronicPartsManufacturingReportableSegment | 地域 | 3 | -1 | -34.6% |
| RealEstateRentAndOther | 事業 | 4 | 3 | 68.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び子会社7社で構成されており、印刷事業、産業資材・電子部品製造事業、不動産賃貸等事業を行っています。なお、報告セグメントの事業内容をより適切に表示するため、「電子部品製造事業」から「産業資材・電子部品製造事業」に名称を変更しています。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。当社及び当社の関係会社の当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりです。 (1) 印刷事業……………主要な製品は出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、伝票類、証券類、連続伝票、包装・パッケージ、新聞、ショッピングバッグ類、映像制作物等であり、当社が製造・販売するほか、株式会社光村プロセス、株式会社メディア光村、新村印刷株式会社、光村高速オフセット株式会社が製造・販売、光村商事倉庫株式会社が製造及び製品の保管・梱包輸送、株式会社大洲及び株式会社城南光村が販売を行っています。また、関連当事者のDICグラフィックス株式会社及び三菱王子紙販売株式会社より、原材料仕入を行っています。(2) 産業資材・電子部品製造事業… 主要な製品はスクリーン印刷製品、エッチング精密製品であり、当社が製造・販売しています。 (3) 不動産賃貸等事業…当社が東京都においてオフィスビルや倉庫跡の土地等の賃貸を行っています。また、当社が那須工場(栃木県大田原市)の敷地の一部を利用した太陽光発電事業を行っています。 事業の系統図は次のとおりです。 (注) 破線で囲まれた会社は、関連当事者(関係会社を除く)を示し、「主要株主(会社等)が議決権の過半数を所有している会社等(当該会社等の子会社を含む)」に該当します。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 多くの企業と競合関係にあり、受注単価の下落リスクがあるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 長年にわたるオフセット印刷技術の蓄積、スクリーン印刷・エッチング精密製品の製造技術。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:原材料価格の変動 / 市場の変化 / 受注単価の下落
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
長年の歴史と実績に基づく信頼性は無形資産となりうるが、特定の強力なブランドや特許による明確な優位性は見出しにくい。印刷業界全体として技術革新のスピードが速く、差別化が難しい側面がある。
スイッチングコスト★★☆☆☆
顧客との長年の取引関係や、特定の印刷仕様への対応実績は、一定のスイッチング・コストを生み出す可能性がある。しかし、印刷物は仕様が明確なため、他社への切り替え障壁は限定的。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
コスト優位★☆☆☆☆
大量生産による効率化や、特定のインク・用紙の調達ルートによるコスト優位性は考えられるが、業界全体で価格競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは断定しにくい。
規模の経済★★★☆☆
印刷業界において、特定の分野(例:美術印刷、証券印刷など)で一定のシェアと生産能力を有しており、規模の経済による効率的な生産体制を構築している可能性がある。しかし、業界全体としては多数のプレイヤーが存在する。
- 多角的な事業展開印刷事業を核としつつ、産業資材・電子部品製造、不動産賃貸、太陽光発電と多角的に事業を展開しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散し、安定した収益基盤を構築している点が強みと言えます。
- 特定取引先との強固な関係株式会社読売新聞東京本社やヤマト運輸株式会社といった大手企業への売上が全体の約4割を占めており、これらの企業との長年にわたる強固な信頼関係が安定的な事業運営を支えています。これは、高い顧客維持率と安定した受注に繋がる可能性があります。
