5742

エヌアイシ・オートテック(5742)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

非鉄金属 鉄鋼・非鉄

事業の概要

  • FA部門
    エヌアイシ・オートテックは、FA(Factory Automation:自動化・省力化装置)部門において、機械・装置の基礎となるアルミフレーム「アルファフレームシステム」の開発・設計・製造・販売を行っています。このシステムは、溶接不要でボルトのみで組み立てられる柔軟な構造部材であり、FA装置やクリーンブース、マシンカバーなど幅広い用途に対応しています。1986年の国産初の自社ブランド開発以来、2,200種類以上の製品を展開し、顧客の多様なニーズに応えています。
  • FA装置・クリーンブース
    FA部門では、「アルファフレームシステム」を基本部材として使用したFA装置やクリーンブース、関連機器・システムの開発・設計・製造・販売も手掛けています。特に「洗浄」「検査」「搬送」「梱包」といった主要な要素技術をベースに、自動車関連分野をはじめとする幅広い業種に対し、効率的かつ短納期で提供可能な装置を開発しています。顧客の仕様に合わせたカスタマイズ製品も提供し、製造現場の自動化・省力化を支援しています。
  • ソリューション提供
    同社は、「アルファフレームシステム」を活用した設計・組立を支援するソリューションも提供しています。具体的には、3D-CADソフト「カクチャTM」による見積もりから設計・組立までの自動化・省力化、および「マーキングシステムTM」による組立指示の直接印字で作業時間を大幅に削減(3~4割減)するシステムがあります。これにより、顧客の設計・製造プロセスを効率化し、付加価値の高いサービスを提供しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • FA部門(Factory Automation Department)
    この部門は、機械・装置の基礎フレームとなるアルミニウム合金製構造部材「アルファフレームシステム」の開発・設計・製造・販売を主に行っています。また、「アルファフレームシステム」を使用したFA装置(自動化・省力化装置)やクリーンブース、関連機器・システムの提供も手掛けています。最新年度の売上高は54.28885億円、営業利益は1.55883億円と、同社の主要な収益源となっています。
  • 商事部門(Commercial Trading Department)
    この部門では、工業生産財の販売を行っています。具体的な製品やサービスについての詳細な記述は少ないものの、FA部門と並ぶ二本柱の一つとして位置づけられています。最新年度の売上高は12.18473億円、営業利益は0.75734億円であり、FA部門と比較すると規模は小さいですが、同社の事業ポートフォリオを構成する重要な要素です。
  • 二部門体制
    エヌアイシ・オートテックは、FA部門と商事部門の2部門体制で事業を展開しており、これらがセグメント区分と同一であると説明されています。FA部門が「アルファフレームシステム」とその応用製品・ソリューションに特化しているのに対し、商事部門は工業生産財の販売を通じて、幅広い顧客ニーズに対応しています。この体制により、同社は機械要素部品から完成装置、さらには生産財まで、多角的なアプローチで収益を上げています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
FactoryAutomationDepartmentReportableSegment 事業 54 2 2.9%
CommercialTradingDepartment 事業 12 1 6.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|5,180 文字
3 【事業の内容】当社は、FA部門と商事部門の2部門体制で、機械・装置の基礎フレームなど機械要素となるアルミニウム合金製構造部材のアルミフレーム及びフレーム同士を結合するブラケット等の補助部品システムからなる「アルファフレームシステム」(商標名「ALFA FRAME SYSTEM」以下、「アルファフレームシステム」という。)、FA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」をいう。)等及び工業生産財といった製商品の販売を行っております。 当社の事業における位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、上記の2部門は「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] [注記事項](セグメント情報等)」に記載のセグメント区分と同一であります。(1) FA部門当部門は、「アルファフレームシステム」ならびに「アルファフレームシステム」を使用したFA装置及びクリーンブースやその関連機器・システム、その他マシンカバーやマシンベース等の工業製品の開発・設計・製造・販売を行っております。1986年に国産初の自社ブランドである「アルファフレームシステム」を開発して以来、アルミニウム合金製構造部材を使用した装置メーカーとして、より幅広い分野のお客様に応える技術とサービスを提供してまいりました。 これらの豊富な経験を活かして、生産ラインの変化により的確に対応できる新シリーズを継続的に開発し、シリーズの拡充を図ってまいりました。現在では2,200種類を超える「アルファフレームシステム」を販売するに至っております。また、お客様のニーズに当社の「アルファフレームシステム」が対応できない場合には、開発部門において当社の技術力をもとに最適な専用の断面形状を提案し、お客様専用フレームの受注販売も行っております。また、当社の設立以来培ってきた「洗浄」・「検査」・「搬送」・「梱包」の主要な要素技術をベースに、自動車関連分野をはじめ幅広い業種に対し、FA装置及びクリーンブース等の提供を行っております。当該装置には「アルファフレームシステム」を基本部材として使用することにより、製造の効率化や短納期化が可能となり、サイズ及び仕様を規格化した製品だけでなく、お客様の仕様に合わせた製品開発も行っております。 「アルファフレームシステム」の特徴及び用途は以下のとおりであります。製品特徴・用途アルファフレーム・ベーシックアルファフレーム(126種類)・高剛性アルファフレーム(17種類)・ブラケットアルファフレーム(19種類)・スペシャルアルファフレーム(110種類)アルファフレームは、FA装置やクリーンブース、マシンカバー等あらゆる構造体に対応可能であり、溶接不要で、ボルトのみで組立可能なフレキシブルなアルミニウム合金製構造部材です。<アルファフレームの主な特徴>・スチール製の構造材に比べて軽く強い特性があり、効率的な作業が可能・表面は酸化皮膜の上に透明系塗装が施され、新たなメッキ・塗装も不要・急な設計の変更や増設にも、使用するフレームの組み合せにより対応可能<アルファフレームの主な用途>・搬送、加工、洗浄、検査等の各種装置のベースフレーム・モーター等の機器取付部品の材料、マシンカバー及び作業台等の工業用品アルファフレーム補助部品・ブラケット・アクセサリーブラケット(フレーム接合金具)、ボルト、ナット、レベリングフット(高さ調整機能付き脚金具)、キャスター、蝶番、取手等のアルファフレームに付随する補助部品で、使用する用途に合わせた様々な選択が可能となっております。 