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中北製作所(6496)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

機械 機械

事業の概要

中北製作所グループは、船舶や発電プラントなどで使われる自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置の製造・販売を主な事業としています。これらの製品は、流体の流れや圧力を自動で調整したり、遠隔で操作したりする重要な役割を担っています。特に、自動調節弁が売上の約36%、バタフライ弁が約41%、遠隔操作装置が約22%を占めており、これらが収益の柱となっています。2024年12月にはACE VALVE CO., LTD.を子会社化し、事業体制を強化しています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

中北製作所グループは、バルブ及び遠隔操作装置の製造・販売事業という単一セグメントで構成されています。このセグメントは、主に「自動調節弁」、「バタフライ弁」、「遠隔操作装置」の3つの品種に分かれています。自動調節弁には自力式調整弁や他力式調節弁、遠隔操作弁などが含まれ、バタフライ弁には手動バタフライ弁や超低温用バタフライ弁などがあります。遠隔操作装置は、船舶の荷役やバラストの遠隔操作、液面指示警報装置などが中心です。特にバタフライ弁と自動調節弁が売上の大部分を占めており、これらがグループの主要な稼ぎ頭となっています。

有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|668 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社1社、非連結子会社3社で構成されており、協力企業とともに、主として船舶用、発電プラント用などの自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置を製造及び販売しております。 第98期(2023年6月1日~2024年5月31日)、第99期(2024年6月1日~2025年5月31日)の販売金額により、その比率を示すと、次のとおりであります。 なお、当社は、2024年12月20日にACE VALVE CO., LTD.の全株式を取得し子会社化いたしました。本件株式取得により、ACE VALVE CO., LTD.を当社の連結子会社とし、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、第98期の数値については、ACE VALVE CO., LTD.の販売金額は含めておらず、個別の数値を記載しております。 また、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別に代えて品種別に示しております。品種別主要製品販売構成比(%)第98期第99期自動調節弁自力式調整弁42.636.4他力式調節弁遠隔操作弁シリンダー弁安全弁空気式自動制御機器空気式弁操作アクチェータ原子力プラント用バルブ過熱蒸気減圧減温装置その他各種自動制御用特殊弁及び調節機器 手動バタフライ弁 バタフライ弁遠隔操作バタフライ弁31.541.5 超低温用(LNG用)バタフライ弁 遠隔操作装置舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置25.922.1舶用遠隔液面指示警報装置

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
各種バルブ及び遠隔操作装置の製造・販売事業における品質保証規格ISO9001認証取得
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:受注先業界の動向 / 製品の品質欠陥によるクレーム事故 / 保有株式の時価及び実質価額の下落
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報が限定的であり、詳細な分析はできません。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

産業機械部品の製造・販売を行っており、顧客は特定の仕様や品質を求める場合、サプライヤー変更のコストが発生する可能性があります。しかし、その程度は限定的と考えられます。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

事業内容から、ネットワーク効果が働くようなプラットフォームビジネスやサービスではないため、ネットワーク効果による競争優位性は見られません。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

特定の製造技術やノウハウがある可能性はありますが、業界全体としてコスト優位性を確立しているという明確な証拠はありません。一般的な機械部品メーカーとしての評価です。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

産業機械部品メーカーとして一定の規模は有していると考えられますが、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済性を持っているかは不明です。市場シェアに関する情報が不足しています。

