事業の概要
- ECソリューション事業ECサイト構築パッケージ「ecbeing」の販売、カスタマイズ、データセンターでのホスティングサービスを提供しています。さらにWebマーケティングサービスなどの付加価値サービスも提供し、企業がオンラインで商品を販売するための総合的な支援を行っています。これにより、顧客は自社のECサイトを効率的に運営し、売上を伸ばすことが可能になります。
- ITソリューション事業自社開発の3つのプロダクト製品「X-pointクラウド」「AgileWorks」「L2Blocker」の販売を中心に事業を展開しています。これに加えて、ネットワーク構築、法人顧客向けのパソコンやサーバーなどのIT機器販売、市販パッケージソフトウェアの提供も行っています。企業の情報システム構築や運用を多角的にサポートし、業務効率化やセキュリティ強化に貢献しています。
- 多角的なITサービス提供ECサイト構築から企業の情報システム基盤まで、幅広いITサービスを提供することで収益を上げています。ECソリューションではオンラインビジネスの成長を支援し、ITソリューションでは企業のデジタル化を推進しています。これにより、多様な顧客ニーズに対応し、安定した収益源を確保するビジネスモデルを構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- ECソリューション事業この事業は、企業がオンラインで商品を販売するためのECサイト構築を支援しています。主力製品は「ecbeing」というパッケージで、その販売、カスタマイズ、そしてサイトを動かすためのサーバー提供(ホスティング)を行っています。さらに、Webマーケティング支援も提供し、顧客のECビジネスをトータルでサポートしています。売上は166億2,106万4千円規模です。
- ITソリューション事業この事業では、自社開発の3つのソフトウェア製品「X-pointクラウド」「AgileWorks」「L2Blocker」を中心に展開しています。これらの製品販売に加え、企業のネットワーク構築、パソコンやサーバーなどのIT機器販売、市販のパッケージソフトウェア提供も行っています。企業のITインフラや業務効率化を支援する幅広いサービスを提供しています。売上は143億3,069万7千円規模です。
- 事業構成と規模感当社グループは主にECソリューション事業とITソリューション事業の二本柱で構成されています。ECソリューション事業が約166億円、ITソリューション事業が約143億円の売上を上げており、両事業合わせて約300億円規模の事業を展開しています。ECソリューション事業がやや大きいですが、両事業ともに企業のデジタル化を支える重要な役割を担っています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| EcSolutionBusiness | 地域 | 166 | − | − |
| ItSolutionBusiness | 地域 | 143 | − | − |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社9社及び持分法適用関連会社4社で構成され、ECソリューション事業、ITソリューション事業を営んでおります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業系統図及び事業内容は次のとおりであります。 (事業系統図) (1)ECソリューション事業 ECソリューション事業は、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」の販売、カスタマイズ及びデータセンターでのホスティングサービスの提供に加えて、Webマーケティングサービス等の付加価値サービスを提供し、トータル的なECソリューションを提供しております。 (主な関係会社)㈱ecbeing、㈱visumo、全農ECソリューションズ㈱、㈱ReviCo、㈱エートゥジェイ、㈱アクロホールディングス、スリーワンシステムズ㈱及び㈱ジョーレン (2)ITソリューション事業 ITソリューション事業は、当社グループが開発した3つのプロダクト製品(「X-pointクラウド」、「AgileWorks」、「L2Blocker」)の販売、ネットワーク構築、法人顧客向けにパソコン及びサーバー等のIT機器の販売、市販パッケージソフトウェアを提供しております。 (主な関係会社)㈱ソフトクリエイト、㈱エイトレッド、エクスジェン・ネットワークス㈱、システムワークスジャパン㈱及び㈱Y2S
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 主力製品「ecbeing」は競合製品が数タイトルあるが、販売を脅かされていない。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 ECサイト構築パッケージ「ecbeing」や3つのプロダクト製品の開発・販売ノウハウ。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 低い |
会社が挙げる主要リスク:経済情勢の悪化によるIT関連サービス需要の減少 / EC市場の成長鈍化または縮小 / 収益構造の変化に伴う利益率の低下
