研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 17 |
| 2024-03 | - | 10 |
| 2023-03 | - | 12 |
| 2022-03 | - | 23 |
| 2021-03 | - | 12 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,157 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する解体環境アタッチメントと木材の伐採、造材、集材等の作業に使用する林業機械を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は214,272千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行ってまいりました。2024年度は、国内においては、需要の減少により若干の販売台数が減少いたしましたが国内シェアは前年とほぼ同数となっております。海外においても、アメリカのレンタル在庫調整の影響で台数は伸び悩みました。一方で本年、世界最大の建設機械展示会bauma2025において本機を展示し、ヨーロッパ市場での発売を開始いたしました。今後、TOP-Jシリーズの全世界での発売を機に年間5,000台を販売目標としてまいります。協力会社のベトナム工場も順調に稼働しており3機種の製造を行っておりますが、今後の販売計画を踏まえ、1機種を増やし現在4機種の製造を始めており国内・海外に出荷を行っています。油圧ブレーカの需要は中国を除いた世界で70,000台強と開拓の余地はあり、当社の販売台数は増やすことが可能であると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインナップを全世界に投入してシェア拡大を図ってまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WD2800Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度はシリーズ中最もロングセラーでありフラッグシップの役割を担っていたTS―WB1100Vに更なる進化を加えたTS-WD1100Vを開発した他、同様の改良を加えたTS-WD1400V・TS-WD1700V-2も開発、販売を開始し確実に販売実績を伸ばすことが出来ました。鉄骨カッターのクロスカッターシリーズでも、昨年度は新たに世界最大級の超大型機TS-W2300XCVとTS-WS1000Vの2機種を受注しており順調に開発が進んでおります。当該機においては従来の建物以外の大型船舶解体という新たな分野でも活躍が期待され完成が待ち望まれております。今年度も新たな機種開発によりラインナップの拡張を推進いたします。従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも引き続き高い評価を頂いており、シリーズ拡張も検討しております。 (3) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。耐久性強化対策に加え細部に渡る改良を施すことで更なる信頼性アップと解体現場環境の安全に貢献しております。昨年度は大量受注もあり生産能力の増強に努めている最中でございます。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。(4) 海外向けアタッチメント海外市場ではスタンダードとなっている破砕歯交換式圧砕機に関しては、耐摩耗性を考慮した破砕歯の新設計を行うと共に、旋回式機能を加えたORC-280Bを開発し、bauma2025にて発表しました。また海外仕様の多目的バケット(ソーティング・グラップル)のODシリ-ズについて設計を行い、販売開始へと進めています。 (5) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握でき、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。量産仕様に沿って製作したデバイスの数百台を協力会社を募って試験配布し終わりました。利用頻度の高い会社を優先的に調査、分析を行い、効果的な活用方法,改善点,精度の評価をまとめる段階に移っています。実装に向けて仕様の確定を行っていきます。 (6) 大型破砕機(大型環境機械)中低速破砕機BIG BASSシリ-ズ最小クラスのSRS-475Cを自社開発いたしました。エンジン搭載試験を主とした各種試験もクリアーし、試験段階での改善点を盛込み販売を開始いたしました。ユーザ-の更なるニーズに応えるべく 市場投入後のフィードバックを反映し改良、改善に努めてまいります。 (7) 小割機(OSC)既にシリ-ズ化を終えて成熟期に入ったOSCシリ-ズですが新たにパワ-アップしたDシリ-ズの開発を行いました。主力の20tクラスの機種よりスタ-トし従来の機能に加えて耐久性の向上、メンテナンス性の見直し、部品点数の削減等を盛り込んだ設計を行い、フィールドテストを行いました。さらに24V仕様のマグネット付きコワリクンでの展開を行い量産化へと進めております。 (8)ハイブリッドバケット農林水産省も推奨する高性能林業機械で、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットですが、すでに販売中である12トンクラスのOHB-120、20tクラスのOHB-200に加え新たに6tクラスのOHB-60を発売し幅広いユーザーに対応することが出来ました。また伐倒機能を排除し根掘り、集積・地均しに専用化した、6tクラスのOHB-50の開発を終え販売を開始しました。また同じく12tクラスのOHB-100の開発、20tクラスのOHB-180の試作も終え、フィールドテストの実施を予定しております。今後もユーザーからの要望、意見を取り入れさらに高評価頂けるよう改良してまいります。 (9) 林業用グラップルNSW-10の後継機として、安全性、メンテ性、扱いやすさを向上させた1.5tクラスのNSW-15を開発いたしました。 (10) グラップルソー6~7tショベルに搭載するNWG-70RPSの玉切り能力を向上させたNWG-72RPSを開発いたしました。 (11) 油圧オートカプラ対応プロセッサ油圧オートカプラにて瞬時に付け替え可能な、ローラー式プロセッサNPG-40Rとストローク式プロセッサNPG-45Sのモデルを開発いたしました。
FY2024|3,063 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は212,006千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行ってまいりました。国内導入は順調に進み、2025年度海外導入に向け現在CEマークの取得・騒音測定及び資料の作成など準備を進めております。当初の目的であった国内・海外の販売台数の目標3,000台も2022年度には達成しましたが、2023年度は世界情勢の影響もあり3,000台には若干の未達に終わりました。今後の目標としてTOP-Jシリーズの全世界での発売を機に5,000台を目標として進んでまいります。コロナ禍の影響で遅れていた協力会社のベトナム工場も順調に稼働しており、3機種の製造を開始し、現在タイ・トルコ・ヨーロッパにてテストを行っている状況です。今後も国内市場においては若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカ需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してシェア拡大を図ってまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WD2800Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度も優遇税制制度に対応すべく小型機種のモデルチェンジを行いTS-WD350、TS-WD500Vがラインナップに加わり順調に販売実績を伸ばせています。