研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
4 |
| 2024-03 |
- |
3 |
| 2023-03 |
- |
3 |
| 2022-03 |
- |
7 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,802 文字
6【研究開発活動】 当社が運営する湘南イノベーション研究所においては、“ケミカル”=複合科学と再定義し、“ケミカル”をベースとした広い分野のプレイヤーと新しい領域を開拓し、新たな強みの創出に取り組んでまいります。マイクロフロー合成を含む有機合成手法の基盤技術の研究に取り組むと同時に、外部組織との連携を深め、ファインケミカル及びヘルスケア分野における新規事業の創出を目指す活動を進めております。今後は、オープンイノベーションを推進し、当社単独では成し得なかった事業分野への進出も検討してまいります。 一方、当社グループの主要子会社であるマナック株式会社においては、プロセスソリューションとマテリアルソリューションを両輪として既存事業及び周辺分野の新製品開発を加速してまいります。マナック株式会社のコア技術である臭素化・ヨウ素化等の合成技術に加え、微量金属管理や機能設計/評価技術を融合して顧客ニーズに応じた先端分野向け高機能・高付加価値製品の継続的な創出に全力で取り組んでまいります。 また、当社グループ全体においては、ヨウ素学会や臭素化学懇話会等の学会活動、種々の公的研究開発法人及び国立大学法人等との共同研究を通じ、先端技術等のシーズ育成にも努めております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は480百万円となっており、この中にはヘルスサポート事業の研究開発費13百万円、各セグメントに帰属しない湘南イノベーション研究所の研究開発費86百万円が含まれております。その他の各セグメント別の研究の施策、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。 (1) ファインケミカル事業 プロセスソリューションの強化及び受託事業再構築のため、マナック株式会社の技術開発センターでは、コア技術であるプロセス開発力の強化と同時に、開発スピードの向上と受託基盤技術の整備に取り組んでおります。その一環として、各分野で多様化している開発ステージにも迅速に対応するため、30Lガラス製ベンチプラントの導入を決定しております。 医薬中間体の開発においては、従来より着手してきた受託開発品2品目が順調に上市されたため、新規GMP中間体の拡充や次なる大型製品の発掘を目指した取組を推進しており、特に低分子医薬品以外のモダリティ分野を含む新規顧客開拓と案件取り込みに注力しております。 電子材料の中間体においては、新規の特殊ハロゲン化合物及びそれら誘導体の経済的プロセスの開発を推進しており、特に先端半導体材料向けのヨウ素化合物開発に積極的に取り組んでおります。また、これらの材料開発に不可欠な微量金属管理技術の確立を目指しており、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)等の先端機器を備えた分析棟の建設を進めることにより、今後も高付加価値製品創出を推進してまいります。 当事業に係る研究開発費は190百万円であります。 (2) 難燃剤事業 高分子添加剤開発においては、環境調和型難燃剤として開発を進めてきたハロゲン系ポリマータイプ難燃剤「ポリマーナ®」シリーズの特性を活かした市場開拓に継続的に取り組んでおります。また、非ハロゲン系難燃剤の研究開発に加え、多様化する使用用途に応えるべく難燃剤の剤型に関する応用開発にも着手しております。これまで強化してきた機能評価設備を駆使して研究開発を加速させ、刻々と変化する先端分野における様々な難燃・不燃要求に対応できるよう、アイテム拡充に取り組んでおります。 複合材料の開発においては、サステナブルな社会実現に貢献する戦略的製品の創出を目指し、浜松ラボを中心にバイオマス由来材料の利活用に関する技術領域の拡大に取り組んでおります。なかでも、木質資源である木粉と熱可塑性樹脂を複合化したウッドプラスチックコンポジット(WPC)の研究開発に注力しており、環境負荷の低減に寄与する機能性材料の開発を進めております。さらに、WPCの高機能化を加速させるため、広島大学に開設した共同研究講座(先端セルロース材料共同研究講座)と基礎研究から応用技術の開発までを連携させる体制を構築し、研究成果の早期事業化を目指しております。 その他、研究開発を加速させるべく、大学法人や他企業との共同研究・開発にも取り組んでおります。 当事業に係る研究開発費は190百万円であります。
