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ダイトーケミックス(4366)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

化学 素材・化学

事業の概要

  • 化成品事業の展開
    ダイトーケミックスは、電子材料、イメージング材料、医薬中間体など多岐にわたる化成品を製造・販売しています。これらの製品は、半導体やフラットパネルディスプレイ、医薬品といった現代社会に不可欠な産業を支える基盤材料であり、同社の主要な収益源となっています。
  • 環境関連事業への貢献
    子会社の日本エコロジー株式会社を中心に、産業廃棄物の処理や化学品のリサイクル事業を展開しています。これは、企業の環境負荷低減ニーズに応えるものであり、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、新たな収益の柱となっています。
  • グループ会社との連携
    DAITO-KISCO Corporationは化成品事業の製造・販売を担い、ディー・エス・エス株式会社はその他化成品事業に加え、物流管理や生産業務請負も行っています。日本エコロジー株式会社は環境関連事業を担うなど、各子会社が専門性を活かし、グループ全体で事業を推進する体制を構築しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 化成品事業
    売上高170.52億円、営業利益5.77億円を計上しており、ダイトーケミックスグループの主力事業です。電子材料、イメージング材料、医薬中間体、その他化成品といった幅広い製品を製造・販売しており、国内外の多様な産業に製品を供給しています。
  • 環境関連事業
    売上高15.92億円、営業利益2.58億円を計上しており、産業廃棄物の処理や化学品のリサイクルを主な業務としています。子会社の日本エコロジー株式会社が中心となり、企業の環境負荷低減ニーズに応えるサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
  • 事業構成と収益性
    化成品事業がグループ全体の売上の大部分を占める主要な収益源であり、環境関連事業はそれに次ぐ規模で安定した収益を上げています。化成品事業は多角的な製品展開で市場変動リスクを分散しつつ、環境関連事業で社会貢献と収益確保を両立する事業構造となっています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ChemicalProducts 事業 171 6 3.4%
EnvironmentRelatedBusiness 地域 16 3 16.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|576 文字
3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社2社、関連会社1社で構成されており、「化成品事業」として各種化成品の製造・販売を主な事業とし、「環境関連事業」として産業廃棄物の処理等の事業を営んでおります。 次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。事業区分売上区分事業に係わる位置付け化成品事業電子材料当社およびDAITO-KISCO Corporationが製造・販売しております。また、当社はDAITO-KISCO Corporationから製品・原料の一部を購入しております。イメージング材料当社が製造・販売しております。医薬中間体当社が製造・販売しております。その他化成品当社およびディー・エス・エス株式会社が製造・販売しているほか、ディー・エス・エス株式会社は物流管理、生産、環境・設備保全等の業務請負をしております。また、当社はディー・エス・エス株式会社から製品・原料の一部を購入しております。環境関連事業産業廃棄物の処理および化学品のリサイクル日本エコロジー株式会社は産業廃棄物の処理および化学品のリサイクルを主な業務としており、一部当社が廃液処理を委託しております。  事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 子会社2社は、連結子会社であります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料の調達価格の急騰・高騰を製品価格の改定で吸収できない可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
技術革新の速い業界で、顧客ニーズに応じた新製品開発と生産技術開発が求められる。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:業界景気変動リスク / 為替変動による影響リスク / 原材料の調達価格の急騰・高騰リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報が入手困難。現時点では無形資産による競争優位性は確認できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

化学品という性質上、顧客が代替品に切り替える際のプロセスやコストは存在する可能性があるが、具体的なスイッチング・コストの大きさを示す情報は現時点では乏しい。限定的な顧客基盤や特殊用途向け製品であれば、ある程度のスイッチング・コストが示唆される。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

化学品製造業であり、製品の利用拡大によって価値が増大するネットワーク効果は基本的に見られない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

化学品業界は規模の経済や製造プロセスの効率化がコスト競争力に影響を与える可能性がある。しかし、ダイトーケミックスの具体的なコスト構造や競合他社との比較優位性を示すデータは現時点では不足しており、コスト優位性は弱いと考えられる。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

化学品業界は一般的に規模の経済が働くが、ダイトーケミックスの市場シェアや業界内での位置づけに関する具体的な情報が不足している。業界全体と比較して最適な規模であるかは判断が難しく、効率規模による優位性は限定的と推測される。