また、世界最大級の超大型クラッシャーTS-WD2800V(330tショベル用)も開発が完了して、無事1号機がお客様の元へ届けられました。鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、昨年度は世界最大級の超大型カッターTS-WB1500CV(330tショベル用)の開発が完了して無事1号機がお客様の元へ届けられました。クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、昨年度は新たにTS-W1200XCVをラインナップに加えたことで8機種となり、さまざまな現場での解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度も新たな開発に着手しており、ラインナップの拡張を予定しています。従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも高い評価を頂いており、順調な受注状況となっております。 (3) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。耐久性強化対策に加え細部に渡る改良を施すことで更なる信頼性アップに貢献しており、昨年度においても優遇税制制度に対応すべく改良を重ねております。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。 (4) 海外向けアタッチメント海外市場ではスタンダードとなっている破砕歯交換式圧砕機に関しては、耐摩耗性を考慮した破砕歯の新設計を行うと共に、旋回式機能を加えた設計を行い、既にフィールドテストを終えております。 (5) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握でき、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。量産仕様に電池寿命をアップしたデバイスを数百台準備、順次配布を行い実機検証が進んでいます。管理ソフトについては、ユーザーから頂いたご意見を参考に、日ごとの稼働時間を新たに表示するといったシステムの改善を行いました。さらなる利便性の向上のため複数の新機能を実装する準備も実機検証を踏まえて進めてまいります。 (6) 大型破砕機(大型環境機械)中低速回転破砕方式と独自の破砕刃形状で好評を得ておりますBIG BASS シリーズでは最小クラスのSRS-450C相当機種を自社開発中です。試作機を製作し耐久性の確認、破砕テスト等を行い、要望、意見を参考に改良、改善を行っております。 (7) 油圧オートカプラタッチメントの交換を運転席から降りることなく一人で安全に行える油圧オートカプラ交換可能機種として従来のTS-Wクラッシャー、TSカッター、OSCスタンダード機に加え24V仕様電磁石付きマグネットクワリクン、ドラムカッター、クリーンカッター等のアタッチメントが新たに加わりました。交換可能機種の増加に注力し安全、安心な作業でユーザーに使用いただけるよう努めて参ります (8) ローラー式プロセッサ(林業機械)12~15tショベルに搭載する油圧式ローラーで送材するプロセッサ(造材機)NPG-40Rを開発いたしました。 (9) 林業用グラップル3~3.5tショベルに搭載する木材グラップルNWG-31系と、6~9tショベルに搭載する木材グラップルNWG-72系を共にグラブアームの板厚アップし耐久性アップを図ってモデルチェンジいたしました。 (10)ハイブリッドバケット農林水産省も推奨する高性能林業機械の開発として、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットOHB-120発売し、予想を上回る受注をいただいております。さらにシリーズ化に向け、開発を進めていました20tクラスのOHB-200の発売及び、6tクラスの開発も進みフィールドテストを実施しております。今後もユーザーからの要望、意見を取り入れさらに高評価頂けるよう改良してまいります。
FY2023|3,430 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は213,524千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行ってまいりました。国内導入は順調に進み、現在海外インドにて油圧ショベル30tクラスのテストも実施しております。当初の目的であった国内・海外の販売台数の目標3,000台も2022年度には達成し、新たな目標としてTOP-Jシリーズの全世界での発売を機に5,000台を目標とし進んでまいります。コロナ禍の影響で遅れていた協力会社のベトナム工場も順調に稼働し始め、3機種の製造を開始しております。当初の予定より若干の遅れが出ておりますが今期中には海外でのテストを行う予定です。順調に進めば、2024年度下期にはベトナム製造のブレーカを全世界に向けて販売を始める見込みです。今後も国内市場においては若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカ需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WB2400Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度も優遇税制制度に対応すべく開発したミニクラスのTS-WD350、TS-WD500Vもラインナップに加える準備が整い2023年度開始と同時に販売を開始しております。また、世界最大級の超大型TS-WD2800Vの開発も順調に進み、2023年度秋には市場投入できる見込みとなっております。鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、昨年度は世界最大級の鉄骨カッターTS-WB1500CVを受注、開発も完了し、2023年度秋の完成に向け準備をしております。クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、昨年度は最大サイズのTS-W2100XCVをラインナップに加えたことで7機種となり、さまざまな現場での解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度も新たな開発依頼によりTS-W1200XCVの開発に着手しました。近年増加傾向にあります、従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも高い評価を頂いており、昨年度市場投入したTSRC-1500Vも順調な受注状況となっております。 (3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。ASGシリーズ(旋回式摑み機)ミニショベル用のASG35R・RDFのモデルチェンジに続き更に小型ショベル用のASG20R・RDF仕様の開発に関しては、グループ会社との共通部品を取り入れた商品にしました。RDFは、複合操作を標準とし操作性に優れていると高評価を頂いております。また、ASG60R、130Rの掴み部(アーム)の形状をお客様の要望に新設計をして対応しております。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れて開発したマグネット付コワリクンの高評価を頂いておりますが、高電圧式のマグネットを搭載している、OSC-GMシリーズのショベル30tクラス用のOSC-360GMBを開発し本機により更なるシェアアップを目指します。 (5) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。一昨年度はほぼ全ての機種に耐久性強化対策を施すことで更なる信頼性アップに貢献しており、昨年度においても優遇税制制度に対応すべく改良を重ねております。