事業の概要
- 地域金融の多角化ひろぎんホールディングスは、銀行業務を核としながら、リース、金融商品取引、債権管理・回収、コンサルティング、投資、IT関連、信用保証、クレジットカードといった幅広い金融サービスを提供しています。これにより、地域のお客様の多様なニーズに応え、収益源を多角化しています。
- グループ経営管理体制持株会社である当社は、傘下の子会社24社と関連会社4社の経営管理を主な業務としています。これにより、グループ全体の戦略策定、資源配分、リスク管理を一元的に行い、効率的かつ安定的な事業運営を目指しています。
- 多様な金融サービス展開主要な銀行業務(預金、貸出、有価証券投資、為替)に加え、ひろぎんリースによるリース業務、その他子会社・関連会社による金融商品取引やコンサルティングなど、多岐にわたる金融サービスを提供しています。これにより、地域経済の活性化に貢献しつつ、グループ全体の収益基盤を強化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 銀行事業株式会社広島銀行が中心となり、預金、貸出、有価証券投資、為替といった伝統的な銀行業務を行っています。この事業はグループの主要な収益源であり、最新年度の売上は1,670.62億円と、グループ全体の大部分を占める稼ぎ頭です。
- リース事業ひろぎんリース株式会社がリース業務を提供しています。企業が設備などを導入する際に、購入ではなくリースという形で資金調達を支援する事業です。最新年度の売上は226.97億円であり、銀行事業に次ぐ規模でグループの収益に貢献しています。
- その他事業金融商品取引、債権管理・回収、コンサルティング、投資、IT関連、信用保証、クレジットカード業務など、多岐にわたる金融サービスを子会社・関連会社が提供しています。これらの事業は、銀行業やリース業を補完し、グループ全体のサービスラインナップを拡充することで、多様な顧客ニーズに対応し、収益の多角化を図っています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| BankingReportableSegment | 事業 | 1,671 | − | − |
| LeasingReportableSegment | 事業 | 227 | − | − |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社24社及び関連会社4社で構成され、銀行業務を中心にリース業務、金融商品取引業務、債権の管理・回収業務、コンサルティング業務、投資業務、IT関連業務、信用保証業務、クレジットカード業務等を行っております。当社は、当社の子会社に係る経営管理及びそれに附帯する業務を行っております。 当社グループの事業の内容は次のとおりであります。事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (銀行業) 株式会社広島銀行の本店ほか支店等において、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務及び為替業務等を行っております。(リース業) ひろぎんリース株式会社において、リース業務等を行っております。(その他) その他の当社の子会社・関連会社において、金融商品取引業務、債権の管理・回収業務、コンサルティング業務、投資業務、IT関連業務、信用保証業務、クレジットカード業務等を行っております。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。 〔事業系統図〕 2025年3月31日現在
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 銀行業務は金融庁による規制業種であり、新規参入には高いハードルがある。 |
|---|---|
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:気候変動による社会・環境等の変化 / 米国の関税引き上げ / 急速なデジタル化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
地域金融機関としての長年の信頼とブランド力はあるが、特許や独占的IPは限定的。広島銀行としての地域密着型ビジネスモデルは一定の無形資産を形成している。
スイッチングコスト★★★☆☆
個人顧客は預金やローンの乗り換えに手間がかかるため、一定のスイッチング・コストが存在する。法人顧客も取引実績や融資関係から、安易な乗り換えは起こりにくい。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
銀行業はネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルであり、ひろぎんホールディングスにおいても顕著なネットワーク効果は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
地域金融機関として、他行との差別化されたコスト優位性は限定的。規模の経済によるコスト削減効果も、メガバンク等と比較すると小さい。
規模の経済★★☆☆☆
広島県を中心に中国地方で一定のシェアを持つが、全国的な規模の経済や寡占状態とは言えない。地域内での効率規模は一定程度確保されている。
- 地域密着型の総合金融サービスひろぎんホールディングスは、銀行業務を基盤に、リース、金融商品取引、コンサルティングなど、幅広い金融サービスをグループ全体で提供しています。これにより、地域のお客様の多様な金融ニーズにワンストップで応えることができ、顧客との強固な関係を築いています。
- 多角的な収益源の確保銀行業だけでなく、リース業やその他金融関連事業を展開することで、特定の事業に依存しない多角的な収益構造を構築しています。これにより、経済環境の変化に強い安定した経営基盤を確立し、持続的な成長を目指しています。
- グループ一体でのリスク管理持株会社体制により、グループ全体のリスク管理を一元的に行い、経営の健全性を確保しています。特に、気候変動リスクや信用リスク、市場リスクなど、多岐にわたるリスクに対して、専門委員会や経営会議を通じて評価・対応策を講じることで、経営の安定性を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、2020年10月1日に、広島銀行の単独株式移転により設立されました。 当社グループは、パーパス、経営理念及びブランドスローガンを以下のとおりとし、グループ一体経営及びグループ内連携を更に強化するとともに、グループ各社の特長・強みを活かすことで、グループシナジーの最大化を図り、「地域社会および地域のお客さまへの更なる貢献」と「当社グループの持続的成長および企業価値の向上」の実現を図ってまいります。 〔当社グループの理念体系〕 〔ブランドスローガン〕 (2) 中長期的な会社の経営戦略地域経済、金融機関を取り巻く環境がより一層変容していく転換期に差し掛かっており、<地域総合サービスグループ>として、地域活性化につながる取組みを、従来以上に強化していく必要があると認識しております。そのため、当社グループが経営基盤を置く地域の「10年後の求められる地域像」を考えるとともに、「10年後の当社グループの目指す姿」を定めました。この「目指す姿」の実現に向け、バックキャスティングの考え方のもと、前半の5年間(2024年4月から2029年3月まで)を計画期間とする「中期計画2024」を策定しました。「中期計画2024」では、広島県を中心とした地元4県(岡山県、山口県、愛媛県)マーケットにおいて、地域社会・お客さまのあらゆる課題の解決に徹底的に取り組み、地域の発展に積極的にコミットすることで、グループの持続的成長を図ってまいります。 当社グループでは、「10年後の求められる地域像」(=活力ある地域)の実現に向け、取り組むべき事項を整理するにあたり、マテリアリティ(地域の優先取組課題)を明確化しております。 マテリアリティに対して、以下の戦略を展開することで、社会課題の解決(インパクト創出)・当社グループの持続的成長(企業価値向上)につなげてまいります。具体的には、既存業務のクオリティ向上(業務軸の深化)に加え、地域・お客さまのニーズに対応すべく、ストラクチャーの見直し・新事業への積極的な投資(業務軸の拡大)等、新たなリスクテイクを行い、地域活性化に取り組んでまいります。これらの取組みを通じて当社グループとして「地力」をつけ、「成長投資」「健全性」「株主還元」をバランスさせる中、企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 目標とする経営指標「中期計画2024」では、マテリアリティのうち、特に注力すべき事項について、「地域活性化指標」を定め、行政・地域社会と連携し取り組むこととしております。また、継続的かつ着実な利益(内部留保)の積上げと株主還元のバランスの取れた経営を展開する中、2028年度において達成すべき当社グループの「経営指標」を掲げております。そのような中、「地域活性化指標」の達成に向け、当社グループの取組みとして、5項目を掲げ取り組んでおりますが、「街づくり・地域開発への関与件数」「環境ファイナンス実行額」について、当初計画を上回って進捗していることから、上方修正いたしました。また、「経営指標」においては、2024年3月に公表した「中期計画2024」の策定時に比べ国内市場金利は大きく変化しており、今後も一定程度上昇することを織り込む中、お客さまへのソリューションの提供をより一層充実させるとともに、有価証券ポートフォリオの再構築を進めることから、計画最終年度(2028年度)における「連結ROE」について上方修正いたしました。 (参考) 2024年3月に公表した「中期計画2024」における金利シナリオは日本銀行政策金利0.1%としており、現状の市場環境と乖離が生じていることから、市場環境の変化を踏まえる中、日本銀行の政策金利が段階的に1.0%へ上昇するシナリオへ見直しました。 上記マーケットシナリオの見直し、特に日本銀行の政策金利の上昇に伴う貸出金利息の増加に加え、ソリューション提供の充実、有価証券ポートフォリオの再構築により、以下に記載の利益水準を目指してまいります。 (4) 経営環境2024年度のわが国経済は、海外経済が底堅く推移する中、輸出や生産は横這い圏内の動きにとどまったものの、企業収益の改善を背景に設備投資が増加し、所得環境の改善の中で個人消費が持ち直すなど、全体として緩やかな回復基調を辿りました。