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森下仁丹

医薬品 医薬品

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-03 - 6
2024-03 - 7
2023-03 - 8
2022-03 - 6
2021-03 - 4

研究開発活動(本文)

FY2025|1,629 文字
6【研究開発活動】当社グループ(以下、当社という)は、創業以来、人々の健康と豊かな暮らしに貢献することを目指し、様々な製品開発に取り組んでまいりました。特に、モノづくりの原点である「仁丹」から発展した「球体技術」や「素材研究」は、現在、自社製品開発だけでなく、シームレスカプセル受託事業や機能性原料販売などソリューション事業にも大きく貢献しております。(1)コンシューマー事業当社は、基幹技術である「シームレスカプセル製剤技術」を活用し、腸溶性カプセル等、特定部位での成分放出を可能とする製剤設計に取り組んでおります。この技術を活かし、生きたビフィズス菌を腸まで届けることを目的とした「ビフィーナ®」シリーズを開発し、30年以上にわたり販売を継続してまいりました。近年、腸内環境の個人差に対応した製品開発の需要が高まる中、当社では新しいシームレスカプセルの研究を進めてまいりました。その成果として、2025年4月には、短鎖脂肪酸を腸まで届けることを可能とした新製品「タンサ脂肪酸」を含む「腸テク」シリーズ3品を発売いたしました。従来、短鎖脂肪酸は、主に腸内環境を整える食事や食物繊維、プロバイオティクスの摂取により腸内での産生を促すアプローチが主流でありましたが、本製品は短鎖脂肪酸を直接腸に届けることを可能としたものであり、当社のシームレスカプセル製剤技術により実現された画期的な取り組みといえます。現在、腸に届いた短鎖脂肪酸の効果・効能についての研究を継続的に行っており、今後の応用展開が期待されます。腸内環境へのアプローチが健康や豊かさの向上に寄与する重要な要素であることが、国内のみならず国際的な認識として広がっている中、当社は、「健康の基本はおなかから」というテーマのもと、シームレスカプセル製剤技術を活用し、短鎖脂肪酸のみに限らず、その他の有用成分にも着目し、腸内環境へのアプローチと健康への寄与を念頭に、研究を進めてまいります。当連結会計年度におけるコンシューマー事業に関する研究開発費の金額は211百万円であります。 (2)ソリューション事業当社の基幹技術であるシームレスカプセル製剤技術は、受託事業でも大きく貢献しております。粉末、液体、微生物など多様な内容物を包含できるだけでなく、粒子サイズや重量のばらつきを制御したり、有効成分の均一な含有を実現しました。また、特定部位での成分放出を可能とする製剤設計は、食品分野だけでなく、医薬品分野におけるドラッグデリバリーシステム(DDS)としての応用も見込まれます。産業用途においては他の製剤に配合し、特定の状況下で成分を放出することで付加価値を高める製剤の研究開発を進めています。今後も、可食、非可食と分野を問わず、顧客ニーズに対応することを目指し、継続してオープンイノベーションを推進し、ソリューションの提案を続けてまいります。また、機能性原料については、ローズヒップエキス、サラシアエキス等の独自原料が、機能性表示食品制度に適合した高付加価値原料として採用され、これまでに累計136品目が受理されており、当連結会計年度の売上にも大きく寄与しております。機能性原料のエビデンス取得に関しましては、当分野の差別化戦略において、今後ますます重要になってくると考えており、お客様により確実な商品をお届けするためにも、積極的に取り組んでおります。エビデンスの取得に際しては、研究を加速するため多くの大学や企業との共同研究等を行っており、大阪大学、神戸大学、筑波大学、岐阜大学、千葉大学、慶應義塾大学、立命館大学、近畿大学、摂南大学、新潟薬科大学、川崎医療福祉大学、京都府立医科大学等と取り組んでおります。当連結会計年度におけるソリューション事業に関する研究開発費の金額は896百万円であります。 結果として、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は1,108百万円であります。

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