7795

KYORITSU(7795)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

その他製品 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • 多角的な事業展開
    共立グループは、情報デジタル、プリントメディア、環境、BPOの4つの事業を柱としています。これは、印刷業を基盤としつつ、デジタル化の進展や環境意識の高まりといった社会の変化に対応し、事業領域を広げて収益源を多様化していることを示しています。特定の事業に依存せず、リスクを分散しながら安定的な経営を目指すビジネスモデルと言えます。
  • 情報と印刷の融合
    主力であるプリントメディア事業(カタログ、チラシ、書籍など)に加え、情報デジタル事業(電子書籍、広告代理業、映像制作など)を展開しています。これは、従来の紙媒体での情報伝達に加え、デジタル技術を活用した新たな情報提供サービスを取り入れることで、顧客の多様なニーズに応え、事業の成長機会を捉えようとしていることを意味します。印刷技術とデジタル技術のシナジーを追求しています。
  • 社会課題への貢献
    環境事業では、生分解性プラスチック製造やプラスチック再生、廃棄物処理など、環境負荷低減に貢献する事業を行っています。これは、単に収益を追求するだけでなく、持続可能な社会の実現に貢献するという企業の社会的責任(CSR)を果たしつつ、新たな市場ニーズを取り込むことで事業の安定化を図る戦略的な側面も持っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

KYORITSUグループは主に4つの事業セグメントで構成されています。情報デジタル事業は、電子書籍や広告、映像制作などデジタルの分野で収益を上げています。プリントメディア事業は、カタログ、チラシ、書籍などの印刷物を手掛ける主力事業で、グループ全体の売上の大部分を占める稼ぎ頭です。環境事業は、生分解性プラスチック製造や廃棄物処理など環境関連のサービスを提供しています。BPO事業は、物流や商業流通の業務を代行する事業です。これらの事業は主に国内で展開されています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
InformationAndDigitalBusinessReportableSegment 地域 89 7 7.7%
PrintMediaBusinessReportableSegment 地域 294 7 2.4%
EnvironmentalReportableSegment 事業 16 2 11.5%
BpoBusinessReportableSegment 地域 5 0 0.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|645 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社11社、非連結子会社1社から構成されており、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業及びBPO事業の4つの事業を行っております。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。各報告セグメントに属する主要な製品・サービス又は事業内容は、次のとおりであります。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 報告セグメント主要な製品・サービス又は事業内容主要な関係会社情報デジタル事業電子書籍事業総合広告代理業映像制作DMサービス共立印刷㈱、㈱暁NEXT、㈱西川印刷、㈱バッハベルク、㈱東京アド、その他2社プリントメディア事業カタログ、チラシ、パンフレットなど商業印刷書籍、雑誌など出版印刷共立印刷㈱、㈱暁印刷、㈱西川印刷、その他1社環境事業生分解性プラスチック製造事業プラスチック類再生事業RPF燃料製造事業一般・産業廃棄物処理事業㈱今野、㈱山陰クリエート、㈱インターメディア・コミュニケーションズ、その他1社(非連結)BPO事業ロジスティック事業商業流通事業共立印刷㈱、㈱暁印刷 なお、事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
プリントメディア事業において、印刷会社間の価格競争及び顧客からの価格引き下げ要求等により、なだらかな受注価格の低下が続いているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
情報デジタル事業、プリントメディア事業、BPO事業、環境事業は装置産業であり、有形固定資産残高が高い。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:売上高の減少による固定費負担増大 / 価格競争の激化による受注価格低下 / 有利子負債依存と金利変動リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

提供された財務サマリおよび競合情報からは、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。そのため、現時点ではスコア0と評価します。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

KYORITSUは主に医療機器・健康機器の製造販売を行っており、特に医療機関や介護施設向けの製品が多いと推測されます。これらの顧客は、製品の信頼性やサポート体制を重視するため、他社製品への切り替えには一定のハードルが存在する可能性があります。しかし、具体的なスイッチングコストを示すデータはありません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