中北製作所グループは、船舶用や発電プラント用といった特殊な環境で使用される自動調節弁や遠隔操作装置の製造・販売を長年手掛けており、その技術力と実績が強みと考えられます。ISO9001の品質保証規格認証を取得し、厳格な品質管理体制を構築していることから、顧客からの信頼を得ていると推測されます。また、受注生産を基本としているため、顧客の具体的なニーズに応じた製品提供が可能であり、特定の産業分野における専門性とノウハウが参入障壁となっている可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは永年にわたり、舶用向けのバルブ、装置、各種プラント向けバルブの製造に携わり多くの技術、ノウハウを培い、経験を積んでまいりました。この技術と経験を基礎に「進取発展」の社是のもと、「新技術」へのたゆまぬ研鑽とより合理性を求めた「ものづくり」の途への飽くなき努力により、「バルブを中心とした流体制御の総合メーカー」として、時代の要求を先取りできる企業体質づくりに邁進いたします。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、経営環境が絶えず変化するなかで、経営の基本方針に則った経営基盤の確保の為、財務の健全性・安定性、収益性の向上が必要であると理解しております。当社グループは生産性向上と原価低減への不断の努力を継続することで、業績目標等を確実に達成し、売上高営業利益率の向上を目指してまいります。 (3)中長期的な経営戦略 当社グループの製造は、すべてお客様の仕様による「ものづくり」ということで、基本的に多品種少量生産となります。したがいまして、当社グループのものづくりは、一品一様なお客様の仕様を満足することと、生産性向上という相反することの実現が永遠の命題となります。当社グループは、この永遠の命題に飽くなき努力を重ね、売上高の拡大、利益率の改善に取り組んで行くことが、第一義的課題であると認識しております。 1930年の創業以来、当社は「進取発展」の社是のもと、バルブを中心とした流体制御システムの設計・製造からメンテナンスまで、お客様のご要望をワンストップでお応えできるよう、日々努力を続けてまいりました。一方、加速化する時代の変化に対応するため、当社グループは“今を守りながら、新しいことにもチャレンジする”「挑戦」をテーマに加え、これまでのお客様の声をカタチにする“製品開発”に磨きをかけながら、新しい“技術開発”にも挑戦し、お客様に新しい価値や便益を提案する企業を目指してまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題 国内の景気は、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、物価の継続的な上昇による消費者マインドの下振れ、米国の通商政策を含む政策動向による影響等、景気を下押しするリスクに留意する必要があり、先行き不透明な状況にあります。当社グループの主要な受注先の造船業界では、次世代燃料船を含む新造船需要が改善しておりますが、脱炭素化、労働人口の減少等外部環境の変化に、海運会社や造船会社は環境対応船へのシフトやデジタル化等の対応を進めており、舶用機器メーカーにも環境対応船やデジタル化への対応が求められています。足元大きな影響はありませんが、対応の優劣が今後の業容の維持、拡大に影響を及ぼすものと考えております。 このような経営環境のなか、下記の取組みにより、企業体質の強化に努めてまいります。① M&A、協業を含む攻めの投資促進と海外展開の強化② 顧客関係管理による提案型営業活動、国内外アフターサービス体制の強化③ 脱炭素に寄与する製品開発と販売促進、データを活用したコト売り事業の創出④ DX、マスカスタマイゼーション生産体制の構築による生産性向上⑤ 多様な人材の確保および育成、技能伝承
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは永年にわたり、舶用向けのバルブ、装置、各種プラント向けバルブの製造に携わり多くの技術、ノウハウを培い、経験を積んでまいりました。この技術と経験を基礎に「進取発展」の社是のもと、「新技術」へのたゆまぬ研鑽とより合理性を求めた「ものづくり」の途への飽くなき努力により、「バルブを中心とした流体制御の総合メーカー」として、時代の要求を先取りできる企業体質づくりに邁進いたします。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、経営環境が絶えず変化するなかで、経営の基本方針に則った経営基盤の確保の為、財務の健全性・安定性、収益性の向上が必要であると理解しております。当社グループは生産性向上と原価低減への不断の努力を継続することで、業績目標等を確実に達成し、売上高営業利益率の向上を目指してまいります。 (3)中長期的な経営戦略 当社グループの製造は、すべてお客様の仕様による「ものづくり」ということで、基本的に多品種少量生産となります。したがいまして、当社グループのものづくりは、一品一様なお客様の仕様を満足することと、生産性向上という相反することの実現が永遠の命題となります。当社グループは、この永遠の命題に飽くなき努力を重ね、売上高の拡大、利益率の改善に取り組んで行くことが、第一義的課題であると認識しております。 1930年の創業以来、当社は「進取発展」の社是のもと、バルブを中心とした流体制御システムの設計・製造からメンテナンスまで、お客様のご要望をワンストップでお応えできるよう、日々努力を続けてまいりました。一方、加速化する時代の変化に対応するため、当社グループは“今を守りながら、新しいことにもチャレンジする”「挑戦」をテーマに加え、これまでのお客様の声をカタチにする“製品開発”に磨きをかけながら、新しい“技術開発”にも挑戦し、お客様に新しい価値や便益を提案する企業を目指してまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題 国内の景気は、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、物価の継続的な上昇による消費者マインドの下振れ、米国の通商政策を含む政策動向による影響等、景気を下押しするリスクに留意する必要があり、先行き不透明な状況にあります。当社グループの主要な受注先の造船業界では、次世代燃料船を含む新造船需要が改善しておりますが、脱炭素化、労働人口の減少等外部環境の変化に、海運会社や造船会社は環境対応船へのシフトやデジタル化等の対応を進めており、舶用機器メーカーにも環境対応船やデジタル化への対応が求められています。足元大きな影響はありませんが、対応の優劣が今後の業容の維持、拡大に影響を及ぼすものと考えております。 このような経営環境のなか、下記の取組みにより、企業体質の強化に努めてまいります。① M&A、協業を含む攻めの投資促進と海外展開の強化② 顧客関係管理による提案型営業活動、国内外アフターサービス体制の強化③ 脱炭素に寄与する製品開発と販売促進、データを活用したコト売り事業の創出④ DX、マスカスタマイゼーション生産体制の構築による生産性向上⑤ 多様な人材の確保および育成、技能伝承
