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エコートレーディング(7427)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • ペット関連商品の卸売事業
    エコートレーディンググループは、ペットフードやペット用品の卸売を中核事業としています。全国の小売店などに商品を供給することで収益を得ており、ペットを飼う人々の生活を支える重要な役割を担っています。
  • 商品開発・サービス・教育事業
    卸売事業に加え、子会社を通じてペットフードやペット用品の商品開発、ペットショップの店舗開発、ペット関連の教育事業も展開しています。これにより、多角的な視点からペット関連市場に貢献し、収益源を多様化しています。
  • ペット総合情報サイト運営
    連結子会社である株式会社ペットペットがペットに関する総合情報サイトを運営しています。これにより、ペットオーナーへの情報提供を通じて、グループ全体の事業との相乗効果を生み出し、顧客接点を拡大しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • ペット関連商品の卸売事業
    当社(エコートレーディング)は、ペットフードやペット用品の卸売を主要な事業としています。全国の小売店などに商品を供給することで、ペットオーナーのニーズに応え、グループ全体の収益の大部分を占める基盤事業となっています。
  • ペット関連の商品開発・店舗開発事業
    連結子会社であるペッツバリュー株式会社は、ペットフードやペット用品の商品開発、およびペットショップの店舗開発を手掛けています。これにより、市場のニーズに合わせたオリジナル商品の提供や、販売チャネルの拡大を図り、グループ全体の競争力強化に貢献しています。
  • ペット用品の商品開発・販売促進事業
    連結子会社の株式会社I&Iは、ペットフードやペット用品の商品開発に加え、販売促進ツールの企画・製作を行っています。これにより、商品の魅力を効果的に伝え、販売促進を支援することで、グループ全体の売上向上に寄与しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|388 文字
3【事業の内容】(1)当社グループは、当社、子会社3社及びその他の関係会社1社で構成され、ペットに関連する商品の卸売事業を中核として、ペットに関連する商品開発・サービス・教育の各分野において事業を展開しております。当社グループの事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、セグメント情報を記載していないため、会社別に記載しております。会社名事業内容区分当社ペットフード・ペット用品の卸売事業、ペット関連教育事業 ペッツバリュー㈱ペットフード・ペット用品の商品開発事業、ペットショップ店舗開発事業連結子会社㈱I&Iペットフード・ペット用品の商品開発事業、ペット用品の販売促進ツールの企画・製作事業連結子会社㈱ペットペットペット総合情報サイト運営事業連結子会社国分グループ本社㈱酒類・食品・関連消費財にわたる卸売事業その他の関係会社 (2)事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
取引先の経営環境の変化や営業政策の変更による販売価格の引き下げ、仕入価格の引き上げ。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
ペット関連商品の卸売事業が中心であり、特段の参入障壁に関する記載はない。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:災害危機等による物流・サービス提供の支障 / ペットフードの安全性問題による生産・流通支障 / 取引条件の大幅な変更による業績影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

提供された財務サマリからは、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。卸売業という業態からも、特筆すべき無形資産の存在は推測しにくい状況です。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

卸売業として、長年の取引実績や顧客との関係性に基づく一定のスイッチング・コストは存在する可能性があります。しかし、具体的な顧客基盤の強固さや、顧客が乗り換えることによる損失の大きさを示す情報は現時点では不足しています。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ネットワーク効果は、プラットフォーム型ビジネスやSNSなどで顕著に見られる特性です。エコートレーディングの卸売業というビジネスモデルでは、ネットワーク効果が発生する余地は極めて限定的と考えられます。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