この間、日本銀行は利上げを実施するなど、金融政策の正常化に向けた動きが進展しました。ただし、米国の関税政策に伴う内外景気の下振れやウクライナや中東情勢などの地政学リスクに起因した資源価格の変動、物価上昇に伴う消費者マインドの慎重化など、先行きの不透明感は強まっています。当地方の経済は、主力の自動車産業を中心に輸出や生産が弱含んだものの、設備投資が堅調に推移し、インバウンドの下支えの中で、個人消費も全体として持ち直すなど、緩やかながら回復基調を辿りました。 (5) 対処すべき課題2025年度に入り、米国の大幅な関税見直しをはじめ、世界経済に多大な影響を及ぼす政策変更が相次ぎ、景気の先行きや市場の動向が見通せない状況が続いています。また、これまで進展してきた脱炭素社会の実現やDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進といった潮流に対しても、一部で巻き戻しの動きが見られるなど、社会全体が大きな転換期を迎えています。まさに、予測困難で変動性の高い「VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)」の時代にある今、地域を取り巻く環境は刻々と変化しており、お客さまのニーズや課題もますます多様化・複雑化しています。こうした状況に対応していくため、当社グループは<地域総合サービスグループ>として、金融分野にとどまらず、非金融分野においても多角的なソリューションを提供する体制を構築し、お客さまの多様なニーズにお応えすべく、「総合力」の強化に向け、グループ一丸となって取り組んでおります。当社は、2024年4月から2029年3月までを計画期間とする「中期計画2024」をスタートしました。「地域の成長なくして、当社グループの成長なし」との考えのもと、10年後の地域のあるべき姿と当社グループが目指す姿を明確にし、そこからバックキャスティングして前半5年間の取組みを定め、さまざまな施策を展開しております。「中期計画2024」の2年目となる2025年度においても、地域社会及びお客さまが抱える多様な課題に真摯に向き合い、地域経済の持続的な発展に貢献することを当社グループの最重要使命と位置付け、以下の取組みに一層注力してまいります。 ①価値創造に向けた取組み当社グループは、お客さま一人ひとりの悩みやニーズに即したきめ細やかなサービスの提供を通じてお客さまの信頼に応えていく「お客さま本位の業務運営」をすべての基本とし、「活力ある地域の実現」、「お客さまの成長・発展」への取組みを通じて「ひろぎんグループ」の価値向上を目指しております。具体的には、行政や地元企業との連携をさらに深め、地元企業やスタートアップ企業とのマッチングを通じて新しい産業の創出に取り組むほか、地域開発案件に計画段階のみならず、その前段階から関与することで地域における新たな価値創出に主体的に取り組んでまいります。法人のお客さまに対しては、グループの中核企業である広島銀行、投資専門子会社のひろぎんキャピタルパートナーズを中心に、資金仲介機能を発揮し、地元産業の育成やお客さまの成長に資する投融資を推進してまいります。2024年に設立したシンガポール現地法人「HIROGIN GLOBAL CONSULTING PTE. LTD.」では、お客さまの海外進出や現地での販路拡大等、幅広い海外ビジネスの支援に注力しております。また、地元企業との合弁で設立した「ひろぎんワールドビジネス株式会社」では、お客さまの人材不足の解消に向けて外国人労働者の受入支援サービスを開始しました。今後もお客さまの幅広いニーズにお応えするため、非金融分野におけるソリューションの深化・拡大を進めてまいります。個人のお客さまに対しては、お客さまが銀行に求める機能が多様化する中、ひろぎんポイントサービスやひろぎん楽天カードといった商品・サービスの拡充により利便性向上を進めてまいります。また、広島銀行の各店舗を中心とした対面でのコンサルティング機能の強化に加えて、ひろぎんアプリを中心とするデジタルチャネルを一層拡充することで、お客さま満足度の向上に努め、お客さまから選んでいただける企業を目指してまいります。 ②経営基盤強化に向けた取組み当社グループにおいて「人財」は最も重要な経営資源です。人財の成長を通じた組織の成長・発展に向け、各種研修やリスキリング支援強化、外部トレーニーへの積極的な派遣による人財育成等の人的資本投資を一層強化してまいります。また、多様な人財がそれぞれの能力を最大限に発揮できる適材適所の配置を実現するため、若年層の処遇水準の引上げや勤務体系の見直し等による各子会社間の処遇の差異縮小、年次や年功によらない昇格・昇進等、人事制度を抜本的に改定することといたしました。また、DXを中心とした積極的な成長投資に加え、生産性の高い組織の構築に向けたデジタル技術・IT・AIの活用による業務プロセスの見直しを実施するとともに、広島銀行におけるMEJAR基幹系システム※1への移行(2031年1月稼働予定)に向けて厳格なプロジェクト管理を進めてまいります。 ③各種X(トランスフォーメーション:変革)への取組み当社グループは、持続的な成長を実現するために、3つのX:トランスフォーメーションへの取組みを強化しております。SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)では、カーボンニュートラルへの取組みとして、当社グループのカーボンニュートラルを推進するとともに、地域の基幹産業である船舶・自動車セクターに対するエンゲージメントを一層強化するほか、行政や他業態とのアライアンス強化を通じて、地域全体での脱炭素化を支援してまいります。また、当社グループのDE&Iへの取組みとして、性別、年齢にとらわれない配置・登用を進めることで、2030年度には女性管理職比率25%程度を目指してまいります。加えて、地域のDE&I推進に向け、地元企業ネットワーク「HATAful(はたフル)」※2の拡大による越境交流を通じて地元企業の魅力ある働き方の実現に貢献してまいります。DX(デジタル・トランスフォーメーション)では、生成AI等の先進的なデジタル技術の活用や、DX人財の育成により、新たな価値を提供し続ける組織への変革を進めてまいります。お客さまのIT・DX化ニーズにお応えするため、広島銀行では「DXコンサルティングライン」を新設し、ひろぎんITソリューションズと連携して適切なソリューションを提供してまいります。また、現在導入検討を進めている次期営業支援システムでは、各種データの利活用により、グループ各社が連携してお客さまに対して適切なタイミングで最適なご提案ができる体制を構築してまいります。AX(アライアンス・トランスフォーメーション)では、2025年3月に株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループと「山陽地域のサステナビリティ推進に向けたパートナーシップ協定」を締結しました。同協定を通じて、隣接した地域の共通課題であるカーボンニュートラルやDE&I、自動車をはじめとした製造業への支援等、サステナビリティ分野における取組みを同社と連携して進めてまいります。また、楽天グループとの連携をはじめ、業務軸の深化、拡大に向けて他社との連携についても引き続き積極的に検討していく方針です。 2024年の日本銀行によるマイナス金利政策の解除に始まるマーケット環境の大きな変化を踏まえ、今般、「中期計画2024」の収益性の経営指標である連結ROEを上方修正しました。連結ROEについては、金利の上昇による利益水準の向上を踏まえ、上昇修正前の目標である7.0%を大きく上回り、2028年度には9.5%以上を目指してまいります。また、収益力向上と資本効率の改善を図るとともに、株主還元とのバランスの取れた経営を進めることにより、2028年度の連結BPS2,000円以上を確保してまいります。株主還元に関しましては、配当性向40%程度をベースとし、「連結自己資本比率11%程度」を目処とする中、業績動向や市場環境等を総合的に考慮したうえで、機動的な自己株式取得を実施してまいります。こうした取組みを通じて持続的な企業価値の向上を図り、早期に連結PBR1倍以上を達成するとともに、金融分野のみならず、非金融分野を含めたあらゆるニーズにお応えできる<地域総合サービスグループ>として、ステークホルダーの未来をひろげてまいります。 (※1)「MEJAR」とは「Most Efficient Joint Advanced Regional banking-system(最も効率的な先進的地方銀行共同システム)」の略。2022年11月、クラウド化を志向した次世代基幹系システムの構築に向け、株式会社横浜銀行、株式会社北陸銀行、株式会社北海道銀行、株式会社七十七銀行、株式会社東日本銀行及び株式会社エヌ・ティ・ティ・データとの間で2010年1月から稼働を開始している共同利用システム(MEJAR)に参加し、6行によるシステム共同利用に向けた詳細検討を行うことで基本合意を実施。(※2)「HATAful(はたフル)」とは広島県の転出超過対策として、組織の枠を超えて人がつながり、誰もが自分らしく働くことのできる魅力的な職場を広島で増やしていくことを目的として、2024年5月より、中国電力株式会社・マツダ株式会社・広島県と共に始動させたプロジェクト。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、2020年10月1日に、広島銀行の単独株式移転により設立されました。 当社グループは、パーパス、経営理念及びブランドスローガンを以下のとおりとし、グループ一体経営及びグループ内連携を更に強化するとともに、グループ各社の特長・強みを活かすことで、グループシナジーの最大化を図り、「地域社会および地域のお客さまへの更なる貢献」と「当社グループの持続的成長および企業価値の向上」の実現を図ってまいります。 〔当社グループの理念体系〕 〔ブランドスローガン〕 (2) 中長期的な会社の経営戦略地域経済、金融機関を取り巻く環境がより一層変容していく転換期に差し掛かっており、<地域総合サービスグループ>として、地域活性化につながる取組みを、従来以上に強化していく必要があると認識しております。そのため、当社グループが経営基盤を置く地域の「10年後の求められる地域像」を考えるとともに、「10年後の当社グループの目指す姿」を定めました。