研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 135 |
| 2024-03 | - | 92 |
| 2023-03 | - | 106 |
| 2022-03 | - | 108 |
| 2021-03 | - | 88 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,143 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬領域のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、難治性創傷のための創傷治療システム「オートロジェルシステム」が国内にて保険適用を受け販売を開始しました。また、眼科用治療剤「ROH-001」の国内第I相臨床試験で安全性が確認されたほか、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきまして、難治性疾患治療への適応に引き続き取り組んでおります。当連結会計年度においても、Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)にラボ・オフィスを開設し、再生医療の産業化を推進し、新たな治療の選択肢の創造を進めています。先端の皮膚科学研究拠点として大阪大学に皮膚免疫微生物学共同研究講座や、次世代医療・研究拠点「藤田医科大学東京 先端医療研究センター」へ参画するなど国内外の大学をはじめとした外部研究機関やベンチャー企業を含む他企業との連携による技術アライアンスを推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、エビデンスと高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い素材、技術を搭載した新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、14,995百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、目の健康を通じて、世界中の人々のWell-beingに貢献していくため、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、国内外のグループ企業及び外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、「なみだロート」ブランドでは、5本入り人工涙液「なみだロートファイブ」の新発売、「なみだロートドライエイド」や「新なみだロートドライアイ」の刷新など、ブランド全体の強化を進めました。また、目薬の旗艦ブランドである「Vロート」シリーズでは「Vロートゴールド40」シリーズを発売して、さらなるブランド育成を行いました。さらに、若年層の目薬需要にこたえるため、「ロートメメモイスチャーティアセラム」を発売して、幅広い層に対応する製品ラインナップを構築いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。 当連結会計年度における主な成果としまして、敏感肌ブランド「ケアセラ」から初のフェイスケアシリーズとして、「高保湿先行バリア乳液」と「高保湿バリアスキンバーム」を新発売いたしました。またデイリーユースの日やけ止めブランド「スキンアクア」から、スキンケア効果と日やけ止め効果を両立し、ヒアルロン酸を配合した「ヒアルロンセラムUV」、トーンアップシリーズから新色「トーンアップUVエッセンス はかなげブルー」、肌にやさしい使い心地のノンケミカル処方の「ナチュラルベールUVエッセンス クリアホワイト/ローズ」を新発売し、更なるブランド育成を行いました。 D2CスキンケアブランドのSKIOからは、化粧水「スキオVCバランシングピールローション」を新発売すると共に、美容液「スキオVCホワイトピールセラム」と美容ゲル「スキオVCホワイトピールゲル」の処方を強化いたしました。更に、美容医療発想から生まれた機能性化粧品 ダーマセプトRXシリーズからは、レチノールのA反応を科学した浸透コントロール技術を搭載し、ピュアレチノールを配合した「ダーマセプトRX VAセラム」を新発売いたしました。フェムケア関連では、新ブランド「LABiOME(ラビオーム)」から、デリケート部位に着目した洗浄剤を新発売いたしました。ヘアケア関連におきましては、スキンケアと再生医療研究の知見と技術を頭皮や毛髪にも応用し、独自開発した『コルセット技術』を搭載した「PRORY」並びに「GYUTTO」の新規2ブランドの市場投入により、本格事業参入を進めました。内服関連におきましては、美と健康を目的とする内服薬やサプリメントの開発と研究を積極的に進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、リポソーム型ビタミンCを配合した「The LYPO」ブランドから持ち運びしやすいスティック包装のパウダータイプを発売いたしました。体づくりも、勉強も、運動も頑張りたい成長期のお子さまに向けた栄養機能食品の「セノビック パフォーマンスUP」から水なしで服用できるチュアブルタイプを発売いたしました。コンパニオンアニマルである犬の目と全身の健康維持をサポートする犬用サプリメント「ロートV5わん」を発売いたしました。またロートグループであるエムジーファーマ社と共同で、ロートグループ独自素材「グロビン蛋白分解物(メタップ®)」について、飲酒する方・中性脂肪が高めの方に対する「肝臓保護効果」があることを確認しました。この結果を踏まえ機能性食品化の検討を進めております。検査技術関連では、妊活関連分野、感染症分野を中心に、新たな検査ニーズに応えるべく、競争優位性のある製品開発、製品改良を進めると共に、新たな技術探索を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、13,122百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。今期は新たにカナダで点眼剤を発売し市場参入いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、474百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、234百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。「セルサン」等のヘアケア製品が大幅に伸長しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,127百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。今期は新たにオーストラリアで点眼剤を発売し市場参入しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、36百万円であります。