卸売業においては、仕入れルートの最適化や物流効率化によるコスト優位性が競争力の源泉となり得ます。しかし、エコートレーディングが業界平均と比較して構造的に優位なコスト構造を有しているかを示す具体的な情報は現時点では確認できません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

卸売業においては、取扱高の大きさや広範な販売網が効率規模の優位性につながる可能性があります。エコートレーディングが業界内でどの程度の規模を有し、それが効率性に寄与しているかについての詳細な情報は不足していますが、一定の規模は有していると推測されます。

  • 全国規模の卸売ネットワーク
    エコートレーディンググループは全国に多数の事業所や物流センターを設置しており、広範囲にわたる卸売ネットワークを構築しています。これにより、効率的な商品供給と安定した事業展開を可能にし、競合他社に対する優位性を確立しています。
  • 多角的な事業展開
    ペットフード・用品の卸売だけでなく、商品開発、店舗開発、教育、情報サイト運営など、ペット関連の幅広い分野で事業を展開しています。これにより、市場の変化に対応しやすく、特定の事業に依存しない安定した収益基盤を築いています。
  • リスク管理体制の整備
    大規模災害やシステム障害、食の安全性問題など、事業運営における様々なリスクに対して、リスク管理規程やリスクマネジメント委員会を設置し、BCP(事業継続計画)対策も実施しています。これにより、予期せぬ事態が発生した場合でも事業への影響を最小限に抑える体制を整えています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社は、2022年2月期(2021年度)より更なるお客様満足度向上に向け『I3☆55 お客様の期待を超える組織体へ』を新ビジョンとした新中期経営計画を実現するため、Communication、Education/Entertainment、Designの頭文字を取った『CED』をコンセプトとした事業展開を行ってまいりました。人口減少やコロナ禍など生活環境が大きく変化する中においても、人と人、人とペットの絆をプロデュースするマーケティング・デザイン・カンパニーとして『人とペットの共生』を実現してまいります。また、当社グループは「ペットを通じて人に安らぎを与え、豊かでゆとりのある生活環境作りをサポートすることにより社会貢献する」ことを経営の基本方針とし、今後も引き続きペット産業全体をドメインとした事業展開を図ってまいります。昨今の企業を取り巻く環境の著しい変化の中でも、ペット業界のさらなる活性化、発展そして健全な成長に貢献していく方針であります。 (2)経営戦略等経営環境は、雇用や所得環境の改善が進むなど各種政策の効果もあり、穏やかな回復の動きが見られるとともに、高付加価値商材の伸長や価格改定等により、市場規模は継続的な拡大傾向にあります。しかしながら、低価格・節約志向、生体の小型化やシニア化などは依然継続しており、これらを主要因としてペット関連市場の成長率は再度鈍化するものと想定しております。また、物流コストの継続的な上昇や慢性的な人材不足による人件費の増加により、ローコストオペレーションの重要性が今まで以上に高まってきております。小売業様においても、同業他社との競争激化や企業再編などめまぐるしく経営環境が変化し、当社の基本戦略においても過去の延長線上にない新たな取り組みが急務となっております。これらの環境変化に対応する為、新中期経営計画では前回のI2(Inspire・Innovation)を基本にInitiative(主導権をもって新たな事業に挑む)を追加した『I3☆55 お客様の期待を超える組織体へ』をビジョンに人材育成による基本戦略、新たな需要創造・市場創造による成長戦略に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、卸売事業を核として、ペットフード、ペット用品及びペット関連サービス提供のリーディングカンパニーでありたいと考えております。卸売事業を中心として、『世界一のペットカテゴリー企画会社を目指して』をコンセプトに、得意先様、仕入先様及び生活者の信頼を高めると同時に、コスト削減及び業務効率化を図る為の改善を積極的に推進し売上高営業利益率の永続的成長を目指してまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題今後の景気動向につきましては、米国の通商政策の動向、中東情勢等による原油価格の変動、各種地政学的リスクに加え、原材料や輸送コストの高騰、物価高の長期化による消費者マインドの悪化懸念など、引き続き予断を許さない状況が想定されます。こうした状況の下、当社グループは2027年2月期からスタートする次期中期経営計画において、「挑戦、さらなる成長へ」・「お客様の未来を共に創るパートナーへ」を新たなスローガンに掲げ、基本戦略の徹底と成長戦略への果敢な挑戦を行ってまいります。具体的には、「選択」と「集中」をキーワードに、成長事業への積極投資と不採算事業の縮小・撤退など、事業ポートフォリオの抜本的な見直しを実行いたします。