研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-12 | - | 44 |
| 2024-12 | - | 44 |
| 2023-12 | - | 65 |
| 2022-12 | - | 59 |
| 2021-12 | - | 29 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,395 文字
6 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は3,597百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発及び既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感が少ない、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。人体用虫よけの分野においては、「肌によくなさそう」というイメージを払拭するため、スキンケア発想で設計した新ブランド『はだまも』を立ち上げました。長時間続く虫よけ効果はもちろんのこと、お肌にやさしい弱酸性かつ4種のうるおい成分を配合することで、これまで虫よけ剤を敬遠していたお客様にも安心してお使いいただける製品となっております。また、ダニ対策製品において、『アースダニよけスプレーハーブの香り』のラインナップに、新たに『アースダニよけスプレーハーブの香りつめかえ用』を追加いたしました。本体容器の再利用を推進することで、廃棄物の削減に取り組んでいます。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤、ペット用品などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。マウスウォッシュ市場においては、1987年より発売してきた『モンダミン』を、38年ぶりにリニューアルいたしました。「お口年齢ケア」に着目し、美と健康の両面からお口のケアに貢献するブランドへと生まれ変わりました。洗浄力を強化するとともに、香味も改良し、より心地よい使用感を追求しています。これにより、オーラルケア習慣の定着とマウスウォッシュ市場のさらなる拡大を目指します。入浴剤市場では、温浴効果だけでなく、美容や疲労回復といった付加価値への関心が高まっています。多様化するニーズに対応すべく、新ブランド「OFFROM」を立ち上げました。本ブランドは、カラダ・キモチ・お肌をトータルで整えることを目指しており、トレンドや美容に敏感な若年層のお風呂時間を活用した自分磨きや、身体のコンディション調整をサポートします。白元アース㈱においては、日常生活における不快なニオイの代表格である「靴のニオイ」に着目いたしました。靴用消臭スプレーに関する消費者の購入重視点を分析した結果に基づいて、強力な消臭力に加え、除菌効果と速乾性を追求した『ノンスメル さわやかシューズ JET STRONG』を発売いたしました。市場ニーズに即した機能強化を図ることで、生活空間の質向上に貢献しております。アース・ペット㈱は、大切な家族の一員であるペットのスキンケアを目的とした保湿クリーム『PetPit Cream』を発売いたしました。高い保水力を持つ天然成分を配合し、飼い主様とペットのより快適な暮らしをサポートします。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。家庭園芸における屋外作業をより快適に行える環境をサポートするために、『アースガーデン ヤブ蚊プッシュ』を上市いたしました。作業前に周囲へ噴射するだけで、ヤブ蚊の駆除と約8時間のバリア効果を発揮します。屋外作業の大きな障壁であった虫刺されの不安を解消することで、より手軽で快適な園芸環境の実現に貢献しております。また、成長著しい観葉植物市場においては、『BotaNice』シリーズのラインナップを拡充しております。2025年は、観葉植物栽培における潜在的な課題であった衛生面に着目し、土面のカビ発生を抑制して美観を維持する『BotaNice 土のカビ予防スプレー』を上市いたしました。従来の虫・病気対策に加え、住環境との調和を求める新たなニーズに応えることで、市場のさらなる活性化を図っております。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は3,467百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究 当事業では、主に契約先からの各種検査・同定や異物検査依頼に対し、正確かつ迅速な体制を構築するため、「分析センター西日本ラボ(大阪府茨木市)」及び「分析センター東日本ラボ(千葉県千葉市)」の二拠点を設置しております。両センターでは「迅速・正確・お客様第一」という基本方針のもと、食品や医薬品をはじめとした幅広い業種のお客様を対象に、高度な分析サービスを提供しております。国際規格であるISO/IEC 17025の試験所認定を取得するなど、グローバルな信頼性の確保に注力しています。具体的には、微生物検査においては、製品、原材料、製造環境や工程に存在する微生物の検査や菌種の同定を行っており、迅速測定法も積極的に導入しております。異物検査では、形態観察による確認、FT-IRや蛍光X線分析装置による化学的分析による、製品混入異物などの分類や同定を行っております。また、DNA解析を活用した生物種の判定(遺伝子同定)や、受託試験、検査員の技術向上を図る研修事業も展開しております。特に、近年の施設・設備拡充を背景に、医薬品関連の検査や受託試験の依頼が堅調に推移しております。 ② 調査・施工等にかかる研究 研究開発分野では、高品質な衛生環境の維持・管理を目的として、有害生物や微生物による汚染を防止する薬剤・機材の開発及び技術改良を継続しております。特に彩都総合研究所を核とし、AIやIoT等の先端技術を融合させた新たな衛生管理ソリューションの創出に取り組んでおります。これらの活動においては、産官学連携による共同研究や実証実験を通じて科学的根拠(エビデンス)を蓄積し、公的なガイドライン作成への参画等を通じて業界全体の技術水準向上にも寄与しております。引き続き、高付加価値サービスの提供を目指してまいります。 ③ 今後の方針 総合環境衛生事業におきましては、「技術力」及び「専門性」を重点課題に据え、検査業務と研究開発の更なる高度化を最優先課題として取り組んでまいります。検査・同定にかかる業務においては、「迅速・正確・お客様第一」という基本方針のもと、食品や医薬品をはじめとした幅広い業種のお客様を対象に、引き続き、高度な分析サービスを提供してまいります。研究開発分野では、既存の研究開発フローを抜本的に見直し、お客様の課題解決に直結する次世代技術や実用的な新商材の創出を加速させます。特に、AI監視システム『ペスクル』シリーズをはじめとするデジタル技術の導入促進を図るとともに、科学的根拠に基づく衛生管理システムの確立に積極的に取り組みます。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は129百万円となりました。
FY2024|3,741 文字