  • 多岐にわたる化成品技術
    電子材料、イメージング材料、医薬中間体など、幅広い分野で利用される化成品を製造・販売しており、特定の産業に依存しすぎない事業ポートフォリオを構築しています。これにより、市場の変化に対応しやすい柔軟性を持っています。
  • 環境関連事業の展開
    産業廃棄物処理や化学品リサイクルといった環境関連事業は、近年高まる環境意識や法規制強化の流れの中で、安定した需要が見込める分野です。これは、同社グループにとって社会貢献と収益確保を両立させる強みとなります。
  • 品質管理体制の確立
    ISO9001に基づく品質マネジメントシステムとISO14001に基づく環境マネジメントシステムを確立し、製品の品質維持と環境負荷低減に努めています。これにより、顧客からの信頼を獲得し、持続的な事業活動の基盤を強化しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 経営方針社会、顧客が求める一歩先の製品・技術・サービスを提供することで更なる信頼を獲得し、安定的・持続的に成長するスペシャリティ・ファインケミカル企業グループを目指す。 1.コーポレートガバナンス、コンプライアンスの充実・強化、製造、製品の環境・安全(レスポンシブル・ケア)を重視したCSRに取り組む。 2.「ものづくり」メーカーとして、安全第一を基本に置き、QCDを大切に迅速かつ丁寧に対応し顧客満足を上げていく。 3.既存技術の総合力強化と新規技術を習得し、新規受託品、自社製品の開発を進める。 4.健全な財務体質を向上していくとともに、資源の有効活用を図っていく。 5.困難な課題にもあきらめずに挑戦し、乗り切っていく。 経営課題 1.売上拡大と新製品開発のスピードアップ   目標:当社売上高190億円、うち開発品30億円 2.設備投資の充実:DX推進、AI活用、自動化等による安全、品質の向上と省力化   目標:3年間で総額約30億円の設備投資 3.全体最適化での徹底した生産性向上、コスト削減   目標:平均労働生産性比率1.2倍(2023年度比) 4.人材採用と育成、健康経営の充実   目標:3年間で約30名の採用、教育費65百万円 5.2030年までにGHG排出量15%削減(2019年度比) 6.グループ力を強化し、シナジー効果の最大化 経営目標《2026年度(2027年3月期)連結経営目標》      《2030年度ありたい姿》  売上高    200億円                250億円  経常利益    13億円                 25億円  経常利益率   6%以上                10%以上  EBITDA     25億円(当社単体)           35億円(当社単体) 分野における事業戦略≪化成品事業≫1. 半導体材料・先端フォトレジスト用材料の受託拡大・i線フォトレジスト用感光性材料の増産2. ディスプレイ材料・カラーフィルター用材料、有機EL材料の受託拡大・フィルム材料の受託拡大3. イメージング材料・記録材料の受託拡大・インスタントカラー用色材の増産4. ヘルスケア材料・既存製品の安定供給・新規テーマの受託5. 新規事業創出・既存分野以外にも分野拡大、顧客拡大・自社製品の開発促進※なお、2026年5月11日付の「中期経営計画の更新に関するお知らせ」で公表しておりますとおり、販売セグメントの区分を一部変更しております。≪環境関連事業≫・リサイクル分野の強化 資本政策と株主配当方針 当社は、健全な企業経営に努めると共に、企業価値を高めることによって、株主の皆様に利益還元を図っていくことが最も重要であると考えております。また、利益配分につきましては、配当性向30%を重要な指標のひとつとし、業績に応じた配当に努めるとともに、今後の事業展開に備えた内部留保など総合的に勘案して決定することを基本方針としております。 なお、上記の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来の業績を保証するものではありません。 経営環境当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に含めて記載しております。 優先的に対処すべき課題当社グループは、製品・技術・サービスの提供を通じて、快適でより豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げ、事業活動に取り組んできました。今後も、この取り組みを様々な社会課題の解決に繋がる活動であると位置づけ、持続可能な開発目標(SDGs)の達成により、サステナブルな社会の実現に貢献していきたいと考えています。引き続き、経営理念・行動指針に基づき、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、2026年度に売上高200億円の達成を目指して取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 経営方針社会、顧客が求める一歩先の製品・技術・サービスを提供することで更なる信頼を獲得し、安定的・持続的に成長するスペシャリティ・ファインケミカル企業グループを目指す。 1.コーポレートガバナンス、コンプライアンスの充実・強化、製造、製品の環境・安全(レスポンシブル・ケア)を重視したCSRに取り組む。 2.「ものづくり」メーカーとして、安全第一を基本に置き、QCDを大切に迅速かつ丁寧に対応し顧客満足を上げていく。 3.既存技術の総合力強化と新規技術を習得し、新規受託品、自社製品の開発を進める。 4.健全な財務体質を向上していくとともに、資源の有効活用を図っていく。 5.困難な課題にもあきらめずに挑戦し、乗り切っていく。 経営課題 1.売上拡大と新製品開発のスピードアップ   目標:当社売上高190億円、うち開発品30億円 2.設備投資の充実:DX推進、AI活用、自動化等による安全、品質の向上と省力化   目標:3年間で総額約30億円の設備投資 3.全体最適化での徹底した生産性向上、コスト削減   目標:平均労働生産性比率1.2倍(2023年度比) 4.人材採用と育成、健康経営の充実   目標:3年間で約30名の採用、教育費65百万円 5.2030年までにGHG排出量15%削減(2019年度比) 6.グループ力を強化し、シナジー効果の最大化 経営目標《2026年度(2027年3月期)連結経営目標》      《2030年度ありたい姿》  売上高    200億円                250億円  経常利益    13億円                 25億円  経常利益率   6%以上                10%以上  EBITDA     25億円(当社単体)           35億円(当社単体) 分野における事業戦略≪化成品事業≫1. 半導体材料・先端フォトレジスト用材料の受託拡大・i線フォトレジスト用感光性材料の増産2. ディスプレイ材料・カラーフィルター用材料、有機EL材料の受託拡大・フィルム材料の受託拡大3. イメージング材料・記録材料の受託拡大・インスタントカラー用色材の増産4. ヘルスケア材料・既存製品の安定供給・新規テーマの受託5. 新規事業創出・既存分野以外にも分野拡大、顧客拡大・自社製品の開発促進※なお、2026年5月11日付の「中期経営計画の更新に関するお知らせ」で公表しておりますとおり、販売セグメントの区分を一部変更しております。