- 品質管理と技術力長年の印刷事業で培われた徹底した品質管理体制と、スクリーン印刷やエッチングといった精密な技術を要する製品製造能力は、顧客からの信頼獲得に繋がっています。プライバシーマーク取得など、情報管理への意識も高く、顧客情報の取り扱いにも配慮しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針当社グループは、「ともにつくり、ともに伝える。」を企業理念とし、印刷・情報技術を軸として、期待を超える“サービス”や“ソリューション”の提供を通じて社会の発展と文化の向上に寄与する企業であり続けるべく、「事業の再構築」「収益力の向上」に取り組んでいきます。 (2) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題国内景気が緩やかな回復を示す一方で、印刷業界におきましては、デジタル化の加速による紙媒体の需要減少に加え、燃料費や原材料価格の高騰が継続しており、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。当社グループはこのような状況のなか、基幹事業である印刷事業の立て直しを図るとともに、新規事業の産業資材製造事業を軌道に乗せることで、収益の改善を推し進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。各セグメントにおいては以下のような事項を優先的に対処すべき課題として取り組んでいきます。印刷セグメントの営業部門においては、引き続き得意先の理解を得ながら製品価格の適正化を進めていきます。また、「日々レコ」、「高品質出力サービスMITSU-ART」、「インストアプロモーション」など新製品・新サービスのラインナップを拡充し営業活動を展開していきます。生産部門においては、狭山工場への集約・統合による効果を追求し、グループ全体の機械稼働率の向上と内製化への取り組みを継続するとともに、新たに生産を開始した「専用封筒」や小・中ロットに対応した加工設備の効率的な運用により収益改善に取り組んでいきます。新聞生産においては、2026年1月の本稼働に向けて新聞新工場の建設が順調に進んでいます。株式会社読売新聞東京本社と事業運営体制の協議を重ね、準備を進めていきます。産業資材・電子部品製造セグメントでは、エッチング精密製品事業においては、業務提携先の強みを活かした提案活動を通じて、新製品・新規受注を取り込み、収益拡大に取り組んでいきます。産業資材製造事業においては、半導体加工テープの安定供給を継続するとともに、当社の設備・環境の特長を活かして半導体用途以外の新たな市場も開拓し、製品ラインナップの拡充と事業基盤の強化に取り組んでいきます。不動産賃貸等セグメントにおいては、経営資源の有効活用及び財務体質の強化を図るため、老朽化が進んでいることから解体することを2024年7月に意思決定した当社が保有する北品川棟の早期活用を含め、現有資産の積極的な活用や、太陽光発電の安定運営に取り組んでいきます。また、当社グループの持続的な成長には組織の活性化が不可欠であると考え、グループ会社との連携を含め人材交流や教育を推進しています。グループ全体の人員活用を図ることで、営業面の強化や生産効率向上にも取り組んでいきます。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針当社グループは、「ともにつくり、ともに伝える。」を企業理念とし、印刷・情報技術を軸として、期待を超える“サービス”や“ソリューション”の提供を通じて社会の発展と文化の向上に寄与する企業であり続けるべく、「事業の再構築」「収益力の向上」に取り組んでいきます。 (2) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題国内景気が緩やかな回復を示す一方で、印刷業界におきましては、デジタル化の加速による紙媒体の需要減少に加え、燃料費や原材料価格の高騰が継続しており、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。当社グループはこのような状況のなか、基幹事業である印刷事業の立て直しを図るとともに、新規事業の産業資材製造事業を軌道に乗せることで、収益の改善を推し進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。各セグメントにおいては以下のような事項を優先的に対処すべき課題として取り組んでいきます。印刷セグメントの営業部門においては、引き続き得意先の理解を得ながら製品価格の適正化を進めていきます。また、「日々レコ」、「高品質出力サービスMITSU-ART」、「インストアプロモーション」など新製品・新サービスのラインナップを拡充し営業活動を展開していきます。生産部門においては、狭山工場への集約・統合による効果を追求し、グループ全体の機械稼働率の向上と内製化への取り組みを継続するとともに、新たに生産を開始した「専用封筒」や小・中ロットに対応した加工設備の効率的な運用により収益改善に取り組んでいきます。新聞生産においては、2026年1月の本稼働に向けて新聞新工場の建設が順調に進んでいます。株式会社読売新聞東京本社と事業運営体制の協議を重ね、準備を進めていきます。産業資材・電子部品製造セグメントでは、エッチング精密製品事業においては、業務提携先の強みを活かした提案活動を通じて、新製品・新規受注を取り込み、収益拡大に取り組んでいきます。産業資材製造事業においては、半導体加工テープの安定供給を継続するとともに、当社の設備・環境の特長を活かして半導体用途以外の新たな市場も開拓し、製品ラインナップの拡充と事業基盤の強化に取り組んでいきます。