事業の概要
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 原油価格高騰による原材料・人件費・輸送コスト増加、為替レート変動が利益を圧迫するリスクがあるため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 「じぶんでキラッ!クルッ!ドーム」など、乳児・知育・構成玩具の新製品開発によるブランド構築 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 軽い(資本不要) |
会社が挙げる主要リスク:生産拠点の集約リスク(中国・ベトナム情勢) / 原油価格高騰に起因する原材料・仕入コスト増加リスク / 為替レートの変動リスク(米ドル建て決済)
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
ピープル(7865)は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠は、公開情報からは確認できません。主力製品であるおもちゃやベビー用品は、一般的に模倣されやすく、強力な無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
ベビー用品の一部(例:ベビーカー、チャイルドシート)は、安全性や使い慣れたブランドへの信頼から、顧客が乗り換える際に一定の心理的・情報的コストが発生する可能性があります。しかし、おもちゃなど他の製品群ではスイッチング・コストは低いと考えられます。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ピープル(7865)の製品は、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではありません。個々の製品の利用体験が中心であり、プラットフォーム型サービスとは異なります。
コスト優位★☆☆☆☆
おもちゃやベビー用品業界は競争が激しく、ピープル(7865)が他社に対して構造的なコスト優位性を持っているという明確な証拠はありません。製造委託や調達において効率化を図っている可能性はありますが、それが持続的な競争優位に繋がるかは不透明です。
規模の経済★★☆☆☆
ベビー用品や知育玩具の分野で一定の市場シェアと販売網を有しており、規模の経済による効率化の恩恵を受けている可能性があります。しかし、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模とは言えず、限定的な効率規模の優位性と考えられます。
- パーパスに基づくブランド設計「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい」というパーパスを経営の中心に据え、商品ラインナップをこの理念に沿って再構築しています。単なる玩具メーカーではなく、子どもの好奇心を起点とした独自カテゴリーの確立を目指しており、ブランドの一貫性が他社との差別化につながる可能性があります。ただし、現時点では市場での浸透途上であり、優位性の確立はこれからの段階といえます。
- 既存シリーズの顧客基盤「ピタゴラス」や「やりたい放題」といった既存の主力シリーズは一定の認知度と顧客基盤を持っていると考えられます。これらは次期中期計画(2026〜2028年)における黒字化の柱として位置づけられており、新シリーズへの橋渡し役としての役割も期待されています。既存ブランドの信頼が新商品への理解促進を後押しする可能性があります。
- 新シリーズによる循環モデル「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」は価値が消費者に伝わりやすい設計で販売拡大を見込んでおり、この顧客基盤が「1curiosity(ワンキュリオシティ)」のリピート購入へとつながる循環を想定しています。異なる年齢層や購買動機をカバーする複数シリーズの連携により、顧客との長期的な関係構築を図る戦略と読み取れます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- ROEを軸とした中長期経営へのシフト従来の「売上高営業利益率10%以上」という短期目標を廃止し、新たに「ROE(自己資本利益率)10%以上」を経営指標として採用しました。ROEとは自己資本(株主から預かったお金)をどれだけ効率よく使って利益を生み出せたかを示す指標です。短期の利益追求から脱し、企業価値の持続的な向上を重視する経営へと転換する意図が示されています。
- 好奇心シリーズによる段階的な成長計画2019年から進めてきた事業構造改革が完了し、現在は収益創出フェーズに入っています。第50期(2027年1月期)では「1curiosity」の出店倍増と「Baby curiosity」14商品の投入を計画しています。2026〜2028年は既存の「ピタゴラス」「Baby curiosity」「やりたい放題」の三本柱で黒字化を固め、2029年以降はブランドの完成度を高める成長フェーズへと段階的に移行する構想です。
