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ユー・エス・エス(4732)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • オートオークション運営
    USSグループは、中古自動車取扱業者を会員とするオートオークションを主要事業としています。専用端末やインターネットを通じて、中古車の売買を仲介し、その手数料が主な収益源となります。子会社は陸送や金融サービスも提供し、オークション事業を多角的にサポートしています。
  • 中古車買取販売
    子会社を通じて、中古自動車の買取販売事業も展開しています。特に、事故現状車(事故を起こした車両)の買取販売も手掛けており、幅広い状態の中古車を取り扱うことで、多様なニーズに応えています。
  • リサイクル事業
    廃自動車や金属スクラップのリサイクル事業、さらには設備・プラントの処分元請事業も行っています。これは、自動車関連事業で培ったノウハウを活かし、環境負荷低減にも貢献する事業として収益を上げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • オートオークション事業
    USSグループの主力事業で、中古自動車取扱業者を対象としたオークションを運営しています。売上高は818.43億円、営業利益は532.74億円と、グループ全体の収益の大部分を占める稼ぎ頭です。専用端末やインターネットを通じた接続サービスも提供し、効率的な取引を支援しています。
  • 中古車買取販売事業
    中古自動車の買取と販売を行う事業です。売上高は126.51億円、営業利益は2.76億円となっています。事故現状車(事故を起こした車)の買取販売も手掛けており、幅広い中古車のニーズに対応することで、収益の多様化を図っています。
  • リサイクル事業
    廃自動車や金属スクラップのリサイクル、設備・プラントの処分を請け負う事業です。売上高は84.07億円、営業利益は5.42億円です。自動車関連事業で培ったノウハウを活かし、環境に配慮した事業を展開することで、社会貢献と収益の両立を目指しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
AutoAuction 事業 818 533 65.1%
UsedVehicleSalesPurchases 地域 127 3 2.2%
Recycling 事業 84 5 6.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|927 文字
3【事業の内容】USSグループは、当社、子会社7社および関連会社2社で構成されており、オートオークションを中心に事業を行っております。その主な事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、これらはセグメントの区分と同一であります。 オートオークション(当社を含む5社)当社は中古自動車取扱事業者を会員とするオートオークションを運営しております。また、当社は専用端末(USS JAPAN)およびインターネット(CIS)を通じたオートオークション接続サービスならびに中古自動車情報サービスを行っております。連結子会社である株式会社ユー・エス物流は、オートオークションの出品車・落札車の陸送取次および出品車引廻しを行っております。連結子会社である株式会社USSサポートサービスは、オートオークション会員向けに金融サービス等を行っております。連結子会社である株式会社ジャパンバイクオークションは、中古二輪車取扱事業者を会員とするバイクオークションを運営しております。関連会社であるJBA Philippines,Inc.は、フィリピン国内において中古自動車取扱事業者を会員とするオートオークションを運営しております。 中古自動車等買取販売(2社)連結子会社である株式会社ラビット・カーネットワークは、中古自動車の買取販売事業を行っております。連結子会社である株式会社リプロワールドは、事故現状車の買取販売事業を行っております。 リサイクル(2社)連結子会社である株式会社アビヅは、廃自動車・金属スクラップ等のリサイクル事業を行っております。連結子会社である株式会社SMARTは、設備・プラント処分元請事業を行っております。 その他(当社を含む3社)当社は太陽光発電システムによる売電事業を行っております。連結子会社である株式会社USSサポートサービスおよび関連会社であるSBIオートサポート株式会社は、一般消費者向けのオートローン事業等を行っております。 (注)上記には重要性の乏しい以下の事業は記載しておりません。・当社が行う売電事業・関連会社であるJBA Philippines,Inc.およびSBIオートサポート株式会社

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
競合他社との競争が激しく、手数料や各種料金が常に低水準である保証はないため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
オートオークション会場の運営には、広大な駐車スペースや大規模な設備投資が必要。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制の変更 / 会員およびオークション参加の確保 / 出品車両の調達不足
