5290

ベルテクスコーポレーション(5290)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

ガラス・土石製品 建設・資材

事業の概要

  • コンクリート製品製造販売
    ベルテクスコーポレーションは、マンホールやヒューム管、ボックスカルバートといったコンクリート二次製品の製造・販売を主力としています。これらの製品は、道路や下水道、河川工事など、社会インフラの整備に不可欠なものであり、据付工事まで一貫して手掛けることで、顧客の多様なニーズに対応しています。
  • パイル製品と杭打工事
    同社は、遠心力プレストレスコンクリートパイル(PCパイル)の製造・販売も行っています。PCパイルは、建物の基礎を支える重要な部材であり、その杭打工事までを請け負うことで、安定した収益源を確保しています。特に、高支持力杭工法であるHyperストレート工法に注力し、競争力を高めています。
  • 防災製品の提供
    落石防護柵などの防災製品の製造・販売および設置工事も手掛けています。これは、自然災害が多い日本において、国土強靭化や防災・減災対策のニーズに応える重要な事業です。公共事業向けの売上が大部分を占めるため、国の政策や予算配分が業績に大きく影響します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • コンクリート事業
    マンホール、ヒューム管、ボックスカルバートなどのコンクリート二次製品の製造・販売および据付工事が主な事業内容です。このセグメントは地域を問わず展開しており、売上高は269.18億円、営業利益は54.11億円と、同社グループの収益の大部分を占める最も重要な稼ぎ頭となっています。
  • コンクリートパイル事業
    遠心力プレストレスコンクリートパイル(PCパイル)の製造・販売と杭打工事を行っています。この事業は、建物の基礎工事に不可欠な製品とサービスを提供しており、売上高は36.89億円、営業利益は2.46億円です。高支持力杭工法に注力し、特定の地域で競争力を高めています。
  • 斜面防災事業
    落石防護柵などの防災製品の製造・販売および設置工事が中心です。この事業は、自然災害対策としての需要が高く、売上高は48.91億円、営業利益は16.59億円と、売上規模に対して高い利益率を誇っています。公共事業への依存度が高い特徴があります。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ConcreteBusiness 地域 269 54 20.1%
ConcretePile 事業 37 2 6.7%
SlopeDisasterPreventionReportableSegment 事業 49 17 33.9%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|872 文字
3 【事業の内容】当社グループは当社、連結子会社9社及び関連会社1社で構成されており、主にコンクリート二次製品の製造及び販売並びに据付工事、コンクリートパイル製品の製造・販売並びに杭打工事、防災製品の製造・販売並びに設置工事等の事業を展開しております。また、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。当社グループの事業に係わる当社及び関係会社の位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであり、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの名称を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。セグメント事業区分主な事業の内容及び関係会社(コンクリート事業)マンホール、ヒューム管、ボックスカルバート等のコンクリート二次製品の製造・販売、その関連商品の販売並びにこれら製品の据付工事を行っております。(主な関係会社)ベルテクス㈱、ベルテクス建設㈱、㈱ホクコンプロダクト、北関コンクリート工業㈱、九州ベルテクス㈱(パイル事業)遠心力プレストレスコンクリートパイルの製造・販売並びに杭打工事を行っております。(主な関係会社)ホクコンマテリアル㈱(斜面防災事業)落石防護柵等の防災製品の製造・販売、その関連商品の販売並びに設置工事を行っております。(主な関係会社)ベルテクス㈱、ベルテクス建設㈱、九州ベルテクス㈱(その他)セラミックス製品の製造・販売、油圧関連ホースの販売、不動産の賃貸、コンクリートの調査・試験、システム開発・販売、機器レンタル及び資材販売並びにRFID(非接触ICタグ)の販売等を行っております。(主な関係会社)ベルテクス㈱、㈱ウイセラ、アイビーソリューション㈱、九州ベルテクス㈱、プロフレックス㈱、㈱エヌエクス 事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
コンクリート事業及びパイル事業で需要減少傾向、価格競争が厳しさを増しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
建設業法、製造物責任法、JIS法、各種環境関連法、各種労働関連法などの法的規制や認定。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制の遵守 / 自然災害による事業活動への影響 / 公共事業比率の高さ