卸売事業においては、メーカー様が開発した商品の「価値」を市場へ正しく届ける提案力こそが最重要であると位置づけ、価格競争から脱却した独自性のある価値提案を推進します。同時に、人的資本経営の一環として、人財育成への投資を継続してまいります。具体的には以下の3点を次期以降の取り組みポイントとし、あらゆる角度からサプライチェーン全体をサポートしてまいります。①進化した「CED」戦略とデータ活用による独自性の追求成長戦略のコンセプト「CED(Communication、Education/Entertainment、Design)」をアップデートし、従来の要素に「Connect(つながる)」と「Data Science(データサイエンス)」を追加いたします。当社独自の圧倒的なデータ分析基盤を活用し、安全・安心、そして栄養・健康をプロデュースすることで「世界一のペットカテゴリー企画会社」の実現を目指します。②収益改善の仕掛けと事業構造変革生成AIを活用したデータ起点の戦略提案を超高速で回し、独自性のある企画提案を実施します。また、ペッツバリュー株式会社と株式会社I&Iの開発・プロモーション機能を統合し、専門店等での体験価値や自社商品の開発により競争優位性の向上を図ります。③社会課題の解決を通じた市場の持続的成長の牽引ペットと暮らすことで得られる「無償の愛」や、科学的に実証されつつある健康価値を広く啓発いたします。同時に、ペットを取り巻く様々な社会課題の解決や環境の整備に向けた取り組みを推進し、新たな事業機会の創出とサステナブルな社会の実現に貢献いたします。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社は、2022年2月期(2021年度)より更なるお客様満足度向上に向け『I3☆55 お客様の期待を超える組織体へ』を新ビジョンとした新中期経営計画を実現するため、Communication、Education/Entertainment、Designの頭文字を取った『CED』をコンセプトとした事業展開を行ってまいりました。人口減少やコロナ禍など生活環境が大きく変化する中においても、人と人、人とペットの絆をプロデュースするマーケティング・デザイン・カンパニーとして『人とペットの共生』を実現してまいります。また、当社グループは「ペットを通じて人に安らぎを与え、豊かでゆとりのある生活環境作りをサポートすることにより社会貢献する」ことを経営の基本方針とし、今後も引き続きペット産業全体をドメインとした事業展開を図ってまいります。昨今の企業を取り巻く環境の著しい変化の中でも、ペット業界のさらなる活性化、発展そして健全な成長に貢献していく方針であります。 (2)経営戦略等経営環境は、雇用や所得環境の改善が進むなど各種政策の効果もあり、穏やかな回復の動きが見られるとともに、高付加価値商材の伸長や価格改定等により、市場規模は継続的な拡大傾向にあります。しかしながら、低価格・節約志向、生体の小型化やシニア化などは依然継続しており、これらを主要因としてペット関連市場の成長率は再度鈍化するものと想定しております。また、物流コストの継続的な上昇や慢性的な人材不足による人件費の増加により、ローコストオペレーションの重要性が今まで以上に高まってきております。小売業様においても、同業他社との競争激化や企業再編などめまぐるしく経営環境が変化し、当社の基本戦略においても過去の延長線上にない新たな取り組みが急務となっております。これらの環境変化に対応する為、新中期経営計画では前回のI2(Inspire・Innovation)を基本にInitiative(主導権をもって新たな事業に挑む)を追加した『I3☆55 お客様の期待を超える組織体へ』をビジョンに人材育成による基本戦略、新たな需要創造・市場創造による成長戦略に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、卸売事業を核として、ペットフード、ペット用品及びペット関連サービス提供のリーディングカンパニーでありたいと考えております。卸売事業を中心として、『世界一のペットカテゴリー企画会社を目指して』をコンセプトに、得意先様、仕入先様及び生活者の信頼を高めると同時に、コスト削減及び業務効率化を図る為の改善を積極的に推進し売上高営業利益率の永続的成長を目指してまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題今後の景気動向につきましては、米国の通商政策の動向、中東情勢等による原油価格の変動、各種地政学的リスクに加え、原材料や輸送コストの高騰、物価高の長期化による消費者マインドの悪化懸念など、引き続き予断を許さない状況が想定されます。こうした状況の下、当社グループは2027年2月期からスタートする次期中期経営計画において、「挑戦、さらなる成長へ」・「お客様の未来を共に創るパートナーへ」を新たなスローガンに掲げ、基本戦略の徹底と成長戦略への果敢な挑戦を行ってまいります。具体的には、「選択」と「集中」をキーワードに、成長事業への積極投資と不採算事業の縮小・撤退など、事業ポートフォリオの抜本的な見直しを実行いたします。