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 12 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ユー・エス・エスは中古車オークション事業を主軸としており、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる強固な無形資産は確認できない。事業の根幹はオークションプラットフォームの運営であり、直接的な無形資産による競争優位性は限定的と判断される。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

中古車販売店は、ユー・エス・エスのオークションシステムに登録し、出品・落札を行う。システムへの慣れや、過去の取引履歴、販売店間のネットワーク構築により、他のオークションプラットフォームへの乗り換えには一定の手間や機会損失が生じる可能性がある。特に、出品・落札の効率性や情報量で優位性があれば、スイッチングコストは高まる。

ネットワーク効果★★★★☆
根拠:強い利用者増が価値を生む

ユー・エス・エスは日本最大級の中古車オークションプラットフォームを運営しており、多数の出品者と落札者が集まることで、より多くの車両情報と多様なニーズがマッチングされる。出品者にとってはより多くの買い手にアピールでき、落札者にとってはより多くの選択肢が得られるというネットワーク効果が強く働いている。この規模がさらなる参加者を引きつける。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

中古車オークション事業において、ユー・エス・エスが構造的に他社よりも大幅に低いコストで運営できるという明確な証拠はない。事業運営にはシステム維持費や会場運営費などがかかるが、コスト優位性は競争優位の主要因とは考えにくい。

規模の経済★★★★★
根拠:強い規模が参入障壁になる

ユー・エス・エスは中古車オークション業界において圧倒的なシェアを誇り、業界規模に対して最適化された少数寡占状態を形成している。その巨大な取引量とネットワークは、新規参入者や小規模事業者が容易に模倣できない規模の経済性を実現している。この規模が、プラットフォームの価値と収益性を支える。

  • 圧倒的な市場シェア
    USSグループは、国内のオートオークション市場において高いシェアを確保しており、これが強固な競争優位性となっています。多くの会員と出品車両が集まることで、買い手と売り手のマッチング機会が増え、さらに多くの参加者を引き寄せる好循環を生み出しています。
  • 多角的な関連サービス
    オートオークションだけでなく、出品・落札車両の陸送、会員向けの金融サービス、中古二輪車のオークション運営など、関連サービスを幅広く提供しています。これにより、会員はUSSグループのサービスだけで中古車取引に必要な多くの手続きを完結でき、利便性が高まっています。
  • 国内外への事業展開
    国内で培ったオートオークションのノウハウを活かし、フィリピンでも中古自動車オークション事業を展開しています。また、中古自動車の買取販売やリサイクル事業も手掛けることで、自動車流通のバリューチェーン全体をカバーし、安定した収益基盤を築いています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてUSSグループが判断したものです。 (会社の経営理念)USSグループは、「1.公正な市場の創造、2.会員との共生、3.消費者への奉仕、4.株主への還元、5.社員の尊重、6.地域への貢献」を企業理念として掲げ、中古車流通総合企業として社会に貢献し、お客様や社会に信頼される企業を目指しております。 (会社の経営の基本方針)「Challenge to Next Stage」-USSは中古車流通業界をリードする総合企業に変わります-① 社会に貢献できる中古車流通総合企業を目指します② お客様や社会に信頼される企業を目指します③ グループ総合力により変化に対応できる企業を目指します④ 将来のUSSグループを担う自立した人材を育成します⑤ 株主を重視した経営を行います (目標とする経営指標)健全な財務体質を維持し、資本効率を重視した経営を標榜し、自己資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標として捉え、中期的に20%以上の水準を目指してまいります。また、配当に関する基本方針である連結配当性向を60%以上、今後3か年(2026年3月期から2028年3月期まで)の株主還元方針として、総還元性向100%以上を掲げております。 (中長期的な会社の経営戦略)USSグループは、会社の経営の基本方針に「Challenge to Next Stage」を掲げ、以下の重点課題に取り組んでまいります。① 社会に貢献できる中古車流通総合企業を目指します・ 最新の技術を開発・導入することにより、公正かつ透明性の高いオークションを運営します。・ インターネットなどのチャネルを拡充し、全国共通のサービスを提供します。・ 地球環境を守るため廃車の適正処理を行い、リサイクル事業を強化します。② お客様や社会に信頼される企業を目指します・ オークション運営の質を向上し、全国共通のサービスを提供します。・ IT管理体制を再構築し、災害対策も含め情報セキュリティを強化します。③ グループ総合力により変化に対応できる企業を目指します・ グループ会社間の連携を強化し、事業環境の変化に対応します。・ 中古車オークションを軸にして、他企業との連携を積極的に推進します。・ 新事業に積極的に取り組みます。④ 将来のUSSグループを担う自立した人材を育成します・ 社員の自立を促す新たな人事制度を導入します。