リゾートトラスト(4681)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,435 | 135 | 110 | 301 | 9.3 | 103.4 | 46.0 | 27.0 |
| FY2018 | 1,654 | 177 | 118 | 12 | 9.4 | 110.8 | 46.0 | 28.6 |
| FY2019 | 1,795 | 189 | 124 | 146 | 9.4 | 115.5 | 46.0 | 31.7 |
| FY2020 | 1,591 | 117 | 71 | 108 | 5.4 | 66.7 | 40.0 | 31.9 |
| FY2021 | 1,675 | 147 | -102 | 94 | -8.5 | -95.4 | 30.0 | 28.4 |
| FY2022 | 1,578 | 87 | 58 | 254 | 5.4 | 54.3 | 30.0 | 25.7 |
| FY2023 | 1,698 | 123 | 169 | 306 | 13.6 | 159.0 | 45.0 | 26.8 |
| FY2024 | 2,018 | 211 | 159 | 266 | 11.7 | 150.0 | 54.0 | 27.6 |
| FY2025 | 2,493 | 264 | 201 | 58 | 13.4 | 95.2 | 62.0 | 29.3 |
| FY2026 | 2,630 | 292 | 209 | 147 | 12.5 | 98.6 | 34.0 | 30.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「エクシブ」ブランドは、会員制リゾートホテルとして長年の歴史を持ち、富裕層を中心に高い認知度とロイヤリティを確立している。会員権という独自のビジネスモデルは、ブランド価値と結びつき、新規参入障壁となっている。
会員権の購入には高額な初期投資が必要であり、一度購入すると容易に手放せない。また、会員権の譲渡や売買には一定の手続きや制限があり、他のリゾート施設への乗り換えには経済的・心理的なハードルが存在する。
会員制リゾートホテル事業において、明確なネットワーク効果は見られない。会員が増加しても、個々の会員の利用体験価値が直接的に向上するわけではない。
大規模なホテル運営や会員管理には一定の固定費がかかるが、競合他社と比較して構造的なコスト優位性を示す明確な証拠はない。立地やサービス品質によるコスト構造の違いは存在する。
国内有数の会員制リゾートホテルチェーンを運営しており、多数の施設と会員基盤を持つことで一定の規模の経済性を享受している。これにより、施設開発や運営効率において優位性を保っている。
競合との比較優位
強気シナリオ
会員権の継続的な販売と既存会員からの会費収入の安定化
新規リゾート開発や既存施設のアップグレードによるブランド価値向上
富裕層の国内旅行需要の回復と高まり
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退による富裕層の消費意欲の低下と会員権購入・維持への影響
競合他社による類似サービスや高級ホテルチェーンの台頭
会員権の価値下落や維持費負担増による既存会員の不満増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
リゾートトラストの投資が失敗するシナリオは、会員制リゾートというビジネスモデルそのものの陳腐化が挙げられる。例えば、個人の自由な旅行スタイルがより重視されるようになり、高額な初期投資と年会費を払って特定の施設を利用する形態が時代遅れとなる可能性だ。また、サブスクリプションモデルの台頭や、より柔軟な価格設定の高級ホテルチェーンが、会員権の魅力を凌駕するケースも考えられる。さらに、会員権の資産価値が大きく下落し、保有者が損失を被ることで、新規会員の獲得が困難になり、既存会員のロイヤリティも低下するという悪循環に陥ることも、この投資が失敗する条件となりうる。
5年後のモート予測
会員権販売と会費収入の安定成長に加え、新規開発や既存施設改修によるブランド力強化で、安定的な収益成長が見込まれる。富裕層の国内旅行需要の高まりが追い風となる。
会員権事業の安定性を維持しつつ、新規顧客獲得と既存顧客維持のバランスを取りながら、緩やかな成長を続ける。外部環境の変化にはある程度対応できる。
景気悪化や競合激化により、会員権販売が低迷し、既存会員の解約が増加するリスクがある。ブランドイメージの低下や施設老朽化も収益を圧迫する要因となる。