≪環境関連事業≫・リサイクル分野の強化 資本政策と株主配当方針 当社は、健全な企業経営に努めると共に、企業価値を高めることによって、株主の皆様に利益還元を図っていくことが最も重要であると考えております。また、利益配分につきましては、配当性向30%を重要な指標のひとつとし、業績に応じた配当に努めるとともに、今後の事業展開に備えた内部留保など総合的に勘案して決定することを基本方針としております。 なお、上記の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来の業績を保証するものではありません。 経営環境当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に含めて記載しております。 優先的に対処すべき課題当社グループは、製品・技術・サービスの提供を通じて、快適でより豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げ、事業活動に取り組んできました。今後も、この取り組みを様々な社会課題の解決に繋がる活動であると位置づけ、持続可能な開発目標(SDGs)の達成により、サステナブルな社会の実現に貢献していきたいと考えています。引き続き、経営理念・行動指針に基づき、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、2026年度に売上高200億円の達成を目指して取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。  ① 財政状態および経営成績の状況 イ.財政状態当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末比44億66百万円増の287億97百万円となりました。負債合計は前連結会計年度末比29億63百万円増の124億38百万円となりました。純資産は前連結会計年度末比15億3百万円増の163億58百万円となりました。  ロ.経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高の影響がみられるものの、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加により景気は緩やかな回復基調で推移しております。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、米国の通商政策や対中関係の悪化に加え、中東地域における情勢の不確実性など地政学的リスクの高まりによるエネルギー価格や金融資本市場への影響があり先行き不透明な状況が続いております。当社グループの化成品事業に関連する半導体材料は、需要の拡大により販売が増加いたしました。ディスプレイ材料は全体としては、販売が減少しておりますが、有機EL関連材料の需要に回復が見られました。写真材料では、インスタント写真向け材料の販売が好調に推移いたしました。印刷材料は、新規受託製品の販売が開始となり、販売が増加いたしました。医薬品業界では、当社が販売する医薬中間体は在庫調整により低調に推移いたしました。環境関連事業においては、産業廃棄物処理分野では、中東情勢の影響等により国内製造業からの産業廃棄物の発生量の増加は期待できない一方で、当社が得意とする分野での受託活動を積極的に推進してまいります。化学品リサイクル分野では、電子部品関連以外での需要が徐々に増加しており、今後も医療・食品等他分野への積極的な営業活動に努めてまいります。また、企業のグリーン調達、CSR調達の意識の高まりに加え、中東情勢による原材料等の調達難に伴いリユース、リサイクルへの関心は、引き続き高くなってきております。このような環境のもとで当社グループは、2025年3月期をスタートとする3ヵ年の中期経営計画を策定し、その目標達成に向けて各種施策に取り組んでおります。特に、先端の半導体用感光性材料やディスプレイ周辺材料などの電子材料、印刷用色材などの機能性材料、医薬中間体などのヘルスケア用途向け材料、太陽電池材料や環境分野向け材料分野での新製品・新技術開発、廃棄物処理、リサイクルの技術開発などに積極的に取り組むと同時に、生産能力の増強に向けた設備投資、持続的な成長と最適な組織運営を図るための社員採用など、成長投資にも積極的に取り組みました。その結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比4.5%増の194億76百万円となりました。経常利益は、前連結会計年度比9.1%増の8億94百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比3.5%減の7億91百万円となりました。セグメント別の業績は、次のとおりであります。 化成品事業当事業の売上高は、前連結会計年度比4.0%増の177億42百万円となりました。ⅰ)電子材料半導体用感光性材料は、販売数量、売上高ともに増加いたしました。ディスプレイ用材料は、販売数量、売上高ともに減少いたしました。この結果、電子材料の売上高は、前連結会計年度比6.9%増の120億42百万円となりました。ⅱ)イメージング材料フィルム用材料は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。写真材料は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。印刷材料は、販売数量、売上高ともに増加いたしました。この結果、イメージング材料の売上高は、前連結会計年度比12.2%増の50億92百万円となりました。ⅲ)医薬中間体医薬中間体は、販売数量、売上高ともに減少いたしました。この結果、医薬中間体の売上高は、前連結会計年度比76.6%減の2億3百万円となりました。ⅳ)その他化成品その他化成品は、販売数量は減少しましたが、製品構成により売上高は増加いたしました。この結果、その他化成品の売上高は、前連結会計年度比6.5%増の4億3百万円となりました。環境関連事業当事業の売上高は、前連結会計年度比8.9%増の17億34百万円となりました。ⅰ)産業廃棄物処理分野岸和田工場の中間処理が、受託数量、売上高ともに増加いたしました。この結果、産業廃棄物処理分野の売上高は、前連結会計年度比12.6%増の11億54百万円となりました。ⅱ)化学品リサイクル分野無機化合物のリサイクルは、出荷数量、売上高ともに減少いたしました。有機溶剤のリサイクルは、製品構成により、出荷数量は減少しましたが、売上高は増加いたしました。この結果、化学品リサイクル分野の売上高は、前連結会計年度比2.2%増の5億79百万円となりました。  ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ20億78百万円増加し、当連結会計年度末には48億54百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果増加した資金は、25億85百万円(前連結会計年度は27億46百万円の増加)となりました。これは主に減価償却費13億28百万円、税金等調整前当期純利益10億13百万円、売上債権の減少7億70百万円、仕入債務の増加6億37百万円、棚卸資産の増加6億77百万円、法人税等の支払額2億97百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果減少した資金は、18億39百万円(前連結会計年度は11億94百万円の減少)となりました。