事業の概要
- 水産物卸売業が主力横浜魚類は、横浜市と川崎市の中央卸売市場で水産物の卸売をしています。これは、漁師や輸入業者から魚を仕入れて、仲卸業者やスーパーマーケットなどに販売する事業です。子会社も水産物関連商品の卸売を行っており、グループ全体で水産物の流通を支えています。
- 不動産賃貸業も展開食品加工施設などの不動産賃貸も行っています。これは、水産物の加工や流通に必要な施設を他の企業に貸し出すことで、安定した賃料収入を得る事業です。近年、この事業の規模が拡大し、独立した収益の柱として認識されています。
- ニッスイとの連携主要株主である株式会社ニッスイから商品を仕入れて販売しています。ニッスイは大手水産会社であり、この連携により安定した仕入れルートと商品ラインナップを確保し、事業の安定性を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 水産物卸売事業横浜魚類グループの主要な収益源であり、売上高200.27211億円、営業利益1.83679億円を計上しています。横浜市と川崎市の中央卸売市場で、水産物の卸売を専門に行う事業で、グループ全体の売上の大部分を占める稼ぎ頭です。
- 不動産等賃貸事業売上高1.77752億円、営業利益0.32188億円を計上しており、近年規模が拡大している事業です。食品加工施設などの不動産を賃貸することで収益を得ており、水産物卸売業とは異なる安定した収益基盤を提供しています。
- 事業セグメントの変更これまで水産物卸売業の単一セグメントでしたが、不動産等賃貸業の規模拡大に伴い、当事業年度から「水産物卸売業」と「不動産等賃貸業」の2つの報告セグメントに区分されました。これにより、各事業の収益性がより明確に把握できるようになりました。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| SeafoodWholesaleBusinessReportableSegment | 地域 | 200 | 2 | 0.9% |
| RealEstateRentalBusinessReportableSegment | 地域 | 2 | 0 | 18.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】当社及び当社の関係会社(子会社3社、関連会社1社で構成)は、水産物の販売・加工を主な事業としております。当社グループの事業に係る位置づけは、次のとおりであります。水産物卸売業……当社は、横浜市中央卸売市場及び川崎市中央卸売市場北部市場において、水産物の卸売業を行っております。子会社であるサカエ食品株式会社他2社及び関連会社である株式会社横浜食品サービスは、主として水産物関連商品の卸売業を行っております。水産物加工業……関連会社である株式会社横浜食品サービスは、水産物の加工業を行っております。不動産等賃貸業…食品加工施設等の賃貸なお、当社の関連当事者である株式会社ニッスイ(主要株主)は、当社に対し商品の仕入販売を行っております。また、当社はこれまで水産物卸売業の単一セグメントでありましたが、当社の不動産等賃貸業が規模の拡大により同事業年度から「水産物卸売業」並びに「不動産等賃貸業」の報告セグメントに変更しております。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 水産物の需給バランスの崩れによる魚価の変動が業績に影響を及ぼすため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 横浜市及び川崎市の許可を得て、卸売市場法等の法的規制を受けている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:販売先の業績低下 / 法的規制の改廃や新たな法規制 / 水産物の価格変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
横浜魚類は特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。水産物卸売業という性質上、無形資産による競争優位性は限定的である。
スイッチングコスト★★☆☆☆
長年の取引実績や信頼関係に基づく顧客との関係性は存在するが、価格や品揃え、物流サービスなどの条件次第で競合への乗り換えリスクはゼロではない。特に、大手スーパーや外食チェーンなど、購買力のある顧客層においては、乗り換えのハードルは相対的に低い可能性がある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社の事業は、サプライヤーと小売業者・飲食店などを繋ぐ卸売業であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。利用者数の増加がサービス価値を直接高める構造ではない。
コスト優位★★☆☆☆
水産物の集荷・加工・配送における効率化や、長年の経験に基づく目利きによる仕入れコストの抑制努力は考えられる。しかし、同業他社も同様の努力を行っており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。
規模の経済★★★☆☆
横浜魚類は、横浜市場を拠点とする大手水産物卸売業者であり、一定の取扱量と広範な販売網を有している。これにより、多くのサプライヤーから多様な商品を仕入れ、多くの顧客に供給することが可能となっている。この規模は、小規模な競合他社に対する優位性をもたらす。
- 公設市場での許認可横浜市と川崎市の中央卸売市場で水産物の卸売を行うための許可を得ています。これは、新規参入が難しい公的な市場での事業展開を可能にし、安定した事業基盤を築く上で重要な競争優位性となります。
- 多角的な事業展開水産物卸売業だけでなく、水産物加工業や不動産等賃貸業も手掛けています。特に不動産等賃貸業は近年成長しており、単一事業に依存しない収益構造は、市場の変動リスクを分散し、経営の安定性向上に寄与します。
