事業の概要
- フランチャイズ展開ワークマンは、主に個人とフランチャイズ契約を結び、加盟店に情報やノウハウ、資金を提供することで「ワークマン・チャージ収入」という形で収益を得ています。これは、加盟店がワークマンのブランドとシステムを使って店舗を運営し、その対価としてワークマンにロイヤリティを支払うビジネスモデルです。これにより、ワークマンは少ない自己資金で店舗網を拡大し、収益を上げることができます。
- 直営店での小売事業フランチャイズ店舗と同様に、ワークマンは直営店も運営しており、ワーキングウエア、カジュアルウエア、ファミリー衣料、履物、作業用品などを販売しています。直営店は、加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア、ショッピングセンター店舗などがあり、フランチャイズ展開と並行して、自社で直接小売事業を行うことで収益源を多様化しています。
- 商品供給と流通業務ワークマンは、作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア、カジュアルウエアなどの小売事業を営んでいます。これらの商品は、ファミリー衣料、カジュアルウエア、ワーキングウエア、ユニフォーム、履物、作業用品の6つの部門に分かれており、全国47都道府県の店舗で消費者の地域性に合わせた商品構成で販売されています。また、取引先に代わって商品小分け作業や供給などの流通業務も受託しており、物流面でも収益を上げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 小売事業(単一セグメント)ワークマンは、作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア、カジュアルウエアの小売事業を営む単一セグメントとして事業を展開しています。これは、事業内容が多岐にわたるものの、すべてが小売業という共通のビジネスモデルに基づいているため、セグメントを細分化せずに一括して管理・報告していることを意味します。投資家は、ワークマンの事業全体を一つの小売事業として評価することになります。
- フランチャイズと直営店の融合ワークマンの小売事業は、主に個人とフランチャイズ契約を締結した加盟店(加盟店A契約店舗)と、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア、ショッピングセンター店舗)の二つの形態で運営されています。フランチャイズシステムにより効率的に店舗網を拡大しつつ、直営店でブランドイメージの維持や新業態の実験、社員の育成などを行っており、両者のバランスを取りながら事業を成長させています。
- 全国展開と商品構成ワークマンの店舗は全国47都道府県に設置されており、消費者の地域性に合わせた商品構成によって販売高の増加を図っています。主な取扱商品は、ファミリー衣料、カジュアルウエア、ワーキングウエア、ユニフォーム、履物、作業用品の6つの部門に分かれており、幅広い顧客層のニーズに対応しています。これにより、地域ごとの市場特性に合わせた柔軟な戦略が可能となり、安定的な収益基盤を築いています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】当社は、主として個人とフランチャイズ契約を締結し、共存共栄を図るとともに、地域消費者生活に貢献することを基本方針として、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舖)に対する情報とノウハウの供与及び資金面の応援等を行い、「加盟店からの収入」(ワークマン・チャージ収入)を得ております。また、フランチャイズ・ストアと同様に直営店(加盟店B契約店舖、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)においても、ワーキングウエア、カジュアルウエア、ファミリー衣料、履物、作業用品等の小売業を営んでおります。当社は、フランチャイズシステムにより作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア及びカジュアルウエアの小売事業を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。店舗は、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③当事業年度末現在の店舗数の状況」のとおり47都道府県に設置し、消費者の地域性に合わせた商品構成によって、販売高の増加を図っております。主な取扱い商品は、商品部門別に以下の6つに分かれております。a.ファミリー衣料 :肌着、靴下、軍足、帽子、タオル、エプロンb.カジュアルウエア:ポロシャツ、Tシャツ、ハイネックシャツ、ブルゾン、スポーツウエアc.ワーキングウエア:作業ジャンパー、作業ズボン、つなぎ服、鳶衣料、アウトドアウエアd.ユニフォーム :白衣、オフィスユニフォーム、不織布用品、女性衣料e.履物 :安全靴、セーフティシューズ、地下足袋、長靴、布靴f.作業用品 :軍手、革手袋、加工手袋、レインウエア、ヘルメット、ベルト、キャンプギア一方、取引先に代って商品小分け作業や供給等の流通業務受託等も行っております。当社は親会社及び子会社を有しておりません。なお、当社は、株式会社ベイシア、株式会社カインズなど合計42社で形成する「ベイシアグループ」に所属しております。「ベイシアグループ」の事業は、ショッピング・センター(S.C.)、ホーム・センター(H.C.)を核とした小売事業を主力事業とし、サービス事業、デベロッパー事業等の拡充に努め、事業の多角化を図っております。当社は「ベイシアグループ」の中核企業として、小売事業部門の専門店事業部門に属しております。事業の概略系統図は次のとおりであります。(注)1.その他の関係会社2.ベイシアグループ各社との取引は、「第5 経理の状況」の「1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 関連当事者情報」のとおりであります。3.○は、当社の主要株主及びその近親者が議決権の過半数を自己の計算において所有している会社等並びに当該会社等の子会社
