事業の概要
- 多角的な事業展開萬世電機グループは、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の販売、そして太陽光発電事業まで、幅広い分野でビジネスを展開しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散し、安定した収益基盤を築いています。例えば、工場向けのモーターや制御システムから、スマートフォンに使われる半導体、オフィスや家庭のエアコン設置工事まで手掛けています。
- 三菱電機との連携主要な仕入先である三菱電機株式会社との間で販売代理店契約を結んでおり、安定した商品調達と販売チャネルを確保しています。これは、高品質な製品を顧客に提供できる強みであると同時に、仕入れの安定性にも寄与しています。三菱電機グループからの仕入れが総仕入高の56.6%を占めるなど、緊密な関係がうかがえます。
- 付帯サービスによる収益単なる製品販売だけでなく、製品に付帯する工事の設計・施工、保守・サービスまで一貫して提供しています。これにより、顧客との長期的な関係を構築し、継続的な収益源を確保しています。例えば、太陽光発電設備の設置工事から、設置後のメンテナンスまで手掛けることで、顧客のニーズに幅広く対応しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 電気機器・産業用システムこのセグメントは、回転機、ホイスト、電磁開閉器、ロボット、各種プラント用システムなど、工場やインフラを支える幅広い電気機器や産業用システムを提供しています。最新年度の売上高は106.73003億円、営業利益は6.11916億円と、グループ内で最も大きな売上を誇る稼ぎ頭です。主に日本国内の製造業やインフラ関連企業が顧客となります。
- 電子デバイス・情報通信機器半導体、パワー素子、液晶パネル、パソコン、サーバー、ネットワーク機器など、電子部品や情報通信機器の仕入れ・販売を行っています。また、電子機器の受託生産サービス(EMS)も手掛けています。最新年度の売上高は86.15867億円、営業利益は3.23489億円です。香港や上海の子会社がこの分野の仕入れ・販売を担っており、グローバルなサプライチェーンを構築しています。
- 設備機器パッケージエアコン、各種冷凍機、照明器具、エレベーター、エスカレーターの販売に加え、太陽光発電設備工事、電気工事、空調・給排水衛生設備工事などの設計・施工、保守・修理サービスを提供しています。最新年度の売上高は50.35121億円、営業利益は2.70631億円です。ビルや工場、商業施設などの設備投資需要に応える事業です。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ElectricalMachineryAndApparatusAndAnIndustrialSystem | 地域 | 107 | 6 | 5.7% |
| AnElectronicDevideAndInformationAndTelecommunicationsApparatus | 地域 | 86 | 3 | 3.8% |
| EquipmentItem | 事業 | 50 | 3 | 5.4% |
| PhotovoltaicPowerGeneration | 事業 | 1 | 0 | 45.9% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社と子会社3社及びその他の関係会社1社により構成されており、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の販売及びこれらに付帯する工事の設計・施工、保守・サービス、太陽光発電等の事業を営んでおります。 当社グループを構成する連結子会社3社は、次のとおりです。 ・ 萬世電機香港有限公司 電子デバイス品の仕入・販売 ・ 万世電機貿易(上海)有限公司 電気機器、電子デバイス品の仕入・販売 ・ 日本原ソーラーエナジー株式会社 太陽光による発電事業 また当社は、その他の関係会社に当たる三菱電機㈱との間で販売代理店契約等を締結しております。 各セグメントに属する主な商品及びサービスは次のとおりであります。 主な商品及びサービス 電気機器・ 産業用システム回転機、ホイスト、産業扇、電磁開閉器、遮断器、電力量計、指示計器、高圧機器、トランス、シーケンサ、表示器、インバータ、ACサーボ、クラッチ、ロボット、センサ、機械装置、発電機・受変電システム、計測監視制御システム、生産ライン制御システム、検査計測システム、物流搬送システム、駆動制御システム、産業メカトロシステム、各種プラント用システム、他 電子デバイス・ 情報通信機器半導体、パワー素子、光応用機器、液晶パネル、電子部品、パソコン、サーバー、プリンタ、HDD、液晶モニター、ネットワーク機器、映像機器、電子機器の受託生産サービス(EMS)、他 設備機器パッケージエアコン、各種冷凍機、ルームエアコン、換気送風機、チラー、非常用発電機、電気温水器、照明器具、エレベーター、エスカレーター、太陽光発電設備工事、電気工事、空調・給排水衛生設備工事、冷凍・冷蔵設備工事、クリーンルーム工事、冷暖房空調機器の保守・据付・修理、他太陽光発電電力 事業の系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
|---|
会社が挙げる主要リスク:自然災害、事故災害による事業活動の継続困難 / 経済状況の変動 / 主要仕入先(三菱電機グループ)との関係変更
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