・ 教育・研修制度を充実させ、将来の経営を担う人材を育成します。⑤ 株主を重視した経営を行います・ 株主への利益還元を最重要課題の一つとして認識します。・ 配当に関する基本方針である連結配当性向を60%以上、2026年3月期から2028年3月期までの3か年における株主還元方針として、総還元性向を100%以上とします。これらの活動を通して、USSグループはさらなる事業成長を達成し、中古車流通業界をリードする総合企業を目指します。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 当社は、中長期の経営目標であるオートオークション市場シェア50%(2024年暦年実績41.4%)の達成に向け、事業ポートフォリオの見直しを行い、オートオークション事業への集中投資を進めてまいります。 まず、2026年1月に新築建替えオープンを予定している横浜会場を皮切りに、全国最大級の出品台数を誇る東京会場、西日本最大規模のHAA神戸など、主要拠点においてオークション会場の新築建替え、最新鋭のセリシステムへの一新、出品車両ヤードの拡張など、大規模な成長投資を実行してまいります。あわせて、出品手続や車両検査のデジタル化を推進するため、オークション業務に関する基幹システムを再構築し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を徹底して推進することで、会員利便性の向上と当社業務の効率化に取り組んでまいります。これらの施策により、オートオークション市場における当社の競争優位性をさらに高め、安定的かつ持続的な成長基盤の構築を図ってまいります。 また、中古自動車等買取販売事業、リサイクル事業、オートローン事業についても、オートオークション事業との相乗効果を図りながら、市場環境の変動に左右されず中長期にわたり安定的に収益を確保できる事業体制への再構築を目指してまいります。 資本効率については、中期経営目標である自己資本利益率(ROE)を15%以上から20%以上へと引き上げます。(2025年3月期ROE実績18.9%) また、株主還元方針についても、連結配当性向を従来の55%以上から60%以上へ引き上げるとともに、2025年3月期から3か年で掲げた総還元性向80%以上の方針を改め、2026年3月期からの新たな3か年では総還元性向100%以上を掲げます。 さらに、キャッシュ・フロー創出力を重視したM&Aや他業種企業との連携も機動的に推進し、グループ全体の企業価値向上に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてUSSグループが判断したものです。 (会社の経営理念)USSグループは、「1.公正な市場の創造、2.会員との共生、3.消費者への奉仕、4.株主への還元、5.社員の尊重、6.地域への貢献」を企業理念として掲げ、中古車流通総合企業として社会に貢献し、お客様や社会に信頼される企業を目指しております。 (会社の経営の基本方針)「Challenge to Next Stage」-USSは中古車流通業界をリードする総合企業に変わります-① 社会に貢献できる中古車流通総合企業を目指します② お客様や社会に信頼される企業を目指します③ グループ総合力により変化に対応できる企業を目指します④ 将来のUSSグループを担う自立した人材を育成します⑤ 株主を重視した経営を行います (目標とする経営指標)健全な財務体質を維持し、資本効率を重視した経営を標榜し、自己資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標として捉え、中期的に20%以上の水準を目指してまいります。また、配当に関する基本方針である連結配当性向を60%以上、今後3か年(2026年3月期から2028年3月期まで)の株主還元方針として、総還元性向100%以上を掲げております。 (中長期的な会社の経営戦略)USSグループは、会社の経営の基本方針に「Challenge to Next Stage」を掲げ、以下の重点課題に取り組んでまいります。① 社会に貢献できる中古車流通総合企業を目指します・ 最新の技術を開発・導入することにより、公正かつ透明性の高いオークションを運営します。・ インターネットなどのチャネルを拡充し、全国共通のサービスを提供します。・ 地球環境を守るため廃車の適正処理を行い、リサイクル事業を強化します。② お客様や社会に信頼される企業を目指します・ オークション運営の質を向上し、全国共通のサービスを提供します。・ IT管理体制を再構築し、災害対策も含め情報セキュリティを強化します。③ グループ総合力により変化に対応できる企業を目指します・ グループ会社間の連携を強化し、事業環境の変化に対応します。・ 中古車オークションを軸にして、他企業との連携を積極的に推進します。・ 新事業に積極的に取り組みます。④ 将来のUSSグループを担う自立した人材を育成します・ 社員の自立を促す新たな人事制度を導入します。・ 教育・研修制度を充実させ、将来の経営を担う人材を育成します。⑤ 株主を重視した経営を行います・ 株主への利益還元を最重要課題の一つとして認識します。・ 配当に関する基本方針である連結配当性向を60%以上、2026年3月期から2028年3月期までの3か年における株主還元方針として、総還元性向を100%以上とします。これらの活動を通して、USSグループはさらなる事業成長を達成し、中古車流通業界をリードする総合企業を目指します。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 当社は、中長期の経営目標であるオートオークション市場シェア50%(2024年暦年実績41.4%)の達成に向け、事業ポートフォリオの見直しを行い、オートオークション事業への集中投資を進めてまいります。 