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。 (6) 海外向けアタッチメント海外では解体アタッチメントとして、ユーザーの要望と意見を取り入れ構成部品の見直し改良に取り組みました。また海外市場で要望が多い圧砕機(コワリクン)の破砕歯溶接不要のボルト交換式モデルに関しては、更に耐摩耗性を考慮した破砕歯の新設計を行い、フィールドテストを重ね量産化しております。 (7) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握でき、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。試作デバイスのテストを基に電波送受信感度の向上,バッテリー寿命を延ばすプログラム調整を行うなど、本格的なサービス開始に向けデバイスを量産しております。管理ソフトについては、ユーザーから頂いたご意見を基にシステムの改善を行い、さらなる利便性の向上のため複数の新機能を実装する準備を進めてまいります。 (8) ストローク式プロセッサ12~15tクラスのショベルに搭載するプロセッサ(造材機)として、コンセプトモデル開発から量産モデル、プロセッサNSP-45を開発いたしました。 (9) 林業用グラップル12~15tショベルに搭載する木材グラップルで従来機A45系をA50系(NWG130系)として、耐久性アップを図ってモデルチェンジいたしました。 (10) 選木用グラップル12~15tショベルに搭載する木材グラップルで従来機B45R2をユーザーの要望があった、爪先形状を取り入れB50R1としてモデルチェンジいたしました。 (11) スクラップローダー定置式、スクラップローダーHLC-50F、HLC-35Fシリーズを、生産性の向上、耐久性の向上、デザイン性の見直しを図ってGタイプを開発いたしました。 (12)ハイブリッドバケット農林水産省も推奨する高性能林業機械の開発として、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットOHB-120発売し、予想を上回る受注をいただいております。さらにシリーズ化に向け、開発を進めていました20tクラスのOHB-200の発売及び、6tクラスの開発も進みフィールドテストを実施しております。今後もユーザーからの要望、意見を取り入れさらに高評価頂けるよう改良してまいります。
FY2022|3,333 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は209,227千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行っております。当初は2021年度中には小型モデルのTOP-11Jから超大型ブレーカTOP-1000Jの全16機種の投入が完了する予定でしたが、コロナ影響で若干の遅れが出ています、2022年度上期中には国内において全機種投入し販売をいたします。2020年度より進めておりました協力会社のベトナム工場の新しい建屋は昨年度完成し、現在準備段階で部品の製作を行っています。懸案だった重要設備の熱処理器の設置も終わり、上期中には試運転を行い稼働しブレーカの製造を始める見込みです。コロナ渦のなか日本よりベトナムへ指導のため渡航ができない状況が続いておりましたが、渡航規制も解かれ、2022年度中には初回ロッドの生産を行いベトナム製造のブレーカを国内でテストをいたします。順調にいけば2023年度上期よりブレーカの量産が始まり、2024年1月よりベトナム製造のブレーカ出荷を全世界へ向け始める見込みで進めております。今後も国内市場におきましては、若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカの需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WB2400Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度も新たに中間サイズのTS-WD720Vをラインナップに加え高い評価を得ております。鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、昨年度は国内外最大級の鉄骨カッターTS-WB1300CVをラインナップに加えることが出来ました。現在、更なる超大型機械の開発も進んでおります。クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、昨年度は最小サイズのTS-W450XCVと最大サイズのTS-W1600XCVの2機種をラインナップに加え解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度、更に大型のクロスカッターTS-W2100XCVの開発を計画しております。近年増加傾向にあります、従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも高い評価を頂いており、今年度も大型サイズTSRC-1500Vの市場投入を計画しております。 (3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。ASGシリーズ(旋回式摑み機)ASG30Rを35Rにモデルチェンジしました。RDF(複合操作)を標準とし操作性に優れていると高評価を頂いております。また、ASG60R、130Rの掴み部(アーム)の形状をお客様の要望に新設計をして対応しております。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れて開発したマグネット付コワリクンの高評価を頂いておりますが、高電圧式のマグネットを搭載している、OSC-GMシリーズのOSC-250GMAをBタイプにモデルチェンジし更に耐摩耗性を強化しました。本機により更なるシェアアップを目指します。 (5) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。昨年度はほぼ全ての機種に耐久性強化対策を施すことで更なる信頼性アップに貢献しております。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。 (6) 海外向けアタッチメント海外では解体アタッチメントとして、ソーティンググラップルのニーズが高いため開発に取り組み、12tクラスの量産化を開始し、更に20tクラスと6tクラスを開発しシリーズ化を行いました。また海外市場で要望が多い圧砕機(コワリクン)の破砕歯溶接不要のボルト交換式モデルに関しては、更に耐摩耗性を考慮した破砕歯の開発を行い2機種に採用しました。 (7) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握出来、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。実証テストを元にデバイスの試作,改良を繰り返し、量産に向けたデバイスの小型化,電波の送受信感度の向上,バッテリーの長寿命化を進めています。管理ソフトについても、ユーザーから頂いたご意見を参考にシステムの改善と新機能の追加による利便性の向上を図っています。 (8) ストローク式プロセッサ15tクラスのショベルに搭載するプロセッサ(造材機)で、狭い作業道において谷からの傾斜送材でヒノキの太い枝までも払いやすい機種の開発要望に対応し、シリンダ伸縮によるパワフルなストローク式のプロセッサNSP-45を開発しました。 (9) スイングヤーダ15tショベルに搭載するスイングヤーダIW-33Aのバックテンション(ワイヤーを張り上げるための圧力設定)の調整を、オペレーターが車外作業を無くすようキャブ内から全て操作が出来る仕様を開発しました。 (10) バンブーシャー(竹伐りフェラーバンチャ)竹専用のアタッチメントとして、ミニショベル用の竹伐りフェラーバンチャのプロトタイプと改良タイプを開発しましたが、(フェラーバンチャとは立木を伐木する装置)型式をバンブーシャーNBS―35Fixとして商品化いたしました。 (11)ハイブリッドバケット農林水産省も推奨する高性能林業機械の開発として、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットOHB-120発売しました。予想を上回る受注となっております。シリーズ化に向け20tクラスと6tクラスを開発しています。
