事業の概要
- 化学薬品・試薬の販売と保守東北化学薬品は、化学工業薬品、臨床検査試薬、食品関連製品、農薬、およびそれらに関連する機器の販売を主な事業としています。これに加えて、販売した製品の保守サービスも提供しており、顧客への継続的なサポートを通じて収益を上げています。多岐にわたる製品群を扱うことで、特定の市場変動リスクを分散しています。
- 地域密着型の事業展開同社は東北地方を中心に事業を展開しており、地域に根差した顧客基盤を築いています。子会社2社(あすなろ理研、日栄東海)を含め、地域社会のニーズに応じた製品供給とサービス提供を行うことで、安定した事業運営を目指しています。
- 多様な顧客層への対応インダストリー、メディカル、アカデミア・ライフサイエンスといった幅広い分野の顧客に対して製品を提供しています。これにより、産業界、医療機関、研究機関など、異なるニーズを持つ多様な顧客層からの収益を確保し、事業の安定性を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 産業向け販売事業(インダストリー)このセグメントは、ソーダ工業薬品、有機薬品、無機薬品、半導体薬品、合成樹脂機能薬品、防疫用殺虫剤などの化学工業薬品を扱っています。また、分析機器、教育機器、計測機器、公害防止機器、工作機器、食品添加物、農薬なども販売しており、幅広い産業分野の顧客に製品とサービスを提供しています。売上高は178億5,922万5千円と、同社の中核を担う事業です。
- 医療向け販売事業(メディカル)一般検査用試薬、血液学的検査用試薬、生化学的検査用試薬、内分泌学的検査用試薬、免疫血清学的検査用試薬、細菌学的検査用試薬といった臨床検査試薬が主要品目です。さらに、医療機器、検体検査機器、医療用消耗品、介護用品なども取り扱っており、医療機関や介護施設を主な顧客としています。売上高は141億4,423万5千円で、インダストリーに次ぐ規模の事業です。
- 学術・ライフサイエンス向け販売事業(アカデミア・ライフサイエンス)研究用分析試薬や抗体試薬、分析機器、計測機器などを提供しています。主に大学や研究機関、製薬会社などのライフサイエンス分野の顧客を対象としており、高度な研究活動を支援する製品を取り扱っています。売上高は24億3,916万4千円で、専門性の高いニッチ市場をターゲットにしています。
2025-09 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| IndustrySalesGroupReportableSegment | 地域 | 179 | − | − |
| MedicalSalesGroupReportableSegment | 事業 | 141 | − | − |
| AcademiaLifeScienceSalesGroupReportableSegment | 事業 | 24 | − | − |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社及び連結子会社は、東北化学薬品株式会社(当社)及び子会社2社により構成されており、事業は、化学工業薬品・臨床検査試薬・食品・農薬及び同関連機器の販売を主にこれらに附帯する保守サービス等の事業を展開しております。当社及び連結子会社の事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメントの名称主要品目主要会社インダストリーソーダ工業薬品・有機薬品・無機薬品・半導体薬品・合成樹脂機能薬品・防疫用殺虫剤等分析機器・教育機器・計測機器・公害防止機器・工作機器等食品添加物・食品原材料・食品加工機器等農薬・土壌改良資材・種苗・園芸資材・肥料・農産物・花卉等当社あすなろ理研㈱メディカル一般検査用試薬・血液学的検査用試薬・生化学的検査用試薬・内分泌学的検査用試薬・免疫血清学的検査用試薬・細菌学的検査用試薬等医療機器・検体検査機器・医療用消耗品・専用消耗品・検査消耗品・医療用衛生材料・介護用品等当社㈱日栄東海アカデミア・ライフサイエンス研究用分析試薬・抗体試薬分析機器・計測機器等当社 当社及び連結子会社の事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (注)子会社は、すべて連結子会社であります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 主要取扱商品である医療用医薬品の薬価基準が原則として2年に1回改定され引き下げられるため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 医薬品卸売業として「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の規定により許可等が必要 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:法的規制遵守違反による活動制限 / 薬価基準改定による売上高への影響 / 貸倒れによる収益悪化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
東北化学薬品は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する公開情報がなく、無形資産による競争優位性は確認できません。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