萬世電機は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
電気設備や制御機器の卸売業という性質上、顧客が取引先を変更する際には一定の手間やコストが発生する可能性があるが、乗り換えを強く抑制するほどのスイッチング・コストは低いと推測される。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるネットワーク効果は発生しない。
コスト優位★☆☆☆☆
大手競合と比較して、規模の経済や独自の調達網による顕著なコスト優位性を示す情報は乏しい。ただし、長年の事業継続による効率性は一定程度存在する可能性はある。
規模の経済★★☆☆☆
電気設備・制御機器卸売業界において、一定の事業規模と顧客基盤を有していると考えられるが、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済や効率性には至っていないと推測される。
- 幅広い製品とサービス電気機器から電子デバイス、設備工事まで多岐にわたる製品とサービスを提供しており、顧客の多様なニーズにワンストップで対応できる点が強みです。これにより、複数のサプライヤーと取引する手間を省きたい顧客にとって魅力的な選択肢となります。例えば、工場全体のシステム構築から個別の部品供給まで対応可能です。
- 三菱電機との強固な関係主要仕入先である三菱電機グループとの長年にわたる販売代理店契約は、安定した高品質な製品供給を可能にする重要な競争優位です。これにより、最新技術の製品をいち早く市場に投入できる可能性があり、顧客からの信頼獲得にも繋がっています。仕入れの安定性は、事業継続性においても大きなメリットです。
- 国内外の事業拠点日本国内だけでなく、香港や上海にも子会社を展開しており、電子デバイスの仕入れ・販売などグローバルな事業活動を行っています。これにより、海外市場の需要を取り込み、事業規模の拡大を図ることができます。特に、電子デバイス分野では国際的なサプライチェーンが重要となるため、海外拠点の存在は強みとなります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営の基本方針 当社グループは、経営理念、経営方針等の企業理念を定め、「技術商社として、お客様のベストパートナーであり続け、ともに成長する」企業を目指します。(経営理念)わたしたちは 誠と和をもって 広く知識を求め技術をみがき みんなの幸せに貢献します(経営方針)1.顧客志向に徹し 情報・商品・技術を迅速に提供します2.常に技術力の向上に努め 顧客の信頼に応えます3.新市場・新分野への拡大に努め 社業の発展を図ります4.社員の個性を尊重し 活力ある組織を築きます5.奉仕の精神を持ち 社業を通して広く社会に貢献します6.法を遵守し 社会倫理・社会常識の変化に敏感な感性を持ち 行動します (2)経営環境、中長期的な戦略 技術革新、気候変動・資源不足、労働力人口の減少、業界再編など、我々を取り巻く環境は変化を続けております。これに対し当社グループといたしましては、「技術商社として、お客様のベストパートナーであり続け、ともに成長する」という経営ビジョンのもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 〇基本戦略 1) 顧客起点の徹底 ・顧客接点の強化・営業品質の向上・業務処理の効率化に努める ・お客様の「したい、欲しい、してほしい」に気付き、それを実現させる取り組みを一つひとつ重ねていく 2) 収益基盤の強化、営業エリアの拡大 ・既存顧客との信頼関係維持・強化を基盤にパートナー協業を進め、事業領域の拡大に取り組む ・戦略に沿った投資を実施、M&Aの機会があった場合は、企業価値向上に資するかを判断し検討する ・お客様のニーズに応えるべく、首都圏・関西圏をベースとして営業地域を拡充する 3) 人材育成、人材の確保 ・終身雇用の良い点を活かすべく安心して働ける環境を整備、当社で成長し続ける人材を育成する ・多様化する顧客ニーズに迅速かつ的確に対応するため、新卒・キャリア採用を強化する ・「顧客起点」を念頭に実行力・実現力を高め、目的意識と責任感を持つ人材の育成に努める 4)資本政策 ・利益配分については、全てのステークホルダーの利益向上を図ることを基本とする ・株主還元については、内部留保の充実と経営環境を総合的に勘案し、配当政策を第一に還元する (3)目標とする経営指標 当社グループは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 1)営業利益10億円を超える水準の持続的な維持・拡大を目指す 2)配当性向30%以上を目指し、安定的で継続的な配当を実施する 3)株主資本コストを上回るROEを維持する 実績推移 (単位:百万円) 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期営業利益5491,1011,4841,1341,572営業利益率2.9%4.8%5.7%4.6%5.8%配当性向32.4%27.1%20.3%30.1%29.1%ROE3.4%5.0%8.3%6.9%9.0%