FY2021|3,430 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は185,070千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行っております。2021年度中には小型モデルのTOP-11Jから大型ブレーカTOP-1000Jの全16機種が完成し、まずは国内市場より投入してまいります。2020年度より進めておりました協力会社のベトナム工場の建屋が完成し、一部を除いた設備の導入も完了し、本来は今年度初めより生産を開始する予定で進めておりましたが、コロナの影響で一部設備の導入の遅れがあり、生産開始が遅れています。今年度中には初回ロッドを生産し、出荷を目指し現在調整中でございます。今後も国内市場におきましては、若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカの需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させた新型機へのモデルチェンジと、顧客ニーズを反映し、より細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WB2400Vまでの14機種へとシリーズ拡張を行いました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。現在さらに開口幅のアップと各部品の強化を施し、またメンテナンス性能にも優れた構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、今年度は先行発売したWD1200Vに引き続きWD950VL・WD1700Vの2機種を市場投入致しました。鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。一作年度より切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、今年度はコロナ禍の中でも順調に販売台数を伸ばすことができました。また、近年の解体現場で使用される油圧ショベルの大型化に伴い国内外最大級の鉄骨カッターTS-WB1300CVを開発いたしました、来年度初めには本格的な販売展開が出来るものと考えております。クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、より小型なTS-W600XCVをラインナップに加え解体作業の効率化に寄与いたしております。来年度もクロスカッターシリーズの更なる拡張を計画しております。近年増加傾向にあります、従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも好評を頂いております。今後もシリーズ化拡大の要望に応え更なる拡張を計画しております。 (3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。ASGシリーズ(旋回式摑み機)電磁弁切り替えでの旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルRDFシリーズ化の開発を行い、更に操作性に優れた㈱南星機械が開発した電磁比例制御切換えと併用ができるようにしております。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れマグネット付コワリクンの高評価を頂いておりますが、高電圧式のマグネットを搭載している、OSC-GMシリーズのOSC-160GMAをBタイプにモデルチェンジしており、更なるシェアアップを目指します。 (5) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換は重い取付けピンを抜き差しするため危険を伴う作業で多くの時間が必要となりました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000の、シリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。また、アイヨンカプラーには本体を可動させるための全機種共通のスイッチボックスが付属しておりますが、海外の厳しい安全基準に対応したスイッチボックスを開発したことで、海外ユーザーへの販売も容易になりました。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。 (6) 海外向けアタッチメント海外では解体アタッチメントとして、ソーティンググラップルの拡販が望める為、開発に取り組んでいた12tクラスを量産化し、更に20tクラスのソーティンググラップルの開発を行いました。現在は6tクラスの開発も進めております。また海外市場で要望が多い圧砕機(コワリクン)の破砕歯溶接不要のボルト交換式の開発を行いました。 (7) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(移動・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握し、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施を目的としてオリジナルデバイスと管理ソフトを開発し、実用化に向けて実証テストを行っております。 (8) 林業用グラップルA45系(12t~15tショベル用)、A25系(7t~10tショベル用)及びA20系(4t~5tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものを順次シリーズ化してきましたが、20tクラス用の従来機A70系もA80系として能力アップと耐久性アップを図ってモデルチェンジしております。又、A25系のグラップルもA28系として爪最大開き幅を広くし、爪開閉部を強化するモデルチェンジを行いました。 (9) 地引ウィンチ15tショベル用の最大値引力が4.6tのNSW-46を開発しましたが、最大直引力3tの従来機PWF-25の直引力アップの要望に応えて、7tショベルにも架装できるNSWシリーズとして最大直引力3.5tのNSW-30を開発しました。さらにシリーズ化として、ミニショベルに架装する最大直引力1.5tのNSW―10も開発いたしました。 (10) バンブーシャー(竹伐りフェラーバンチャ)近年、全国的に荒廃竹林が増えてきており、竹林の整備が緊急の課題となっている中、竹専用のアタッチメントとして、ミニショベル用の竹伐りフェラーバンチャのプロトタイプを名称をバンブーシャーに変え、改良タイプを開発しました。(フェラーバンチャとは立木を伐木する装置) (11)その他・バーチカルグリッドローラ地引ウィンチ用のガイドローラとして、バーチカルグリッドローラを開発しました。・ロングリーチグラップル15tショベルに搭載する、アームが伸縮し先端にグラップルを搭載して、半径12mの範囲の木材を掴んで集材できるアタッチメントを開発しました。・ハイブリッドバケット農林水産省も推奨する林業機械の開発として、伐倒・根堀り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なアタッチメントの早期販売に向け開発を行っております。