「アルファフレームシステム」を使用した設計・組立において、以下のソリューションを提供しております。設計・組立サポートサービス内 容カクチャTM(3次元自動設計システム)専用に開発した3D-CADソフトにより、当社の主力製品「アルファフレームシステム」の見積りから設計・組立までの技術情報の作成を自動化・省力化する支援ソリューションです。マーキングシステムTM(組立省力化システム)「カクチャTM」に蓄積したデータベースを基にアルファフレーム上に、専用プリンターで組立指示を直接印字することにより、組立作業時間の大幅な削減(当社データ比3~4割減)を可能とする支援ソリューションです。 「アルファフレームシステム」を使用した規格品・標準品シリーズとして、以下の製品を提供しております。シリーズ種 類概要・特徴アルファキット(規格品)小型ロボット専用アルミ架台品質、剛性、利便性を追求し、従来の構造解析に加え、ロボット稼働状態での振動測定(加速度、振動数)を行い、スチール同等の強度と剛性を確保したロボット専用架台。産業用ロボット及び協働ロボット用架台として規格化しております。飛沫防止対策パーテーション軽量なアルミフレーム製のパーテーションで、受付やテーブル用に自立式の6タイプを規格化しております。大型テレビ用スタンド大型モニタをコンパクトに設置できるスタンドタイプのテレビ台で、カメラやリモコンなどの小物置きに便利な大小2つの棚は取付位置調整が可能となっております。ミニフェンス視界を妨げないロータイプのフェンスで、ニーズの高いショールームや展示会用として2タイプを規格化しております。水槽台60cmの規格水槽に対応しており、棚付き、証明等の取付可能な4タイプを規格化しております。模型展示台コレクションを展示できるインテリアテーブルを2サイズ、ジオラマテーブルを2タイプ規格化しております。サーバーラック2サイズのラックを規格化しており、多機能ラックとしてもご利用いただけます。ワークベンチ2サイズのラックを規格化しており、商品ディスプレイとしてもご利用いただけます。標準品アルファカバー9種類の基本的な機械装置安全カバーを標準化し、設計、製作時間の短縮を可能としております。アルファユニット5種類の基本的な機械装置架台を標準化し、設計、制作時間の短縮を可能としております。アルファコンベア軽量かつコンパクトな小型軽量搬送コンベアで、シンプルな構造のため、部品やベルト交換も容易に行うことができます。「オートテンション機構」を搭載しており、コンベアベルトを常に最適なテンションに保てることが特長です。アルファドアユニット2種類のドアユニットADシリーズ(6種類)とスライドドアASシリーズを標準化し、多種のマシンカバーのドアとしてご利用いただけます。アルファクリーンブース(ACB・SOBシリーズ)クリーン技術とアルファフレームシステムの融合による、専門知識が支えるトータルソリューションは、精密機械から電子機器・医療品まで幅広い分野の様々なニーズに応え、高い評価をいただいております。アルファガード(安全柵)高品質な安全柵専用のアルミフレームを採用しており、パネルバリエーションも豊富で、美観・環境面に優れた高機能な安全柵です。棚高さの異なるAGシリーズとAG2シリーズがあります。 FA装置及びクリーンブース等の特徴及び用途は以下のとおりであります。品目製品特徴・用途FA装置(注)1洗浄装置・カップ式洗浄装置(NCシリーズ)(カスタマイズタイプ)(クーラント回収装置)部品製造工程において、切削切粉等のコンタミ(削りかす)を除去することを目的とした装置です。・洗浄しにくい複雑な形状の部品(洗浄対象製品)の微細な箇所をピンポイント洗浄することができるため、目的に合った洗浄効果が得られます。・洗浄対象物の搬入出を自動で行うため前後工程と接続でき、製造ラインと一体化させることができます。・洗浄装置は「大きい・うるさい・汚い」との認識が一般的ですが、当社のカップ式洗浄機は回転式ノズルで部品を1個ずつ洗うためコンパクトであり、また、カップ(円柱型の透明樹脂)で洗浄室を密封しているため静かであり、周囲に洗浄液や油、オイルミスト(霧状の油)をまき散らしません。・回転式ノズルを採用していることにより、低圧での洗浄液噴射でも、短時間で高い洗浄精度が得られ、また、低い圧力でも洗浄能力を充足できるため、ポンプパワーを抑えることができます。・洗浄後の乾燥は、従来ではヒーターや真空を利用するため大きなエネルギーを要しましたが、ピンポイントのエアーブロー(圧縮空気噴射)乾燥により省エネルギーで十分な乾燥効果が得られます。・個々のワークに合わせたノズル設計、機械加工によるノズル製作を行うため、精度が高く、洗浄・乾燥品質を安定させることができます。・洗浄室の外壁には透明カップを採用し内部を可視化することで、異常の発見が容易となり、メンテナンス性にも優れています。検査装置部品製造工程において、寸法、重量、形状、機能等の検査を行う装置です。同装置は、寸法、タップ不良、回転トルク等を検査、選別できます。また、電気マイクロ、エアーマイクロ、レーザーセンサー、ロードセル、CCDカメラ等の各種計測器での接触・非接触検査が可能です。なお、上記洗浄装置と組み合わせることにより一連の製造ライン内での生産効率を高めることができます。搬送・梱包装置部品製造工程において、材料の供給、機械間搬送、完成品をストックするための装置です。同装置にアルファフレームを使用することで、軽量・高剛性となり高速搬送が可能となります。また、機器取付調整が容易なことから前後製造工程への連結もスムーズにできます。なお、多軸ロボット等を搭載することにより、製造ライン(材料供給~完成品ストック)のフルオート化も可能となります。クリーン装置(注)2標準クリーンブースカスタムクリーンブース電子、精密部品の製造工程等において、局所のクリーン化をすることができます。同装置にアルファフレームを使用することで、組立分解が容易であり、大型のブースに拡張することもできます。アルミ構造物機械の構造体・安全カバー等機械の構造体、機械または作業者の保護カバー等に使用できます。多種類のアルファフレーム及びアルファフレーム補助部品を使用用途に合わせて選定することで、設計及び組立工数の削減を可能としております。 (注)1.FA装置(Factory Automation)機械加工工場から超クリーン環境を必要とする半導体・電子部品工場、衛生面を重要視する製薬・食品工場まで、あらゆるジャンルに実績があり、常に新しいテーマにチャレンジして最適なFA装置を提供しております。2.クリーン装置(Clean Booth and Clean Room)アルファフレームシステムを活用した標準的なクリーンブースや大型のカスタムクリーンブース、さらには超クリーン環境を求められる局所クリーン化"ミニエンバイロメント"等のクリーン装置を提供しております。 (2) 商事部門当部門は、FA部門の「メーカー機能」を活用し、工場等の製造設備導入提案営業及び工業生産財の取扱いを行っております。工業用砥石、鑢、工具・ツール等の消耗品と工場等の製造設備が主要な取扱商品であり、これらはリピート受注が多いことが特徴で、この安定した工業生産財ビジネスが、当社の安定的な収益に貢献すると考えております。 また、FA部門との連携により当社製品を活用した製造設備の導入提案営業を行い、多種多様なお客様のニーズに応えて製商品を提供しております。当部門における取扱商品の特徴及び用途は以下のとおりであります。商品特徴・用途工業用砥石各種研削加工に使用する工業用研削砥石を取り扱っております。高速で回転している研削砥石を用いて、その砥石を構成するきわめて硬く微細な砥粒が加工物を削り取ることにより、超硬合金や陶磁器でも容易に加工することができます。また、お客様が要求する仕上げ面の粗さが良好で、精密な寸法精度に仕上げることができます。機械設備汎用の各種工作機械から特定の用途や量産部品用に専用化した工作機械や専用装置、またそれらの自動化・省力化に必要な供給・搬送等の各種装置に至るまで幅広く取り扱っております。工具・ツール各種工作機械の切削加工に使用するエンドミル、バイト、ドリル等の切削工具及びこれら切削工具の保持工具(チャック、コレット等)を取り扱っております。切削工具の刃先によって金属等を削り、各種用途に合わせた様々な形へ形成することができます。油脂類主に研削加工及び切削加工時の半製品・製品等の防錆用、目詰まり防止、研削及び切削時の摩擦熱の抑制並びに非削材へのダメージ防止に使用します。  (3) 事業の系統図事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
