事業の概要
- 電子部品の製造販売: 日本抵抗器製作所グループは、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器といった多岐にわたる電子部品の製造と販売を主な事業としています。これらの製品は自動車、医療機器、家電など幅広い分野で使用されており、グループ内の複数の子会社が製造を分担し、親会社や販売子会社を通じて顧客に提供されるビジネスモデルです。
- グループ会社での役割分担: 当社グループは、親会社である日本抵抗器製作所と10の子会社で構成されており、それぞれが製造、生産管理、品質管理、販売といった役割を担っています。例えば、抵抗器は日本抵抗器大分製作所やサンジェニックスなどが生産し、日本抵抗器販売株式会社や外部顧客へ販売されるなど、グループ全体で効率的な事業運営を行っています。
- 多用途な製品展開: 製造する電子部品は、自動車、農電機器、住設機器、電源機器、医療機器、家電、空調機器、建設機械など、非常に多様な最終製品に組み込まれています。これにより、特定の産業に依存しすぎることなく、幅広い市場からの収益機会を確保していると考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 抵抗器事業: 自動車、農電機器、住設機器、電源機器、医療機器、家電など幅広い用途で使用される抵抗器を製造・販売しています。主に日本抵抗器大分製作所、サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司、JRM(Thailand)Co.,Ltd.で生産され、当社や各生産拠点が生産・品質管理を行い、日本抵抗器販売株式会社や外部顧客へ販売されています。
- ポテンショメーター事業: 自動車、建設機械、農電機器などに使われるポテンショメーターの製造・販売を行っています。主にサンジェニックスで生産され、当社が生産管理と品質管理を担当し、日本抵抗器販売株式会社を通じて販売されています。特定の用途に特化している点が特徴です。
- ハイブリッドIC・電子機器事業: 自動車、空調、電源機器、医療機器、家電などに利用されるハイブリッドICと、自動車、空調機器、住設機器、農電機器などに使われる電子機器を製造・販売しています。主にサンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司、日本抵抗器大分製作所で生産され、当社や各生産拠点が生産・品質管理を行い、日本抵抗器販売株式会社や外部顧客へ販売されています。
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3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社10社により構成されており、電子部品(主な製品群としては、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器)の製造販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、セグメント情報を記載していないため、製品群別に記載しております。(1)抵抗器 主な用途として自動車用、農電機器用、住設機器用、電源機器用、医療機器用、家電用等があり、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司、JRM(Thailand)Co.,Ltd.で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 (2)ポテンショメーター 主な用途として自動車用、建設機械用、農電機器用等があり、主に㈱サンジェニックスで生産し、当社が生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱に販売しております。 (3)ハイブリッドIC 主な用途として自動車用、空調用、電源機器用、医療機器用、家電用等があり、主に㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 (4)電子機器 主な用途として自動車用、空調機器用、住設機器用、農電機器用等があり、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産し、当社または各生産拠点において生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱または外部顧客に販売しております。 事業の系統図はおおむね次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い ハイブリッドIC、電子機器は充分な利益を確保できる価格設定が困難な場合が多い |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器の自社製品開発と顧客要求に応じた製品開発 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:金利の変動による支払利息の増加 / 為替相場の変動による財政状態・経営成績への影響 / 減損会計の適用による減損認識の可能性
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。一般的に抵抗器業界はコモディティ化が進んでおり、特定の無形資産による顕著な競争優位性は見出しにくい傾向があります。
スイッチングコスト★★☆☆☆
抵抗器は電子機器の基幹部品であり、一度採用された部品を変更するには、設計変更、再認証、サプライチェーン再構築などのコストと時間がかかる可能性があります。特に自動車や産業機器など、高い信頼性が求められる分野では、スイッチング・コストが一定程度存在すると考えられます。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