不動産賃貸等セグメントにおいては、経営資源の有効活用及び財務体質の強化を図るため、老朽化が進んでいることから解体することを2024年7月に意思決定した当社が保有する北品川棟の早期活用を含め、現有資産の積極的な活用や、太陽光発電の安定運営に取り組んでいきます。また、当社グループの持続的な成長には組織の活性化が不可欠であると考え、グループ会社との連携を含め人材交流や教育を推進しています。グループ全体の人員活用を図ることで、営業面の強化や生産効率向上にも取り組んでいきます。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国の経済は、国内景気が緩やかな回復を示す一方、個人消費や設備投資の伸びは限定的であり、回復力にばらつきがみられました。世界経済は米国新政権の通商政策の先行き不透明感に加え、中国経済の先行き懸念、為替市場の変動などが重なり、先行き不透明な状況は依然として継続しています。印刷業界におきましては、生活様式の変化に伴うデジタル化の加速による紙媒体の需要減少に加え、燃料費や原材料価格などの高騰は継続するなど、依然として厳しい状況が続いています。当社グループはこのような情勢のもと、営業面では利益に影響を及ぼすエネルギー価格や諸資材価格の高騰に対して得意先の理解を得ながら製品価格の適正化を推し進めるとともに、印刷技術を活用した新たな分野への進出を図っています。また、オンデマンド印刷の潜在ニーズやいわゆる「推し活」市場の拡がりを受けて、フォトブック等のオリジナルアイテムを簡単に作れるサービス「日々レコ」を開発し、営業活動を開始しました。生産面では、前連結会計年度において行った印刷工場の集約・統合の効果を発揮してグループ全体の機械稼働率の向上、内製化を図っています。なお、スクリーン印刷機を使用した半導体加工テープなどの産業資材製造事業においては、立上げ準備を進め、一部の製品について本年1月より出荷を開始し安定的な供給を継続しています。外部環境の影響により得意先の需要見通しや開発スケジュールに調整が入り、当初の予定より量産開始が遅れましたが、その他の製品についても量産化に向けた技術的課題の解決に取り組んでいます。以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は147億56百万円(前年同期比0.4%増)となり、損益面では営業損失1億58百万円(前年同期は62百万円の損失)、経常損失49百万円(前年同期は56百万円の利益)となり、特別利益として有価証券売却益4億33百万円など4億71百万円、特別損失として減損損失2億13百万円など2億96百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益70百万円(前年同期比24.5%増)となりました。 セグメント別の経営成績を示すと次のとおりです。なお、報告セグメントの事業内容をより適切に表示するため、「電子部品製造事業」から「産業資材・電子部品製造事業」に名称を変更しています。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。また、当連結会計年度より、一部子会社の経営管理区分の変更に伴い、「印刷事業」に含めていた事業の一部を「不動産賃貸等事業」に変更しています。また、前連結会計年度のセグメント情報は、当該変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しています。ア 印刷事業自治体の刊行物や厚紙封筒等の増加があり、売上高140億69百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント損失(営業損失)3億13百万円(前年同期は3億51百万円の損失)となりました。 イ 産業資材・電子部品製造事業水晶関連業界への売上減少等により、売上高3億4百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント損失(営業損失)1億5百万円(前年同期は0百万円の利益)となりました。 ウ 不動産賃貸等事業経営資源の有効活用及び財務体質の強化を図るため、現有資産の積極的な活用や太陽光発電の安定運営に取り組んでいます。売上高5億43百万円(前年同期比4.6%減)、セグメント利益(営業利益)2億60百万円(前年同期比9.5%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4億89百万円増加し、当連結会計年度末には69億72百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、8億98百万円の収入超過となりました。これは主に、売上債権の減少並びに法人税等の還付などによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、74百万円の支出超過となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出があったことなどによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、3億34百万円の支出超過となりました。