競合他社による廉価販売や海外廉価製品の進出により価格競争に直面しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
国産初の自社ブランド「アルファフレームシステム」の開発と2,200種類を超える製品ラインナップ。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 低い
会社が挙げる主要リスク:アルミフレームの販売価格競争 / 取引先各社の設備投資動向の影響 / 主要原材料の市況変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

非鉄金属業界において、エヌアイシ・オートテックが特許やブランド、規制ライセンスなどの強力な無形資産を有しているという具体的な情報は確認できませんでした。業界標準品が多く、差別化が難しい分野です。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

自動車部品や産業機械向けに精密部品を供給しており、顧客との長年の取引関係や仕様への適合性から、一定のスイッチングコストは存在すると考えられます。しかし、代替部品やサプライヤーの選択肢も存在します。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

エヌアイシ・オートテックの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるネットワーク効果は確認されません。BtoBの製造業であり、プラットフォーム型ビジネスではありません。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の製造ノウハウや効率化努力により、一定のコスト競争力は維持している可能性があります。しかし、原材料価格の変動や競合他社との価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性は限定的と考えられます。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

自動車部品や産業機械向け精密部品分野において、一定の生産規模と供給実績を持ち、業界内で認知されたプレイヤーです。しかし、グローバルな巨大企業と比較すると、規模の経済による圧倒的な優位性はまだ限定的です。

  • アルファフレームシステム
    エヌアイシ・オートテックの「アルファフレームシステム」は、溶接不要でボルトのみで組み立てられるアルミニウム合金製構造部材であり、高い柔軟性と作業効率が強みです。スチール製に比べて軽量かつ高強度で、表面処理も不要なため、急な設計変更や増設にも容易に対応できます。1986年の国産初の自社ブランド開発以来、2,200種類を超える製品ラインナップを誇り、FA装置やクリーンブースなど幅広い構造体に対応可能です。
  • 技術と経験の蓄積
    同社は、長年にわたりアルミニウム合金製構造部材を使用した装置メーカーとして、豊富な経験と技術を蓄積してきました。特に「洗浄」「検査」「搬送」「梱包」といった主要な要素技術をベースに、自動車関連分野をはじめとする多様な業種にFA装置やクリーンブースを提供しています。顧客のニーズに合わせた専用断面形状の提案や、カスタマイズ製品の開発力も強みであり、高い技術力で顧客の課題解決に貢献しています。
  • 設計・組立支援ソリューション
    同社は、主力製品である「アルファフレームシステム」の導入を促進するため、独自の設計・組立支援ソリューションを提供しています。3次元自動設計システム「カクチャTM」は、見積もりから設計・組立までの技術情報作成を自動化し、組立省力化システム「マーキングシステムTM」は、組立指示を直接印字することで作業時間を大幅に削減します。これらのソリューションは、顧客の生産性向上に貢献し、製品の付加価値を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社は、「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」ことを経営理念とし、お客様、社員、株主及び地域社会の満足度を高めることを会社経営の基本方針としております。 具体的には次のとおりであります。・ お客様のためには、知恵と技術を結集した高品質な製品とサービスを提供してまいります。・ 社員のためには、仕事を通じて自己実現の機会を与え、快適で働き甲斐のある職場環境を醸成してまいります。・ 株主のためには、期待と信頼に応えられるよう最大限の企業努力をしてまいります。・ 地域社会のためには、安全と環境を重視し、相互に良好な信頼関係を築いてまいります。また、当社独自の環境方針を定め、全社一丸となって地球環境の保全に取り組んでおります。 (2) 経営環境当社を取り巻く経営環境は、様々な地政学的リスクが依然として不確実性の要因となっているものの、人手不足や人件費の上昇により、製造業全体で自動化ニーズが高まっており、FA装置の導入は引き続き重要なテーマとなっております。また、AI・先端半導体需要の拡大や高精細化・薄型化・フレキシブル化に対応する次世代ディスプレイの開発により、半導体ならびにFPDにおいても需要が堅実に増加しております。よってFA装置のトータルソリューションや半導体製造装置およびFPD製造装置の周辺技術に強い当社においては、安定的な成長が見込まれます。当社は、従来からの経営計画における基本的な方針及び経営戦略を継承しつつ、現状に適合した新たな中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定しており、今後のより高度なニーズにお応えするため、アルミフレームメーカーかつFA装置メーカーであるオンリーワンとしての当社の強みを活かし、更なる営業体制・製造体制の強化を図ることで、当社を取り巻くいかなる外部環境にも対処することにより、継続的な増収増益を見込んでおります。 (3) 目標とする経営指標当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)は、ROE(当期純利益/株主資本)及びEPS(当期純利益/発行済株式総数)であります。当該KPIを採用した理由は、投資家が当社の経営方針・経営戦略等を理解する上で重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。