FY2020|3,543 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は181,735千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行っております。現在小型のTOP-11~32までの4機種、TOP-205・1000の6機種がJシリーズとして販売を始めており好評を得ております。2020年度には新モデルTOP-300J・350Jの2機種を追加し、2021年度中には全ラインナップの市場投入を目指し進めているところであります。今後も国内市場におきましては、若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカの需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを早期に開発し、全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させた新型機へのモデルチェンジと、顧客ニーズを反映し、より細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-W250から超大型機種TS-WB2400Vまでの15機種へとシリーズ拡張を行いました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。今後さらに開口幅のアップと各部品の強化を施し、またメンテナンス性能にも優れた構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、先行発売したWD1200Vに引き続きWD950VL・WD1700Vの2機種を2020年4月以降市場投入するべく開発を進めております。鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。昨年度は切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行いTS-WB700CV・TS-WB800CV・TS-WB900CV・TS-WB1150CVの4機種を新たに開発いたしました、今年度には本格的な販売展開が出来るものと考えます。クロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターシリーズも従来のTS-W650XCV・TS-W900XCVに大型新機種のTS-W1400XCVが昨年度加わり解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度もクロスカッターシリーズの更なる拡張を計画しております。鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRC-1000V・TSRC-1300Vもシリーズ化拡大の要望に応え、100ton油圧ショベルに取り付け可能な大型機種TSRC-1700V及び、200t~300t超の油圧ショベルに取り付け可能な超大型機種TSRC-2100Vを開発・発売いたしました。 (3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式を採用し、ASGシリーズ(旋回式摑み機)6tクラスの作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルASG60RDF、130RDFを開発後、20tクラスのASG210RDFの開発を行い、シリーズ化をいたしました。更に操作性に優れた㈱南星機械が開発した電磁比例切換えと併用ができるよう開発していきます。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れ電磁式マグネット付コワリクン12tクラスと20tクラスのマグネット部を稼働アームに取付たモデルの開発を行い、更なるシェアアップを目指します更に海外向けOSCコワリクンと旋回式コワリクンORCシリーズのモデルチェンジを進めいきます。 (5) サイレントTS-Sカッター鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに3t~5tのショベルに装着可能なTS-S250Cを追加いたしました。これにより3t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化となり高評価を得ております。更にTS-S250Cのアーツ旋回、油圧全旋回式の開発をしております。 (6) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換は重い取付けピンを抜き差しするため危険を伴う作業で多くの時間が必要となりました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000の、シリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。また、アイヨンカプラーには本体を可動させるための全機種共通のスイッチボックスが付属しておりますが、今年度は海外の厳しい安全基準に対応したスイッチボックスを開発したことで、海外ユーザーへの販売も容易になりました。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。 (7) 海外向けアタッチメント海外では解体アタッチメントとして、ソーティンググラップルの拡販が望める為、新規開発に取り組んでおり12tクラスを早期に開発していきます。更に7tクラスのスクラップシャー開発も進めております。 (8) 林業用グラップルA45系(12t~15tショベル用)、A25系(7t~10tショベル用)及びA20系(4t~5tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものを順次シリーズ化してきましたが、20tクラス用の従来機A70系もA80系として能力アップと耐久性アップを図ってモデルチェンジしました。又、A25系のグラップルも爪開閉部を強化するモデルチェンジを行いました。 (9) 地引ウィンチ15tショベル用の最大直引力が4.6tのNSW-46を開発しましたが、最大直引力3tの従来機PWF-25の直引力アップの要望に応えて、7tショベルにも架装できるNSWシリーズとしてNSW-30を開発しました。最大直引力を3.5tとし満巻時も2tの直引力として、ショベルの近くに木材を引き寄せた時にも力を発揮することができます。 (10) ロングリーチグラップル15tショベルに搭載する、アームが伸縮し先端にグラップルを搭載して、半径12mの範囲の木材を掴んで集材できるアタッチメントを開発しました。木材用ローダのエプシロンで使用しているブームを、油圧ショベルのアームとしてショベルに取付できるようにしました。 (11) 軌陸車用4.9t吊クレーン道路と線路上を走行できる軌陸車に、4.9t吊クレーンを搭載してきましたが、トラックのモデルチェンジで搭載位置等が変更になりましたので、これを機会に客先から要望が有ったキャビンの改良、オートフック等を取り入れてモデルチェンジしました。 (12) 竹伐りフェラーバンチャ近年、全国的に荒廃竹林が増えてきており、竹林の整備が緊急の課題となってきていますが、竹専用のアタッチメントはまだ数が少なく人手に頼ることが多くなっています。そこでミニショベル用の竹伐りフェラーバンチャを開発しました。フェラーバンチャとは立木を伐木する装置です。