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスなどの明確な無形資産に関する情報は確認できませんでした。ITサービス提供が中心であり、特定の技術やノウハウは存在する可能性がありますが、それが競争優位に直結するほどの強固な無形資産であるかは判断できません。
スイッチングコスト★★☆☆☆
顧客との長期的な取引関係や、導入済みのシステムとの親和性から、一定のスイッチング・コストは存在すると考えられます。しかし、ITサービス業界全体としては、他社への乗り換えが比較的容易なケースも多く、その優位性は限定的と評価します。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
事業内容からは、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるようなネットワーク効果は想定されません。特定のプラットフォームやコミュニティを形成しているわけではないため、このモートは該当しないと判断します。
コスト優位★☆☆☆☆
ITサービス業界において、効率的なオペレーションやスケールメリットによるコスト削減の可能性はありますが、構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は現時点では確認できません。競合他社との価格競争力に関する優位性は不明瞭です。
規模の経済★★☆☆☆
情報通信業の中でも、特定のニッチ市場に特化している可能性はありますが、業界全体を俯瞰した際の圧倒的な規模や、寡占状態を形成するほどの市場シェアに関する情報は確認できません。効率規模の優位性は限定的と考えられます。
- ECサイト構築の専門性「ecbeing」は、ECサイト構築パッケージとして長年の実績とノウハウを持つ主力製品です。このパッケージの販売、カスタマイズ、ホスティングサービスを一貫して提供することで、顧客は高品質なECサイトを効率的に構築・運用できます。これにより、競合他社との差別化を図り、EC市場での優位性を維持しています。
- 自社開発プロダクトITソリューション事業では、「X-pointクラウド」「AgileWorks」「L2Blocker」といった自社開発のソフトウェアプロダクトを保有しています。これらの製品は、ワークフローやセキュリティなど企業の特定の課題解決に特化しており、他社製品にはない独自の機能や連携性を提供できます。これにより、顧客の囲い込みや高付加価値サービスの提供に繋がっています。
- 幅広い顧客基盤とサービスECソリューションとITソリューションの両事業を通じて、多様な業種・規模の法人顧客にサービスを提供しています。ECサイト構築からITインフラ、ソフトウェアまで、企業のITに関する様々なニーズに対応できる総合力が強みです。これにより、顧客との長期的な関係を構築し、安定的な収益基盤を築いています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・基本理念① 企業ミッション中堅企業並びに大手企業内部門に、最適なITソリューション・サービスを、営業・技術が一体となって提供し、顧客企業の成長と社会の発展に寄与する。顧客企業にとって単なる「業者」ではなく、「ベストパートナー」であることを目指す。『ベストパートナーソリューションプロバイダ』 ② コーポレートスローガン『Speed&Change』変化する時代への対応力と失敗を恐れないチャレンジスピリットのもと、常に時代の一歩先をゆく事業展開を目指す。 ③ 経営指針A 実利主義経営B 環境変化への素早い対応C 実績・実力主義 ④ 行動憲章A 誠実・公正な企業活動B 従業員・人権の尊重C 社会・環境との調和 上記の経営方針・基本理念のもと、法令・諸規則の遵守はもとより適正な企業行動を重視することを何よりも優先し企業価値の最大化を図ってまいります。 (2)目標とする経営指標当社グループは、経営ビジョンとして「Webソリューション・サービスを基盤とした高収益会社」の実現を掲げております。当社グループは、業態転換を行ってきた過程の中で、成長途上の段階にあると認識しており、経常利益及び利益成長率を重要な経営指標として、継続的な事業拡大を通じて企業価値の向上及び社会貢献に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社グループは、EC市場の継続的な変化・拡大を背景として、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を主力としたECソリューション・サービスを戦略的事業分野として位置付け、事業を拡大してまいりました。今後は、ECサイト構築パッケージを活用したECソリューションビジネスを中核とした事業拡大を推進し、より収益性の高い事業基盤を確立し、たとえ厳しい経済環境下においても永続して安定的に発展し続ける優良企業を目指しております。 (4)対処すべき課題当社グループの属するIT業界は、EC市場の拡大を背景としたECサイト構築需要が拡大していることや、クラウドサービス市場の拡大を背景とした需要の急拡大や、行政におけるデジタル化の推進、IT技術者の人材不足が深刻化するなど、IT業界を取り巻く環境は大きく変化しており、より迅速かつ柔軟に対応していくことが求められています。そのため、当社グループが更なる成長を目指すためには、ECソリューション事業及びITソリューション事業の拡大を図ることが急務であり、人材の確保・育成、販売体制の強化及び知名度の向上に加え、製品機能の強化の充実が課題となっております。このような状況を踏まえ、次のような課題を掲げて計画的かつ迅速に取り組んでまいります。 ① 人材の確保・育成当社グループは、主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」を活用したECソリューション事業の拡大及び企業の相次ぐ情報漏えい事件の影響によるセキュリティへのIT投資意欲の高まりを受けて、セキュリティビジネスの拡大や、当社独自のサービスである「SCクラウド」のクラウドビジネスの拡大などにより成長を遂げておりますが、IT技術の進歩に伴い顧客の要求も高くなり開発案件の難易度は高くなっております。また、IT技術者の人材不足が深刻化しております。今後も更に市場拡大が見込まれる中で、成長を果たしていくためには、IT技術者の人材確保や、顧客の様々な要望に応えられる開発スキル向上のための人材育成が重要であると認識しております。そのため、積極的な人材採用の実施により人材確保に努めると同時に、能力を向上させるための研修の実施と評価制度の充実により、社員の能力を最大限に発揮させる仕組みを確立してまいります。 ② 販売体制の強化及び知名度の向上当社グループは、ECサイト構築需要の拡大により主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」を活用したECソリューション事業の拡大により成長を遂げております。また、企業の相次ぐ情報漏えい事件の影響によるセキュリティへのIT投資意欲の高まりを受けて、セキュリティビジネスの拡大や、当社独自のサービスである「SCクラウド」のクラウドビジネスの拡大などにより成長を遂げております。今後も更に市場拡大が見込まれる中で、成長を果たしていくためには、販売体制の強化及び知名度の向上が重要であると認識しております。そのため、セキュリティビジネスやクラウドビジネスの拡大のための重点顧客戦略の推進により、販売体制の強化を図ると同時に、展示会またはセミナー等を通じて、知名度の向上を図ってまいります。 ③ ソフトウェアの製品機能の強化当社グループが独自で開発したECサイト構築パッケージ「ecbeing」、ワークフローシステム「X-pointクラウド」「AgileWorks」、不正アクセス端末検知・遮断システム「L2Blocker」の製品が、今後も継続的な成長を果たしていくためには、市場での優位性を高めるための製品機能の強化が不可欠であると認識しております。そのため、時代の急激に変化する市場とテクノロジーの進歩に素早く対応できるための更なる製品機能の強化やオプション機能の開発等の実施により、製品機能を充実させ、競合他社との差別化を図ってまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・基本理念① 企業ミッション中堅企業並びに大手企業内部門に、最適なITソリューション・サービスを、営業・技術が一体となって提供し、顧客企業の成長と社会の発展に寄与する。顧客企業にとって単なる「業者」ではなく、「ベストパートナー」であることを目指す。『ベストパートナーソリューションプロバイダ』 ② コーポレートスローガン『Speed&Change』変化する時代への対応力と失敗を恐れないチャレンジスピリットのもと、常に時代の一歩先をゆく事業展開を目指す。 ③ 経営指針A 実利主義経営B 環境変化への素早い対応C 実績・実力主義 ④ 行動憲章A 誠実・公正な企業活動B 従業員・人権の尊重C 社会・環境との調和 上記の経営方針・基本理念のもと、法令・諸規則の遵守はもとより適正な企業行動を重視することを何よりも優先し企業価値の最大化を図ってまいります。 (2)目標とする経営指標当社グループは、経営ビジョンとして「Webソリューション・サービスを基盤とした高収益会社」の実現を掲げております。当社グループは、業態転換を行ってきた過程の中で、成長途上の段階にあると認識しており、経常利益及び利益成長率を重要な経営指標として、継続的な事業拡大を通じて企業価値の向上及び社会貢献に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社グループは、EC市場の継続的な変化・拡大を背景として、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を主力としたECソリューション・サービスを戦略的事業分野として位置付け、事業を拡大してまいりました。今後は、ECサイト構築パッケージを活用したECソリューションビジネスを中核とした事業拡大を推進し、より収益性の高い事業基盤を確立し、たとえ厳しい経済環境下においても永続して安定的に発展し続ける優良企業を目指しております。 (4)対処すべき課題当社グループの属するIT業界は、EC市場の拡大を背景としたECサイト構築需要が拡大していることや、クラウドサービス市場の拡大を背景とした需要の急拡大や、行政におけるデジタル化の推進、IT技術者の人材不足が深刻化するなど、IT業界を取り巻く環境は大きく変化しており、より迅速かつ柔軟に対応していくことが求められています。そのため、当社グループが更なる成長を目指すためには、ECソリューション事業及びITソリューション事業の拡大を図ることが急務であり、人材の確保・育成、販売体制の強化及び知名度の向上に加え、製品機能の強化の充実が課題となっております。このような状況を踏まえ、次のような課題を掲げて計画的かつ迅速に取り組んでまいります。 ① 人材の確保・育成当社グループは、主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」を活用したECソリューション事業の拡大及び企業の相次ぐ情報漏えい事件の影響によるセキュリティへのIT投資意欲の高まりを受けて、セキュリティビジネスの拡大や、当社独自のサービスである「SCクラウド」のクラウドビジネスの拡大などにより成長を遂げておりますが、IT技術の進歩に伴い顧客の要求も高くなり開発案件の難易度は高くなっております。また、IT技術者の人材不足が深刻化しております。今後も更に市場拡大が見込まれる中で、成長を果たしていくためには、IT技術者の人材確保や、顧客の様々な要望に応えられる開発スキル向上のための人材育成が重要であると認識しております。そのため、積極的な人材採用の実施により人材確保に努めると同時に、能力を向上させるための研修の実施と評価制度の充実により、社員の能力を最大限に発揮させる仕組みを確立してまいります。 ② 販売体制の強化及び知名度の向上当社グループは、ECサイト構築需要の拡大により主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」を活用したECソリューション事業の拡大により成長を遂げております。また、企業の相次ぐ情報漏えい事件の影響によるセキュリティへのIT投資意欲の高まりを受けて、セキュリティビジネスの拡大や、当社独自のサービスである「SCクラウド」のクラウドビジネスの拡大などにより成長を遂げております。今後も更に市場拡大が見込まれる中で、成長を果たしていくためには、販売体制の強化及び知名度の向上が重要であると認識しております。そのため、セキュリティビジネスやクラウドビジネスの拡大のための重点顧客戦略の推進により、販売体制の強化を図ると同時に、展示会またはセミナー等を通じて、知名度の向上を図ってまいります。 ③ ソフトウェアの製品機能の強化当社グループが独自で開発したECサイト構築パッケージ「ecbeing」、ワークフローシステム「X-pointクラウド」「AgileWorks」、不正アクセス端末検知・遮断システム「L2Blocker」の製品が、今後も継続的な成長を果たしていくためには、市場での優位性を高めるための製品機能の強化が不可欠であると認識しております。そのため、時代の急激に変化する市場とテクノロジーの進歩に素早く対応できるための更なる製品機能の強化やオプション機能の開発等の実施により、製品機能を充実させ、競合他社との差別化を図ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の概要(1)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要が好調に推移したことや、雇用・所得環境の改善が見られるものの、依然として長引く円安等を要因とした物価上昇による実質賃金の下落傾向が続いており、今後の景気悪化が懸念されます。世界経済においても、全体として緩やかな回復基調ではありますが、米国トランプ政権による関税政策の動向、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化、中国経済の減速懸念等、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。 当社グループが属するIT業界は、企業のECサイト構築需要の高まりや、IoT、AIを活用したITサービスの進展、クラウドサービスやセキュリティ対策、RPA等のDX推進など、企業等の事業拡大や競争力強化に向けた戦略的なIT投資は活発化しております。 このような状況の中で、当社グループは国内市場シェアNo.1のECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」の提供やECサイトの売上拡大のための施策となるクラウドサービス(SaaS型)の提供を推進してまいりました。そのほか、生成AI市場の世界的な需要急拡大を背景として当社独自で開発した企業向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」の提供や、企業のデジタル変革推進への取組みに関連した企業内情報システムサービス「SCクラウド」、「X-pointクラウド」の提供を推進するなど、ECソリューション事業及びITソリューション事業の売上拡大に注力してまいりました。 これらの結果、売上高は309億51百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は54億97百万円(同6.4%増)、経常利益は57億64百万円(同7.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億47百万円(同8.9%増)となりました。 当連結会計年度におけるセグメントの経営成績の概要は、次のとおりであります。① ECソリューション事業国内市場シェアNo.1のECサイト構築パッケージ「ecbeing」の販売及びECクラウドサービス「メルカート」の提供や、ECサイトの売上拡大施策となるビジュアルマーケティング「visumo」、レビュー最適化ツール「ReviCo」、オムニチャネル分析ツール「Sechstant」等のクラウドサービス(SaaS型)を提供し、トータル的なECソリューションを提供しております。ECソリューション事業は、ECサイト構築売上高が伸長したことや、ECサイトの売上拡大施策となるクラウドサービス売上高が伸長したこと等により、売上高は166億21百万円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益は40億72百万円(同2.8%増)となりました。