6 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は3,452百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発及び既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。近年、虫を見たくないという消費者意識の高まりを受け、「予防」商品の需要が増加しております。この需要に応えるべく、ゴキブリ用商品として、空間やすき間に1プッシュするだけで家中のゴキブリを丸ごと退治、さらにゴキブリの発生を防ぐことのできる『アース ゴキッシュ スッ、スゴい!』を発売し、新たなユーザーの獲得に成功しました。また、新たな虫ケアユーザー、特に若年層のユーザー獲得を目的に、長時間使用できる蚊取り線香のジャンボタイプとして従来のパッケージを一新し、さらに若年層のお客様が求める予防効果を付加した『アース長持香』を発売しました。これにより、若年層を中心とした新たな市場の開拓を進めております。コバエ用商品においては、発生予防だけでなく、コバエに対して当社史上最速の効果を実現した『アース コバエ1プッシュ式スプレー スピードスター』を発売しました。この商品は、予防と速効性の両立を果たし、ユーザーの高い評価を得ております。アース・ペット㈱は、家族の一員であるペットとのお出かけ時にペットに着けることで虫から身を守ることができる『虫よけバンダナ』を発売しました。この商品は、虫ケアのみならず、ペットのおしゃれを楽しむことができる商品となっております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤、ペット用品などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。当社は、2015年から多くの支持をいただいている発泡入浴剤「温泡」シリーズから、強力発泡でたまった疲れをガツンと回復することができる『温泡 デカまる』を発売しました。見た目のインパクトに加え、しっかりとした使用実感をお客様に提供しております。㈱バスクリンは、おやすみ前のリラックス習慣として親子の入浴後にゆったり過ごしてもらえるような入浴剤『バスクリン もう夜ですよ おだやかオレンジミルクの香り』を発売しました。白元アース㈱は、「アイスノン」ブランドのラインナップ拡充に努めてきました。今回、冷感が物足りないお客様の声に応える形で、肌に直接スプレーするだけで冷感が得られる『アイスノン ICE KING 極冷えボディミスト』を発売しました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。当社はイベントやSNSプロモーションなどを駆使し様々なSDGs活動に取り組んでおります。家庭園芸用品の開発においてもその考えを貫いており、食品成分生まれの除草剤「おうちの草コロリ」シリーズ等を展開し、多くのご支持をいただいております。除草剤は、広い面積を処理したいというお客様が多く、リピート購入や大容量の購入比率が高い商品です。このため、何度も購入する手間や保管場所の問題がお客様の悩みとなっています。そこで、『アースガーデン おうちの草コロリ水で薄めるタイプ500 mℓ』を発売しました。また、幅広い作物の様々な病害虫対策に使用することができる『アースガーデン 花いとし』及び『アースガーデン 野菜うまし』にエコパックを追加し、プラスチックの使用量を削減しました。これらの商品開発を通じて、我々は消費者の家庭園芸における快適さと環境への配慮を両立し、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。 ⑤ BtoB商品にかかる研究当社は一般消費者向けの商品開発に加え、宿泊施設や飲食店等の業務用市場を対象に商品を展開しております。新型コロナウイルスの影響が緩和し、海外からの渡航者が急増する中、海外から持ち込まれた、従来の薬剤が効きにくい抵抗性トコジラミによる被害が宿泊施設を中心に大きな問題となっています。通常、トコジラミに対しては、専門業者による大掛かりな駆除作業が必要です。そこで我々は、宿泊施設のスタッフが自分たちで対策できるよう、事前準備や片付けの必要もなく、手軽に使用できる新商品『プロネーターZ』を発売しました。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は3,293百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究 当事業では、契約先からの各種検査・同定や異物検査要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所内の分析センター西日本ラボ(大阪府茨木市)と分析センター東日本ラボ(千葉県千葉市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、「迅速・正確・お客様第一」という基本方針のもと、食品、医薬品、医療、容器・包材、物流・倉庫をはじめとした様々な業種業態のお客様を対象に、微生物検査、異物検査、遺伝子同定などを実施しております。検査・同定においては、ISO/IEC17025試験所認定を受けるなど信頼性の向上に努めています。微生物検査においては、製品、原材料、製造環境や工程に存在する微生物の検査や菌種の同定を行っており、迅速測定法も積極的に導入しております。異物検査では、形態観察による確認、FT-IRや蛍光X線分析装置による化学的分析を実施し、製品混入異物などの分類や同定を行っております。遺伝子同定では、微生物や、異物の生物種を判定しております。また、受託試験や検査員研修も実施しております。分析センター東日本ラボにおいては千葉県千葉市に移転、晴海分室を統合し、ライフサイエンス分野向けの検査体制を強化するべく、遺伝子同定の新たなシステムの導入や医薬品関連の検査の専用エリアを設けるなど施設・設備を拡充しております。 ② 調査・施工等にかかる研究 高い品質環境を実現するために、防虫防鼠に関連する商品や薬剤の開発、除菌・消毒技術の確立等、虫・ネズミ・微生物等による異物混入や汚染の防止、維持管理のための技術改良や、新たな技術、サービスの研究や開発を行っております。産学官との連携や共同研究、実験や検証を通じたエビデンスデータの蓄積、科学的根拠に基づくガイドライン作成への参画や衛生管理システムの確立等も積極的に取り組んでおります。 ③ 今後の方針 各企業では衛生管理への積極的な取り組みが行われているものの、依然として製品への異物混入や微生物による汚染は起こっており、検査や同定の依頼や対策のニーズも高い状態にあります。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査における精度と迅速性の向上及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要と考え、ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持、産官学での連携の強化及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所では既存技術の改良やニュービジネス及び新技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価の実現に加え、時代に合わせた教育支援のニーズにも応えられるよう、医薬品製造模擬施設や教育訓練用細胞培養加工施設といった施設を活用した独自性の高い研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は159百万円となりました。
FY2023|3,657 文字
6 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は3,301百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。生活様式の変化に伴い、冬でも暖かな環境で害虫を見かけるということから「テネベナール®」を有効成分とした『ゼロノナイト』シリーズの展開としてくん煙タイプで部屋全体のゴキブリ・トコジラミを駆除できる『ゼロノナイトG』を発売、また、秋にはプッシュ式のダニ対策製品の『ゼロノナイトダニ用』を発売し、一年に一度という新たな虫ケア対策としてご提案しています。また、予防として昨年から展開している『マモルーム』シリーズに新たに『マモルーム ゴキブリ用』を発売いたしました。秋季にリリースすることで、一年を通じた害虫対策の重要性を訴求しています。人体用虫よけの『サラテクト』シリーズとして、ミスト化粧水のような使い心地を追求し、手で塗り広げずに成分がムラなくしっかりと肌に密着することで虫よけ効果を増大させた『サラテクトふわタッチミスト』を発売しました。消費者が虫よけ製品を使用する際のストレスを軽減し、より快適に過ごせるようにすることで、生活の質の向上に貢献しています。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤、ペット用品などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。住居用洗浄剤の事業においては、「毎日の暮らしを楽に、ハッピーにする」ことを目指した製品開発を行っています。