この「目指す姿」の実現に向け、バックキャスティングの考え方のもと、前半の5年間(2024年4月から2029年3月まで)を計画期間とする「中期計画2024」を策定しました。「中期計画2024」では、広島県を中心とした地元4県(岡山県、山口県、愛媛県)マーケットにおいて、地域社会・お客さまのあらゆる課題の解決に徹底的に取り組み、地域の発展に積極的にコミットすることで、グループの持続的成長を図ってまいります。 当社グループでは、「10年後の求められる地域像」(=活力ある地域)の実現に向け、取り組むべき事項を整理するにあたり、マテリアリティ(地域の優先取組課題)を明確化しております。 マテリアリティに対して、以下の戦略を展開することで、社会課題の解決(インパクト創出)・当社グループの持続的成長(企業価値向上)につなげてまいります。具体的には、既存業務のクオリティ向上(業務軸の深化)に加え、地域・お客さまのニーズに対応すべく、ストラクチャーの見直し・新事業への積極的な投資(業務軸の拡大)等、新たなリスクテイクを行い、地域活性化に取り組んでまいります。これらの取組みを通じて当社グループとして「地力」をつけ、「成長投資」「健全性」「株主還元」をバランスさせる中、企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 目標とする経営指標「中期計画2024」では、マテリアリティのうち、特に注力すべき事項について、「地域活性化指標」を定め、行政・地域社会と連携し取り組むこととしております。また、継続的かつ着実な利益(内部留保)の積上げと株主還元のバランスの取れた経営を展開する中、2028年度において達成すべき当社グループの「経営指標」を掲げております。そのような中、「地域活性化指標」の達成に向け、当社グループの取組みとして、5項目を掲げ取り組んでおりますが、「街づくり・地域開発への関与件数」「環境ファイナンス実行額」について、当初計画を上回って進捗していることから、上方修正いたしました。また、「経営指標」においては、2024年3月に公表した「中期計画2024」の策定時に比べ国内市場金利は大きく変化しており、今後も一定程度上昇することを織り込む中、お客さまへのソリューションの提供をより一層充実させるとともに、有価証券ポートフォリオの再構築を進めることから、計画最終年度(2028年度)における「連結ROE」について上方修正いたしました。 (参考) 2024年3月に公表した「中期計画2024」における金利シナリオは日本銀行政策金利0.1%としており、現状の市場環境と乖離が生じていることから、市場環境の変化を踏まえる中、日本銀行の政策金利が段階的に1.0%へ上昇するシナリオへ見直しました。 上記マーケットシナリオの見直し、特に日本銀行の政策金利の上昇に伴う貸出金利息の増加に加え、ソリューション提供の充実、有価証券ポートフォリオの再構築により、以下に記載の利益水準を目指してまいります。 (4) 経営環境2024年度のわが国経済は、海外経済が底堅く推移する中、輸出や生産は横這い圏内の動きにとどまったものの、企業収益の改善を背景に設備投資が増加し、所得環境の改善の中で個人消費が持ち直すなど、全体として緩やかな回復基調を辿りました。この間、日本銀行は利上げを実施するなど、金融政策の正常化に向けた動きが進展しました。ただし、米国の関税政策に伴う内外景気の下振れやウクライナや中東情勢などの地政学リスクに起因した資源価格の変動、物価上昇に伴う消費者マインドの慎重化など、先行きの不透明感は強まっています。当地方の経済は、主力の自動車産業を中心に輸出や生産が弱含んだものの、設備投資が堅調に推移し、インバウンドの下支えの中で、個人消費も全体として持ち直すなど、緩やかながら回復基調を辿りました。 (5) 対処すべき課題2025年度に入り、米国の大幅な関税見直しをはじめ、世界経済に多大な影響を及ぼす政策変更が相次ぎ、景気の先行きや市場の動向が見通せない状況が続いています。また、これまで進展してきた脱炭素社会の実現やDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進といった潮流に対しても、一部で巻き戻しの動きが見られるなど、社会全体が大きな転換期を迎えています。まさに、予測困難で変動性の高い「VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)」の時代にある今、地域を取り巻く環境は刻々と変化しており、お客さまのニーズや課題もますます多様化・複雑化しています。こうした状況に対応していくため、当社グループは<地域総合サービスグループ>として、金融分野にとどまらず、非金融分野においても多角的なソリューションを提供する体制を構築し、お客さまの多様なニーズにお応えすべく、「総合力」の強化に向け、グループ一丸となって取り組んでおります。当社は、2024年4月から2029年3月までを計画期間とする「中期計画2024」をスタートしました。「地域の成長なくして、当社グループの成長なし」との考えのもと、10年後の地域のあるべき姿と当社グループが目指す姿を明確にし、そこからバックキャスティングして前半5年間の取組みを定め、さまざまな施策を展開しております。「中期計画2024」の2年目となる2025年度においても、地域社会及びお客さまが抱える多様な課題に真摯に向き合い、地域経済の持続的な発展に貢献することを当社グループの最重要使命と位置付け、以下の取組みに一層注力してまいります。 ①価値創造に向けた取組み当社グループは、お客さま一人ひとりの悩みやニーズに即したきめ細やかなサービスの提供を通じてお客さまの信頼に応えていく「お客さま本位の業務運営」をすべての基本とし、「活力ある地域の実現」、「お客さまの成長・発展」への取組みを通じて「ひろぎんグループ」の価値向上を目指しております。具体的には、行政や地元企業との連携をさらに深め、地元企業やスタートアップ企業とのマッチングを通じて新しい産業の創出に取り組むほか、地域開発案件に計画段階のみならず、その前段階から関与することで地域における新たな価値創出に主体的に取り組んでまいります。法人のお客さまに対しては、グループの中核企業である広島銀行、投資専門子会社のひろぎんキャピタルパートナーズを中心に、資金仲介機能を発揮し、地元産業の育成やお客さまの成長に資する投融資を推進してまいります。2024年に設立したシンガポール現地法人「HIROGIN GLOBAL CONSULTING PTE. LTD.」では、お客さまの海外進出や現地での販路拡大等、幅広い海外ビジネスの支援に注力しております。また、地元企業との合弁で設立した「ひろぎんワールドビジネス株式会社」では、お客さまの人材不足の解消に向けて外国人労働者の受入支援サービスを開始しました。今後もお客さまの幅広いニーズにお応えするため、非金融分野におけるソリューションの深化・拡大を進めてまいります。個人のお客さまに対しては、お客さまが銀行に求める機能が多様化する中、ひろぎんポイントサービスやひろぎん楽天カードといった商品・サービスの拡充により利便性向上を進めてまいります。また、広島銀行の各店舗を中心とした対面でのコンサルティング機能の強化に加えて、ひろぎんアプリを中心とするデジタルチャネルを一層拡充することで、お客さま満足度の向上に努め、お客さまから選んでいただける企業を目指してまいります。 ②経営基盤強化に向けた取組み当社グループにおいて「人財」は最も重要な経営資源です。人財の成長を通じた組織の成長・発展に向け、各種研修やリスキリング支援強化、外部トレーニーへの積極的な派遣による人財育成等の人的資本投資を一層強化してまいります。また、多様な人財がそれぞれの能力を最大限に発揮できる適材適所の配置を実現するため、若年層の処遇水準の引上げや勤務体系の見直し等による各子会社間の処遇の差異縮小、年次や年功によらない昇格・昇進等、人事制度を抜本的に改定することといたしました。また、DXを中心とした積極的な成長投資に加え、生産性の高い組織の構築に向けたデジタル技術・IT・AIの活用による業務プロセスの見直しを実施するとともに、広島銀行におけるMEJAR基幹系システム※1への移行(2031年1月稼働予定)に向けて厳格なプロジェクト管理を進めてまいります。 ③各種X(トランスフォーメーション:変革)への取組み当社グループは、持続的な成長を実現するために、3つのX:トランスフォーメーションへの取組みを強化しております。SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)では、カーボンニュートラルへの取組みとして、当社グループのカーボンニュートラルを推進するとともに、地域の基幹産業である船舶・自動車セクターに対するエンゲージメントを一層強化するほか、行政や他業態とのアライアンス強化を通じて、地域全体での脱炭素化を支援してまいります。また、当社グループのDE&Iへの取組みとして、性別、年齢にとらわれない配置・登用を進めることで、2030年度には女性管理職比率25%程度を目指してまいります。加えて、地域のDE&I推進に向け、地元企業ネットワーク「HATAful(はたフル)」※2の拡大による越境交流を通じて地元企業の魅力ある働き方の実現に貢献してまいります。DX(デジタル・トランスフォーメーション)では、生成AI等の先進的なデジタル技術の活用や、DX人財の育成により、新たな価値を提供し続ける組織への変革を進めてまいります。お客さまのIT・DX化ニーズにお応えするため、広島銀行では「DXコンサルティングライン」を新設し、ひろぎんITソリューションズと連携して適切なソリューションを提供してまいります。また、現在導入検討を進めている次期営業支援システムでは、各種データの利活用により、グループ各社が連携してお客さまに対して適切なタイミングで最適なご提案ができる体制を構築してまいります。AX(アライアンス・トランスフォーメーション)では、2025年3月に株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループと「山陽地域のサステナビリティ推進に向けたパートナーシップ協定」を締結しました。同協定を通じて、隣接した地域の共通課題であるカーボンニュートラルやDE&I、自動車をはじめとした製造業への支援等、サステナビリティ分野における取組みを同社と連携して進めてまいります。また、楽天グループとの連携をはじめ、業務軸の深化、拡大に向けて他社との連携についても引き続き積極的に検討していく方針です。 