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許、規制ライセンス等に関する具体的な情報が得られないため、無形資産による競争優位性は現時点では評価できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

ガラス・土石製品という性質上、顧客が他社製品へ切り替える際の直接的なコストは限定的と考えられる。しかし、特定の建設プロジェクトやインフラ案件において、長年の取引実績や仕様適合性からくる暗黙のスイッチング・コストが存在する可能性は否定できない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ガラス・土石製品の製造・販売事業であり、ユーザー数の増加によって製品・サービスの価値が向上するネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

ガラス・土石製品業界は一般的に規模の経済が働きやすいが、ベルテクスコーポレーション単独での顕著なコスト優位性を示す具体的なデータはない。ただし、製造業としての効率化努力による一定のコスト管理は行われていると推測される。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ガラス・土石製品業界は、設備投資が大きく、一定の規模を持つ企業が市場シェアを確保しやすい傾向がある。ベルテクスコーポレーションが業界内で一定の地位を占めている場合、効率規模による競争優位性が存在する可能性がある。ただし、詳細な市場シェアや業界構造のデータがないため、限定的な評価となる。

  • 多様な製品と一貫体制
    ベルテクスコーポレーションは、コンクリート二次製品、パイル製品、防災製品と多岐にわたる製品ラインナップを持ち、製造から販売、据付・設置工事までを一貫して提供できる体制を構築しています。これにより、顧客は複数の業者に依頼する手間が省け、品質管理も容易になるため、顧客にとっての利便性が高いと言えます。
  • 技術力と高付加価値製品
    コンクリート事業においては、価格競争に晒されにくいオリジナル製品や高付加価値製品の受注に注力しています。また、パイル事業では高支持力杭工法であるHyperストレート工法を強化するなど、技術力を活かした差別化を図っています。2023年4月には技術研究所を立ち上げ、研究開発にも力を入れています。
  • 全国展開とBCP体制
    全国に営業所や工場を展開しており、広範囲の顧客に対応できる体制を整えています。また、大規模な自然災害に備え、本社および各地域の重要拠点においてBCP(事業継続計画)を策定し、災害発生時の事業継続性を高める努力をしています。これにより、予期せぬ事態が発生しても事業活動への影響を最小限に抑えることを目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針2024年4月1日に当社の社会的な存在意義となる「VERTEX Purpose(ベルテクス・パーパス)」を制定し、全社員が共有する価値観と進むべき方向性を明確化する「VERTEX POLICY(ベルテクス・ポリシー)」を体系的にまとめました。ベルテクスグループは、多様な従業員一人ひとりと共に成長し、パーパスの実現と持続可能な社会への貢献を目指します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略「VERTEX Purpose」の実現に向け、2034年に目指す姿を描いた長期ビジョン「VERTEX Vision 2034」を策定し、バックキャスティングの手法で2025年3月期~2027年3月期を第3次中期経営計画期間と定めました。この期間は、事業ポートフォリオの強化やコア事業(コンクリート・斜面防災)の再成長、新規事業(インフラメンテナンス、鉄道、油圧ホースメンテナンス、防衛)の育成に注力します。重点施策は以下のとおりです。① 事業ポートフォリオの強化事業ポートフォリオの強化に向けた成長投資を行い、基盤を整えたコア事業である、コンクリート事業と斜面防災事業の再成長と、長期的な成長の軸となる新規事業(インフラメンテナンス、鉄道、油圧ホースメンテナンス、防衛)の育成を進めます。② 人的資本・R&D・DXの推進強化各事業の成長・育成を実現するため、人的資本の強化、R&D、DXの推進を積極的に進めます。③ サステナビリティの推進当社グループで特定したマテリアリティに関する取り組みを進め、持続的な企業価値向上を目指します。 (3) 目標とする経営指標2027年3月期において、オーガニック成長で売上高430億円、営業利益65億円、株主資本利益率(ROE)14.0%を目標として掲げております。 (4) 経営環境当業界は、建設投資や公共事業予算等の先行き見通しが不確かであることから、将来の経営環境に関しては依然不透明な状況にあります。一方、近年、頻発化、激甚化する自然災害の発生や高度成長期に建設された社会資本の老朽化等を背景に、防災・減災、国土強靭化に資する製品やメンテナンス技術に対するニーズの高まりや、労働人口の減少による熟練工不足や現場の働き方改革に対する施工効率化の要求、サステナブルな社会の実現など、当業界を巡る状況は大きく変化しております。このような状況下において当社グループは、これまで培った技術力・ノウハウをさらに結集し、革新的な発想と新技術の開発、ビジネススタイルの変化への対応力を上げ、新たな要請にこたえてまいります。また、今後10年、20年の成長を担う新たな事業の開発・獲得に向けて取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題原材料やエネルギー価格の高止まりや物価の上昇、不安定な国際情勢による地政学リスクに加え、急速な為替相場の変動の懸念など、依然として先行きが不透明ではあるものの、社会経済活動の正常化が進んだことにより、景気は緩やかに回復していると思われます。