卸売事業においては、メーカー様が開発した商品の「価値」を市場へ正しく届ける提案力こそが最重要であると位置づけ、価格競争から脱却した独自性のある価値提案を推進します。同時に、人的資本経営の一環として、人財育成への投資を継続してまいります。具体的には以下の3点を次期以降の取り組みポイントとし、あらゆる角度からサプライチェーン全体をサポートしてまいります。①進化した「CED」戦略とデータ活用による独自性の追求成長戦略のコンセプト「CED(Communication、Education/Entertainment、Design)」をアップデートし、従来の要素に「Connect(つながる)」と「Data Science(データサイエンス)」を追加いたします。当社独自の圧倒的なデータ分析基盤を活用し、安全・安心、そして栄養・健康をプロデュースすることで「世界一のペットカテゴリー企画会社」の実現を目指します。②収益改善の仕掛けと事業構造変革生成AIを活用したデータ起点の戦略提案を超高速で回し、独自性のある企画提案を実施します。また、ペッツバリュー株式会社と株式会社I&Iの開発・プロモーション機能を統合し、専門店等での体験価値や自社商品の開発により競争優位性の向上を図ります。③社会課題の解決を通じた市場の持続的成長の牽引ペットと暮らすことで得られる「無償の愛」や、科学的に実証されつつある健康価値を広く啓発いたします。同時に、ペットを取り巻く様々な社会課題の解決や環境の整備に向けた取り組みを推進し、新たな事業機会の創出とサステナブルな社会の実現に貢献いたします。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善が進むなど各種政策の効果もあり、個人消費は持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかに回復をしております。しかしながら、物価動向や米国の通商政策、中東情勢、金融資本市場の変動などへの警戒が必要であり、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。ペット業界におきましては、ペットの家族化(ヒューマニゼーション)が定着し、ペットを人間と同等に扱う意識の変化から、高付加価値商品や関連サービスへの支出が伸長し、市場は継続的な成長を遂げております。一方で、物価上昇を背景とした生活者様の節約意識の高まりが見られるほか、サプライチェーン全体における人件費、物流費、原材料費などのコスト上昇圧力も継続しており、業界を取り巻く経営環境は一段と厳しさを増しております。このような環境下において、当社グループは既存事業での着実な収益確保と、次世代を見据えた新たな成長戦略の構築を急務と位置づけております。当連結会計年度は現中期経営計画の最終事業年度であるとともに、2027年2月期から始まる次期中期経営計画の実現に向けた変革期とし、「選択」と「集中」をキーワードに当社グループにおける事業セグメントから日々の業務に至るまで、徹底的なローコストオペレーションを目的に見直しを行ってまいりました。事業ポートフォリオ戦略において不採算事業と判断された事業に関しては、撤退・縮小するなどの投資パフォーマンス向上を図っており、具体的には、株式会社ペットペットが運営しておりましたペット業界の情報提供サイト「PETPET」を2025年9月末にて閉鎖、また、当社が運営しておりますエコーペットビジネス総合学院・エコーペット高等学院に関しては、2026年4月1日付で学校法人八洲学園へ事業譲渡することといたしました。こうした状況の下、現中期経営計画の総仕上げとして、当社グループは「世界一のペットカテゴリー企画会社」を目指し、価格競争と一線を画した価値訴求の提案に注力いたしました。成長戦略としては、「CED(Communication、Education/Entertainment、Design)」をコンセプトに事業を推進いたしました。また、人的資本経営の一環として人財育成を目的とする社員への更なる投資を継続するとともに、本年度より新たな取り組みとして開始したサステナビリティ活動においては、「人とペットが共生する社会の実現」に向けた環境整備活動への参加など、推進部会を中心とする取り組み強化とともに、社員一人ひとりによる日々のサステナビリティ活動を継続しております。ペットフード・ペット用品の卸売事業につきましては、メーカー様が開発した商品を「作品」として大切に扱い、その価値を正しく伝える提案力を武器に取引先様との関係深耕を図っております。市場創造としては、ペットオーナー様の新習慣による市場の拡大を目的に様々な企画・提案活動を行っております。イベント事業につきましては、『みんな大好き!!ペット王国2025』を2025年5月3日から4日にかけて開催いたしました。ペットとの生活の素晴らしさや、ペットと暮らす効用を実感・体験できる『人とペットのふれあいの場』を提供するイベントとして本年も多くの生活者様にご来場いただき、コト消費の拡充にも取り組みました。