① 将来的な目標数値・・・・ROE 15%以上、EPS 140円以上② 中期経営計画における業績計画数値KPI2025年3月期実績値2025年3月期計画値2026年3月期計画値2027年3月期計画値売上高(百万円)6,6476,6007,1007,500営業利益(百万円)23125142301営業利益率(%)3.480.382.004.011株あたり当期純利益(円)〔EPS〕38.922.9816.9435.90株主資本利益率(%)   〔ROE〕6.20.52.65.4 (注)上記KPIについては有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。なお、中期経営計画における業績計画数値については、原材料価格やエネルギー価格の高騰ならびに人件費の上昇等、様々な要因による影響があることから、今後、計画を変更しなければならない可能性があります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略当社は「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」との経営理念のもと、「製造業の品質向上と合理化に貢献」をミッションと位置づけております。このため、フレキシブルな「アルファフレームシステム」を基本に、「カクチャTM」・「マーキングシステムTM」を組み合わせることで、高度で高効率な装置製作に貢献することや、個々の部品の要求品質が高まる中、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、顧客ニーズを的確に捉えることはもとより、それ以上の顧客満足度を高め、製造業の高品質化・高効率化に貢献することとしております。これら使命の推進にあたり、「FAは永遠のテーマ ~何処もやっていない事をやろう!“PASSION & CHALLENGE”~」を掲げ、柱となる事業分野におけるビジネス基盤を強固なものにすると共に、新規取り組みにも果敢に挑戦することによって高品質・高付加価値製品を提供し、更なる業績向上、企業価値創造を目指した事業展開を基本方針としております。1)中期経営計画における当社の将来像”Only One企業“・アルミフレームの専門メーカー・アルミフレームを活用したFA装置メーカー2)中期経営戦略・FA事業一体化による効率運営……ⅰ自動化省力化設備を広く理解し、顧客のアルファフレーム潜在ニーズを掘り起こす。ⅱ高剛性のアルファフレームを活用し、大型構造物件受注の拡大をはかる。・企業ブランディングの確立…………ⅰ安心(実績とデータに基づく技術力)ⅱ便利(モジュール品、キット品などの企画力)ⅲ柔軟(「カクチャTM」「マーキングシステムTM」などの個別案件対応力)・技術革新への取り組み………………ⅰ今後、ますます高度化する情報通信技術により大きく変貌していく社会環境に対応するため、拡大かつ高度化する半導体及びFPD市場並びにその関連生産設備に活用される“アルファフレームシステム”の技術力を強化するとともに供給能力を拡充する。ⅱ次世代の高度化する生産形態に対し、FA装置メーカーとしての対応能力を強化する。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社は、コスト競争力・収益力をより強固なものとし、多様化するお客様のニーズに対して柔軟かつタイムリーに対応する、環境変化に強い企業体質づくりを当面の課題として捉えております。そのために、当社の技術力を活かして「製造業の品質向上と合理化に貢献」を当社のミッションと位置づけ、「(1) 会社の経営の基本方針」及び「(4) 中長期的な会社の経営戦略」に記載の、経営方針及び中期経営計画を実行していくうえで、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。(特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題)① 販売戦略の強化当社の主力製品である「アルファフレームシステム」の収益の増加を図るために、お客様の人的負担の削減と効率化をサポートする「カクチャTM」「マーキングシステムTM」を活用し、設計から組立までの支援を含めた当社の総合的な優位を前面に出した販売戦略を推進しております。これらのサービスは、新しい付加価値の創造としてお客様より高い評価を得ており、リピート注文も増加していることにより、これらサービスの更なる充実に努めてまいります。また、今後の科学技術の進歩・高度化、省エネ推進による環境技術導入の高まりにより、多岐にわたる産業で、クリーン環境技術の需要が拡大しております。この分野においては、当社特有の高機能なクリーン技術の一層の普及活動に努めてまいります。そして、美観と仕様変更に対するフレキシビリティを兼ね備えた「アルファフレームシステム」に洗浄・検査・搬送・梱包の各分野において蓄積された多くのコアとなる機械要素技術を融合させた製品づくりを目指し、高品質・高付加価値製品の提供に努めてまいります。② 開発力の強化当社は、お客様のニーズにお応えすべく、製造業の「モノづくり」に貢献する製品を継続的に提供し、更なる高精度化・高品質化・高付加価値化を達成するために研究開発活動は必須事項と捉えております。付加価値を加えた新製品の継続的な開発は、他社との差別化を図る上で重要であり、次世代を展望した開発体制の整備は、当社の長期的な成長の礎になるものと考えております。さらに、今後の競争を勝ち抜くためには、当社設立時より培ってきた洗浄・検査・搬送・梱包の各分野での技術力とお客様のニーズを結びつける製品の開発スピードを速める努力が求められております。このように、研究開発レベルの向上は当社にとっての重要課題と位置づけ、より組織的な研究開発体制の強化を図ってまいります。また、生産工場における個々の部品の要求品質が高まる中での自動化のニーズは、高効率化及び高品質化はもとより、これまでの大量生産に適した生産設備とは異なり、多品種、変種変量生産に適した新たな生産設備へ要求が高まっている状況であります。当社は、これまでどおり、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、お客様のニーズを的確に捉え、製造業の高効率化・高品質化に貢献できるよう、新技術を取り入れた次世代のFA装置や「アルファフレームシステム」を活用したユニット化等の開発に注力してまいります。③ 生産体制の強化当社では、お客様からの「高品質・低コスト・短納期」の強い要求にお応えすべく、製造工程の見直しや各製造拠点や外注先との連携等によって、その最適化・効率化を全社的に図り、作業時間短縮や品質向上に向けた生産機械設備の改良・導入を検討し、製造原価及び諸経費の低減活動に取り組み、生産効率を高める作業環境の整備に注力しております。これらの施策によって、生産体制の充実を図り、よりコストパフォーマンスに優れた製品群の提供に努め、お客様の満足度向上を図ってまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)① 人材確保と育成の強化当社は、お客様の多種多様なニーズを先取りし、製品の高精度化・高品質化・高付加価値化を実現することによってお客様からの高い信頼を獲得するためには、高度な技術とサービスを提供することが重要であり、そのためには、「新製品の開発や当社技術力の向上」及び「商品知識や要素技術の習得」ができるノウハウを持った優秀な人材の確保及び育成が重要と考えております。特に業容の拡大を図るには、これら人材が必須となっており、将来を見据えての積極的な採用を推進しております。