化学薬品卸売業という性質上、顧客は特定のサプライヤーとの取引に慣れている可能性があるものの、代替サプライヤーの存在や価格・納期による乗り換えリスクは否定できず、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
東北化学薬品の事業モデルは、ネットワーク効果を生み出すようなプラットフォーム型ではなく、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に繋がる構造ではありません。
コスト優位★☆☆☆☆
化学薬品卸売業は一般的に薄利多売の傾向があり、規模の経済や効率化による大幅なコスト優位性を確立しているとは考えにくいです。仕入れ価格や物流コストの変動リスクがあります。
規模の経済★★☆☆☆
地域密着型の卸売業者として一定の事業規模は有していると考えられますが、業界全体で見ると大手競合と比較して圧倒的な効率規模の優位性があるとは言えません。特定の地域や製品群に強みを持つ可能性があります。
- 広範な製品ラインナップ化学工業薬品から臨床検査試薬、食品、農薬、関連機器まで、非常に幅広い製品を取り扱っています。これにより、多様な顧客ニーズに対応できるだけでなく、特定の製品市場の変動に左右されにくい事業構造を構築しており、顧客にとってワンストップでの調達を可能にしています。
- 地域に根差した販売網とサービス東北地方を中心に事業を展開し、地域密着型の販売網と保守サービスを提供しています。これにより、顧客との強固な関係を築き、迅速かつきめ細やかなサポートを実現しています。地域特有のニーズに対応できる体制は、他社との差別化要因となり得ます。
- 専門性の高い事業セグメントインダストリー、メディカル、アカデミア・ライフサイエンスという3つの専門性の高いセグメントに事業を分けています。それぞれの分野で専門知識を持つ人材が、特定の顧客層に対して最適な製品とサービスを提供することで、高い顧客満足度と信頼を獲得し、競争優位性を確立しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び連結子会社が判断したものであります。(1)経営方針当社及び連結子会社は、設立以来「1.お客様を大切にします 2.人を大切にします 3.社会に貢献します 4.豊かな生活を目指します」を経営理念としており、株主様に対しては、満足度の向上を目指し、お客様に対しては、豊富な情報提供とスピーディーな納品、そしてアフターサービスの充実に努め、社員に対しては、全員参加型の活力ある組織運営を目指してまいります。 (2)経営戦略等当社及び連結子会社は、ヘッドワーク、フットワーク、ネットワークを駆使して得意先、仕入先、その他取引先との擦り合わせ能力を磨き、利益を稼ぎ、ムリ・ムダ・ムラある支出をなくすことを徹底し、労働生産性アップによる生産性向上を目指しております。また、営業方針として、既存事業深耕と実務質の向上や本業関連多角化の発掘と育成を念頭に粗利益率の拡大と仕入先分散によるリスク回避と販売先への提案多様化に対応できる企業として行動してまいります。なお、3ヵ年中期経営計画は、毎年度更新・策定しております。3ヵ年中期経営計画の初年度が、短期経営計画の初年度となっております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社及び連結子会社としましては、売上高350億円(前連結会計年度比1.6%)、営業利益5億30百万円(前連結会計年度比2.3%)、経常利益6億20百万円(前連結会計年度比4.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益4億30百万円(前連結会計年度比0.3%)の目標達成に向けて邁進してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社及び連結子会社としましては、ロシア・ウクライナ問題について、今後の収束時期を予測することは困難な状況にありますが、当社及び連結子会社の業績に与える影響は限定的であるとの仮定のもと、2026年9月期の経営方針としては、さらなる成長をして企業価値向上に努め、外部環境の中で、デジタル推進、SDGs、コーポレート・ガバナンス等に対応できる会社を目指してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び連結子会社が判断したものであります。(1)経営方針当社及び連結子会社は、設立以来「1.お客様を大切にします 2.人を大切にします 3.社会に貢献します 4.豊かな生活を目指します」を経営理念としており、株主様に対しては、満足度の向上を目指し、お客様に対しては、豊富な情報提供とスピーディーな納品、そしてアフターサービスの充実に努め、社員に対しては、全員参加型の活力ある組織運営を目指してまいります。 (2)経営戦略等当社及び連結子会社は、ヘッドワーク、フットワーク、ネットワークを駆使して得意先、仕入先、その他取引先との擦り合わせ能力を磨き、利益を稼ぎ、ムリ・ムダ・ムラある支出をなくすことを徹底し、労働生産性アップによる生産性向上を目指しております。