FY2024|1,842 文字
6【研究開発活動】 当社が運営する湘南イノベーション研究所においては、“ケミカル”=複合科学と再定義し、“ケミカル”をベースとした広い分野のプレイヤーと新しい領域を開拓し、新たな強みの創出に取り組んでまいります。マイクロフロー合成を含む有機合成手法の基盤技術の研究に取り組むと同時に、外部組織との連携を深め、ファインケミカル及びヘルスケア分野における新規事業の創出を目指す活動を進めております。今後は、オープンイノベーションを推進し、当社単独では成し得なかった事業分野への進出も検討してまいります。 一方、当社グループの主要子会社であるマナック株式会社においては、プロセスソリューションとマテリアルソリューションを両輪として既存事業及び周辺分野の新製品開発を加速してまいります。マナック株式会社のコア技術である臭素化・ヨウ素化等の合成技術に加え、微量金属管理や機能設計/評価技術を融合して顧客ニーズに応じた先端分野向け高機能・高付加価値製品の継続的な創出に全力で取り組んでまいります。 また、当社グループ全体においては、ヨウ素学会や臭素化学懇話会等の学会活動、種々の公的研究開発法人及び国立大学法人等との共同研究を通じ、先端技術等のシーズ育成にも努めております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は468百万円となっており、この中には各セグメントに帰属しない湘南イノベーション研究所の研究開発費71百万円が含まれております。その他の各セグメント別の研究の施策、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。 (1) ファインケミカル事業 プロセスソリューションの強化及び受託事業再構築のため、2023年4月にマナック株式会社において技術開発センターを発足させ、コア技術であるプロセス開発力の強化と同時に、開発スピードの向上と受託基盤技術の整備に取り組んでおります。 医薬中間体の開発においては、受託開発品であるグローバル展開品2品目(non-GMP)と自社開発品である超原子価ヨウ素化合物が順調に量産化体制へ移行したことで、今後はGMP中間体の拡充を目指した取組にも注力してまいります。 電子材料の中間体においては、新規の特殊ハロゲン化合物及びそれら誘導体の経済的プロセスの開発を推進しております。特に先端半導体材料向けのヨウ素化合物開発に積極的に取り組んでおり、同時にこれらの材料開発に不可欠な微量金属管理技術を確立することにより高付加価値製品創出を推進してまいります。 当事業に係る研究開発費は192百万円であります。 (2) 難燃剤事業 高分子添加剤開発においては、環境調和型難燃剤として開発を進めてきたハロゲン系ポリマータイプ難燃剤「ポリマーナ®」シリーズの特性を活かした市場開拓に継続的に取り組んでおります。また、一部分野で既に顕在化しているハロゲン系難燃剤の使用回避の動きに対応すべく、非ハロゲン系難燃剤の研究開発にも着手しております。これまで強化してきた機能評価設備を駆使して研究開発を加速させ、刻々と変化する先端分野における様々な難燃・不燃要求に対応できるよう、アイテム拡充に取り組んでおります。 複合材料開発においては、2022年11月にマナック株式会社が開設した浜松ラボを中心に材料分野への技術領域拡大に挑戦しております。特に、近年高まる環境意識へ対応し、かつサステナブルな社会実現に貢献する戦略製品として、木粉を利活用したWPC(ウッド・プラスチック・コンポジット)の研究開発に注力しております。2023年7月にはWPCの高機能化研究を加速させるため広島大学に共同研究講座(先端セルロース材料共同研究講座)を開設し共同研究を開始いたしました。