また、教育制度の充実により、専門能力の底上げを図りながら、各部門の継続的な成長を支える人材育成を進めてまいります。② 管理体制の強化当社は、企業の社会的責任を果たすべく、リスク管理やコンプライアンスを徹底し、お客様のニーズを捉えた積極的な営業展開を図り、製造原価及び諸経費の低減活動を推進するとともに、開発力及び生産体制の強化を図ってまいりたいと考えております。また、内部統制の管理体制の充実を図り、安全品質管理体制の向上及びお客様の満足度向上を目指してまいります。(6) 株式会社の支配に関する基本方針当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針については、特に定めておりません。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社は、「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」ことを経営理念とし、お客様、社員、株主及び地域社会の満足度を高めることを会社経営の基本方針としております。 具体的には次のとおりであります。・ お客様のためには、知恵と技術を結集した高品質な製品とサービスを提供してまいります。・ 社員のためには、仕事を通じて自己実現の機会を与え、快適で働き甲斐のある職場環境を醸成してまいります。・ 株主のためには、期待と信頼に応えられるよう最大限の企業努力をしてまいります。・ 地域社会のためには、安全と環境を重視し、相互に良好な信頼関係を築いてまいります。また、当社独自の環境方針を定め、全社一丸となって地球環境の保全に取り組んでおります。 (2) 経営環境当社を取り巻く経営環境は、様々な地政学的リスクが依然として不確実性の要因となっているものの、人手不足や人件費の上昇により、製造業全体で自動化ニーズが高まっており、FA装置の導入は引き続き重要なテーマとなっております。また、AI・先端半導体需要の拡大や高精細化・薄型化・フレキシブル化に対応する次世代ディスプレイの開発により、半導体ならびにFPDにおいても需要が堅実に増加しております。よってFA装置のトータルソリューションや半導体製造装置およびFPD製造装置の周辺技術に強い当社においては、安定的な成長が見込まれます。当社は、従来からの経営計画における基本的な方針及び経営戦略を継承しつつ、現状に適合した新たな中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定しており、今後のより高度なニーズにお応えするため、アルミフレームメーカーかつFA装置メーカーであるオンリーワンとしての当社の強みを活かし、更なる営業体制・製造体制の強化を図ることで、当社を取り巻くいかなる外部環境にも対処することにより、継続的な増収増益を見込んでおります。 (3) 目標とする経営指標当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)は、ROE(当期純利益/株主資本)及びEPS(当期純利益/発行済株式総数)であります。当該KPIを採用した理由は、投資家が当社の経営方針・経営戦略等を理解する上で重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。① 将来的な目標数値・・・・ROE 15%以上、EPS 140円以上② 中期経営計画における業績計画数値KPI2025年3月期実績値2025年3月期計画値2026年3月期計画値2027年3月期計画値売上高(百万円)6,6476,6007,1007,500営業利益(百万円)23125142301営業利益率(%)3.480.382.004.011株あたり当期純利益(円)〔EPS〕38.922.9816.9435.90株主資本利益率(%)   〔ROE〕6.20.52.65.4 (注)上記KPIについては有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。なお、中期経営計画における業績計画数値については、原材料価格やエネルギー価格の高騰ならびに人件費の上昇等、様々な要因による影響があることから、今後、計画を変更しなければならない可能性があります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略当社は「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」との経営理念のもと、「製造業の品質向上と合理化に貢献」をミッションと位置づけております。このため、フレキシブルな「アルファフレームシステム」を基本に、「カクチャTM」・「マーキングシステムTM」を組み合わせることで、高度で高効率な装置製作に貢献することや、個々の部品の要求品質が高まる中、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、顧客ニーズを的確に捉えることはもとより、それ以上の顧客満足度を高め、製造業の高品質化・高効率化に貢献することとしております。これら使命の推進にあたり、「FAは永遠のテーマ ~何処もやっていない事をやろう!“PASSION & CHALLENGE”~」を掲げ、柱となる事業分野におけるビジネス基盤を強固なものにすると共に、新規取り組みにも果敢に挑戦することによって高品質・高付加価値製品を提供し、更なる業績向上、企業価値創造を目指した事業展開を基本方針としております。1)中期経営計画における当社の将来像”Only One企業“・アルミフレームの専門メーカー・アルミフレームを活用したFA装置メーカー2)中期経営戦略・FA事業一体化による効率運営……ⅰ自動化省力化設備を広く理解し、顧客のアルファフレーム潜在ニーズを掘り起こす。ⅱ高剛性のアルファフレームを活用し、大型構造物件受注の拡大をはかる。・企業ブランディングの確立…………ⅰ安心(実績とデータに基づく技術力)ⅱ便利(モジュール品、キット品などの企画力)ⅲ柔軟(「カクチャTM」「マーキングシステムTM」などの個別案件対応力)・技術革新への取り組み………………ⅰ今後、ますます高度化する情報通信技術により大きく変貌していく社会環境に対応するため、拡大かつ高度化する半導体及びFPD市場並びにその関連生産設備に活用される“アルファフレームシステム”の技術力を強化するとともに供給能力を拡充する。ⅱ次世代の高度化する生産形態に対し、FA装置メーカーとしての対応能力を強化する。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社は、コスト競争力・収益力をより強固なものとし、多様化するお客様のニーズに対して柔軟かつタイムリーに対応する、環境変化に強い企業体質づくりを当面の課題として捉えております。そのために、当社の技術力を活かして「製造業の品質向上と合理化に貢献」を当社のミッションと位置づけ、「(1) 会社の経営の基本方針」及び「(4) 中長期的な会社の経営戦略」に記載の、経営方針及び中期経営計画を実行していくうえで、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。(特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題)① 販売戦略の強化当社の主力製品である「アルファフレームシステム」の収益の増加を図るために、お客様の人的負担の削減と効率化をサポートする「カクチャTM」「マーキングシステムTM」を活用し、設計から組立までの支援を含めた当社の総合的な優位を前面に出した販売戦略を推進しております。