また、営業方針として、既存事業深耕と実務質の向上や本業関連多角化の発掘と育成を念頭に粗利益率の拡大と仕入先分散によるリスク回避と販売先への提案多様化に対応できる企業として行動してまいります。なお、3ヵ年中期経営計画は、毎年度更新・策定しております。3ヵ年中期経営計画の初年度が、短期経営計画の初年度となっております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社及び連結子会社としましては、売上高350億円(前連結会計年度比1.6%)、営業利益5億30百万円(前連結会計年度比2.3%)、経常利益6億20百万円(前連結会計年度比4.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益4億30百万円(前連結会計年度比0.3%)の目標達成に向けて邁進してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社及び連結子会社としましては、ロシア・ウクライナ問題について、今後の収束時期を予測することは困難な状況にありますが、当社及び連結子会社の業績に与える影響は限定的であるとの仮定のもと、2026年9月期の経営方針としては、さらなる成長をして企業価値向上に努め、外部環境の中で、デジタル推進、SDGs、コーポレート・ガバナンス等に対応できる会社を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び連結子会社が判断したものであります。(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社及び連結子会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇の流れが依然継続し、賃上げ効果が消費マインドを押し上げ、本格的な景気の行方を左右するものと見られました。しかしながら、長期化するロシア・ウクライナ情勢、中東問題、中国の景気後退、外国為替の不安定化及び米国トランプ政権による様々な政策変更などの影響を受け、経済の先行きに係る不透明な状況が続いており、予断を許さない状況にあります。このような経済状況の中で、当社及び連結子会社はビジネス環境の変化に対応するため体質を強化し、積極的な営業活動をしてまいりました。この結果、前連結会計年度と比べ、売上高は、344億42百万円と22億86百万円(前連結会計年度比7.1%)の増収、営業利益は、5億18百万円と1億65百万円(前連結会計年度比46.7%)の増益、経常利益は、5億95百万円と1億87百万円(前連結会計年度比45.9%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億28百万円と1億91百万円(前連結会計年度比80.6%)の増益となりました。各セグメント別の業績は、以下のとおりであります。(インダストリー)国内製造業は、継続する諸原料、エネルギーの高騰や人手不足等の悪条件に苦しんでいるもののインバウンドの復活や新工場の設備投資がプラスとして働いており、功を奏して順調に推移いたしました。この結果、売上高は、178億59百万円と17億60百万円(前期比10.9%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、16億62百万円と84百万円(前期比5.3%)の増益となりました。(メディカル)試薬や消耗品は、各施設で新型コロナウイルス感染症の検査数の減少や検査方法の変更がありましたが、試薬の新規採用により増加しました。この結果、売上高は、141億44百万円と19百万円(前期比0.1%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、13億22百万円と12百万円(前期比△0.9%)の減益となりました。(アカデミア・ライフサイエンス)試薬及び機器の受注増などにより前年同期を上回りました。この結果、売上高は、24億39百万円と5億7百万円(前期比26.3%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、3億円と74百万円(前期比33.0%)の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、9億10百万円と前連結会計年度末に比べ1億66百万円の増加となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度末において営業活動の結果取得した資金は、1億49百万円(前連結会計年度は10億43百万円の支出)となりました。