これは主に関係会社株式の取得による支出11億85百万円、有形固定資産の取得による支出8億31百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果増加した資金は、13億32百万円(前連結会計年度は10億29百万円の減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入31億円、長期借入金の返済による支出13億80百万円によるものであります。  ③ 生産、受注および販売の実績イ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)前年同期比(%)化成品事業17,246103.9環境関連事業1,781109.3合    計19,028104.4 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は販売価格によっております。 ロ.仕入実績 当連結会計年度の製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)前年同期比(%)化成品事業56492.5環境関連事業20133.5合    計58593.5 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は仕入価格によっております。 ハ.受注実績 受注生産は行っておりません。 ニ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)前年同期比(%)化成品事業17,742104.0環境関連事業1,734108.9合    計19,476104.5 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。2 主な相手先別の販売実績およびそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度2024年4月~2025年3月2025年4月~2026年3月金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)富士フイルム㈱3,67819.74,22021.7三木産業㈱4,60824.74,14221.3住友化学㈱3,17017.04,10421.1東京応化工業㈱1,4107.61,7228.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。  ① 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。当社グループは、過去の実績や取引の状況に照らして、合理的と考えられる見積りおよび判断を行い、その結果を資産、負債の帳簿価額および収益、費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しております。なお、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容イ.財政状態の分析(総資産)当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末比44億66百万円増の287億97百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末比20億40百万円増の155億70百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加20億78百万円であります。固定資産は前連結会計年度末比24億26百万円増の132億26百万円となりました。主な要因は、投資有価証券の増加17億76百万円、建設仮勘定の増加10億47百万円であります。(負債合計)負債合計は前連結会計年度末比29億63百万円増の124億38百万円となりました。主な要因は、長期借入金(1年内返済予定を含む)の増加17億20百万円、未払金の増加11億20百万円であります。(純資産)純資産は前連結会計年度末比15億3百万円増の163億58百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加6億97百万円、利益剰余金の増加6億73百万円であります。これにより自己資本比率は56.8%となりました。 ロ.経営成績の分析(売上高)当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比4.5%増の194億76百万円となりました。セグメント別の売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 ロ.経営成績」に記載のとおりであります。(売上総利益)当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度比7.0%増の22億18百万円となりました。売上総利益率は前連結会計年度比0.3ポイント上昇し、11.4%となりました。これは化成品事業において、加工費比率が下降したことによります。(営業利益)当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度比2.9%増の8億72百万円となりました。営業利益率は前連結会計年度と同じく4.5%となりました。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比9.8%増の13億45百万円となり、販管費比率は前連結会計年度比0.3ポイント上昇し、6.9%となりました。(経常利益)当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比9.1%増の8億94百万円となりました。これは持分法による投資利益の増加と為替差損の減少によるものであります。 ハ.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高経常利益率を採用しております。これを重要な指標として認識し、目標の達成に努めております。なお、中期経営計画(2024年4月~2027年3月)の2年目である2025年度の達成・進捗状況は以下のとおりです。売上高は計画比23百万円減(0.1%減)となりました。これは、化成品事業における医薬中間体の需要の減少によるものです。経常利益は、計画比24百万円増の894百万円となりました。 2025年度(計画)2025年度(実績)2025年度(計画比)売上高19,500百万円19,476百万円23百万円減 (0.1%減)経常利益870百万円894百万円24百万円増 (2.8%増)経常利益率4.5%4.6% 0.1ポイント増 ニ.キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ホ.資本の財源および資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用、人件費のほか、その他の製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。資本政策と株主配当方針、成長投資の方針については、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は69億19百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は48億54百万円となっております。