当社グループが属する業界においては、国土強靭化や防災・減災対策、老朽化が進む社会インフラの維持・更新対策などを中心とした公共建設投資、企業の設備投資を中心とした民間建設投資ともに引き続き堅調に推移すると思われます。このような環境のもと、当社グループでは、2027年3月期を最終年度とする第3次中期経営計画を策定し、未来の安心と更なる企業価値向上に向けて努めてまいります。また引き続き、技術・研究開発、人材、設備等、グループ内の有形・無形の資産を最大限に活用し、建設業界ひいてはわが国の課題解決の一助となるべく、革新的な製品の開発・供給に真摯に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針2024年4月1日に当社の社会的な存在意義となる「VERTEX Purpose(ベルテクス・パーパス)」を制定し、全社員が共有する価値観と進むべき方向性を明確化する「VERTEX POLICY(ベルテクス・ポリシー)」を体系的にまとめました。ベルテクスグループは、多様な従業員一人ひとりと共に成長し、パーパスの実現と持続可能な社会への貢献を目指します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略「VERTEX Purpose」の実現に向け、2034年に目指す姿を描いた長期ビジョン「VERTEX Vision 2034」を策定し、バックキャスティングの手法で2025年3月期~2027年3月期を第3次中期経営計画期間と定めました。この期間は、事業ポートフォリオの強化やコア事業(コンクリート・斜面防災)の再成長、新規事業(インフラメンテナンス、鉄道、油圧ホースメンテナンス、防衛)の育成に注力します。重点施策は以下のとおりです。① 事業ポートフォリオの強化事業ポートフォリオの強化に向けた成長投資を行い、基盤を整えたコア事業である、コンクリート事業と斜面防災事業の再成長と、長期的な成長の軸となる新規事業(インフラメンテナンス、鉄道、油圧ホースメンテナンス、防衛)の育成を進めます。② 人的資本・R&D・DXの推進強化各事業の成長・育成を実現するため、人的資本の強化、R&D、DXの推進を積極的に進めます。③ サステナビリティの推進当社グループで特定したマテリアリティに関する取り組みを進め、持続的な企業価値向上を目指します。 (3) 目標とする経営指標2027年3月期において、オーガニック成長で売上高430億円、営業利益65億円、株主資本利益率(ROE)14.0%を目標として掲げております。 (4) 経営環境当業界は、建設投資や公共事業予算等の先行き見通しが不確かであることから、将来の経営環境に関しては依然不透明な状況にあります。一方、近年、頻発化、激甚化する自然災害の発生や高度成長期に建設された社会資本の老朽化等を背景に、防災・減災、国土強靭化に資する製品やメンテナンス技術に対するニーズの高まりや、労働人口の減少による熟練工不足や現場の働き方改革に対する施工効率化の要求、サステナブルな社会の実現など、当業界を巡る状況は大きく変化しております。このような状況下において当社グループは、これまで培った技術力・ノウハウをさらに結集し、革新的な発想と新技術の開発、ビジネススタイルの変化への対応力を上げ、新たな要請にこたえてまいります。また、今後10年、20年の成長を担う新たな事業の開発・獲得に向けて取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題原材料やエネルギー価格の高止まりや物価の上昇、不安定な国際情勢による地政学リスクに加え、急速な為替相場の変動の懸念など、依然として先行きが不透明ではあるものの、社会経済活動の正常化が進んだことにより、景気は緩やかに回復していると思われます。当社グループが属する業界においては、国土強靭化や防災・減災対策、老朽化が進む社会インフラの維持・更新対策などを中心とした公共建設投資、企業の設備投資を中心とした民間建設投資ともに引き続き堅調に推移すると思われます。このような環境のもと、当社グループでは、2027年3月期を最終年度とする第3次中期経営計画を策定し、未来の安心と更なる企業価値向上に向けて努めてまいります。また引き続き、技術・研究開発、人材、設備等、グループ内の有形・無形の資産を最大限に活用し、建設業界ひいてはわが国の課題解決の一助となるべく、革新的な製品の開発・供給に真摯に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要① 財政状態の分析当連結会計年度末の総資産は51,866百万円(前連結会計年度末と比べ158百万円減)となりました。流動資産は34,690百万円(前連結会計年度末と比べ1,887百万円増)となりました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産7,505百万円(前連結会計年度末と比べ1,626百万円減)に対し、現金及び預金17,323百万円(前連結会計年度末と比べ3,401百万円増)等によるものであります。固定資産は17,176百万円(前連結会計年度末と比べ2,045百万円減)となりました。これは主に土地7,178百万円(前連結会計年度末と比べ900百万円減)及びのれん3,049百万円(前連結会計年度末と比べ277百万円減)等によるものであります。当連結会計年度末の総負債は15,332百万円(前連結会計年度末と比べ2,832百万円減)となりました。流動負債は、11,960百万円(前連結会計年度末と比べ1,856百万円減)となりました。