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 なお、当社は、2024年12月20日にACE VALVE CO., LTD.の全株式を取得し子会社化いたしました。本件株式取得により、ACE VALVE CO., LTD.を当社の連結子会社とし、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益、雇用情勢・所得環境の改善を背景に、設備投資・個人消費に持ち直しの動きがみられ、公共投資も底堅く推移するなど緩やかに回復しております。しかしながら、継続的な物価上昇による消費者マインドの下振れ、通商政策などアメリカの政策動向による影響等、わが国の景気を下押しするリスクに留意する必要があり、景気の先行きは不透明な状況が続きました。 当社グループの主要な受注先の造船業界では、海上輸送量の増加や、過去に大量に建造された船舶の代替需要等を背景として、次世代燃料船を含む新造船需要が改善し、手持ち工事量を十分に確保しております。需要が拡大している舶用関連に加え、発電プラント等陸用関連においても、生成AI需要によるデータセンター建設に伴う電力需要案件等、国内外で積極的な営業活動を行い、顧客ニーズの掘り起こしに努める提案型営業活動を展開し、受注獲得に努め、修理やメンテナンス関連の部品注文獲得にも注力しました。 当連結会計年度における受注高は、29,445百万円となり、品種別にみますと、自動調節弁10,942百万円、バタフライ弁11,574百万円、遠隔操作装置6,928百万円となりました。  この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。  a.財政状態  当連結会計年度末の資産合計は、36,452百万円となりました。  当連結会計年度末の負債合計は、10,995百万円となりました。  当連結会計年度末の純資産合計は、25,456百万円となりました。  b.経営成績  当連結会計年度の売上高は23,768百万円、営業利益は1,159百万円、経常利益は1,450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,730百万円となりました。 なお、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、上記経営成績についてはセグメント情報に関連付けて記載はしておりません。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の資金残高は5,491百万円となりました。 また、当連結会計年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は2,518百万円となりました。 これは主として、税金等調整前当期純利益が2,418百万円であり、減価償却費264百万円、仕入債務の増加による収入867百万円があった一方、売上債権の増加による支出3,411百万円、棚卸資産の増加による支出973百万円、法人税等の支払額715百万円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は2,175百万円となりました。 これは主として、有価証券の償還による収入2,200百万円、投資有価証券の償還による収入2,599百万円、投資有価証券の売却による収入1,310百万円があった一方、投資有価証券の取得による支出1,503百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出866百万円、関係会社出資金の払込による支出100百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,457百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は1,020百万円となりました。 これは、短期借入金の純増加額1,600百万円があった一方、長期借入金の返済による支出142百万円、配当金の支払額317百万円、自己株式の取得による支出119百万円があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績についてはセグメント別に代えて品種別に示しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品種別に示すと下表のとおりであります。品種別当連結会計年度(2024.6~2025.5)(千円)自動調節弁8,772,946バタフライ弁9,584,055遠隔操作装置5,345,128計23,702,130 (注)1.金額は販売価額で表示しております。2.上記の生産実績には、協力工場よりの製品の仕入高が以下のとおり含まれております。当連結会計年度(2024.6~2025.5)(千円)7,687,286 b.受注実績 当連結会計年度における品種別の受注実績は次のとおりであります。品種別当連結会計年度(2024.6~2025.5)受注高(千円)当連結会計年度末(2025.5.31現在)受注残高(千円)自動調節弁10,942,1027,708,058バタフライ弁11,574,78911,538,282遠隔操作装置6,928,7825,281,216計29,445,67424,527,556 (注)金額は販売価額で表示しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品種別に示すと、次のとおりであります。 当社グループの製品は直接販売(メーカーへの直納)が主でありますが、一部は商社を通しても販売しております。