これらのサービスは、新しい付加価値の創造としてお客様より高い評価を得ており、リピート注文も増加していることにより、これらサービスの更なる充実に努めてまいります。また、今後の科学技術の進歩・高度化、省エネ推進による環境技術導入の高まりにより、多岐にわたる産業で、クリーン環境技術の需要が拡大しております。この分野においては、当社特有の高機能なクリーン技術の一層の普及活動に努めてまいります。そして、美観と仕様変更に対するフレキシビリティを兼ね備えた「アルファフレームシステム」に洗浄・検査・搬送・梱包の各分野において蓄積された多くのコアとなる機械要素技術を融合させた製品づくりを目指し、高品質・高付加価値製品の提供に努めてまいります。② 開発力の強化当社は、お客様のニーズにお応えすべく、製造業の「モノづくり」に貢献する製品を継続的に提供し、更なる高精度化・高品質化・高付加価値化を達成するために研究開発活動は必須事項と捉えております。付加価値を加えた新製品の継続的な開発は、他社との差別化を図る上で重要であり、次世代を展望した開発体制の整備は、当社の長期的な成長の礎になるものと考えております。さらに、今後の競争を勝ち抜くためには、当社設立時より培ってきた洗浄・検査・搬送・梱包の各分野での技術力とお客様のニーズを結びつける製品の開発スピードを速める努力が求められております。このように、研究開発レベルの向上は当社にとっての重要課題と位置づけ、より組織的な研究開発体制の強化を図ってまいります。また、生産工場における個々の部品の要求品質が高まる中での自動化のニーズは、高効率化及び高品質化はもとより、これまでの大量生産に適した生産設備とは異なり、多品種、変種変量生産に適した新たな生産設備へ要求が高まっている状況であります。当社は、これまでどおり、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、お客様のニーズを的確に捉え、製造業の高効率化・高品質化に貢献できるよう、新技術を取り入れた次世代のFA装置や「アルファフレームシステム」を活用したユニット化等の開発に注力してまいります。③ 生産体制の強化当社では、お客様からの「高品質・低コスト・短納期」の強い要求にお応えすべく、製造工程の見直しや各製造拠点や外注先との連携等によって、その最適化・効率化を全社的に図り、作業時間短縮や品質向上に向けた生産機械設備の改良・導入を検討し、製造原価及び諸経費の低減活動に取り組み、生産効率を高める作業環境の整備に注力しております。これらの施策によって、生産体制の充実を図り、よりコストパフォーマンスに優れた製品群の提供に努め、お客様の満足度向上を図ってまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)① 人材確保と育成の強化当社は、お客様の多種多様なニーズを先取りし、製品の高精度化・高品質化・高付加価値化を実現することによってお客様からの高い信頼を獲得するためには、高度な技術とサービスを提供することが重要であり、そのためには、「新製品の開発や当社技術力の向上」及び「商品知識や要素技術の習得」ができるノウハウを持った優秀な人材の確保及び育成が重要と考えております。特に業容の拡大を図るには、これら人材が必須となっており、将来を見据えての積極的な採用を推進しております。また、教育制度の充実により、専門能力の底上げを図りながら、各部門の継続的な成長を支える人材育成を進めてまいります。② 管理体制の強化当社は、企業の社会的責任を果たすべく、リスク管理やコンプライアンスを徹底し、お客様のニーズを捉えた積極的な営業展開を図り、製造原価及び諸経費の低減活動を推進するとともに、開発力及び生産体制の強化を図ってまいりたいと考えております。また、内部統制の管理体制の充実を図り、安全品質管理体制の向上及びお客様の満足度向上を目指してまいります。(6) 株式会社の支配に関する基本方針当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針については、特に定めておりません。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況・経営成績当事業年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善がみられ、緩やかな景気回復基調となった一方で、原材料等の物価高騰や長引く海外情勢の不安定さなどにより、先行きが不透明な状況が続きました。このような状況において、当社主力製品である「アルファフレームシステム」の一般顧客向け販売は堅調に推移いたしました。また、半導体関連企業の新たな設備投資意欲の活発化やFPD製造関連企業の設備投資意欲の改善により、自動化・省人化装置等については受注が回復傾向となりました。さらに、製造原価低減に向けた生産体制の見直しの成果も表れることとなりました。この結果、当事業年度の売上高は6,647百万円(前期比137.0%)、営業利益が231百万円(前期は営業損失478百万円)、経常利益が222百万円(前期は経常損失482百万円)、当期純利益は212百万円(前期は当期純損失599百万円)となりました。セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。[FA部門]FA部門におきましては、「アルファフレームシステム」の一般顧客向けの販売では、当社独自の設計サポートサービス「カクチャTM」及び組立作業の省人化を可能とする「マーキングシステムTM」を中心とした積極的な営業活動により受注件数が増加し、これに加え大口顧客向けの案件についても安定的な受注を獲得できたこと、さらに装置品においても、車載電池関連の生産設備及び大型構造物の受注が継続しており、また、半導体関連企業とFPD製造装置関連企業における設備投資も継続したことから、売上高は堅調に増加しました。この結果、当部門の売上高は5,428百万円(前期比143.4%)となりました。[商事部門]商事部門におきましては、主要顧客の生産が引き続き低位に推移する中で積極的な受注活動を展開したものの、消耗品や治工具類の需要が減少したことにより、これらの売上高は低調に推移しました。一方、機械設備関係については、主要顧客の設備投資にて大型の設備ラインを受注したことにより、売上高が増加しました。この結果、当部門の売上高は1,218百万円(前期比114.1%)となりました。 ・財政状態当事業年度末における総資産は、前期末と比べ415百万円増加し、7,369百万円となり、負債は、前期末と比べ440百万円増加し、3,944百万円となりました。正味運転資本(流動資産から流動負債を控除した金額)は1,092百万円であり、流動比率は141.2%であります。また、当事業年度末の純資産は、前期末と比べ24百万円減少し、3,424百万円となりました。自己資本比率は46.5%となっております。(流動資産)当事業年度末における流動資産の残高は、前期末と比べ694百万円増加し、3,747百万円となりました。これは主に、現金及び預金が195百万円、売掛金が438百万円、原材料及び貯蔵品が146百万円、それぞれ増加した一方で、電子記録債権が259百万円減少したことなどによります。(固定資産)当事業年度末における固定資産の残高は、前期末と比べ278百万円減少し、3,622百万円となりました。これは主に、建物(純額)が124百万円、機械及び装置(純額)が48百万円、リース資産(純額)が56百万円、それぞれ減少したことなどによります。