家事のなかでも、お風呂掃除が面倒だと感じる方が多いという事実から、新たに『らくハピ くるくるバブルーン お風呂まるごと』を開発しました。本品に採用された360度回転する「くるくるノズル」により、浴槽にムラなく一気に泡を広げ、楽しく短時間でお風呂掃除を行うことができます。㈱バスクリンは、開発者が温泉地を訪れて湯質を深く研究し、その情緒を表現した『日本の名湯』シリーズを販売しています。同シリーズの新たなラインナップとして、微細発泡でにごり湯を再現した『夢ごこち』を発売しました。包み込まれるような心地よい泡により、ゆったりした入浴時間を過ごすことができます。白元アース㈱は、ホテル品質の消臭・除菌スプレー『清水香』シリーズから、『ノンスメル清水香 衣類のしわとりプラス』を発売しました。消臭・除菌・ウイルス除去に加え、しわ取りの機能が付与されており、これ一本で、気になる衣類のニオイだけでなく、しわとりの煩わしさも解消できます。アース・ペット㈱は、家族の一員であるペットとの快適な暮らしを実現するため、さまざまなケア用品を開発しています。使いやすい指サック型ウェットシート製品の拡充を進め、歯垢の除去効果を高めた『エブリデント 指サック de 歯みがきプラス』、手軽にボディケアができる『JOYPET 指サック de 目のまわり キレイ』『JOYPET 指サック de 耳の中まで キレイ』を発売しました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。我々は消費者の悩みを解消し、より手軽に家庭園芸を楽しめる製品の開発に取り組んでいます。農薬は特定の植物にしか使えない商品が多く、栽培している植物の種類によっては複数の商品を使い分ける必要がありました。そこで、約300種類の粒タイプ、約510種類のスプレータイプと、幅広い野菜・花・観葉植物に使用することができる『アースガーデン 植物つよし 粒タイプ』、『アースガーデン 植物つよし1000mℓ』を発売しました。また、消費者の農薬や除草剤に対する不安を解消するため、これまでに天然成分を用いた『ロハピ』や『おうちの草コロリ』を展開し、多くのご支持をいただいております。これらの製品の利便性をさらに高めるため、詰め替え用の『アースガーデン ロハピ エコパック850 mℓ』を発売し、無駄なごみの発生を抑制しました。さらに、天然成分を用いた除草剤『おうちの草コロリ』シリーズに、持続力のある『アースガーデン おうちの草コロリ 粒タイプ900g』『アースガーデン おうちの草コロリ 粒タイプ3kg』を追加しました。これらの製品開発を通じて、我々は消費者の家庭園芸における快適さと環境への配慮を両立することを目指しています。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は3,159百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・同定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・同定や異物検査要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所内の分析センター西日本ラボ(大阪府茨木市)と分析センター東日本ラボ(千葉県鎌ヶ谷市)、および晴海分室を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、混入異物(動・植物性異物、有機化合物、無機化合物)の目視検定、機器(FT-IR、蛍光X線分析装置)による化学的分析、比較検査を併用した同定、遺伝子を用いた昆虫・微生物の同定、昆虫の加熱履歴判別を行う凍結切片法(カタラーゼ代替)へのAI技術の導入、微生物検査報告をスピードアップするための迅速検査法の本格導入を行っております。また、契約先の品質管理担当者や検査員を対象とした教育訓練、お客様ごとにオリジナルプロトコールを作成した上での異物混入・微生物汚染に関する受託試験も行っております。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、研究開発センター、分析センター(彩都総合研究所)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。捕虫、殺虫、調査装置についての新技術の開発、ホルマリン代替法としての各種殺菌・消毒に関する技術構築、MA-Tを活用した除菌システムの確立に取り組んでおります。また、社内のみならず、公的機関及び大学、民間企業など社外との共同研究開発にも積極的に取り組んでおります。 ③ 今後の方針各企業では衛生管理への積極的な取り組みが行われているものの、依然として製品への異物混入や微生物による汚染は起こっており、検査や同定の依頼や対策のニーズも高い状態にあります。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要と考え、ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所では既存技術の改良やニュービジネス及び新技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価の実現に加え、時代に合わせた教育支援のニーズにも応えられるよう、独自性の高い研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は141百万円となりました。
FY2022|3,510 文字
5 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は3,217百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。新型コロナウイルス感染症の拡大により、「おうち時間」が増えるとともに、屋内にすでにいる虫を駆除するのではなく、外からの虫の侵入を防ぐことがこれからの虫ケア用品に求められることであるととらえ、部屋丸ごと予防できる『マモルーム蚊用』『マモルームダニ用』を発売いたしました。特に『マモルームダニ用』は、スイッチ一つでダニを無力化し、アレル物質(ダニの糞)を生み出しにくい空間を作り出す日本初の製品となります。また、三井化学アグロ㈱開発の「テネベナール®」を有効成分とした新しい虫ケア用品である『イヤな虫 ゼロデナイト6~8畳用』『イヤな虫 ゼロデナイト 1プッシュ式 スプレー 60回分』を発売いたしました。1度使用するだけで1年間効果が持続し、従来では効果が表れにくい虫にも効果が期待できるというもので、これも予防の新たなアプローチとして注目される製品となります。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤、ペット用品などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。入浴剤関連では、新型コロナウイルス感染拡大を契機に「おうち時間」のQOLを高める一つとして入浴剤、特に子ども向け入浴剤ニーズの高まりに着目し、昨年発売した『温泡Kids』シリーズを拡充するとともに、新たに『遊べる入浴 あわっぴー』を発売し、親子でワクワクするお風呂時間を提供しております。消臭芳香剤においては、家で過ごす時間が増え、外の空気を吸えないという精神的な疲労を感じているお客様が増えていること、また生活空間の香りに対する関心が高まっているという調査結果から、森を感じるナチュラルな香りで、且つ持続時間が長く、最後まで香りが弱くならない『Sukki-ri! CORK+STICK -Puriture-』を発売いたしました。香りだけでなくインテリアとしてもスタイリッシュでお部屋を上品な空間にする製品です。㈱バスクリンからは、香りがはじけて広がり、全身で香りを楽しめる入浴料『バスクリンアロマスパークリング』シリーズを拡充いたしました。“リラックス気分”、“リフレッシュ気分”それぞれを極めた2タイプのアソート製品『バスクリンアロマスパークリングリラックスセレクト』『バスクリンアロマスパークリングリフレッシュセレクト』を発売、「おうち時間」の充実に一役買っております。白元アース㈱からは、日常的にマスクを着用することが増え、マスク姿を美しく見せたいという方が増えていること、さらにベージュ系を好まれる傾向があることから『ビースタイル ミルクティーベージュ 5枚入』『ビースタイル プリーツタイプ ミルクティーベージュ 5枚入』を発売いたしました。