FY2024|3,136 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬領域のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発に取り組んでいますが、眼科用治療剤「ROH-001」の国内第I相臨床試験を開始したほか、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきまして、難治性疾患治療への適応に引き続き取り組んでおります。当連結会計年度においても、先端の皮膚科学研究拠点として大阪大学に皮膚免疫微生物学共同研究講座の開設や、次世代医療・研究拠点「藤田医科大学東京 先端医療研究センター」へ参画するなど国内外の大学をはじめとした外部研究機関やベンチャー企業を含む他企業との連携による技術アライアンスを推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、エビデンスと高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い素材、技術を搭載した新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、13,461百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、目の健康を通じて、世界中の人々のWell-beingに貢献していくため、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、国内外のグループ企業及び外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、独自開発した新容器による“極小の一滴”で、女性のメイク崩れを軽減できる目薬「ロートリセグロウ」を発売いたしました。また、コンタクトレンズ装用者向けのアイケアブランドであるCキューブから、新たに最高レベルの清涼感目薬「ロートCキューブプレミアムアイススパーク」を、他にも年齢に伴う目の悩みを解消する「ロートゴールド40クールEX」など新商品を発売いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。当連結会計年度における主な成果としまして、皮膚薬関連では、「アクネス25メディカルクリーム」をリニューアル発売いたしました。有効成分として『アラントイン』を新配合し3つの有効成分と皮膚浸透技術の採用でより満足度の高い処方に仕上げました。肌研では肌のバリア機能向上に着目した新成分『ヒアロリペア』配合の「極潤プレミアム(23年秋発売)」が売り上げ好調を維持。更に24年春には白潤シリーズの化粧水、乳液、とゲルをリニュールアル発売いたしました。肌荒れ防止成分『アラントイン』を新配合し従来の『美白剤トラネキサム酸』とあわせて有効成分が2つになりました。更に化粧水には『スクワラン』を超微細化して配合する事に成功いたしました。化粧水感触のまま油分と水分で同時に潤い補給する事ができるようになりました。オバジからは「デイセラムUV(日やけ止め)」をリニューアル発売し、「デイセラムBB(BBクリーム)」を新発売いたしました。「デイセラムUV」と「デイセラムBB」は3種の『ビタミンC誘導体』や紫外線により赤く発光し明るい血色感のある肌に見せる『トーンチェンジパウダー』を配合しつつSPF50+、PA++++を両立しました。新ブランドとしてエイジングケアシリーズの「BLOOMIO」から美容液、乳液、クリームの3品を新発売いたしました。『ブルーセラミド』を配合し肌本来の健やかさを取り戻しハリ肌へと導きます。更にうるおいは保ちながらテカリ肌対策可能な「Calamee」からローションとジェルの2品を新発売いたしました。『カラミンパウダー』のおしろい効果で肌の透明感をUPさせます。 内服関連におきましては、美と健康を目的とする内服薬やサプリメントの開発と、根本からの体質改善を狙った漢方薬の開発を積極的に進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、飲む高濃度ビタミンCサプリメントとして「オバジCインナーリポショット」を発売いたしました。多数のベスコス賞を受賞し、オバジブランドの新規ユーザー獲得にも貢献いたしました。また『リポソーム型ビタミンC』を配合したカプセル型のサプリメント「The LYPO」を発売いたしました。セノビックより、体づくりも運動も勉強も頑張りたい成長期のお子様に向けた栄養機能食品の「セノビック パフォーマンスUP(ミルクココア味)」を発売いたしました。漢方薬では、肥満症対策の「ロート防風通聖散錠満量a」を、余分な糖を出すという新訴求と共に、1日服用回数を減らしてフィルムコーティング錠にすることで飲みやすくリニューアル発売いたしました。また、更年期障害に対して体質によらず服用できる生薬製剤の「ラフローラ」を発売いたしました。検査技術関連では、妊活関連分野、感染症分野を中心に、新たな検査ニーズに応えるべく、競争優位性のある製品開発を進めると共に、新たな技術探索を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に測定できる体外診断薬を開発し、提携先のMeiji Seikaファルマ社より医療機関向けの体外診断薬「チェックMR-COV19 Flu」キットとして発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、11,796百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、445百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めておりますが、今期は新たにオーストリアで点眼剤を発売し市場参入しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、216百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。「セルサン」等のヘアケア製品が大幅に伸長しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、966百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、36百万円であります。
FY2023|2,674 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬領域のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発や、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応に取り組んでおります。当連結会計年度においても、国内外の大学をはじめとした外部研究機関やベンチャー企業を含む他企業との連携による技術アライアンスを推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、エビデンスと高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、11,115百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、国内外のグループ企業及び外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、コンタクトレンズユーザーの年齢層の変化に伴う新たな目悩みを解消するため「ロートゴールド40コンタクト」シリーズを発売いたしました。また、第四世代のコーティング技術を使用した2週間交換ソフトコンタクトレンズ「2weekフレッシュビューS」も発売いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。当連結会計年度における主な成果としまして、皮膚薬関連では、鼻の周りや入口部分(鼻前庭)の炎症用に、『プレドニゾロン吉草酸酢酸エステル』をはじめとする4種の有効成分を配合した「メンソレータムメディクイックN軟膏」を発売した他、デリケート部位のかゆみ用に、『ウフェナマート』をはじめとする5種の有効成分を配合した「メンソレータムカブレーナ乳液」を発売いたしました。オバジXから「ダーマアドバンスドリフトクリーム」をリニューアル発売し、そのハリ・乾燥への実効感の高さから多くの美容家や美容雑誌に支持され、多数のベスコス賞を受賞しました。オバジブランドの新規ユーザー獲得にも貢献しました。まつ毛美容液として発売した「ラッシュリッチ」では、国内ロート独占原料を高配合したアイケア発想の処方がSNSを通して非常に好評で、まつげ市場の活性化に繋がりました。日やけ止めではスキンアクアのNEXTA(ネクスタ)シリーズから新製品となるトーンアップUVエッセンスを発売し、ブランドの拡大に努めました。メラノCCでは「メラノCCディープクリア酵素洗顔」を全国展開し、各種媒体から受賞頂く等、大変好評頂いています。