まず、2026年1月に新築建替えオープンを予定している横浜会場を皮切りに、全国最大級の出品台数を誇る東京会場、西日本最大規模のHAA神戸など、主要拠点においてオークション会場の新築建替え、最新鋭のセリシステムへの一新、出品車両ヤードの拡張など、大規模な成長投資を実行してまいります。あわせて、出品手続や車両検査のデジタル化を推進するため、オークション業務に関する基幹システムを再構築し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を徹底して推進することで、会員利便性の向上と当社業務の効率化に取り組んでまいります。これらの施策により、オートオークション市場における当社の競争優位性をさらに高め、安定的かつ持続的な成長基盤の構築を図ってまいります。 また、中古自動車等買取販売事業、リサイクル事業、オートローン事業についても、オートオークション事業との相乗効果を図りながら、市場環境の変動に左右されず中長期にわたり安定的に収益を確保できる事業体制への再構築を目指してまいります。 資本効率については、中期経営目標である自己資本利益率(ROE)を15%以上から20%以上へと引き上げます。(2025年3月期ROE実績18.9%) また、株主還元方針についても、連結配当性向を従来の55%以上から60%以上へ引き上げるとともに、2025年3月期から3か年で掲げた総還元性向80%以上の方針を改め、2026年3月期からの新たな3か年では総還元性向100%以上を掲げます。 さらに、キャッシュ・フロー創出力を重視したM&Aや他業種企業との連携も機動的に推進し、グループ全体の企業価値向上に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要①財政状態および経営成績の状況当連結会計年度における国内自動車流通市場は、国内自動車メーカーの認証試験不正問題により続いていた一部車種の出荷停止が解消したことや、新車販売の受注残の積極的な解消を図る動きなどから、新車登録台数(軽自動車含む)は4,575千台(前期比1.0%増)となりました。中古車登録台数(軽自動車含む)は、新車の一部車種において納期の長期化が続いており、即時納車が可能な中古車への需要は引き続き堅調であったことなどから、6,467千台(前期比0.3%増)となりました。((一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会調べ)中古車輸出市場は、主にニュージーランド、ロシア向けの台数が減少したことにより、1,579千台(前期比1.5%減)となりました。(財務省貿易統計調べ)オートオークション市場における出品台数は7,623千台(前期比1.9%減)、成約台数は5,301千台(前期比1.3%増)、成約率は69.5%(前期実績67.3%)となりました。((株)ユーストカー調べ)このような経営環境の中、USSグループの当連結会計年度における経営成績は、売上高104,021百万円(前期比6.6%増)、営業利益54,206百万円(前期比10.8%増)、経常利益54,883百万円(前期比10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益37,636百万円(前期比14.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。オートオークションオートオークションの出品台数は3,202千台(前期比3.8%増)、成約台数は2,145千台(前期比8.0%増)、成約率は67.0%(前期実績64.4%)となり、出品台数および成約台数が増加したことに加え、インターネット経由の落札手数料の改定によりオークション手数料収入が増加したことなどから増収増益となりました。この結果、オートオークションのセグメントは、外部顧客に対する売上高81,843百万円(前期比9.0%増)、営業利益53,274百万円(前期比12.4%増)となりました。 中古自動車等買取販売中古自動車買取専門店「ラビット」は、販売台数が増加したことなどから増収増益となりました。事故現状車買取販売事業は、販売台数が増加したものの、台当たり粗利益が減少し増収減益となりました。この結果、中古自動車等買取販売のセグメントは、外部顧客に対する売上高12,651百万円(前期比10.7%増)、営業利益276百万円(前期比16.6%減)となりました。 リサイクル資源リサイクル事業は、非鉄金属相場が高値圏で推移したことで増収となった一方、業務委託費が増加したことなどから増収減益となりました。プラントリサイクル事業は、大規模な解体工事の受注件数が減少したことにより減収減益となりました。この結果、リサイクルのセグメントは、外部顧客に対する売上高8,407百万円(前期比20.1%減)、営業利益542百万円(前期比53.4%減)となりました。 財政状態の分析状況は、次のとおりであります。(資産)当連結会計年度末の資産合計は267,348百万円となり、前連結会計年度末と比較して4,209百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が4,210百万円、営業貸付金が2,806百万円増加した一方、オークション貸勘定が10,751百万円減少したことによるものです。(負債)負債合計は59,993百万円となり、前連結会計年度末と比較して12,541百万円減少しました。これは主に、未払法人税等が1,087百万円増加した一方、オークション借勘定が13,744百万円減少したことによるものです。