KYORITSUの事業内容(医療機器・健康機器の製造販売)からは、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果が発生するビジネスモデルとは考えにくいため、スコア0と評価します。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

医療機器・健康機器の製造においては、品質管理や研究開発費が重要であり、構造的なコスト優位性を確立することは容易ではありません。KYORITSUが特定の製造技術やサプライチェーンにおいて、競合他社よりも低いコスト構造を実現しているという情報は現時点では確認できません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

KYORITSUは医療機器・健康機器分野で一定の事業規模を有していると考えられますが、業界全体で見ると、グローバルな大手企業と比較してその規模が突出しているとは言えません。効率的な規模の経済が働く可能性はありますが、明確な寡占状態を示すほどの圧倒的な市場シェアは確認できません。

  • 多様な事業ポートフォリオ
    情報デジタル、プリントメディア、環境、BPOと多岐にわたる事業を展開している点が強みです。特定の市場変動リスクを分散し、各事業が相互に補完し合うことで、安定的な収益基盤を築いていると考えられます。例えば、プリントメディア市場の縮小を情報デジタル事業や環境事業でカバーする可能性があります。
  • 長年の事業実績と顧客基盤
    有価証券報告書からは具体的な年数は読み取れませんが、印刷業を基盤とした事業展開から、長年にわたり培ってきた印刷技術やノウハウ、そして顧客との信頼関係が強みであると推測されます。特に、特定の取引先への依存度が高いことから、これらの主要顧客との強固な関係性が競争優位につながっている可能性があります。
  • 環境関連事業への進出
    生分解性プラスチック製造やプラスチック再生、廃棄物処理といった環境事業は、SDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりとともに需要が増加する可能性があり、将来的な成長ドライバーとなり得ます。環境規制の強化や企業の環境意識の高まりを背景に、この分野での技術や実績が競争優位性となることが期待されます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針当社グループは、「本質を見抜き 感謝を忘れず 挑戦し続ける」という理念の下、環境変化への柔軟な対応と基本の徹底に努め、日本一品質の高い製品を提供するという創業の思いを忘れることなく、お客様、取引先様、株主様に感謝し社会貢献に努めてまいります。 (2) 経営戦略当社グループは、刻一刻と変化する市場の動向や経営環境を見極め、機動的な経営判断を行うために、全社・全部門参加型の「品質保証」及び「収益向上」に関する2つのプロジェクトを遂行しています。プロジェクトでは、案件毎に品質管理や収益分析を行うとともに、各部門の課題解決に関する情報共有を行い、全体最適を実現するための事業戦略を策定しています。 また、よりよい製品をお客様へ提供して信頼を高めるために、受注媒体毎に製造品質会議を行い、関係部署が情報を共有した上で製造することに取り組んでいます。 (3) 目標とする経営指標 当社は、売上高500億円以上、売上高営業利益率5.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を中長期的な収益力目標としています。厳しい市場環境に屈することなく、サービスの改善を積み重ね、事業領域の拡大に努めることで企業価値を高めてまいります。持続的な成長を図りながら、将来を見据えた機動的な投資と株主還元を図り、データに基づく合理的な製造基盤により効率性と収益性を確保してまいります。 (4) 経営環境当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善傾向にあるなか、インバウンド需要の回復などもあり緩やかな回復基調で推移しております。一方で、米国をはじめとする諸外国における政策の不確実性や金融の引き締めによる景気への影響が懸念されます。 このような状況下にあって当社グループは、情報デジタル事業を強化することを目的として、第2四半期にテレビ通販の制作会社、第3四半期に広告代理店に加えて、進行期にはWEB広告会社をM&Aによりグループ会社化することで、変化する市場ニーズに対応できる体制構築に向け取り組んでおります。また、環境事業におきましては、積極的な設備更新により生産量増加に努めており、今後も引き続き積極的な投資を図ります。しかしながら、グループ内で規模の大きいプリントメディア事業におきましては、折込チラシやカタログ類の市場規模が縮小基調にあるなか、当社グループも減収傾向にあります。 このような状況のなかで、引き続きM&Aを活用しながら事業領域の拡大や事業の強化を図ってまいります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題の内容、その対処方針当社グループは、今後も予想される厳しい市場環境に対抗し、継続的な成長を実現するため、主に下記の課題に注力します。 ① 品質保証の取り組み品質保証は当社グループの原点であり、生産性と品質向上の調和により、収益向上にも努めております。