研究開発活動(本文)
FY2025|2,061 文字
6【研究開発活動】カーボンニュートラルの実現と、協業・共創による研究開発を推進するため、本部格の組織としてイノベーションセンターを新設しました。急速に変化する社会環境と事業環境に対応するため、環境配慮型の商品開発、外部との連携による研究開発活動を加速していきます。新製品開発においては、「感動する新製品を世界中のお客様へ!」をスローガンに、地球環境問題への対応、生活の質の向上に繋がる新製品を実現する研究開発を推進していきます。当社の基盤技術である、燃焼、伝熱、流体、IoT、電子制御技術を進化させるとともに、ファインバブル、AI、水素燃焼、電化対応技術(ヒートポンプ)についても注力していきます。現在の研究開発は、開発本部、イノベーションセンターおよび生産技術本部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。24年度における大学・研究機関と実施した研究テーマは16件になります。当連結会計年度における研究開発費の総額は14,939百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係)国内の家庭用給湯分野では、環境に配慮した商品としてハイブリッド給湯器やエコジョーズの普及拡大をすべくラインアップの拡充を進めてまいりました。ハイブリッド給湯器においては、更なる付加価値アップ、普及を狙いエアバブル内蔵モデルの拡充、既築戸建て住宅向けのプラグインハイブリッドのラインアップ拡充をはかりました。また、気象警報とも連携し、事前にヒートポンプでタンクにお湯を貯めるなど、もしものときでもお湯が確保できるように、レジリエンスもさらに高めております。エコジョーズにおいては、既築集合住宅への取り換え設置で妨げとなっていたドレン排水の施工問題を解決したふろ給湯器を開発し取替工事の施工性を向上しました。また、業界初の「製品寿命お知らせ」機能を搭載し、独自アルゴリズムによる経年劣化を検知し、突然の故障によるユーザーの負担を軽減します。さらに、暴風雨や大雪時に浴槽への湯はりを提案し、ライフライン寸断に備えた非常用水の確保を支援する「気象警報湯はり」機能を搭載した魅力あるふろ給湯器を開発しました。また、お客様の生活の質を向上させる「エアバブルテクノロジー」は搭載機種を高価格帯(ハイスペック)の機種だけでなく、より多くのお客様にも良さを感じていただくために拡充を進めてまいります。海外向け給湯分野では、アメリカ向けに大能力のコンデンシングボイラーを開発し、商品ラインアップを拡充しました。また、アメリカ向けに開発したガス種調整不要の給湯器をオーストラリアへも展開。コア技術を各国へ広げていきます。中国向けでは、業務用給湯器を潜熱回収型高効率タイプに置き換え、効率向上と軽量化を実現し、地球環境に貢献しました。また、電化が進むオーストラリア市場向けに、日本製ヒートポンプを搭載したヒートポンプ給湯器の開発をしております。今後も、日本の技術を活かし、各国のニーズに応じた商品開発を続けてまいります。 (厨房機器関係)コンロの分野では、デリシアに無水鍋ココットラウンドやトースト・ビザプレートを新たに追加し、感動の調理体験の提供、+Rレシピを用いた自動調理によるラク家事の提供をしてまいりました。また、ダイナミックに料理を楽しむことのできるグリレの新製品を14年ぶりにリリースし、コンロでの本格的な料理に加え、グリルでの様々な調理や自動調理も出来、幅広い料理が楽しめるコンロを展開しました。今後は調理だけでなく、お客様のニーズの高い掃除のしやすさや安全性を更に極めたコンロの開発を進めてまいります。日本で構築したSiセンサーを用いた便利機能や自動調理を海外にも展開し、感動の調理体験を世界中に広めていきます。食器洗い乾燥機においては、大容量で食器の出し入れがしやすく、高い洗浄性と乾燥性能を有するフロントオープンタイプの食洗機が好評ですので、今後フロントオープン食洗機のラインアップ拡充を図り、お客様の家事の負担低減を果たしてまいります。 (空調機器関係)空調分野では、生活の質の向上に貢献するガス衣類乾燥機「乾太くん」の普及率拡大のため、戸建てや集合住宅のベランダ設置などに対応した軒下設置のデラックスタイプのラインアップを拡充しました。今後更なる普及拡大を目指すべく、集合住宅などに対応したラインアップを拡充してまいります。また、浴室空間においては、ピンクぬめりの原因菌・浮遊カビ菌を抑制するプラズマクラスター25000搭載の浴室暖房乾燥機を発売しました。今後も浴室の清潔を保つ更なる革新技術を追求してまいります。 なお、当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の特許出願公開件数は158件、登録件数は161件、2025年3月31日現在の特許権所有件数は、2,282件であります。
