研究開発活動(本文)
FY2025|846 文字
6【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は237,398千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 生産性面では、第126期に亀山工場に導入したBAX生産設備をベースに、更なる生産性向上、品質向上を目指す機能を追加した生産設備を東京工場に2ライン導入し、稼働を開始しました。また防府工場にピンチバッグ生産設備を第130期に導入する前準備として、既設設備の改造による生産型体の見直し、集約などを行い、より効率的な生産体制の構築を図っています。 品質面では、画像検査装置導入による不良検出の対象拡大を進めており、更なる検査精度の向上を図っています。 [フィルム製品] 産業用部門では、マスキング用フィルムにて、新規顧客への販売を開始しました。他の分野においても、新規顧客獲得に向け研究開発を進めております。 農業用部門では、地球温暖化に対応した製品開発に取り組んでおります。農業ハウス用フィルムにおいて、ハウス内に入る太陽光のうち散乱光の割合を向上させた「サンラーンバーナル」の販売を開始しました。散乱光の効果により、作物の焼け等の高温障害の抑制や色むら低減が期待できます。 また、環境配慮型製品として、バイオマス素材を配合した防錆フィルムやパレットカバーを開発し、TOKYO PACK2024に出展しました。 [コンテナー] 20フィート粉粒体輸送用コンテナー内袋バルコンにおいて、充填排出テストを実施しながら改良を重ね、新規顧客への販売を開始することができました。 1,000リットル用液体輸送用コンテナー内袋エスキューブは、増注が見込まれるため、作業手順の見直しや生産ラインの変更を検討しております。
FY2024|943 文字
6【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は222,632千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 生産性面では、126期に亀山工場に導入したBAX生産設備をベースに、更なる生産性向上、品質向上を目指す機能を追加した生産設備の導入準備を進めており、東京工場に129期中に2ライン導入予定です。 また126期に東京工場に導入したピンチバッグ生産設備をベースにした生産設備を防府工場に130期に導入し、合わせて既設生産設備での生産型体の見直し、変更も行うことで、より効率的な生産体制の構築を図れるよう準備を進めております。 品質面では、127期にはAIを使用した画像検査装置を2ラインで運用開始しており、更なる検査精度の向上を図るとともに、他生産設備でも画像検査装置の検討を進めております。 環境配慮型製品の開発ではプラスチック使用量削減を図れる資材の開発に取り組んでいます。 [フィルム製品] 防錆フィルムにおいて、様々な規格の新規受注に対応し、順調に販売数量を伸ばすことができました。マスキング用フィルムは、製造条件を見直し、品質向上及び製造ロス削減に向けて取り組みました。 農業ハウス用フィルムは、地域ごとのニーズに合わせた製品を提供できるよう品質改良を進めております。 また、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けて、バイオマス素材を配合したフィルムの開発を進めております。 [コンテナー] 20フィート粉粒体輸送用コンテナー内袋バルコンにおける排出性向上治具「エアーバッグ」の特許が登録されました。従来のエアーバッグは、1回使用後、廃棄されていましたが、開発品は繰り返し使用できるよう設計しました。 1,000ℓ用液体輸送用コンテナー内袋エスキューブは、従来とは排出方法の異なるタイプを新たにラインナップとして追加しました。多様な顧客ニーズに応えられるよう、研究開発を進めております。
FY2023|878 文字
6【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は277,259千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 第126期に導入した東京工場及び亀山工場の生産設備については改善活動を一通り完了しており、これらの改善結果を含む仕様をベースに、更なる生産性向上、品質向上を図るための生産設備の導入を計画しています。まず第127期に投資決定したBAX生産設備の東京工場への導入を予定しています。 AIを使用した画像検査装置を3ラインに新たに導入し、運用に向けて学習・調整を続けています。まだ実運用までは至っていないものの、第128期中には運用開始できる予定です。 [フィルム製品] 飲料缶輸送包装用のシュリンクフィルムに関しては、新規顧客への販売を開始し、順調に納入を継続しております。また、帯電防止性能を半永久的に付与したシュリンクフィルムの開発も進めております。 マスキング用フィルムに関しては、屋外でも使用可能な製品を開発し、新規顧客への販売を開始しました。 環境に配慮した製品開発にも取り組んでおり、バイオマスポリエチレンを使用したシュリンクフィルムを開発し、東京パック2022に出展いたしました。 [コンテナー] アサノ通運社と共同開発した「内袋付きソフトタンク」の特許が登録されました。「ソフトタンク」は1袋あたり12,000ℓ充填可能な液体輸送用容器であり、内袋を装着することで、従来よりも幅広い用途の輸送が可能となります。 20フィート粉粒体輸送用コンテナ内袋「バルコン」に関しては、輸送テストを行いながら改良を重ね、新規顧客への販売を開始しました。 1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」に関しては、従来とは排出方法が異なる仕様の検討を進めております。
FY2022|832 文字