② ITソリューション事業当社グループの独自サービスである「SCクラウド」、ワークフローサービス「X-pointクラウド」等のクラウドサービス(SaaS型)の提供をしております。そのほか、セキュリティ・インフラ構築や当社グループが独自で開発したプロダクト製品「AgileWorks」、「L2Blocker」を販売しております。ITソリューション事業は、クラウドサービス売上高が伸長したことや、セキュリティ・インフラ構築売上高の伸長により、売上高は143億30百万円(前期比15.9%増)、セグメント利益は29億97百万円(同5.7%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して14億49百万円増加し、149億58百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、49億95百万円(前期は64億84百万円の獲得)となりました。これは、主に法人税等の支払額が17億47百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が57億46百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、20億81百万円(前期は13億85百万円の使用)となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出が16億2百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、14億65百万円(前期は10億15百万円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払額が12億88百万円あったこと等によるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品もあるため、セグメントごとに生産規模、受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(千円)前年同期比(%)ECソリューション事業16,621,064106.9ITソリューション事業14,330,697115.9合計30,951,761110.9(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。1 貸倒引当金の計上基準 当社グループは、売上債権等の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しておりますが、将来顧客の財務状況が悪化し、支払能力が低下した場合、追加引当または貸倒損失が発生する可能性があります。2 有価証券の減損処理 当社グループは、取引先との関係維持や効率的な資金運用を目的として、株式等の有価証券を保有しております。これらの有価証券は、市場価格がある上場株式や市場価格のない非上場株式等があります。当社グループでは、時価または実質価額が著しく下落し、かつ回復の可能性が認められないと判断した場合には減損処理を行っており、将来の市況または投資先の業績不振等により、取得原価に比べて著しく価値が下落した場合は減損処理が必要となる可能性があります。3 固定資産の減損 当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。現時点では減損処理の必要な固定資産はございませんが、将来の事業環境の変化、業績の動向等により減損の兆候が生じた場合には、減損処理の計上が必要となる可能性があります。 4 繰延税金資産の回収可能性の評価 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の評価に際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合、繰延税金資産は減額され税金費用が計上される可能性があります。5 システム開発等に係る収益認識 システム開発等に係る収益認識について、契約の履行において、一定の要件を満たし進捗度を合理的に測定できる場合には、履行義務の充足に応じて、一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積りの方法は、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算出しております。売上高はプロジェクトの総収益及び見積総原価の進捗度に基づき測定され、進捗度は見積総原価に対する連結会計年度末までの発生原価の割合に基づき算定しております。システム開発等に係る収益認識による収益の計上の基礎となる見積総原価は、プロジェクトごとの実行予算により見積られておりますが、ECサイトの構築や顧客のニーズに合わせたカスタマイズのため、実行予算の策定にあたっては、プロジェクト完成のために必要となる作業内容及び工数の見積りに不確実性が伴っております。システム開発等は、ECサイトの構築や顧客のニーズに合わせたカスタマイズのため、個別性が強く、当初想定していなかった仕様変更等により、見積総原価の見積りが変更された場合には、各連結会計年度の売上高の計上額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 当連結会計年度の財政状態、経営成績の分析1 財政状態の分析 (資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べ16.0%増加し、238億31百万円となりました。