研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
143 |
| 2024-03 |
- |
83 |
| 2023-03 |
- |
93 |
| 2022-03 |
- |
126 |
| 2021-03 |
- |
121 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,255 文字
6 【研究開発活動】当社の研究開発部門の主な業務は、「中期経営計画2023」の基本戦略である①高度化する市場ニーズを追求し新たな価値を生み出す産業素材の開発・提供②技術の優位性を高め市場環境の変化に対応する効率的な生産体制の構築を実現するため、プロセス技術開発、新製品開発、顧客への技術支援、及び環境技術の開発を行っております。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力し開発を進めております。例えば、当社グループ会社のナス鋼帯(株)とは、研究所が所有する評価技術を活用し、箔材の熱処理速度アップを検討、大幅な増速を達成しました。今後、異なる板厚、鋼・合金種へ拡大を図ってまいります。また、水素環境で注目されているNASXM-19(UNS S20910)の極薄BAルートでの製品化を達成しました。ナス鋼帯(株)のラインナップに新しい鋼種が加わりました。新製品開発では、ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)とも連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材、高強度材、電子材の開発に注力しております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.水素環境における材料試験装置への投資水素エネルギーの活用は、持続可能な未来を築くため重要なキーテクノロジーであり、これを支える素材は、当社のステンレス鋼、高機能材であると考えております。水素環境における材料特性のデータが重要なことは明らかですが、特殊な試験装置での外部試験となるため、充分なデータを提供できていませんでした。水素環境下での材料評価をより多く、より早く行うために高圧ガス水素雰囲気における材料試験装置の導入を決定いたしました。水素は取り扱いに注意を要するため、安全かつ効率的に運用するための専用試験棟の建設も同時に行います。建屋を含めた投資金額はおおよそ10億円、2026年3月には先行する装置の稼働を予定しています。将来的には液体水素中で試験する装置の導入も計画しております。 2.カーボンレスニッケル製錬技術への挑戦大江山製造所では、ニッケル鉱石やリサイクル原料を製錬しフェロニッケルを製造しております。カーボンニュートラルの観点から、還元反応に使う石炭の削減、最終的には石炭を使わない新しいプロセスを目指しています。大江山製造所と共同で実施している大規模実験の結果から、リサイクル原料の割合を大幅に増やし、製造するニッケル量当たりのCO2排出量を削減できる操業条件を見出しました。操業試験を繰り返し、実操業への移管を進めてまいります。リサイクル原料を多く使用するとステンレス鋼にとって忌避すべき元素が多くなることも判りました。これについても対応を検討してまいります。 研究開発活動には、全体で37名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は801百万円であります。
FY2024|1,098 文字
6 【研究開発活動】当社の研究開発部門の主な業務は、中期経営計画2023の基本戦略である①高度化する市場ニーズを追求し新たな価値を生み出す産業素材の開発・提供②技術の優位性を高め市場環境の変化に対応する効率的な生産体制の構築を実現するため、プロセス技術開発、新製品開発、顧客への技術支援、及び環境技術の開発を行っております。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力し開発を進めおります。例えば、当社グループ会社のナストーア(株)とは、独自設計した中規模実験設備を活用し高機能材の高効率溶接技術の開発を共同で実施し、対象となる鋼・合金の溶接条件を確立しました。今後、販売を想定した管長でのテストを実施してまいります。新製品開発では、ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナス鋼帯(株)とも連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材、高強度材、電子材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、溶接性等に加え、水素環境に関するデータベースの拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高機能材の製造可能範囲拡大高機能材と呼んでいる高ニッケル耐食合金、耐熱合金は高温強度が高く、熱間圧延が非常に難しい合金です。2022年にNAS625(UNS N06625)で厚さ50mmの極厚プレートの製品化に成功しておりましたが、板厚が薄くなると圧延の難度は各段に高まります。中国合弁会社を活用し、当社がこれまで培ってきたノウハウを投入することで、より板厚の薄い厚さ15mm、幅3100mmの超広幅プレートを商品化、オイル・ガス分野向けに50㌧を越える販売を行いました。