FY2024|2,257 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発は、人々がより健康的で豊かな、より楽しみに満ちあふれたワクワクする生活と、脱炭素社会の実現に向けた取組みにより持続可能な地球環境に貢献することの両立を目的としております。そのため、電子・制御技術、ガス、燃焼及び流体制御技術、センサー技術、AI/IoT技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、また、健全で心地よい暮らし方を提案できるよう、商品の安全高度化を進めながら、省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型機器や、カーボンニュートラルに向けた水素燃焼機器、電化対応機器(ヒートポンプ機器)の研究開発を進めております。また外部と積極的に連携し2023年度は25件の研究テーマを実施してまいりました。現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術本部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。当連結会計年度における研究開発費の総額は14,302百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係)国内の家庭用給湯分野では、環境に配慮した商品(ハイブリッド給湯器、ヒートポンプ、電化対応商材)の開発スピードを向上させるため、人員の補強・試験設備の増設により開発体制を更に強化しました。ハイブリッド給湯・暖房システム製品において、普及を促進するため、新築集合住宅向けに集合用ハイブリッド、既築戸建て住宅向けにプラグインハイブリッドを発売し、ラインアップを充実させました。お客様の生活の質向上を目指して、「Air Bubble Technology(エアバブルテクノロジー)」搭載給湯器のラインアップを拡充しました。ガス給湯暖房用熱源機にマイクロバブルバスユニットを内蔵し、分譲マンションなど設置環境に制約のある集合住宅にも導入しやすくした「RUFH-ME/UME」シリーズを発売しました。また、業務用給湯の分野では、業界初の水漏れ検知機能を搭載し、遠隔監視システムにも対応してメンテナンス性を向上させ、連結運転を最大24台から30台に増やした業務用エコジョーズ50号給湯器と、食品衛生法の改正により厳格な衛生管理が求められる食品事業者向けに、最高85℃の高温出湯機能を追加した業務用エコジョーズ32号を発売しました。海外向け給湯分野では、新機能のガスコントロールを搭載して、プロパンガスでも天然ガスでも調整不要のまま使用することを可能にしたアメリカ向けコンデンシング給湯器を開発しました。従来品に比べて軽量化やさらなる効率向上を実現し、地球環境に貢献します。また、中国や台湾向けにウルトラファインバブル搭載給湯器を開発し、日本のエアバブルテクノロジーを海外にも展開しました。 (厨房機器関係)ビルトインコンロの分野では、西部ガス株式会社、福岡市、株式会社メディヴァと共同で、誰もが安心して使い続けられることを目指したガスコンロ「SAFULL+(セイフルプラス)」を開発しました。「SAFULL+」では高齢者や認知症の方を対象とした製品評価を実施し、視覚や聴覚、認知機能が低下したときに必要とされるガスコンロの機能を具現化しました。高齢者や認知症の方に配慮し、間違え防止のカラーリングや、安心して鍋が置けるゴトク、聞き取りやすい音声案内を採用しました。慣れ親しんだガス火調理が続けられることで「調理は楽しい」「自分で作ったご飯はおいしい」と思える体験を実現し、心身ともに健康な状態を維持する効果も期待できます。食器洗い乾燥機においては、ステンレスドアシリーズの標準スライドオープンタイプハイグレードモデル「Prime(プライム)」を開発しました。ドアパネルに加えてフロント操作部にも同一のステンレス素材を用いたことで、キッチン全体の統一感を高めます。デザイン性と機能性、2つのニーズを叶えるステンレスドアの食器洗い乾燥機が、理想のキッチンを実現します。また、キッチンのインテリアに合わせて扉の色が選べる「カラーオーダー」食洗機、「ILOビルトイン食器洗い乾燥機」を開発しました。食洗機の扉形状には、フロントオープンと標準スライドオープンの2種類を取りそろえています。自分の好きな色が選べる「ILOビルトイン食器洗い乾燥機」が、こだわりのキッチン空間に彩りを添えます。 (空調機器関係)空調分野では、洗濯の家事負担を軽減し、生活の質の向上に貢献するガス衣類乾燥機「乾太くん」のデラックスタイプを10年ぶりにフルモデルチェンジしました。乾太くんとしては初めて「リンナイアプリ」に対応し、スマートフォンで残り時間の確認や完了通知を受け取ることができます。また、浴室空間においては、お風呂のピンクぬめりの原因菌を除菌し、浴室掃除の負担を軽減するプラズマクラスター25000搭載の壁掛型浴室暖房乾燥機を発売しました。さらに、居室空間においても、より快適な環境を提供するため、空気清浄機能付きガスファンヒーターをモデルチェンジしました。プラズマクラスター7000を搭載、適用床面積を15畳から21畳にアップし、空気清浄能力を向上しています。 なお、当連結会計年度(2023年4月1日~2024年3月31日)の特許出願公開件数は195件、登録件数は173件、2024年3月31日現在の特許権所有件数は、2,289件であります。