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 消費者の低価格志向に対応するため、製造は主に中国やASEAN諸国で行っている。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 47都道府県に店舗を設置し、消費者の地域性に合わせた商品構成で販売高を増加させている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 低い |
会社が挙げる主要リスク:商品の仕入体制(中国・ASEAN諸国への依存) / 店舗の運営形態(加盟店希望者の減少) / 地震等の発生によるインフラ機能の麻痺
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 11 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
ワークマン独自の「機能性」と「低価格」を両立させたPB商品開発力は、長年のノウハウ蓄積による無形資産と言える。特に「ワークマンらしさ」を体現するブランドイメージは、新規参入障壁となり得る。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
既存顧客はワークマンの機能性と価格に慣れており、他社への乗り換えは限定的。しかし、アパレル小売業全般として、顧客のスイッチングコストは一般的に低い。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ワークマンのビジネスモデルは、直接的なネットワーク効果を生む要素を含んでいない。店舗網の拡大は規模の経済に寄与するが、顧客間のネットワーク効果ではない。
コスト優位★★★★☆
SPA(製造小売業)モデルの徹底、大量仕入れ、効率的な物流網、PB中心の商品構成により、競合他社を圧倒するコスト競争力を実現。原価率の低さが強み。
規模の経済★★★★☆
国内に多数の店舗を展開し、規模の経済を活かした仕入れ・物流・商品開発で効率化を図っている。特に郊外型店舗網は、競合が容易に模倣できない規模となっている。
- 全国展開と地域密着ワークマンは全国47都道府県に店舗を展開しており、消費者の地域性に合わせた商品構成で販売高の増加を図っています。これにより、幅広い顧客層にリーチし、地域ごとのニーズに対応できる柔軟性を持っています。フランチャイズシステムを活用することで、効率的に店舗網を拡大し、市場シェアを確保していると考えられます。
- ベイシアグループとの連携ワークマンは、株式会社ベイシアや株式会社カインズなど合計42社で形成される「ベイシアグループ」に所属しており、グループの中核企業として小売事業部門の専門店事業部門に位置付けられています。このグループに属することで、仕入れや物流、情報共有などの面でシナジー効果が期待でき、コスト競争力や事業展開の安定性に寄与している可能性があります。
- 多様な商品ラインナップワークマンは、ワーキングウエアだけでなく、カジュアルウエア、ファミリー衣料、アウトドア・スポーツウエアなど、幅広い商品を取り扱っています。これにより、プロの職人から一般消費者まで多様な顧客層のニーズに応えることができ、市場の変化に対応しやすい強みを持っています。特に近年はアウトドア・カジュアル分野の強化で新たな顧客層を獲得しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「声のする方に、進化する。」を経営理念としており、常にお客様の立場に立って日々の暮らしに密着した安心と信頼を提供し、お客様の生活文化の向上に役立つとともに、より高品質の商品とサービスの提供に努めております。また、「共存共栄」の精神で、お客様の満足を第一に、加盟店と取引先の発展、そして地域社会への貢献に努めることが当社の発展につながるものと確信しております。(企業理念)Dream(めざす姿)お客様の声を経営に活かします。Purpose(存在意義)機能と価格に新基準を実現し、生活者の「可処分所得」を増やします。Belief(価値観、行動指針)ローコスト経営、データ経営、標準化を柱に100年の競争優位を築き、全てのステークホルダーとの長期的な優良関係を目指します。 (2)経営戦略客層拡大と顧客満足度向上の実現で持続的成長を目指しており、その経営戦略は以下のとおりであります。①店舗展開当社独自の出店基準で候補地を選定し、ベスト立地にローコストで出店し、各地域でドミナントエリアの構築に取り組んでおります。ワークマンプラスやワークマンカラーズの出店強化と既存店舗の改装により、主要顧客であるプロ職人に加え、一般のお客様にもご満足いただける店舗展開を行い、客層拡大を図っております。②商品政策「より良いものをより安く」をモットーに、素材・機能・価格・サステナブルの4つのテーマを追求したPB(プライベート・ブランド)商品の拡大と売り切る体制づくりに取り組み、「エブリデー・ロー・プライス」戦略を推進しております。また、ワーク、アウトドア・スポーツ、カジュアルの各分野において素材や機能性を共有することで、当社ならではの価値を創造し、市場での差別化を図っております。③販売政策販売分析データの活用で、需要予測による緻密な品揃えと地域特性にあわせた売場づくりを展開するとともに、アンバサダーマーケティングを推進し、お客様目線での商品企画や売場提案及び各メディアでの情報発信力の強化で客層拡大に取り組んでおります。④加盟店支援策商品の発注や品出しなど店舗運営の効率化を図り、販売業務に専念できる環境整備と基本4原則(フレンドリーサービス、クリンリネス、商品マッサージ、こまめな発注)の徹底指導を行っております。また、既存店の改装やスクラップ&ビルド、ECを活用した店舗送客、各種顕彰制度などで加盟店の持続的な成長をバックアップしております。⑤物流政策需要予測に基づき、販売・生産に紐づけられた計画で在庫の適正化を図るとともに、継続的な物流インフラへの投資を行い、フラットな入出荷を実現することでコストの抑制と加盟店への安定供給に取り組んでおります。 (3)経営環境当事業年度の経営環境は、雇用・所得環境の改善に加え、インバウンド需要の増加など、景気は緩やかに回復したものの、物価高による節約志向の高まりや海外景気の減速懸念により先行きは不透明な状況が続いております。ワーキング・ユニフォーム業界は、堅調な企業収益を背景に法人需要は底堅く推移する一方で、個人消費は継続的な物価上昇に伴い慎重さが見られました。また、国内の人口減少や高齢化により、建設技能労働者(職人)が減少しており、構造的な課題を抱えております。一般向けアパレル市場では、社会経済活動の正常化により、外出機会が増加しファッション需要が高まる一方で、アウトドア関連需要は鈍化しました。そのほか、衣料品全般において、猛暑や残暑、暖冬といった地球温暖化の影響に伴い、季節商品の需要や販売時期が大きく変化するなど、気候変動への対応が求められております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①在庫管理体制及び物流コスト一般消費者への客層拡大に伴い、PB商品の取扱いが増加傾向であり、商品在庫高の水準が高まっております。これら商品は嗜好の変化や気候など外部環境変化に影響を受けやすいため、需要予測に基づいた販売・生産計画の精度を高め過剰在庫の抑制を図り、在庫の最適化に取り組みます。また、PB商品の取扱い増加は、外部倉庫家賃や流通センター業務委託料など物流コストの上昇にも影響しております。加えて、働き方改革関連法の制定で運送費の上昇が想定されておりますので、流通センターの増設やマテハン機器など適切な物流投資を継続することで、効率化によるコスト抑制及び加盟店への安定供給を図ります。②お客様ニーズに合わせた店舗展開顧客層の拡大に伴い、ターゲットの明確化と地域ニーズに合った店舗展開に取り組みます。一般消費者をターゲットとしたワークマンカラーズの店舗網拡大や都市部など未開拓エリアの開発、既存店改装及びスクラップ&ビルドの推進により、お客様の利便性を向上させ、既存店の安定成長ひいてはチェーン全体の持続的な成長と収益基盤の強化に繋げてまいります。③競合優位性のある製品開発当社のPB商品開発は、様々な着用シーンで効果を発揮する「機能性」と気兼ねなくお買い求めいただける「低価格」を実現することで差別化を図っております。また、お客様の「声」に応じてリニューアルを重ねることで付加価値を向上させ、市場での優位性を高めてまいります。 (5)目標とする経営指標当社の収益基盤は、フランチャイズ経営を基本としており、加盟店との荒利分配方式による収益であります。したがって当社の事業活動の最重要課題は、加盟店の業績向上とフランチャイズ・ストア化の推進であります。当社の目標とする経営指標は、既存店売上高の伸び率とフランチャイズ比率を重視しており、当事業年度は既存店売上高1.1%増加、フランチャイズ比率は92.7%の高水準を維持しました。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「声のする方に、進化する。」を経営理念としており、常にお客様の立場に立って日々の暮らしに密着した安心と信頼を提供し、お客様の生活文化の向上に役立つとともに、より高品質の商品とサービスの提供に努めております。また、「共存共栄」の精神で、お客様の満足を第一に、加盟店と取引先の発展、そして地域社会への貢献に努めることが当社の発展につながるものと確信しております。(企業理念)Dream(めざす姿)お客様の声を経営に活かします。Purpose(存在意義)機能と価格に新基準を実現し、生活者の「可処分所得」を増やします。Belief(価値観、行動指針)ローコスト経営、データ経営、標準化を柱に100年の競争優位を築き、全てのステークホルダーとの長期的な優良関係を目指します。 (2)経営戦略客層拡大と顧客満足度向上の実現で持続的成長を目指しており、その経営戦略は以下のとおりであります。①店舗展開当社独自の出店基準で候補地を選定し、ベスト立地にローコストで出店し、各地域でドミナントエリアの構築に取り組んでおります。ワークマンプラスやワークマンカラーズの出店強化と既存店舗の改装により、主要顧客であるプロ職人に加え、一般のお客様にもご満足いただける店舗展開を行い、客層拡大を図っております。②商品政策「より良いものをより安く」をモットーに、素材・機能・価格・サステナブルの4つのテーマを追求したPB(プライベート・ブランド)商品の拡大と売り切る体制づくりに取り組み、「エブリデー・ロー・プライス」戦略を推進しております。また、ワーク、アウトドア・スポーツ、カジュアルの各分野において素材や機能性を共有することで、当社ならではの価値を創造し、市場での差別化を図っております。③販売政策販売分析データの活用で、需要予測による緻密な品揃えと地域特性にあわせた売場づくりを展開するとともに、アンバサダーマーケティングを推進し、お客様目線での商品企画や売場提案及び各メディアでの情報発信力の強化で客層拡大に取り組んでおります。④加盟店支援策商品の発注や品出しなど店舗運営の効率化を図り、販売業務に専念できる環境整備と基本4原則(フレンドリーサービス、クリンリネス、商品マッサージ、こまめな発注)の徹底指導を行っております。また、既存店の改装やスクラップ&ビルド、ECを活用した店舗送客、各種顕彰制度などで加盟店の持続的な成長をバックアップしております。⑤物流政策需要予測に基づき、販売・生産に紐づけられた計画で在庫の適正化を図るとともに、継続的な物流インフラへの投資を行い、フラットな入出荷を実現することでコストの抑制と加盟店への安定供給に取り組んでおります。 (3)経営環境当事業年度の経営環境は、雇用・所得環境の改善に加え、インバウンド需要の増加など、景気は緩やかに回復したものの、物価高による節約志向の高まりや海外景気の減速懸念により先行きは不透明な状況が続いております。ワーキング・ユニフォーム業界は、堅調な企業収益を背景に法人需要は底堅く推移する一方で、個人消費は継続的な物価上昇に伴い慎重さが見られました。また、国内の人口減少や高齢化により、建設技能労働者(職人)が減少しており、構造的な課題を抱えております。