FY2019|3,450 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は172,562千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは、市場ニーズに応え小型のTOP-11より、超大型のNEWモデルTOP-1000J、新型のTOP-Vシリーズ、超低騒音のSシリーズなど27機種を展開し、お客様の様々なニーズに対応しております。2017年度からは、世界統一モデルの20tクラスのTOP-205Jを販売開始し国内外で好評を得ております。今年度は更に、30t・40t・100tクラスの開発に着手し早期の市場投入を目指します。国内市場におきましては、ブレーカは増加傾向にあり、又、世界規模では油圧ブレーカの市場規模は拡大傾向にあります。当社グループと致しましても「MADE IN JAPAN」の油圧ブレーカで世界統一モデルTOP-Jシリーズを順次開発し、全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、超小型機種TS-W250から超大型機種TS-W2200Vまでの13機種を、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジしシリーズ拡幅を進めてまいりました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。さらに昨年度は開口幅のアップと各部品の強化を施したより使い易くより強靭な構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、先行発売したWD1200Vにつきましても市場より高い評価を頂いております。また、鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。今年度は切断能力とメンテナンス性能を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジを進めております。同時に国内外最大級の200~300tショベル用の超大型切断機TS-WB1150CVの開発も順調に進み年内完成予定となっております。クロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターシリーズも従来のTS-W650XCV・TS-W900XCVに現在開発中の大型新機種のTS-W1400XCVも加わり作業効率向上に寄与いたします。鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRC-1000V・TSRC-1300Vもシリーズ化拡大の要望に応え100tショベルに取り付け可能なTSRC-1700Vを発売いたしました。 (3) サイレントTS-Sカッター 鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに3t~5tのショベルに装着可能なTS-S250Cを開発し、これにより3t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化商品となりました。更にユーザー要望のアーム先端をオプションで改造対応しております。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズは、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れた電磁式マグネット付コワリクン12tクラスとマグネット付シリーズのマグネット部を耐摩耗性にしたBシリーズを開発するとともに、海外向けに35tクラスの旋回式コワリクンORC380の商品化をおこないました。更に、30tクラスの大型マグネット付コワリクンと海外独自仕様のボルト交換式破砕歯の開発いたしました。 (5) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式を採用し、作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたASGシリーズ(旋回式摑み機)のグラップルASG60RDF、130RDFを開発後、20tクラスのASG210RDFの開発をいたしました。今後、ミニショベル用のASG30RDFの開発を進め、シリーズ化をいたします。更に、㈱南星機械の技術を応用し、更なる操作性に優れた電磁比例切換えも開発してまいります。 (6) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメントを交換するときには重い取付けピンを抜き差しするため、危険を伴う作業で多くの時間が必要でした。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、30~200tショベル用のアイヨンカプラーSEシリーズ4機種に加え、20tショベル用の新機種SE200も昨年度より市場導入し高い評価を頂いております。さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。 (7) 散水装置 解体現場やプラントで粉塵を抑えるために開発した散水装置ASK-300(散水小僧)は、1台の送信機での遠隔操作で、複数台の同機械ノズルの上下、左右が自動で稼動し散水が出来、安全性と省人化に寄与する商品として好評を得ております。今後は更に「自動首振り」「自動追尾」機能を追加するよう開発を進めております。 (8) 室内解体機室内解体の分野では人力に頼るベビークラッシャーやハンドブレーカが解体の主体ですが、将来的に労働力不足による機械化需要が期待されます。当社は将来を見据え得意分野のアタッチメントを含めたミニショベルとのコンプリート商品として試作機を開発し、環境展にて参考出展しました。お客様の反響も大きく今後テストを重ね商品化に向けて開発を進めてまいります。 (9) 林業用グラップルA45系(12t~15tショベル用)とA25系(7t~10tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものをシリーズ化してきましたが、A20系(4t~5tショベル用)も同様の性能へモデルチェンジし、シリーズ化いたしました。さらに旋回力をアップした減速機付きもラインアップに加えました。 (10) タワーヤーダ林野庁の委託事業で開発したタワーヤーダは、ウィンチ部とタワー部がそれぞれアタッチメントとして搭載可能ですが、ウィンチ部は操作性アップの為の改良を進めており、来年度の商品化を目指しております。タワー部は自走式搬器で集材する現場の元柱として使用することができ、主索ウィンチ及びガイライン用ウィンチを内蔵し、架設時間の短縮が図れるので、タワー部単独でも商品化を進めており、今回、一号機を販売いたしました。 (11) プロセッサハーベスタ7tショベル用はすでに発売しておりますが、新たに15tショベル用としてNPH-48を開発しました。従来からの高速送材を継承し、枝払い径を48cmとしましたので、十分に大径木化へのニーズに応えることができると考えております。 (12) 地引ウィンチ 15tショベル用の従来の製品は、直引力がドラムの素巻時に最大3tでしたが、顧客の要望により、直引力がドラムの素巻時に最大で4.6tとなるNSW-46を開発しました。最大の特徴は、ドラムの素巻時と満巻時とで直引力の低下割合が少なく、満巻時でも最大3tの直引力があり、ショベルの近くに木材を引き寄せた時にも力を発揮することができます。
FY2018|3,214 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は120,326千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは、市場ニーズに応え小型のTOP-11より、超大型のOKADA10000、新型のTOP-Vシリーズ、超低騒音のSシリーズなど27機種を展開し、お客様の様々なニーズに対応しております。2017年度は、世界統一モデルの20tクラスのTOP-205Jを販売開始し国内外で好評を得ております。今年度は、30t・40t・100tクラスの開発に着手し早期の市場投入を目指します。国内市場におきましては、ブレーカは増加傾向にあり、又、世界規模では油圧ブレーカの市場規模は拡大傾向にあります。当社グループと致しましてもMADE IN JAPANの油圧ブレーカの世界モデルを順次開発し、全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、超小型機種TS-W250から超大型機種TS-W2400Vまでの13機種を、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジしシリーズ拡幅を進めております。これにより作業効率のさらなる向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。