抵抗器の製造・販売事業には、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は基本的に働きません。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、個々の顧客との取引が中心となります。
コスト優位★★★☆☆
長年の製造ノウハウと生産効率の改善により、一定のコスト競争力を維持している可能性があります。特に、大量生産による規模の経済を活かした価格設定や、材料調達における交渉力が競争優位の源泉となり得ます。ただし、具体的なコスト構造のデータは不明です。
規模の経済★★★☆☆
抵抗器市場は多数のプレイヤーが存在する競争市場ですが、日本抵抗器製作所は一定の市場シェアを確保していると考えられます。業界規模に対して最適な生産体制や販売網を構築することで、効率的な事業運営が可能となり、一定の効率規模の優位性を有している可能性があります。
- 多岐にわたる製品用途: 日本抵抗器製作所グループの製品は、自動車、医療機器、家電、建設機械など、非常に幅広い産業分野で利用されています。これにより、特定の市場の変動リスクを分散し、安定した需要基盤を構築している可能性があります。
- 国際的な生産体制: 中国やタイに生産拠点を有することで、グローバルな供給体制を構築しています。これにより、コスト競争力の向上や、各地域の市場ニーズへの迅速な対応が可能となり、国際的な競争力を維持していると考えられます。
- 品質管理体制の確立: 世界的に認められた品質管理基準に基づいて製品を製造し、品質管理を行っていると記載されています。これは、顧客からの信頼を獲得し、高品質な製品を提供し続ける上での重要な強みとなり、競争優優位性を支える要素であると推察されます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
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経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは株主重視の考え方をグループ経営の重要施策とし、発展を続けるエレクトロニクス業界の中にあって、JRMブランドのもとグループ全体のコスト競争力を高め、財務体質を強化して、収益性を高めることが最も重要と考えております。当社グループの4つの柱である抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器は、それぞれに幅広くユーザーの期待に応えるべく、これまで以上に技術開発力を強化してまいります。 また、適正な利益を確保し、会社の成長発展の基盤とするとともに、株主、社員そして社会へ還元したいと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは技術革新が著しいエレクトロニクス業界で環境変化に対応する経営戦略として、グローバル化の推進、新規事業への取り組みを軸とし、市場拡大、売上拡大を達成するために次の戦略で取り組んでおります。① 中国・東南アジアへの取り組みを強化し、海外売上の拡大を行います。② 海外協力メーカーとの連携を図り、製品ラインナップを拡充します。③ 自動車市場(xEV)、産業機器市場への新たな製品の展開を強化します。④ 生産工程の省人化、ロボットの導入拡大を図りコスト競争力を高めます。⑤ 自社構築した生産トレーサビリティシステムで最適なリスク管理を提供します。⑥ お客様と一緒に企画段階から係わることで付加価値の高い製品を提供します。⑦ 高品質なモノづくりを維持するため、社内資格・技能認定制度を設け、社員教育にも力を入れております。⑧ グループ会社の垣根がない調和のとれた企業文化を育んでいきます。 (3)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国際社会は多極化し不確実性が高まっており、海外の景気の先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想しております。また、燃料・原材料価格の高騰に加え、物流コスト上昇、円安による海外生産コスト上昇など製造業を取り巻く環境としましてはコスト上昇が避けられない状況となっております。一方でエレクトロニクス業界においては自動車の電子化、5G・AI等の普及に伴い半導体・電子部品の需要は底堅く見込まれていることから、当社グループにおきましては業績の伸長と経営基盤の確立のため、より付加価値の高い製品の開発・受注活動に積極的に取り組むことが必要と考えております。 エレクトロニクス業界は、価格競争が厳しく、コスト競争力をつけることが最重要課題であり、グループ全体でのコスト低減の取り組みはもちろん、海外展開の充実が重要な経営課題になっております。 多種多様なユーザーの要求に応えるため、情報通信を駆使したすばやいレスポンスや品質管理の充実、生産性の向上への取り組みが必要と考えております。 また、当社グループは国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、令和3年12月に「日本抵抗器グループSDGs宣言」を策定いたしました。当社グループは事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは株主重視の考え方をグループ経営の重要施策とし、発展を続けるエレクトロニクス業界の中にあって、JRMブランドのもとグループ全体のコスト競争力を高め、財務体質を強化して、収益性を高めることが最も重要と考えております。当社グループの4つの柱である抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器は、それぞれに幅広くユーザーの期待に応えるべく、これまで以上に技術開発力を強化してまいります。 