日本発條(5991)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 6,270 | 406 | 251 | 279 | 8.6 | 103.7 | 23.0 | 51.6 |
| FY2018 | 6,597 | 355 | 205 | 169 | 6.7 | 86.5 | 23.0 | 51.1 |
| FY2019 | 6,810 | 267 | 71 | -55 | 2.4 | 30.0 | 24.0 | 49.0 |
| FY2020 | 6,645 | 207 | 46 | -92 | 1.6 | 19.5 | 17.0 | 50.9 |
| FY2021 | 5,726 | 105 | 94 | 55 | 3.1 | 40.5 | 17.0 | 50.6 |
| FY2022 | 5,869 | 214 | 320 | 395 | 9.4 | 140.3 | 27.0 | 54.9 |
| FY2023 | 6,932 | 288 | 215 | -281 | 5.9 | 94.5 | 32.0 | 57.6 |
| FY2024 | 7,669 | 347 | 392 | 564 | 9.3 | 173.3 | 42.0 | 58.7 |
| FY2025 | 8,017 | 522 | 482 | 79 | 11.4 | 224.7 | 69.0 | 58.5 |
| FY2026 | 8,169 | 458 | 279 | 358 | 6.2 | 137.5 | 66.0 | 59.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年の実績と自動車部品業界での一定の認知はあるが、特許やブランド力が突出しているわけではない。特定の技術やノウハウは存在する可能性が高いが、定量的な評価は困難。
自動車メーカーとの長年の取引関係と、サプライヤー変更に伴う認証プロセスや開発コストを考慮すると、一定のスイッチング・コストが存在する。特に、ばね製品は安全性や性能に直結するため、容易な切り替えは難しい。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
量産効果によるコスト競争力は一定程度見込まれるが、原材料価格の変動や競合他社との価格競争に晒される可能性があり、構造的なコスト優位性は限定的。
自動車部品サプライヤーとして、特にばね分野において、日本国内およびグローバルで一定の生産規模とシェアを有している。この規模が、設備投資や研究開発における優位性につながっていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトや自動運転技術の進展に伴う、新たなばね製品への需要増加。
グローバルな自動車メーカーとの強固な関係性を活かした、新規車種への採用拡大。
生産効率の改善や新素材導入による、コスト競争力のさらなる強化。
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車業界全体の景気後退や、主要顧客である自動車メーカーの生産台数減少。
競合他社による低価格攻勢や、代替技術の登場による市場シェアの低下。
原材料価格の高騰が、収益性を圧迫するリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本発條の投資が失敗するには、自動車産業、特にばね部品の需要が構造的に縮小するか、同社が技術革新や品質維持において競合他社に大きく後れを取る必要がある。具体的には、EV化の進展が従来のばね技術の陳腐化を招き、かつ同社が新しいバッテリー関連部品や軽量化素材に対応したばねの開発に失敗するシナリオ。また、主要顧客である自動車メーカーが、サプライヤーの多様化や内製化を進め、日本発條のシェアが急速に低下することも考えられる。さらに、中国などの新興国メーカーが、低コストかつ高品質なばね製品をグローバル市場に供給し始め、価格競争で圧倒される可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益性と成長性が長期にわたって損なわれる状況が、この投資の失敗を意味するだろう。
5年後のモート予測
EVシフトや自動運転関連需要の取り込み、グローバル展開の加速により、売上高・利益ともに堅調な成長を遂げる。
自動車業界の緩やかな成長に連動し、安定した収益を維持する。新技術への対応は進むものの、競争環境は厳しい。
自動車販売台数の減少や競争激化により、売上・利益ともに低迷する。新技術への対応が遅れ、市場シェアを失うリスク。