今後も継続した需要を見込んでおります。 2.カーボンレスニッケル製錬技術への挑戦大江山製造所では、ニッケル鉱石やリサイクル原料を製錬しフェロニッケルを製造しております。カーボンニュートラルの観点から、還元反応に使う石炭の削減、最終的には石炭を使わない新しいプロセスを目指しています。大江山製造所と共同で実施している大規模実験の結果からLNGへの燃料転換、設備投資を決定しました。廃プラスチックなどリサイクル品での石炭代替についても実験室、大規模実験の両方で検討を進めております。 研究開発活動には、全体で38名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は977百万円であります。
FY2023|1,265 文字
6 【研究開発活動】当社の研究開発部門の主な業務は、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援です。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力し開発を進めおります。いずれもサステナビリティの観点をアプローチに加えるように努めております。プロセス技術開発では、中期経営計画2020のコンセプトである、業界トップレベルの品質・コスト・納期・対応力で信頼され続けるグローバルサプライヤーを目指し、顧客ニーズへの対応、要望に対応した製造可能範囲拡大・新商品開発に注力してきました。当社グループ会社のナストーア(株)とは、独自設計した中規模実験設備を活用し高機能材の高効率溶接技術の開発を共同で進めております。ここまでの検討で、溶接が難しい高機能材において、品質と生産性を両立する溶接条件を見出しました。今後、適用板厚、鋼・合金種の拡大を図り、早期の実用化を目指しテストを重ねてまいります。新製品開発では、ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナス鋼帯(株)とも連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材、高強度材、電子材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性と溶接性等に加え、水素環境に関するデータベースの拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高機能材の製造可能範囲拡大高機能材と呼んでいる高ニッケル耐食合金、耐熱合金を生産性に優れる連続鋳造法により製造しています。これら合金は鋳造工程で割れなどの欠陥が発生し易く、広幅化に制限がありました。プロセスを精緻に制御することで、昨年のNAS625(UNS N06625)に続いてNASNW276(UNS N10276)の5フィート幅での連続鋳造に成功しました。さらに、中国合弁会社を活用することで、板厚50mm、幅3900mmと板厚、幅ともに世界最大サイズの極厚板の製品化に成功しました。化学プラントなどへの販売を目指しています。 2.カーボンレスニッケル製錬技術への挑戦大江山製造所では、Ni鉱石やリサイクル原料を製錬しフェロニッケルを製造しておりますが、その過程で多量の石炭を使います。石炭は還元反応を起こすために必要ですが、カーボンニュートラルの観点からは削減、最終的には石炭を使わない新しいプロセスを目指す必要があります。一昨年から実施している大規模実験の一つとして、廃プラスチックの活用、LNGへの燃料転換を試験・評価し、一定量の石炭削減が可能であるとの目途を得ました。設備投資へとつながる有用な知見が得られましたので、設備設計など実用化の検討を開始しています。 研究開発活動には、全体で38名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は956百万円であります。
FY2022|1,217 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発部門の主な業務は、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援です。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力し開発を進めおります。いずれもサステナビリティの観点をアプローチに加えるように努めております。プロセス技術開発では、中期経営計画2020のコンセプトである、業界トップレベルの品質・納期・対応力で信頼され続けるグローバルサプライヤーを目指し、顧客ニーズへの対応、要望に対応した製造可能範囲拡大・新商品開発に注力してきました。当社グループ会社のナストーア(株)とは、新しい溶接管製造プロセスの共同開発は、製造可能範囲拡大を目的に独自設計した実験設備を導入し技術開発進めております。新製品開発ではソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナス鋼帯(株)とも連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材、電子材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、溶接性等に加え水素環境に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高機能材の製造可能範囲拡大当社は高機能材と呼んでいる高ニッケル耐食合金、耐熱合金を生産性に優れる連続鋳造法により製造しています。