また、荒れがちな唇ケアに特化した新ブランドとなる「薬用リップリペアワン」を発売いたしました。内服関連におきましては、目の健康維持を目的とする内服薬やサプリメントの開発と、根本からの体質改善を狙った漢方薬の開発を積極的に進めております。主な成果としまして、Vロートプレミアムの内服薬シリーズとして、“夜の見えづらさ”に焦点を当てた医薬品(ビタミンA主薬製剤)の「Vロートナイトプレミアムアイ内服薬」を、また、目のサプリメントでは、従来のルテイン、ゼアキサンチンに更にGABAを配合し、見る力に加え、認知機能の維持に対する訴求を加えた機能性表示食品「ロートV5記憶力サポート」、網膜の血流を改善する赤ショウガエキスやクロセチン、ルテインを配合した「ロートクリアビジョンRC」を発売いたしました。漢方薬では、女性の生理の諸症状を緩和する当帰芍薬散製剤「ルナエール」、のどの違和感や声枯れを緩和する響声破笛丸処方の飴製剤「コエスット」を発売いたしました。検査技術関連では、妊活関連分野、感染症分野を中心に、新たな検査ニーズに応えるべく、競争優位性のある製品開発を進めると共に、新たな技術探索を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、9,675百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、391百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、193百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。アジアでは、「50の恵」や「セルサン」のヘアケア製品が大幅に伸長しました。特に香港では「50の恵」に新商品を投入し、ヘアケア製品売上No.1を維持・拡大しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、827百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。オーストラリアでは、「Deep Heat」シリーズが堅調に推移しました。また新たに「Hadalabo Tokyo」の発売を開始しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、26百万円であります。
FY2022|2,820 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内においても、より多くの人々が、快適に暮らすことのできるWell-beingな社会の実現を目指し、健康と美に関するソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア並びに内服薬のさらなる独創的かつ付加価値製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない機能性食品や検査薬の研究開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発や、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応に取り組んでおります。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、8,781百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、外部研究機関との連携・共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、特許取得のオリジナル容器を採用することで、使い切りタイプの抗菌目薬としてかゆみ抑制成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩)を配合した日本初の目薬である「ロートクリニカル抗菌目薬i」を発売いたしました。また、コンドロイチンに関する基礎研究を進めた結果を受け、「Vロートプレミアム」シリーズでは、「Vロートプレミアム」「Vロートアクティブプレミアム」「Vロートコンタクトプレミアム」の3品に、高分子コンドロイチン(コンドロイチン硫酸エステルナトリウム)を配合した処方でのリニューアル発売を致しました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。当連結会計年度における主な成果としまして、皮膚薬関連では、アンテドラッグ型ステロイドの『プレドニゾロン吉草酸酢酸エステル』に、かゆみの抑制成分など9種の有効成分を配合した「メディクイックPRO」をクリーム剤・軟膏剤の2種の剤形で発売した他、顔などの乾燥あれ肌用に、『ヘパリン類似物質』のワセリンベース処方である「メンソレータムアレピット」を発売いたしました。肌ラボの極潤シリーズでは、エイジングケア(シワ改善+シミ対策)として「ナイアシンアミド」を配合して手軽にエイジングケアが出来るようにすることで、エイジングケア市場の活性化に繋げました。スキンアクアからはトーンアップの企画品を発売し、トーンアップブランドの鮮度維持に努めました。メラノCCでは、酵素を安定化させた洗顔剤を限定販売し、さらにメラノCCユーザの拡大のため、メラノCC薬用化粧水の他、メンズメラノ薬用化粧水を発売いたしました。通販中心の販売品として、効果も効率も叶えるエシカルスキンケア新ブランドの「SKIO(スキオ)」から、新たにクレンジングを発売いたしました。内服関連におきましては、新たな機能性表示の可能性を模索し、素材の評価と製品の開発を進めています。主な成果としまして、現代人の眼精疲労の原因に基づき、傷ついた末梢神経を修復する働きのある『シアノコバラミン(ビタミンB12)』や、目の酷使などで消耗したエネルギーを作り出す際に必須の栄養素である『フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)』『ニコチン酸アミド』など、7種の有効成分を配合した「Vロートプレミアム アイ内服錠」を発売いたしました。セノビックシリーズで、「セノビックゼリー」をコンビニ市場で地域限定発売いたしました。検査技術関連では、新型コロナウイルス感染症の流行における検査ニーズに応えるべく、イムノクロマト法により、鼻咽頭ぬぐい液及び鼻腔ぬぐい液中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の核タンパク質を検出する、抗原迅速検査キット「チェックMR-COV19」「ドゥーテストCOV19」を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、7,634百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、313百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。東欧において数多くの化粧品を開発・発売いたしました。また、アイケア関連では、CEマークを取得したドライアイ点眼剤である「ROHTO DRY AID」をイギリス・ポーランド・トルコで発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、256百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。スキンケア関連では、中国・ベトナム・インドネシア等で数多くのカテゴリーの化粧品を開発、中国では、新製品として子ども用向けのリップクリームとして「4g Lip Pure Petite」、ベトナムでの「Sunplay Skin Aqua Clear White」や「Acnes Creamy Wash」、台湾・香港での「50の恵」のリニューアル品など、数多くの新製品を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、566百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。オーストラリアにて主力の「Deep Heat」シリーズの新製品を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、9百万円であります。