2024年の日本銀行によるマイナス金利政策の解除に始まるマーケット環境の大きな変化を踏まえ、今般、「中期計画2024」の収益性の経営指標である連結ROEを上方修正しました。連結ROEについては、金利の上昇による利益水準の向上を踏まえ、上昇修正前の目標である7.0%を大きく上回り、2028年度には9.5%以上を目指してまいります。また、収益力向上と資本効率の改善を図るとともに、株主還元とのバランスの取れた経営を進めることにより、2028年度の連結BPS2,000円以上を確保してまいります。株主還元に関しましては、配当性向40%程度をベースとし、「連結自己資本比率11%程度」を目処とする中、業績動向や市場環境等を総合的に考慮したうえで、機動的な自己株式取得を実施してまいります。こうした取組みを通じて持続的な企業価値の向上を図り、早期に連結PBR1倍以上を達成するとともに、金融分野のみならず、非金融分野を含めたあらゆるニーズにお応えできる<地域総合サービスグループ>として、ステークホルダーの未来をひろげてまいります。 (※1)「MEJAR」とは「Most Efficient Joint Advanced Regional banking-system(最も効率的な先進的地方銀行共同システム)」の略。2022年11月、クラウド化を志向した次世代基幹系システムの構築に向け、株式会社横浜銀行、株式会社北陸銀行、株式会社北海道銀行、株式会社七十七銀行、株式会社東日本銀行及び株式会社エヌ・ティ・ティ・データとの間で2010年1月から稼働を開始している共同利用システム(MEJAR)に参加し、6行によるシステム共同利用に向けた詳細検討を行うことで基本合意を実施。(※2)「HATAful(はたフル)」とは広島県の転出超過対策として、組織の枠を超えて人がつながり、誰もが自分らしく働くことのできる魅力的な職場を広島で増やしていくことを目的として、2024年5月より、中国電力株式会社・マツダ株式会社・広島県と共に始動させたプロジェクト。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 ・経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (経営成績)連結経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が増加したことから、前年度比153億円増加の2,013億円となりました。連結経常費用は、資金調達費用や営業経費が増加したものの、貸倒引当金繰入額の減少によりその他経常費用が減少したことから、前年度比28億円減少の1,491億円となりました。その結果、連結経常利益は前年度比180億円増加の521億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度比82億円増加の358億円となり、過去最高益となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりとなりました。「銀行業」の経常収益は前年度比144億円増加して1,686億円、セグメント利益は前年度比163億円増加して477億円となりました。「リース業」の経常収益は前年度比6億円増加して230億円、セグメント利益は前年度比4億円増加して14億円となりました。報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年度比28億円増加して416億円、セグメント利益は前年度比26億円増加して249億円となりました。 (財政状態)総資産は前年度末比6,584億円減少の12兆1,319億円となり、負債は前年度末比6,279億円減少の11兆6,272億円となりました。また、純資産は前年度末比306億円減少の5,046億円となりました。主要勘定の期末残高は、貸出金が前年度末比2,454億円増加の7兆9,345億円、預金等(譲渡性預金を含む)が前年度末比751億円増加の9兆4,372億円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、コールマネー等の減少や貸出金の増加などから、8,974億円の支出超過(前年度は7,833億円の収入超過)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことなどから、2,025億円の支出超過(前年度は1,193億円の支出超過)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから、177億円の支出超過(前年度は159億円の支出超過)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比1兆1,177億円減少の1兆6,853億円となりました。 (1) 国内・海外別収支資金運用収支は、85,771百万円となりました。役務取引等収支は、25,908百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度93,407-20,48972,917当連結会計年度107,539-21,76785,771うち資金運用収益前連結会計年度127,201-20,706106,494当連結会計年度146,816-22,101124,714うち資金調達費用前連結会計年度33,794-21733,577当連結会計年度39,276-33438,942信託報酬前連結会計年度175--175当連結会計年度149--149役務取引等収支前連結会計年度28,317-4,35223,964当連結会計年度30,873-4,96425,908うち役務取引等収益前連結会計年度43,676-7,44236,233当連結会計年度46,392-8,15838,233うち役務取引等費用前連結会計年度15,358-3,08912,268当連結会計年度15,518-3,19412,324特定取引収支前連結会計年度2,300--2,300当連結会計年度2,357--2,357うち特定取引収益前連結会計年度2,300--2,300当連結会計年度2,357--2,357うち特定取引費用前連結会計年度----当連結会計年度----その他業務収支前連結会計年度1,651-2531,398当連結会計年度△1,087-257△1,344うちその他業務収益前連結会計年度29,596-29229,303当連結会計年度27,753-31827,434うちその他業務費用前連結会計年度27,944-3827,905当連結会計年度28,840-6128,778 (注) 1. 「国内」とは、当社及び国内に本店を有する(連結)子会社(以下、「国内(連結)子会社」という。)であります。2. 「海外」とは、海外に本店を有する(連結)子会社(以下、「海外(連結)子会社」という。)であります。3. 「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況資金運用勘定は、平均残高が11,660,020百万円、利息が124,714百万円、利回りが1.06%となりました。資金調達勘定は、平均残高が11,454,836百万円、利息が38,942百万円、利回りが0.33%となりました。① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度10,941,366127,2011.16当連結会計年度12,199,118146,8161.20うち貸出金前連結会計年度7,526,23582,5661.09当連結会計年度8,242,57791,1201.10うち有価証券前連結会計年度2,125,36140,6281.91当連結会計年度2,321,56550,4432.17うちコールローン及び買入手形前連結会計年度46,4284190.90当連結会計年度83,1096410.77うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度1,182,8501,2260.10当連結会計年度1,480,5313,1770.21資金調達勘定前連結会計年度11,708,05633,7940.28当連結会計年度11,555,28539,2760.33うち預金前連結会計年度8,978,3154,0740.04当連結会計年度9,132,74710,2350.11うち譲渡性預金前連結会計年度340,420320.00当連結会計年度220,2572820.12うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度644,099△157△0.02当連結会計年度12,306220.18うち売現先勘定前連結会計年度177,1189,8095.53当連結会計年度229,96711,8235.14うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度448,0526840.15当連結会計年度466,7331,2750.27うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度1,148,0935780.05当連結会計年度1,501,4898620.05 (注) 1. 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、当社及び広島銀行以外の国内(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2. 「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息を、それぞれ控除して表示しております。4.前連結会計年度まで、日銀預け金の平均残高は全て無利息預け金として資金運用勘定から控除しておりましたが、当連結会計年度から、日銀預け金のうち有利息部分の平均残高については、資金運用勘定の預け金に含めており、前連結会計年度についても変更しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち貸出金前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度---当連結会計年度---資金調達勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預金前連結会計年度---当連結会計年度---うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち売現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度--- (注) 1. 