本年は新たな試みとしてペット目線での気づきを体験するコンテンツ「ペットのきもち研究所」を実施し体験した生活者様の方だけでなく得意先様からも高評価をいただき、開催日以降、様々なイベントや得意先様の店頭にて実施しております。一方、ペッツバリュー株式会社では、店舗開発事業におけるサービスレベルを向上させることに注力したものの、契約形態の一部変更等により管理店舗数は200店舗となっております。また、商品開発部では既存商品の拡販に努めるとともに、「あ!これいいね」をコンセプトに生活者様に支持される価値ある商品開発を継続しており、ペットの抜け毛対策シリーズ第二弾として『毛が付きにくく、取れやすくなるスプレー』のリニューアル商品及び人気ブランド『激落ちくん®』とのコラボ商品『わんだふるクリーにゃー』を2025年10月に上市いたしました。株式会社I&Iでは、お客様へのプロモーション戦略の強化並びに新たなチャネル開拓へ注力し、卸売事業として商品に様々な価値を付け、お客様の心を惹きつける販売促進企画、魅力のある売場づくりに注力いたしました。また、お客様のウォンツを叶える商品をお届けするべく立ち上げたオリジナルブランド『ShareZ(シェアーズ)』からも、自然の食材を最小限の加工で仕上げたフレッシュミール『ShareZ(シェアーズ) まごころごはん』を2025年10月以降、店頭及び専用サイトにて販売開始しております。ペットフードメーカー様と一緒になって、ペットの健康にフォーカスしたウェルネス市場をプロデュースしてまいります。以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、価格改定の効果が一巡したことや一部の得意先様における取引内容の変更等により1,058億1千1百万円(前期比0.5%減)となりました。また、継続的な売上・利益成長を見据え、インフラ構築としての各種設備や修繕、人的資本経営の実践による社員のエンゲージメント向上や次世代を担う多様な人財の確保などを行った結果、営業利益は11億1千万円(前期比18.4%減)となりました。経常利益は11億7百万円(前期比19.1%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は7億7千8百万円(前期比22.3%減)となりました。なお、2022年2月期開始の現中期経営計画の進捗につきましては、価格改定により商品単価は上昇したものの、節約意識の高まりによる販売数量減少に加え、コスト上昇など外部環境が一段と厳しさを増すなかにおいても、「選択」と「集中」をはじめとする各種変革が奏功し、当連結会計年度の業績は概ね当初の計画どおりの着地となりました。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ48億3千3百万円増加し、388億9千9百万円となりました。これは、主に現金及び預金が20億9百万円、受取手形及び売掛金が22億3千4百万円、商品が2億3千万円、投資有価証券が1億2千3百万円それぞれ増加したことによるものであります。受取手形及び売掛金が増加した要因は、主に当連結会計年度末が金融機関の休日であることに伴い、当該日に銀行振込で回収予定の売掛金の回収が、一部翌月に繰延べられたことによるものであります。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ41億3千4百万円増加し、267億2千万円となりました。これは、主に短期借入金が16億円減少したものの、支払手形及び買掛金が52億4百万円、未払金が5億8千7百万円それぞれ増加したことによるものであります。支払手形及び買掛金が増加した要因は、主に当連結会計年度末が金融機関の休日であることに伴い、当該日に銀行振込で支払予定の買掛金の支払いが、一部翌月に繰延べられたことによるものであります。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億9千8百万円増加し、121億7千8百万円となりました。これは、主に利益剰余金が5億9千7百万円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物 (以下「資金」という。) は、前連結会計年度末に比べ20億9百万円増加し (前期は1億6千1百万円の増加) 、62億3千万円となりました。これは、投資活動によるキャッシュ・フローが1億4千9百万円の支出超過となり、財務活動によるキャッシュ・フローが18億2千1百万円の支出超過となったものの、営業活動によるキャッシュ・フローが39億8千万円の収入超過となったことによるものであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は39億8千万円となりました(前期は4千6百万円の支出超過)。これは、主に売上債権の増加額22億3千4百万円、棚卸資産の増加額2億3千4百万円、法人税等の支払額4億9千1百万円があったものの、税金等調整前当期純利益11億6千6百万円を計上したこと、仕入債務の増加額52億8百万円、未払金の増加額6億4千6百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は1億4千9百万円となりました(前期は3億8千4百万円の収入超過)。