基礎研究と応用研究を連動させ、早期事業化を目指しております。 その他にも研究開発活動を推進するため、国内研究機関等への研究員派遣や大学法人・公的研究機関等との共同研究・共同開発にも積極的に取り組んでおります。 当事業に係る研究開発費は192百万円であります。 (3) ヘルスサポート事業 無機薬品においては、透析用途向けの製品開発活動を外部企業と連携して継続的に実施しております。 また、広島大学大学院医系科学研究科(歯)の二川浩樹教授と共同開発(特許取得済)した、持続型の固定化抗菌成分「Etak®」を含有した新規用途の製品開発に取り組んでおります。 当事業に係る研究開発費は12百万円であります。
FY2023|1,735 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究所では、過去から培ってきた技術の進化拡大を通し、競争力ある製品群の創出に取組んでおります。ファインケミカル事業部、マテリアル・ソリューション事業部、及びヘルスサポート事業部が一体となったマーケティング活動により顧客ニーズを的確に把握し、当社グループのコア技術である臭素化、ヨウ素化や各種有機合成技術、精製技術を駆使することで、顧客ニーズに合った製品の早期開発を行っております。一方、臭素化学懇話会やヨウ素学会等の学会活動や種々の公的研究開発法人及び国立大学法人等との共同研究を通じ、先端技術等のシーズ育成にも努めております。 また当社グループが運営する郷分ラボ、富山ラボ、湘南ラボ及び昨年開設した浜松ラボでは、事業領域の拡大と自社製品・自社技術開発の活性化を目的として、より一層活発的な開発を進めております。これら研究開発環境の整備とともに、新しい事業及び当社グループにおける強みの創出に挑戦していきます。 当連結会計年度における各セグメント別の研究の主要課題及び施策、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は340百万円となっております。(1) ファインケミカル事業 医薬中間体開発については、技術優位を意識したプロセス開発と工業化検討を推進し、受託品開発・自社製品開発を行っております。受託品開発においては、グローバル展開品2品目(がん関連医薬品原料、婦人科領域治験薬中間体)を中心に実機生産を繰り返し、定常生産実現に向けた開発を推進しております。また、自社製品開発においては、酸化剤として利用される超原子価ヨウ素化合物のパイロット試作を実施して課題の抽出・対策を施し、スケールアップ生産に向けた開発を推進しております。 電子材料の中間体については、新規の特殊ハロゲン化合物及びそれら誘導体の経済的プロセスの開発を推進しております。例えば、フラットパネルディスプレイ分野における有機EL部材といった、高付加価値化合物の骨格構成に有用な臭素化合物、ヨウ素化合物及び異種ハロゲン化合物の開発や、それらを利用した高次化合物の開発を積極的に進めております。また、培った開発技術については半導体分野や光学材料分野等その他分野へ展開していくことも推進しており、半導体分野の高次化合物におけるパイロット試作を実施しております。 当事業に係る研究開発費は209百万円であります。(2) 難燃剤事業 バイオマス素材を活用した材料開発においては、トクラス株式会社よりWPC(ウッド・プラスチック・コンポジット)事業を譲り受け、浜松ラボを開設しました。新設ラボとのコラボレーションにより機能性WPCの研究開発を加速させ、早期事業化に向けた活動を推進しております。また、一昨年度より参画した研究コンソーシアム「高機能リグニン」において、引き続き改質リグニン系次世代バイオベース材料の開発に取組んでおります。加えて、プラスチック用難燃剤として環境調和型ポリマータイプ難燃剤「ポリマーナ®」シリーズの市場開発も継続しており、整備した機能評価体制を活用することで先端分野における難燃・不燃化に向けた研究開発の加速に取組んでおります。これらの研究開発活動を推進するため、関連する国内研究機関への研究員派遣や大学法人・公的研究機関等と複数の共同研究・共同開発を実施しております。 