これは、主に現金及び預金が14億49百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が11億68百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ9.4%増加し、117億61百万円となりました。これは、主にソフトウエアが4億95百万円、投資有価証券が3億15百万円増加したこと等によるものであります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ13.7%増加し、355億92百万円となりました。 (負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べ15.9%増加し、85億55百万円となりました。これは、主に買掛金が4億24百万円、契約負債が2億40百万円、未払法人税等が2億1百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ7.7%増加し、24億39百万円となりました。これは、主に退職給付に係る負債が1億48百万円増加したこと等によるものであります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ14.0%増加し、109億94百万円となりました。 (純資産)純資産合計は、前連結会計年度末に比べ13.6%増加し、245億98百万円となりました。これは、主に利益剰余金が22億57百万円、非支配株主持分が6億8百万円増加したこと等によるものであります。 2 経営成績の分析 経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績」に記載してあるとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 3 事業等のリスク」に記載してあるとおりであります。 ④ 経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載してあるとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載してあるとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持する事を基本方針としております。 資金調達については、運転資金、設備資金及び業務・資本提携に伴う所要資金等で、手元資金を上回る資金ニーズが生じた場合、用途、金額、期間、コスト等を総合的に勘案して調達方法(銀行借入(短期・長期)、社債発行、公募増資)を決定する方針であります。 なお、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、現在及び将来にわたって必要な運転資金及び設備投資等については、当面の間は自己資金で賄っていく予定であります。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載してあるとおりであります。
事業リスク
- 経済情勢とIT需要ソフト系IT業界は、経済環境の影響を受けやすく、景気が悪化すると企業のIT投資意欲が低下する可能性があります。ECソリューション事業やITソリューション事業は、ソフトウェアプロダクトの販売やシステム開発が主であるため、経済情勢の悪化は業績に直接的な悪影響を及ぼす可能性があります。特に、パソコンやサーバーなどのハードウェア販売も企業収益に左右されやすいです。
- EC市場の成長鈍化ECソリューション事業の主力製品である「ecbeing」の成長は、EC市場全体の動向に大きく依存しています。現在のところEC市場は順調に成長していますが、将来的に市場の成長が止まったり縮小したりするような事態が発生した場合、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、BtoBおよびBtoC市場の拡大が鈍化すると、製品の需要が減少する恐れがあります。
- 人材確保と開発プロジェクト継続的な成長には、優秀な人材の確保と育成が不可欠ですが、想定通りに人材が集まらなかったり、社外流出が発生したりすると、事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。また、システム開発プロジェクトにおいて、作業遅延や想定外の費用発生により採算が悪化するリスクや、システム不具合による損害賠償請求や信頼性低下のリスクも存在します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性のある代表的なリスクには、次のようなものが考えられます。これらの項目は、リスクの代表的なものであり、実際に起こりうるリスクは、これらに限定されるものではありません。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1 当社グループの事業について(1)業界の動向について① ソフト系IT業界の動向について 当社グループのECソリューション事業及びITソリューション事業は、主としてソフトウェアプロダクトの販売、システムの開発やネットワークの構築等の役務提供により成り立っております。