これは、主に投資有価証券の売却による収入1億2千2百万円があったものの、無形固定資産の取得による支出2億9百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の財務活動の結果使用した資金は18億2千1百万円となりました(前期は1億7千6百万円の支出超過)。これは、主に短期借入金の純減額16億円、配当金の支払額1億8千1百万円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 該当事項はありません。b.受注実績 該当事項はありません。c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、品目別に販売実績を記載しております。品目別当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)ペットフード ドッグフード15,532,04914.7104.7キャットフード35,180,12533.2102.6スナックフード29,550,57827.999.0鳥・小動物・観賞魚等フード2,743,5702.693.7小計83,006,32278.4101.3ペット用品 犬・猫用品20,250,74619.193.9その他用品2,223,4532.187.7小計22,474,19921.293.2その他331,4350.490.4合計105,811,956100.099.5 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)楽天グループ株式会社--11,072,87110.52.前連結会計年度の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%未満であるため記載を省略しております。 d.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、品目別に仕入実績を記載しております。品目別当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)ペットフード ドッグフード13,967,45314.8104.8キャットフード31,950,03633.9103.3スナックフード26,179,90127.899.9鳥・小動物・観賞魚等フード2,377,5522.594.3小計74,474,94279.0102.0ペット用品 犬・猫用品17,942,86919.093.7その他用品1,654,1821.878.4小計19,597,05120.892.2その他200,2550.2102.6合計94,272,248100.099.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等(売上高)売上高は前期と比べ5億7千6百万円(0.5%)減少し、1,058億1千1百万円となりました。これは主に物価高騰による買い控えや価格改定の効果が一巡したこと等によるものです。(売上総利益)売上総利益は前期と比べ2億5千8百万円(2.1%)減少し、117億8千6百万円となりました。これは主に売上高の減少や業界内の価格競争による利益率の悪化によるものであります。(販売費及び一般管理費)販売費及び一般管理費は前期と比べ9百万円(0.1%)減少し、106億7千6百万円となりました。これは主に荷造運搬費や不動産賃借料が増加したものの、賞与引当金繰入額や役員賞与引当金繰入額等が減少したことによるものであります。(営業利益)営業利益は前期と比べ2億4千9百万円(18.4%)減少し、11億1千万円となりました。(営業外損益)営業外損益においては、支払利息が前期より1千7百万円増加したこと等により、前期と比べ1千2百万円減少しました。(経常利益)経常利益は前期と比べ2億6千1百万円(19.1%)減少し、11億7百万円となりました。(特別損益)特別損益においては当連結会計年度にてエコーペットビジネス総合学院・エコーペット高等学院の事業譲渡に伴う事業構造改善費用を8百万円計上したものの、投資有価証券売却益を6千7百万円計上したこと及び前連結会計年度において固定資産売却益2億5百万円を計上したこと等により、前期と比べ1億1千3百万円減少しました。(売上高営業利益率)売上高営業利益率は前期と比べ0.3ポイント減少し1.0%となりました。(ROE(自己資本当期純利益率))ROEは前期と比べ2.5ポイント減少し6.6%となりました。b.当社グループの資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした長期的な資金需要は、主に物流設備投資及び情報システム投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの短期借入又は長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は17億2千8百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は62億3千万円となっております。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果と異なる場合があります。