海外(連結)子会社の平均残高は、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2. 「海外」とは、海外(連結)子会社であります。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度10,941,366530,72310,410,643127,20120,706106,4941.02当連結会計年度12,199,118539,09811,660,020146,81622,101124,7141.06うち貸出金前連結会計年度7,526,23561,6437,464,59282,56621582,3501.10当連結会計年度8,242,57763,7638,178,81491,12031990,8011.11うち有価証券前連結会計年度2,125,361446,1721,679,18840,62820,49020,1371.19当連結会計年度2,321,565445,5851,875,97950,44321,76828,6751.52うちコールローン及び買入手形前連結会計年度46,428-46,428419-4190.90当連結会計年度83,109-83,109641-6410.77うち買現先勘定前連結会計年度-------当連結会計年度-------うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度-------当連結会計年度-------うち預け金前連結会計年度1,182,85022,9071,159,9431,22601,2260.10当連結会計年度1,480,53129,7491,450,7813,177113,1660.21資金調達勘定前連結会計年度11,708,05691,42411,616,63233,79421733,5770.28当連結会計年度11,555,285100,44811,454,83639,27633438,9420.33うち預金前連結会計年度8,978,31523,4678,954,8484,07404,0740.04当連結会計年度9,132,74730,8709,101,87710,235910,2260.11うち譲渡性預金前連結会計年度340,4205,813334,607320320.00当連結会計年度220,2575,815214,44228242780.12うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度644,099-644,099△157-△157△0.02当連結会計年度12,306-12,30622-220.18うち売現先勘定前連結会計年度177,118-177,1189,809-9,8095.53当連結会計年度229,967-229,96711,823-11,8235.14うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度448,052-448,052684-6840.15当連結会計年度466,733-466,7331,275-1,2750.27うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度-------当連結会計年度-------うち借用金前連結会計年度1,148,09361,6431,086,4505782163610.03当連結会計年度1,501,48963,7631,437,7258623195430.03 (注) 1.「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息を、それぞれ控除して表示しております。3.前連結会計年度まで、日銀預け金の平均残高は全て無利息預け金として資金運用勘定から控除しておりましたが、当連結会計年度から、日銀預け金のうち有利息部分の平均残高については、資金運用勘定の預け金に含めており、前連結会計年度についても変更しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況役務取引等収益は、38,233百万円となりました。役務取引等費用は、12,324百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度43,676-7,44236,233当連結会計年度46,392-8,15838,233うち預金・貸出業務前連結会計年度6,413--6,413当連結会計年度8,165--8,165うち為替業務前連結会計年度6,430--6,430当連結会計年度6,545--6,545うち信託関連業務前連結会計年度34--34当連結会計年度27--27うち証券関連業務前連結会計年度5,245--5,245当連結会計年度4,928--4,928うち投資信託関連業務前連結会計年度994--994当連結会計年度1,109--1,109うち代理業務前連結会計年度268--268当連結会計年度276--276うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度150--150当連結会計年度142--142うち保証業務前連結会計年度2,973-1,8851,087当連結会計年度3,239-2,1161,123役務取引等費用前連結会計年度15,358-3,08912,268当連結会計年度15,518-3,19412,324うち為替業務前連結会計年度1,969--1,969当連結会計年度2,261--2,261 (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。3.「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳特定取引収益は、2,357百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度2,300--2,300当連結会計年度2,357--2,357うち商品有価証券収益前連結会計年度1,020--1,020当連結会計年度789--789うち特定取引有価証券収益前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定金融派生商品収益前連結会計年度1,279--1,279当連結会計年度1,567--1,567うちその他の特定取引収益前連結会計年度----当連結会計年度----特定取引費用前連結会計年度----当連結会計年度----うち商品有価証券費用前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券費用前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定金融派生商品費用前連結会計年度----当連結会計年度----うちその他の特定取引費用前連結会計年度----当連結会計年度---- (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。3.「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)特定取引資産は、8,645百万円となりました。特定取引負債は、6,122百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度6,956--6,956当連結会計年度8,645--8,645うち商品有価証券前連結会計年度1,294--1,294当連結会計年度1,527--1,527うち商品有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定金融派生商品前連結会計年度5,661--5,661当連結会計年度7,118--7,118うちその他の特定取引資産前連結会計年度----当連結会計年度----特定取引負債前連結会計年度4,443--4,443当連結会計年度6,122--6,122うち売付商品債券前連結会計年度----当連結会計年度----うち商品有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引売付債券前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定金融派生商品前連結会計年度4,443--4,443当連結会計年度6,122--6,122うちその他の特定取引負債前連結会計年度----当連結会計年度---- (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。3.「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度9,257,363-31,5839,225,779当連結会計年度9,305,930-28,8739,277,057うち流動性預金前連結会計年度6,627,245-29,4996,597,745当連結会計年度6,601,867-25,9046,575,963うち定期性預金前連結会計年度2,113,370-2402,113,130当連結会計年度2,168,555-1,2402,167,315うちその他前連結会計年度516,747-1,844514,903当連結会計年度535,507-1,728533,778譲渡性預金前連結会計年度142,224-5,814136,410当連結会計年度166,059-5,816160,242総合計前連結会計年度9,399,588-37,3989,362,190当連結会計年度9,471,989-34,6909,437,299 (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。3.「相殺消去額」とは、連結会社間に係る相殺消去額であります。4.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金5.