- パーパス経営と透明な情報発信「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい」というパーパスを会社の行動原理とし、社内変革の様子を「ピートラ(ピープルトランスフォーメーション)」としてnoteで発信しています。具体的な数値目標よりも日々の行動をありのままに伝えることで、社外のステークホルダー(投資家・消費者など)との信頼関係を築くことを重視している姿勢が読み取れます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針及び目標とする経営指標等 <パーパス>― 子どもの好奇心が、はじける瞬間をつくりたい!―・私達の目は、子どもの関心を見逃さないために・耳は、子どもの本音をじっくり聴くために・頭は、子どもの表にでない欲求を探るために・手足は、子どもの好奇心がはじける瞬間を実現するために・心は、子どもの未来を想像するために 先の予測が難しい環境においては、柔軟に行動変容する事が大切と考えています。先の行動をお約束するのではなく、このパーパスに沿って行動する日々の様子を紹介していく場を設け、企業変革へ向かう様子をありのままに発信する「ピートラ(ピープルトランスフォーメーションの略)」を、当社ホームページから辿れるnoteを利用し発信しております。 (2026年1月期の経営指標)2022年より上記パーパスの制定に伴い、新たなるパーパスに沿って新事業分野へリソースを集中し取組んでいくため、目標とする経営指標について、これまでの「売上高営業利益率10%以上」を廃止し、「ROE(自己資本利益率)」を指標とすることへ改めております。これは、これまでの当期の営業利益率という短期の目標を置いた経営から、中長期的な視点に基づき企業価値の向上と持続的な成長を図れる経営へとシフトすることを目的としております。自己資本を積極的に有効活用し、より将来に事業が伸びていく、質の高い収益体質の獲得を図っております。そのための当社の経営指標は「ROE」とし、毎期、ROE10%以上出すことを目標としております。 (2)事業別課題 (第50期(2027年1月期)の課題)2019年より進めてきた事業構造改革は、計画通り完了いたしました。採算性および将来性の観点から見直しを行い、終了すべきカテゴリーはすべて整理を終えております。現在、当社の商品群はパーパスである「子どもの好奇心」に基づくラインアップへと再構築されました。今後の成長は、好奇心を軸とした新シリーズ群が担います。第一弾「1curiosity(ワンキュリオシティ)」は、従来にない視点から遊びを再定義する挑戦的な取り組みであり、理解浸透に一定の時間を要するものの、中長期的なブランド価値向上の中核を担う存在です。次期第50期は、前期比2倍以上の店舗数の獲得に向け取り組み、徐々に業績に寄与するものと見ております。次期は第二弾「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」を14商品投入いたします。本シリーズは購入者にとって価値が伝わりやすく、確実な販売拡大を見込んでおります。「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」による顧客基盤拡大が「1curiosity(ワンキュリオシティ)」への理解促進およびリピート購入へとつながる循環を形成すると考えております。2026年から2028年(2027年1月期~2029年1月期)は、既存主力シリーズである「ピタゴラス」「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」「やりたい放題」の三本柱により黒字化を確実なものとする中期計画を推進いたします。構造改革は完了し、収益創出フェーズへ移行しております。その後2029年以降は、ブランド完成度を高める成長フェーズへ進み、好奇心を中心概念とした独自カテゴリーの確立を目指してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針及び目標とする経営指標等 <パーパス>― 子どもの好奇心が、はじける瞬間をつくりたい!―・私達の目は、子どもの関心を見逃さないために・耳は、子どもの本音をじっくり聴くために・頭は、子どもの表にでない欲求を探るために・手足は、子どもの好奇心がはじける瞬間を実現するために・心は、子どもの未来を想像するために 先の予測が難しい環境においては、柔軟に行動変容する事が大切と考えています。先の行動をお約束するのではなく、このパーパスに沿って行動する日々の様子を紹介していく場を設け、企業変革へ向かう様子をありのままに発信する「ピートラ(ピープルトランスフォーメーションの略)」を、当社ホームページから辿れるnoteを利用し発信しております。 (2026年1月期の経営指標)2022年より上記パーパスの制定に伴い、新たなるパーパスに沿って新事業分野へリソースを集中し取組んでいくため、目標とする経営指標について、これまでの「売上高営業利益率10%以上」を廃止し、「ROE(自己資本利益率)」を指標とすることへ改めております。これは、これまでの当期の営業利益率という短期の目標を置いた経営から、中長期的な視点に基づき企業価値の向上と持続的な成長を図れる経営へとシフトすることを目的としております。自己資本を積極的に有効活用し、より将来に事業が伸びていく、質の高い収益体質の獲得を図っております。そのための当社の経営指標は「ROE」とし、毎期、ROE10%以上出すことを目標としております。 (2)事業別課題 (第50期(2027年1月期)の課題)2019年より進めてきた事業構造改革は、計画通り完了いたしました。採算性および将来性の観点から見直しを行い、終了すべきカテゴリーはすべて整理を終えております。現在、当社の商品群はパーパスである「子どもの好奇心」に基づくラインアップへと再構築されました。今後の成長は、好奇心を軸とした新シリーズ群が担います。第一弾「1curiosity(ワンキュリオシティ)」は、従来にない視点から遊びを再定義する挑戦的な取り組みであり、理解浸透に一定の時間を要するものの、中長期的なブランド価値向上の中核を担う存在です。次期第50期は、前期比2倍以上の店舗数の獲得に向け取り組み、徐々に業績に寄与するものと見ております。次期は第二弾「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」を14商品投入いたします。本シリーズは購入者にとって価値が伝わりやすく、確実な販売拡大を見込んでおります。「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」による顧客基盤拡大が「1curiosity(ワンキュリオシティ)」への理解促進およびリピート購入へとつながる循環を形成すると考えております。2026年から2028年(2027年1月期~2029年1月期)は、既存主力シリーズである「ピタゴラス」「Baby curiosity(ベビーキュリオシティ)」「やりたい放題」の三本柱により黒字化を確実なものとする中期計画を推進いたします。構造改革は完了し、収益創出フェーズへ移行しております。その後2029年以降は、ブランド完成度を高める成長フェーズへ進み、好奇心を中心概念とした独自カテゴリーの確立を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)業績の概況1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況 当期の事業環境は、物価上昇や消費行動の変化により玩具市場全体として力強さを欠く状況が継続しました。特に一般玩具分野では、購買行動の変化により、いわゆる純玩具を中心に厳しい状況が続きました。このような環境下において、当社は市場の短期的な変動に左右されることなく、中長期的な成長を見据えた事業構造転換の途上にあり、子どもの好奇心という普遍的な価値を軸に据えた「好奇心事業」を中核とする事業構造への転換を着実に推進してまいりました。当該取り組みは① 既存商品群の収益性改善② 収益性の高い新事業・新商品の育成③ 中長期的なリターンを見据えた投資というロードマップに基づき推進しており、当期は①を実現したうえで現在は②の途上におります。 好奇心事業の具体的な取り組みとしては、2025年5月に好奇心事業第一弾「1curiosity(ワンキュリオシティ)」シリーズをローンチしました。この「1curiosity」シリーズは玩具単体の価値提供にとどまらず、遊びの過程そのものに発見や試行錯誤の要素を取り込んだ設計を特長としており、国内外での展示やワークショップを通じて評価を受け、英国において権威あるアワードを複数受賞いたしました。ただ、当期においては主としてコンセプトの浸透や取り組みの基礎づくりに注力した段階にありますゆえ、現時点では売上への寄与は限定的であり、今後の普及と展開を見据えた取り組みとして位置付けております。 また、10月には、幼児向けのデジタル知育サービス「さわるTECH」をローンチいたしました。「さわるTECH」は、子どもの自発的な関心や操作を起点とした体験を重視したサービスであり、従来の玩具とは異なるかたちで、当社が培ってきた知育に関する知見を活かした新たな取り組みとして位置付けております。ローンチ直後に複数のアワードを受賞するなどデジタル領域における本サービスの展開を通じて、好奇心事業の裾野を広げるとともに、今後の事業展開に向けた知見の蓄積を進めております。こちらも当期においては、主としてサービス内容や提供方法の検証を行うテスト段階にあり、売上高への寄与は限定的なものにとどまっております。 これら新事業の商品提供の枠を超えた価値提案を通じて、将来的な事業展開の幅を広げる可能性を有する取り組みであると考えております。 