事業リスク

  • 市況変動による影響
    半導体、フラットパネルディスプレイ、医薬品といった主要事業が関わる業界は、景気変動や技術革新のスピードが速く、市場状況や価格変動が経営成績や財政状態に大きな影響を与える可能性があります。特に原材料価格の急騰は、コスト増に直結し、利益を圧迫するリスクがあります。
  • 研究開発と人材確保の課題
    技術革新が速い業界において、研究開発が期待通りの成果を出せない場合や、有能な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合、競争力の低下や事業成長の停滞につながる可能性があります。これは、将来的な収益性にも影響を及ぼしかねません。
  • 生産活動と環境規制のリスク
    自然災害、事故、感染症の蔓延などにより生産活動が停止したり、製品の品質問題が発生したりするリスクがあります。また、環境規制の強化に対応するための費用発生や、情報システム障害による情報漏洩なども、企業の社会的信用や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|3,474 文字
3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因としては、以下のようなものがあります。なお、以下に記載しておりますリスクのほかに様々なリスクが存在しており、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。当社グループは、各種リスク発生の可能性を把握した上で、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載する方法などにより、発生の回避および発生時に迅速・的確な対応に万全を尽くす所存であります。なお、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)市況変動に関するリスク① 業界景気変動リスク 当社グループが主力の事業として展開する業界は、半導体業界、フラットパネルディスプレイ業界、写真業界、医薬品業界および環境関連業界であります。当社グループの関連業界は、需要動向に大きな影響を受け、技術革新が速くライフサイクルも短いものが多いため、市場状況やそれに連動した価格変動が生じた場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。② 為替変動による影響リスク 当社グループは、海外との取引につきましては、円建てでの決済を基本としておりますが、最近ではドル建てによる取引が増加傾向にあり、為替予約等によるリスクヘッジを実需の範囲内で適宜行っております。これによる当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料の調達価格の急騰・高騰リスク 当社グループは、市況価格に影響を受ける原材料を使用して、製造、販売活動を行っております。想定を上回る原材料の調達価格の急騰、高騰により、日常の生産活動のなかでのコスト低減努力や製品価格の改定で原材料の調達価格の上昇分を吸収できない場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 株価下落リスク 当社グループは、市場性のある株式および市場性のない株式を保有しております。このうち、市場性のある株式については、大幅な株価下落が生じた場合に評価損が発生し、市場性のない株式については、発行会社の実質価額が著しく下落した場合に評価損が発生するため、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業活動に関するリスク① 研究開発リスク 当社グループの研究開発は、技術革新のスピードの速さ、顧客ニーズの変化、また他社における画期的な技術の確立等、予期せぬ理由で十分な成果が得られない場合があり、その結果、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。② 原材料の調達リスク 当社グループは、原材料の調達先を複数確保するなどにより、安定的な原材料の調達に努めておりますが、原材料メーカーの事故、品質不良、倒産、公的規制、地震、津波、その他の自然災害およびその他要因による供給停止等により、当社グループ製品の生産活動に支障をきたす場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 生産活動リスク 当社グループの生産拠点において、事故や災害による損害防止のため、日常において設備の点検や各種安全活動等を行っております。しかし、これらの活動等にもかかわらず、自然災害、不測の事故、感染症の蔓延などの影響を完全に防止することは出来ません。