一般向けアパレル市場では、社会経済活動の正常化により、外出機会が増加しファッション需要が高まる一方で、アウトドア関連需要は鈍化しました。そのほか、衣料品全般において、猛暑や残暑、暖冬といった地球温暖化の影響に伴い、季節商品の需要や販売時期が大きく変化するなど、気候変動への対応が求められております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①在庫管理体制及び物流コスト一般消費者への客層拡大に伴い、PB商品の取扱いが増加傾向であり、商品在庫高の水準が高まっております。これら商品は嗜好の変化や気候など外部環境変化に影響を受けやすいため、需要予測に基づいた販売・生産計画の精度を高め過剰在庫の抑制を図り、在庫の最適化に取り組みます。また、PB商品の取扱い増加は、外部倉庫家賃や流通センター業務委託料など物流コストの上昇にも影響しております。加えて、働き方改革関連法の制定で運送費の上昇が想定されておりますので、流通センターの増設やマテハン機器など適切な物流投資を継続することで、効率化によるコスト抑制及び加盟店への安定供給を図ります。②お客様ニーズに合わせた店舗展開顧客層の拡大に伴い、ターゲットの明確化と地域ニーズに合った店舗展開に取り組みます。一般消費者をターゲットとしたワークマンカラーズの店舗網拡大や都市部など未開拓エリアの開発、既存店改装及びスクラップ&ビルドの推進により、お客様の利便性を向上させ、既存店の安定成長ひいてはチェーン全体の持続的な成長と収益基盤の強化に繋げてまいります。③競合優位性のある製品開発当社のPB商品開発は、様々な着用シーンで効果を発揮する「機能性」と気兼ねなくお買い求めいただける「低価格」を実現することで差別化を図っております。また、お客様の「声」に応じてリニューアルを重ねることで付加価値を向上させ、市場での優位性を高めてまいります。 (5)目標とする経営指標当社の収益基盤は、フランチャイズ経営を基本としており、加盟店との荒利分配方式による収益であります。したがって当社の事業活動の最重要課題は、加盟店の業績向上とフランチャイズ・ストア化の推進であります。当社の目標とする経営指標は、既存店売上高の伸び率とフランチャイズ比率を重視しており、当事業年度は既存店売上高1.1%増加、フランチャイズ比率は92.7%の高水準を維持しました。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、インバウンド需要の増加で緩やかな回復基調となりました。しかしながら、円安・原材料等の高騰による物価上昇や地政学リスクの長期化、海外景気の減速懸念など、先行きは不透明な状況が続いております。ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、堅調な企業収益を背景に法人需要は底堅く推移する一方で、個人消費は継続的な物価上昇に伴う消費マインドの低下や競争の激化により、厳しい経営環境が続いております。このような状況の中、当社は、商品・販売・出店が三位一体となって「客層拡大」を推進し、売上及び収益性の向上に取り組みました。商品では、円安に対応した価格戦略の見直しと各業態の強みを鮮明にする専売商品の開発を推進しました。また、労働環境や気候変動に対応した新機能や新素材の開発で付加価値を提供したほか、一般向けでは、競争力のある価格と機能性をカジュアル衣料やバッグ等の雑貨にも取り入れ、顧客ニーズの充足を図りました。これにより、PB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店売上高構成比は、前年同期比0.7ポイント増の68.5%となりました。販売では、気候変動の影響を踏まえたマーチャンダイジングの見直しにより、季節商品の販売効率を高めるとともに在庫調整を進め、既存店の活性化を図りました。また、新業態ワークマンカラーズの展開に伴い、幅広い顧客層を取り込めるゾーニングへ変更し、売場での提案力を強化しました。販売促進では、テーマを絞った小規模展示会を開催、情報発信に売場やeコマースを連動させることでヒット商品の育成に取り組みました。店舗展開では、ワークマンカラーズの店舗網拡大とワークマンプラスのドミナント化で、顧客基盤の強化に取り組みました。その結果、ロードサイド40店舗、ショッピングセンター6店舗、合計46店舗を新規出店、スクラップ&ビルド13店舗、改装転換75店舗、閉店6店舗で合計1,051店舗(ワークマン317店舗、プラス645店舗・#女子62店舗・カラーズ17店舗・プロ10店舗)となりました。営業形態の内訳は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より22店舗増の974店舗、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)は前期末より18店舗増の77店舗となりました。この結果、当事業年度のチェーン全店売上高は1,831億32百万円(前年同期比4.5%増、既存店前年同期比1.1%増)、営業総収入1,369億33百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益243億94百万円(前年同期比5.4%増)、経常利益249億4百万円(前年同期比5.2%増)、当期純利益168億92百万円(前年同期比5.7%増)となりました。運営形態別の売上高では、フランチャイズ・ストア1,659億17百万円(前年同期比3.1%増、チェーン全店売上高構成比90.6%)、直営店172億15百万円(前年同期比20.2%増、チェーン全店売上高構成比9.4%)となりました。