既存事業においては、定番商品「ピタゴラス」シリーズを中心に安定した流通評価を維持すると共に、好奇心事業に注力するため限られた経営資源を有効に活用する体制づくりを進めました。 次に海外の状況として、前期の米国取引先との契約変更に伴い売上高は縮小しておりますが、当期は新商品 「1curiosity(ワンキュリオシティ)」シリーズが英国を中心としたEC販売でのヨーロッパ圏への進出を計画通りに果たしております。また、アジア地域においては、台湾やタイなど複数の地域で当社のベビーシリーズやピタゴラスシリーズなどを中心に引き続き底堅い動きが見られました。現地市場の特性に応じた商品展開や取引先との関係強化を進めることで、今後の成長に向けた手応えを得ております。 以上のとおり、当社は中長期的な成長を見据えた事業構造転換の途上にあり、当期は新事業・新商品の育成を中心とする段階に位置づけて事業運営を行ってまいりました。その結果、当期国内販売売上高は前期比14.8%減、海外販売売上高は前期比23.9%減となり、国内海外の総合売上高は16億13百万円(前期比15.8%減)となりました。 このように、当期は事業構造転換の移行段階としての新事業・新商品の育成および将来に向けた基盤整備に注力した期間となりました。経費では、当期ローンチした新商品のPR費用や来期以降ローンチを目指す新事業開発費用を含み8億89百万円の費用発生となりました。次期以降は、当期までに蓄積した知見や成果を踏まえ、新事業を含む各取り組みを本格的に展開する段階へと進めるとともに、持続的な成長に資する事業基盤の再構築に取り組んでまいります。なお、当期においては、保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、特別利益1億84百万円を計上いたしました。一方、業績を鑑み、固定資産の減損処理を会計基準に則り実施いたしました。それに伴い、主に金型等の工具器具備品、ソフトウェア等の資産について1円評価へ減損し、当期特別損失として64百万円を計上しております。以上の結果、営業損失は1億74百万円(前期は50百万円の営業損失)、経常損失は1億75百万円(前期は45百万円の経常損失)、当期純損失は61百万円(前期は72百万円の当期純損失)となりました。 財政状態につきましては、後掲の「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等」に記載のとおり、資産合計は、前事業年度末より4億90百万円減の18億10百万円となりました。負債合計は、前事業年度末より42百万円減の1億30百万円となりました。純資産合計は、前事業年度末より4億48百万円減の16億80百万円となりました。 なお、当社は玩具及び乗り物類の企画・販売を事業とする単一セグメントであるため、セグメント別情報の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末より2億86百万円減少し11億54百万円となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純損失の計上の他、主に投資有価証券売却益の計上と棚卸資産の増加の結果、1億56百万円の支出(前事業年度は93百万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主に投資有価証券の売却により1億73百万円の収入(前事業年度は81百万円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得により3億4百万円の支出(前事業年度は2億9百万円の支出)となりました。 2)当期商品の評価及び販売の状況各カテゴリーごとの販売状況は以下のとおりです。 (カテゴリー別売上高の前期対比)(単位 千円) 2025年1月期(自 2024年1月21日至 2025年1月20日)2026年1月期(自 2025年1月21日至 2026年1月20日)前年同期比(%)乳児・知育・構成玩具1,503,8181,391,47092.5メイキングトイ49,60611,67223.5その他(遊具・乗り物・育児等)141,82142,04129.6海外販売・ロイヤリティ収入220,382167,71876.1合計1,915,6241,612,90184.2 (生産、受注及び販売の状況)① 仕入実績当事業年度における仕入実績を区分別に示すと、次のとおりです。 区分仕入高(千円)前年同期比(%)乳児・知育・構成玩具799,46098.9メイキングトイ7,53219.0その他(遊具・乗り物・育児等)25,39953.6海外販売・ロイヤリティ収入90,529111.9合計922,92094.6 (注) 海外仕入比率は前事業年度が93.2%、当事業年度が94.3%であります。 ② 受注実績当社は、受注生産は行っておりません。 ③ 販売実績当事業年度における販売実績を区分別に示すと、次のとおりです。 