(流動負債)当事業年度末における流動負債の残高は、前期末と比べ695百万円増加し、2,654百万円となりました。これは主に、電子記録債務が67百万円、買掛金が365百万円、短期借入金が250百万円、それぞれ増加したことなどによります。(固定負債)当事業年度末における固定負債の残高は、前期末と比べ255百万円減少し、1,290百万円となりました。これは主に、長期借入金が197百万円、リース債務が55百万円、それぞれ減少したことなどによります。(純資産)当事業年度末における純資産は、前期末と比べ24百万円減少し、3,424百万円となりました。これは主に、当期純利益の計上212百万円があった一方、配当金に係る利益処分223百万円があったことにより、利益剰余金が11百万円減少したこと、その他有価証券評価差額金が13百万円減少したことによります。② キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前期末と比べ195百万円増加し、598百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、410百万円のキャッシュ・インとなりました。これは税引前当期純利益が222百万円、減価償却費の計上が255百万円、仕入債務の増加による資金の増加が397百万円あった一方で、売上債権の増加による資金の減少が262百万円、棚卸資産の増加による資金の減少が194百万円あったことなどが主な要因であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、5百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは有形固定資産の売却による収入10百万円があった一方で、有形及び無形固定資産の取得による支出が6百万円、投資有価証券の取得による支出が4百万円あったことなどが主な要因であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、209百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは短期借入金の純増による資金の増加が250百万円あった一方で、長期借入金の返済による支出が197百万円、配当金の支払額が223百万円あったことなどが主な要因であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績及び商品仕入実績当事業年度の生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。・ 生産実績セグメント名称生産高(千円)前期比(%)FA部門5,428,885143.4合計5,428,885143.4 ・ 商品仕入実績セグメント名称品目仕入高(千円)前期比(%)商事部門工業用砥石77,82577.9機械設備681,804131.8工具・ツール・油脂類284,84795.9 合計1,044,477114.3 b. 受注実績当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメント名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)FA部門5,803,258144.51,308,147140.1商事部門1,245,674129.2194,219116.3合計7,048,932141.51,502,367136.5 c. 販売実績当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメント名称販売高(千円)前期比(%)FA部門5,428,885143.4商事部門1,218,473114.1合計6,647,358137.0 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前事業年度当事業年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)キヤノン株式会社686,80014.21,531,93623.0ダイドー株式会社512,81510.6848,91512.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容<売上高>FA部門におきましては、「アルファフレームシステム」の一般顧客向けの販売では、当社独自の設計サポートサービス「カクチャTM」及び組立作業の省人化を可能とする「マーキングシステムTM」を中心とした積極的な営業活動により受注件数が増加し、これに加え大口顧客向けの案件についても安定的な受注を獲得できたこと、さらに装置品においても、車載電池関連の生産設備及び大型構造物の受注が継続しており、また、半導体関連企業とFPD製造装置関連企業における設備投資も継続したことから、売上高は堅調に増加しました。また、商事部門におきましては、主要顧客の生産が引き続き低位に推移する中で積極的な受注活動を展開したものの、消耗品や治工具類の需要が減少したことにより、これらの売上高は低調に推移しました。一方、機械設備関係については、主要顧客の設備投資にて大型の設備ラインを受注したことにより、売上高が増加しました。これらの結果、売上高は6,647百万円(前期比137.0%)となりました。<売上総利益、販売費及び一般管理費>当事業年度は、地政学リスクや円安による原材料価格の上昇は継続しているものの、生産増に伴う固定費負担減に加え、製造原価低減に向けた生産体制の見直しの成果も表れることとなり、これらの結果、売上総利益は1,432百万円(前期比189.6%)となりました。また、販売費及び一般管理費につきましては、積極的な営業活動を推進しつつも、効率的な人材配置や経費節減に努めた結果、1,201百万円(前期比97.4%)となりました。<営業損益、経常損益及び当期純損益>当事業年度は、売上高の増加に伴う固定費負担の軽減により、売上総利益が大幅に増加し、販売費及び一般管理費は微減となったことから、営業利益が231百万円(前期は営業損失478百万円)、経常利益が222百万円(前期は経常損失482百万円)、当期純利益は繰延税金資産の積み増しがあった結果、212百万円(前期は当期純損失599百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況及び分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造に係る材料費、労務費、外注費、諸経費や商事部門の商品仕入、並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要のうち主なものは、有形及び無形固定資産の設備投資によるものであります。当社は事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって見積りが必要な事項につきましては、過去の実績及び現在において入手可能な情報に基づき総合的に検討し、合理的な基準にて会計上の見積りを行っておりますが、実際の数値はこれらの見積りとは異なる結果となる可能性があります。当社の財務諸表に係る重要な会計方針については「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

事業リスク

  • 販売価格競争の激化