また、適正な利益を確保し、会社の成長発展の基盤とするとともに、株主、社員そして社会へ還元したいと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは技術革新が著しいエレクトロニクス業界で環境変化に対応する経営戦略として、グローバル化の推進、新規事業への取り組みを軸とし、市場拡大、売上拡大を達成するために次の戦略で取り組んでおります。① 中国・東南アジアへの取り組みを強化し、海外売上の拡大を行います。② 海外協力メーカーとの連携を図り、製品ラインナップを拡充します。③ 自動車市場(xEV)、産業機器市場への新たな製品の展開を強化します。④ 生産工程の省人化、ロボットの導入拡大を図りコスト競争力を高めます。⑤ 自社構築した生産トレーサビリティシステムで最適なリスク管理を提供します。⑥ お客様と一緒に企画段階から係わることで付加価値の高い製品を提供します。⑦ 高品質なモノづくりを維持するため、社内資格・技能認定制度を設け、社員教育にも力を入れております。⑧ グループ会社の垣根がない調和のとれた企業文化を育んでいきます。 (3)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国際社会は多極化し不確実性が高まっており、海外の景気の先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想しております。また、燃料・原材料価格の高騰に加え、物流コスト上昇、円安による海外生産コスト上昇など製造業を取り巻く環境としましてはコスト上昇が避けられない状況となっております。一方でエレクトロニクス業界においては自動車の電子化、5G・AI等の普及に伴い半導体・電子部品の需要は底堅く見込まれていることから、当社グループにおきましては業績の伸長と経営基盤の確立のため、より付加価値の高い製品の開発・受注活動に積極的に取り組むことが必要と考えております。 エレクトロニクス業界は、価格競争が厳しく、コスト競争力をつけることが最重要課題であり、グループ全体でのコスト低減の取り組みはもちろん、海外展開の充実が重要な経営課題になっております。 多種多様なユーザーの要求に応えるため、情報通信を駆使したすばやいレスポンスや品質管理の充実、生産性の向上への取り組みが必要と考えております。 また、当社グループは国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、令和3年12月に「日本抵抗器グループSDGs宣言」を策定いたしました。当社グループは事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しております。一方で物価上昇、エネルギー価格の高止まりの状況が続いているほか、海外における地政学リスクの高まり、米国の関税政策、不安定な為替相場による影響など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況の下、当社グループにおいては、脱炭素社会に向けた取り組みとして、欧州・東南アジア・中国市場での電気自動車関連向けの電子部品、産業機器市場向けの電子部品の受注拡大に努めるとともに、高い品質、高い信頼性を必要とされる市場への販路拡大を進めております。それと同時に、工程の自動化・省力化によるコスト削減、新製品の開発に努め、収益力の強化に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ520百万円減少し、7,208百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ277百万円減少し、5,554百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して243百万円減少し、1,654百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高5,905百万円(前期比8.5%減)、営業損失109百万円(前期は営業損失133百万円)、経常損失136百万円(前期は経常損失104百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失376百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失181百万円)となりました。 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであります。したがいまして、製品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。 製品群別の経営成績の概況 抵抗器は、産業機器用、昇降機用の売上が減少したことで売上高は1,626百万円(前期比15.1%減)となりました。 ポテンショメーターは、建設機器用、農電機器用の売上が増加したことで売上高は787百万円(同18.7%増)となりました。 ハイブリッドICは、自動車関連向け電子部品及び電流センサーの売上が減少したことで売上高は1,816百万円(同2.5%減)となりました。 電子機器は、省エネ機器用電子機器の売上が減少したことで売上高は1,675百万円(同16.8%減)となりました。 地域別の売上状況は次のとおりであります。 日本地域は、売上高4,692百万円(同13.1%減)となりました。 欧州地域は、売上高321百万円(同22.1%増)となりました。 アジア地域は、売上高866百万円(同11.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11百万円減少し、当連結会計年度末には1,459百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は230百万円(前連結会計年度は76百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失が△251百万円、減価償却費が179百万円となったこと、棚卸資産の減少額177百万円、未収入金の減少額179百万円、仕入債務の減少額△164百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は75百万円(前連結会計年度は199百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出△124百万円、有価証券の売却による収入59百万円、定期預金の預入による支出△67百万円、定期預金の払戻による収入68百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は168百万円(前連結会計年度は240百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入729百万円、長期借入金の返済による支出△849百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであります。したがいまして、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注及び販売の実績については、製品群別に関連付けて示しております。製品群の名称当連結会計年度(自 令和7年1月1日 至 令和7年12月31日)前期比(%)抵抗器(千円)1,314,48881.6ポテンショメーター(千円)613,382115.6ハイブリッドIC(千円)1,673,70595.1電子機器(千円)1,545,51083.8合計(千円)5,147,08589.6 b.受注実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであり、製品群別の受注実績を示すと、次のとおりであります。製品群の名称受注高受注残高金額(千円)前期比(%)金額(千円)前期比(%)抵抗器1,699,958101.9225,471148.5ポテンショメーター852,029134.6135,091192.6ハイブリッドIC1,932,121123.3857,129115.5電子機器1,786,69697.5512,597127.6合計6,270,804110.01,730,288126.7 c.販売実績 当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであり、製品群別の販売実績を示すと、次のとおりであります。製品群の名称金額(千円)前期比(%)抵抗器1,626,28484.9ポテンショメーター787,077118.7ハイブリッドIC1,816,84297.5電子機器1,675,73883.2合計5,905,94191.5(注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 令和6年1月1日至 令和6年12月31日)当連結会計年度(自 令和7年1月1日至 令和7年12月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%) ダイヘン産業機器㈱--740,33412.52.前連結会計年度のダイヘン産業機器㈱につきましては、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態の分析(資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ520百万円減少の7,208百万円(前連結会計年度末は7,729百万円)となりました。 流動資産は5,154百万円(前連結会計年度末5,624百万円から470百万円減少)となりました。これは主に売掛金が57百万円増加したこと、電子記録債権が143百万円減少したこと、原材料及び貯蔵品が150百万円減少したこと、未収入金が176百万円減少したことによるものであります。 固定資産は2,054百万円(前連結会計年度末2,104百万円から49百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産が166百万円減少したこと、投資有価証券が171百万円増加したこと、繰延税金資産が59百万円減少したことによるものであります。 繰延資産は0百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ277百万円減少の5,554百万円(前連結会計年度末は5,831百万円)となりました。 流動負債は3,625百万円(前連結会計年度末3,606百万円から18百万円増加)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が130百万円減少したこと、短期借入金が88百万円増加したこと、1年内償還予定の社債が90百万円増加したことによるものであります。 固定負債は1,929百万円(前連結会計年度末2,224百万円から295百万円減少)となりました。これは主に社債が100百万円減少したこと、長期借入金が167百万円減少したこと、退職給付に係る負債が51百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して243百万円減少の1,654百万円(前連結会計年度末は1,898百万円)となりました。 株主資本は743百万円(前連結会計年度末1,156百万円から413百万円減少)となりました。これは主に利益剰余金が413百万円減少したことによるものであります。 その他の包括利益累計額は427百万円(前連結会計年度末350百万円から76百万円増加)となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が67百万円増加したことによるものであります。 非支配株主持分は484百万円(前連結会計年度末390百万円から93百万円増加)となりました。 2)経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は5,905百万円(前期比8.5%減)となりました。新規量産立ち上げのほか顧客での在庫調整が改善傾向にあることなどにより売上増加している製品がある一方で産業機械向け製品において設備投資需要の伸び悩みによる受注減少の状況が継続しているなどの要因により、売上高は前年同期比減少となりました。 