これらの事業区分が属する業界はソフト系IT業界(ソフトウェア業、情報処理サービス業、インターネット関連サービス業の総称。国土交通省の定義による。)であり、当該業界はIT関連サービスの需要動向に左右されると考えられます。ソフト系IT市場の動向は経済環境の影響を受けやすいため、今後の経済情勢が悪化した場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② ソフトウェアプロダクトを取り巻く市場環境について 当社グループのECソリューション事業において主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」の成長は、今後のEC市場の動向あるいは各企業における志向性の高まりが鍵を握るものと思われます。 ECはBtoB(企業間取引)とBtoC(対消費者取引)に大別されます。 わが国におけるBtoB市場は、全体取引額自体が大きく伸長していることに加え、大手企業が自社のシステムをグループ傘下の中堅・中小企業に展開するなど、これまでECが浸透していなかった層にまで裾野が広がり、順調に成長しております。 また、BtoC市場についても、消費者の裾野の広がりに伴い、食料品の繰り返し購買や実店舗でも普通に購入可能な日用生活雑貨等が購入される傾向が増加するなど、ECが生活に欠かせないものとして普及・拡大しつつあります。 なお、現在のところ、EC市場の成長を阻害する社会構造及び業界環境の変化はないと考えられますが、EC市場の成長が止まるあるいは縮小するような場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ パソコン、サーバー等のハードウェア及びパソコン向けパッケージソフトウェアに係る市場の動向について パソコン、サーバー等のハードウェア及びパッケージソフトウェアは、情報通信社会の発達・成熟とともに必要不可欠なものとなっているものの、これらは企業収益により情報化投資意欲が大きく左右されることから、今後経済情勢が悪化した場合には、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)収益構造の変化に伴うリスクについて 当社グループは、ECソリューション事業を成長ビジネスとして位置づけ、収益構造の構築を進めております。 しかしながら、今後、ソフト系IT市場及びEC市場等が、当社グループが想定する程には成長せず、結果としてECソリューション事業の成長が阻害された場合には、利益率の低下を招き、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)業績の季節偏重について 当社グループは、ECソリューション事業及びITソリューション事業において、システムのカスタマイズまたは構築を行っております。これらのシステム開発業務は、顧客都合により、9月及び3月に顧客の検収が集中する傾向があります。このため、何らかの要因により検収遅延が生じた場合には、当社グループの売上計上時期が翌期にずれ込むことにより、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)開発プロジェクトについて 当社グループが行うシステム開発業務は、プロジェクトごとに作業工数や費用の見積り及び管理を行っておりますが、作業進捗の遅延や想定外の費用負担により採算性の悪化または不採算となる可能性があります。 また、顧客の検収後のシステムに予期し得ない不具合が生じた場合には、それに起因する損害賠償請求を受ける可能性や、当社グループの信頼性が低下する可能性があり、そのような場合には当社グループの事業展開及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)人材の育成・確保について 当社グループが、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」及びソフトウェアプロダクト(「X-pointクラウド」「AgileWorks」「L2Blocker」)の販売・開発体制の強化を図り継続的な成長を果たすためには、人材の確保・育成が重要な課題であるものと認識しております。当社グループは、戦力増強を図るため、新卒の定期採用及び中途採用を継続的に行い人材確保に努めておりますが、想定どおりの人材確保が進まない場合や、人材の社外流出が発生した場合には、当社グループの事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)競合について 当社グループの主力製品であるECサイト構築パッケージ「ecbeing」において、現在のところ、同種のECサイト構築パッケージソフトウェアは、当社グループが認識する限りにおいて数タイトル存在し、それらのソフトウェアメーカーは当社グループの競合者と言えますが、当該競合者の製品に「ecbeing」の販売が脅かされている状況にはないものと認識しております。また、大手ソフトウェアメーカーなどが新たな競合製品の販売を開始した事実もありません。 しかしながら、「ecbeing」はパッケージソフトウェアであることから、常なる陳腐化リスクに晒されていることに鑑み、今後もECサイト構築市場における優位性を維持し、更なる競争力の強化を図るため、製品機能強化に努めております。 