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営の基本方針 当社グループは、経営理念、経営方針等の企業理念を定め、「技術商社として、お客様のベストパートナーであり続け、ともに成長する」企業を目指します。(経営理念)わたしたちは 誠と和をもって 広く知識を求め技術をみがき みんなの幸せに貢献します(経営方針)1.顧客志向に徹し 情報・商品・技術を迅速に提供します2.常に技術力の向上に努め 顧客の信頼に応えます3.新市場・新分野への拡大に努め 社業の発展を図ります4.社員の個性を尊重し 活力ある組織を築きます5.奉仕の精神を持ち 社業を通して広く社会に貢献します6.法を遵守し 社会倫理・社会常識の変化に敏感な感性を持ち 行動します (2)経営環境、中長期的な戦略 技術革新、気候変動・資源不足、労働力人口の減少、業界再編など、我々を取り巻く環境は変化を続けております。これに対し当社グループといたしましては、「技術商社として、お客様のベストパートナーであり続け、ともに成長する」という経営ビジョンのもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 〇基本戦略 1) 顧客起点の徹底 ・顧客接点の強化・営業品質の向上・業務処理の効率化に努める ・お客様の「したい、欲しい、してほしい」に気付き、それを実現させる取り組みを一つひとつ重ねていく 2) 収益基盤の強化、営業エリアの拡大 ・既存顧客との信頼関係維持・強化を基盤にパートナー協業を進め、事業領域の拡大に取り組む ・戦略に沿った投資を実施、M&Aの機会があった場合は、企業価値向上に資するかを判断し検討する ・お客様のニーズに応えるべく、首都圏・関西圏をベースとして営業地域を拡充する 3) 人材育成、人材の確保 ・終身雇用の良い点を活かすべく安心して働ける環境を整備、当社で成長し続ける人材を育成する ・多様化する顧客ニーズに迅速かつ的確に対応するため、新卒・キャリア採用を強化する ・「顧客起点」を念頭に実行力・実現力を高め、目的意識と責任感を持つ人材の育成に努める 4)資本政策 ・利益配分については、全てのステークホルダーの利益向上を図ることを基本とする ・株主還元については、内部留保の充実と経営環境を総合的に勘案し、配当政策を第一に還元する (3)目標とする経営指標 当社グループは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 1)営業利益10億円を超える水準の持続的な維持・拡大を目指す 2)配当性向30%以上を目指し、安定的で継続的な配当を実施する 3)株主資本コストを上回るROEを維持する 実績推移 (単位:百万円) 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期営業利益5491,1011,4841,1341,572営業利益率2.9%4.8%5.7%4.6%5.8%配当性向32.4%27.1%20.3%30.1%29.1%ROE3.4%5.0%8.3%6.9%9.0%
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、新政権の経済政策への期待を背景とした株式市場の堅調な推移もあり、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、物価上昇の継続による個人消費への影響や、年度末にかけての原油や素材価格の急騰に加え、地政学リスクの長期化が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いています。 当社グループの事業領域におきましては、物流・食品関連向けの設備投資や企業の情報化投資は順調に推移しました。 このような状況のもと、当社グループは顧客接点の強化、営業品質の向上、業務処理の効率化を推し進めるとともに、三菱電機住環境システムズ株式会社より和歌山エリアにおける三菱電機FA機器代理店事業を譲り受けるなど、営業エリアの拡大と収益基盤の強化に努めてまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高269億92百万円(前期比10.5%増)、営業利益15億72百万円(同比38.6%増)、経常利益16億9百万円(同比36.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11億14百万円(同比27.6%増)となりました。 また、当社グループにおいて重要な経営指標と位置付けている売上高営業利益率は5.8%となり、引き続き経営基盤の強化を図りながら、中長期的な観点で収益性を伴った企業価値の向上に努めてまいります。 ① 売上高 売上高は、前連結会計年度より25億69百万円増加し、269億92百万円(前期比10.5%増)となりました。 (電気機器・産業用システム) 電気機器・産業用システムにつきましては、エネルギー関連の需要や電力・データセンターなどのインフラ向け設備投資が堅調に推移したことにより、FA機器・システムが増加しました。 この結果、部門全体では売上高120億17百万円(前期比12.6%増)となりました。 (電子デバイス・情報通信機器) 電子デバイスにつきましては、一部顧客で続いていた在庫調整に解消の兆しが見え半導体が増加しました。情報通信機器につきましては、企業向け大口案件の端境期もありパソコンが減少しました。 この結果、部門全体では売上高84億28百万円(前期比2.2%減)となりました。 (設備機器) 設備機器につきましては、食品関連および物流倉庫向けを中心に冷熱機器及び関連工事が大きく伸長しました。 この結果、部門全体では売上高64億44百万円(前期比28.0%増)となりました。 (太陽光発電) 太陽光発電につきましては、概ね想定通りに発電し、売上高1億1百万円(前期比2.8%増)となりました。 ② 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、前連結会計年度より19億83百万円増加し、227億80百万円(前期比9.5%増)となりました。売上高に対する売上原価の比率は0.8ポイント減の84.4%となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より1億48百万円増加し、26億40百万円(同比6.0%増)となりました。 ③ 営業外損益、特別損益及び、親会社株主に帰属する当期純利益 営業外収益は、前連結会計年度より5百万円増加し、51百万円となりました。 営業外費用は、前連結会計年度より11百万円増加し、14百万円となりました。 特別利益は、前連結会計年度より12百万円減少し、0円となりました。 特別損失は、前連結会計年度より0百万円減少し、3百万円となりました。 以上の結果、法人税等を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は11億14百万円(前期比27.6%増)、自己資本比率は53.5%となりました。また1株当たり当期純利益は686円30銭となりました。 (2)財政状態① 資産 当連結会計年度末における資産合計は245億60百万円(前連結会計年度末比41億57百万円増)となりました。 流動資産は195億9百万円(同比23億31百万円増)となりました。これは主に売掛金の増加11億2百万円、現金及び預金の増加10億58百万円、契約資産の増加2億48百万円などによるものです。 固定資産は50億51百万円(同比18億26百万円増)となりました。これは主にのれんの増加12億円、投資有価証券の増加6億52百万円などによるものです。 ② 負債 負債合計は114億25百万円(前連結会計年度末比27億53百万円増)となりました。 流動負債は105億37百万円(同比25億72百万円増)となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加23億56百万円、未払法人税等の増加3億75百万円、その他流動負債の減少2億円などによるものです。 固定負債は8億88百万円(同比1億81百万円増)となりました。これは主に繰延税金負債の増加1億69百万円、役員退職慰労引当金の増加11百万円などによるものです。 ③ 純資産 純資産合計は131億34百万円(前連結会計年度末比14億4百万円増)となりました。これは主に利益剰余金の増加8億87百万円、その他有価証券評価差額金の増加4億54百万円などによるものです。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は56億53百万円(前連結会計年度末比9億58百万円増)となりました。各キャッシュ・フローの主な増減要因は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により獲得した資金は25億3百万円(前期は23億30百万円の獲得)となりました。これは主に仕入債務の増加額22億93百万円、税金等調整前当期純利益の計上16億6百万円などの資金の増加、売上債権の増加額9億49百万円、未払消費税等の減少額2億13百万円、棚卸資産の増加額1億70百万円などの資金の減少によるものです。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により使用した資金は13億24百万円(前期は2億47百万円の獲得)となりました。これは主に事業譲受による支出12億円、定期預金の預入・払戻による資金の減少1億円によるものです。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により使用した資金は2億34百万円(前期は27億58百万円の使用)となりました。これは主に配当金の支払額2億27百万円の資金の減少によるものです。 (4)生産、受注及び販売の実績① 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年 4月 1日至 2026年 3月31日)前期比(%)電気機器・産業用システム(千円)10,114,636123.3電子デバイス・情報通信機器(千円)7,643,966108.7設備機器(千円)5,166,459124.8合計(千円)22,925,063118.3 (注)1.セグメント間の取引はありません。 ② 受注実績 該当事項はありません。③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年 4月 1日至 2026年 3月31日)前期比(%)電気機器・産業用システム(千円)12,017,917112.6電子デバイス・情報通信機器(千円)8,428,55797.8設備機器(千円)6,444,715128.0太陽光発電(千円)101,634102.8合計(千円)26,992,825110.5 (注)1.セグメント間の取引はありません。2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおり であります。相手先前連結会計年度(自 2024年 4月 1日至 2025年 3月31日)当連結会計年度(自 2025年 4月 1日至 2026年 3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)三菱電機フィナンシャルソリューションズ㈱2,656,48410.9--(注)該当年度において販売実績の割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しています。