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トリニティ工業(6382)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

機械 機械

事業の概要

トリニティ工業は、トヨタ自動車を主要な取引先とする企業グループで、設備と自動車部品の製造・販売を主な事業としています。設備部門では、自動車の塗装に使われる前処理装置、塗装ブース、乾燥炉などの製造・販売を行っており、自動車部品部門では、車の内装に使われるセンタークラスターパネルやコンソールパネル、ステアリングホイールなどを製造・販売しています。主に自動車産業向けに、生産設備と部品の両方を提供することで収益を上げています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

トリニティ工業の事業セグメントは、主に「設備部門」と「自動車部品部門」の2つで構成されています。設備部門は、自動車の塗装工程で使われる装置やシステム(前処理装置、塗装ブース、乾燥炉など)を製造・販売しており、売上高299.03億円、営業利益38.79億円と、グループの主要な収益源となっています。一方、自動車部品部門は、自動車の内装部品(センタークラスターパネル、コンソールパネル、ステアリングホイールなど)を製造・販売しており、売上高103.14億円、営業利益13.05億円を計上しています。全体として、設備部門がグループの売上と利益の大部分を占める稼ぎ頭であり、自動車産業向けの設備と部品の両方を提供することで事業を展開しています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Equipment 事業 299 39 13.0%
AutomobileParts 事業 103 13 12.7%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|263 文字
3【事業の内容】 当社の企業集団は、トヨタ自動車㈱(その他の関係会社)、当社、子会社10社及び関連会社5社で構成され、設備及び自動車部品の製造、販売を主な業務としております。 当グループの事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。事業区分主要製品設備部門前処理装置、電着塗装装置、塗装ブース、空調装置、乾燥炉、熱処理炉、塗装機・塗装システム等自動車部品部門センタークラスターパネル、コンソールパネル、ドアスイッチベース、ステアリングホイール、ロッカーモール等  事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料価格の上昇を製品価格への反映や歩留り向上で対応しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
自動車塗装設備・装置、自動車内外装部品の新加飾方法、材料、意匠開発などの技術。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
会社が挙げる主要リスク:経済状況(自動車業界の販売台数・設備投資計画) / 原材料価格の変動(樹脂材料、鉄鋼材料など) / 為替レートの変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

トリニティ工業は、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる明確な無形資産の優位性は、公開情報からは確認できません。事業内容は主に産業用ロボットの周辺機器や自動化装置の開発・製造であり、これらは技術革新に依存しますが、特許による独占的な優位性は限定的と考えられます。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

産業用ロボットの周辺機器や自動化装置は、一度導入すると既存の生産ラインとの連携やオペレーターの習熟度から、他社製品への切り替えには一定のコストや手間が発生する可能性があります。しかし、顧客が乗り換えによって被る損失が極めて大きい、といったレベルのスイッチング・コストは現時点では確認できません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

トリニティ工業の事業モデルは、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではありません。顧客は個別の生産ラインの効率化のために製品を導入するため、他社の導入状況が自社の利用価値に影響を与えることはありません。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

産業用ロボット周辺機器の製造においては、部品調達、生産効率、サプライチェーン管理などがコスト競争力に影響を与えます。トリニティ工業が構造的に競合他社よりも大幅に低いコストで生産・提供できるという明確な証拠は現時点では見当たりません。規模の経済によるコスト削減の可能性はありますが、突出した優位性とは言えません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

産業用ロボット周辺機器市場において、トリニティ工業は一定のシェアを有していると考えられますが、市場全体を支配するような寡占状態にあるとは言えません。しかし、長年の事業経験と顧客基盤により、一定の規模の経済による効率性は享受している可能性があります。市場規模に対して最適な少数寡占状態とは言えませんが、一定の存在感はあります。