なお、当社は作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア及びカジュアルウエアの小売事業を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローで247億93百万円得られた一方で、投資活動によるキャッシュ・フローで299億29百万円、財務活動によるキャッシュ・フローで56億69百万円それぞれ支出した結果、当事業年度末の資金は前事業年度末に比べ108億6百万円減少し373億81百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により得られた資金は247億93百万円(前年同期比95億64百万円増)であり、これは主に税引前当期純利益248億90百万円、減価償却費27億4百万円、加盟店貸勘定の減少額18億12百万円、仕入債務の増加額16億47百万円、棚卸資産の減少額11億82百万円に対し、法人税等の支払額77億50百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により使用した資金は299億29百万円(前年同期比209億30百万円増)であり、これは主に預入期間が3ヶ月を超える定期預金の払戻による収入200億円に対し、預入期間が3ヶ月を超える定期預金の預入による支出430億円、有形固定資産の取得による支出61億52百万円、無形固定資産の取得による支出6億1百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により使用した資金は56億69百万円(前年同期比12百万円減)であり、これは主に配当金の支払額55億49百万円によるものであります。 ③当事業年度末現在の店舗数の状況地域別当事業年度末チェーン全店店舗数(2025年3月31日現在)(店)前事業年度末チェーン全店店舗数との比較増減(店) フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)直営店舗 フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)直営店舗加盟店B契約店舗 トレーニング・ストアショッピングセンター店舗加盟店B契約店舗 トレーニング・ストアショッピングセンター店舗北海道3027-2152-21青森県1312-1-22---岩手県1313--------宮城県1919---33---秋田県1110-1------山形県1515---22---福島県2019-1--△1-1-茨城県4240-2-42-2-栃木県2323---22---群馬県2626----1-△1-埼玉県8273-4521-△12千葉県6154-431△3-4-東京都6960--911---神奈川県6555-2821-1-新潟県2525----1-△1-富山県77--------石川県77--------福井県99--------山梨県1313---11---長野県2929--------岐阜県2726-1-21-1-静岡県4138-2123-△1-愛知県6964-23-△1-1-三重県1716-1--1-△1-滋賀県109-1-△1△2-1-京都府1211--1-2-△2-大阪府5752-231--1-兵庫県3126-41-△3-3-奈良県1212---22---和歌山県1212---11---鳥取県65-1--△1-1-島根県44---11---岡山県118-3--△2-2-広島県2018-111--1-山口県1312-1------徳島県77--------香川県88--------愛媛県1212--------高知県44--------福岡県3736--145-△1-佐賀県66--------長崎県44--------熊本県1413--11---1大分県99--------鹿児島県1211-1-1--1-宮崎県87--1-----沖縄県98--1-----合計1,051974-37404022-144(注)1.フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)は、当社とフランチャイズ契約により運営されている店舗であります。詳細は、「第2 事業の状況」の「5 重要な契約等」をご参照ください。2.直営店舗は、以下のものをいいます。イ.フランチャイズ契約の前段階として、加盟希望者により運営されている加盟店B契約店舗であります。ロ.フランチャイズ契約者の実務研修並びに当社社員の教育養成のためのトレーニング・ストアであります。ハ.商業施設へテナント出店しているショッピングセンター店舗であります。④売上及び仕入の実績当社は、作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア及びカジュアルウエアの小売事業を営む単一セグメントであるため、項目別の営業総収入及び地域別・商品別の売上実績を記載しております。 (a)営業総収入当事業年度における営業総収入は次のとおりであります。項目当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)金額(百万円)構成比(%) 加盟店からの収入37,11027.1+3.5 その他の営業収入1530.1+17.2営業収入37,26327.2+3.5 直営店売上高17,21512.6+20.2 加盟店向け商品供給売上高82,45460.2+0.2売上高99,67072.8+3.1営業総収入136,933100.0+3.2(注)直営店売上高は、加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗の売上高によるものであります。 (b)地域別売上実績イ.直営店舗(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)地域別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)地域別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)構成比(%)売上高(百万円)構成比(%)北海道4772.8-滋賀県1130.6-青森県1881.1+139.2京都府5803.4+51.0秋田県1000.6△5.5大阪府1,2837.5+4.3福島県900.5-兵庫県8024.7+63.8茨城県1661.0+118.4鳥取県460.3-群馬県50.0△87.1岡山県1881.1△16.7埼玉県1,89311.0+36.0広島県3041.8+37.6千葉県1,1286.5+27.3山口県1650.9+720.6東京都2,94217.1△5.8福岡県3442.0+82.0神奈川県2,45914.3+29.4熊本県3412.0-岐阜県170.1△46.5鹿児島県120.1△88.6静岡県5773.3△8.3宮崎県2011.2+876.9愛知県9485.5△5.4沖縄県2561.5+318.0三重県1761.0△55.3その他1,4028.1+15.1 合 計17,215100.0+20.2(注)1.