5【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は245,075千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 東京工場及び亀山工場の生産設備を更新したことにより、生産性や品質に大幅な向上が見られました。これを受けて新たに設備更新を計画しています。生産性や品質向上に資する設備であると共に、熟練を伴わずに運転できる生産設備をニューロング工業㈱と検討しています。 AIを使用した画像検査装置を当連結会計年度の期首から両底ボトマーにて運用を開始しています。期中にAIの再学習を繰り返しながら検査精度の更なる向上を図りました。その甲斐あって、当該工程での当連結会計年度のクレームは0件で、AI画像検査装置の有用性を確認出来ました。現在はAI画像検査装置を他工程へ水平展開する計画を進めています。 [フィルム製品] 飲料缶輸送包装シュリンクフィルムや、マットレス包装用フィルム等、新規顧客向けへの販売を開始しました。マスキング用フィルムにおいては、屋外でも使用可能な製品の開発を進めております。 また、プラスチックに対する環境問題への対応が世界的課題となっていることを鑑み、フィルムの薄肉化や、バイオマス由来の原料を使用したフィルム等、環境に配慮した製品の開発に取り組んでいます。 [コンテナー] 1,000ℓ液体輸送用容器内袋「エスキューブ」の製造で培ってきたノウハウを活かし、バイオ医薬品向けのシングルユースバッグ大型容器用内袋の販売を開始しました。 また、20フィート粉粒体輸送用コンテナー内袋「バルコン」において、輸送テストを行いながら改良を重ね、新規顧客獲得に向けて活動しております。
FY2021|604 文字
5【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は220,775千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] AIを使用した画像検査システムを両底ボトマーに実装し運用を開始しました。「検査漏れの抑制」や「検査基準の一律化」により更なる品質の向上につながる検査体制となりました。また工程内にカメラを設置することで、今までの外観検査では確認出来なかった箇所の全数検査も可能となりました。 [フィルム製品] 産業用部門では、飲料缶輸送包装シュリンクフィルムや、パルプ資材輸送包装フードストレッチフィルムほか、新規顧客向けへの販売を開始しました。 農業用部門では、さらなる透明性向上や軽量化といった顧客要望に応えた新規ラインナップを開発、販売を開始しました。 [コンテナー] 20フィートコンテナ用の粉粒体輸送内袋バルコンにおいて、排出性向上のアイテムを開発し、特許を出願の上、顧客が使用しやすいように改良を進めています。 液体1,000ℓ内袋エスキューブにおいて、常温輸送だけではなく、保冷車適用可能に向けたテストに取り組んでいます。
FY2020|813 文字
5【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は210,164千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] SVパック、SV-Ⅱと充填側の開発改善により顧客からの要望に応えてきた中で、両底貼り袋の開封側の粉漏れ改善を行いました。品質向上を目的とし、微粉末用途の顧客の受注に繋げました。 両底貼り袋の生産ラインで、AIを用いた自動外観検査の手法を開発中です。「検査漏れの防止」「検査基準の一律化」による更なる品質向上が目的です。 [フィルム製品] 産業用部門では、飲料缶輸送包装用のシュリンクフィルムにて、新規顧客への販売を開始し、順調に納入を継続しております。 マスキング用途向けフィルム製造時に発生する微粉末除去により、ロス低減と、さらなる品質向上のための取り組みを進めております。 ウェットパルプの新規包装形態として、フィルムの自己延伸・回復性に優れたフード・ストレッチフィルムによる包装を可能とすべく、テストを推進しております。 農業用フィルムに関して、現行品の適切な防曇性能と透明性を維持・改良したフィルムや、作物ごと、地域ごとに適切なフィルムの開発を行っております。 [コンテナー] 大型粉粒体輸送用コンテナ内袋「バルコン」において、内容物の排出性の向上のための治具の軽量化・コストダウンおよびリユース可能としたものを設計、実輸送テストを実施し、着実に上市に向けて進んでおります。 乳製品用途向けで使用可能な1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」を製造可能とすべく、衛生面の改善、製造時作業手順の見直しを行っております。
FY2019|782 文字
5【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は229,914千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 片底貼袋の内装フィルムをヒートシールでの融着防止フィルムに改善しました。従来では3工程を行っておりましたが、1工程での製品仕上げを可能にし、生産性向上を目的として行いました。 BAX袋ではワンタッチ糊の改善を行いました。ワンタッチ糊にすることで袋同士のブロッキング防止を図り、顧客先でのトラブル防止、品質向上を図りました。現在、製品として出荷し、長期での評価を行っております。 [フィルム製品] 産業用部門では、マットレス包装用の熱溶着シールに適した白色ポリエチレンフィルムの仕様設定により新規受注に繋がりました。 紫外線カットをしたマスキング用フィルムの厚み毎の紫外線カット率の調整を行い、新規受注に向けテストを行っております。 農業用部門では、トンネル用途向けに保温力を高めた新仕様の製品を試作、また特定作物(人参等)向けの専用フィルムについても展張テストを実施しております。 [コンテナー] 1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」の部材の一部に輸入品が使用されておりますが、国産の部品に変更することで、調達費用、安全面でのメリットを出せるように取り組んでおります。 大型液体輸送用途向けに使用されている「ソフトタンク」用内袋の製造に向け、オゾン殺菌庫を始めとした製造環境の改善・整備に取り組み、より衛生的な内袋が製造できる環境作りの構築を進めております。