もっとも、今後においてEC市場が更なる成長を遂げた場合、または企業の志向性が更に高まった場合には、大手ソフトウェアメーカーなどが新たにECサイト構築パッケージ分野に参入しない保証はなく、このような事態が起きた場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)インターネットの障害等について 当社グループは、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」のホスティングサービス及び当社独自のサービスである「SCクラウド」のクラウドビジネスなどを行うにあたり、インターネットに特有の技術的または社会的なリスク要因を想定し、インターネットサーバーに係る万一の障害や事故に備えたリアルタイムのバックアップ体制をはじめ、不正アクセスやコンピュータウィルスを防御するネットワークセキュリティ等、必要な管理体制を整えております。今後も引き続きネットワークセキュリティと情報管理に係る強化を継続する予定であります。 しかしながら、基幹システム及びネットワークの障害等を完全に予防または回避することは困難であり、このような事態が起きた場合には、当社グループの事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)自然災害等について 地震、火災及びその他の自然災害や停電等が発生した場合には、事業所及びシステムが被害を受ける可能性があります。その結果、その対応に巨額の費用を要したり販売等事業活動に大きな影響が生じるため、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 2 当社グループの経営について(1)投資に関するリスクについて① 事業投資について 当社グループは、現在の事業ドメインと全く方向性が異なる新規事業分野への進出及び多角化は計画しておりませんが、今後も主にソフトウェアプロダクトの開発及び販売に係る有力企業への資本参加を伴う業務提携や有望な技術、ノウハウまたは販売チャネルを有する企業の買収などを行う可能性があります。 当社グループは、このような資本参加を伴う業務提携または買収にあたり、慎重に判断する方針でありますが、これらの判断時点における当社グループの見込み通りに計画が実現する保証はなく、当社グループが負担する費用を回収できない可能性があります。 ② 有価証券の投資について 当社グループは、取引先との関係維持や効率的な資金運用を目的として、株式等の有価証券を保有しております。これらの有価証券には、市場価格がある上場株式や市場価格のない非上場株式等があります。当社グループでは、時価または実質価額が著しく下落し、かつ回復の可能性が認められないと判断した場合には減損処理を行っており、将来の市況または投資先の業績不振等により、取得原価に比べて著しく価値が下落した場合は評価損の計上が必要となり、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)知的財産権等の侵害に係るリスクについて ソフトウェア開発、システム開発受託等に関連した特許権等の知的財産権について第三者との間で訴訟及びクレームが発生した事実はありません。また、当社グループは事業推進にあたり弁理士事務所及び日本IT特許組合を通じた特許調査を実施しており、ソフトウェア開発に使用する技術が他社の特許権等に抵触しているという事実を認識しておりません。 しかしながら、わが国において、知的財産権の侵害の有無に係る確認の範囲は自ずと限定されるため、知的財産権の侵害に係る問題を完全に回避することは困難であります。万が一、他人から知的財産権を侵害しているとの指摘が行われた場合、当社グループは紛争解決までに多大な時間及び金銭コストを負担しなければならない恐れがあり、その場合には当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)個人情報等の管理について 当社グループは、顧客、役員及び従業員の個人情報をも含めた重要な業務管理情報についてID及びパスワードによって管理するとともに、インターネットを通じた外部からのアクセスによる情報流出の防止策を採用しております。また、情報セキュリティマネジメントシステムの「ISO/IEC 27001:2013」及び「JIS Q 27001:2014」に基づいた認証を取得しており、継続・更新の審査を受けております。 しかしながら、このようなマネジメントシステムを有していても、個人情報を含むそれらの重要情報に係る社外漏洩を完全に防止できず、当該情報漏洩に起因して第三者に何らかの損害が発生した場合には、当社グループが損害賠償請求の対象となる可能性があります。また、当社グループの情報管理体制に係る良くない風評が発生し、当社グループの事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)業務管理情報システムに係るリスクについて 当社グループは、業務管理情報システムにより、顧客情報の管理、労働債務の管理、給与の支払、顧客に対する売掛代金等の請求、与信管理等の業務を行っており、当社グループの業務効率は当該システムに大きく依存しております。 このため、当該システムが稼動しているサーバーが、不測の事態(地震等の災害に伴う停電、故障等)により、バックアップサーバーを含め同時に停止した場合には、当社グループの業務の遂行に支障をきたし、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。