アース・ペット㈱からは、愛猫とのかけがえのないひと時を過ごすために、夢中で遊んでしまう愛猫用おもちゃ『ねこモテシリーズ』を発売いたしました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。家庭園芸において、お客様がそのまま使用できるAL剤(applicable liquid)のニーズが高まってきております。その中で、花を栽培する消費者が多い一方で、これまでのAL剤では、花に使用してよいのかがわかりにくいというお客様の声が多いこともわかりました。そこで、花の虫や病気に適した4種の有効成分を配合し、且つパッケージも花用であることをわかりやすく伝えた『アースガーデン花いとし1000mℓ』を発売いたしました。また、野菜を育てたいというお客様に向けては適用病害虫と適用作物の種類が広く、対象植物が初心者でもわかりやすいAL剤である『アースガーデン野菜うまし1000mℓ』を発売することでさらに家庭園芸市場を活性化させております。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は3,049百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所内の分析センター西日本ラボ(大阪府茨木市)と分析センター東日本ラボ(千葉県鎌ヶ谷市)、および晴海分室を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、混入異物(動・植物性異物、有機化合物、無機化合物)の目視検定、機器(FT-IR、蛍光X線分析装置)による化学的分析、比較検査を併用した同定、遺伝子を用いた昆虫・微生物の同定、昆虫の加熱履歴判別を行う凍結切片法(カタラーゼ代替)へのAI技術の導入、微生物検査報告をスピードアップするための迅速検査法の本格導入を行っております。また、契約先の品質管理担当者や検査員を対象とした教育訓練、お客様ごとにオリジナルプロトコールを作成した上での異物混入・微生物汚染に関する受託試験も行っております。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、研究開発センター、分析センター(彩都総合研究所)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。捕虫、殺虫、調査装置についての新技術の開発、ホルマリン代替法としての各種殺菌・消毒に関する技術構築、MA-Tを活用した除菌システムの確立に取り組んでおります。また、社内のみならず、公的機関及び大学、民間企業など社外との共同研究開発にも積極的に取り組んでおります。 ③ 今後の方針各企業では衛生管理への積極的な取り組みが行われているものの、依然として製品への異物混入や微生物による汚染は起こっており、検査や同定の依頼や対策のニーズは増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要と考え、ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所では既存技術の改良やニュービジネス及び新技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価の実現に加え、時代に合わせた教育支援のニーズにも応えられるよう、独自性の高い研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は167百万円となりました。
FY2021|3,433 文字
5 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は3,172百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ゴキブリ用虫ケア用品として、『おすだけアースレッド無煙プッシュ』を発売いたしました。隙間にプッシュするだけでそこに潜むゴキブリを退治することができ、さらに、1ヵ月のバリア効果があります。新型コロナウイルスの感染拡大により増加した「おうち時間」を快適に過ごせるような製品をお客様に提供しております。また、人体用虫よけの『サラテクトシリーズ』では、パナソニック㈱との共同研究により、人間工学に基づいた、持ちやすい「感動ボトル」の『サラテクトミスト』を発売いたしました。さらに本品は、アース独自の技術により、有効成分量はそのままに、虫よけ効果の長時間持続を実現し、効果面でも優れた製品となっております。そして、従来のピレスロイド製剤では駆除できなかった薬剤抵抗性アタマジラミに対して、12年の開発期間を経て、日本初の有効成分を採用した新しいシラミ駆除剤『アースシラミとりローション』を発売いたしました。シラミの卵にも効果があるため、再発生の予防も出来る製品となっております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。入浴剤関連では、炭酸入浴料の『温泡Kids』を新たに発売いたしました。2種の香りの入浴料を混ぜることで別の香りになる新感覚の入浴料で、親子で一緒に楽しいバスタイムが過ごせる製品となっております。また、口腔衛生用品においては、より大容量の製品が求められるようになってきています。そこで、『モンダミン ペパーミント パウチ 1700mL』と『モンダミン プレミアムケア パウチ 1700mL』を新たに追加しました。これは、プラスチックゴミの削減にも貢献できる、環境負荷低減の観点でも価値のある製品です。さらに、大容量は重くかさばるため店から持ち帰りにくい、という不満を持つお客様に対して、『モンダミン ペパーミント 濃縮タイプ』『モンダミン メディカル 濃縮タイプ』を発売いたしました。これらは、コンパクト・軽量でありながら、特大ボトル約2本分として使用することができます。㈱バスクリンからは、『プラス・ド』を発売いたしました。女性の冷えに着目し、ショウガ末(有効成分)とショウガエキス(保湿成分)の2種類の生姜成分に加えて、発酵うるおい成分(納豆エキス)を配合しており、生姜のチカラで温浴効果を高めて代謝を促進し、冷えを緩和する製品となっております。白元アース㈱からは、アイスノンブランドに『アイスノンマスク ひんやりスプレー』を追加いたしました。ひんやりとした冷感だけでなく、消臭・除菌・抗菌、ウイルス除去など快適にマスクが使用できるようになっております。アース・ペット㈱からはペットのフン尿臭を良い香りに変える『パックリン ノーマットタイプ』を発売し、ペットとの快適な空間を実現しております。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。家庭園芸の作業中や、お部屋でくつろいでいるときにムカデに咬まれる、あるいは咬まれそうになったというお客様の声が多かったことから、ムカデ対策製品の拡充を行いました。ムカデの動きを瞬時に止めて退治することができ、処理しておくと侵入阻止効果が3ヵ月続く『ムカデ撃滅エアゾール』、置いておくだけで侵入阻止効果3ヵ月、植物由来成分を有効成分とした『ムカデよけ撃滅 置くタイプ』、化学殺虫成分不使用でムカデが入りやすい形状を徹底追求した新しいムカデ駆除剤『ムカデ取り撃滅 捕獲器』を発売いたしました。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は2,970百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所内の分析センター西日本ラボ(大阪府茨木市)と分析センター東日本ラボ(千葉県鎌ヶ谷市)、および晴海分室を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、混入異物(動・植物性異物、有機化合物、無機化合物)の目視検定、機器(FT-IR、蛍光X線分析装置)による化学的分析、比較検査を併用した同定、遺伝子を用いた昆虫・微生物の同定、昆虫の加熱履歴判別を行う凍結切片法(カタラーゼ代替)へのAI技術の導入、微生物検査報告をスピードアップするための迅速検査法の本格導入を行っております。また、契約先の品質管理担当者や検査員を対象とした教育訓練、お客様ごとにオリジナルプロトコールを作成した上での異物混入・微生物汚染に関する受託試験も行っております。