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日本冶金工業

鉄鋼 鉄鋼・非鉄

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-03 - 143
2024-03 - 83
2023-03 - 93
2022-03 - 126
2021-03 - 121

研究開発活動(本文)

FY2025|1,255 文字
6 【研究開発活動】当社の研究開発部門の主な業務は、「中期経営計画2023」の基本戦略である①高度化する市場ニーズを追求し新たな価値を生み出す産業素材の開発・提供②技術の優位性を高め市場環境の変化に対応する効率的な生産体制の構築を実現するため、プロセス技術開発、新製品開発、顧客への技術支援、及び環境技術の開発を行っております。グループ全体の研究開発も担っており、各社と協力し開発を進めております。例えば、当社グループ会社のナス鋼帯(株)とは、研究所が所有する評価技術を活用し、箔材の熱処理速度アップを検討、大幅な増速を達成しました。今後、異なる板厚、鋼・合金種へ拡大を図ってまいります。また、水素環境で注目されているNASXM-19(UNS S20910)の極薄BAルートでの製品化を達成しました。ナス鋼帯(株)のラインナップに新しい鋼種が加わりました。新製品開発では、ソリューション営業部と連携する他、当社グループ会社のナストーア(株)とも連携し、今後一層その重要性を増してくると見られるエネルギー・環境・化学分野に多用される高耐食材、高耐熱材、高強度材、電子材の開発に注力しております。 当連結会計年度における技術開発の主な成果は以下のとおりであります。 1.水素環境における材料試験装置への投資水素エネルギーの活用は、持続可能な未来を築くため重要なキーテクノロジーであり、これを支える素材は、当社のステンレス鋼、高機能材であると考えております。水素環境における材料特性のデータが重要なことは明らかですが、特殊な試験装置での外部試験となるため、充分なデータを提供できていませんでした。水素環境下での材料評価をより多く、より早く行うために高圧ガス水素雰囲気における材料試験装置の導入を決定いたしました。水素は取り扱いに注意を要するため、安全かつ効率的に運用するための専用試験棟の建設も同時に行います。建屋を含めた投資金額はおおよそ10億円、2026年3月には先行する装置の稼働を予定しています。将来的には液体水素中で試験する装置の導入も計画しております。 2.カーボンレスニッケル製錬技術への挑戦大江山製造所では、ニッケル鉱石やリサイクル原料を製錬しフェロニッケルを製造しております。カーボンニュートラルの観点から、還元反応に使う石炭の削減、最終的には石炭を使わない新しいプロセスを目指しています。大江山製造所と共同で実施している大規模実験の結果から、リサイクル原料の割合を大幅に増やし、製造するニッケル量当たりのCO2排出量を削減できる操業条件を見出しました。操業試験を繰り返し、実操業への移管を進めてまいります。リサイクル原料を多く使用するとステンレス鋼にとって忌避すべき元素が多くなることも判りました。これについても対応を検討してまいります。 研究開発活動には、全体で37名のスタッフが携わっており、これは総従業員の約2%にあたります。また、当連結会計年度における研究開発費は801百万円であります。

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