品種別当連結会計年度(2024.6~2025.5)販売高(千円)販売構成比(%)自動調節弁8,648,26236.4バタフライ弁9,854,89341.5遠隔操作装置5,264,96922.1計23,768,125100.0 (注)1.金額は販売価額で表示しております。2.当連結会計年度の主要な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する比率相手先当連結会計年度(2024.6~2025.5)金額(千円)比率(%)三菱重工業㈱2,384,66510.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末の資産合計は、36,452百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金5,492百万円、売上債権10,958百万円、棚卸資産5,420百万円、前渡金1,108百万円、建物(純額)804百万円、土地6,497百万円、投資有価証券2,675百万円であります。 負債合計は、10,995百万円となりました。主な内訳は、仕入債務4,571百万円、短期借入金2,400百万円、長期借入金535百万円、退職給付に係る負債548百万円であります。 純資産合計は、25,456百万円となりました。主な内訳は、資本金1,150百万円、資本剰余金1,479百万円、利益剰余金22,583百万円であります。 売上高は、23,768百万円となり、品種別でみますと、自動調節弁8,648百万円、バタフライ弁9,854百万円、遠隔操作装置5,264百万円となりました。輸出関連の売上高は、3,661百万円となりました。当連結会計年度末の受注残高は24,527百万円となりました。 利益面では、営業利益は1,159百万円、経常利益は1,450百万円となりましたが、特別利益として投資有価証券売却益を968百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,730百万円となりました。 なお、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、上記経営成績についてはセグメント別に代えて品種別に示しております。 当社グループの業績に重要な影響を与える要因については、「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 なお、当連結会計年度の売上高22,000百万円、営業利益1,300百万円、経常利益1,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,780百万円の業績目標に対して、売上高23,768百万円、営業利益1,159百万円、経常利益1,450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,730百万円の結果となり、売上高は業績目標を上回りましたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は業績目標を下回りました。 その結果、当連結会計年度の売上高営業利益率は、4.88%となりました。 注)売上高営業利益率=営業利益/売上高×100 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、材料の購入費用のほか、製造費(製造に係る労務費・経費)、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、設備投資や運転資金の調達については、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は3,078百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,491百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち重要なものは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のほか、以下のとおりであります。 a.固定資産の減損 固定資産については、製造事業関連資産と賃貸関連資産とにグルーピングし、各関連資産ごとに将来キャッシュ・フローを見積り、これをもとにして減損の兆候を判定しております。減損の兆候がみられる場合には、減損損失の認識を行うかどうかを判定し、減損損失計上の検討を行います。 b.繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を十分に確保できることを検討した上で、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しておりますが、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産が減少した場合、税金費用が計上される可能性があります。 c.棚卸資産の評価 棚卸資産については、主として商品及び製品、仕掛品については期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合は、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。主として原材料及び貯蔵品については期末における再調達原価が取得原価よりも下落している場合は、当該再調達原価をもって貸借対照表価額としております。 正味売却価額は、受注先との契約に基づく販売価額、または、期末において見込まれる将来販売時点の販売価額に基づいて見積もっております。 なお、棚卸資産は、今後の市況や需要動向等によっては、追加の評価減が必要となる可能性があります。 d.のれん 企業結合等により発生したのれんについては、被取得企業の今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、企業結合日における当該株式の取得原価と識別可能な資産及び負債に配分された純額との差額から算出しております。この超過収益力は、被取得企業の取得時点及び当連結会計年度末の事業計画を前提とした外部専門家の評価を基礎としております。 将来の事業計画は市場環境の変化等による不確実性を伴うものであり、見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、被取得企業の業績が悪化した場合等には、翌連結会計年度の連結財務諸表においてのれんの金額に影響を及ぼす可能性があります。