FY2021|2,967 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内において、より多くの人々が、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指し、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア、並びに内服医薬品のさらなる独創的かつ高機能製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない食品サプリメント、検査キットの研究開発への取り組みを精力的に進めております。また、セルフケア領域に加えて医療分野への拡充を進め、医療用眼科薬の開発や、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応に取り組んでおります。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、7,944百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術のさらなる強化・分野拡大とともに、外部研究機関との共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。当連結会計年度における主な成果としまして、目薬における清涼化剤の配合技術を進化させた「ロートジープロd」、ブルーライトダメージ等による疲れ目に効く『硫酸亜鉛水和物』を配合した、ソフトコンタクトレンズ装用中に使える目薬への配合は日本初となる「ロートデジアイコンタクト」を発売いたしました。また、『ビタミンA』をはじめとする6種の有効成分を配合した、コンタクトレンズユーザーの目の悩みに多角的にアプローチする、コンタクト用高機能眼科薬「Vロート コンタクトプレミアム」を発売いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌、毛髪の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。当連結会計年度における主な成果としまして、肌ラボシリーズでは、うるおいと肌本来の健康に拘り、世界初となるオリジナル成分『乳酸発酵ヒアルロン酸』をはじめとするヒアルロン酸類を配合し、「極潤シリーズ」、「極潤プレミアムシリーズ」をリニューアル発売いたしました。また、「白潤シリーズ」は『トラネキサム酸』と『ナノ化ヒアルロン酸』を配合、更に「白潤プレミアムシリーズ」は有効成分をW配合し、リニューアル発売いたしました。メラノCCでは、美白有効成分『アスコルビン酸』に加え、3種のアスコルビン酸誘導体、さらに、『ピリドキシン塩酸塩』『イソプロピルメチルフェノール』を配合し、独自の浸透技術を搭載した医薬部外品「メラノCC薬用しみ 集中対策 プレミアム美容液」を発売いたしました。デオコでは、オトナ女性の匂い変化に着目し、女性の頭皮臭の研究知見に基づき、『ラクトン』を含有した「デオコ スカルプケアシャンプー」と「デオコ スカルプケアコンディショナー」を発売いたしました。通販中心の販売品として、効果も効率も叶えるエシカルスキンケア新ブランドとして、独自の浸透技術を搭載した「SKIO(スキオ)シリーズ」を発売いたしました。内服関連におきましては、和漢箋シリーズで、人の自然治癒力に焦点を当てた風邪薬として、発汗作用を持つ『マオウ』、解熱作用を持つ『カッコン』『サイコ』、鎮咳・去痰作用を持つ『キキョウ』『ハンゲ』など12種類の生薬を配合したオリジナル処方「清風散」を発売しました。また、『ニンジン』『サイコ』『ショウマ』『オウギ』など10種の生薬からなり、胃腸の消化吸収機能に働いて食欲不振を改善する漢方薬「補中益気湯」のドリンクタイプを発売しました。さらに、機能性関与成分である『ルテイン』『ゼアキサンチン』に加え、『α-リポ酸』や『シーベリー』を配合し、加齢で減少する網膜の黄斑色素を増やし、見る力(色コントラスト感度)を改善する機能性表示食品「ロートV5粒アクトビジョン」を発売しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、7,018百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。アイケア関連では、ライフスタイル別点眼剤カテゴリーの1つとして、充血除去剤と粘稠剤を配合し、目に透明感と潤いを与える点眼薬「Rohto Optic Grow」を発売すると共に、スキンケア関連ではリップクリーム、ニキビ薬分野等での製品開発を進め、「Softlip Oasis」、「OXY Total Care」シリーズを発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、315百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。東欧において数多くの化粧品を開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、157百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。スキンケア関連では、中国・ベトナム・インドネシア等で数多くのカテゴリーの化粧品を開発、香港・中国に向けた「DermaceptCCシリーズ」を開発、製造および輸出をいたしました。ベトナムでの「Hadalabo Perfect White Supreme」や「OXY」洗顔ラインの全面のリニューアル、台湾・香港での「AD Botanical Milky Lotion 」など、数多くの新製品を発売いたしました。アイケア関連では、ベトナム・インドネシア等で開発を進め、新製品として、インドネシアで国産初の緑内障インプラントである「Virna Glaucoma Implant by Rohto」などを発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、435百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。オーストラリアにて主力の「Deep Heat」シリーズの新製品を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、18百万円であります。
FY2020|2,794 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内において、より多くの人々が、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指し、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア、並びに内服医薬品のさらなる独創的かつ高機能製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない食品・サプリメントの研究開発への取り組みを精力的に進めております。また、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応を進めております。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、7,082百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術開発のさらなる強化とともに、外部研究機関との共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。