事業リスク

  • 災害・システム障害のリスク
    全国に事業所や物流センターが点在しているため、大規模な自然災害が発生した場合、物流網やサービス提供に支障が生じる可能性があります。また、コンピュータシステムの障害も業務遅延を引き起こし、復旧が長期化すれば業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • ペットフードの安全性リスク
    売上高の過半を占めるペットフードにおいて、食の安全に関わる問題が発生した場合、生産や流通に支障が生じ、消費者の信頼を失うことで業績に影響が出る可能性があります。BSE問題や鳥インフルエンザのような事態は、ペットフード業界全体に大きな影響を与えかねません。
  • 取引条件変更のリスク
    主力であるペットフード・用品の卸売事業において、取引先の経営環境の変化や営業戦略の変更により、販売価格の引き下げや仕入価格の引き上げ、あるいは取引先の変更が想定以上に進む可能性があります。これにより、収益性が悪化し、業績に影響を及ぼす恐れがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,530 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 災害危機等について 当社グループは、全国に多数の事業所・物流センターを設置し事業を展開しておりますが、大規模地震等の自然災害が発生した地域においては、ライフラインや交通網が寸断され、当社グループの物流やサービスの提供などに支障が生じることが想定されます。 また、コンピュータシステムにおきましては、自然災害やコンピュータウイルスの侵入等により壊滅的な損害を被った場合は、当社グループの業務遅延が発生する可能性があります。これらの被害に伴う復旧が長期化する場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、リスク管理体制の基礎として、リスク管理規程を定め、個々のリスクについての管理責任者を決定し、同規程に基づいたリスク管理体制を整備し運用しております。また、あわせてリスクマネジメント方針を策定し、それに基づいたリスク管理をリスクマネジメント委員会が実施しています。BCP対策として、コンピュータシステムのハウジングや本社事務所の移転などを実施し、リスク低減を図っております。(2) ペットフードの安全性について 当社グループは、ペットフードの売上高が全体売上高の過半を占めております。外国産牛肉のBSE(牛海綿状脳症)問題や鳥インフルエンザの発生など食の安全性にかかわる問題から、消費者の「安心・安全」に対する要求が一段と高まっており、これらの問題によりペットフードの生産、流通に支障が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスク低減を図るため、取扱い商品の賞味期限管理をはじめとして、安全性に関する在庫管理を徹底しております。(3) 取引条件の大幅な変更について 当社グループは、ペットフード・用品の卸売事業が全体売上高の大半を占めておりますので、取引先の経営環境の変化や営業政策の変更による販売価格の引き下げ、仕入価格の引き上げ又は帳合先の変更が想定以上に進行する場合があります。これらのことが想定以上に進行した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。  当社グループは、これらのリスク低減を図るため、取引先の「お客様満足度NO.1」に繋がる事業活動に注力するとともに、付加価値の高い商品の開発・提供に取り組んでおります。(4) 債権の貸倒れについて 当社グループの主要な販売先であります小売業におきましては、店舗出店、M&Aなどによりさらに競争が激化し、厳しい経営環境が続くものと予想されます。不測の事態により取引先に信用不安が生じ、債権の回収が困難となった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります 当社グループは、これらのリスク低減を図るため、取引先の信用度合いに応じて与信限度額を設定するとともに、取引信用保険に加入するなど与信管理には十分留意しております。(5) ペット生体の需給動向について 当社グループは、ペットフード・用品の卸売事業を主業としておりますので、ペット生体の数の増減によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、イベント事業において、ペットとの生活の素晴らしさや、ペットと暮らす効用を実感・体験できる『人とペットのふれあいの場』を提供し、ペットの新規飼育者を増やすことでリスク低減を図っております。

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