事業リスク

主なリスクとして、まず受注先の造船業界や電力業界の動向に業績が大きく左右される点が挙げられます。次に、製品の品質に欠陥があった場合、クレーム事故により業績や社会的評価が悪化する可能性があります。また、保有する株式の時価や実質価額が下落した場合、評価損の計上により業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。さらに、国内生産拠点が大阪府に集中しているため、大規模な自然災害が発生した際には、操業停止や生産能力の低下により業績に大きな影響が出る可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,620 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)受注先業界の動向 当社グループの製品は、すべて受注生産であり、主要受注先は造船業界及び電力業界をはじめとするプラント業界であります。日頃から情報収集に努め受注活動を行っておりますが、受注先業界の動向により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2)品質保証 当社グループは、品質保証規格ISO9001の認証を取得しており、これに基づく品質マネジメントシステムを構築し、適切な運用と有効性の継続的改善を図り、お客様要求事項及び法令・規則要求事項を満たし、お客様に信頼される万全の品質保証体制を築いて、各種バルブ及び遠隔操作装置の製造・販売事業を行っております。しかしながら、万一当社グループ製品の欠陥にもとづくクレーム事故が発生した場合には、当社グループの業績及び社会的評価等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)保有株式の時価及び実質価額の下落又は低下 当社グループは、保有する株式の時価及び実質価額が簿価から著しく下落又は低下し、回復の見込みのない場合は、評価損を計上する場合があります。多額の評価損の計上により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、保有する株式については、年に1回取締役会において個別銘柄毎に、経済合理性、取引関係の状況及び将来の見通し等の観点から保有の意義について検証しております。検証の結果、妥当性が認められない場合には縮減することとしております。 (4)大規模な自然災害 当社グループの国内生産拠点はすべて本社のある大阪府に集中しており、職場環境の整備・改善並びに従業員の安否確認システムの導入及び防災訓練の実施、データバックアップ体制の構築等、リスクの低減に努めておりますが、大規模な地震や風水害等の自然災害が発生した場合には、操業停止や操業度低下に伴い、生産能力が低下し、当社グループの業績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報セキュリティ 当社グループは、取引先の情報や、当社グループのノウハウを蓄積した開発情報等の内部機密、更には業務に従事している従業員の個人情報等、当社グループの事業を支える重要な情報を保持しております。 これらの情報資産を保護するため、各種委員会を設け、各種規程を定め、情報セキュリティ管理体制の構築・整備や社内教育等を行っております。 しかしながら、天変地異や、コンピュータ・サーバー・ネットワーク機器の故障に起因するシステム障害からの情報の消失、コンピュータウイルスや不正アクセス等による情報漏洩があれば取引先に大きな損失を与えることはもちろんのこと、当社グループの業績、事業の継続に大きな影響を与える可能性があります。 (6)安全衛生 当社グループの製造部門における工場での作業や、サービス部門における船舶や発電所等のプラント内での作業において、万一重大な労災事故が発生した場合は、社会的信用が失墜し、当社グループの業績、事業の継続に影響を与える可能性があります。 また、感染症が拡大した場合には、当社グループの操業に制限が発生し大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)人材確保、育成 当社グループの操業には、各種資格や技能を有する人材の確保が必要ですが、少子高齢化による労働人口の減少により、人員体制の確保ができない場合は当社グループの業績や事業の継続に影響を与える可能性があります。

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