(純資産)純資産合計は207,354百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,332百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を37,636百万円計上した一方、剰余金の配当を19,695百万円実施したことから利益剰余金が17,941百万円増加したこと、自己株式の取得などにより自己株式が9,660百万円増加したことによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して2,210百万円増加し、104,719百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は38,157百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益54,955百万円(前期比12.9%増)、法人税等の支払額16,445百万円(前期比14.5%増)によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は5,995百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,771百万円(前期比32.2%増)、定期預金の純増加額2,000百万円(前期実績-百万円)、無形固定資産の取得による支出1,499百万円(前期比163.1%増)によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果支出した資金は29,951百万円となりました。これは主に、配当金の支払額19,695百万円(前期比18.7%増)、自己株式の取得による支出10,000百万円(前期比21.2%減)によるものです。 ③生産、受注および販売の実績 当連結会計年度における実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。(a) オートオークション(1) オートオークションの実績区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)出品台数(台)3,084,5293,202,0023.8成約台数(台)1,986,6432,145,1588.0成約率(%)64.467.0-成約車両金額(百万円)2,096,7942,587,51723.4開催回数(回)8798820.3(注)成約車両金額は、オートオークションによる成約(落札)車両取扱高であり、車両代金(消費税等を含まず)の総額であります。 (2) 登録会員数(単位:社) 区分前連結会計年度末(2024年3月31日現在)当連結会計年度末(2025年3月31日現在)増減率(%)現車オートオークション登録会員数48,12348,1600.1USS JAPAN登録会員数1,7741,96410.7CIS登録会員数34,36735,1482.3 (3) 1台当たり手数料の実績(単位:円) 区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)出品手数料5,7025,7821.4成約手数料8,8308,760△0.8落札手数料13,35014,2326.6(注)1.出品手数料および成約手数料につきましては、大口出品会員に対する手数料割戻制度を有しており、割戻後の金額を記載しております。2.上記手数料につきましては、連結相殺前の数値をもとに算出しております。 (4) JBAバイクオークションの実績区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)出品台数(台)136,957143,2094.6成約台数(台)117,377122,5304.4成約率(%)85.785.6-開催回数(回)98980.0 (5) 販売(営業収益)の実績① 種類別販売(営業収益)の実績(単位:百万円) 区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)出品手数料17,50118,4165.2成約手数料17,43618,6757.1落札手数料26,50130,51115.1バイクオークション手数料1,0981,1726.7商品売上高2,5302,375△6.1その他の営業収入9,99710,6916.9合計75,06681,8439.0(注)1.顧客との契約から生じる収益およびそれ以外の収益を区分して記載しておりません。2.バイクオークション手数料は、株式会社ジャパンバイクオークションが運営するバイクオークションの手数料であります。 ② 会場別販売(営業収益)の実績(単位:百万円) 区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)名古屋会場10,49911,2577.2九州会場4,9065,55913.3東京会場16,76318,78412.1岡山会場1,6391,7315.6静岡会場2,3182,3220.2札幌会場3,2793,5839.3埼玉会場1,1351,31816.1群馬会場1,2281,36911.5東北会場1,3701,58315.5大阪会場3,9514,2978.8福岡会場735717△2.5横浜会場4,6765,0037.0R-名古屋会場2,2112,123△4.0神戸会場2,1442,35810.0北陸会場402392△2.4新潟会場9339916.2JAA1,2101,198△1.0HAA神戸5,8396,83617.1物流サービス46252413.3USS JAPAN1,0241,18315.5CIS6,7767,0664.3金融サービス2652671.1バイクオークション1,2911,3726.2合計75,06681,8439.0(注)1.