これは主に、売上債権の増加額10億55百万円があったものの税金等調整前当期純利益が6億39百万円、仕入債務の増加額が3億64百万円及び減価償却費が1億65百万円あったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度末において投資活動の結果取得した資金は、19百万円(前連結会計年度は1億7百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出39百万円及び有形固定資産の取得による支出20百万円があったものの有形固定資産の売却による収入80百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度末において財務活動の結果使用した資金は、2百万円(前連結会計年度は2億9百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入れによる収入が39億99百万円あったものの短期借入金の返済による支出が38億33百万円及び配当金の支払額94百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績当連結会計年度における仕入実績及び販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 1 仕入実績 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)インダストリー16,187,084112.0メディカル12,825,384100.1アカデミア・ライフサイエンス2,137,699126.8合計31,150,168107.6 (注) 金額は、仕入価格によっております。 2 販売実績 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)インダストリー17,859,225110.9メディカル14,144,235100.1アカデミア・ライフサイエンス2,439,164126.3合計34,442,625107.1 主要顧客別販売状況主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社及び連結子会社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社及び連結子会社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、当連結会計年度における経営成績等の状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社及び連結子会社は過去の実績や状況を踏まえた上で合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りや予測を行っており、実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。連結財務諸表を作成するに当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析当連結会計年度の財政状態の分析は、前連結会計年度との比較で記載しております。(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は、128億25百万円(前連結会計年度は、116億93百万円)となり、11億32百万円増加しました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が9億97百万円及び現金及び預金が1億60百万円増加したことによるものであります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産は、55億96百万円(前連結会計年度は、55億45百万円)となり、51百万円増加しました。これは主に、ソフトウエアが82百万円、リース投資資産が78百万円、建物及び構築物が29百万円、差入保証金が23百万円及び土地が23百万円減少したものの、投資有価証券が2億13百万円増加したことによるものであります。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債は、94億72百万円(前連結会計年度は、87億11百万円)となり、7億60百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が2億37百万円、短期借入金が1億66百万円及び未払法人税等が1億36百万円増加したことによるものであります。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債は、9億30百万円(前連結会計年度は、10億20百万円)となり、89百万円減少しました。これは主に、リース債務が89百万円減少したことによるものであります。(純資産)当連結会計年度末における純資産は、80億19百万円(前連結会計年度は、75億7百万円)となり、5億12百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が3億34百万円及びその他有価証券評価差額金が1億11百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績の分析当連結会計年度における売上高は、344億42百万円と前連結会計年度と比較し22億86百万円(前連結会計年度比7.1%)増加しました。主に、国内製造業が継続する諸原料、エネルギーの高騰や人手不足等の悪条件に苦しんでいるものの、インバウンドの復活や新工場の設備投資の影響及び各施設で新型コロナウイルス感染症の検査数の減少や検査方法の変更がありましたが、試薬の新規採用が順調に推移したことによるものであります。売上総利益は、売上高が増加したことで32億86百万円と前連結会計年度と比較して1億46百万円(前連結会計年度比4.7%)増加しました。販売費及び一般管理費は、経費節約効果等で、27億67百万円と前連結会計年度と比較し18百万円(前連結会計年度比△0.7%)の減少となりました。