メントールによる不快な刺激感の緩和に関わる新たな成分を特定し、これらの成分を基軸として、目薬における清涼化剤の配合技術を進化させた結果、メントール配合により生じる不快な刺激感を軽減するための新しい処方技術を確立しました。当連結会計年度における主な成果としまして、花粉などによるつらい目のかゆみ・充血・異物感に効く、臨床試験実施済みの高機能眼科用薬として、『トラニラスト』(抗アレルギー剤)および『プラノプロフェン』(抗炎症剤)を日本で初めて配合した「ロートアルガードクリニカルショット」を発売いたしました。また、痒みに効く『クロルフェニラミンマレイン酸塩』等の有効成分を配合した持ち歩き易い点眼タイプの洗眼薬「ロートアルガードどこでも目すっきり洗眼薬」を地域限定で発売いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品および化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。当連結会計年度における主な成果としまして、エピステームシリーズでは、美白の有効成分『コウジ酸』と抗炎症成分『アラントイン』を配合し、ロート製薬独自の高浸透技術を搭載した「エピステームホワイトフォトレーザー」を発売いたしました。オバジでは、Xシリーズの化粧水、乳液、クレンジング、洗顔料を開発いたしました。また、『パルミトイルジペプチド-18』を併用することで、アスコルビン酸誘導体のコラーゲン産生促進作用を向上させることに成功し、オバジCシリーズよりオールインワンタイプの「オバジCセラムゲル」を発売いたしました。50の恵シリーズでは、薬用有効成分『ナイアシンアミド』と独自素材『コラプラス』の併用によりコラーゲン産生促進作用が向上することを発見し、この知見を活かし、両成分を配合したシワを改善する部外品「50の恵 薬用リンクルクリーム」を発売いたしました。ハンドクリームでは、乾燥や荒れ、年齢と共にハリ感がなくなり、血管浮きによる老けて見える手肌の見た目印象を改善する「メンソレータム オーラザハンド」を発売いたしました。 内服関連におきましては、漢方・生薬の可能性を追求する和漢箋シリーズとして、天気・気圧の変化によって引き起こされる頭痛(天気頭痛)に、むくみや体内の水分の偏りを調整するソウジュツ、タクシャ、チョレイ、ブクリョウと、血行促進や鎮痛作用のあるケイヒの5種の生薬からなる「キアガード(五苓散)」を発売いたしました。また、腟カンジダ再発治療薬の「フレディCC」より、国内で初めてたった一回の使用だけで効く「メンソレータムフレディCC1」シリーズとして、錠剤と、正しい位置に挿入できて清潔・簡単に使えるアプリケーター付きの2種類を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、6,124百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。アイケア関連で研究開発を進めると共に、スキンケア関連ではリップクリーム、ニキビ薬分野等での製品開発を進め、「Softlip Oasis」、「OXY Total Care」シリーズを発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、319百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。東欧において数多くの化粧品を開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、207百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。スキンケア関連では、中国・ベトナム・インドネシア等で数多くのカテゴリーの化粧品を開発、ベトナムでの「Hadalabo Perfect White Supreme」や「OXY」洗顔ラインの全面のリニューアル、台湾・香港での「AD Botanical Milky Lotion 」など、数多くの新製品を発売いたしました。アイケア関連では、ベトナム・インドネシア等で開発を進め、新製品として、インドネシアで国産初の緑内障インプラントである「Virna Glaucoma Implant by Rohto」などを発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、412百万円であります。 <その他>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。オーストラリアにて主力の「Deep Heat」シリーズの新製品を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、18百万円であります。
FY2019|3,123 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内において、より多くの人々が、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指し、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、先端技術の研究に注力し、既存領域であるアイケア、スキンケア、並びに内服医薬品のさらなる独創的かつ高機能製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない食品・サプリメントの研究開発への取組を精力的に進めております。また、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発につきましても、難治性疾患治療への適応を進めております。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、6,908百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術開発のさらなる強化とともに、外部研究機関との共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。また、先端技術や製剤化技術の活用により、治療効果のさらなる増強とともに、持続性や快適性の向上等、幅広い消費者ニーズに対応した製品の研究開発を積極的に進めております。 当連結会計年度における主な成果としまして、コンタクトによるつらい悩みに応えるための自社開発技術を応用し、プレミアム処方として「ロートCキューブプレミアム」をシリーズで開発いたしました。つらい疲れに対応する「ロートCキューブプレミアムクリア」、つらい乾きに応える「ロートCキューブプレミアムモイスチャー」、レンズのはりつき感を軽減する「ロートCキューブプレミアムフィット」の計3品を新発売いたしました。また、痛みを感じるようなドライアイ(目の乾き)症状を治す目薬として、「Vロート ドライアイプレミアム」を開発致しました。涙の研究に着目した処方設計により、目を閉じたくなるほどつらいドライアイ(目の乾き)症状に対応いたします。さらに、「新緑水」の生薬由来の抗炎症成分「ベルベリン塩化物水和物」を増量し、目やに悩みをより深く考えた処方を開発致しました。 スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品及び化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。 当連結会計年度における主な成果としまして、壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防の効能・効果をもつ、発毛成分「ミノキシジル」を配合した第1類医薬品『リグロ®EX5』を開発致しました。また、4つの有効成分を配合し、ポンプに入った乳液が、かゆみの起きにくい正常な肌に修復しながら、広範囲のかゆみもすばやく抑える治療薬「メンソレータムADボタニカル乳液」を開発致しました。肌ラボシリーズでは、「化粧水」、「美容液」、「乳液」、「クリーム」、「パック」の5つの機能があり、これ1つでスキンケアが完了する「オールインワン」タイプの「肌ラボ 極潤リフトゲル」を開発致しました。