FY2018|782 文字
5【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は221,092千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 新製品開発では、水蒸気や臭いを遮断する機能を有する非金属バリア基材をラミネートした層を設けた農薬収容袋、製造方法開発では、生産性の向上を図るため、紙袋の内装フィルムに関する特許を出願しました。また、環境を意識したFSC(森林認証)マークの認証取得にむけて活動を開始いたしました。[フィルム製品] 産業用部門では、HQF(マスキング用フィルム)の広幅品の受注が開始され順調に数量を伸ばしています。さらに高品質要求のHQFへのトライアルに向けて、研究を進めています。また、製缶メーカー向けシュリンクフィルムやペットボトルプリフォーム用角底内袋は、開発・試作を経て、既に製造、販売しておりますが、新たに数社から引き合いがあり、個別のニーズに合わせた試作品のトライアルをしています。 農業用部門では、新規に育苗用フィルムを35トン製造、販売しました。その他にも地域や作物に、より適したフィルムを試作し展張評価中です。 [コンテナー] 1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」にて乳製品を輸送するため、これまで製品仕様を検討し、輸送テストを重ねてきた結果、50袋と少量ではありますが、受注にこぎつけるに至りました。 ソフトタンク用内袋に関しても、同様に少量ながら製造、販売の実績ができました。顧客と情報交換しながら、より安心・安全・使いやすい商品になるよう研究しています。
FY2017|705 文字
6【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。 当連結会計年度における研究開発費は233,172千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 新製品開発では、製粉用途向けに「SV2」を開発し、拡販を行いました。SV2は既存の「SV袋」に比べ封緘時に力紙が曲がらず、剥がれ捲れがなく、さらに漏れにくいのが特徴です。ユーザー評価の結果、一部の銘柄で製品化が決定いたしました。[フィルム製品] 産業用部門では、HQF(マスキング用フィルム)の広幅品の研究開発を行い、新規に受注いたしました。HQFに関して、その他の新規案件にも取り組んでおります。 農業用フィルムでは、近年の環境変化にともない、地域ごと、作物ごとに異なった性能を要求されることが、年々強くなっております。東北地区、沖縄地区などその地区、その作物専用のフィルムを試作し、現在試験展開中であり、中間評価では良好な評価を得ています。[コンテナー] 1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」にて乳製品を輸送するため、これまで製品仕様を検討し、輸送テストを行った結果、競合他社品よりも良好な評価が得られたことにより、実輸送ルートでテストする段階に入り、菌テストにも合格しました。 また、既存のエスキューブでは、現行以外のコンテナにも使用できるよう、排出スパウトの形状変更品の研究開発を行っております。
FY2016|850 文字
6【研究開発活動】 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックスの技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部および営業企画開発部を中心に推進しております。なお、営業企画開発部はフィルム製品の新開発、生産性の改善および品質向上に特化するため平成28年3月21日付でフィルム事業企画部に改編しております。 当連結会計年度における研究開発費は209,735千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。[重包装袋] 新製品開発では、製粉用途向けに流通しているPV袋の形状をベースにし、更に粉物の充填物の漏れを制するよう工夫を施した両底貼り袋「SVパック」をさらに改良した製品を開発し、販売推進および特許出願を行っております。[フィルム製品] 産業用途では、ポリエチレンフィルム角底袋の順調な受注増と様々な規格の新規受注に対応するため、より安定した製袋を行うための設備改良を行いました。 農業用途では、近年の地球温暖化の影響によるものと考えられる夏場のハウス内の温度上昇を抑制するため、農業用ハウス内に入射する直達光を緩和し散乱光にすることで、ハウス内への全光線透過を保ったまま、ハウス内の温度上昇を抑制する梨地フィルムを、キリヨケバーナルだけでなく、ほかの製品においても展開し、現在実使用テストを実施しています。[コンテナー] 1,000ℓ用液体輸送用コンテナ内袋「エスキューブ」にて乳製品を輸送するため、原料、部材等全ての製品を見直し、乳等省令に対応した製品の仕様を検討していましたが、現在仕様の検討および試作を終え、実使用テストの段階まで至りました。 また、大型液体輸送容器「エスタンク」から派生した新規案件についても、試作を終え、実使用テストを実施しています。「エスキューブ」および「エスタンク」ともに、新規顧客を獲得し増注が見込まれるため、生産ラインの改善にも取り組んでいます。