直営店売上高により表示しております。2.その他は、主に法人営業グループ(外商専門)及びオンラインストアの販売によるものであります。3.地域別の店舗分布状況については、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ③当事業年度末現在の店舗数の状況」をご参照ください。 ロ.フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)地域別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)地域別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)構成比(%)売上高(百万円)構成比(%)北海道4,3712.6+3.4滋賀県1,8161.1△6.9青森県2,2891.4+1.4京都府1,9731.2+8.1岩手県2,0471.2+0.7大阪府8,8015.3+4.6宮城県2,7691.7+2.8兵庫県4,7582.9△3.3秋田県1,7631.0△1.3奈良県1,5420.9+6.1山形県2,1571.3+6.2和歌山県1,8731.1+2.4福島県3,4512.1△2.4鳥取県9950.6△1.9茨城県6,3153.8+2.8島根県6380.4+5.1栃木県3,7552.2+4.5岡山県1,7501.0+8.6群馬県4,1642.5+0.9広島県3,0691.9+1.3埼玉県12,0617.3+2.5山口県1,7661.1+5.3千葉県9,7105.9+0.8徳島県1,1030.7+2.5東京都11,5667.0+6.6香川県1,2910.8+29.6神奈川県9,9906.0+2.5愛媛県2,0161.2+3.2新潟県4,1082.5+5.9高知県6600.4+1.8富山県1,2770.8+2.3福岡県5,8873.5+5.8石川県1,4480.9+7.2佐賀県1,1030.7△0.1福井県1,4740.9+2.4長崎県8190.5+3.1山梨県1,9391.2+3.0熊本県2,0801.2△6.2長野県4,9062.9+0.5大分県1,6061.0+0.5岐阜県3,9252.4+4.9鹿児島県1,7761.1+10.8静岡県6,2743.8+4.0宮崎県1,2060.7+0.4愛知県11,5156.9+2.4沖縄県1,5340.9+11.9三重県2,5561.5+10.7合 計165,917100.0+3.1(注)1.加盟店からの収入の対象となる加盟店売上高により表示しております。2.地域別の店舗分布状況については、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ③当事業年度末現在の店舗数の状況」をご参照ください。 (c)商品別売上実績イ.直営店舗(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)及び加盟店向け商品供給売上高商品別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)直営店売上高(百万円)加盟店向け商品供給売上高(百万円)売上高(合計)(百万円)構成比(%)ファミリー衣料1,5687,9709,5399.6+2.1カジュアルウエア2,34513,76616,11216.2△0.3ワーキングウエア3,04821,63524,68324.8+1.8ユニフォーム4,4596,25410,71310.7+28.5履物2,65712,20014,85814.9+2.8作業用品2,76020,62623,38723.4△1.6その他376-3760.4+6.6合計17,21582,45499,670100.0+3.1(注)数量については、品目が多岐にわたり、表示することが困難なため記載を省略しております。ロ.フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)商品別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)構成比(%)ファミリー衣料18,27611.0+7.5カジュアルウエア24,97315.1+5.1ワーキングウエア47,93428.9+1.9ユニフォーム10,1716.1+11.1履物26,99416.3+2.3作業用品37,56622.6△0.1合計165,917100.0+3.1(注)1.加盟店からの収入の対象となる加盟店売上高により表示しております。2.数量については、品目が多岐にわたり、表示することが困難なため記載を省略しております。ハ.チェーン全店商品別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)構成比(%)ファミリー衣料19,84410.8+9.0カジュアルウエア27,31914.9+5.9ワーキングウエア50,98227.9+2.6ユニフォーム14,6318.0+18.6履物29,65216.2+3.4作業用品40,32622.0+0.4その他3760.2+6.6合計183,132100.0+4.5(注)数量については、品目が多岐にわたり、表示することが困難なため記載を省略しております。 (d)単位当たりの売上実績イ.直営店舗(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)項目当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)17,215+20.2売場面積(㎡)(期中平均)20,690.89+26.01㎡当たり売上高(千円)832△4.6(注)売上高は、直営店売上高により表示しております。