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、研究開発センター、分析センター(彩都総合研究所)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。捕虫、殺虫、調査装置についての新技術の開発、ホルマリン代替法としての各種殺菌・消毒に関する技術構築、MA-Tを活用した除菌システムの確立に取り組んでおります。また、社内のみならず、公的機関及び大学、民間企業など社外との共同研究開発にも積極的に取り組んでおります。 ③ 今後の方針各企業では衛生管理への積極的な取り組みが行われているものの、依然として製品への異物混入や微生物による汚染は起こっており、検査や同定の依頼や対策のニーズは増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要と考え、ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所では既存技術の改良やニュービジネス及び新技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価の実現に加え、時代に合わせた教育支援のニーズにも応えられるよう、独自性の高い研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は201百万円となりました。
FY2020|3,671 文字
5 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は2,673百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した駆除剤、忌避・予防製品、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ハエ蚊用では、USB電源の普及という新しい生活環境に対応すべく、アースノーマットシリーズに『アースノーマットUSB電源式』を発売致しました。効果はそのままで、USBポートのあるパソコンやモバイルバッテリーを使用すればどこでも使用でき、利便性の価値をお客様に提供しております。また、ロングラン商品であるアースジェットのラインナップに、アースジェット史上最速の効き目を実現し『アースジェットプロプレミアム』を追加致しました。対象害虫を狙いやすい新トリガーを開発し、効果だけでなく、使いやすさも追求したお客様目線の製品開発を実行しております。さらに、近年、住環境の変化もあり、ダニの被害を気にするお客様が増えております。目に見えないが気になるダニの対策として、置くだけ簡単・薄型でジャマにならない、捕獲したダニごと捨てられるダニ捕りシート『ダニがホイホイ』を発売致しました。お客様ニーズの高まるダニ用製品のラインナップを拡充しております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。入浴剤分野では、錠剤発泡入浴剤である温泡シリーズに新開発の「生薬入り顆粒」を配合し、より温まりを追求したゆず・森の香りの『温泡生薬プラス』を発売致しました。生薬顆粒が泡とともに広がることで温まりを感じられる製品となっております。また、口腔衛生用品では、好調なモンダミンプレミアムケアシリーズに、爽快感を高めた『モンダミン プレミアムケア ストロングミント』を追加致しました。強い刺激を好む方でも充分満足できるように仕上げております。さらに、住居関連では、コロナ禍によるお客様の衛生意識の高まり、ニーズに迅速に対応するため、ウイルス・菌対策のアレルブロックシリーズに多くの製品を拡充いたしました。ウイルス・菌対策としてお部屋全体を処理するくん蒸剤『部屋まるごと ウイルス・菌 一発クリア』、気になるところに手軽に処理できるエアゾールタイプの『集中根こそぎ ウイルス・菌 クリアジェット』、ワンプッシュ処理で携帯にも便利な『触るところ ウイルス・菌 ピンポイントクリア』とお客様に安心していただける製品を発売致しました。昨年新たに参入した介護市場のさらなる需要拡大を見据え、ポータブルトイレのお手入れが簡単にできる『ヘルパータスケよい香りに変えるポータブルトイレの防汚消臭液』を発売しております。㈱バスクリンからは、汗などによる肌トラブル(あせも・しっしん)に着目し、研究開発した植物成分「タンニン酸」を配合した『バスクリン メディカルAD』を発売し、敏感肌だと自覚している方のお悩みにお答えしております。白元アース㈱からは、衣類の型崩れが気になるお客様の声に対し『スタイルメイト 衣類の型崩れ防止シート』を発売致しました。型崩れ防止だけでなく、防ダニ・体臭の消臭・黄ばみ防止の効果も追加し、お客様のさらなる満足の向上に努めております。アース・ペット㈱からは、㈱バスクリン社との共同開発により愛犬用入浴剤『ぬくりん』を発売しております。つかるだけで汚れが落ち、乾くのも早く、お客様だけでなく大切なペットも快適になる製品となっております。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。農薬分野では、安心と効果を両立させる製品開発に10年の歳月を費やし、食品原料を有効成分としながら優れた効果を発揮する殺虫殺菌剤『ロハピ』を発売致しました。また、屋外での作業中に多く遭遇し、刺された場合の健康被害が甚大な害虫であるハチからお客様を守る、ハチ対策製品の拡充に力を入れて取り組みました。ハチに反撃させない成分を配合したワイド、ジェット噴射2WAY切り替えのスプレータイプ『ハチの巣撃滅』『スズメバチの巣撃滅』、設置しておくだけで捕獲、殺虫できる『ハチ取り撃滅 捕獲器タイプ』、日本で唯一の巣に持ち帰らせる毒餌タイプの『スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ』を発売致しました。このように、お客様の使用シーン、用途にあわせて選んでいただけるように、様々な剤型をご用意しております。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は2,480百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所分析センター(大阪府茨木市)と分析センター東日本(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、混入異物(動・植物性異物、有機化合物、無機化合物)を目視検定、機器(FT-IR、蛍光X線分析装置)による化学的分析、比較検査を併用した同定、遺伝子を用いた昆虫・微生物の同定、昆虫の加熱履歴判別のためにAIを導入した凍結切片法(カタラーゼ代替)の導入、微生物検査報告をスピードアップするために迅速測定装置の本格導入を行っています。また、契約先の品質管理者や検査員に対しての検査員教育訓練、異物混入・微生物汚染に関して、お客様ごとにオリジナルプロトコールを作成した上での受託試験も行っています。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。LEDを用いた捕虫、殺虫、調査装置の新技術の開発、ホルマリン代替法として各種除染システムの技術構築に取り組んでおります。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発に取り組んでおります。 ③ 今後の方針異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は192百万円となりました。
FY2019|3,794 文字