これらの災害などが発生し、当社グループの業務や地域社会に大きな影響を及ぼした場合、社会的信用の失墜、補償などの費用の発生、生産活動停止に伴う機会損失等により、経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 これらの災害などについては、事業継続計画(BCP)によりバックアップ体制の確保や、損害保険を付すなどの対応をしておりますが、当該リスクを完全に回避できる保証はありません。④ 人材の確保および育成のリスク 当社グループの持続的な成長を実現するためには、有能な人材を確保・育成することは重要であると認識しております。労働者人口の減少、雇用情勢の変動や有能な社員など人材の流出が頻発する場合等により、人材確保や育成が計画通りに進捗しなかった場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 製品の品質リスク 当社グループは、品質保証の国際規格ISO9001に従って品質マネジメントシステムを確立し、各生産拠点の品質管理体制のもとで各製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥がなく、クレームが発生する可能性がないという保証はありません。製品の欠陥は、当社グループの評価に影響を与え、業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 環境リスク 当社グループは、環境改善の国際規格ISO14001に従って環境マネジメントシステムを確立し、排気、排水、有害物質の使用、廃棄物の処理、土壌汚染を規制する様々な環境に関する法的規制に対して環境改善活動を積極的に推進しております。当社グループは、これらに細心の注意を払い環境の保護と向上に努めておりますが、事業活動に関し環境責任を負うリスクを抱えております。また、近年においては、環境に関する規制が強化される傾向にあり、当社グループにおいては、これらの法規制等への対応のために費用や補償が生じ、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報システムリスク 当社グループは、さまざまな情報システムを使用して業務を遂行しており、適切にシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っておりますが、停電、災害、不正アクセス等の要因により、情報システムの障害、事業に関する秘密情報および個人情報の漏洩、改ざん等の事態が起こる可能性があります。これらの対応のために費用や補償が生じ、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制および訴訟等に関するリスク① 公的規制リスク 当社グループの事業は、投資等の許認可、輸出入に関する制限や規制、化学物質に関する制限や規制等さまざまな公的規制の適用を受けます。さらに今後規制が強化されたり、大幅な変更がなされることが考えられ、その場合、当社グループの活動が制限されたり、規制遵守のためのコストが発生する可能性も否定できません。これらの規制は、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。② 訴訟リスク 当社グループは、取引先や第三者との間で紛争が生じ、訴訟・その他法的手続きにつながるリスクがあります。これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。③ 知的財産リスク 当社グループは、他社と差別化できる技術とノウハウを蓄積し、事業の競争力を強化してきました。知的財産については、厳正な管理を行っているものの、予期せぬ事態により外部に流し、第三者が当社グループの知的財産権を使用して類似製品を製造・販売することを効果的に防止できない可能性があります。さらに、他社の知的財産権を十分に調査した上で事業活動を行っておりますが、他社から知的財産権への抵触を訴えられた場合には、当グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(4)その他のリスク① 関係会社への投資リスク 当社は、経営資源を有効活用し、収益基盤の多様化を進めるため複数の関係会社を有しております。これらの関係会社は、今後の事業展開によって投資額が膨らむ可能性があります。また、経済環境の変化によっては、期待した成果が得られる保証はなく、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、連結財務諸表において各関係会社の経営成績は反映されておりますが、関係会社各社の業績状況によっては、個別財務諸表において関係会社株式の評価損が発生する可能性があります。 ② 固定資産の減損リスク 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しており、所有する固定資産の収益性の低下や価格の下落等により、減損損失が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

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