営業利益は、5億18百万円と前連結会計年度と比較し、1億65百万円(前連結会計年度比46.7%)の増益となりました。営業外損益は、営業外収益が85百万円と前連結会計年度と比較して9百万円増加、営業外費用は、8百万円と前連結会計年度と比較して12百万円減少、合算して76百万円と前連結会計年度と比較し22百万円(前連結会計年度比40.3%)の増加となりました。経常利益は、5億95百万円と前連結会計年度と比較し1億87百万円(前連結会計年度比45.9%)の増益となりました。特別損益は、固定資産売却益があったため、特別利益が45百万円と前連結会計年度と比較し、30百万円増加、特別損失が、1百万円と前連結会計年度と比較して41百万円減少し、合算で44百万円と前連結会計年度と比較し72百万円(前連結会計年度は、△27百万円)の増加となりました。結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億28百万円と前連結会計年度と比較して1億91百万円(前連結会計年度比80.6%)の増益となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性当社及び連結子会社の事業活動における運転資金需要の主なものは、商品仕入の他、販売費及び一般管理費等の営業費用となります。投資を目的とした資金需要は、主として設備投資によるものです。当社及び連結子会社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当該方針に基づき、手元資金の効率的活用を行い、これを補完する形で、長期運転資金や設備投資資金の調達は、金融機関からの長期借入金、短期運転資金の調達は、金融機関からの短期借入金にて対応しております。当社及び連結子会社は、金融機関には十分な借入枠を有しており、当社及び連結子会社の事業の維持拡大、運営に必要な資金の調達は、今後も可能であると考えております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は8億13百万円、現金及び現金同等物の残高は9億10百万円となっております。
事業リスク
- 法的規制の遵守リスク医薬品卸売業として、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」をはじめとする様々な法的規制の対象となっています。これらの規制を遵守できない場合、事業活動が制限されたり、許可・登録が取り消されたりする可能性があり、経営成績に重大な影響を及ぼす恐れがあります。
- 薬価基準改定による影響主要取扱商品である医療用医薬品は、薬価基準に収載されており、この基準が販売価格の上限となります。薬価基準は原則2年に1回改定され、その都度引き下げられる傾向にあるため、販売価格の低下が売上高に直接影響し、収益性が悪化するリスクがあります。これは同社の収益構造に大きな影響を与える要因です。
- 貸倒れ発生による収益悪化得意先の財政状態が悪化した場合、売掛金などの債権が回収不能となるリスクがあります。貸倒引当金を計上していますが、想定を超える貸倒れが発生した場合には、追加の引当金が必要となり、その分が費用として計上されるため、会社の収益を圧迫する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社及び連結子会社が判断したものであります。(特有の法的規制等に係るもの)当社及び連結子会社は、医薬品卸売業として各種の医薬品及びその関連商品を取扱っております。このため主に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の規定により、各事業所が所轄の都道府県知事より必要な許可、登録、指定及び免許を受け、あるいは監督官公庁に届出の後、販売活動を行っております。これらの規制を遵守できなかった場合、当社及び連結子会社の活動が制限される可能性があります。(薬価基準)当社及び連結子会社の主要取扱商品である医療用医薬品は、薬価基準に収載されており、薬価基準は保険医療で使用できる医薬品の範囲と使用した医薬品の請求価格を定めたものです。従って、薬価基準は、販売価格の上限として機能しております。なお、薬価基準は、市場実勢価格を反映させるため、原則として2年に1回改定されており、改定の都度引き下げられております。このため、販売価格の上限も薬価基準の改定の都度低下し、売上高に影響を与えることになります。(貸倒れによるリスク)貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金に計上しております。しかし、今後の得意先の財政状態の悪化等により、回収可能性が見込まれない場合は追加引当が必要となり、収益が悪化する可能性があります。(直送取引となる機器販売取引)大型機器は、当社及び連結子会社の倉庫を経由せず、仕入先から得意先へ直送されます。また、据え付けや調整も仕入先が行うことになることから、販売の事実がないにもかかわらず売上高が計上されるリスクや売上高の期間帰属を誤るリスクがあります。そのため、従業員はメーカーの機器搬入日時を把握し、納入現地で据え付けから稼働状況までを確認しております。機器は、綿密な動作確認が必要であり、稼働までに時間を要する場合には、売上高に影響を与える可能性があります。