5 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は2,663百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した駆除剤、忌避・予防製品、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ハエ蚊用では、屋外での空間忌避、屋内での速効駆除、屋内への侵入防止の効果を有した史上最強の効き目の『アース渦巻香プロプレミアム』を発売致しました。ゴキブリ用ではご好評いただいている『アースブラックキャップ』に1年間効果を訴求したリニューアルを行いました。また、従来の3倍食いつきをアップさせた『アースホワイトキャップゴキブリホウ酸ダンゴ』を発売し、ゴキブリ駆除に昔からなじみのあるホウ酸に安心感を求めるお客様のニーズにお応えする商品を提供しました。吊下げ虫よけでは世界唯一の有効成分が3種配合された『アース虫よけネットEX』を発売し、より速く、長く、最後まで効く商品を発売致しております。そして不快害虫用では屋内で見かけるアリやクモに対しワンプッシュで直接・まちぶせ退治ができる『おすだけアリアーススプレー』『おすだけクモアーススプレー』といった製品の提供もしております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。入浴剤分野では、『保湿入浴液ウルモア』シリーズに、20~50代女性に向けて、美容入浴液『ウルモア ラエストジェンヌ マドンナローズの香り・マドンナシトラスの香り』を追加しました。ウルモアの特長のしっとりうるおい感に加えて、「10種の美容成分(保湿成分)」と「女性らしさを高める、ローズオットー&ゼラニウム由来成分のウーマンズバランスオイル(香料中)」を新たに配合することで“まるで美容液に浸かっているみたい”な極上のバスタイムをお客様にご提供するワンランク上の商品となっております。また、口腔衛生用品では、自社調査で洗口液を購入する際に、歯周病予防への関心が極めて高いことがわかりました。 そこでお客様にいつまでも健康な歯と歯ぐきを保っていただくために、W殺菌成分配合で、歯周病予防に特化した当社では初の液体歯みがき『モンダミンNEXT』を発売致しました。さらに、コップをかざすだけで1回分が自動で出てくる簡単で衛生的な『モンダミンペパーミント自動ディスペンサーセット』を追加し、洗口液の日常的な使用を促すような製品の提案をいたしました。さらに、お米に寄ってくる虫対策に、虫の嫌がる植物由来成分入りのゲルでお米を虫から守り、虫を誘引するお米のニオイを脱臭する『本格炭のチカラ』を発売致しました。新たな市場への参入として、高齢化社会で高まる介護市場へヘルパータスケブランドで商品展開を開始しました。ドライマウス対策に『モンダミンマウススプレー』『モンダミンうるおうドライケア』、排泄臭対策に良い香りに変える『良い香りに変える消臭ノーマット』『良い香りに変える消臭スプレー』を発売し、介護される側、する側の両方のQOLの向上に貢献していく商品開発に努めています。㈱バスクリンからは、近年増えている天然志向のお客様のニーズにお応えし発売した、素材にこだわり自然由来の原料だけを使用した薬用入浴剤『バスクリンマルシェ』がご好評いただいています。新たにそよ風に揺れる花を想わせる、華やかですっきりしたラベンダーの香りを追加しラインナップを拡充しました。また、『バスクリン アロマスパークリング』のナチュラルバスシリーズとして『バスクリン アロマスパークリング 小笠原コレクション』『バスクリン アロマスパークリング 知床コレクション』『バスクリン アロマスパークリング 屋久島コレクション』を追加し、お客様の気分に合わせてお使いいただける商品を提供しております。白元アース㈱からは、なかなか洗えない衣類のえりやそでなど、肌に触れる部分の気になる汚れを手軽に拭き取るウェットシートタイプの『スタイルメイト衣類の汚れふきとりウェットシート』を発売致しました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。農薬では、幅広い野菜と果樹に使用できる殺虫殺菌スプレーである『食べる野菜と果樹 虫&病気対策』を発売致しました。除草剤では、食品成分で作られた『おうちの草コロリ』シリーズとして、菜園や花だんで使える『おうちの草コロリ菜園・花だん用』に加えて、より細かい場所に処理できる『おうちの草コロリ 植物まわりの雑草用』を追加いたしました。また、天然志向の高まりからアリ用駆除剤『アリ撃滅』のラインナップで、天然の有効成分を使用したスプレータイプ、シャワータイプ、粉タイプの商品をそろえました。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は2,399百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所分析センター(大阪府茨木市)と分析センター東日本(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、混入異物(動・植物性異物、有機化合物、無機化合物)を目視検定、機器(FT-IR、蛍光X線分析装置)による化学的分析、比較検査を併用した同定、遺伝子を用いた昆虫・微生物の同定、昆虫の加熱履歴判別のためにAIを導入した凍結切片法(カタラーゼ代替)の導入、微生物検査報告をスピードアップするために迅速測定装置の本格導入を行っています。又、契約先の品質管理者や検査員に対しての検査員教育訓練、異物混入・微生物汚染に関して、お客様ごとにオリジナルプロトコールを作成した上での受託試験も行っています。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。LEDを用いた捕虫、殺虫、調査装置の新技術の開発、ホルマリン代替法として各種除染システムの技術構築に取り組んでおります。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発に取り組んでおります。 ③ 今後の方針異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、彩都総合研究所にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は264百万円となりました。
FY2018|3,321 文字
5 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は29億円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した駆除剤、忌避・予防製品、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ハエ・蚊用では、従来品の5倍の噴射力である新技術のパワフルワンショットを用いた『おすだけノーマットプロプレミアム』を発売いたしました。そして、昨今のナチュラル志向の高まりから、合成殺虫成分を使用していない商品を『ナチュラス』ブランドに統一し、『アース 天然ハーブのゴキブリよけ広い収納空間用』、『アース ボタニカルスプレー』など、お客様が選択しやすい製品の拡充をしております。また、引き続き、デング熱などの感染症を媒介する恐れのあるヤブ蚊の対策製品の強化を進め、『ヤブ蚊ジェットプロプレミアム』を発売いたしました。さらに、ヤブ蚊からお客様を守る『サラテクト』シリーズに化粧水のような使用感の『アースサラテクト&moist』を追加し、お客様のニーズに合わせた製品の提供もしております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。入浴剤分野では、ロングセラーの粉末入浴剤バスロマンの全面リニューアルを行い、香り立ちをアップさせるなどの中身の改良と、環境にも配慮したコンパクトな紙容器にして、お客様にとって、より使いやすい商品へと進化させました。本件の商品開発は、㈱バスクリンとの共同開発によるグループシナジーによるものです。また、口腔衛生用品では、歯の着色よごれを気にしているお客様の悩みにこたえ、日本で唯一シャイニングホワイト成分を配合し、ホワイトニングに特化した液体ハミガキの『モンダミン ホワイトニング』を発売いたしました。㈱バスクリンからは、30~40代で健康・美容志向が高く、自分に合うものを常に探し求めている女性を対象に、ネパール国立トリブバン大学アーユルヴェーダ校監修ハーブを配合し、ゆったりとした気分に浸りつつ、健やかな毎日をサポートするバスソルト『アーユルタイム』を発売いたしました。また、素材にこだわり、自然由来の原料だけを使用した薬用入浴剤『バスクリンマルシェ』を発売し、ナチュラル志向の高まりにお応えする製品の拡充をしております。白元アース㈱からは、ご好評いただいている『アイスノン』シリーズで、使用感によりこだわり、やわらかくフィットした形状で大人からお子様まで使用できる『アイスノン やわらかフィット』を発売し、ラインナップを強化しました。 