これは主に電子記録債務3,747百万円(前連結会計年度末と比べ718百万円減)及び未払法人税等462百万円(前連結会計年度末と比べ626百万円減)等によるものであります。固定負債は3,371百万円(前連結会計年度末と比べ976百万円減)となりました。これは主に長期借入金844百万円(前連結会計年度末と比べ614百万円減)及び退職給付に係る負債403百万円(前連結会計年度末と比べ318百万円減)等によるものです。当連結会計年度末の純資産は36,534百万円(前連結会計年度末と比べ2,674百万円増)となりました。これは主に資本剰余金342百万円(前連結会計年度末と比べ1,371百万円減)に対し、利益剰余金34,895百万円(前連結会計年度末と比べ3,784百万円増)等によるものです。この結果、自己資本比率は70.0%(前期末比5.4%増)となりました。 ② 経営成績の分析当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の回復を背景とした設備投資の増加や雇用・所得環境の改善などにより、全体として緩やかな回復の動きがみられたものの、原材料及びエネルギー価格の高止まり、円安の進行、海外経済の減速、地政学的リスクや、各国間の貿易摩擦など、先行きの不透明感は依然として続いております。当社グループが属する業界におきましては、近年多発する異常気象や大規模自然災害を背景に、国土強靭化や防災・減災の重要性が一段と高まっています。政府も「国土強靭化」や「防災・減災」政策を積極的に推進し、インフラ老朽化対策や防災インフラの整備、気候変動リスクへの対応を目的とした公共投資が底堅く推移しています。一方で、将来的な国内市場の縮小リスクや深刻な労働力不足、原材料・物流コストの高騰といった構造的な課題が、業界全体で共通する問題となっています。なお、当社グループが属する業界は主に国内市場を対象とした内需型産業であるため、海外経済の変動による直接的な影響は限定的となっています。当社グループでは、未来への新たな一歩として、2024年4月1日に「VERTEX Purpose(ベルテクス・パーパス)」を制定しました。また、「VERTEX Purpose」の実現に向けて10年後の2034年に目指す姿、ありたい姿として策定した、長期ビジョン「VERTEX Vision2034」と2025年3月期から2027年3月期までの3か年を対象期間とする第3次中期経営計画を策定しました。これらの取り組みのもと、第3次中期経営計画期間は「VERTEX Vision2034」に基づく1期目と位置付け、事業ポートフォリオの強化に向けた成長投資を推進するとともに、基盤を整えたコア事業の再成長と、長期的な成長の軸となる新規事業の育成に取り組んでいます。重点施策として掲げる「事業ポートフォリオの強化」、「人的資本・R&D・DXの推進強化」、「サステナビリティの推進」に注力し、更なる企業価値の向上に努めております。当連結会計年度の業績につきましては、売上高は38,918百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は6,285百万円(前年同期比9.8%増)、経常利益は6,449百万円(前年同期比10.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,826百万円(前年同期比29.4%増)となりました。 セグメント業績を示すと、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、従来「防災事業」としていた報告セグメントの名称を「斜面防災事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更であり、セグメント情報に与える変更はありません。 (コンクリート事業)コンクリート事業において、上期の九州地区で受注した収益性の高い大型案件に加え、販売単価の見直しによる収益性の向上が順調に推移しました。その結果、売上高は前年同期比4.6%増の26,918百万円、セグメント利益は前年同期比10.4%増の5,410百万円となりました。(パイル事業)パイル事業において、上期を中心に前年度からの継続案件や期首に予定していた新規案件が順調に進捗しました。その結果、売上高は前年同期比32.5%増の3,689百万円、セグメント利益は前年同期比200.7%増の246百万円となりました。(斜面防災事業)斜面防災事業において、製品販売量が堅調に推移したことに加え、工事受注量が計画を上回る水準で増加しました。その結果、売上高は前年同期比2.6%増の4,890百万円、セグメント利益は前年同期比6.6%増の1,659百万円となりました。(その他)油圧ホースメンテナンス事業において、受注が順調に進捗したものの、セラミックス事業において、自動車(EV)関連及び半導体製造装置関連の出荷が低調に推移しました。その結果、売上高は前年同期比3.9%減の3,419百万円、セグメント利益は前年同期比1.2%減の779百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前年同期に比べ3,406百万円増加し、17,303百万円となりました。当連結会計年度末に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、6,376百万円(前年同期比783百万円増)となりました。