定期性預金=定期預金+定期積金 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)7,689,192100.007,934,540100.00製造業757,1439.85790,1409.96農業,林業5,0180.074,5420.06漁業1,1830.021,1030.01鉱業,採石業,砂利採取業1,3010.021,0990.01建設業189,1272.46190,0172.40電気・ガス・熱供給・水道業244,8853.18257,8543.25情報通信業19,1020.2520,0950.25運輸業,郵便業509,5716.63558,5367.04卸売業,小売業576,6767.50623,5737.86金融業,保険業418,3325.44489,0546.16不動産業,物品賃貸業1,198,03315.581,267,19015.97各種サービス業439,3275.71459,3815.79地方公共団体1,429,55518.591,292,73616.29その他1,899,92724.701,979,21024.95海外及び特別国際金融取引勘定分----政府等----金融機関----その他----合計7,689,192-7,934,540- (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別)「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、2024年3月31日現在及び2025年3月31日現在の外国政府等向け債権残高は該当ありません。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度438,641--438,641当連結会計年度593,795--593,795地方債前連結会計年度328,680--328,680当連結会計年度283,736--283,736短期社債前連結会計年度----当連結会計年度----社債前連結会計年度291,377--291,377当連結会計年度291,568--291,568株式前連結会計年度590,830-445,875144,954当連結会計年度567,342-445,875121,466その他の証券前連結会計年度579,870--579,870当連結会計年度626,136--626,136合計前連結会計年度2,229,399-445,8751,783,523当連結会計年度2,362,579-445,8751,916,703 (注) 1.「国内」とは、当社及び国内(連結)子会社であります。2.「海外」とは、海外(連結)子会社であります。3.「相殺消去額」とは、連結会社間の資本連結に伴い相殺消去した金額を記載しております。4.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (8) 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は広島銀行1社です。 ①信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)資産科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)信託受益権41,39344.5538,68339.50有形固定資産6290.686290.64銀行勘定貸560.06790.08現金預け金50,83054.7158,54559.78合計92,909100.0097,937100.00 負債科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託92,17299.2197,20199.25包括信託7360.797360.75合計92,909100.0097,937100.00 (注) 共同信託他社管理財産については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ②元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)現金預け金19,962-19,96217,903-17,903資産計19,962-19,96217,903-17,903元本19,962-19,96217,903-17,903負債計19,962-19,96217,903-17,903 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2024年3月31日2025年3月31日1.連結自己資本比率 (2/3)11.0411.042.連結における自己資本の額4,4004,5123.リスク・アセットの額39,84240,8524.連結総所要自己資本額1,5931,634 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、広島銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1. 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2. 危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3. 要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4. 正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 広島銀行(単体)の資産の査定の額債権の区分2024年3月31日2025年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権6280危険債権563452要管理債権354290正常債権77,50180,111 (注)「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」に基づき、単位未満を四捨五入しております。 ・経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 当連結会計年度の経営成績①連結粗利益(除く国債等債券関係損益)地元を中心とした残高の増加と利回り改善による貸出金利息の増加や、有価証券運用の収益力強化により、資金利益が大幅に増加したため、連結粗利益(除く国債等債券関係損益)は前年比160億円増加の1,191億円となりました。②国債等債券関係損益安定的かつ継続的に高い収益性を確保できる有価証券ポートフォリオの構築に向け、低利回りの債券を処分したことから、国債等債券関係損益は前年比38億円減少の△62億円となりました。③営業経費人的資本投資やDX・IT投資を中心とした、成長投資へ積極的に投入したことから、営業経費は前年比62億円増加の641億円となりました。④与信費用前年に計上した大口先に対する引当金繰入の反動減により、与信費用は前年比121億円減少の29億円となりました。⑤親会社株主に帰属する当期純利益親会社株主に帰属する当期純利益は前年比82億円増益の358億円となり、過去最高益を更新しました。(億円) 2024年度 前年比(増減率)連結粗利益1,128121(12.0%)(除く国債等債券関係損益)①1,191160 資金利益857128 役務取引等利益26019 特定取引・その他業務利益10△26 (うち国債等債券関係損益)②△62△38 営業経費 ③ (△)64162 与信費用 ④ (△)29△121 株式等関係損益55△21 持分法による投資損益00 その他820 経常利益521180(52.8%)特別損益△11△69 うち退職給付信託返還益-△64 法人税等合計 (△)15129 非支配株主に帰属する当期純利益 (△)00 親会社株主に帰属する当期純利益 ⑤35882(29.4%) (参考)営業経費率 (※)53.9%△2.3% (※)営業経費率=営業経費÷(連結粗利益-国債等債券関係損益) (2) 「中期計画2024」の進捗状況「中期計画2024」では、計画最終年度である2028年度において達成すべき経営目標として、以下の指標を掲げており、概ね計画通り順調に推移しております。なお、「地域活性化指標」の達成に向け、当社グループの取組みとして、5項目を掲げ取り組んでおりますが、「街づくり・地域開発への関与件数」「環境ファイナンス実行額」について、当初計画を上回って進捗していることから、上方修正いたしました。また、「経営指標」においては、2024年3月に公表した「中期計画2024」の策定時に比べ国内市場金利は大きく変化しており、今後も一定程度上昇することを織り込む中、お客さまへのソリューションの提供をより一層充実させるとともに、有価証券ポートフォリオの再構築を進めることから、計画最終年度(2028年度)における「連結ROE」について上方修正いたしました。 ①地域活性化指標と当社グループの取組み ②当社グループの経営指標 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての情報(キャッシュ・フローの状況)当連結会計年度のキャッシュ・フローの概要については、「・経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 (設備投資)当連結会計年度における主なものは既存店舗の改修・設備更新やシステム投資等であり、全て自己資金でまかなっております。翌連結会計年度以降の見通しについては、引き続き店舗設備の更新やシステム投資等を行っていき、これらに必要な資金は自己資金でまかなう予定であります。 (株主還元)株主還元については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。(貸倒引当金の計上)銀行業を営む連結子会社の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証等による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証等による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額のうち無担保与信額が一定額以上の債務者のうち、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローを当初の約定利子率で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。上記以外の債権については、主として今後1年間の予想損失額又は今後3年間の予想損失額を見込んで計上しており、予想損失額は、1年間又は3年間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、将来見込み等必要な修正の検討を行い、算定しております。ただし、破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者に係る債権の予想損失額については、3年間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間(決算日から5年又は10年)の平均値に加え、景気循環を勘案した長期にわたる貸倒実績率の平均値を比較して損失率を求め、将来見込み等必要な修正の検討を行い、算定しております。全ての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証等による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しております。その他の連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。しかし、外部環境の著しい変化、貸出先等の経営状況の悪化、経営改善計画等の履行状況、担保価値の下落等が貸倒引当金計上時の前提と大きく乖離する場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ・生産、受注及び販売の状況「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