また、マスク製品では、『快適ガード のど潤い ぬれマスク子供用ぶどうの香り』を発売し、お子様に人気のブドウの香りとマスク本体のかわいい星デザインで、お子様のマスクの着用を楽しく演出する製品を提供いたしました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“より安心に”、“より安全に”、“よりわかりやすく”、“より使いやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。農薬では、園芸初心者の方にも安心してご使用いただけるように、約300種の作物に使える『土にまくだけ害虫退治オールスター』のラインナップを強化いたしました。除草剤では、食品成分で作られた『おうちの草コロリ』シリーズとして、『おうちの草コロリ 虫よけ成分プラス』、『おうちの草コロリ コケ取りシャワー』を追加しました。さらに、非農耕地用であった従来品に加え、菜園や花だんで使える『おうちの草コロリ菜園・花だん用』を発売し、ナチュラル志向のお客様の様々なニーズにお応えするラインナップとなりました。また、速効駆除し寄せ付けなくするスプレー『シロアリ・羽アリ撃滅』と、シロアリの生態を研究して開発した毒餌剤『シロアリの巣撃滅』を発売し、園芸シーンにおける悩みのひとつであるシロアリ対策品を拡充しております。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は26億98百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所 分析センター(大阪府茨木市)と分析センター東日本(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、DNAを利用した同定、昆虫・毛髪・微生物など有機物及び石やガラスなどの無機物の異物検定、塵埃や水質などの環境測定を行い、検査・分析機関として各種検査手法の精度アップ及びカタラーゼ代替法の検査手法、DNAを用いた異物検査、新しい検査方法の研究、迅速な検査技法に関する研究を主として行っております。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。LEDを用いた捕虫、殺虫、調査装置の新技術を開発、ホルマリン代替法として各種除染システムの技術構築に取り組んでおります。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発も含めて取り組んでおります。 ③ 今後の方針異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、「彩都総合研究所」にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は2億1百万円でありました。
FY2017|3,127 文字
6 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念に、国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値商品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は26億95百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、独創的で高品質な商品を他社に先駆けて提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、上記の目的に合う商品開発や品質改善に取り組んでおります。 ② 虫ケア用品にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した駆除剤、忌避・予防商品、あるいは殺虫成分を含まない商品、さらには使用時の不快感を取り除く香りを重視した商品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ゴキブリ用では、隙間のゴキブリを見ないで素早く駆除できる『ゴキプッシュプロ』を発売いたしました。冷蔵庫や食器棚、家具の隙間に潜むゴキブリを駆除することで、ゴキブリを見ないで退治したいというお客様のニーズにお応えいたします。当期は外来生物のヒアリが国内各地で確認され話題となりました。その防除に、不快害虫用虫ケア用品の『虫コロリシリーズ』、『アリアースW』、『アリの巣コロリ』など従来の商品で実地試験を実施し、十分な効果があることを確認し、お客様に提供しております。また、前期に引き続き、デング熱などの感染症を媒介する恐れのあるヤブ蚊の対策商品の強化を進め、『おすだけノーマットヤブ蚊スプレータイプ60日分』、『アース渦巻香ヤブ蚊』、『アースジェットヤブ蚊ハエ』『ヤブ蚊よせつけない線香 太渦巻』、『ヤブ蚊マダニジェット』を発売いたしました。さらに、ヤブ蚊からお客様を守る『サラテクトシリーズ』に活性剤など余分な成分を含まないタイプの商品を追加し、肌の敏感なお客様に合わせた商品の提供もしております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなど、居住空間の質の向上に役立つ商品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。口腔衛生用品では、前期に発売いたしました口臭予防、歯垢付着予防、口中浄化など7つの効果のある『モンダミン プレミアムケア』に、ノンアルコールタイプの商品『モンダミン プレミアムケア センシティブ』を追加し、アルコールに敏感なお客様のニーズにお応えしております。入浴剤では、㈱バスクリンから、身体を温める習慣を毎日の入浴で取り入れて、イキイキとした印象を持ちたい、というエイジングケアを意識している女性に向けた、薬用入浴剤『温美浴』を発売いたしました。また、乾燥したお肌に潤いを与え、健やかな素肌に導く『薬用ソフレ』ブランドから、赤ちゃんからご高齢の方まで使える肌に優しい低刺激タイプ『薬用ソフレ スキンケア入浴液』を発売いたしました。防虫剤では、お客様のナチュラル志向の高まりから、無農薬栽培されたオーガニック成分で衣類防虫ケアができる『natuvo』を発売いたしました。また、白元アース㈱から、「生活スタイルをシンプルでより快適に」を目指した忙しい女性のための衣類・収納空間ケアの新ブランド『ミセスロイドスタイルメイト』を立ち上げ、商品を発売いたしました。更に、『ミセスロイド』・『フローラルミセスロイド』に「収納空間のダニよけ効果」の機能を追加いたしました。 ④ 園芸用品にかかる研究虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“より安心に”、“より安全に”、“よりわかりやすく”、“より使いやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。野菜や果物のような食用作物の病気や害虫を防ぐ商品として、100%天然成分である『やさお酢』を発売いたしました。プランター・植木鉢を住処として屋外から侵入してくるゴキブリに着目し、ガーデニングと屋内の外注の悩みを解消するため、毒餌剤『ガーデニングのゴキブリ対策』を発売いたしました。さらに駆除、殺卵、待ち伏せ効果、3ヵ月の巣作り予防効果のある『クモの巣撃滅』を発売いたしました。また、イヌ・ネコ用製剤では、近年はネコの被害が増えていることから、ネコ忌避に特化した商品で雨にも強い『ネコ専用のみはり番容器タイプ』を発売し、ラインナップを強化いたしました。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は24億72百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所 分析センター(大阪府茨木市)と分析センター東日本(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、DNAを利用した同定、昆虫・毛髪・微生物など有機物及び石やガラスなどの無機物の異物検定、塵埃や水質などの環境測定を行い、検査・分析機関として各種検査手法の精度アップ及びカタラーゼ代替法の検査手法、DNAを用いた異物検査、新しい検査方法の研究、迅速な検査技法に関する研究を主として行っております。 ② 調査・施工等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発も含めて取り組んでおります。 ③ 今後の方針昨年より、異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、一昨年大阪府茨木市に設立した「彩都総合研究所」にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は2億23百万円でありました。