- 大手株主との連携主要株主である株式会社ニッスイとの間で商品の仕入販売を行っています。これにより、高品質な水産物の安定的な供給を受けられるだけでなく、大手企業との信頼関係に基づいた事業運営が可能となり、競争力を強化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)経営方針当社は横浜市中央卸売市場及び川崎市中央卸売市場北部市場で水産物の卸売を行う企業でありますので、市場の持つ特長である高鮮度な商品を低価格で安定的に消費者の皆様に提供することを基本としております。また、当社グループは魚離れの原因になっております魚の食べにくさをなくすため、消費者の皆様のニーズに合わせて水産物等を加工し、便利で安全な商品をローコストで提供することで豊かで健康的な食生活に貢献したいと考えております。(2)経営戦略等当社の主要顧客である仲卸店への売上減少が当社の経営上の課題でありますので、その課題を解消するため、スーパーマーケット等の量販店や鮮魚専門店への販売並びに近年急激に拡大しております水産物の通販事業者への販売を積極的に拡大してまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等企業の発展のための安定的な営業利益の目標として、当面は売上高営業利益率0.5%を掲げております。(4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題中央卸売市場をとりまく経営環境は、市場外流通の拡大とともに年々厳しくなっておりますので、当社の主要顧客である仲卸店以外に販売チャネルを拡大する必要があります。一方、水産物の消費者は、利便性から加工済水産物を好む傾向にあります。このような経営環境におきまして、当社は量販店対応力のすぐれたグループ会社等と連携するため、横浜南部市場に2016年低温加工物流設備「南部ペスカメルカード」、2023年食品加工施設「南部ペスカメルカードⅡ」を設置いたしました。引き続きこの施設を活用し、新鮮でおいしい市場の水産物を安価で利便性のある商品に加工し、量販店等や通販事業者へ拡売してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)経営方針当社は横浜市中央卸売市場及び川崎市中央卸売市場北部市場で水産物の卸売を行う企業でありますので、市場の持つ特長である高鮮度な商品を低価格で安定的に消費者の皆様に提供することを基本としております。また、当社グループは魚離れの原因になっております魚の食べにくさをなくすため、消費者の皆様のニーズに合わせて水産物等を加工し、便利で安全な商品をローコストで提供することで豊かで健康的な食生活に貢献したいと考えております。(2)経営戦略等当社の主要顧客である仲卸店への売上減少が当社の経営上の課題でありますので、その課題を解消するため、スーパーマーケット等の量販店や鮮魚専門店への販売並びに近年急激に拡大しております水産物の通販事業者への販売を積極的に拡大してまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等企業の発展のための安定的な営業利益の目標として、当面は売上高営業利益率0.5%を掲げております。(4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題中央卸売市場をとりまく経営環境は、市場外流通の拡大とともに年々厳しくなっておりますので、当社の主要顧客である仲卸店以外に販売チャネルを拡大する必要があります。一方、水産物の消費者は、利便性から加工済水産物を好む傾向にあります。このような経営環境におきまして、当社は量販店対応力のすぐれたグループ会社等と連携するため、横浜南部市場に2016年低温加工物流設備「南部ペスカメルカード」、2023年食品加工施設「南部ペスカメルカードⅡ」を設置いたしました。引き続きこの施設を活用し、新鮮でおいしい市場の水産物を安価で利便性のある商品に加工し、量販店等や通販事業者へ拡売してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態の状況 当期末における資産合計は5,408百万円(前期末比178百万円減)となりました。これは商品が222百万円、投資有価証券が200百万円増加しましたが、現金及び預金が349百万円、売掛金が158百万円減少したことなどによるものであります。 負債合計は2,892百万円(前期末比337百万円減)となりました。これは未払消費税が108百万円、長期借入金が159百万円減少したことなどによるものであります。純資産合計は2,515百万円(前期末比159百万円増)となりました。これは利益剰余金162百万円増加したことなどによるものであります。 ②経営成績の状況当期における我国経済は、インバウンド需要の増加や賃上げなどによる個人消費の伸びなどにより景気は緩やかな拡大基調にありますが、米国の経済政策による世界経済の減速懸念などにより、景気の先行きは不透明であります。水産物流業界におきましては、自然環境の変化などによる漁獲不振や円安などによる輸入水産物の値上がり並びに物流費、人件費などの増加がありコスト増が生じております。このような状況に置きまして、当社は市場の特色である高鮮度商品を中心に販売した結果、量販店の統廃合による売上減少はありましたが、横浜南部市場に設置した食品加工場による売上増などにより、売上高は20,204百万円(前期比0.5%増)と増収になりました。損益につきましては、売上総利益率の改善により売上総利益は増加しましたが、物流費や減価償却費の増加などにより、営業利益は157百万円(前期比2.9%減)と減益になりましたが、営業外収支の改善により経常利益は181百万円(前期比0.7%増)と増益になりました。最終損益につきましては繰延税金資産の増加による税負担の減少などにより181百万円(前期比11.3%増)と増益になりました。