    主力製品である「アルファフレームシステム」は、製造設備の自動化・クリーン化に不可欠な専門製品ですが、小口販売分野では競合他社による廉価販売や海外からの廉価製品の進出が進んでいます。これにより、同社のアルミフレームの売上高に悪影響を及ぼす可能性があります。知的財産権侵害に対しては厳正に対処する方針ですが、海外製品に対しては実効性が上がるまでに時間を要する可能性があり、業績に影響を与えるリスクがあります。
  • 設備投資動向への依存
    同社の「アルファフレームシステム」は電子部品、デジタル家電、工作機械業界向け、FA装置や生産財は自動車関連業界向けに多く利用されています。これらの幅広い製造業各社の設備投資動向は、市場投入計画や販売動向によって大きく変動する可能性があり、同社の業績に影響を及ぼすリスクがあります。特定の取引先への依存度も高く、その取引が困難になった場合や設備投資が低迷した場合には、売上高が大きく変動する可能性があります。
  • 原材料価格の変動と災害リスク
    主要原材料であるアルミ構造部材の仕入価格は、アルミニウムの国内スポット価格に連動して四半期ごとに決定されるため、世界的なアルミニウム地金価格の変動が製造原価に影響を及ぼす可能性があります。急激な高騰時に販売価格への転嫁が困難な場合、業績に悪影響が出ることが考えられます。また、主要生産・研究施設が富山市周辺に集中しているため、地震や洪水、感染症の発生・蔓延といった自然災害や外部環境の変化により、生産活動が縮小・停止するリスクがあります。海外からの資材調達も行っており、予期せぬ法律・規制変更、政治的要因、テロ、戦争、感染症、自然災害などにより、資材調達が滞る可能性も存在します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,319 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1) 業績変動について① アルミフレームの販売価格競争について当社の主力製品である「アルファフレームシステム」は、製造設備の自動化、クリーン化に使用される専門製品であり、1986年に産業用アルミフレームを開発・製造して以来、販売を通じて、利用者の裾野を拡げてまいりました。そうした裾野拡大に伴い、高い剛性や拡充の容易さといった専門性を必要としない分野(多くは小口単体販売の分野)においてもアルミフレームは使用されております。こうした分野では、日本国内における競合他社による廉価販売が、当社のアルミフレームの売上高へ影響を及ぼす可能性があると同時に、海外で生産される廉価製品が進出する可能性も否定できません。当社の知的財産権を侵害するケースには厳正な対処をとる体制としておりますが、海外製品では厳正な対処の実効性が上がるまで時間を要する可能性があり、その結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。② 取引先各社の設備投資動向の影響について「アルファフレームシステム」は、電子部品業界、デジタル家電業界及び工作機械業界向けの比率が高く、最近では特にFPD製造設備関連企業からの需要が高水準で推移致しました。また、装置部門が製作する洗浄装置や検査装置等及び商事部門が取扱う生産財は、主に自動車関連業界で利用されております。これら幅広い業種の製造業各社の設備投資動向は必ずしも一致しておらず、取引先各社における主力製品の市場投入計画やその販売動向によって大きく変動する可能性があり、その結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 主要原材料の市況変動について「アルファフレームシステム」の主な原材料はアルミ構造部材であります。このアルミ構造部材の仕入価格は、アルミニウムの国内スポット価格等をベースとして四半期ごとに仕入先との間で交渉を行って決定しているため、世界的なアルミニウム地金価格の大きな変動が当社の製造原価に影響を及ぼす可能性があります。よって、アルミニウム地金価格が急激に高騰し、速やかに販売価格への転嫁を実施する等の対応が困難な場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(2) 特定の取引先への依存について当社は特定の取引先に対する依存度が高くなっており、特に大型機械設備投資案件を受注し、売上計上した事業年度の売上高が大きく伸長する場合があります。当社としましては、これらの取引先と友好的な信頼関係を維持し、売上拡大を目指す方針であります。また、新規大口ユーザーに対しては、ご要望に早急にお応え出来るよう営業、設計、製造の各部署が連携し、販売先の多様化に努めております。しかしながら、特定取引先との取引の継続が困難になった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があることから、特定取引先の設備投資動向について注視していく必要があります。(3) 製造物責任(PL)について当社は販売する製品の品質に万全を期することに努めるとともに、製造物賠償責任に関して生産物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。しかしながら、予測できない原因により製品に欠陥が生じ、重大なクレームや製造物責任を問われることはないという保証はございません。現時点におきまして、そのようなクレームや製造物責任を問われる事態が想定される事象は発生しておりませんが、万一そのような事態が発生した場合には、社会的な信用の低下、ユーザーへの保証や訴追費用・賠償費用等、当社が負担すべき費用が生産物賠償責任保険で補填しきれない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(4) 外部経営環境に関わるリスクについて当社の主要生産・研究施設は、富山市内またはその周辺に所在しております。これらの施設が、地震・洪水・台風等の不可避な自然災害による甚大な被害や、近時の新型コロナウイルス感染症のような感染症の発生・蔓延等によって、生産活動を縮小または停止せざるを得ない状況になる可能性があります。なお、当社では愛知県清須市に愛知事業所、埼玉県児玉郡にアルファフレーム北関東、並びに福岡県大牟田市にアルファフレーム九州と、富山県外にも生産・出荷拠点を開設するとともに、長野県、埼玉県並びに神奈川県に生産委託先を確保し、災害発生時においても生産継続が可能な体制を敷いております。しかしながら、国内のみならず海外での大規模な自然災害、テロ攻撃や地域紛争、戦争、感染症の発生・蔓延等によって、生産活動に必要とする材料や部材等の調達が困難になる可能性もありますので、このような状況が発生した場合には、顧客への製品供給が長期間にわたって滞る可能性があり、この結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(5) 海外からの資材調達について当社の事業拡大において、タイ王国からの資材調達は引き続き重要な位置づけとなっております。つきましては、以下のようなリスクが想定され、今後、資材調達が滞るような事態が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。① 予期しない法律・規制、不利な影響を及ぼす租税制度の変更② 不利な政治的要因の発生③ テロ、戦争、感染症、自然災害等による社会的混乱④ 予期しない労働環境の急激な変化

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