その主な要因は、法人税等の支払額2,106百万円等の資金支出に対し、税金等調整前当期純利益6,348百万円及び減価償却費1,171百万円等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果得られた資金は、215百万円(前年同期比741百万円増)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出1,056百万円等の資金支出に対し、事業譲渡による収入467百万円及び保険積立金の解約による収入758百万円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、3,185百万円(前年同期比1,033百万円増)となりました。その主な要因は、自己株式取得による支出1,302百万円、短期借入金の返済による支出616百万円及び配当金の支払額1,038百万円等の資金支出によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)   コンクリート事業9,605,7800.7   パイル事業688,888△8.6   斜面防災事業790,592△7.2   その他876,737△1.4合計11,962,000△0.6 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は製造原価によっております。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)   コンクリート事業25,625,4224.78,899,222△12.7   パイル事業3,488,67222.2463,330△30.2   斜面防災事業4,872,4070.9687,381△2.6   その他3,517,3220.7319,85643.8合計37,503,8255.210,369,790△12.0 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は販売価格によっております。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)   コンクリート事業26,918,3524.6   パイル事業3,689,24932.5   斜面防災事業4,890,5542.6   その他3,419,857△3.9合計38,918,0125.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりでありますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 1. 固定資産及びのれんの減損処理当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。2. 繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。3. 退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率などの要素が含まれております。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は発生、変更年度に一時の費用として認識されるため、退職給付費用及び債務に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの経営成績等は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の分析及び ② 経営成績の分析」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの主要な運転資金需要は、製品製造のための材料費や部品の調達及び商品仕入に費やされており、製造費や販売費及び一般管理費等に計上される財・サービスに対しても同様に費消されております。また、投資を目的とした資金需要は、生産設備の新設、改修及び関連会社株式の取得等に支出されております。これらの所要資金については、自己資金により賄っております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3,910百万円となっております。また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は17,303百万円となっております。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金の他、金融機関からの借入金等による資金調達にて対応してまいります。なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりであります。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況)2024年5月10日に公表いたしました中期経営計画(2024年度~2026年度)の目標、当期実績については以下のとおりです。  (単位:百万円) 2025年3月期(中計1年目)2026年3月期(中計2年目)2027年3月期(中計3年目)指標(計画)(実績)(計画)(予想)(計画)売上高40,00038,91841,00041,00043,000(50,000)営業利益6,0006,2856,2006,3506,500経常利益6,2006,4496,4006,5006,700親会社株主に帰属する当期純利益4,0504,8264,2004,2904,400自己資本当期純利益率(ROE)―13.8%――14.0% ※2027年3月期の売上高の( )は、M&A目標を含んだ売上高となります。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。なお、「VERTEX Vision 2034」 に基づく第3次中期経営計画の1期目として2025年3月期の業績は、売上高は計画対比で僅かに下振れしましたが、収益性の高い大型案件が寄与し営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益では計画を上回る結果となりました。