利益面では売上高の減少による減益影響が大きいことに加え、資源・エネルギー価格の高止まり、物価上昇などに伴うコスト増加の動きが継続していること、また、前期に操業開始したタイ国の生産拠点における生産体制構築に伴う費用が当期も引き続き発生していることなどにより、営業損失は109百万円(前期は営業損失133百万円)、経常損失は136百万円(前期は経常損失104百万円)となりました。また、特別利益として投資有価証券売却益47百万円、特別損失として固定資産除却損22百万円、減損損失119百万円、過年度決算訂正関連費用20百万円等を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は376百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失181百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料、部品等の購入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に生産設備更新等の設備投資によるものであります。 c.財務政策 当社グループにおきましては、運転資金及び設備投資資金等は自己資金または金融機関からの借入により賄っております。このうち短期運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、長期運転資金や設備投資資金につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられるさまざまな要因を考慮した見積りが含まれておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
事業リスク
- 金利・為替変動リスク: 金利の変動は支払利息の増加を通じて、為替相場の変動は海外子会社の資産評価や取引コストを通じて、グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。ヘッジ策を講じているものの、完全にリスクを回避できる保証はありません。
- 競争激化と価格下落圧力: 電子部品市場は国内外で激しい競争にさらされており、特にハイブリッドICや電子機器においては、十分な利益を確保できる価格設定が困難な場合があります。価格競争の激化は、グループの収益性を圧化させる大きな要因となる可能性があります。
- 海外事業固有のリスク: 中国やタイに子会社を持つため、為替リスクに加え、政情不安、経済動向の不確実性、文化の違い、現地の労使関係など、海外事業に特有のリスクに直面しています。これらのリスクが顕在化した場合、事業運営や収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動① 金利の変動 当社グループは、金利の変動リスクを回避するため、有利子負債の一部につき対策を講じておりますが、上記以外は金利の変動を直接受けるため、支払利息の増加を通して財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。② 為替相場の変動 当社グループは、為替相場の変動リスクをヘッジ又は軽減するための対策を講じておりますが、これにより変動リスクを完全に回避できる保証はなく、また、連結財務諸表作成のため海外連結子会社の資産及び負債等は円換算されるため、為替相場の変動は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。③ 減損会計の適用 当社グループ各社の固定資産貸借対照表計上額について、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローにより資産の残存価額を回収することができるかどうかを検討しております。当該資産が充分なキャッシュ・フローを生み出さない場合には、減損を認識しなければならない可能性があります。 (2)特定の取引先、製品、技術等への依存① 競争環境 当社グループは、受注生産を主体にしております。従って、取引先の製品ラインナップの変更や製品開発の動向によっては、それに即応できない可能性があります。② 価格競争 当社グループは、国内外の市場において激しい競争にさらされており、特にハイブリッドIC、電子機器は当社グループにとって充分な利益を確保できる価格を設定することが困難な場合が多く、価格下落圧力は当社グループの利益確保に多大な影響を与える可能性があります。③ 海外進出 当社グループの中には、中国、タイを拠点とする子会社があります。海外では為替リスクに加え、政情不安、経済動向の不確実性、宗教及び文化の相違、現地の労使関係等のリスクが存在しております。④ 製品の品質 当社グループでは、世界的に認められた品質管理基準によって製品を製造し、品質管理を行っております。しかしながら、全ての製品に全く欠陥がないとは言い切れません。製品の欠陥が発生した場合、多額の費用が発生したり、当社グループの評価が下がることにより、経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)特有の法的規制、取引慣行、経営方針 当社グループは、電子部品を中心として製造いたしております。それに使用している原材料について、新たな法規制などにより製造への投入が制限されあるいは使用禁止などの措置が執られた場合、直ちに代替品を準備することが出来ず生産に支障をきたす可能性があります。 当社グループは、いわゆる製販分離の体制で、各社が役割を分担しております。しかし、社会全体の経済の動向、あるいは製品サイクルの変動によっては、それらに迅速に対応できない可能性があります。 (4)役員、大株主、関係会社に関する重要事項 当社グループは連結決算を行っておりますが、出資、人事、資金、技術等の関係においてグループ内部の会社間で変化が生じた場合、当該会社との連結関係を継続できない可能性があります。