事業リスク
- 気候変動による事業悪化脱炭素化への移行費用増加や異常気象の影響により、地元取引先の経営が悪化し、与信費用やリスク・アセットが増加する可能性があります。また、環境対応の遅れは社会的信用の低下を招き、資金調達や取引条件に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 地政学リスクと経済変動米国の関税引き上げや世界的な物価高騰、地政学リスクの顕在化は、経済活動の停滞や取引先企業の業績悪化を引き起こし、与信費用やリスク・アセットの増加につながる可能性があります。また、市場環境の悪化は有価証券運用の収益を低下させるリスクがあります。
- デジタル化とシステム障害デジタルプラットフォーマーによる業務侵食やデジタル転換の遅れは、収益機会の喪失につながる可能性があります。さらに、システム開発・設計ミスやサイバー攻撃によるシステム障害、情報漏洩は、顧客への影響や社会的信用低下、業務停止命令など、重大な悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (当社グループのリスク管理)当社グループでは、グループ統合的リスク管理委員会及びグループ経営会議において、各種のリスクシナリオが顕在化する蓋然性並びに当社グループの経営成績及び財務状況等への影響度の評価を行い、取締役会において、今後1年間で最も注意すべきリスク事象をトップリスクとして認識しております。2025年3月開催の取締役会にて選定した「トップリスク」は次のとおりです。項目リスク事象気候変動による社会・環境等の変化・脱炭素社会への移行の対応費用増加等に伴う地元取引先の経営悪化による与信費用やリスク・アセットの増加・社会的要請への対応遅延等による社会的信用低下・異常気象の影響(設備毀損やサプライチェーン寸断等)に伴う地元取引先の経営悪化による与信費用やリスク・アセットの増加 等米国の関税引き上げ・各国の対米輸出減少影響に伴う経済活動停滞や取引先企業等の業績悪化による与信費用やリスク・アセットの増加急速なデジタル化・デジタルプラットフォーマーをはじめとした他業態の業務侵食による収益機会喪失・デジタル転換への対応が遅れることによる成長機会喪失世界的な物価上昇の高止まりに伴う金融引締め強化による景気後退(スタグフレーション)・インフレに伴う経済活動停滞や取引先企業等の業績悪化による与信費用やリスク・アセットの増加並びに投資マインド低下による収益機会喪失・市場環境悪化による有価証券運用の収益悪化地政学リスクの顕在化・サプライチェーン寸断等に伴う景気後退や取引先企業等の業績悪化による与信費用やリスク・アセットの増加並びに市場環境悪化による有価証券運用の収益悪化人口減少・事業所数減少、産業構造転換、人財確保難等による収益機会喪失システム障害(システム開発・設計ミス等)、サイバー攻撃発生・顧客に多大な影響を与える情報漏洩やシステム停止による社会的信用低下AML(アンチ・マネー・ローンダリング)違反発生・マネー・ローンダリングやテロ資金供与対策の不備等による業務停止命令、課徴金支払、外貨資金ラインの喪失による社会的信用低下 (注)上記は認識しているリスクの一部であり、上記以外のリスクによっても経営上、特に重大な悪影響が生ずる可能性があります。当該トップリスクに関しては、経営計画におけるリスクアペタイト方針やリスク管理方針等において対応方針を定め、その対応方針に基づき当社及びその子会社において各種戦略・施策を展開するとともに、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のリスク管理体制に基づき、リスク管理及び危機対応の体制を整備しております。また、以下に記載したリスクのうち、信用リスク及び市場リスクについては、統計的手法であるバリュー・アット・リスクを用いて、一定の確率(信頼区間99.9%)のもと、一定期間(例えば1年間)に被る可能性のある最大損失額(リスク量)を計測し、把握しております。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績・業務運営に影響を及ぼす可能性があるため、各リスクカテゴリー毎にリスクリミットを設定し、その合計額が自己資本の範囲内に収まるよう管理を行っております。 (特に重要なリスク)・気候変動リスク 近年、国際機関や日本を含む世界各国政府が「脱炭素化社会への移行」に向けた取組みを加速させるなど、気候変動リスクへの対応は重要な課題となっております。気候変動の影響による台風・豪雨等の自然災害は、その頻度及び損害が急速に増大しており、こうした「物理的リスク」が地域社会・経済にとって大きな脅威となっております。また、政府が地球温暖化対策として環境規制を導入する等、法務・税務面での規制強化に加え、当社グループが環境配意を怠ることでステークホルダーから見放されるといった「移行リスク」への対応が必要となっております。こうした社会情勢の変化を受け、以下のリスクが顕在化する可能性があります。・当社グループの貸出先等における本社・工場等の被災や、低炭素社会への移行の対応の遅れ等による競争力の低下等に起因する経営状況の悪化等に伴う信用リスク・各ステークホルダーが当社グループに期待する環境問題への取組みに係る基準を下回った場合等における、当社グループの資本・資金調達等ができなくなる、不利な条件での取引を余儀なくされる又は一定の取引を行うことができなくなる流動性リスク及び当社グループに対するネガティブな報道に起因する当社株価に悪影響を及ぼす風評リスク・大規模な自然災害が発生し、当社グループの役職員や店舗等が被災した場合における、営業活動の停滞等による営業戦略が奏功しないリスク、業務継続に必要な人財が確保できない人的リスク及び有形資産リスク・上記リスクの顕在化に起因する自己資本比率低下のリスク 当社グループでは、こうした気候変動リスクが経営に与える定量的な影響を把握するための取組みを行うとともに、地域のカーボンニュートラル実現に向けて、温室効果ガス排出量削減とサステナブルファイナンスの中長期目標を設定し、<地域総合サービスグループ>として本業を通じた取組みを進めております。また、「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」に係る統括機能を強化するとともに、気候変動リスクへの対応等に係る開示・取組内容の拡充・高度化を図るため、「サステナビリティ統括部」を設置しております。詳しくは、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (その他重要なリスク)(1) 信用リスク当社グループの不良債権は世界経済の変動、国内景気の動向、業種の盛衰、不動産価格、原材料価格高騰並びに株価・為替の変動及び貸出先の経営状況等によって増加する可能性があります。 当社グループでは不良債権に対し、貸出先の状況、差入れられた担保の価値及び経済全体に関する前提及び見積りに基づいて貸倒引当金を計上しております。また、大口債務者のうち、将来キャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、キャッシュ・フロー見積法により貸倒引当金を計上しております。 しかし、貸出先の経営状況の悪化、担保価値の下落等が貸倒引当金計上時の前提と大きく乖離する場合、貸倒引当金が不十分となり貸倒引当金の積み増しをせざるを得なくなる可能性があります。 また、経営状況が悪化した先に対し、債権放棄又は追加貸出等を行って支援をすることもありえます。さらに、担保権を設定した不動産又は有価証券等に対し、流動性の欠如や価格の著しい下落等を要因として担保権の執行が事実上できない可能性があります。 このような事態が生じた場合には当社グループの与信費用が増加し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにおいては、こうしたリスクに対し、厳正な審査を実施するとともに、経営改善が必要となった取引先に対して、営業店と本店部の連携による資金繰り支援や各種補助金等の活用サポートに加え、広島銀行に新設した「経営サポート室」を中心とした本業支援強化などの総合的な伴走型支援を行っております。また、広島銀行においては、貸出金ポートフォリオに占める割合を勘案する中、一定の業種に係るモニタリングを強化しております。 (2) 市場リスク当社グループでは市場取引関連業務において、有価証券投資をはじめ様々な金融商品での運用を行っています。こうした活動には金利、為替レート、株価及び債券価格の変動等のリスクがあり、例えば以下のようなリスクが顕在化した場合には当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。項目リスクシナリオ対応策金利変動のリスク・当社グループは国債等市場性のある債券を保有しています。