これら合金は鋳造工程で割れなどの欠陥が発生し易く、広幅化に制限がありました。精緻にプロセスを制御することで、NAS625(UNS N06625)について5フィート幅での連続鋳造に成功しました。さらに、中国JVを活用することで、この5フィート幅の素材から、板厚50mm、幅3270mmと板厚、幅ともに世界最大サイズ極厚板の製品化に成功しました。石油化学プラントなどへの販売を目指しています。引き続き、NAS625、NASNW276、NAS185Nなどを対象に製造可能範囲の拡大を進めてまいります。 2.環境配慮型ニッケル製錬技術の構築大江山製造所では、Ni鉱石を製錬しフェロニッケルを製造しておりますが、昨今の原料事情、環境意識の高まりを受け、いわゆる都市鉱山と呼ばれている有用な資源を含むリサイクル原料の活用を本格化しております。しかしながら、リサイクル品であるが故の不安定さ、多様性から製錬技術の確立が急務であり、昨年から実施している大規模実験の頻度を増やし推進しております。さらに、昨今の社会情勢を踏まえ、カーボンニュートラルへの取り組みも検討範囲に加え、包括的に環境配慮型ニッケル精錬技術の構築を目指します。 研究開発活動には、全体で35名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は663百万円であります。
FY2021|1,252 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発部門の主な業務は、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援です。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力して開発を進めております。プロセス技術開発では、中期経営計画2020のコンセプトである、業界トップレベルの品質・納期・対応力で信頼され続けるグローバルサプライヤーを目指し、顧客ニーズへの対応、要望に対応した製造可能範囲拡大・新商品開発に注力してきました。当社グループ会社のナストーア(株)とは、新しい溶接管製造プロセスの共同開発を開始しております。新製品開発ではソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナス鋼帯(株)と連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高ニッケル耐食合金 冷延帯・板の製造プロセス開発2015年以降、高ニッケル耐食合金NASNW276(UNS N10276)、NASNW22(UNS N06022)、NAS625(UNS N06625)の4フィート幅コイルの製造に成功し商業生産を行っております。2019、2020年度とプロセスの更なる安定化を図った結果、一般ステンレス鋼と遜色のないレベルにまで到達しました。今後は、生産能力向上を進める計画でおります。これ以外では、中国JVを活用した製造可能範囲の拡大をトライし、NAS800T、NAS74NU、NASH38X、NAS625について板厚、板幅の範囲拡大を達成しました。NAS800Tについては、幅3270mmと3Mを超える世界一幅の広い高ニッケル耐熱合金を商品化、石油化学プラント・反応チューブ用途への販売に繋がりました。引き続き、NAS625、NASNW276、NAS185Nなどを対象に製造可能範囲の拡大を進めてまいります。 2.多様なリサイクル原料活用による環境配慮型ニッケル製錬技術の構築大江山製造所では、Ni鉱石を製錬しフェロニッケルを製造しておりますが、昨今の原料事情、環境意識の高まりを受け、いわゆる都市鉱山と呼ばれている有用な資源を含むリサイクル原料の活用を本格化しております。しかしながら、リサイクル品であるが故の不安定さ、多様性から製錬技術の確立が急務です。この問題を解決するために、包括的、かつ生産レベルに近い大規模模擬実験を開始しました。反応機能の解明、最適な製錬技術の確立、更にはリサイクル原料の活用拡大を目指します。 研究開発活動には、全体で38名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は663百万円であります。
FY2020|1,192 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発部門の主な業務は、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援です。グループ全体の研究開発を強化していくため、2019年4月技術研究所へと改組し、協力して開発を進めております。プロセス技術開発では、中期経営計画2017のコンセプトである、高機能材のグローバル・トップサプライヤーを目指し、顧客の要望に対応した製造可能範囲拡大に注力してきました。当社グループ会社のナストーア(株)とは、新しい溶接管製造プロセスの共同開発を開始しました。