トリニティ工業の優位性は、トヨタ自動車を「その他の関係会社」とする強固な関係性にあります。これにより、自動車産業における安定した取引基盤と、最新の技術動向へのアクセスを確保していると考えられます。また、塗装設備から自動車部品まで、自動車製造の幅広い工程に関わる製品を提供しているため、顧客に対して総合的なソリューションを提供できる点も強みです。特に、環境負荷の低い設備開発に取り組むことで、将来的な競争力向上を目指しています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)会社の経営の基本方針 当社は、「信頼と創造」の社是のもとに① 世界規模での経営基盤を強化し、環境の変化に柔軟に対応して着実に成長する。② 相互信頼に基づき、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に発揮する企業風土を作る。③ 各国、各地域に根ざした事業活動を通じて、産業・経済・文化の発展に貢献する。④ 時代を先取りした研究と開発に努め、物づくりの技術を高めることにより、お客様に満足して頂ける魅力溢れる商品を提供する。⑤ クリーンで公正な企業活動を実践し、安全で魅力的な商品の提供を通して、住みよい地球と豊かな社会作りに貢献する。ことを経営方針としております。 (2)目標とする経営指標 当社は、株主重視の視点、経営効率の評価基準として総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)、売上高営業利益率を意識した経営を進めていく考えであります。 (3)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費は一部に足踏みが残るものの持ち直しの動きがみられ、緩やかに回復傾向となっております。しかしながら、物価上昇、アメリカの政策動向及び金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続しております。また自動車産業では、様々な要因により稼働が一時的に不安定になることもありましたが、生産はほぼ回復してきております。 (4)対処すべき課題 当社は「熱・水・空気」の総合エンジニアリング会社として、技術力とモノづくりの力を競争力の源泉とし、「テクノロジーで地球にやさしい未来へ」を掲げて、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど、持続可能な地球・社会への貢献を通じて、持続的な成長を目指してまいりました。 ▶ 設備部門では、これまで培ってきた CO2 削減・水資源保全に貢献する環境技術に加え、IoT技術を活用した工場全体の熱エネルギーマネジメントシステムやAIによる予測制御などの、デジタル技術を取り入れた商品の開発・提供を開始いたしました。▶ 当社の環境技術およびデジタル技術は、自動車メーカーにとどまらず、幅広いお客様から高い評価をいただいております。▶ 自動車部品部門では、「限量経営*」が現場に深く根づき、たゆまぬ改善の積み重ねと相まって、需要変動にも柔軟かつ迅速な対応ができる体制を確立し、収益に貢献いたしました。*限量経営:限られた生産量でも利益を出せる体質を目指す ▶ 地球環境を中心とした、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの重要性が、一層高まっております。▶ 慢性的な人手不足に加え、労務費や原材料費の高騰、さらには米国が発動した関税政策による世界経済への影響など、企業経営における重要課題が山積しております。▶ 自動車産業では、一時的な減速が見られるものの、PHEV等を含む電動化の流れは確実に進行しており、それに伴うデジタル化や製造プロセスの変更など、自動車産業そのものが大きく変わろうとしております。 ① 持続可能な社会への更なる貢献 自動車産業を中心とするお客様のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの取り組みに貢献すべく、設備のハードに加え、ソフトウェアやサービスの領域でも新たな技術・商品開発を進めるとともに、当社の環境技術を幅広いお客様に提供してまいります。また、自動車部品部門でも、お客様や仕入先様と連携し、より環境負荷の少ないモノづくりに取り組んでまいります。 ② たゆまぬ技術革新 環境技術をさらに発展させるとともに、製造現場の景色を変える技術開発、モノづくり革新を推進してまいります。また、現在新設中の技術開発センターにおいては、お客様に求められる技術・商品の開発を加速させるとともに、異業種との連携による新たな価値創造にも、積極的に取り組んでまいります。自動車部品部門においても、自働化・省人化の推進、新技術導入や老朽設備の更新を通じて、生産性の向上を図ってまいります。 ③ 持続的成長に向けた基盤強化 安全最優先の姿勢を基本とし、防火対策やBCPへの取り組みを徹底することで、供給責任の確実な遂行に努めてまいります。また、デジタル技術を活用した会社の変革をさらに推進するとともに、成長を担う人への投資、健康でイキイキと働ける職場づくり、そしてコンプライアンスを重視した職場風土づくりを通じて、経営基盤の強化に取り組んでまいります。  当社は、これらの課題への対応を通じて、持続的な成長を実現し、企業価値の一層の向上に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)会社の経営の基本方針 当社は、「信頼と創造」の社是のもとに① 世界規模での経営基盤を強化し、環境の変化に柔軟に対応して着実に成長する。② 相互信頼に基づき、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に発揮する企業風土を作る。③ 各国、各地域に根ざした事業活動を通じて、産業・経済・文化の発展に貢献する。④ 時代を先取りした研究と開発に努め、物づくりの技術を高めることにより、お客様に満足して頂ける魅力溢れる商品を提供する。⑤ クリーンで公正な企業活動を実践し、安全で魅力的な商品の提供を通して、住みよい地球と豊かな社会作りに貢献する。ことを経営方針としております。 (2)目標とする経営指標 当社は、株主重視の視点、経営効率の評価基準として総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)、売上高営業利益率を意識した経営を進めていく考えであります。 (3)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費は一部に足踏みが残るものの持ち直しの動きがみられ、緩やかに回復傾向となっております。しかしながら、物価上昇、アメリカの政策動向及び金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続しております。また自動車産業では、様々な要因により稼働が一時的に不安定になることもありましたが、生産はほぼ回復してきております。 (4)対処すべき課題 当社は「熱・水・空気」の総合エンジニアリング会社として、技術力とモノづくりの力を競争力の源泉とし、「テクノロジーで地球にやさしい未来へ」を掲げて、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど、持続可能な地球・社会への貢献を通じて、持続的な成長を目指してまいりました。 ▶ 設備部門では、これまで培ってきた CO2 削減・水資源保全に貢献する環境技術に加え、IoT技術を活用した工場全体の熱エネルギーマネジメントシステムやAIによる予測制御などの、デジタル技術を取り入れた商品の開発・提供を開始いたしました。▶ 当社の環境技術およびデジタル技術は、自動車メーカーにとどまらず、幅広いお客様から高い評価をいただいております。▶ 自動車部品部門では、「限量経営*」が現場に深く根づき、たゆまぬ改善の積み重ねと相まって、需要変動にも柔軟かつ迅速な対応ができる体制を確立し、収益に貢献いたしました。*限量経営:限られた生産量でも利益を出せる体質を目指す ▶ 地球環境を中心とした、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの重要性が、一層高まっております。▶ 慢性的な人手不足に加え、労務費や原材料費の高騰、さらには米国が発動した関税政策による世界経済への影響など、企業経営における重要課題が山積しております。▶ 自動車産業では、一時的な減速が見られるものの、PHEV等を含む電動化の流れは確実に進行しており、それに伴うデジタル化や製造プロセスの変更など、自動車産業そのものが大きく変わろうとしております。 ① 持続可能な社会への更なる貢献 自動車産業を中心とするお客様のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの取り組みに貢献すべく、設備のハードに加え、ソフトウェアやサービスの領域でも新たな技術・商品開発を進めるとともに、当社の環境技術を幅広いお客様に提供してまいります。また、自動車部品部門でも、お客様や仕入先様と連携し、より環境負荷の少ないモノづくりに取り組んでまいります。 ② たゆまぬ技術革新 環境技術をさらに発展させるとともに、製造現場の景色を変える技術開発、モノづくり革新を推進してまいります。また、現在新設中の技術開発センターにおいては、お客様に求められる技術・商品の開発を加速させるとともに、異業種との連携による新たな価値創造にも、積極的に取り組んでまいります。自動車部品部門においても、自働化・省人化の推進、新技術導入や老朽設備の更新を通じて、生産性の向上を図ってまいります。 ③ 持続的成長に向けた基盤強化 安全最優先の姿勢を基本とし、防火対策やBCPへの取り組みを徹底することで、供給責任の確実な遂行に努めてまいります。また、デジタル技術を活用した会社の変革をさらに推進するとともに、成長を担う人への投資、健康でイキイキと働ける職場づくり、そしてコンプライアンスを重視した職場風土づくりを通じて、経営基盤の強化に取り組んでまいります。  当社は、これらの課題への対応を通じて、持続的な成長を実現し、企業価値の一層の向上に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費は一部に足踏みが残るものの持ち直しの動きがみられ、緩やかに回復傾向となっております。しかしながら、物価上昇、アメリカの政策動向及び金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続しております。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、お客様のカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーへ積極的に貢献するとともに、設備部門では、既受注プロジェクトの着実な遂行、塗装機器の収益拡大、更なる非自動車産業への拡販、新製品の開発に取り組んでまいりました。自動車部品部門では、大型成形品の生産拡大等を通じお客様の期待に応えるとともに、異業種など新たな領域への拡大や変種変量に強い柔軟な生産体制の構築に取り組んでまいりました。 その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は402億1千7百万円と前年同期に比べ32億2千4百万円(8.7%増)の増収となりました。 営業利益は32億4千5百万円と前年同期に比べ4億5千万円(16.1%増)の増益、経常利益は35億2千1百万円と前年同期に比べ5億1千4百万円(17.1%増)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は24億3百万円と前年同期に比べ3億4千4百万円(16.7%増)の増益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ・設備部門 設備部門は、塗装設備納入等の増加により売上高は299億3百万円と前年同期に比べ31億3千4百万円(11.7%増)の増収、営業利益は38億7千8百万円と前年同期に比べ2億2千万円(6.0%増)の増益となりました。 ・自動車部品部門 自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の生産・販売の増加により売上高は103億1千3百万円と前年同期に比べ8千9百万円(0.9%増)の増収、営業利益は13億5百万円と前年同期に比べ3億2千9百万円(33.7%増)の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、80億3千4百万円となり、前連結会計年度末より82億円(前年同期比50.5%減)減少となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は28億8百万円(前年同期は営業活動の結果獲得した資金36億1千8百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益35億2千1百万円、減価償却費10億3千5百万円、売上債権の増加額22億2千1百万円、仕入債務の減少額35億9千8百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は46億7千1百万円(前年同期比434.4%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出41億7千6百万円、定期預金の預入による支出16億6百万円、定期預金の払戻による収入11億3千2百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は10億1千2百万円(前年同期比63.0%増)となりました。