期初には、グループ全社員による「品質保証プロジェクト」、「収益向上プロジェクト」の目標発表会を行い、1年間を通して多角的な視点で取り組み内容を精査しています。具体的には、設備の充実を図りながら各工程で製造設計を練る部門横断型の製造品質会議の実施や、製造時及び完成品の確認とともに日々のメンテナンスにより普遍的な高品質を実現する製造体制の確立に努めています。 ② 成長事業の拡販経済が急速に変化するなか、安定した収益確保ができる体制を構築するため、業務フローの改善やデジタル化など業務の効率化を図ることによりコスト削減に努め、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業それぞれの事業領域の拡大に注力しながら、それぞれの製品やサービスを効果的に管理するポートフォリオ経営を意識して、企業価値向上に努めてまいります。 ③ グループシナジーの追求当社グループは、各事業の得意分野を棲み分けた営業活動、材料の共同購入、製造・物流の連携、技術・ノウハウ・原価管理の情報共有を通じて、グループ全体最適を追求しています。 ④ 環境への取り組み製造にかかる電気・ガス・廃棄物・原材料等の環境負荷低減に努め、省エネルギー・低CO2の次世代に繋がる製造体制を目指しています。設備の省エネルギー化、デジタル化による生産性の向上、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの取り組み、全社的な省エネルギー活動を継続しています。また、自然に還る生分解性プラスチックと、限りある資源を再利用するリサイクルプラスチックの両面から事業を通して環境問題に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針当社グループは、「本質を見抜き 感謝を忘れず 挑戦し続ける」という理念の下、環境変化への柔軟な対応と基本の徹底に努め、日本一品質の高い製品を提供するという創業の思いを忘れることなく、お客様、取引先様、株主様に感謝し社会貢献に努めてまいります。 (2) 経営戦略当社グループは、刻一刻と変化する市場の動向や経営環境を見極め、機動的な経営判断を行うために、全社・全部門参加型の「品質保証」及び「収益向上」に関する2つのプロジェクトを遂行しています。プロジェクトでは、案件毎に品質管理や収益分析を行うとともに、各部門の課題解決に関する情報共有を行い、全体最適を実現するための事業戦略を策定しています。 また、よりよい製品をお客様へ提供して信頼を高めるために、受注媒体毎に製造品質会議を行い、関係部署が情報を共有した上で製造することに取り組んでいます。 (3) 目標とする経営指標 当社は、売上高500億円以上、売上高営業利益率5.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を中長期的な収益力目標としています。厳しい市場環境に屈することなく、サービスの改善を積み重ね、事業領域の拡大に努めることで企業価値を高めてまいります。持続的な成長を図りながら、将来を見据えた機動的な投資と株主還元を図り、データに基づく合理的な製造基盤により効率性と収益性を確保してまいります。 (4) 経営環境当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善傾向にあるなか、インバウンド需要の回復などもあり緩やかな回復基調で推移しております。一方で、米国をはじめとする諸外国における政策の不確実性や金融の引き締めによる景気への影響が懸念されます。 このような状況下にあって当社グループは、情報デジタル事業を強化することを目的として、第2四半期にテレビ通販の制作会社、第3四半期に広告代理店に加えて、進行期にはWEB広告会社をM&Aによりグループ会社化することで、変化する市場ニーズに対応できる体制構築に向け取り組んでおります。また、環境事業におきましては、積極的な設備更新により生産量増加に努めており、今後も引き続き積極的な投資を図ります。しかしながら、グループ内で規模の大きいプリントメディア事業におきましては、折込チラシやカタログ類の市場規模が縮小基調にあるなか、当社グループも減収傾向にあります。 このような状況のなかで、引き続きM&Aを活用しながら事業領域の拡大や事業の強化を図ってまいります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題の内容、その対処方針当社グループは、今後も予想される厳しい市場環境に対抗し、継続的な成長を実現するため、主に下記の課題に注力します。 ① 品質保証の取り組み品質保証は当社グループの原点であり、生産性と品質向上の調和により、収益向上にも努めております。期初には、グループ全社員による「品質保証プロジェクト」、「収益向上プロジェクト」の目標発表会を行い、1年間を通して多角的な視点で取り組み内容を精査しています。具体的には、設備の充実を図りながら各工程で製造設計を練る部門横断型の製造品質会議の実施や、製造時及び完成品の確認とともに日々のメンテナンスにより普遍的な高品質を実現する製造体制の確立に努めています。 ② 成長事業の拡販経済が急速に変化するなか、安定した収益確保ができる体制を構築するため、業務フローの改善やデジタル化など業務の効率化を図ることによりコスト削減に努め、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業それぞれの事業領域の拡大に注力しながら、それぞれの製品やサービスを効果的に管理するポートフォリオ経営を意識して、企業価値向上に努めてまいります。 ③ グループシナジーの追求当社グループは、各事業の得意分野を棲み分けた営業活動、材料の共同購入、製造・物流の連携、技術・ノウハウ・原価管理の情報共有を通じて、グループ全体最適を追求しています。 ④ 環境への取り組み製造にかかる電気・ガス・廃棄物・原材料等の環境負荷低減に努め、省エネルギー・低CO2の次世代に繋がる製造体制を目指しています。設備の省エネルギー化、デジタル化による生産性の向上、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの取り組み、全社的な省エネルギー活動を継続しています。また、自然に還る生分解性プラスチックと、限りある資源を再利用するリサイクルプラスチックの両面から事業を通して環境問題に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善傾向にあるなか、インバウンド需要の回復などもあり緩やかな回復基調で推移しております。一方で、米国をはじめとする諸外国における政策の不確実性や金融の引き締めによる景気への影響が懸念されます。 このような状況下にあって当社グループは、情報デジタル事業を強化することを目的として、第2四半期にテレビ通販の制作会社、第3四半期に広告代理店に加えて、進行期にはWEB広告会社をM&Aによりグループ会社化することで、変化する市場ニーズに対応できる体制構築に向け取り組んでおります。また、環境事業におきましては、積極的な設備更新により生産量増加に努めており、今後も引き続き積極的な投資を図ります。しかしながら、グループ内で規模の大きいプリントメディア事業におきましては、折込チラシやカタログ類の市場規模が縮小基調にあるなか、当社グループも減収傾向にあります。 このような状況のなかで、引き続きM&Aを活用しながら事業領域の拡大や事業の強化を図ってまいります。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高が前期と比べ3億3千万円(0.8%)増収の403億5千3百万円、営業利益は3億9千5百円(24.0%)減益の12億4千9百万円、経常利益は3億7千5百万円(24.7%)減益の11億4千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億9千2百万円(21.2%)減益の7億1千5百万円になりました。  セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 なお、当社グループは、各事業の収益性と成長性の位置づけを明確にし、戦略的に経営資源の配分を行うべく事業ポートフォリオの改革を行ったことにより、当連結会計年度より業務管理区分を「情報デジタル事業」「プリントメディア事業」「環境事業」「BPO事業」に再編しております。以下の前年同期比較については、更新後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 ①情報デジタル事業購買履歴に基づくデジタル印刷を活用したダイレクトメールに加えて、得意先である各種通販会社をターゲットに、テレビ通販制作会社や広告代理店をM&Aによりグループ会社化したことで、一連の広告媒体を一括して提案する体制を整えました。売上高は、88億8千7百万円(前年同期比21億6百万円増収)、セグメント利益は6億8千4百万円(前年同期比9百万円増益)になりました。 今後は、グループ会社の相乗効果を発揮することで増収増益を目指してまいります。 ②プリントメディア事業折込チラシを中心に印刷媒体が縮小基調にあるなか、コスト削減に努めたものの、第1四半期の減収を取り返すまでには至らず、売上高は、293億7千5百万円(前年同期比22億8千4百万円減収)、セグメント利益は6億9千1百万円(前年同期比3億1千5百万円減益)になりました。 現在、内製化率の向上を図りながら、新規取引先の獲得に向けて営業活動を強化しております。 ③環境事業RPFサーマルリサイクルや擬木などのマテリアルリサイクルといったプラスチックリサイクル事業は、市場環境の拡大に合わせた設備投資により増収増益となり、生分解性プラスチックにつきましても製造コストを削減したことで、売上高は、15億6千2百万円(前年同期比2億1千6百万円増収)、セグメント利益は1億7千9百万円(前年同期比2千9百万円増益)になりました。 今後は更に、事業領域の拡大や取扱いエリアを広げることにより事業拡大を目指してまいります。 ④BPO事業店舗消耗品の在庫保管発送業務において、取扱い品目を増やすことで、売上高は、5億2千8百万円(前年同期比2億9千1百万円増収)、セグメント利益は2百万円(前年同期比8百万円減益)になりました。今後は更に、既存倉庫とグループの販売ネットワークを活かした保管発送業務の営業活動にも注力してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況当社の中長期的な収益目標である売上高営業利益率5.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上に対して、当連結会計年度における売上高営業利益率は3.1%、自己資本比率は41.7%、配当性向は45.8%となりました。