これは主にリース債務の返済並びに配当金の支払による支出があったことなどによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況ア 生産実績 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)印刷14,067,6260.9産業資材・電子部品製造305,271△3.5不動産賃貸等--合計14,372,8970.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しています。2 生産高は販売価額をもって表示したものです。 イ 受注実績 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)印刷14,121,3591.8877,3436.3産業資材・電子部品製造315,5293.125,53876.1不動産賃貸等----合計14,436,8881.8902,8827.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しています。 ウ 販売実績 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)印刷14,069,3130.6産業資材・電子部品製造304,494△5.5不動産賃貸等382,695△1.5合計14,756,5030.4 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しています。2 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)株式会社読売新聞東京本社4,210,56628.64,040,44827.4ヤマト運輸株式会社2,136,77214.51,786,46312.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べ22億24百万円減少の277億15百万円となりました。これは、主に投資有価証券が減少したことによるものです。負債合計は前連結会計年度に比べ8億29百万円減少の99億44百万円となりました。これは、主に繰延税金負債が減少したことによるものです。純資産合計は前連結会計年度に比べ13億94百万円減少の177億70百万円となりました。これは、主にその他有価証券評価差額金の減少によるものです。当連結会計年度は自治体の刊行物や厚紙封筒等の増加があり、売上高は147億56百万円(前年同期比0.4%増)となりました。営業面では原材料・諸資材価格の高騰に対して製品価格の適正化に取り組み、生産面ではグループ全体の機械稼働率の向上と内製化への取り組みに取り組んだものの、産業資材製造事業立上げのための先行投資に関わる費用等もあり、営業損失1億58百万円(前年同期は62百万円)となりました。また、特別利益として投資有価証券売却益4億33百万円など4億71百万円、特別損失として減損損失2億13百万円など2億96百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益70百万円(前年同期比24.5%増)となりました。なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの運転資金需要のうち主なものは、外注費、材料費並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものです。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。短期運転資金は主に営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を活用することを基本とし、必要に応じて銀行からの短期借入を選択しています。設備投資や長期運転資金の調達につきましては、銀行からの長期借入及びリース取引を基本としています。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は35億52百万円となっています。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は69億72百万円となっています。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定ア 繰延税金資産の回収可能性当社グループは、繰延税金資産の回収可能性があると考えられる金額まで減額するために評価性引当額を計上しています。評価性引当額の必要性を検討するにあたっては、将来の課税所得見込み及び税務計画を検討していますが、将来の業績や課税所得実績の変動により繰延税金資産の計上に重要な影響を及ぼす可能性があります。イ 固定資産の減損損失当社グループは、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額することとしています。市場環境の変化等により収益性が著しく低下した場合には、減損損失を計上する可能性があります。ウ 退職給付費用及び退職給付債務当社グループは、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しています。退職給付費用及び退職給付債務について、退職率などの基礎率、割引率及び長期期待運用収益率を用いて算出しています。割引率及び長期期待運用収益率は、金利の変動等を含む現状の市場動向等を考慮して決定しています。当社グループは現在使用している前提は妥当であると考えていますが、前提の変更により退職給付費用及び退職給付債務に影響を与える可能性があります。