さらに、殺菌成分がニオイの原因菌を殺菌し、制汗成分が汗を抑えるとともに、年齢と共に減る甘い香り(ラクトン)を含むスウィートフローラルの香りが続く制汗剤「デオコ®薬用デオドラントスティック」「デオコ®薬用デオドラントロールオン」を開発致しました。また、3つの異なる大きさの穴を持つ『トリポーラス』という吸着炭(吸着剤:薬用炭)を、世界で初めてボディウォッシュに配合し、効果的にニオイの元となる汗や皮脂、汚れをからめとる男性用ボディウォッシュ、「デ・オウ®薬用クレンジングウォッシュシリーズ」を開発致しました。また、基幹技術開発として、高濃度L-アスコルビン酸溶解に関する研究を進め、高濃度(25%)L-アスコルビン酸の溶解及び安定化技術の開発に成功し、日本において特許を取得いたしました(特許第6352560号)。さらに本技術を応用した新製品、オバジC25セラムネオを開発致しました。 内服関連におきましては、漢方・生薬の可能性を追求する和漢箋シリーズとして、身体を内側から温めるゴシュユやショウキョウ、滞った血の巡りを改善するボタンピやセンキュウ、血を補うトウキやシャクヤクなど、12種類の生薬からなり、体を温めてホルモンバランスを整え、月経サイクルを整える漢方薬「ルナフェミン(温経湯)」を開発致しました。また、10種の生薬からなる漢方薬が消化吸収機能に働いて、弱った身体の回復を助ける漢方薬、「リハビット(補中益気湯)」、さらに、足のつり・こむらがえりの症状に困っている方のために、水なしで飲めるゼリータイプの漢方薬、「ツラレスSPゼリー(芍薬甘草湯)」を開発致しました。アレルギー関連におきましては、日中・睡眠時などの鼻づまりを改善し、鼻呼吸を楽にする点鼻薬として、日本で初めて、ステロイド成分「フルニソリド」を配合したOTC医薬品の点鼻薬「ロート アルガード クリアノーズ 季節性アレルギー専用」を開発致しました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、5,922百万円であります。 <アメリカ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。アイケア関連では、ライフスタイル系点眼剤として、「ROHTO JOLT」「ROHTO BEAUTY SECRET」に続く「ROHTO DIGI-EYE」を開発・発売。スキンケア関連ではリップクリーム、ニキビ薬分野等での製品開発を進め、「SOFT LIPS」を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、355百万円であります。 <ヨーロッパ>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。消炎鎮痛剤分野での研究開発を進めると共に、東欧において数多くの化粧品を開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、173百万円であります。 <アジア>消費者のヘルス&ビューティーのニーズに応えるべく、製薬会社としての技術基盤を応用し、一層の安全性、有効性、機能性を向上させた、競争優位性のある製品の開発を進めております。スキンケア関連では、中国・ベトナム等でリップクリーム、日やけ止め、男性用化粧品などを開発し、新製品として中国で男性用シャンプー「50の恵MEN」・肌ラボラインとして「糀潤」、ベトナムで「サンプレイ」や「SCAR Z」のリニューアル品など、数多くの新製品を発売いたしました。アイケア関連では、ベトナム・インドネシア等で開発を進め、新製品としてインドネシアで医療用抗菌点眼剤「NEO LEVO」などを発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、457百万円であります。
FY2018|2,944 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内において、より多くの人々が、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指し、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、アイケア関連、スキンケア関連、内服・食品関連の既存領域ではさらに高度な技術の研究開発に注力することで、独創的かつ高機能製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない食への取組を精力的に進めております。また、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発を強化し、難治性疾患へのアプローチを開始いたしました。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。 当連結会計年度の研究開発費総額は65億7千8百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、自社技術開発のさらなる強化とともに、外部研究機関との共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。また、幹細胞を用いた再生医療技術をはじめとする先端技術や製剤化技術の活用により、治療効果のさらなる増強とともに、持続性や快適性の向上等、幅広い消費者ニーズに対応した製品の研究開発を積極的に進めております。 当連結会計年度における主な成果としまして、シニア層の方々が年齢をあきらめず、よりアクティブな日々を過ごすことができるように、眼疲労時に低下する視覚機能の再活性化処方として、涙の成分であるムチンの分泌を促すビタミンAと、瞳細胞に活力を与えて活性化するタウリンを配合した高機能眼科用薬「Vロートアクティブプレミアム」を開発いたしました。 スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品及び化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。 当連結会計年度における主な成果としまして、外気温や呼気中の水分まで取り込んで潤い続けるモイストバンク技術を搭載し、体温でとろける、口どけ高保湿のリップクリーム「メンソレータムメルティクリームリップ」を開発いたしました。また、肌の健康維持に重要なセラミドの研究成果を応用し、肌のバリア機能に大切なうるおいを補う「ケアセラAP」シリーズを開発いたしました。また、加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を行い、年齢とともに変化する大人女性のニオイケアに対応した新発想のボディ用洗浄剤「デオコ薬用ボディクレンズ」を開発いたしました。「オバジC」シリーズでは、ビタミンC誘導体を高濃度配合して有害物から肌を守り、日やけ止め機能、美容液、乳液、化粧下地として1本4役の効果を発揮する「オバジCマルチプロテクトUV乳液」を開発いたしました。さらに、世界的に大気汚染が社会問題となっている中、自動車排気ガス、PM2.5、黄砂など大気有害物質の皮膚への影響に関する研究に取り組み、大気有害物質の種類によって皮膚への影響が異なることを発見し、国際学会で発表いたしました。地域や環境に適した新しいスキンケアの提案へとつなげることが期待できます。 内服・食品関連におきましては、現代人の胃の悩みに応える胃腸薬として、日本で初めて胃粘膜修復成分テプレノンと銅クロロフィリンナトリウムを配合し、弱った胃を守る胃腸薬「パンシロンソフトベール」を開発いたしました。テプレノンが胃粘液の分泌を促進し、銅クロロフィリンナトリウムが荒れた胃粘膜の修復機能を高めます。また、中年期以降の物忘れの改善という新効能の医薬品として生薬オンジから抽出したエキスを配合した内服薬「キオグッド顆粒」を開発いたしました。いきいきとアクティブで前向きな毎日を応援する商品です。さらに、花粉シーズンの副鼻腔炎に着目し、日本で初めて生薬成分シンイエキスと抗アレルギー作用のあるメキタジンを組み合わせた「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」を開発いたしました。