当事業に係る研究開発費は118百万円であります。(3) ヘルスサポート事業 無機薬品については、「医薬用途向け無機塩化物の川下化製品」の開発活動を積極的に継続実施しております。 また、ヘルスサポート事業における新規事業展開の一環として、広島大学大学院医系科学研究科(歯)の二川浩樹教授と共同開発(特許取得)した、持続型の固定化抗菌成分「Etak®」及び本成分を含有した新規の除菌・抗菌コーティング剤「Etak®セーフティーコート®」の市場拡大に向けた用途開発に関して積極的に取組んでおります。 なお、「Etak®」は広島大学のベンチャー企業である株式会社キャンパスメディコの登録商標です。 当事業に係る研究開発費は13百万円であります。
FY2022|1,489 文字
5【研究開発活動】 当社研究所では、過去から培ってきた技術の進化拡大を通し、競争力ある製品群の創出に取組んでおります。ケミカル・ソリューション事業部、及びマテリアル・ソリューション事業部の両事業部と一体となったマーケティング活動により顧客ニーズを的確に把握し、当社コア技術である臭素化、ヨウ素化や各種有機合成技術、精製技術を駆使することで、顧客ニーズに合った製品の早期開発を行っております。一方、臭素化学懇話会やヨウ素学会等の学会活動や種々の公的研究開発法人及び国立大学法人等との共同研究を通じ、先端技術等のシーズ育成にも努めております。 また、事業領域の拡大と自社製品・自社技術開発の活性化を目的として、郷分ラボ、富山ラボ、湘南ラボの3つの研究拠点を新たに開設しました。これら研究開発環境の整備と共に、新しい事業および自社の強みの創出に挑戦していきます。 当連結会計年度における各セグメント別の研究の主要課題及び施策、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は290百万円となっております。(1) ファインケミカル事業 医薬中間体開発については、技術優位を意識したプロセス開発と工業化検討を推進し、受託品開発・自社製品開発を行っております。受託品開発においては、グローバル展開品2品目(がん関連医薬品原料、婦人科領域治験薬中間体)を中心に実機生産を繰り返し、定常生産実現に向けて推進しております。また、自社製品開発においては、将来の大型製品候補のパイロット試作を実施して課題の抽出・対策を施し、スケールアップ生産に向けた開発を推進しております。 電子材料の中間体については、新規の特殊ハロゲン化合物及びそれら誘導体の経済的プロセスの開発を推進しております。例えば、フラットパネルディスプレイ分野における有機EL部材といった、高付加価値化合物の骨格構成に有用な臭素化合物、ヨウ素化合物及び異種ハロゲン化合物の開発や、それらを利用した高次化合物の開発を積極的に進めております。また、培った開発技術については半導体分野や光学材料分野等その他分野へ展開していくことも推進しております。 当事業に係る研究開発費は165百万円であります。(2) 難燃剤事業 プラスチック用難燃剤については、環境調和型ポリマータイプ「ポリマーナ®」シリーズの市場開発を進めるとともに、バイオマスを活用した材料開発として難燃を含む機能を付与したWPC(ウッド・プラスチック・コンポジット)の開発にも取組んでおります。また、整備した機能評価体制を強化することで先端分野における難燃・不燃化に向けた研究開発の加速に取組んでおります。 難燃剤事業関連の共同研究についても、国立大学法人等と引き続き複数の共同研究を行ってまいりました。 当事業に係る研究開発費は113百万円であります。(3) ヘルスサポート事業 無機薬品については、「医薬用途向け無機塩化物の川下化製品」の開発活動を積極的に継続実施しております。 また、ヘルスサポート事業における新規事業展開の一環として、広島大学大学院医系科学研究科(歯)の二川浩樹教授と共同開発(特許取得)した、持続型の固定化抗菌成分「Etak®」及び本成分を含有した新規の除菌・抗菌コーティング剤「Etak®セーフティーコート®」の市場拡大に向けた用途開発に関して積極的に取組んでおります。 なお、「Etak®」は広島大学のベンチャー企業である株式会社キャンパスメディコの登録商標です。 当事業に係る研究開発費は12百万円であります。