事業リスク

  • 法的規制とコンプライアンス
    建設業法、製造物責任法、JIS法、環境関連法、労働関連法など、多岐にわたる法的規制や認定を受けています。これらの法令を遵守できなかった場合や、認定更新の基準を満たせなかった場合、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。同社は研修や品質パトロールで法令遵守に努めています。
  • 公共事業への依存度
    コンクリート事業の一部と斜面防災事業の大部分は、政府や地方自治体の公共事業向け売上が占めています。そのため、公共事業の規模や予算配分の変動が、同社の業績に直接的な影響を与える可能性があります。同社は国土強靭化やインフラメンテナンスに焦点を当て、リスク軽減を図っています。
  • 原材料価格と輸送費の変動
    主要原材料であるセメント、鋼材、燃料の価格は市況によって大きく変動します。また、物流業界の人手不足や働き方改革関連法の施行により、製品輸送費も上昇傾向にあります。これらのコスト上昇分を製品価格に転嫁しきれない場合、利益率が圧迫され、業績に影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,993 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)法的規制について当社グループでは、事業運営上、建設業法、製造物責任法、JIS法、各種環境関連法、各種労働関連法などの様々な法的規制や認定を受けております。これらの法令を遵守できなかった場合、もしくは認定更新にかかる検査基準を満たせなかった場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。主要な許認可等の概要は、以下のとおりであります。会社名許認可等の名称監督官庁等有効期限ベルテクス㈱一般建設業許可国土交通省2026年1月24日ベルテクス建設㈱特定建設業許可国土交通省2030年1月15日ホクコンマテリアル㈱一般建設業許可国土交通省2026年12月19日 当社グループでは、関連法令の改廃や新たな法規制について情報収集に努めているほか、毎年テーマを定めて全従業員向けのコンプライアンス研修を実施し、また、工場における品質目標設定・品質パトロール活動等を行なうことにより、法令遵守と業務品質の向上に努めております。その結果、現状において上記許認可等が取消しとなる事由は発生しておりません。 (2)自然災害について当社グループは全国に営業所や工場を展開しております。仮に大規模な自然災害が発生し、これらの事業拠点が被災した場合には、従業員や建物・設備に被害が及び、事業活動の継続に影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、従業員の安全を確保し、事業活動への影響を最小限に留めるために、本社及び各地域の重要拠点においてBCP(事業継続計画)を策定しております。また、災害発生時の初期対応を行うための災害対策本部の設置や迅速な業務の復旧を可能とするための本社機能のバックアップ体制や設計・開発機能の分散化などの環境整備を進めております。しかしながら、自然災害の規模・範囲が想定を上回るものである場合には、当社グループの財政状態及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3)売上高の公共事業比率が高いことについて当社グループのコンクリート事業では売上高の一定割合が、また斜面防災事業では売上高の大部分が、政府並びに地方自治体の政策によって決定される公共事業向けとなっております。当社グループでは、国土強靭化、防災・減災対応のために必要とされる製品や老朽化したインフラのメンテナンスを中心に、社会資本・生活インフラの整備に欠かせない各種製品や材料、工法の供給に経営資源を集中し、厳しい財政状況の中でも優先的に予算が配分される公共事業領域を見定めて事業を展開するほか、建設投資額が大きい都市部近郊における民間需要向けの製品の供給拡大を積極的に推進しております。しかしながら、今後の公共事業の規模及びその予算の配分内容によりましては、当社グループの業績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (4)価格競争についてコンクリート事業及びパイル事業につきましては、ここ数年、個々の製品ではバラツキがあるものの、全体としての需要量は減少傾向にあり、競争環境は厳しさを増してきております。そのような中、当社グループでは、コンクリート事業におきましては、価格競争に晒されにくいオリジナル製品、高付加価値製品の受注に注力し、その構成比率を高めることにより業績の維持・拡大に努めております。また、パイル事業におきましては、需要が高まっている高支持力杭工法の一つであるHyperストレート工法主体の営業を強化するほか、当社が強みを有する地域に営業エリアを絞り、採算性の維持・向上に努めております。しかしながら、製品の機能や施工品質等による差別化が難しい製品群が想定以上の激しい価格競争に晒された場合には、当社グループの業績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (5)原材料価格及び製品輸送費用の変動についてコンクリート事業及びパイル事業の主要原材料であるセメント及び鋼材並びに燃料である石油は、市況性があり、価格が大きく変動することがあります。