顧客との契約から生じる収益およびそれ以外の収益を区分して記載しておりません。2.HAA神戸には四国会場の営業収益を含めております。 (b) 中古自動車等買取販売(1) 中古自動車買取店舗数(単位:店舗) 区分前連結会計年度末(2024年3月31日現在)当連結会計年度末(2025年3月31日現在)増減率(%)直営店15166.7フランチャイズ店1231251.6合計1381412.2 (2) 種類別販売(営業収益)の実績(単位:百万円) 区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)中古自動車買取販売6,8657,3076.4事故現状車買取販売4,5665,34417.0合計11,43112,65110.7 (c) リサイクル種類別販売(営業収益)の実績(単位:百万円) 区分前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)資源リサイクル5,3455,3620.3プラントリサイクル5,1813,044△41.2合計10,5268,407△20.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点によるUSSグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、連結財務諸表に基づいて分析したものであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針および見積りUSSグループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成には、決算日における資産・負債の報告数値、各連結会計年度における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りおよび仮定の設定を行っております。主にのれん、貸倒引当金、退職給付に係る負債、繰延税金資産等に対して、継続して評価を行っており、これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果と異なる場合があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容国内自動車メーカーの認証試験不正問題により続いていた一部車種の出荷停止が下半期において解消されたことに加え、新車販売の受注残の早期解消に向けた取り組みなどにより、新車登録台数が前年を上回る水準となりました。東京会場のセリレーン増設による出品台数の増加や大口出品店の出品台数の増加などにより、USSグループのオートオークションの出品台数は3,202千台(前期比3.8%増)、成約台数は2,145千台(前期比8.0%増)、成約率は67.0%(前期実績64.4%)となりました。また、インターネット経由の落札手数料の改定によりオークション手数料収入が増加したことなどから、USSグループの当連結会計年度の売上高は、前期と比較して6,415百万円増加し、104,021百万円(前期比6.6%増)となりました。売上原価は、前期と比較して628百万円増加し、39,199百万円(前期比1.6%増)となりました。増加した主な要因は、中古自動車等買取販売において販売台数が増加したほか、オートオークションにおいて出品車引廻しに係る業務委託費が増加したことによるものです。販売費及び一般管理費は、前期と比較して518百万円増加し、10,615百万円(前期比5.1%増)となりました。増加した主な要因は、オートローン事業において貸倒引当金繰入額が増加したほか、オートオークションにおいて販売促進費が増加したことによるものです。以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前期と比較して5,268百万円増加し、54,206百万円(前期比10.8%増)となりました。営業外収益は、不動産賃貸料648百万円などにより881百万円、営業外費用は204百万円となりました。特別利益は326百万円、特別損失は254百万円となりました。以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比較して4,729百万円増加し、37,636百万円(前期比14.4%増)となりました。 USSグループの資本の財源および資金の流動性につきましては、次のとおりです。当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して2,210百万円増加し、104,719百万円となりました。これは、営業活動により得られた資金38,157百万円に対して、有形固定資産の取得など投資活動により支出した資金5,995百万円、配当金の支払いおよび自己株式の取得など財務活動により支出した資金29,951百万円によるものであります。なお、USSグループは、必要な運転資金および設備投資資金について自己資金または銀行借入により調達するものとし、当連結会計年度末における有利子負債残高は2,246百万円であります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりです。当連結会計年度の業績は、2025年2月4日に公表した業績予想に対して、売上高は1,121百万円の増加(1.1%増)、営業利益は1,036百万円の増加(1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は986百万円の増加(2.7%増)となりました。この主な要因は以下のとおりです。売上高は、オートオークションにおいて出品台数が増加したことに加え、中古自動車等買取販売において販売台数が増加したことから予想を上回りました。営業利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、オートオークションにおいて売上高が増加したことから予想を上回りました。当社の目標とする経営指標である自己資本当期純利益率(ROE)は予想を上回る18.9%となりました。なお、中期経営目標としてROEの目標を20%以上に引き上げております。 2025年3月期(実績)2025年3月期(予想)増減増減率(%)出品台数(台)3,202,0023,125,50076,5022.4成約台数(台)2,145,1582,090,20054,9582.6成約率67.0%66.9%0.1ポイント-売上高(百万円)104,021102,9001,1211.1営業利益(百万円)54,20653,1701,0361.9親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)37,63636,6509862.7自己資本当期純利益率(ROE)18.9%18.2%0.7ポイント-(注)2025年3月期(予想)は2025年2月4日に発表した予想であります。 セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識ならびに分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。

事業リスク

  • 法的規制と事業活動
    USSグループは古物営業法や環境・リサイクル関連法など、様々な法的規制の適用を受けています。将来的に新たな規制が導入されたり、既存の規制に対する指摘を受けたりした場合、事業活動が制限され、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。法改正や行政指導の動向を常に注視する必要があります。
  • 会員確保と出品車両調達
    事業の成功は、会員数の維持・増加とオークション出品車両の安定的な調達に大きく依存しています。競合他社のサービス強化や大口出品業者の他販路への移行、手数料条件の変更などにより、会員や出品車両が減少した場合、オークションの規模が縮小し、収益に影響が出る可能性があります。
  • 市場競争と技術革新
    日本の自動車流通市場は成熟しており、市場全体の成長は限定的です。競合他社の積極的な事業拡大やM&A、自動車メーカーによる新たな流通形態の構築などにより競争が激化した場合、USSグループの市場シェアや収益性が低下するリスクがあります。また、急激な技術革新に対応できない場合も、競争力を失う可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,441 文字
3【事業等のリスク】USSグループの経営成績、株価および財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてUSSグループが判断したものであります。(公的規制等)USSグループは、国内において、古物営業法、環境・リサイクル関連法等の法的規制の適用を受けております。USSグループにおきましては、法的手続きによる権利の保全にも万全を期しておりますが、将来において、現在予測し得ない法的規制が設けられる可能性があり、これらの法的規制に係る指摘を受けた場合、USSグループの事業活動が制限されるおそれがあり、業績に影響を及ぼす可能性があります。(会員およびオークション参加の勧誘および確保について)USSグループの事業にとって、新会員の勧誘、既存会員の確保、会員のオークション参加促進は重要な施策となります。しかし、下記の場合などには、これらの施策に支障が生じる可能性があります。・ 競合他社がUSSグループの提供しないサービス、施設または便益を提供する場合・ オークション会場での出品台数・成約率が競合他社と比べて低い場合・ 役員および従業員の行為がUSSグループの評判に悪影響を与える場合・ 大口出品業者が、何らかの理由で他の販路を選ぶ場合(出品車両の調達について)オートオークション事業はオークション出品車両の調達に大きく依存しており、車両の供給が不足する場合には、最適な規模でのオークション開催ができない可能性があります。現状、出品車両の調達は大口出品業者にある程度依存しており、USSグループはこれらの業者の参加促進のために、手数料の大口割引制度を実施しています。将来USSグループが手数料などの条件を変更した場合には、これらの大口出品業者等の出品台数に影響を与える可能性があります。また、今後とも必要な出品台数を確保できるという保証はなく、これが事業および経営成績に影響を与える可能性があります。(成約率の低下について)USSグループは、過去において成約率(オークション出品車両のうち売買契約が締結された割合)の低下を経験しています。成約率の低下は、出品台数に影響を与える可能性があります。(既存設備拡張の限界について)USSグループの既存設備における事業拡張については、必要とする駐車スペースの確保等の面で能力に限界があります。駐車スペースの拡張には、土地の購入、賃借または立体駐車場の建設など、大規模な設備投資が必要となります。