引き続き、厳しい市場環境に屈することなく、企業価値を高め、持続的な成長を図ってまいります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)情報デジタル事業8,870,20930.95プリントメディア事業29,321,641△7.29環境事業1,558,93315.34BPO事業531,729129.27合計40,282,5130.74 (注) 金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)情報デジタル事業9,193,45135.1987,18545.0プリントメディア事業29,653,554△4.72,923,26510.5環境事業1,590,70119.3129,83728.1BPO事業537,839126.139,06132.7合計40,975,5463.84,079,34918.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 ③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)情報デジタル事業8,887,03331.07プリントメディア事業29,375,616△7.21環境事業1,562,24316.10BPO事業528,215123.34合計40,353,1080.82 (4) 財政状態(流動資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて14.6%減少し、193億2千9百万円となりました。これは、現金及び預金や売掛金が減少したことなどによります。 (固定資産)固定資産は、前連結会計年度末に比べて13.7%増加し、229億4千万円となりました。これは、建物及び構築物やリース資産を償却したものの、株式取得によるのれんの増加や投資有価証券の増加によります。 これらの結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて1.3%減少し、422億7千万円となりました。 (流動負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて7.6%減少し、145億6千1百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金や電子記録債務が減少したことなどによります。 (固定負債)固定負債は、前連結会計年度末に比べ0.2%増加し、100億6千5百万円となりました。これは、リース債務が減少したものの、長期借入金や繰延税金負債が増加したことなどによります。これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて4.6%減少し、246億2千6百万円となりました。 (純資産)純資産は、前連結会計年度末に比べて3.8%増加し、176億4千3百万円となりました。これは、利益剰余金が増加したことなどによります。これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べて2.0ポイント上昇し、41.7%となりました。 (5) キャッシュ・フロー当連結会計年度における現金及び現金同等物は、91億9千6百万円と前期と比べ33億6千5百万円の減少となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少などにより11億9千6百万円の獲得となり、前期と比べ33億8千7百万円の減少となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出があったことなどにより、32億6千8百万円の使用となり、前期と比べ20億4千3百万円の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出や、リース債務の返済による支出により、12億9千3百万円の使用となり、前期と比べ1千8百万円の増加となりました。 〈キャッシュ・フロー指標〉 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)自己資本比率(%)39.741.7時価ベースの自己資本比率(%)19.116.7キャッシュ・フロー対有利子負債比(年)3.211.5インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)28.07.4  自己資本比率 : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比 : 有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。   2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。   3.キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」に記載のとおりであります。この連結財務諸表作成にあたって、見積りが必要となる事項については合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