FY2016|3,578 文字
6 【研究開発活動】当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念に、めまぐるしく変わる市場環境と消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。当連結会計年度における当社グループの研究開発費は26億82百万円でありました。報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。 (1) 家庭用品事業① 基本方針当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、戦略的なテーマを選定し、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて発売することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、技術の向上を通じて、市場が求める製品開発や品質改善に取り組んでおります。 ② 殺虫剤にかかる研究ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除を目的とした家庭用殺虫剤の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した殺虫剤、忌避・予防製品、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の香りも重視した製品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。ゴキブリ用で日本初の殺虫成分を含まない『天然ハーブのゴキブリよけ』と『凍らすジェットゴキブリ秒殺』を「ナチュラスシリーズ」として発売いたしました。キッチン周りやお子様のいるところで化学合成された殺虫成分を使用することに不安を感じるお客様に対して、安心してお使いいただける製品を提供し、お客様のニーズにお応えします。ゴキブリ用毒餌剤「ブラックキャップ」ではお客様の幅広い用途にお応えした、大容量の『ブラックキャップ18個入』と隙間に置きやすい『ブラックキャップ スキマ用』を発売いたしました。オリンピックが開催されたブラジルではヤブ蚊が媒介するジカ熱が話題となりました。その防除に虫よけ剤ラインナップ強化として虫よけ成分12%配合の高濃度処方医薬品虫よけ『サラテクトFA』を発売いたしました。さらに、厚生労働省から30%配合の医薬品虫よけの承認を迅速審査するという通知を受け、虫よけ成分30%の『サラテクトEX PREMIUM30』と『サラテクトEX Wミスト PREMIUM30』を日本でいち早く申請、発売いたしました。また、家中どこでもワンプッシュで24時間、蚊に効果のある『おすだけノーマットロング300日分』を発売し、長時間蚊のいない快適な空間をお客様に提供しております。医薬品のくん煙剤・くん蒸剤のカテゴリーでは、使用場面ごとに分かりやすい商品をこれまでご提案しておりますが、この度『アースレッド 和室用』を追加発売し、さらにお客様のニーズにお応えしております。 ③ 日用品にかかる研究お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。消臭芳香剤では、最後の一滴までしっかりと香り、デザイン性を追求した『お部屋のスッキーリ!』『トイレのスッキーリ!』、トリガーノズルで狙い撃ち、隅々まで消臭成分を広げてスピード消臭できるスプレータイプ『トイレのスッキーリエア!』を「スッキーリシリーズ」として発売いたしました。入浴剤では、温泉成分と炭酸ガスが温浴効果を高め血行を促進し、一日の疲れを和らげる「温泡シリーズ」に『温泡 ONPO こだわり薄荷 炭酸湯20錠入』を発売いたしました。㈱バスクリンからは、「バスクリン」のプレミアムな新シリーズとして『大人のバスクリン』を発売し、「ピュアスキンシリーズ」では濃密タイプの『プレミアムピュアスキン』をリニューアル発売いたしました。「バスクリン薬湯シリーズ」では、ブランド最高の生薬有効成分配合量である高温感タイプの『バスクリン薬湯温感EX』を発売いたしました。また、白元アース㈱からは「HERSバスラボシリーズ」に『水素美浴』を追加発売し、アース製薬、㈱バスクリン、白元アース㈱合わせて、全てのお客様がご満足いただける製品をとりそろえました。白元アース㈱では更に、除湿剤の『ドライ&ドライUP』『フローラルドライ』の両シリーズで「除湿」「消臭」「防カビ」「黄ばみ防止」の4つの機能で衣類を守る商品を発売いたしました。脱臭・消臭剤では、「ノンスメルシリーズ」に『くつ用スプレー』『生ゴミ用スプレー』『衣類・布製品・空間用スプレー』を発売することで、ラインナップを拡充しました。また防虫剤でお馴染みの「パラゾールシリーズ」には、上品なせっけんの香りで衣類を守る『かおりパラゾール』を追加いたしました。 ④ 園芸用品にかかる研究家庭用殺虫剤で培ってきた技術やノウハウを活かし、“より安心に”、“より安全に”、“よりわかりやすく”、“より使いやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。野菜や花、樹木などに幅広く使える殺虫殺菌スプレー『スターガードプラスAL』を発売いたしました。除草剤では、ご好評をいただいている食品成分で作られた『おうちの草コロリ』(非農耕地用)に、使用時にやさしい香りがふんわり広がる『ローズの香り』を追加し、更に使いやすいラインナップといたしました。不快害虫用殺虫剤では「ばらまきタイプ」が主流でしたが、お子様やペットにも安心な「ステーションタイプ」の『ハイパーお庭の虫コロリ容器タイプ』を発売いたしました。肥料では、使いやすい計量カップを採用した『オールスターエキヒ液体肥料』を発売し、規定濃度に調整しやすくすることで肥料の効果をより実感できるようにいたしました。また、イヌ・ネコ用製剤としては、近年はネコの被害が増えていることから、ネコのフン尿に特化した『ネコの消臭液』を発売いたしました。 当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は24億42百万円となりました。 (2) 総合環境衛生事業① 検査・検定にかかる研究当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所 分析センター(大阪府茨木市)と総合分析センター(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、DNAを利用した同定、昆虫・毛髪・微生物などの有機物及び石やガラスなどの無機物の異物検定、塵埃や水質などの環境測定など、検査・分析機関として各種検査手法の精度アップ及びDNAレベルでの精度も視野に入れた、迅速な検査技法に関する研究を主として行っております。 ② 施工・調査等にかかる研究調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、施工技術部が相互に連携を取りながら行っております。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発も含めて取り組んでおります。 ③ 今後の方針昨年より、異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関に関する一般要求事項を規程した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。また、昨年大阪府茨木市に設立した「彩都総合研究所」にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。 当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は2億40百万円でありました。