協立エアテック(5997)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 83 | 6 | 4 | 2 | 8.7 | 92.0 | 20.0 | 49.8 |
| FY2017 | 88 | 7 | 5 | -1 | 8.6 | 98.6 | 20.0 | 50.9 |
| FY2018 | 103 | 9 | 6 | 7 | 10.7 | 134.0 | 30.0 | 50.2 |
| FY2019 | 112 | 10 | 7 | 5 | 10.2 | 138.7 | 20.0 | 52.5 |
| FY2020 | 99 | 6 | 4 | 5 | 6.3 | 90.4 | 20.0 | 56.5 |
| FY2021 | 99 | 6 | 6 | -3 | 7.5 | 115.4 | 20.0 | 56.8 |
| FY2022 | 106 | 5 | 4 | -0 | 4.7 | 75.7 | 15.0 | 55.5 |
| FY2023 | 119 | 7 | 5 | 5 | 5.8 | 101.6 | 20.0 | 56.1 |
| FY2024 | 117 | 7 | 5 | 4 | 5.5 | 103.6 | 20.0 | 58.4 |
| FY2025 | 119 | 6 | 5 | -1 | 4.7 | 95.6 | 20.0 | 62.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
協立エアテックに関する公開情報からは、特許、ブランド、規制ライセンスなどの明確な無形資産の存在を示す具体的な証拠は見当たりません。金属製品製造業という性質上、技術力は重要ですが、それが特許等で保護された独占的な優位性につながっているかは不明です。
主要顧客との長期的な取引関係や、特定の仕様に合わせた製品供給を行っている可能性はありますが、顧客が他社へ乗り換える際の具体的なコスト(設備投資、仕様変更の手間など)に関する情報は乏しいです。現時点では、乗り換え障壁は限定的と考えられます。
協立エアテックの事業モデルは、製品の利用者が増えることでサービスの価値が高まるようなネットワーク効果を生み出す性質のものではありません。BtoBの金属製品製造業であり、直接的なネットワーク効果は期待できません。
金属製品製造業において、長年の操業で培われた生産ノウハウや、効率的な調達網がコスト競争力に寄与している可能性はあります。しかし、競合他社と比較して構造的に優位なコスト構造を持っていることを示す具体的なデータはありません。
金属製品業界全体における協立エアテックの市場シェアや、業界内での規模の経済性を活かした効率性に関する具体的な情報は限られています。業界標準に対する最適な規模の少数寡占を形成しているとは断定できません。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場における高いシェアを維持・拡大する。
技術革新により、高付加価値製品の開発・供給能力を高める。
顧客との強固な関係性を維持し、安定した受注を確保する。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動が収益性を圧迫する。
競合他社の技術革新や低価格攻勢により、市場シェアが低下する。
主要顧客の業績悪化や需要減少の影響を受ける。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
協立エアテックへの投資が失敗するには、まず同社が保有する可能性のあるニッチ市場での優位性が、競合他社の参入や技術革新によって容易に陳腐化してしまうことが考えられます。また、顧客との関係性が、価格競争や代替品の登場によって脆くなるシナリオも考えられます。さらに、原材料調達や生産プロセスにおけるコスト管理能力が、想定以上に低下し、収益性が悪化することも、失敗の要因となり得ます。特に、主要顧客が同社製品への依存度を下げ、より安価で同等以上の性能を持つ代替品を他社から調達するようになる、あるいは内製化を進めるような状況になれば、同社の競争優位性は大きく損なわれるでしょう。
5年後のモート予測
ニッチ市場での地位を強化し、高付加価値製品へのシフトが進むことで、緩やかな成長と収益性の改善が見込まれる。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に合わせた微調整を行い、現状維持に近い業績推移となる。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化し、売上・利益ともに減少傾向が続く。