6つの有効成分を配合し、アレルギー性鼻炎だけでなく、副鼻腔炎による様々な鼻症状にも効果を発揮いたします。また、シークヮーサーの生産地である沖縄県大宜味村が、長寿の村で知られていることから、シークヮーサーに含まれるノビレチンに着目して独自に研究開発を進め、その成果を応用し、青魚などに含まれる成分DHA(ドコサヘキサエン酸)と組み合わせたサプリメント「ノビリンクEX」を開発いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、57億4千8百万円であります。 <アメリカ>競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、積極的に新規分野の拡大を目指しております。アイケア関連では、従来のドラックストアの医薬品売場以外の新しい市場を切り開くため「ROHTO JOLT」、「ROHTO BEAUTY SECRET」を開発・発売いたしました。スキンケア関連では「OXY VOLCANIC ASH FACE WASH」、「OXY OVERNIGHT ACNE REDUCING PATCH」などを開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億5千1百万円であります。 <ヨーロッパ>競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、関連会社との連携を強化し、積極的に新規分野の拡大を目指しております。新商品としては、当社で処方開発した「Hada Labo Tokyo」の技術を東欧にて導入・発売したほか、新規の消炎鎮痛剤などの開発を進めました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1億5千8百万円であります。 <アジア>スキンケア関連を中心に、競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、積極的に新規分野の拡大を目指しております。中国におきましては、スキンケア関連においてリップ、日やけ止め、男性用化粧品などを開発したほか、肌ラボでは技術導入等による開発も進め、数多くの新商品を発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億2千万円であります。
FY2017|2,702 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化が進む中で、健康寿命への挑戦として、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供し、人々の快適性の実現を目指して、アイケア関連、スキンケア関連、内服・食品関連を中心に、独創的かつ高機能製品の研究開発活動を精力的に進めております。また、先進医療領域として、体性幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の開発も新たに進めております。当連結会計年度において、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。また、国内外の大学をはじめとした外部機関との共同研究を推進し、先端技術との融合により、優れた技術に裏打ちされた製品のスピード開発を進めております。 当連結会計年度の研究開発費総額は、61億4千6百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、さらに競争優位性を維持強化するため、外部研究機関との連携強化を図り、先端技術の応用や機能解析を積極的に進めております。また、先端技術と製剤化技術の融合により、さらなる付加価値向上による、快適性の実現、効果・持続性の増強、安全性の向上等、消費者ニーズに対応した製品の研究開発を積極的に行っております。 当連結会計年度における主な成果としまして、筋肉・涙・炎症の3要素が複合的に関与している現代人の目の「蓄積疲労」に本気で悩む方に向けた、国内最多12有効成分を配合した高機能眼科用薬「Vロートプレミアム」を開発いたしました。また、目を酷使する子供向けに、目の調節機能をつかさどるピント調節筋に働きかけ、目の疲れを回復させるビタミンB12とネオスチグミンメチル硫酸塩を基準内最大濃度配合した「Vロートジュニア」を開発いたしました。 スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品及び化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や美容へのアプローチを積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、より一層の安全性・有効性の向上はもとより、さらに機能性を高めて競争優位性を確保することを重点課題として研究開発活動を行っております。また、外部研究機関との連携を一層強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。 当連結会計年度における主な成果としまして、医薬品では、デリケートな顔にも使いやすく、4つの有効成分がかゆみ・湿疹などの症状を鎮め、かくしたい赤みにも効果を発揮する治療薬「メンソレータム カユピット」を開発いたしました。また、頭皮湿疹のユーザー使用実態調査をもとに、頭皮に薬剤をもっとしっかり効かせたいお客様に向けて頭皮湿疹向け治療薬で初めて「スポンジヘッド」を採用した「メンソレータム メディクイックH ゴールド」を開発いたしました。 医薬部外品並びに化粧品では、コラーゲンの新陳代謝に着目した研究より見出した技術を新たに採用し、エイジングに対応した新しいベースケアとして、「オバジ アクティブサージ」シリーズをリニューアルいたしました。また、製剤技術研究により新たな保湿技術を構築し、ワンランク上の保湿を提案する「極潤プレミアム」シリーズから新たに乳液として「極潤プレミアム ヒアルロン乳液」を開発いたしました。さらに、スプレーするとジェルに変化し、水・汗と混ざらずに肌にピタッと強力密着する製剤技術を構築し、タオルで拭かずにそのまま使えるスプレータイプの日やけ止め「スキンアクア ウォーターマジックUV」を開発いたしました。 内服・食品関連におきましては、身近な漢方・生薬ブランドの「和漢箋」より、足や指のつり・こむらがえりに悩む女性に応える内服薬として、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を基準の満量配合した新製品「ツラレス」を開発いたしました。芍薬甘草湯が筋肉の緊張をほぐし、こむらがえりの症状を鎮めます。また、アルガードシリーズより、有効成分であるエピナスチン塩酸塩を配合し、シームレスカプセルで服用しやすく、24時間効果が持続する「アルガード持続性鼻炎シールド24h」を開発いたしました。 さらに新たな領域への取組みとして、眼科や皮膚科領域で培ってきた組織再生研究を歯科領域にも応用し、「ハレス口内薬」を開発いたしました。歯ぐきのはれ・出血・痛みを抑え、歯をしっかり支える本来の強い歯ぐきづくりをサポートする製品です。また、尿中LH(黄体形成ホルモン)を捉える排卵日予測検査薬「ドゥーテストLHa」を開発し、OTC医薬品(第一類医薬品)として発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、53億9千万円であります。 <アメリカ>製薬企業としての技術基盤に基づいて、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現するとともに、競合他社品との差別化を図ることを重点課題として、特にアイケア並びにスキンケア関連の研究開発活動を進めるとともに、積極的に新規分野の拡大を目指しております。アイケアでは、涙の成分研究によって見出した新技術を搭載した涙液型目薬「ROHTO DRY-AID」を開発いたしました。