事業リスク
- 原材料価格の変動リスク印刷事業ではインクや紙などの原材料を多く使用するため、原油価格の高騰や円安の進行により原材料の購入価格が上昇する可能性があります。価格上昇分を顧客に転嫁できない場合、利益が圧迫され業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
- 市場変化と競争激化印刷事業はペーパーレス化の進展により需要が減少する可能性があり、産業資材・電子部品製造事業も市場の急激な変化や単価下落のリスクがあります。また、多くの競合他社が存在するため、価格競争の激化による受注単価の下落も業績に影響を与える可能性があります。
- 特定取引先への依存売上高の約4割を特定の大手取引先に依存しているため、これらの取引先の経営状況の変化や取引方針の変更があった場合、光村印刷グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。安定した関係を維持しつつも、リスク分散も重要となります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものです。 (1) 原材料価格の変動当社グループは、原材料の調達について、複数のメーカーや代理店から購買を行い、調達先の拡大や相見積りにより、安定的な原材料の確保と価格の維持に努めています。しかし、原油価格の高騰や円安の進行などにより、一時的に需給バランスが崩れ、購入価格が著しく上昇する懸念もあります。そのような場合には、当社の顧客との交渉を行いますが、すべてを顧客に転嫁することは困難であり、原材料費の上昇により業績等に影響を与える可能性があります。 (2) 市場の変化当社グループの印刷事業は安定的な事業活動を展開しており、生産性の向上等により価格競争力の向上に努めていますが、ペーパーレス化などの進展により、印刷需要が大きく変化した場合には業績等に影響を与える可能性があります。また、産業資材・電子部品製造事業においては、付加価値の高い製品の開発に努めていますが、市場の急激な変化による大幅な需要の変動や単価の下落、得意先による生産調整などが発生した場合には、業績等に影響を与える可能性があります。 (3) 受注単価の下落当社グループは多くの企業と競合関係にあり、そのため、受注単価の下落のリスクがあります。付加価値の高い製品や生産性向上をはじめとするコスト削減により利益の確保に努めていますが、競争の激化により急激な受注単価の下落があった場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (4) 特定取引先への依存当社グループは、株式会社読売新聞東京本社やヤマト運輸株式会社向けの売上が当社グループの売上高の約4割を構成しています。これら得意先との強固な信頼関係が当社グループの強みであり取引関係の強化に努めていますが、今後の特定取引先の経営成績や取引方針によっては業績等に影響を与える可能性があります。 (5) 債権回収当社グループは、債権管理規程に則り取引先の与信管理に努めており、必要な貸倒引当金を計上していますが、経済動向によっては、多額の貸倒により、業績等に影響を与える可能性があります。 (6) 個人情報の管理当社グループは、取引先からお預かりしている個人情報の管理について、安全かつ正確に管理するとともに、紛失・改ざん・漏洩などの予防について厳重な対策を講じており、プライバシーマークの付与を受けていますが、万一個人情報が流出した場合は、信用の低下や対応コスト等により、業績等に影響を与える可能性があります。 (7) 製品の品質当社グループは、徹底した品質管理のもとに製品を製造していますが、製造工程上の不備により製品の欠陥が生じた場合、再作成や信用の失墜により、業績等に影響を与える可能性があります。 (8) 情報システムとセキュリティ当社グループは、情報セキュリティ体制の強化や社員教育などを通じてシステムおよびデータの適切な保守・管理に努めると共に、PCの不審な挙動を監視するシステムの導入等安全性の確保に努めていますが、万一サイバー攻撃やシステム障害等により情報システムの停止やセキュリティ事故が発生した場合には業務の遅延や信用の低下を招き、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法務・コンプライアンス当社グループは、コンプライアンス部及び顧問弁護士により、契約内容の確認や業務上の不正行為の防止活動を行っていますが、万一不利益な契約や不正行為が行われた場合は、業績等に影響を与える可能性があります。 (10) 災害の発生当社グループは、主要施設に対する防火・耐震対策並びに川越工場における自家発電設備及び地下水ろ過システムの設置を行い、災害により生産活動の停止をきたすことのないように努めていますが、万一重大な被害を受けた場合は、業績等に影響を与える可能性があります。