ロ.フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)項目当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)165,917+3.1売場面積(㎡)(期中平均)289,662.95+2.71㎡当たり売上高(千円)572+0.4(注)売上高は、加盟店からの収入の対象となる加盟店売上高により表示しております。 ハ.チェーン全店項目当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)売上高(百万円)183,132+4.5売場面積(㎡)(期中平均)310,353.83+4.01㎡当たり売上高(千円)590+0.5 (e)商品別仕入実績商品別当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)仕入高(百万円)構成比(%)ファミリー衣料8,1149.6△5.0カジュアルウエア13,17615.6△13.6ワーキングウエア19,97423.6△10.7ユニフォーム8,99510.6+14.3履物13,46415.9+4.2作業用品20,58924.4△4.5その他2700.3+6.4合計84,585100.0△4.7(注)1.数量については、品目が多岐にわたり、表示することが困難なため記載を省略しております。2.上記金額には、直営店向けの仕入の他、加盟店向け商品供給のための仕入が含まれております。なお、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が当社の推奨する取引先から直接仕入れているものについては含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況(a)資産の部当事業年度末の総資産は1,622億31百万円となり、前事業年度末に比べ138億68百万円増加いたしました。流動資産は1,210億66百万円となり、前事業年度末に比べ84億18百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が121億93百万円、売掛金が5億73百万円それぞれ増加した一方で、加盟店貸勘定が18億12百万円、商品が11億85百万円、その他に含まれる為替予約が14億24百万円減少したことによるものであります。固定資産は411億64百万円となり、前事業年度末に比べ54億50百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産の建物が30億86百万円、構築物が5億28百万円、建設仮勘定が3億3百万円、工具、器具及び備品が2億47百万円、投資その他の資産の繰延税金資産が9億70百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (b)負債の部当事業年度末の負債合計は269億28百万円となり、前事業年度末に比べ39億94百万円増加いたしました。流動負債は221億45百万円となり、前事業年度末に比べ38億10百万円増加いたしました。これは主に買掛金が12億4百万円、未払金が6億16百万円、未払法人税等が5億99百万円、加盟店買掛金が4億42百万円、その他に含まれる為替予約が6億88百万円、それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は47億83百万円となり、前事業年度末に比べ1億83百万円増加いたしました。これは主に資産除去債務が3億18百万円増加した一方で、リース債務が1億13百万円減少したことによるものであります。 (c)純資産の部当事業年度末の純資産合計は1,353億2百万円となり、前事業年度末に比べ98億73百万円増加いたしました。これは主に当期純利益を168億92百万円計上した一方で、繰延ヘッジ損益が14億68百万円減少、配当金を55億49百万円支払いとしたことによるものであります。この結果、自己資本比率は、前事業年度末に比べ1.1ポイント低下し83.4%となりました。 (d)営業総収入営業総収入は1,369億33百万円となり、前事業年度に比べ42億82百万円増加いたしました。営業収入は加盟店からの収入が12億37百万円、その他の営業収入は22百万円それぞれ増加いたしました。売上高では直営店売上高が28億92百万円、加盟店向け商品供給売上高が1億30百万円それぞれ増加いたしました。 (e)販売費及び一般管理費及び営業利益売上原価は857億71百万円となり、前事業年度に比べ3億50百万円増加いたしました。販売費及び一般管理費は267億68百万円となり、前事業年度に比べ26億80百万円増加いたしました。これにより営業利益は243億94百万円となり、前事業年度に比べ12億51百万円増加いたしました。 (f)営業外損益及び経常利益営業外収益は5億44百万円となり、前事業年度に比べ19百万円減少いたしました。これにより経常利益は249億4百万円となり、前事業年度に比べ12億38百万円増加いたしました。 (g)特別損失及び当期純利益特別損失は16百万円となり、前事業年度に比べ14百万円減少、法人税等は79億98百万円となり、前事業年度に比べ3億47百万円増加いたしました。この結果、当期純利益は168億92百万円、1株当たり当期純利益は206円99銭となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ④経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析資本の財源の主なものは純利益の計上、利益配当金の支払いであります。資金の流動性につきまして、運転資金は主に商品の仕入れや販売費及び一般管理費の支出であります。投資を目的とした需要は主に自社店舗の建設費用、既存店の改装費用、物流投資、ソフトウェア投資であります。運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金で賄っております。
事業リスク