また、鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。大型切断機のTS-W720CVとTS-W820CVは大規模解体現場で活躍していますが、今回、鉄骨の切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用した新型カッターTS-S430CとTS-S550Cに30~40tショベルに装着可能なTS-S660Cが加わりました。またクロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターも従来のTS-W650XCVに加え30~40tショベルに装着可能な大型のTS-W900XCVが加わり作業効率向上に寄与しております。一昨年発売を開始したSRC構造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)の建物解体に適したTSRC-1300V・TSRC-1000Vも好評でシリーズ化の拡大を望む声にも今後応えてまいります。さらに、高強度の建物解体や油圧ショベルの大型化に対応したクラッシャーとカッターの開発を進めており、取り付けショベルクラス100t以上と国内外でも最大級の鉄骨カッターTS-WB1000CV及びクラッシャーTS-WB2400Vも完成し各地で好評を頂いております。また、定番の20tショベル用でも、好評のアーク刃を採用したWシリンダタイプの新型カッターTS-WB600CVが市場投入されました。また、昨年より開発を進めており更なる改良を加えた20tショベル用大割機TS-WD1200V及び100tショベル用SRC建築物解体機、TSRC-1700Vも試作機が完成し今年度中には市場導入を予定しております。今後も現場のニーズに素早く対応した開発を進めてまいります。 (3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式とし、ASGシリーズ(旋回式摑み機)12tクラスの作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルASG130RDFを開発後、6tクラスのASG60RDFを開発しました。㈱南星機械との統合で、更なる操作性に優れた電磁切換え式を開発してまいります。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズ、ユーザーの要望と意見を更に設計に取り入れ耐磨耗性に優れ破砕効率を向上させたOSC-200B開発後、マグネット付きコワリクンシリーズの12tクラス電磁式マグネット開発と、海外向け35tクラスの旋回式コワリクンORC380を世界最大級建機展の出展に向けて開発を進めております。 (5) サイレントTS-Sカッター鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに6t~9tのショベルに装着可能なTS-S320を開発し、これにより6t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化となりました。更に現在、ミニショベルに装着可能なSカッターのモデルチェンジを進めております。 (6) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメントを交換するときには重い取付けピンを抜き差しするため、危険を伴う作業で多くの時間が必要でした。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、30~200tショベル用のアイヨンカプラーSEシリーズ4機種を開発いたしました。さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。また、昨年より開発を進めておりました20tショベル用の新機種SE200も試作機が完成し今年度中には市場導入を予定しております。 (7) 室内解体機室内解体の分野では人力に頼るベビークラッシャーやハンドブレーカが解体の主体ですが、将来的に労働力不足になり機械化の需要が予測されます。当社は将来を見据え得意分野のアタッチメントを含めミニショベルとのコンプリート化として開発し今回、環境展にて参考出展しました。お客様の反響も多く今後テストを重ね商品化に向けて開発を進めております。 (8) 林業用グラップルA45系(12t~15tショベル用)とA25系(7t~10tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップとスウェーデン鋼を一部使用し、耐久性をアップしたものをシリーズ化してきましたが、4t~5tショベル用をA20系として同様の性能をUPし、シリーズ化へのモデルチェンジを行っております。 (9) タワーヤーダ林野庁の委託事業で開発したタワーヤーダは、ウィンチ部とタワー部がそれぞれアタッチメントとして搭載可能ですが、ウィンチ部は操作性アップの為改良を進めて、来年度の商品化を目指しております。タワー部は自走式搬器で集材する現場の元柱として使用することができ、主索ウィンチ及びガイライン用ウィンチを内蔵し、架設時間の短縮が図れるので、タワー部単独での商品化を進めております。 (10) プロセッサハーベスタ7tショベル用はすでに発売しておりますが、新たに15tショベル用としてNPH-48を開発しました。従来からの高速送材を継承し、枝払い径を48cmとしましたので、十分に大径木化へのニーズに応えることができると考えております。
FY2017|2,506 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場の2拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は71,786千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカは、市場ニーズに応え小型のTOP-11より、超大型のOKADA10000、新型のTOP-Vシリーズ、超低騒音のSシリーズなど27機種を展開し、お客様の様々なニーズに対応しております。2017年度は、世界統一モデルの開発に着手し、20tクラスのTOP-205Jの発売を予定しております。国内市場におきましては、ブレーカ市場は横ばい状態にありますが、世界規模では油圧ブレーカの市場規模は大きく、当社グループと致しましてもMADE IN JAPANの油圧ブレーカの世界モデルを開発し、全世界に投入してまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、超小型機種TS-W250から超大型機種TS-W2200Vまでの13機種を、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジしシリーズ拡幅を進めております。これにより作業効率のさらなる向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。また、鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。大型切断機のTS-W720CVとTS-W820CVは大規模解体現場で活躍していますが、今回、鉄骨の切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用した新型カッターTS-S430CとTS-S550Cに30~40tショベルに装着可能なTS-S660Cが加わりました。またクロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターも従来のTS-W650XCVに加え30~40tショベルに装着可能な大型のTS-W900XCVが加わり作業効率向上に寄与しております。昨年発売を開始したSRC構造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)の建物解体に適したTSRC-1300V・TSRC-1000Vも好評でシリーズ化の拡大を望む声にも今後応えてまいります。