なお、不動産等賃貸損益につきましては、従来「受取賃貸料」として「営業外収益」に、「賃貸費用」として「営業外費用」に計上しておりましたが、当事業年度よりそれぞれ、「売上高」、「売上原価」に含めて計上する方法に変更しております。この表示方法の変更内容を反映させた組替後の数値で前事業年度との比較・分析を行っております。セグメント別の経営成績は次のとおりであります。当社は、従来「水産物卸売業」のみの単一セグメントでありましたが、当事業年度より「水産物卸売業」「不動産等賃貸業」の2つの報告セグメントに変更いたしました。以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較・分析を行っております。 (水産物卸売業)売上高は量販店の統廃合などによる売上の減少などがありましたが、横浜南部市場内の食品加工場よる売上の増加などにより、20,027百万円(前期比0.5%増)と増収となりました。営業利益は利益率の改善などにより、183百万円(前期比5.5%増)と増益になりました。部門別の営業の概況は以下の通りであります。①鮮魚部門販売数量の増加により、売上高は増加いたしました。この結果、取扱数量は17,229トン(前期比3.7%増)、売上高は9,509百万円(前期比5.0%増)となりました。②冷凍、塩干部門販売数量の減少により、売上高は減少いたしました。この結果、取扱数量は14,835トン(前期比6.2%減)、売上高は10,517百万円(前期比3.2%減)となりました。 (不動産等賃貸業)売上高は177百万円(前期比0.3%減)と前年並となりました。営業利益は固定資産税の増加などにより32百万円(前期比18.9%減)と減益になりました。 ③キャッシュ・フローの状況当期末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが収入超過となりましたが、投資活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローは支出超過になりましたので、前期末に比べ349百万円減少し、593百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 税引前当期純利益134百万円及び減価償却費146百万円が計上されましたが、棚卸資産が222百万円増加したことなどにより、133百万円の収入超過(前期 888百万円の収入超過)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の取得199百万円などにより、297百万円の支出超過(前期 82百万円の支出超過)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 長期借入金の返済166百万円などにより、185百万円の支出超過(前期 271百万円の支出超過)となりました。 ④生産、受注及び販売の実績a.生産及び受注実績該当事項はありません。b.販売実績セグメントの情報当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%) 水産物卸売業(千円)20,027,211100.5不動産等賃貸業(千円)177,75299.7 合計(千円)20,204,963100.5 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 3.当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。報告セグメントの変更については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 注記事項 (セグメント情報等)」に詳細を記載しております。 相手先前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%) 相鉄ローゼンフレッシュフーズ株式会社2,942,23914.63,185,63615.8 c.仕入実績セグメントの情報当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)水産物卸売業(千円)18,462,092103.9不動産等賃貸業(千円)145,564104.9 合計(千円)18,607,656103.9 (注)1.金額は仕入価格によっております。 2.当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。報告セグメントの変更については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 注記事項 (セグメント情報等)」に詳細を記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。①経営成績等の概要当社は、主要顧客である仲卸店への販売の減少を補うため、市場外顧客への販売に注力しておりますが、売上高は量販店向販売が店舗統廃合により減収となりましたが、新設した食品加工場の売上が寄与し、増収となりました。損益につきましては、売上総利益率の改善などにより、売上総利益は増加しましたが、物流費や減価償却費など諸経費の増加により、営業利益は減益となりました。営業外収支の改善により経常利益は増益となり、繰延税金資産の増加による税負担の減少により当期純利益も増益となりました。以上の結果、売上高は20,204百万円(前期比0.5%増)と増収、損益につきましては、営業利益157百万円(前期比2.9%減)と減益となりましたが、経常利益181百万円(前期比0.7%増)、当期純利益181百万円(前期比11.3%増)と増益になりました。セグメント別の経営成績等の概要は次のとおりであります。当社は、従来「水産物卸売業」のみの単一セグメントでありましたが、当事業年度より「水産物卸売業」「不動産等賃貸業」の2つの報告セグメントに変更いたしました。