(新しい施設に関連するリスクについて)USSグループはオークション会場の新設ならびに同業者の買収により事業を拡大しておりますが、今後とも事業拡大のために、会場の新設、同業者の買収や提携を進める可能性があります。このような事業拡大には下記のようなリスクをともないます。・ 新設や買収したオークション会場で十分な量の会員または出品車両を確保できない可能性があります。・ 買収や合併に際しては、偶発債務もしくは簿外債務、経営上の問題、権利の瑕疵など、不確実な要因が残る場合があります。・ 事業の拡張によって拡大、複雑化する組織を適切に監督するため、当社の経営負担は増大する可能性があります。・ オークション会場の拡張や移転をするためには、当局による各種許認可を取得する必要があります。これらの許認可の取得に支障が生じた場合には、計画を遅延または中止しなくてはならない可能性があります。 (資産の減損)企業買収などにより取得したのれんをはじめ、USSグループの保有する減損会計の対象となる資産について、将来キャッシュ・フローにより資産の帳簿価額を回収できないと判断される場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することになります。保有資産に係る将来キャッシュ・フローの見込みにより、減損損失を計上することとなった場合、USSグループの事業展開、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(市場全体の成長の限界について)現在、日本における自動車流通市場は成熟しており、成長の余地は大きくはないものと考えられます。USSグループの事業は、オートオークションの利用者にとって有益な自動車流通システムを開発し、これを浸透させることが重要でありますが、USSグループが競合他社を凌ぎ、市場シェアを拡大することができない場合には、収益の減少、成長率の低下等に結びつく可能性があります。これまでUSSグループは各営業地域のオークション会場において高いシェアを確保してきました。しかし、競合他社が積極的な事業の拡大を行ったり、合併や提携を進めた場合、これらの企業がUSSグループにとって対抗できない大規模な施設、サービス、その他便益を提供する可能性があります。一方、自動車メーカー等がその系列販売会社の流通網を活用し、新たな中古自動車の流通形態を構築したときには、強力な競争相手となり得ます。競争の激化はUSSグループの成長性、収益性に悪影響を与えかねません。またUSSグループが設定する手数料および各種料金は、常に競合他社よりも低水準であるという保証はありません。(急激な技術革新について)現車オークション、専用端末およびインターネットを通じたオークション情報提供に関しては、急激な技術革新と顧客の需要の変化が市場の特徴となっており、USSグループの将来の成功は、急激な技術革新、サービス競争の激化、需要レベルの高度化に対応していくことができるか否かによって決まります。しかしながらこれらの変化に順応できない場合、USSグループの事業、財政状態および業績は影響を受ける可能性があります。さらに競合するオークション会場が一層高度な電子商取引技術等を広範に取り入れた場合、USSグループはその対応のために相当な出費を余儀なくされる可能性があります。これらの出費はUSSグループの財源を圧迫し、事業計画の変更や、財政状態および業績に影響を与えるということもあり得ます。また、USSグループがこれらの技術を利用した競争力のあるサービスの提供を行うことができるという保証はありません。(USSグループの集中管理について)当社の連結対象子会社の管理業務全般は、当社統括本部にて集中管理をしており、データのバックアップをとるなどの対策を講じているものの、システムに何らかの支障が生じた場合には、業務に影響を与える可能性があります。(会員情報の管理について)USSグループのオークションは会員制オークションであり、会員の多くは中古自動車販売業を営んでおります。これらの会員の情報は、個人情報が含まれているため、個人情報保護方針に基づき厳正に管理をしておりますが、万一、漏洩した場合には、USSグループに対する信用の失墜につながり、業績に影響を与える可能性があります。(自然災害、事故災害に関するリスクについて)地震、台風、津波等の自然災害や火災等の事故災害が発生し、USSグループの拠点等が被災した場合、その一部または全部の操業が中断し、サービスの提供や販売ができなくなる可能性があります。また、被災した建物、設備等を復旧するために多額の費用が発生するおそれもあり、その結果、USSグループの事業、財政状態および業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (パンデミックに関するリスクについて)USSグループは、オークション会員や従業員の健康と安全確保を最優先とし、事業継続に必要な対策を講じてまいりますが、政府および地方自治体からの要請や指導等によっては、対面サービスをすべて休止し、インターネット等を活用した外部落札型オークションへ切り替える可能性や、オークション運営を休催または停止する可能性があります。また、新車販売台数の低迷や、中古車輸出の仕向地における国境封鎖などによる中古車輸出台数の減少が国内のオークション取引を急激に縮小させる可能性があります。併せて、USSグループのオークション会員が感染症の影響により財政状態が悪化し、その結果、事業継続が困難となった場合、安定的に推移していた取引の消失や債権の回収が困難となる可能性があります。ただし、これらはすべてのリスクを網羅したものではなく、記載した事項以外の予見しがたいリスクも存在します。

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