- 海外生産依存と調達リスクワークマンの商品の多くは、中国やASEAN諸国で製造され輸入されています。そのため、これらの地域の政治・経済情勢の悪化や感染症の発生などにより、製品の輸入に支障が生じる可能性があります。仕入れルートの分散化に取り組んでいますが、不足した商品を第三国から調達する際には時間とコストがかかり、販売機会の損失や経営成績への悪影響が懸念されます。
- 加盟店運営と人件費増加ワークマンは主にフランチャイズ契約で店舗を展開していますが、加盟希望者がいない店舗は社員による直営店(トレーニング・ストア)として運営しています。経済環境の変化や同業他社との競争激化により個店売上が低迷した場合、加盟希望者や契約継続希望者が減少し、直営店運営のための社員増加による人件費増が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
- 為替変動と仕入価格上昇ワークマンの売上高の約68.5%を占めるプライベートブランド(PB)商品は、概ね海外から直接仕入れています。想定以上の円安進行や原材料価格、海上輸送費の高騰などにより仕入価格が上昇するリスクがあります。為替予約などの対策を講じていますが、完全にリスクを回避できる保証はなく、仕入価格の上昇分を吸収しきれない場合、利益率の低下を通じて経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスク情報につきましては、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)商品の仕入体制について小売業界におきましては、消費者の低価格志向に対応するため、製造は主に中国やASEAN諸国で行っております。当社で販売する商品の多くも、国内の取引メーカーあるいは当社独自の企画等で同地域において製造した商品を輸入し、加盟店に納品する形態を取っております。商品仕入において中国への依存度が高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおります。また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。その際、不足数量が多いほど調達に時間がかかり、販売の機会損失が想定され、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(2)店舗の運営形態について当社では、主に個人と加盟店契約を締結し、チェーン展開を進めておりますが、加盟店希望者がいない店舗はトレーニング・ストアとして、当社の社員による運営を行っております。今後、経済環境の変化や同業他社との競争等で個店売上が低迷すると、加盟店希望者もしくは加盟店契約の継続を希望する加盟者が減少する可能性があります。そのような事態が発生した場合、店舗を運営する社員を増やすことで人件費等の増加を招き、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、店舗運営状況におきましては、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ③当事業年度末現在の店舗数の状況」に記載のとおりであります。(3)地震等の発生による影響について大規模な地震発生による火災などの自然災害が発生した場合、インフラ機能の麻痺による情報機能や物流機能の低下、流通センターや店舗などの設備に損害が発生することが想定され、これらの復旧作業のための費用の発生や、店舗の営業に支障をきたし、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(4)異常気象による影響について当社で取り扱っている商品には、天候により販売数量が大きく左右される季節商品や雨具類が一部含まれております。そのため、販売時期に冷夏・暖冬・空梅雨など異常気象が発生した場合、商品に対する需要が低下し、売上の減少と過剰在庫などを招き、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(5)流行の変化による影響について当社で取り扱っている商品のなかで一般個人消費者が主要購買層となるアウトドア・スポーツ及びカジュアル商品に関しては、流行の変化に代表されるような外部環境変化や個人の嗜好変化などプロ向け商品に比べ比較的短期間での変化が生じる可能性が高く、当該変化が生じた場合には在庫の増加及び商品需要ひいては値引き販売の増加等、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(6)仕入価格の変動によるリスクについて当社のチェーン全店売上高の68.5%はPB商品によるもので、概ね海外から直接仕入しております。想定以上の円安の進行、原材料価格や海上輸送費の高騰などで仕入価格が上昇することがあります。当社は、為替予約を行い、為替リスクを回避する対策を講じておりますが完全に回避できる保証もなく、また、商品のトレードオンオフや生産管理体制の見直しなどを行っても吸収しきれない場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(7)情報セキュリティについて当社では、事業活動から得た個人情報、取引先情報及び経営に関する機密情報等を保有しており、事業活動に関わる全ての情報を情報資産と認識し、使用及び管理については情報リスク管理規程、個人情報保護規程並びに機密情報保護規程に基づき行動しています。また、当社でサイバーセキュリティ対策を講じるほか、ベイシアグループ全体でもセキュリティ体制を整備しており、二重の管理体制を構築しております。加えて、サイバープロテクト保険へ加入し不測の事態に備えております。しかしながら、販売及び会計等の基幹システムへの不正アクセスやコンピュータウイルスによるサイバー攻撃によって、情報漏洩やシステム不具合が生じた場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)重要事象等提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その他提出会社の経営に重要な影響を及ぼす事象はありません。