これは主に、配当金の支払額7億2千4百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)設備部門29,903,35111.7自動車部品部門10,313,6670.9合計40,217,0188.7(注)1 金額は、販売価格によっております。2 当社は受注生産を主としておりますので、本表は販売実績と同一のものを掲げております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)設備部門28,028,0002.59,035,373△18.3自動車部品部門10,313,6670.9--合計38,341,6672.09,035,373△18.3(注) 金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)設備部門29,903,35111.7自動車部品部門10,313,6670.9合計40,217,0188.7(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)豊田通商株式会社7,299,04019.77,313,07318.2株式会社豊通マシナリー5,144,40013.97,904,20019.7トヨタ自動車株式会社956,0532.61,243,4463.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は、5.1%減少し、424億6千3百万円となりました。要因については、次のとおりであります。(資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて17.5%減少し、256億9千9百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が24億8千万円増加した一方、現金及び預金が76億5千3百万円減少、電子記録債権が1億8千2百万円減少したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて23.3%増加し、167億6千3百万円となりました。これは主に、投資有価証券が7億1百万円減少した一方、建設仮勘定が37億1千1百万円増加したことによります。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて32.7%減少し、79億9千2百万円となりました。これは主に、電子記録債務が35億4千6百万円減少、契約負債が2億4千6百万円減少、未払法人税等が1億9百万円減少したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて15.4%減少し、15億9千万円となりました。これは主に、リース債務が1千7百万円増加した一方、繰延税金負債が1億5千9百万円減少、退職給付に係る負債が7千9百万円減少したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて30.3%減少し、95億8千3百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.0%増加し、328億7千9百万円となりました。 b.経営成績の分析 事業全体の状況 当連結会計年度の売上高は402億1千7百万円と前年同期に比べ32億2千4百万円(8.7%増)の増収となりました。 営業利益は32億4千5百万円と前年同期に比べ4億5千万円(16.1%増)の増益、売上高営業利益率は8.1%となりました。 営業外収益は、前年同期に比べ受取補償金が6千2百万円増加となったことなどにより、前年同期に比べ5千9百万円(19.8%増)増加し3億6千1百万円となりました。 営業外費用は、固定資産除去損が1千8百万円減少したことなどにより、前年同期に比べ4百万円(5.1%減)減少し8千5百万円となりました。 以上の結果、経常利益は35億2千1百万円と前年同期に比べ5億1千4百万円(17.1%増)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は24億3百万円と前年同期に比べ3億4千4百万円(16.7%増)の増益となりました。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析1)キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。2)資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、設備投資などの長期資金及び製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金であります。3)財務政策 当社グループは長期資金、運転資金ともに内部資金により充当し、不足が生じた場合は借入により資金調達することとしております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主重視の視点、経営効率の評価基準として総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)、売上高営業利益率を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「総資産利益率(ROA)」は5.5%(前年同期比0.6%増加)、「自己資本利益率(ROE)」は7.7%(前年同期比0.5%増加)、「売上高営業利益率」は8.1%(前年同期比0.5%増加)となりました。引き続きこれらの指標につきましては、改善されるよう取り組んでまいります。