国内外の金利が上昇した場合、当社グループが保有する国債をはじめとする債券のポートフォリオの価値が低下し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、金利が著しく低下した場合、適切な利回りが確保できない可能性があります。・流動性が高く安全性の高い資産への分散投資を基本とした適切な有価証券ポートフォリオ管理を徹底するほか、各種保有限度額や評価損益に対する損失管理ポイントの設定等による管理を徹底しております。・預貸金業務を含めた銀行全体の市場リスクの管理については、金利リスク量等の多面的なリスク分析を行い、統合的リスク管理委員会及びALM戦略委員会において、資産・負債の総合的な管理という観点から議論のうえ、運用・調達・リスクヘッジ方針の検討を行っております。為替変動のリスク・当社グループの業務は為替レート変動の影響を受けます。円高が進行した場合には外貨建て取引の円換算額が目減りすることになります。さらに、資産及び負債の一部は外貨建てで表示されており、外貨建ての資産と負債の額が各通貨毎に同額で相殺されない場合又は適切にヘッジされていない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。株価下落のリスク・当社グループは市場性のある株式を保有しています。株価が大幅に下落する場合には保有株式に減損又は評価損が発生し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 流動性リスク格付機関により当社及び広島銀行の格付けが引き下げられた場合、当社グループを含む日本の銀行及びその他の金融機関の財政状態が悪化した場合又は市場環境が悪化した場合、予期せぬ資金の流出等により、当社グループの資本・資金調達等ができなくなる、不利な条件での取引を余儀なくされる又は一定の取引を行うことができなくなる可能性があります。 このような事態が生じた場合には当社グループは資金調達費用の増加等により、市場取引関連業務及び他の業務の収益性が低下し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループでは、こうしたリスクに対し、一定の資金流出を前提とした運用・調達コントロールの実施や、市場性資金の調達状況及び市場からの評価等のモニタリングによる管理を徹底しております。 (4) オペレーショナルリスク項目リスクシナリオ対応策事務リスク・当社グループにおいて、大きな賠償につながるような事務事故が発生した場合、当社グループの評価に重大な影響を及ぼすとともに、当社グループの業績及び株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・事務規定に基づき厳正な事務処理を徹底し、事務事故の未然防止に努めております。システムリスク・当社グループはコンピュータシステムの停止・誤作動又は外部からのサイバー攻撃、その他の不正アクセス、コンピューターウイルス感染が発生する等、重大なシステム障害が発生した場合、業務の停止や情報流出、それに伴う損害賠償の負担等が発生する可能性があります。その結果、当社グループの業績及び株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・グループシステムリスク管理規程に基づき、システムの安定稼働やセキュリティ対策に万全を期すほか、厳格な情報管理を行うなど運用面での対策を実施しております。・「システム企画課」を設置し、基盤システム・ネットワークの企画・運営・管理機能を一元化するとともに、「セキュリティ統括課」を設置し、巧妙化するサイバー攻撃に対するサイバーセキュリティ対応強化等のITガバナンスの高度化を進めております。人的リスク・当社グループは多数の従業員を雇用しておりますが、人財の確保や育成が不十分である場合、当社グループの競争力や効率性が低下する等、当社グループの業績及び株価に悪影響を及ぼす可能性があります。・グループ一体となった採用活動及び研修体系の構築を行うとともに、グループ内の人財交流、シニア人財の活用、DE&Iの推進、他業態等からの専門性の高いキャリア人財の採用等により、人財の戦略的配置を実施しております。・DE&Iに係る開示・取組内容の拡充・高度化を図るため、サステナビリティ統括グループ内に「DE&I統括室」を設置しております。・グループ各社の魅力や従事者の働きがいの向上に向け、人事制度を大幅に改定することを決定しました。コンプライアンスリスク・当社グループはコンプライアンスを経営の最重要課題の一つとして位置付け、態勢強化に努めておりますが、法令及び社会的規範等の遵守が十分でなかった場合や、それに起因する訴訟等が提起された場合、当社グループの評価に重大な影響を及ぼすとともに、当社グループの業績及び株価に悪影響を及ぼす可能性があります。また、マネー・ローンダリング、テロ資金供与及び拡散金融等の金融犯罪防止に係る態勢強化に努めておりますが、想定の範囲を超える大規模な金融犯罪等に利用された場合、業務の停止及び不測の損失等が発生するとともに、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。・各種研修をはじめとした社内啓発を実施すること等により、法令及び社会的規範並びに各種ルール等遵守の徹底を図っております。 有形資産リスク・当社グループは、店舗等の有形資産を保有及び賃借しておりますが、自然災害や不法行為、不適切な資産管理等により、毀損、焼失又は劣化した場合、当社グループの業務遂行に支障をきたす可能性があります。また、保有する固定資産の使用目的の変更、収益性の低下及び価額の下落等が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・台風・水災や大地震・津波等を想定した対策の実施に加え、老朽化店舗や設備等への計画的な対応を行っております。 風評リスク・銀行業界及び当社グループに対するネガティブな報道、悪質な風説が流布された場合、それが正確かどうかにかかわらず又は当社グループに該当するか否かにかかわらず、当社の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・透明性の高いディスクロージャーの実施に加え、風評リスクに関する情報の管理徹底を行っております。 (5) その他当社グループの業績等に影響しうる他のリスク①自己資本比率低下のリスク当社の連結自己資本比率並びに広島銀行の連結自己資本比率及び単体自己資本比率について、国内基準(4%)の維持が必要となります。 当社グループの自己資本比率は現在、要求される水準を上回っておりますが、要求される水準を下回った場合には、金融庁長官から業務の全部又は一部の停止等を含む様々な命令を受けることとなります。 当社グループの自己資本比率は以下のような要因により影響を受ける可能性があります。・株式を含む有価証券ポートフォリオ価値の下落・不良債権増加に伴う与信費用の増加・自己資本比率の基準及び算定方法の変更・本項記載のその他の不利益な展開②退職給付債務等に関するリスク当社グループの年金資産は現在、年金資産が退職給付債務に対して大幅な資産超過の状況にありますが、年金資産の時価が下落した場合、当社グループの年金資産の運用利回りが低下した場合又は予定給付債務を計算する前提となる数理上の前提・仮定に変更があった場合には損失が発生する可能性があります。また、年金制度の変更により過去勤務費用が発生する可能性があります。金利環境の変動その他の要因も年金の未積立債務及び年間積立額にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。なお、将来の財政悪化リスクに備えるため、2022年度よりリスク対応掛金の拠出を開始しております。③規制変動リスク当社グループは現時点の規制(法律、規則、政策、実務慣行、解釈等を含む)に従って業務を遂行しております。将来これらの規制の変更並びにそれらによって発生する事態が当社グループの業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、どのような影響が発生しうるかについて、その種類・内容・程度等を予測することは困難であります。④競争に関するリスク近年金融機関の業務における大幅な規制緩和やデジタル化の進展等により業態を超えた競争が激化してきております。また、当社グループの営業基盤である広島県ではメガバンク・近隣他行等の営業攻勢から競争が激化しております。 当社グループがこうした事業環境において競争優位を得られない場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。⑤当社グループの営業戦略が奏功しないリスク当社グループは収益基盤の強化のために様々な営業戦略を実施していますが、以下に述べるものをはじめとする様々な要因が生じた場合にはこれら戦略が功を奏しないか、当初想定していた結果をもたらさない可能性があります。・優良な貸出金の量の増大が進まないこと ・デジタル化への対応の遅れ等により金融仲介機能の源泉となる預金が十分に確保できないこと ・貸出金について適切な利回りが確保できないこと ・手数料収入の増加が期待通りの結果とならないこと ・デジタル化をはじめとした経費削減等の効率化を図る戦略が期待通りに進まないこと ・取引先への経営改善支援が期待通りに進まないこと⑥地域の経済動向に影響を受けるリスク当社グループは、広島県を中心とした地元4県(岡山県、山口県、愛媛県)を主要な営業基盤としていることから、これら地域経済の動向が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。⑦自然災害・感染症の発生によるリスク当社グループは主に国内に営業拠点を有しており、各拠点において、豪雨災害をはじめとした自然災害や感染症等に係る想定をはるかに超える状況が発生し、当社グループの役職員、店舗等の設備及び取引先が被害を受けた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。⑧持株会社のリスク当社は銀行持株会社であるため、その収入の大部分を傘下の銀行子会社から受領する配当金等に依存しております。一定の状況下で、様々な規制上又は契約上の制限により、その金額が制限される場合があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当等を支払えない状況が生じた場合には、当社株主に対する配当の支払いが不可能となる可能性があります。