(水産物卸売業)売上高は量販店の統廃合などによる売上の減少などがありましたが、横浜南部市場内の食品加工場よる売上の増加などにより、20,027百万円(前期比0.5%増)と増収となりました。営業利益は利益率の改善などにより、183百万円(前期比5.5%増)と増益になりました。(不動産等賃貸業)売上高は177百万円(前期比0.3%減)と前年並となりました。営業利益は固定資産税の増加などにより32百万円(前期比18.9%減)と減益になりました。当社の経営目標である売上高営業利益率0.5%は、達成いたしましたが、本経営目標を安定的に達成できるよう、引続き当社の経営戦略である本業の拡大、効率化を進めてまいります。②キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社の当事業年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により得た利益、減価償却費などにより営業活動によるキャッシュ・フローは収入超過となりました。投資有価証券の取得などにより投資活動によるキャッシュ・フローは支出超過となりました。設備資金を返済したことなどにより財務活動によるキャッシュ・フローは支出超過となりました。以上により、期首942百万円あった現金及び預金は期末593百万円となりました。資金需要当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、水産物の仕入代金と水産物卸売業にかかる営業費と一般管理費であります。また、設備資金需要としては、顧客ニーズに対応するための市場における物流及び加工設備並びに情報処理のための電算設備などがあります。財政政策当社の事業活動の維持拡大に必要な資金は、資金計画に基づき銀行借入により調達しております。運転資金及び設備資金につきましては、各部署からの報告を基に管理部が資金計画を作成するなどして、一元管理しております。また、当社は一時的な余剰資金は、満期保有を前提に安全性の高い(格付A以上)債券により資金運用いたしておりますので、デリバティブ取引は行っておりません。③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって採用している「重要な会計方針」については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しているため省略しております。なお、将来の見通しに関する記述については、現在入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績・結果は異なる場合があります。
事業リスク
- 販売先の業績悪化主要な販売先である仲卸業者の業績が、量販店の増加や市場外流通の拡大により悪化する可能性があります。これにより、横浜魚類の売上や収益が減少する恐れがあります。対応として、仲卸店の財務改善支援や与信管理を強化しています。
- 法的規制の変更卸売市場法や関連条例などの法的規制を受けており、これらの法改正や新たな規制導入があった場合、事業運営に大きな影響が出る可能性があります。また、自己資本比率や流動比率の悪化、連続経常損失で行政指導を受けるリスクもあります。情報収集と経営努力で対応しています。
- 水産物価格の変動水産物の需給バランスの変動により、価格が大きく変動するリスクがあります。これは、漁獲量の変化や消費動向の変化によって引き起こされ、横浜魚類の仕入れコストや販売価格に影響を与え、業績を左右する可能性があります。販売チャネルの多様化で対応しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があると考えられる重要なリスクは以下のとおりです。(1) 販売先の状況について当社の販売先である仲卸業者については、量販店の増加により仲卸業者の販売先である街の魚屋さん等が減少したことや、市場外流通の拡大等販売競争の激化による、業績低下が懸念され、今後このような状況が拡大すれば当社の業績が影響を受ける可能性があります。当社の対応といたしましては、仲卸店の財務内容の改善に努めるとともに、与信管理、債権保全等を行っております。(2) 法的規制について当社は横浜市及び川崎市の許可を得て、横浜市中央卸売市場及び川崎市中央卸売市場北部市場で水産物の卸売を行っており、卸売市場法、横浜市中央卸売市場条例及び川崎市中央卸売市場業務条例等(以下卸売市場法等という)の法的規制を受けております。 今後、卸売市場法等が改正され、規制の改廃や新たな法規制が設けられる場合は当社の業績が影響を受ける可能性があります。 また将来当社の財産状況が悪化し、次のいずれかに該当する場合は横浜市及び川崎市が当社の財産に関し、必要な改善措置をとるべき旨を命ずることができることとなっております。 1)自己資本比率10%未満 2)流動比率100%未満 3)3期以上連続して経常損失が生じた場合当社の対応といたしましては、法的規制の情報収集を行いその対応を行うとともに、上記基準を満たす経営努力を行っております。(3) 水産物の価格について水産物流通業界は供給側である生産面、需要側である消費面ともに変化が激しく需給バランスが崩れることによる魚価の変動により、当社の業績が影響を受ける可能性があります。当社の対応といたしましては販売チャネルの多様化をはかり、取扱数量の拡大に努めます。(4) 食品の安全性等について消費者による食品の安全性に対する関心が高まり、当社が取扱う水産物についても、今後食品の安全性に係る問題が生じた場合、当社の業績が影響を受ける可能性があります。当社の対応といたしましては、市場版HACCP(HACCPの考え方を取り入れた衛生管理)の徹底により、市場の安全性の確保に努めております。なお、上記事項は本書提出日現在における判断であり、不確実要素が含まれております。また、当社における将来の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があると考えられる要因は、上記事項に限定されるものではありません。