新製品開発ではソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナス鋼帯(株)と連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高ニッケル耐食合金 冷延帯・板の製造プロセス開発2015年以降、高ニッケル耐食合金NASNW276(UNS N10276)、NASNW22(UNS N06022)、NAS625(UNS N06625)の4フィート幅コイルの製造に成功し商業生産を行っております。2019年度はプロセスの更なる安定化を進めてまいりました。今後は、生産性向上を進める計画でおります。これ以外では、中国JVを活用した製造可能範囲の拡大をトライし、NAS800H、NAS254NMについて板厚、板幅の範囲拡大を達成しました。NASH38X、NAS74NU、NAS185Nなどを対象に可能範囲の拡大を進め、広幅厚板が求められる設備投資需要をきちんと捕捉できるようにします。 2.耐高塩化物・硫酸腐食兼用型7.5Moニッケル基耐食合金の開発塩化物環境で効果のあるMoを7.5%、硫酸環境で効果のあるCuを3%含有する“NAS 355N”を開発、これまでのプロセス技術開発の成果を活かし2.5メートル幅厚板、4フィート幅コイルの製造に成功しました。1985年に独自開発したMoを6%含有するスーパーステンレス鋼“NAS 254N”、1997年更に耐食性を向上させた7.5%Mo含有合金“NAS 354N”に続くオリジナルな高耐食合金です。使用環境がますます過酷となり市場の伸びが期待される排煙脱硫装置、船舶ディーゼルエンジン用SOxスクラバーなどの汚染防止装置や化学プラントへの展開を図っていきます。 研究開発活動には、全体で33名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は571百万円であります。
FY2019|1,110 文字
5【研究開発活動】当社グループの研究開発部門の主な業務は、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援であり、より一層グループ全体の視野を持って研究開発を強化していくため、2019年4月より技術研究部を技術研究所へと改組しました。これによりグループで連携した開発強化を図ります。プロセス技術開発では、中期経営計画2017のコンセプトである、高機能材のグローバル・トップサプライヤーを目指し、顧客の要望に対応した製造可能範囲拡大に注力してきました。新製品開発では当社ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)、ナス鋼帯(株)と連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高ニッケル耐食合金 冷延帯・板の製造プロセス開発2015年以降、高ニッケル耐食合金NASNW276(UNS N10276)、NASNW22(UNS N06022)、NAS625(UNS N06625)の4フィート幅コイルの製造に成功し、2017年度は、製造難度が高いため生産性の著しく低い5フィート幅冷延板の製造プロセスを改善し、供給能力を高めました。これら鋼種は、火力発電所の排煙脱硫装置、化学プラント、熱交換器など極めて過酷な腐食環境下で使用されており、溶接工数削減を目的として広幅冷延板の顧客ニーズが高まっています。また、国際海事機関の船舶排ガスSOx規制が2020年に強化される背景から、船舶向けに需要が急増しており、より生産性を高めるための設備改善を行いました。 2.耐食鋼種NAS254Nの海外醤油プラント受注 既開発のNAS254N の醤油醸造用タンクへの適用は2002年に国内大手醤油メーカーに初めて採用されました。それから10年以上の経過しておりますが、錆などの発生もなく、高い評価を受けています。その後、その実績が認められ2018年には韓国醤油メーカーに約180トン採用されました。今後も市場規模が大きく、成長が見込める海外の醤油・調味料醸造タンク向けにスーパーステンレスを拡販いたします。 研究開発活動には、全体で33名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は533百万円であります。
FY2018|1,053 文字
5【研究開発活動】 当社グループの研究開発活動は当社の技術研究部が中心となり、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援を行っております。プロセス技術開発では、「中期経営計画2017」のコンセプトである、高機能材のグローバル・トップサプライヤーを目指し、顧客の要望に対応した製造可能範囲拡大に注力してきました。新製品開発では当社ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)、ナス鋼帯(株)とも協力し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高ニッケル耐食合金 冷延帯・板の製造プロセス開発2015年12月に高ニッケル耐食合金NASNW276(UNS N10276)の4フィート幅コイルの製造に初めて成功し、2016年度はNASNW22、NAS625の2鋼種でも成功しました。2017年度は、製造難度が高いため生産性の著しく低い5フィート幅冷延板の製造プロセス改善を実施し、供給能力を高めました。これら鋼種は、火力発電所の排煙脱硫装置、化学プラント、熱交換器など極めて過酷な腐食環境下で使用されており、溶接工数削減を目的として広幅冷延板の顧客ニーズが高まっています。 