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に算定していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在により、これらの見積りと異なる場合があります。また、重要な引当金の計上基準については、第5[経理の状況]の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 (6)資本の財源及び資金の流動性① 資金需要及び資金調達 当社グループでは、重要な設備投資の予定はなく、運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入資金等であります。 なお、当連結会計年度末の借入実行残高は300百万円であります。 ② 有利子負債 当連結会計年度末の有利子負債は、382百万円(前連結会計年度末比1百万円増)となりました。
事業リスク
- 自然災害・事故災害による影響地震、台風、火災、新興感染症の流行などが発生した場合、当社グループや取引先の事業活動が停止したり、設備に大きな被害が出たりする可能性があります。これにより、製品の供給が滞ったり、工事が中断したりすることで、売上や利益に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 経済状況の変動日本、香港、上海などの事業活動を行う国や地域の経済状況、特に電気、電子、建設業界の市場動向が低迷した場合、当社グループの製品やサービスの需要が減少し、経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。景気後退は企業の設備投資意欲を減退させるため、売上減少に直結します。
- 主要仕入先への依存総仕入高の56.6%を三菱電機グループに依存しているため、同社の経営戦略の変更や、何らかの理由で商品調達が困難になった場合、当社グループの事業活動に大きな支障が生じる可能性があります。これにより、製品供給の遅延やコスト増加が発生し、顧客への影響や収益性の悪化に繋がるリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)自然災害、事故災害について 新興感染症が世界的に流行し、当社グループや取引先の事業活動の継続が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生し、当社グループの拠点や仕入先の設備等に大きな被害が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)経済状況について 当社グループの事業活動を行う日本国内、香港及び上海(中国)等の国及び地域の経済環境や、電気、電子、建設業界の市場動向は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(3)主要仕入先との関係について 当社グループの主要仕入先は三菱電機グループであり、2026年3月期の総仕入高に対する割合は56.6%となっております。同社グループとの間には、販売代理店契約等を締結しております。同社グループとの取引は安定的に推移しておりますが、仕入先の経営戦略に変更等が生じた場合や、何らかの理由で商品の調達が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(4)有価証券の保有について 当社グループが保有する有価証券は、業務上取引のある金融機関や企業の株式が大半を占めておりますが、投資先の経営成績や証券市場の動向により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(5)退職給付債務について 当社グループの従業員退職給付債務及び費用は、割引率等数理計算で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率等に基づいて算定されており、実際の結果が前提条件と異なる場合又は変更された場合、その影響は将来期間の当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(6)為替相場の変動について 当社グループの事業には、外貨による取引が含まれております。そのため、当社グループは先物為替予約による通貨ヘッジ取引を行い、米ドル及び円を含む主要通貨間の為替レートの短期的な変動による影響を最小限に抑える努力をしておりますが、為替相場の変動により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(7)債権管理について 当社グループの取引先の業況には十分注意し、信用状態の継続的な把握をするなど、不良債権の発生防止に努めており、必要に応じて引当の確保に努めております。また、貸倒引当金の計上に関しては、一般債権については貸倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しておりますが、景気の動向等によっては、貸倒引当金の積み増しを要する事態が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(8)情報管理について 当社グループは、事業を行うに当たり取引先や営業に関する情報、又は当社グループや取引先の技術情報等、当社グループの事業に関して多くの秘密情報を保有しております。当社グループは秘密情報の管理の徹底を図っておりますが、予期せぬ事態により情報が流出した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。