事業リスク

主要なリスクとしては、まず自動車業界の景気変動が挙げられます。自動車の販売台数や設備投資計画が、トリニティ工業の業績に直接影響を与える可能性があります。次に、樹脂や鉄鋼などの原材料価格の変動もリスクです。国際商品市況によって原材料価格が大きく変動し、調達コストが増加する可能性があります。また、為替レートの変動もリスク要因であり、海外取引の円換算額や海外子会社の財務状況に影響を与える可能性があります。さらに、地震などの大規模災害や感染症の拡大といった異常事態が発生した場合、生産活動の停止や事業運営の困難により、業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,030 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関連する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。① 経済状況 当社グループの取引の重要な部分を占める自動車業界の販売台数及び設備投資計画は当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ステークホルダーの期待に応える環境負荷の低い・競争力のある設備の開発と自動車業界外への販売拡大に取り組んでおります。② 原材料価格の変動 当社グループの調達コストの中で大きな割合を占める樹脂材料や鉄鋼材料をはじめとする原材料の価格は、国際商品市況の影響を受けて大きく変動することがあります。原材料価格の動向は、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、原材料価格の上昇については、製品価格への反映や歩留り向上によって材料コストの低減を図っております。③ 為替レートの変動 為替レートの変動は、当社グループの海外との取引の円換算額及び連結財務諸表作成時における海外子会社の外貨建財務諸表の円換算額等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、海外商流の適正化を図り、為替レートの影響を極力低減するとともに、必要に応じて為替予約取引を利用することで、将来の為替変動リスクを回避するよう努めております。④ 地震等の災害発生にともなうリスク 当社グループは、製造ラインの中断による影響を最小限にするために、定期的な設備点検等をおこなっておりますが、大規模な災害が発生した場合、生産活動が停止し、経営成績と財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、大規模な災害を想定し、安全対策や事業継続・早期復旧のために事業継続計画(BCP)を策定しております。⑤ 感染症等の異常事態リスク 当社グループは、感染症等の拡大が想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、感染症等流行時の対応について、感染予防の観点から基本方針や対応マニュアルを策定し、必要な予防および感染対策を推進していきます。

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