2.新興国(ロシア)市場への耐食鋼種 N28の開発 既開発のNAS325N、NAS255の製造技術を応用して、高耐食鋼種N28を約1年という短期間で開発しました。同等規格の他社材以上の耐食性を発揮し、製造工程を工夫して原価を低減したことで、お客様にQCD競争力ありと認められ、2017年度に販売に移行しました。 3.データベースの拡充 ステンレス鋼、ニッケル基合金の溶接分野で国内トップレベルに達しております。最新の溶接ガイドブック(日本溶接協会発行)に多くの当社技術が掲載されました。 この他、先進的な研究成果を迅速に得るべく、大学、公的研究機関との共同研究を実施して基盤技術の向上を図っております。 研究開発活動には、全体で33名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は409百万円であります。
FY2017|1,020 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究開発活動は当社の技術研究部が中心となり、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援を行っております。プロセス技術開発では、中期経営計画の柱である高機能材製造プロセスの革新(汎用ルート化)に必要な製造技術開発と、顧客の要望に対応した製造可能範囲拡大に注力してきました。新製品開発では当社ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)、ナス鋼帯(株)とも協力し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.高ニッケル耐食合金 4フィート幅コイル製品の鋼種拡大 平成27年12月に開発した高ニッケル耐食合金NASNW276(UNS N10276)の4フィート幅コイル製品化技術を展開し、平成28年度はNASNW22、NAS625の2鋼種を対象鋼種に加えました。これら対象鋼種は、プレート式熱交換器、オイル・ガス精製機器、化学タンク、水処理設備など過酷な腐食環境下で使用されており、近年、溶接作業の効率化の点などから板幅の広いコイル製品のニーズが高まっております。使用環境に応じて適切な鋼種を選択していただけるよう、技術サービス体制も整えております。 2.化学プラント用耐食鋼種 NAS28の開発 ロシアの化学プラント等で需要がある高耐食鋼種NAS28を開発しました。 ロシア市場では先行して耐食鋼種のAlloy28が存在し、規格を満足するNAS28を供給することでロシアおよびヨーロッパでの化学プラント分野の市場拡大を狙っております。 既開発のNAS325N、NAS255の製造技術を応用することで最短の開発期間で商品化し、平成29年度に販売に移行いたします。 この他、先進的な研究成果を迅速に得るべく、大学、公的研究機関との共同研究を実施して基盤技術の向上を図っております。 研究開発活動には、全体で32名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は399百万円であります。
FY2016|851 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究開発活動は当社の技術研究部が中心となり、戦略分野として位置づけている高機能材のプロセス技術開発、新製品開発、及び顧客への技術支援を行っております。プロセス技術開発では、中期経営計画の柱である高機能材製造プロセスの革新(汎用ルート化)に必要な製造技術開発と、顧客の要望に対応した製造可能範囲拡大に注力してきました。新製品開発では当社ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)、ナス鋼帯(株)とも協力し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材の開発に注力しております。市場開拓の一環である顧客への技術支援として、当社製品の耐食性、及び溶接性等に関するデータベースの一層の拡充を図り顧客ニーズへの対応力強化を図っております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 ・高ニッケル耐食合金 NASNW276およびNAS625の4フィート幅コイル製品化 平成27年度、熱間圧延の圧延負荷低減プロセスを開発し、高ニッケル耐食合金である、NASNW276(UNS N10276)およびNAS625の4フィート幅コイル製品化に寄与いたしました。対象鋼種は、プレート式熱交換器、オイル・ガス精製機器、化学タンク、水処理設備など過酷な腐食環境下で使用されており、近年、溶接作業の効率化の点などから板幅の広いコイル製品のニーズが高まっています。先に開発したNASNW276の4フィート幅コイル製品については既に販売を開始しており、平成28年度の販売量は400~500ton/年を見込んでおります。 この他、先進的な研究成果を迅速に習得するため、大学、公的研究機関との共同研究を実施して基盤技術の向上を図っております。 研究開発活動には、全体で32名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は410百万円であります。