また、物流業界における慢性的な人手不足や2024年4月に改正された働き方改革関連法の施行を背景に、当社グループの製品輸送費は年々上昇傾向にあります。当社グループでは、生産性の改善による原価低減、納入地に近接する工場での生産振替えによる輸送費用の低減、及び売価改定に取り組んでおりますが、今後の市況動向等によって原材料等の価格が上昇し続け、原価上昇分のすべてを価格転嫁しきれない場合には、当社グループの業績に一定程度影響が及ぶ可能性があります。 (6)人材の確保について建設業界における慢性的な人手不足を背景に、生コンクリートの現場打ちと比較して品質・工期面で優れるコンクリート製品の採用拡大の機運が高まっておりますが、一方で当社グループの人材の確保も困難になってきております。当社グループでは、人材確保の一環として、人材採用力の強化、労働時間の短縮やフレックスタイムの導入、育児・介護休業を含む柔軟な休暇制度の充実化、その他多様な人材がそれぞれの事情に応じて柔軟に働くことができる労働環境の整備に努めております。また、生産部門においては生産及び出荷準備工程の省人化に向けた取り組みとして、工程の一部へのロボットの導入にも着手しております。しかしながら、人材の確保が想定以上に進まず顧客ニーズに応じた対応ができない場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (7)重大な事故・労働災害について当社グループの工場及び製品施工現場では、重大な事故や労働災害が発生するリスクがあります。当社グループでは、設備の保守・点検や安全衛生教育の徹底、定期的な安全パトロールの実施等により、事故・災害の発生防止に努めておりますが、仮に重大な事故や労働災害が発生した場合には、人的・物的な被害や補償等の費用、生産停止等により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)研究開発について当社グループでは、市場のニーズやウォンツを先取りした製品の開発・市場投入に向けた研究開発活動を行っております。現存する技術部門とは別に、2023年4月に技術研究所を立ち上げ、開発テーマの検討、評価、並びに開発の進捗管理をグループ横断的に実施する仕組みを導入し、さらに十分な成果を上げられるよう取り組んでおります。しかしながら、これらの活動のすべてが将来の収益に繋がる保証はなく、研究開発活動の結果次第では、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (9)知的財産権について当社グループにおいて、特許権等の知的財産権は、他社との差別化要因の一つであり、重要な経営資源であります。当社グループでは、法令に従い知的財産権の適切な取得保全手続きを行うとともに、知的財産権を含む第三者の権利を侵害することが無いよう細心の注意を払っております。しかしながら、当社グループの知的財産権が十分に保護されず、もしくは当社グループが第三者の権利を侵害した場合には、収益機会の喪失・減少や損害賠償の支払いなど、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (10)新規・その他事業当社グループでは、コンクリート事業、パイル事業及び斜面防災事業のさらなる成長を図ることと並行して、リスクをコントロールしながらその他事業への取組みや新規事業の探索を行っておりますが、これらの活動が期待する成果を上げられない場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (11)情報セキュリティについて当社グループは事業活動において顧客の機密情報等を入手することがあり、また当社グループの営業上・技術上の秘密情報を保有しております。当社グループでは、情報セキュリティ・情報管理に関する諸規程の制定・運用、社内教育の徹底、従業員からのコンプライアンスに係る誓約書の取得等を行い、情報管理に細心の注意を図っております。しかしながら、これらの情報が年々巧妙化するサイバー攻撃や従業員の故意または過失により漏洩・滅失等した場合、損害賠償、社会的信用の失墜、競争優位性の喪失等により、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (12)固定資産及びのれんの減損について当社グループは、品質の向上または生産性の向上のため設備投資を継続的に行っております。また、事業の成長のため必要に応じてM&Aを実施しております。当社グループでは、投資の意思決定の際には、投資効果を慎重に検討しているほか、M&A投資につきましては、投資後も適切な経営指導やシナジー創出のための積極的な関与・連携を行い、投資価値の維持・向上に努めております。しかしながら、有形固定資産及びのれんを含む無形固定資産が想定したキャッシュ・フローを生み出さない場合は、減損損失を認識する必要性が生じ、結果として多額の減損損失を認識した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (13)貸倒損失の発生についてコンクリート事業、パイル事業及び斜面防災事業においては、中小規模の事業者との取引が一定程度あります。当社グループでは、取引先別に適切な与信限度額を設定するほか、取引先の業況等の適時把握に努め、与信管理を徹底しております。しかしながら、与信先の信用不安等により、貸倒損失の発生や貸倒引当金を追加で計上する場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が及ぶ可能性があります。

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