スキンケアでは「Mentholatum Vaporizing Rub Roll on」、「OXY on-the-go Stick」などを開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億3千3百万円であります。 <ヨーロッパ>スキンケア関連医薬品を中心として、消費者の快適性の実現や製薬企業としての技術基盤に基づく、より一層の安全性・有効性の向上、さらに機能性を高めて競合他社品との差別化を図ることを重点課題として、研究開発活動を行うとともに、関連会社との連携を強化し、積極的に新規領域への展開を目指しております。新商品としては、制汗デオドラント、リップケア、ニキビケアについて、新規に開発を進めました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1億4千8百万円であります。 <アジア>スキンケア関連を中心に、機能性を高めることによって競合他社品との差別化を実現すべく研究開発活動を進めるとともに、積極的に新規分野の拡大を目指しております。 中国におきましては、スキンケア分野において機能性化粧品、洗顔料、美白化粧品などの新アイテムを開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、2億7千3百万円であります。
FY2016|2,781 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、少子高齢化が進む中で、美と健康の観点から、人々の快適性の実現をサポートする製品の提供を目指して、アイケア関連、スキンケア関連、内服・食品関連を中心に、独創的かつ高機能製品の研究開発活動を精力的に進めております。当連結会計年度において、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。また、国内外の大学をはじめとした外部機関との共同研究を推進し、先端技術との融合により、優れた技術に裏打ちされた製品のスピード開発を進めております。 当連結会計年度の連結会社の研究開発費総額は、58億3千6百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。 <日本>アイケア関連におきましては、マーケットリーダーとして、さらに競争優位性を維持強化するため、先端の解析技術を応用した機能解析や、遺伝子工学的手法による作用成分の探索、製剤化技術のさらなる強化を図り、快適性の実現、効果・持続性の増強、安全性の向上等の高機能を付加し、消費者ニーズに対応した製品の研究開発を積極的に行っております。当連結会計年度における主な成果としまして、花粉症に伴う我慢できない目のかゆみに対して最大限の効果を目指し、全有効成分を最大濃度配合した「ロートアルガード クリアブロックZ」、「ロートアルガード クリアマイルドZ」を開発いたしました。また、大人の女性の瞳の健康に着目し、充血除去成分だけでなく、瞳の新陳代謝や細胞呼吸を促し、大人の女性特有の疲れを癒す成分を配合した「ロートリセブラン」を発売いたしました。スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品及び化粧品等の分野を中心として、消費者の快適性の実現や製薬企業としての技術基盤に基づく、より一層の安全性・有効性の向上、さらに機能性を高めて競合他社品との差別化を図ることを重点課題として研究開発活動を行うとともに、積極的に新規分野の拡大を目指しております。当連結会計年度における主な成果としまして、医薬品では、発症しても対処方法がわからない方も多い、つらいじんましんのかゆみとはれを鎮める治療薬として「メンソレータム ジンマート」を開発いたしました。また、女性向けの水虫薬の草分け的ブランドである「エクシブ」から、爪ぎわから侵入する水虫菌にも効果を発揮する水虫薬として「メンソレータム エクシブW きわケアジェル」を発売いたしました。浸透性が高く、かつ爪周りにも使い易いジェル剤型として新しい提案を行っております。また高齢化社会への対応として、今後増加が予想される尿トラブル市場への提案として、デリケート部位の尿かぶれを治療する医薬品「メンソレータム カブレーナ」を開発いたしました。医薬部外品では、シャーベット状の新感覚クリームが肌にひんやりと溶け込みほてりを防いで美白する「白潤(シロジュン)冷感美白シャーベット」を開発いたしました。また、顔の粉ふき乾燥をはじめとする皮膚トラブルに着目し、ワセリンベースとしながらも、べたつかず保湿力が高い高圧乳化製法を採用した「ヘパソフト 薬用 顔ローション」を発売いたしました。化粧品では、真の美と健康の提供を目指し、製薬会社ならではの先進的な研究と技術を応用した開発活動を行っております。とりわけ当連結会計年度は再生医療研究の過程から得られた製薬会社の先進的な技術と知見を応用した「エピステーム ステムサイエンス」シリーズを発売いたしました。化粧水売上個数No.1を誇る「肌ラボ」ブランドより、5種類のヒアルロン酸とヒアルロン酸の約5倍の保水力をもつ保湿成分「サクラン」を配合し、さらに進化したワンランク上の新しい保湿を提案する「極潤プレミアム ヒアルロン液」をはじめとした「極潤プレミアム」シリーズを開発いたしました。日やけ止めでは、紫外線吸収剤フリーで肌にやさしい使い心地でありながら、強力な紫外線カット力を両立した「オレゾ ナチュラル」を開発いたしました。また新たなニーズを発掘する製品として、女性の悩みであるワキの黒ずみの原因と実態に着目し最適処方を開発した「メンソレータム ワキレ ホワイト」と加齢に伴う爪の悩みへの対処として爪表面の補修と内側の保湿ケアができる「メンソレータム ハンドベール ビューティー プレミアムリッチネイル」を開発・発売いたしました。内服関連におきましては、身近な漢方ブランドの「和漢箋」より、高い品質レベルを保つため自社製造の「防風通聖散エキスEX」を基準の満量配合した「新・ロート防風通聖散錠満量」を開発いたしました。服用量が多くなりがちな満量処方ですが、独自の製剤技術により医薬品添加物を極力使わずに飲みやすく仕立てております。また、見る力の維持をサポートする機能性表示食品「ロートV5粒」を開発いたしました。眼科研究に基づいたサプリメントとして、健康寿命の延伸に貢献して参ります。当連結会計年度における研究開発費の金額は、48億9千6百万円であります。 <アメリカ>製薬企業としての技術基盤に基づいて、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現するとともに、競合他社品との差別化を図ることを重点課題として、特にアイケア並びにスキンケア関連の研究開発活動を進めるとともに、積極的に新規分野の拡大を目指しております。スキンケアでは「肌ラボ TOKYO」ブランドより、「エキスプレス リニューアル アイマスク」などを開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、4億3千9百万円であります。 <ヨーロッパ>スキンケア関連医薬品を中心として、消費者の快適性の実現や製薬企業としての技術基盤に基づく、より一層の安全性・有効性の向上、さらに機能性を高めて競合他社品との差別化を図ることを重点課題として、研究開発活動を行うとともに、積極的に新規分野への展開を目指しております。新商品としては「ディープヒート」ブランドより消炎鎮痛剤「マッスル マッサージ ロールオン ローション」を開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1億7千5百万円であります。 <アジア>スキンケア関連を中心に、機能性を高めることによって競合他社品との差別化を実現すべく研究開発活動を進めるとともに、積極的に新規分野の拡大を目指しております。中国におきましては、スキンケア分野においてリップクリーム、日やけ止めなどの新アイテムを開発・発売いたしました。当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億3千1百万円であります。