区分販売高(千円)前年同期比(%)乳児・知育・構成玩具1,391,47092.5メイキングトイ11,67223.5その他(遊具・乗り物・育児等)42,04129.6海外販売・ロイヤリティ収入167,71876.1合計1,612,90184.2 (注) 主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先前事業年度(自 2024年1月21日至 2025年1月20日)当事業年度(自 2025年1月21日至 2026年1月20日)販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)㈱ハピネット509,64626.6422,66226.2㈱カワダ280,20914.6280,04717.4日本トイザらス㈱430,80122.5279,20817.3㈱クマモト252,71013.2228,80514.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。また、引当金の計上や資産の評価等、当社の財務諸表の作成に当たり必要となる見積りについて、経営者は過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 ② 財政状態及びキャッシュ・フローの状況イ. 資産、負債、純資産の概況資産の部では、当事業年度末の総資産は、保有する関係会社株式の一部を売却したことによる投資その他の資産の減少や、固定資産の減損処理により有形固定資産・無形固定資産が減少したこと等により、前事業年度末より4億90百万円減の18億10百万円となりました。流動資産は16億97百万円で、その主な内訳は現金及び預金11億55百万円、売掛金1億80百万円、商品・原材料の棚卸資産3億40百万円等です。固定資産は1億13百万円で、主な内訳は投資有価証券・保険積立金等の投資その他の資産1億13百万円です。負債の部では、当事業年度末の負債合計は、繰延税金負債の減少等により、前事業年度末より42百万円減の1億30百万円となりました。流動負債は1億21百万円で、主な内訳は次期販売用の商品仕入に伴う買掛金が13百万円、未払金が47百万円、未払費用が31百万円です。純資産合計は、当期純損失の計上や、自己株式の取得等により、前事業年度末より4億48百万円減の16億80百万円となりました。以上の結果、当事業年度末における1株当たり純資産は439円03銭、自己資本比率は92.8%となりました。 ロ. キャッシュ・フローの状況「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ハ. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の資金需要は、新製品企画から製造に必要な運転資金(研究開発費、仕入、人件費、諸経費)、販売費及び一般管理費等の営業活動および広告宣伝等費用によるもののほか、投資活動において、金型等の設備投資を毎期行っております。上記運転資金及び設備投資資金の調達は、自己資本を基本としております。 (3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等第2「事業の状況」の冒頭1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の(1)「会社の経営の基本方針及び目標とする経営指標等」に記載のとおりです。 (4)棚卸資産の状況一般的棚卸資産管理では売上が下がると在庫増となります。当社は売上が下がると即減産する体制となっており、向こう3ヶ月の需要予測を毎月精密に行い過剰在庫とならない調整を行っております。しかし、毎期末では当期販売力が伴わなかった新製品等も含め商品力の衰えそうなものを有税で償却し、健全な在庫に評価しなおし翌期に負の資産を残さないようにしております。当期では29,073千円の評価減額を計上しましたが、売上対比では1.8%に収まりました。 (5)営業成績及び財産の状況の推移 区分第45期(2022年1月期)第46期(2023年1月期)第47期(2024年1月期)第48期(2025年1月期)第49期(2026年1月期)売上高(千円)5,481,3097,443,8605,352,8471,915,6241,612,901営業利益又は営業損失(△)(千円)510,365517,919430,518△49,515△173,756経常利益又は経常損失(△)(千円)495,696513,150449,134△45,181△174,687当期純利益又は当期純損失(△)(千円)343,479355,675312,879△72,002△61,0781株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)(円)78.5281.3171.53△16.46△15.61総資産(千円)2,785,1473,013,5432,767,5802,299,5961,809,739純資産(千円)2,311,3462,328,5622,394,9332,128,0541,679,787 (注) 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を2023年1月期の期首から適用しており、2023年1月期以降に係る数値については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。 (6)株式について<株式、株主の状況> 寄値(円)高値(円)安値(円)引値(円)出来高(千株)株主数(名)2021年1月21日~2022年1月20日1,1601,2369861,0022,1384,6702022年1月21日~2023年1月20日9951,9079301,1397,8395,6712023年1月21日~2024年1月20日1,1391,1469539965,2784,9132024年1月21日~2025年1月20日9951,1274905182,8484,4472025年1月21日~2026年1月20日5206794034232,8713,846
事業リスク
- 生産拠点の集中リスク玩具製品の約7割を中国でのOEM生産(他社に製造を委託する方式)および材料調達に依存しています。中国の政治・経済情勢の変化、例えば規制強化や貿易摩擦などが発生した場合、製品の安定供給が困難になる恐れがあります。対策として生産地の分散を進めていますが、ベトナム生産でも人件費上昇リスクがあり、完全な解消には至っていません。
- コスト上昇と消費縮小の二重リスクウクライナ・ロシア情勢や中東情勢による原油価格の高騰は、原材料費・人件費・輸送コストのすべてに影響します。さらに生活必需品の価格上昇により、消費者が玩具への支出を削減する可能性もあります。つまり「コストが上がる」と「売れにくくなる」という二つの悪影響が同時に生じるリスクがあり、会社の収益を両側から圧迫する構造になっています。
- 為替変動と販路集中のリスク仕入代金は主に米ドル建てで決済されるため、円安・ドル高が進むと仕入コストが上昇し利益が減少します。また国内売上の約6割がハピネットなどわずか3社に集中しており、これらの取引先の経営環境が悪化したり取引条件が変わったりすると、売上に大きな影響が出る可能性があります。販路の多様化が課題といえます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】当社の経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 <生産拠点の集約リスクについて>当社はOEM生産委託商品の約7割を中国での生産および材料調達しており、中国情勢等の影響を受けるリスクを持っています。また、ベトナム生産においても同様に人件費上昇等のリスクがあります。そのため、生産拠点については、一部中国委託工場の他国進出を機に製造地の分散等を図っております。 <原油価格高騰に起因する原材料および仕入コスト増加リスクについて>ウクライナ・ロシア情勢および昨今の中東情勢に起因し、急激な原油価格の高騰は、当社製品製造の原材料価格や人件費の上昇、輸送コストまであらゆる面で仕入価格に影響を及ぼすことが懸念されます。また、生活必需品も同様に価格上昇していることが、玩具類への消費割合を縮小させる要因ともなり、これらの2局面から当社および当社をとりまく市場全体へのリスクが当面続くとみております。 <為替レートの変動リスクについて>当社の生産は海外工場に委託し、その製造に掛かる費用、仕入代金の決済は主として米ドル建てとしているため、市場為替レートが価格設定時のレートより円安またはドル高に進行した場合は原価高となり、利益を圧迫するリスクがあります。また、中国元の対米ドルレートの変動は仕入価格そのものに影響します。米ドルの変動は輸出販売においても発生し、前期比ドル安となると売上減少に直接影響するリスクがあります。 <流通の集約化と販路の偏りのリスク>この数年で流通の集約化が更に進行したことに伴い、国内の取引先である株式会社ハピネット他、わずか3社ほどで当社の国内売上高におけるシェアを約6割占めることから、その偏りのリスクがあります。当該主要取引先とは、今後も引き続き対話の機会を持つこと等で各社の経営環境等の理解を深め、双方でより良い関係づくりを目指してまいります。 <貸倒にかかるリスクについて>当社では、ルールを定め与信管理を得意先別に徹底して行っており、また、常に取引信用保険を付保するなど貸倒れによる損益への影響を最小限に留める努力をしておりますが、売上債権取引信用保険で十分カバー出来ない取引額のケースもあるので、今後も警戒を必要とする状況が続きます。 <情報管理について>当社は、事業の遂行過程において個人情報や機密情報を取扱う可能性があります。これらの情報が意図せず流出した場合は、顧客や社会に対する信用力の低下や損害賠償等が発生する可能性があり、その情報管理の強化のための情報セキュリティ対策や社員教育に努めております。