さらに、高強度の建物解体や油圧ショベルの大型化に対応したクラッシャーとカッターの開発を進めており、取り付けショベルクラス100t以上と国内外でも最大級の鉄骨カッターTS-WB1000CV及びクラッシャーTS-WB2400Vも完成し各地で好評を頂いております。また、定番の20tショベル用でも、好評のアーク刃を採用したWシリンダタイプの新型カッターTS-WB600CVの試作機がテストを重ねており間もなく市場投入できる見込みです。(3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式とし、ASGシリーズ(旋回式摑み機)12tクラスの作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルASG130Rを開発しました。今後もシリーズ化に向けて検討してまいります。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズOSC-200A(20t~25tショベル装着可能)のモデルチェンジをしました。ユーザーの要望と意見を更に設計に取り入れ耐磨耗性に優れ破砕効率を向上させたOSC-200Bを後継機種として開発しました。今後も国内外の現場ニーズに素早く対応した開発を進めてまいります。 (5) サイレントTS-Sカッター鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに6t~9tのショベルに装着可能なTS-S320を開発し、これにより6t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化となりました。更に現在、ミニショベルに装着可能なSカッターの開発を進めております。 (6) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメントを交換するときには重い取付けピンを抜き差しするため、危険を伴う作業で多くの時間が必要でした。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、30~100tショベル用のアイヨンカプラーSEシリーズ3機種を開発いたしました。さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。また大型化に対応した200tショベル用の新機種SE2000も完成いたしました。今後更なるシリーズ化の拡大に努めてまいります。 (7) 室内解体機室内解体の分野では人力に頼るベビークラッシャーやハンドブレーカが解体の主体ですが、将来的に労働力不足になり機械化の需要が予測されます。当社は将来を見据え得意分野のアタッチメントを含めミニショベルとのコンプリート化として開発し今回、環境展にて参考出展しました。お客様の反響も多く今後テストを重ね商品化に向けて開発を進めてまいります。
FY2016|2,069 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種作業機械並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品の開発を目標に展開しております。国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。なお、研究開発は大阪本社と朝霞工場の2拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は80,155千円であります。 (1) TOPシリーズ油圧ブレーカ当社グループの油圧ブレーカ TOPシリーズは、市場ニーズに応え小型のTOP-11より超大型のTOP-800まで13機種がラインアップし、好評を得ております。これらに加え、さらに騒音を考慮した超低騒音型油圧ブレーカSシリーズは、国土交通省新技術NETISに登録され、小型機種のS-32から大型機種のS-300Bまで8機種を揃え又、大型のS-400Bも開発完了し、都市土木などで使用されております。また今回部品点数をさらに少なくし、メンテナンスフリーを目指した新型ブレーカVシリーズを開発いたしました。今後V-シリーズの超低騒音タイプV-SSシリーズも市場に投入してまいります。今後も低騒音でメンテナンス性の高いモデルを、国内市場及び海外市場の動向を見ながら顧客ニーズに応える開発を進めてまいります。 (2) サイレントTS-Wクラッシャー多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズ、超小型機種TS-W250から超大型機種TS-W2200Vまでの13機種を、開閉スピードのアップ、耐久力を向上させたTS-WBシリーズへのモデルチェンジを進め、さらに作業効率の向上と顧客ニーズにきめ細かく対応することができるようになりました。また、鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評で、大型切断機のTS-W720CVとTS-W820CVも大規模解体現場で活躍しており、これらに鉄骨の切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用した新型カッターTS-S430CとTS-S550Cに加え30~40tショベルに装着可能なTS-S660C、またクロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なTS-W650XCVが加わり安全性向上と作業効率向上に寄与しております。これらに加え今回SRC構造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)の建物解体に適したTSRC-1300V・TSRC-1000Vを開発しました。今後さらに、高強度の建物解体や油圧ショベルの大型化に対応したクラッシャーとカッターの開発を進めており当社最大の鉄骨カッター TS-W1000CVも完成いたしました。 (3) アタッチメント旋回方式ARTS(アーツ)当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントのコンクリート解体機のTSクラッシャー、TSカッター、汎用切断機のカットクン、木材切断機アイヨン与作に採用、商品化し多くのユーザーに高評価を得ております。さらに次世代のアタッチメント旋回方式を追求してまいります。 (4) サイレントコワリクン再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに海外市場を見据えたOSC-200A(20t~25tショベル装着可能)の直接溶接破砕歯を破砕歯交換式(ボルト脱着交換プレート)に開発をおこないました。今後も国内外の現場ニーズに素早く対応した開発を進めてまいります。 (5) サイレントTS-Sカッター 鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに6t~9tのショベルに装着可能なTS-S320を開発し、これにより6t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化となりました。今後はミニショベルに装着可能なSカッターの開発を進めてまいります。 (6) アイヨンカプラー油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメントを交換するときには重い取付けピンを抜き差しするため、危険を伴う作業で多くの時間が必要でした。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、30~100tショベル用のアイヨンカプラーSEシリーズ3機種を開発いたしました。さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。また大型化に対応した200tショベル用の新機種SE2000も完成いたしました。