ダイケン(5900)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 104 | 5 | 3 | 3 | 2.6 | 53.3 | 15.0 | 78.8 |
| FY2018 | 107 | 4 | 3 | 2 | 2.2 | 45.5 | 15.0 | 79.4 |
| FY2019 | 108 | 3 | 2 | 1 | 1.5 | 30.1 | 15.0 | 79.6 |
| FY2020 | 107 | 4 | 3 | 4 | 2.3 | 48.1 | 15.0 | 80.3 |
| FY2021 | 101 | 4 | 3 | 6 | 2.4 | 50.9 | 15.0 | 81.1 |
| FY2022 | 99 | 4 | 3 | 4 | 2.0 | 44.4 | 15.0 | 80.9 |
| FY2023 | 106 | 4 | 3 | 1 | 2.5 | 57.1 | 15.0 | 79.5 |
| FY2024 | 109 | 4 | 3 | -7 | 2.5 | 60.0 | 15.0 | 82.3 |
| FY2025 | 110 | 3 | 2 | -3 | 1.9 | 44.9 | 20.0 | 83.7 |
| FY2026 | 116 | 3 | 3 | -3 | 2.2 | 54.0 | 20.0 | 80.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ダイケンは金属製品メーカーであり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開情報からは確認できない。汎用品に近い製品が多く、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
建設業界や産業機器分野で使用される金属製品を製造しており、顧客は特定の仕様や品質基準を満たす製品を継続的に調達する必要がある。しかし、代替品も多く存在するため、顧客の乗り換えコストは限定的と推測される。
ダイケンの事業モデルは、ユーザー数の増加によって製品やサービスの価値が向上するネットワーク効果を生み出す性質のものではない。BtoBの製造業であり、直接的なネットワーク効果は期待できない。
長年の事業運営で培われた生産ノウハウやサプライチェーンの効率化により、一定のコスト競争力を持つ可能性がある。しかし、原材料価格の変動や競合他社の技術革新により、持続的なコスト優位性を確立しているとは断定しにくい。
金属製品分野において、一定の生産規模と販売網を有しており、業界内で一定の地位を確立している。特に特定のニッチ市場や国内市場においては、規模の経済による効率的な生産・供給体制が競争力となり得る。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資や建設需要の回復による金属製品需要の増加
高付加価値製品の開発・投入による収益性向上
海外市場への展開拡大による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による採算悪化
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
国内建設市場の長期的な縮小リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダイケンの投資が失敗するには、まず、同社が属する金属製品市場全体が、予想以上に急速に縮小するか、あるいは、同社が長年培ってきた生産効率や品質管理能力を凌駕するような革新的な代替素材や製造技術が、競合他社によって開発・普及することである。また、主要顧客である建設業界や産業機器メーカーが、ダイケン製品への依存度を大幅に低下させ、より安価で同等以上の性能を持つ製品を容易に調達できるようになるシナリオも考えられる。さらに、同社が持つ規模の経済による優位性が、グローバルなサプライヤーの参入や、より効率的な生産体制を持つ競合の台頭によって、あっけなく失われる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
インフラ投資や建設需要の回復、高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。特に海外市場でのシェア拡大が貢献し、収益性が向上する。
国内需要は横ばい傾向だが、コスト管理と既存事業の効率化により、安定した収益を維持。一部製品の値上げや生産性向上で緩やかな成長を目指す。
原材料価格の高騰と競合の攻勢により、価格競争が激化。需要の低迷も重なり、収益性が悪化。事業再編やリストラを余儀なくされる可能性。