FY2023|1,927 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発は、人々がより健康的で豊かな、より楽しみに満ちあふれたワクワクする生活と脱炭素社会の実現に向けた取組みにより、持続可能な地球環境に貢献することの両立を目的としております。そのため、電子・制御技術、ガス、燃焼及び流体制御技術、センサー技術、AI/IoT技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、また、健全で心地よい暮らし方を提案できるよう、商品の安全高度化を進めながら、省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型機器、また、カーボンニュートラルに向けた水素燃焼機器やCO₂回収、電化対応機器(IHコンロやヒートポンプ機器)の研究開発を進めております。現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術本部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。当連結会計年度における研究開発費の総額は13,458百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係)国内の給湯分野では、お客様の生活の質の向上に貢献する目的で、業界初となる水回りの家事負担を軽減するウルトラファインバブル発生装置を内蔵した給湯器や、いつもあたたかいお湯がすぐに出る即湯ユニット内蔵ガス給湯暖房用熱源機、シンプル且つ洗練された精密なデザインを追求したカラー液晶リモコンを開発しました。持続可能な地球環境への対応としては、環境対応型商品の開発体制をより一層強化しました。ハイブリッド給湯・暖房システムの分野では、コストパフォーマンスを追及した新モデル「ECO ONE X5」を発売し、令和4年度省エネ大賞において資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。また、戸建住宅だけでなく、集合住宅向けのハイブリッド給湯・暖房システムを新規開発中であり、集合住宅の低炭素化に貢献していきます。また、ヒートポンプの研究開発をより一層加速し、電化対応商材の早期市場投入を目指し、カーボンニュートラルに貢献してまいります。海外向け給湯分野では、中国向けに即湯ユニット内蔵の給湯器を開発し、お客様の生活の質の向上に貢献しております。また、簡単に給湯器を連結出来る機能を業務用32号モデルに追加し、アジア、南米、オーストラリアなど世界展開を行い事業領域の拡大を行いました。 (厨房機器関係)ビルトインコンロの分野では、カラーで選べるガスコンロ「Mytone(マイトーン)」を開発しました。「Mytone」は「ココットプレート」に対応したビルトインガスコンロで、多彩なグリル料理を自動でおいしく仕上げます。今回のモデルチェンジでは、ガラス天板タイプにフレームレスガラスを採用し、すっきりとしたフラットなデザインでシステムキッチンとの一体感を高めました。また、コンロの便利機能として「煮物機能」を搭載し、さらに今まで左バーナーにしかなかった「湯わかし機能」は左右どちらのバーナーでも使用できるようになり、より使いやすくなりました。食器洗い乾燥機においては、スライドオープンタイプのハイグレード及びミドルグレードモデル「RKW-405LP/GPシリーズ」を開発しました。食器カゴの形状を見直したことでスムーズに食器がセットできます(RKW-405GP/GPMを除く)。食器洗い乾燥機ユーザーが買い替えの際に「食器の入れやすさ」を重視することから、世帯構成や使い勝手に合わせて、様々な食器形状に対応する「おかってカゴ」と、一度に多くの食器が洗える「ぎっしりカゴ」の2種類の食器カゴをラインナップし、ユーザーの多様なニーズに応えます。 (空調機器関係)空調分野では、ヒートショック対策に有効な安心暖房機能と、カビの成長をミストで抑制するカビガードミスト機能(※)をコンパクトタイプの温水式浴室暖房乾燥機に展開しました。ガスファンヒーターでは赤外線リモコンを搭載した「A-style(エースタイル)」を開発し、お客様の使い勝手を向上させました。また、スタンダードタイプのガスファンヒーターにもプラズマクラスターを搭載し、空気浄化機能を有するラインナップを拡充しました。今後、ガス衣類乾燥機「乾太くん」のデラックスタイプのフルモデルチェンジを予定しており、洗濯の家事負担を軽減し、生活の質の向上に貢献してまいります。※東邦ガス株式会社と共同開発 なお、当連結会計年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の特許出願公開件数は200件、登録件数は179件、2023年3月31日現在の特許権所有件数は、2,350件であります。
FY2022|1,850 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、人々がより豊かな、より楽しみに満ちあふれた生活と持続可能な地球環境の両立を目的としております。 そのため、電子・制御技術、ガス、燃焼及び流体制御技術、センサー技術、AI/IoT技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、また、健全で心地よいくらし方を提案できるよう、商品の安全高度化を進めながら、省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型機器、また、カーボンニュートラルに向けた水素燃焼機器や電化対応機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術本部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は12,762百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 国内の温水分野では、業務用市場への更なる進出として理美容院向けの即湯システムを開発しました。即湯システム用のタンクユニットの販売とともに業務用の給湯器のリプレイス市場も確保でき事業拡大に繋がります。 ハイブリッド給湯器の分野では、新モデルである「ECO ONE X5」を発売いたしました。コストパフォーマンスを追求したモデルで、優れた省エネ性、経済性に加え、設置施工性を改善しました。また、新たにマイクロバブル内蔵タイプもラインナップに追加し、ハイブリッド給湯器の更なる普及を図ってまいります。また、電化対応商材の検討、研究開発を通してカーボンニュートラルに貢献してまいります。 海外向け温水分野では、アメリカ新工場立ち上げに合わせ、主力給湯器の開発を行いました。タンクレス給湯器をさらに浸透させ、お客様の生活の質を上げるのに貢献してまいります。また、中南米市場に適応した給湯器を商品化し、事業領域拡大に寄与しております。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、「Lisse(リッセ)」を発売いたしました。リンナイ公式レシピアプリ「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」に対応しております。食のプロが監修したレシピをオート調理することができ、本格的な料理を簡単に美味しくつくることができます。また、音声ガイダンス機能を搭載し、コンロの操作性を向上しました。 また、「美味しい食事を毎日手間なく」をコンセプトに無水調理鍋「Leggiero(レジェロ)」を開発しました。高品位アルミ鋳物を採用し、食材に手早く均等に熱を加え、無水調理の他にもコンロ上でのオーブン風調理にも対応します。鉄鋳物製と比べ半分以下の軽さと、セラミックコート加工により使い勝手が良く、「おまかせタイマー調理」により、プロが監修したレシピメニューを手間なく簡単に楽しめます。 上質感と高級感を追求した商品ラインナップ「G:(ジー)」ラインに、新しくウォールインオーブン「G:201」を追加しました。スタイリッシュなフロントフェイスと彩色を控えたタッチパネルを搭載し、加熱水蒸気機能による素早い加熱で素材本来の旨味甘みを活かすことが可能です。 ガス炊飯器ユーザーの間で人気の「直火匠(じかびのたくみ)」のデザインを一新し、フラットな形状とマット調のカラーを採用しました。また、水分を多く含むなど新米の特徴に合わせて炊飯できる「本焚(ほんだき)新米モード」を追加しました。 標準スライドオープン食器洗浄機は、まな板をはじめ食器が収納しやすくなった食器かご、「洗浄のみコース」など使い勝手の向上と、面材調整機構を新たに搭載し施工性が向上しました。 (空調機器関係) 空調分野では、業界初の浴室を自動で温めヒートショック対策に有効な温水式浴室暖房乾燥機を発売しました。2つのセンサー制御で暖房運転を自動で最適化して、安心入浴をサポートします。またミストタイプでは、カビの成長をミストで抑制するカビガードミスト機能(※)を搭載しました。浴室内のカビの成長を99.9%抑制し、家事の負担軽減に貢献します。(※ 東邦ガス株式会社と共同開発) また、浴室暖房乾燥機リモコンで、21年度グッドデザイン賞を受賞しました。 なお、当連結会計年度(2021/4/1~2022/3/31)の特許出願件数は190件、登録件数は229件、2022年3月31日現在の特許権所有件数は、2,406件であります。
FY2021|1,531 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、「熱とくらし」「健康とくらし」をテーマとし、安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。 そのため、電子・制御技術、ガス、燃焼及び流体制御技術、センサー技術、通信技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、また、健全で心地よいくらし方を提案できるよう、商品の安全高度化を進めながら、省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術本部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は11,802百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用ガス給湯器の分野では、オープンプライスタイプのふろ給湯器を発売し、エコジョーズ(省エネ高効率給湯器)の普及に努めました。また、新市場向け商品として「家庭用浴槽自動洗浄システム」を開発しました。浴槽の洗浄から湯はりまで自動で行うことにより、お客様の家事負担を軽減します。 ハイブリッド給湯器の分野では、太陽光発電の固定買取価格の低下や将来のカーボンニュートラル実現に向けて、新たに太陽光発電自家消費モデルを発売します。家庭で使う一次エネルギー消費量を基準値に対して45%削減でき、CO²排出量やランニングコストの更なる低減が可能となります。 また、産学共同で太陽光発電、蓄電池との連携の有効性を検証し、ハイブリッド給湯器の拡販に努めております。 海外向け温水分野では、北米市場向けに開発した超低NOx高効率給湯器をオセアニア、欧州、南米市場へ順次展開しています。また、ネット販売比率が増加している中国市場向けに、日本製給湯器のラインアップを追加し拡販を図ります。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、フラッグシップモデル「DELICIA(デリシア)」100Vタイプを発売いたしました。トッププレート中央にシンプルかつ見やすさを重視したカラー液晶を配置するなど、デザイン性、機能性を向上しました。同時に自動調理アプリをリニューアルし「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」の配信を開始しました。食のプロが監修したレシピをオート調理することができ、本格的な料理を簡単に美味しくつくることができます。 また、誰でも簡単操作のあんしんコンロ「SAFULL(セイフル)」を発売いたしました。安全機能や操作状況をお知らせする音声ガイダンスや、聞き取りやすい音でお知らせするコンロサウンドを新たに搭載するなど、あんしんコンロがさらに進化しました。 (空調機器関係) ガス衣類乾燥機は、近年、家庭用だけでなく、業務用でも広く使われています。業務用の中でも、ホテルや旅館など宿泊施設、社員・学生寮などに設置する際に、ニーズの高いコインタイマー内蔵モデルを新たに発売しました。 また、ガス衣類乾燥機「乾太くん」は、社団法人 日本子育て支援協会が選定する「日本子育て支援大賞2020」を、大阪ガス株式会社との連名で受賞しました。「日本子育て支援大賞」は、子育てママとパパさらにはその祖父母が実際に『役立った価値』を評価する賞で、ガス衣類乾燥機「乾太くん」のガスならではのハイパワー乾燥によって、家事の時短に繋がる点が評価されました。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は223件、登録件数は178件、2021年3月31日現在の特許権所有件数は2,358件であります。
FY2020|1,915 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、「熱とくらし」「健康とくらし」をテーマとし、安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。 そのため、電子・制御技術、ガス、燃焼及び流体制御技術、センサー技術、通信技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、また、健全なくらし方を提案できるよう、商品の安全高度化を進めながら、省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は9,308百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用ガス給湯器の分野では、業界最軽量かつ、時代に応えたデザインのふろ給湯器を発売するとともに、スマートフォンなどからの操作対応やヒートショック対策につながる機能を搭載した普及タイプのリモコンを発売しました。 新たな技術開発として、白濁量を従来の約2倍とし「日常の入浴を非日常の感動体験」へと高める「Micro Bubble Bath Unit(マイクロバブルバスユニット)」を開発。また、普及促進のため、ふろ給湯器に内蔵したタイプも同時に開発しました。 ハイブリッド給湯器の分野では、新たに定義されたエコーネットライトのハイブリッド給湯器クラスに対応するリモコンを発売し、2020年度から省エネ住宅(ZEH+やZEH+R)の補助金対象になりました。 また、産学共同で太陽光発電電力の自家消費に対する有効性を検証し、ハイブリッド給湯器の拡販に努めております。 海外向け温水分野では、北米市場向けに開発した超低NOx高効率給湯器の販売が順調に伸長し好評を得ております。また、優れた給湯性能を備えた高効率ガスコンビボイラー(給湯暖房機)も北米市場に投入後、中国市場へも投入し事業拡大を図っております。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、フラッグシップモデル「DELICIA(デリシア)」3Vタイプを発売いたしました。トッププレート中央に火加減の視認性に優れたコンロ火力インジケーターを配置するなど、デザイン性、機能性を向上しました。同時に今回の新「デリシア」のコンロ部とグリル部の両方で使える「ザ・ココット」を開発しました。これを使って、無水調理などの豊富なレシピを簡単にオート調理ができます。またインターネット販売専用コンロとして、自由にパーツの色を組み合わせてオーダーできる両面焼グリル付ビルトインコンロ「ILO(イーロ)」を発売いたしました。60通りの組み合わせで、消費者の好みに合わせた商品をお届けできます。 テーブルコンロの分野では、スタンダードタイプの3機種をモデルチェンジしました。消し忘れの防止や調理時間の目安となるおしらせ機能や、鍋を載せた際の安定感が向上するワイドごとくを搭載し、安全安心機能を充実しました。 高いデザイン性で上質感や高級感を極限まで追求した商品「G:(ジー)」ラインシリーズにドミノ式IHクッキングヒーターをラインナップに加えました。ドミノ式ビルトインコンロG-LINEシリーズは、そのデザイン性が評価され、世界的に権威のある国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞2020」を受賞しました。 食器洗い乾燥機の分野では、深型スライドオープンタイプの取り換えタイプを発売しました。買換えの際に食器の入れやすさを期待する声が多いことから、いろいろな食器を入れたい人向けの「おかってカゴ」とたくさん洗いたい人向けの「ぎっしりカゴ」を選んでいただけます。 (空調機器関係) ガス衣類乾燥機の分野は、近年、医療・介護施設や、ホテル、旅館、理・美容院など業務用途での需要も増えてきており、外干し不要で短時間で乾燥できるガス衣類乾燥機への期待が高まっています。その中で、今期、お掃除回数が少なくなるセルフクリーニングフィルターを搭載した業務用ガス衣類乾燥機を発売しました。 暖房機の分野では、床面積が広いリビングダイニングでの使用ニーズに応えるため、寒いお部屋をすばやく暖める速暖機能を搭載したガスファンヒーター「A-Style(エースタイル)」をモデルチェンジしました。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は203件、登録件数は170件、2020年3月31日現在の特許権所有件数は2,300件であります。
FY2019|1,782 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、総合熱エネルギー機器メーカーとして「熱」を通じて安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。そのため電子技術、ガスおよび燃焼制御技術、センサー技術、通信技術などの先端要素技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、商品の安全高度化を進めながら、各商品分野において省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は9,503百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用ガス給湯器の分野では、無線LANモジュール内蔵リモコンにおいて、スマートスピーカーへ対応し、通常、リモコン操作が必要な「お湯はり」「おいだき」「床暖房」を音声で操作する事を可能としました。また、都市部など狭小地に設置可能なスリムタイプの給湯暖房用熱源機および、ふろ給湯器を発売しました。 ハイブリッド給湯・暖房システムの分野では、省エネ性の高い「ECO ONE」を既築住宅や都市部の狭小地にも展開しやすくするべく、ヒートポンプの専用配線工事が不要な屋外コンセント対応モデル「Plug-In LOWBOY」や業界最小の奥行き500mmでも設置可能な狭小地モデルを発売しました。「ECO ONE」は、COOL CHOICE LEADERS AWARD 2018(主催:環境省)のプロダクツリーダー部門において、最高賞の「環境大臣賞」を受賞しました。 海外向け温水分野では、昨年、北米向けに発売した超低NOx高効率給湯器をベースにオセアニアや欧州などグローバルに展開してまいります。また、優れた給湯性能を備えた高効率ガスコンビボイラー(給湯暖房機)を開発し、伸長する北米市場に投入することで事業拡大を図ってまいります。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、震度約4以上で自動消火する「揺れピタ」機能を搭載し、万一の地震の際にも安心「Mytone(マイトーン)」を発売いたしました。また賃貸住宅のシステムキッチン化が進みドロップインコンロのニーズが増加してゆくと考えられ、シンプルで洗練されたデザインのステンレストップの高級仕様ガスドロップインコンロと、パールクリスタル天板の普及仕様ガスドロップインコンロを発売いたしました。 テーブルコンロの分野では、グリル調理容器「ココットプレート」に対応したハイグレードの「ラクシエプライム」、ミドルグレードの「ラクシエ」に、新たに普及グレードの「ラクシエファイン」を発売し、機能面と価格面でラインナップを充実させました。またインターネット販売限定の白いガステーブルコンロ「ホワロ」に、グリル調理容器「ココットプレート」に対応した「ホワロCプラス」と「ホワロC」の2モデルを発売し、ラインナップを充実しました。 食器洗い乾燥機の分野では、大量の食器や調理器具をまとめて一度に洗える、深型スライドオープンタイプをリンナイとしては初めて発売し、深型タイプ市場への参入をいたしました。 海外向コンロの分野では、中国市場向けに鍋底温度センサーと温度調節機能を搭載したドロップインコンロを開発し、広くアジア地域に展開してまいります。 (空調機器関係) ガス衣類乾燥機の分野では、国内向けのラインアップを一新しました。3kgタイプは20年ぶりにフルモデルチェンジをおこない、5kgタイプは、価格を抑えた普及型モデルを投入しました。そして、さらに、業界最大の乾燥容量、8kgタイプを発売しました。ガスならではのパワフル温風で、生乾き臭の原因菌を除去するドラム除菌モードを搭載しています。 浴室暖房乾燥機の分野では、浴槽への湯はりと浴室暖房の自動連動機能を備えた、新しいコンパクトタイプ温水式浴室暖房乾燥機を発売しました。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は217件、登録件数は101件、2019年3月31日現在の特許権所有件数は2,328件であります。
FY2018|1,722 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、総合熱エネルギー機器メーカーとして「熱」を通じて安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。そのため電子技術、ガスおよび燃焼制御技術、センサー技術、通信技術などの先端要素技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、商品の安全高度化を進めながら、各商品分野において省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は99億18百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用ガス給湯器の分野では、スマートフォンアプリを利用し、屋内や外出先から操作が可能な、ハイブリッド給湯・暖房システム・給湯暖房用熱源機・ふろ給湯器用の無線LANモジュール内蔵リモコンを発売いたしました。また、給湯単能器において、更に熱効率を向上した新製品を開発しラインアップの拡充を図ってまいりました。ハイブリッド給湯・暖房システムの分野では、更なる省エネ性、環境性を追求し、第三世代「ECO ONE(エコワン)」に160Lモデルを追加し、業界No.1の給湯省エネ性を実現しました。「ECO ONE」は、太陽光発電システムの余剰電力の積極活用が可能であり、また、災害時には、蓄電池による自立運転で限られたエネルギーによる給湯運転にも対応しております。この第三世代「ECO ONE」は、2018年愛知環境賞において、最高賞の金賞を受賞しております。海外向給湯器の分野では、成長市場である北米向けに超低NOx高効率給湯器を開発し、シェア拡大を図ってまいります。また、国内向けに開発した給湯器をベースに輸出用商品を開発し、オセアニア、欧州、アジア地域等へグローバルに展開してまいります。 (厨房機器関係)ビルトインコンロの分野では、グリルの調理性、清掃性の向上など、利便性の高いグリル調理容器「ココットプレート」を開発しました。この「ココットプレート」に対応したシンプル&スマートな「LiSSe(リッセ)」、ユニバーサルデザインの「Udeaef(ユーディア・エフ)」や「Mytone(マイトーン)」を発売いたしました。また高いデザイン性と先進技術を高次元で融合させ、上質感と高級感を極限まで追求した、高級キッチン向け「G:ライン」を追加、その第一弾としてモジュールタイプのガスドロップインコンロシリーズ「G:101」を発売いたしました。 テーブルコンロの分野では、ビルトインコンロ同様にグリル調理容器「ココットプレート」に対応したラクシエプライム/ラクシエを発売、また量販店向けの普及型コンロに鍋の安定性が良いワイド五徳およびグリルを使用中であることをお知らせするブザーを搭載した新製品を発売いたしました。食器洗い乾燥機の分野では、ビルトインの奥行き寸法60cm対応製品において、他の製品で好評なスムーズラックやスリムラインフェイスなどを搭載した新製品を発売いたしました。海外向コンロの分野では、中国市場向けに鍋底温度センサーを搭載した安全性重視のドロップインコンロを開発し、広くアジア地域に展開してまいります。 (空調機器関係)ガスファンヒーターの分野では、サーキュレーター効果により、省エネ性を向上させた新しい空気清浄機付きファンヒーター「Wiz(ウィズ)」を発売いたしました。また、国内では初めて、ガスと電気の両方の特長を生かしたスタイリッシュなファンヒーター「Harmo(ハーモ)」を発売いたしました。ガス衣類乾燥機の分野では、海外向けに、デザインを一新した新しいガス衣類乾燥機を開発して、世界11の国と地域に展開してまいります。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は286件、登録件数は104件、平成30年3月31日現在の特許権所有件数は2,374件であります。
FY2017|1,450 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、総合熱エネルギー機器メーカーとして「熱」を通じて安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。そのため電子技術、ガスおよび燃焼制御技術、センサー技術、通信技術などの先端要素技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、商品の安全高度化を進めながら、各商品分野において省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、当社の開発本部および生産技術部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は93億40百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用ガス給湯器の分野では、ふろ給湯器や給湯暖房熱源機において、高効率ガス給湯器「エコジョーズ」の機能向上や軽量化を達成した新製品を開発し、ラインアップの拡充を図ってまいりました。また、設置施工の制約でエコジョーズ化が難しい集合住宅における買替需要に対応するため、暖房能力14kWの給湯暖房用熱源機(非エコジョーズタイプ)を発売いたしました。 ハイブリッド給湯・暖房システムの分野では、スマートフォンや蓄電池、HEMS(Home Energy Management System)などと組み合わせて、遠隔操作や使用状況の見える化や、災害時対応などの機能を搭載した新製品を発売いたしました。この商品は平成28年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)を受賞しております。 業務用給湯器の分野では、遠隔で機器の状況を常に監視し、機器に異常があれば即座に対応することが可能な遠隔監視システムを開発いたしました。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、最上位機種「DELICIA(デリシア)」に、スマートフォンの専用アプリからレシピをダウンロードして自動調理を行う事ができる機能を搭載した新製品を発売いたしました。グリル調理容器の「ココット」を22%軽量化し、また「ココットダッチオーブン」は容積を22%拡大することで調理性の更なる向上も実現しております。 テーブルコンロの分野では、量販店向けの普及型コンロに使用頻度の高い温度調節機能を搭載したタイプを追加発売いたしました。 食器洗い乾燥機の分野では、買替市場向けに、食器を国内製品最大となる56点収納できるフロントオープンタイプをはじめ、45cm幅および60cm幅のスライドオープンタイプを発売いたしました。 海外向コンロの分野では、ベトナム市場向けに高級感のあるデザインに一新した新テーブルコンロを開発し、広くアジア地域に展開してまいります。 (空調機器関係) ガス衣類乾燥機の分野では、これまでの家庭用以外に、新たに介護施設や病院、理美容院といった施設向けに業務用ガス衣類乾燥機を発売いたしました。また市場が拡大している韓国向けに小型4kgタイプを追加し販売の強化を図りました。 ガスファンヒーターの分野では、大型50号タイプのフルモデルチェンジをおこない、従来より小型軽量化を実現して省エネ性にも優れた新製品を発売いたしました。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は268件、登録件数は214件、平成29年3月31日現在の特許権所有件数は2,390件であります。
FY2016|1,743 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究開発は、総合熱エネルギー機器メーカーとして「熱」を通じて安全・安心で健康かつ快適な生活を社会に提供することを目的としております。そのため電子技術、ガスおよび燃焼制御技術、センサーソフト技術、通信技術などの先端要素技術を核として、誰もが安心してお使い頂けるよう、商品の安全高度化を進めながら、各商品分野において省エネや省資源・リサイクル等を追求した付加価値の高い環境配慮型熱機器の研究開発を進めております。 現在の研究開発は、主に当社の開発本部および生産技術部において給湯、厨房、空調の各分野を中心に推進しております。また今後のエネルギー自由化に向けて、ヒートポンプ技術とガス燃焼技術を組み合わせたハイブリッド給湯・暖房システムの展開も積極的に進めております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は91億13百万円であります。なお、日本セグメントの研究開発の比率が高いため、日本セグメントにおける各機器部門別の研究の目的、主要課題、研究成果等を中心に記載しております。 (給湯機器関係) 家庭用給湯器の分野においては、これまで高効率ガス給湯器「エコジョーズ」の機能向上や製品のさらなる軽量化をめざし、ふろ給湯器や給湯暖房熱源機などにおける新商品開発とラインアップの拡充を図ってまいりました。今後は「次世代省エネ基準」の義務化に向け、さらに魅力ある新商品の開発を行っていきます。またIoT(Internet of Things)への対応としては、業界初となる無線LANを搭載したリモコンを市場投入いたしました。また業務用機器においては、従来品よりも本体幅を30%以上小さくして狭小地への設置も可能にした業用50号給湯器を開発いたしました。海外向け給湯器については、今後の海外展開のベースとなる給湯器を開発いたしました。 省エネ性能に優れたハイブリッド給湯・暖房システムについては、R32冷媒を使用して給湯の年間一次エネルギー効率138%を実現したシリーズのラインアップを取り揃えました。具体的にはヒートポンプの熱を給湯のみに利用するタイプでタンク容量100L・50Lの両シリーズに加え、ヒートポンプの熱を給湯と暖房の両方に利用するタイプを開発いたしました。今後はスマートフォンや蓄電池ならびにHEMS(Home Energy Management System)と組み合わせて、より一層魅力のある商品を市場に投入してまいります。 (厨房機器関係) ビルトインコンロの分野では、最上位機種となる「DELICIA(デリシア)」で、これまでオプション品だったグリル調理容器「ココット」を標準搭載したラインアップを追加し、調理の楽しさを広げる提案をいたしました。またお求めやすいタイプの「Mytone(マイトーン)」シリーズにおいては操作部をはじめとするデザインを一新し、操作性や清掃性、意匠性をさらに向上いたしました。 テーブルコンロの分野では、使用頻度が高い温調機能を左右両方に搭載した最上位機種「LAKUCIE PRIME(ラクシエプライム)」を開発し、テーブルコンロとして初めてグリルプレートに対応するなど機能も充実させました。またオールステンレス仕様で料理好きな方にもご満足いただけるインターネット販売専用商品「Vamo.(バーモ)」を開発いたしました。 海外向けの分野では、広くアジア地域で人気の高い高火力バーナに、煮こぼれや汚れに強い「シールドバーナ」を搭載した商品を開発し、香港市場で販売を開始いたしました。今後はASEAN全域にも展開してまいります。 (空調機器関係) 浴室暖房乾燥機の分野では、暖房能力4.1kWのシリーズを開発し、標準タイプのほかミストサウナが楽しめるタイプも市場投入いたしました。浴室でのヒートショック事故を低減するため、低温サインの機能も新たに追加しております。 衣類乾燥機の分野では、大気汚染問題を抱えている中国市場向けの商品を開発して、海外向けのラインアップ強化を図りました。 なお、当連結会計年度の特許出願件数は235件、登録件数は172件、平成28年3月31日現在の特許権所有件数は2,397件であります。