事業リスク

  • 固定費負担と売上減少
    情報デジタル、プリントメディア、BPO、環境事業は設備投資が大きい「装置産業」であり、有形固定資産が総資産の約4割を占めます。このため、売上高が急激に減少すると、減価償却費やリース料などの固定費の負担が重くなり、利益を圧迫する可能性があります。操業度が低下すると、収益性が悪化するリスクがあります。
  • 価格競争の激化
    プリントメディア事業では、印刷会社間の競争や顧客からの値下げ要求により、受注価格の低下が続いています。コスト削減や生産性向上で対応していますが、今後さらに価格競争が激化した場合、利益率が低下し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。市場全体の縮小傾向も背景にあると考えられます。
  • 特定の取引先への依存
    株式会社MonotaRO、株式会社ケーズホールディングス、株式会社ベルーナなど上位5社の売上高が連結売上高の約24.9%を占めています。これらの主要顧客の経営状況が悪化したり、取引方針が変更されたりした場合、共立グループの売上や利益に大きな影響が出る可能性があります。顧客の動向を注視する必要があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,060 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の有価証券に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 売上高の減少が業績に与える影響について情報デジタル事業、プリントメディア事業、BPO事業、環境事業は装置産業であるため、当社グループの有形固定資産残高は2024年3月末170億1千8百万円(総資産比39.8%)、2025年3月末168億6千7百万円(総資産比39.9%)と総資産に占める構成比が高くなっております。このため、売上高の急激な減少により操業度が低下した場合には、労務費、減価償却費及びリース料等の固定費負担が増大するなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 価格競争について当社グループのプリントメディア事業については、印刷会社間の価格競争及び顧客からの価格引き下げ要求等により、なだらかな受注価格の低下が続いております。当社グループは、コスト削減や設備投資による生産性向上等により利益の確保に努め、価格低下に対応していく方針ですが、さらなる価格競争の激化により受注価格が低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 有利子負債依存について当社グループの2024年3月末の有利子負債残高は、144億9千7百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が33.9%であり、2025年3月末の有利子負債残高は、137億7千5百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が32.6%となりました。当社グループは、お客様のニーズに速やかに対応するため積極的かつ慎重に設備投資を行ってまいり、その投資資金は借入金等で賄われました。今後も当社グループの財務体質の改善に努めてまいりますが、売上高の急激な減少により、操業度の低下から返済資金が減少し、計画どおりの返済ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、金利につきましては、現時点で借入金の大半は固定金利での調達となっております。直近での金利の上昇に伴う影響は軽微と考えておりますが、今後の金利の変動により、調達コストが想定以上に上昇にした場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定の取引先への依存度が高いことについて当社グループは、「顧客第一主義」をモットーに、スピード・品質・コスト面での提案を行いながらお客様と共に成長してまいりました。株式会社MonotaRO、株式会社ケーズホールディングス、株式会社ベルーナ他上位5社の売上高合計の連結売上高に対する割合は24.9%であります。これらの得意先の経営成績や取引方針によっては当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報システムとセキュリティについて当社グループの情報デジタル事業、プリントメディア事業及びBPO事業はデジタル化の進展等により情報システムの重要性が高まっております。こうした中、当社ではセキュリティの充実及び守秘義務の徹底を図っております。また、本社、工場につきましては専任の警備員や監視カメラによりセキュリティを管理しておりますが、万一、当社グループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、個人情報保護に関しては、2008年4月30日にプライバシーマーク認証、2013年2月8日にISO27001認証を取得し、個人情報保護に関する諸規程の整備、従業員に対する教育及び監査により個人情報を適正かつ安全に管理するための取組みを行っておりますが、万一、当社グループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うこと、また損害賠償責任等の発生により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害について当社グループの生産拠点は埼玉県本庄市及びその隣接する地域に集中しているため、同地域での大規模な地震の発生等により生産活動が停止した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックや大規模な自然災害等の異常事態が当社の想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が KYORITSU の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →