3236

プロパスト(3236)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

不動産業 不動産

事業の概要

  • 分譲マンション開発
    首都圏で、単身者やパワーカップル向けにデザイン性の高い分譲マンションを企画・開発・販売しています。土地の特性や周辺環境に合わせた独立したコンセプトで空間デザインを創り出し、魅力的な物件を提供することで収益を得ています。
  • 賃貸マンション開発
    首都圏の駅近エリアで、中規模・中低層のRC造賃貸マンションを開発し、国内外の富裕層や投資ファンドに販売しています。デザイン性を重視し、物件規模を絞ることで外部環境の変化や建築費上昇のリスクを抑制し、売却益を主な収益源としています。
  • 不動産バリューアップ
    首都圏で3億円から10億円程度の中古収益ビル等を取得し、改修やリーシング(賃貸仲介)を通じて収益性を向上させ、国内外の富裕層に短期間で売却する事業です。既存不動産に新たな付加価値を加え、売却益と資金回収の迅速化を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 不動産開発事業
    主に首都圏で分譲マンションや賃貸マンションの開発・販売を手掛けています。最新年度の売上高は180.02億円、営業利益は32.78億円と、同社の主要な収益源であり、事業全体の大部分を占める稼ぎ頭となっています。
  • 再生事業
    首都圏の中古収益ビルなどを取得し、改修やリーシングを通じて収益性を高め、売却する事業です。最新年度の売上高は98.24億円、営業利益は13.24億円であり、不動産開発事業に次ぐ規模で、会社の収益に貢献しています。
  • マンション開発事業
    分譲マンションの開発・販売を行う事業ですが、最新年度の営業利益は0億円と記載されており、この期間は利益貢献がなかったか、他のセグメントに含まれている可能性があります。具体的な売上高は不明ですが、今後の動向が注目されます。
2025-05 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
LeasingPropertyDevelopmentBusiness 地域 180 33 18.2%
RevitalizationBusiness 地域 98 13 13.5%
CondominiumDevelopmentBusiness 地域 0
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|820 文字
3【事業の内容】当社は、主に首都圏において分譲開発事業、賃貸開発事業及びバリューアップ事業を展開しております。当社の事業内容は以下のとおりであります。(1) 分譲開発事業首都圏エリアを中心に当社の企画力・デザイン力を活かした分譲マンションを開発し、主に単身者層やパワーカップルを対象とした魅力あるマンションを販売します。企画やデザインについては、当該物件の土地の特性や地域性及び周辺環境とのバランスを考慮して、プロジェクト毎に独立したコンセプトによる空間デザインを創り出します。このため、ネーミングに関しても、それぞれのコンセプトに相応しい個別のネーミングを行います。なお、当該業務には専有卸のスキームで引受けた上で、実需に基づいて分譲販売するケースも含まれます。(2) 賃貸開発事業首都圏エリアにおいて、駅近の利便性の高いマンション用地の取得を目指します。当該土地で中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションの開発を行います。マンションに当社のデザインを活かした、ハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンド等に提供します。中規模かつ中低層物件に特化することで、物件取得時以降の外部環境の変化や建築費用の上昇等の変動要因の影響を抑制します。なお、竣工した物件については、外部環境を勘案しながら、売却時期を検討してまいります。(3) バリューアップ事業首都圏エリアを中心に3億円~10億円程度の中古の収益ビル等を取得し、年数が経過したことにより外観や設備が経年劣化した不動産に効率的に改修を行ったり、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行ったりすることにより収益性を向上させ、既存の建物の質を高め、新たな付加価値を生み出すビジネスです。国内外の富裕層を中心に売却を実施します。物件価格に応じた改修工事を実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図ります。 [事業系統図]

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
企画力・デザイン力を活かした魅力あるマンションを開発し、富裕層等に提供するため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法等の法的規制、及び各種免許・登録が必要。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:経済状況及び不動産市況の影響 / 売上計上時期の集中と収益偏重 / 販売用不動産の評価損・売却損発生
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

プロパストは不動産仲介・管理事業を主軸としており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに依存するビジネスモデルではない。そのため、無形資産による競争優位性は見られない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

不動産仲介においては、一度取引した顧客や管理委託を受けたオーナーとの関係性が継続する可能性はあるが、一般的に顧客のスイッチングコストは低い。新たな仲介業者への乗り換えは比較的容易であり、強いスイッチングコストは構築されていない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

プロパストの事業は、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。不動産仲介・管理は個別の取引や関係性が中心であり、プラットフォーム型のビジネスとは異なる。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

不動産仲介・管理業は一般的に参入障壁が低く、価格競争に陥りやすい。プロパストが構造的に他社より大幅に低いコストでサービスを提供できるという明確な証拠はなく、コスト優位性は限定的である。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

不動産仲介・管理事業は、地域や特定の顧客層に特化することで一定の規模の経済性を享受できる可能性がある。しかし、業界全体で見ると多数のプレイヤーが存在し、プロパストが圧倒的な規模で寡占を形成しているわけではない。

  • 首都圏に特化した開発力
    プロパストは、首都圏エリアに事業を集中させることで、地域の市場動向や顧客ニーズを深く理解し、効率的な用地取得と開発を行っています。これにより、ターゲット層に響く魅力的な物件を供給できる強みがあります。
  • デザインと企画力
    分譲マンション開発では、物件ごとに独立したコンセプトに基づいた空間デザインとネーミングを重視しています。これにより、単身者やパワーカップルといった特定の顧客層に強く訴求し、他社との差別化を図ることで競争優位性を確立しています。
  • リスク抑制と効率的な資金回収
    賃貸開発事業では中規模・中低層物件に特化し、バリューアップ事業では物件価格帯を絞り、効率的な改修と短期間での売却を目指しています。これにより、外部環境の変化による影響を抑制し、迅速な資金回収と事業回転率の向上を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。(1) 経営方針当社では外部環境を分析しつつ、付加価値を高めることのできる素材としての不動産を取得した上で、周囲の状況や経済の状態に応じた最高レベルの企画を施し、最も高い価値を実現できる方法で「作品」を提供することを経営方針としております。(2) 経営上の目標目標とする経営指標といたしましては、引き続き強固な財務基盤の確立のため、自己資本比率40%以上の安定した資本確保を継続するべく、努力してまいります。(3) 中長期的な経営戦略当社は、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業の3つの事業をバランス良く組み合わせることで事業展開を図ってまいります。分譲開発事業では、首都圏エリアを中心に当社の強みである企画力やデザイン力を活かした分譲マンションを開発し、単身層やパワーカップルを対象とした魅力あるマンションを販売します。賃貸開発事業では、首都圏エリアにおいて、駅近の利便性の高いマンション用地の取得を目指します。当該土地で中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションの開発を行います。マンションに当社のデザインを活かした、ハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンドを中心に提供します。バリューアップ事業は、首都圏エリアを中心に3億円~10億円程度の中古の収益ビル等を取得し、年数が経過したことにより外観や設備が経年劣化した不動産に効率的に改修を行ったり、築年の浅い物件においても、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行ったりすることにより収益性を向上させ、既存の建物の付加価値を高め、新たな価値を生み出すビジネスです。国内外の富裕層を中心に売却を実施します。物件価格に応じた改修工事やリーシングを実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図ります。また、上記の施策等により、事業拡大に伴う資産の増加と自己資本の規模とのバランスを考慮しながら、安定的な財務基盤の確立を目指します。(4) 経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性があります。物価の上昇や金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、供給が抑制されていることや販売価格の先高感等から、需要は底堅く推移することが見込まれます。当社としましては、これまでと同様に首都圏エリアにおける駅近等の利便性の高いレジデンス物件を中心に仕入れを行い、分譲開発物件については単身層やパワーカップルを主たる顧客ターゲットとして捉えると共に、賃貸開発物件やバリューアップ物件については国内外の富裕層や投資ファンドを主たる顧客ターゲットとして事業展開を図る方針です。物件取得に関しては立地や価格に関して、売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を進めてまいります。また、今後の不動産市況の様々な変化にも対応できるように、借入金の過度な増加を抑制すると共に収益拡大を図ることで自己資本比率を高め、財務基盤の強化を図ってまいります。併せて、事業環境に応じて多様な資金調達方法を模索してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。(1) 経営方針当社では外部環境を分析しつつ、付加価値を高めることのできる素材としての不動産を取得した上で、周囲の状況や経済の状態に応じた最高レベルの企画を施し、最も高い価値を実現できる方法で「作品」を提供することを経営方針としております。(2) 経営上の目標目標とする経営指標といたしましては、引き続き強固な財務基盤の確立のため、自己資本比率40%以上の安定した資本確保を継続するべく、努力してまいります。(3) 中長期的な経営戦略当社は、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業の3つの事業をバランス良く組み合わせることで事業展開を図ってまいります。分譲開発事業では、首都圏エリアを中心に当社の強みである企画力やデザイン力を活かした分譲マンションを開発し、単身層やパワーカップルを対象とした魅力あるマンションを販売します。賃貸開発事業では、首都圏エリアにおいて、駅近の利便性の高いマンション用地の取得を目指します。当該土地で中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションの開発を行います。マンションに当社のデザインを活かした、ハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンドを中心に提供します。バリューアップ事業は、首都圏エリアを中心に3億円~10億円程度の中古の収益ビル等を取得し、年数が経過したことにより外観や設備が経年劣化した不動産に効率的に改修を行ったり、築年の浅い物件においても、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行ったりすることにより収益性を向上させ、既存の建物の付加価値を高め、新たな価値を生み出すビジネスです。国内外の富裕層を中心に売却を実施します。物件価格に応じた改修工事やリーシングを実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図ります。また、上記の施策等により、事業拡大に伴う資産の増加と自己資本の規模とのバランスを考慮しながら、安定的な財務基盤の確立を目指します。(4) 経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性があります。物価の上昇や金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、供給が抑制されていることや販売価格の先高感等から、需要は底堅く推移することが見込まれます。当社としましては、これまでと同様に首都圏エリアにおける駅近等の利便性の高いレジデンス物件を中心に仕入れを行い、分譲開発物件については単身層やパワーカップルを主たる顧客ターゲットとして捉えると共に、賃貸開発物件やバリューアップ物件については国内外の富裕層や投資ファンドを主たる顧客ターゲットとして事業展開を図る方針です。物件取得に関しては立地や価格に関して、売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を進めてまいります。また、今後の不動産市況の様々な変化にも対応できるように、借入金の過度な増加を抑制すると共に収益拡大を図ることで自己資本比率を高め、財務基盤の強化を図ってまいります。併せて、事業環境に応じて多様な資金調達方法を模索してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当事業年度のわが国経済は、緩やかに回復していますが、米国の通商政策等により不透明感がみられます。雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復が支えられることが期待される一方で、米国の通商政策の影響によって景気の下振れリスクも高まっております。また、物価上昇の継続が消費者マインドの低下を通じて個人消費に影響を及ぼす可能性もあり、これもわが国の景気を下押しするリスクとなっています。さらに、中東地域をめぐる情勢や金融資本市場の変動等の影響についても、より一層注意する必要があります。個人消費については、消費者マインドが弱含んでいるものの、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、持ち直しの動きがみられます。「家計調査」(4月)では、実質消費支出が前月比1.8%減となり、2カ月ぶりに前月水準を下回りました。一方で、消費者マインドを示す消費者態度指数(5月)は、前月比1.6ポイント上昇し、6か月ぶりの上昇となりました。「商業動態統計」によれば、小売業販売額(4月)は前月比0.5%増となりました。設備投資については、持ち直しの動きがみられます。「法人企業統計季報」(含むソフトウェア)では1~3月期が前期比1.6%増加し、4四半期連続での増加となりました。輸出に関しては、持ち直しの動きがみられます。アジア向け、アメリカ向けの輸出は、このところ持ち直しの動きがみられます。一方で、EU及びその他の地域向けの輸出は、おおむね横ばいで推移しております。当社が属する不動産業界においては、弱含みの動きがみられます。先行指標となる新設住宅着工戸数は、2025年4月が季節調整済年率換算値で626,000戸となりました。4月は前月比42.0%減となり3カ月ぶりの減少に転じました。また、首都圏マンションの初月契約率は、5月に57.9%となり、好不況の分かれ目とされる70%を2カ月連続で下回っております。このような状況の中、当社は、事業のリスク管理をより強化し、財務体質のさらなる健全化を図るため、在庫の削減や回転率を重視し、総資産圧縮に注力してまいりました。賃貸開発事業及びバリューアップ事業においては、より厳選した新規物件の取得を行い、保有物件の積極的な売却を進めてまいりました。この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。a.財政状態当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して1,705百万円減少し、30,182百万円となりました。当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して3,433百万円減少し、18,007百万円となりました。当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比較して1,728百万円増加し、12,175百万円となりました。b.経営成績当事業年度の経営成績は、売上高27,839百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益3,334百万円(同9.1%増)、経常利益2,826百万円(同8.9%増)、当期純利益1,957百万円(同7.5%増)となりました。セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。分譲開発事業は、売上高はゼロ(前年同期は、売上高3,755百万円)、セグメント損失0百万円(前年同期は、セグメント利益443百万円)となりました。賃貸開発事業は、売上高18,002百万円(前年同期比4.5%増)、セグメント利益3,278百万円(同7.0%減)となりました。バリューアップ事業は、売上高9,824百万円(同323.5%増)、セグメント利益1,324百万円(同278.1%増)となりました。② キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により7,641百万円増加いたしました。また、投資活動において53百万円増加し、財務活動においては4,064百万円減少いたしました。この結果、資金は前事業年度末に比べて3,621百万円増加し、当事業年度末残高は6,568百万円(前事業年度末比122.9%増)となりました。③ 生産、受注及び販売の実績a.販売実績当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)前年同期比(%)金額(百万円)分譲開発事業--賃貸開発事業18,002104.5バリューアップ事業9,824423.5その他11-合 計27,839119.5(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2023年6月1日  至 2024年5月31日)当事業年度(自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)㈱BRI3,06413.1--いちごオーナーズ㈱2,64011.3-- b.契約実績当事業年度の契約実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)前年同期比(%)金額(百万円)分譲開発事業--賃貸開発事業19,711132.6バリューアップ事業9,975339.4その他13-合 計29,700166.8 c.契約残高当事業年度末における契約残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度末(2025年5月31日)前年同期比(%)金額(百万円)分譲開発事業--賃貸開発事業5,971145.0バリューアップ事業1,106143.6その他1-合 計7,079144.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。① 重要な会計方針及び見積り当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に関して適切な仮定の設定、情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態(流動資産)当事業年度末における流動資産は、前事業年度末と比較して1,786百万円減少し、29,422百万円(前年同期比5.7%減)となりました。これは、在庫の販売を積極的に推進したことにより、現金及び預金が3,540百万円増加したものの、販売用不動産と仕掛販売用不動産が合わせて5,183百万円減少したことによるものであります。(固定資産)当事業年度末における固定資産は、前事業年度末と比較して81百万円増加し、759百万円(前年同期比12.0%増)となりました。これは主に、繰延税金資産が102百万円増加したことによるものであります。(流動負債)当事業年度末における流動負債は、前事業年度末と比較して166百万円減少し、11,769百万円(前年同期比1.4%減)となりました。これは主に、物件の契約による前受金が161百万円、未払法人税等が92百万円、その他の流動負債が98百万円増加したものの、物件の売却により、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が556百万円減少したことによるものであります。(固定負債)当事業年度末における固定負債は、前事業年度末と比較して3,266百万円減少し、6,238百万円(前年同期比34.4%減)となりました。これは主に、物件の売却を進めたことにより、長期借入金が3,268百万円減少したことによるものであります。(純資産)当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比較して1,728百万円増加し、12,175百万円(前年同期比16.5%増)となりました。これは主に、当期純利益の計上等により繰越利益剰余金が1,821百万円増加したことによるものであります。 2)経営成績(売上高、売上原価、売上総利益)当事業年度の売上高は、前事業年度と比較して4,537百万円増加し、27,839百万円(前年同期比19.5%増)となりました。分譲開発事業の売上高は、売上計上する引渡物件がなく、ゼロとなりました(前年同期は、売上高3,755百万円)。賃貸開発事業の売上高は、前事業年度と比較して776百万円増加し、18,002百万円(前年同期比4.5%増)となりました。バリューアップ事業の売上高は、前事業年度と比較して7,504百万円増加し、9,824百万円(同323.5%増)となりました。売上原価については、売上高や建築コストが増加したため、前事業年度と比較して4,174百万円増加し、22,753百万円(同22.5%増)となりました。売上総利益については、売上原価が増加したため、前事業年度と比較して362百万円増加にとどまり、5,085百万円(同7.7%増)となりました。(販売費及び一般管理費、営業利益)販売費及び一般管理費は、前事業年度と比較して85百万円増加し、1,751百万円(前年同期比5.1%増)となりました。主な要因は、販売契約件数の増加により、仲介手数料等が増加したことによるものであります。この結果、営業利益は、前事業年度と比較して277百万円増加し、3,334百万円(同9.1%増)となりました。(営業外損益、経常利益)営業外収益は、前事業年度と比較して1百万円減少し、27百万円(前年同期比4.0%減)となりました。主な要因としては、受取配当金が8百万円増加したものの、前事業年度にあった受取保険金9百万円がなくなったことによるものであります。営業外費用は、前事業年度と比較して44百万円増加し、535百万円(前年同期比9.1%増)となりました。主な要因としては、金利が上昇したことにより、支払利息が46百万円増加したことによるものであります。この結果、経常利益は、前事業年度と比較して231百万円増加し、2,826百万円(同8.9%増)となりました。(特別損益、当期純利益)特別損失は、前事業年度と比較して4百万円増加し、4百万円(前年同期は0百万円)となりました。主な要因としては、本店の不要固定資産を除却したことによるものであります。当期純利益は、税引前当期純利益が前事業年度と比較して212百万円増加したものの、法人税等合計が75百万円増加したことにより、前事業年度と比較して136百万円の増加となり、1,957百万円(同7.5%増)となりました。 3)キャッシュ・フロー当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により7,641百万円増加しました。また、投資活動において53百万円増加し、財務活動においては4,064百万円減少しました。この結果、資金は前事業年度末に比べて3,621百万円増加し、当事業年度末残高は6,568百万円(前事業年度末比122.9%増)となりました(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により獲得した資金は、7,641百万円(前年同期は1,882百万円の支出)となりました。主な要因は、税引前当期純利益として2,822百万円を獲得し、棚卸資産が5,184百万円減少したことに加えて、法人税等の支払いが877百万円発生したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により獲得した資金は、53百万円(前年同期は75百万円の獲得)となりました。主な要因は、定期預金の預入により133百万円の支出が発生したものの、定期預金の払戻により219百万円を獲得したことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により支出した資金は、4,064百万円(前年同期は480百万円の支出)となりました。主な要因は、物件の取得に伴い、長期借入金及び短期借入金として新たに融資契約を締結したことにより、14,418百万円を獲得したものの、物件の売却や借入期間の終了などに伴い、長期借入金及び短期借入金を返済したことにより、18,241百万円の支出が発生したことによるものであります。b.経営成績に重要な影響を与える要因についての分析当社の経営に影響を与える大きな要因としては、3.事業等のリスクに記載のとおりであります。c.資本の財源及び資金の流動性当社の資金需要の主なものは、運転資金需要と販売用不動産の取得及び建築費に必要な資金等であります。運転資金については、内部資金を充当し、必要に応じて金融機関より短期借入金で調達を行っております。また、販売用不動産の取得及び建築費等については、金融機関より短期借入金及び長期借入金で調達を行っております。d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当事業年度末における自己資本比率は、前事業年度末と比べて7.6ポイント上昇し、40.1%となりました。なお、当社は自己資本比率を重要な経営指標として位置づけており、引き続き自己資本比率40%以上の安定した資本確保を目指していく方針です。収益の原資となる販売用不動産の取得については、厳選した上での取得に努めることで総資産の過度な増加を抑制すると共に、着実な利益確保により安定的に自己資本を高めてゆく所存です。e.セグメント毎の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(分譲開発事業)当事業年度の販売物件は、引渡物件がありませんでした。この結果、売上高はゼロとなりました(前年同期は、売上高3,755百万円)。しかしながら、当初賃貸開発事業として開発予定の物件を分譲開発事業へ変更するプロジェクトが発生したことから、セグメント損失0百万円(前年同期は、セグメント利益443百万円)となりました。(単位:百万円) 2025年5月期2024年5月期増減率売上高-3,755-セグメント利益又は損失(△)△0443-セグメント資産376--(注)当事業年度は売上高がなく、セグメント損失を計上していることから、売上高及びセグメント利益又は損失それぞれの増減率を表示しておりません。セグメント資産につきましては、前事業年度末は分譲開発物件を完売引渡後、新たな物件の仕入れがなく、資産がありませんでした。(賃貸開発事業)当事業年度は、販売プロジェクト数は19プロジェクトと前事業年度と同数でしたが、物件の規模が若干大きくなった結果、売上高は前年同期比776百万円増加し、18,002百万円(前年同期比4.5%増)となりました。また、依然として高い収益性を維持しており、売却物件の地域優位性が評価されているものの、コスト高の影響により、前年同期比では収益性が低下したため、セグメント利益は3,278百万円(同7.0%減)となりました。セグメント資産については、保有物件の売却を積極的に推進すると共に、エリアや駅からの距離等を勘案の上、より厳選をして新規物件の取得を進めました。物件の取得よりも売却が多くなった結果、前事業年度と比較して580百万円減少し、20,604百万円(同2.7%減)となりました。(単位:百万円) 2025年5月期2024年5月期増減率売上高18,00217,2264.5%セグメント利益3,2783,524△7.0%セグメント資産20,60421,184△2.7%(バリューアップ事業)当事業年度の売上高は、販売プロジェクト数が5プロジェクトから18プロジェクトへと増加したため、前年同期比7,504百万円増加し、9,824百万円(同323.5%増)となりました。セグメント利益については、売上高が増加したことから前年同期比974百万円増加し、1,324百万円(同278.1%増)となりました。セグメント資産については、保有物件の売却活動を積極的に推進したことから、前事業年度と比較して5,008百万円減少し、1,572百万円(同76.1%減)となりました。(単位:百万円) 2025年5月期2024年5月期増減率売上高9,8242,320323.5%セグメント利益1,324350278.1%セグメント資産1,5726,580△76.1%

事業リスク

  • 経済・不動産市況変動
    景気の悪化による地価下落や需要の低下、金利変動は、分譲・賃貸・バリューアップ事業全てにおいて業績に影響を与える可能性があります。特に不動産価格や需要は経済状況に大きく左右されるため、収益性が低下するリスクがあります。
  • 売上計上時期の偏重
    不動産販売は物件の引き渡し時に売上を計上するため、引き渡し時期によっては特定の時期に売上や利益が集中したり、計画していた売上が翌期にずれ込んだりする可能性があります。これにより、業績が不安定になるリスクがあります。
  • 販売用不動産の評価損
    保有する販売用不動産は、景気や金利、地価の変動、賃料水準の低下、空室率の上昇などにより、評価損や売却損が発生する可能性があります。これにより、会社の資産価値が減少し、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,582 文字
3【事業等のリスク】当社の事業内容その他に関するリスクについて、投資家の皆様の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。(特に重要なリスク)(1) 経済状況及び不動産市況の影響について当社は、分譲開発事業、賃貸開発事業及びバリューアップ事業を主に行なっておりますが、経済状況の悪化に伴う地価の下落や需要の低下及び金利水準の変動等が当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社としては、定期的に景気動向・不動産市況等の状況について各種経済指標などの動向を確認すると共に、金融機関や同業他社等から情報を取集することで、エリア・規模・用途・物件特性に応じたマーケット観の醸成、投資判断力の強化等により、リスクの低減に努めております。地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性があります。物価の上昇や海外の金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、供給が抑制されていることや販売価格の先高感等から、需要は底堅く推移することが見込まれます。物件取得に関しては、立地や価格に関して、売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を図ることでリスク低減に努めております。(2) 売上計上時期の集中及びそれに伴う収益発生時期の偏重リスクについて当社は、物件の販売については顧客への引渡しを基準として売上計上を行なっております。そのため、引渡し時期によっては、ある特定時期に売上及び収益が偏重する可能性がある他、想定した売上及び収益が翌事業年度にずれ込む場合があり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(3) 販売用不動産等について当社は、複数の販売用不動産を保有しておりますが、売却までの間の当該物件に対する買主及びテナントの需要動向の変化、並びに景気動向、金利動向及び地価動向の変化、更には不動産賃貸物件の賃料水準の低下及び空室率の上昇等により評価損や売却損が発生する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(4) 資金調達について用地取得及び物件の取得資金や建築費等の資金調達においては、特定の金融機関に依存することなく、案件毎に金融機関に対して融資を打診し、融資実行を受けた後に各プロジェクトを進行させております。今後、新たに計画した資金調達が不調に終わった場合には、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (その他の重要なリスク)(1) 法的規制について当社が属する不動産業界は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、住宅品質確保促進法等により、法的規制を受けております。当社は、不動産業者として、「宅地建物取引業法」に基づく免許を受けて、分譲開発事業、賃貸開発事業及びバリューアップ事業を行っております。今後、これらの規制の撤廃や新たな法的規制が設けられた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(2) 免許登録について当社の主要な事業活動の継続には、下表に掲げる免許・登録が前提になります。宅地建物取引業免許につきましては、宅地建物取引業法第66条等に該当する場合に取り消されることがあります。また、宅地建物取引業法では、宅地建物取引士について一定人数を確保すること等の要件が、法律上要求されており、法定最低人数を欠く場合には免許や登録が取り消される可能性があります。一級建築士事務所登録については、建築士法第26条等に該当する場合、また、第二種金融商品取引業登録につきましては、金融商品取引法第52条等に該当する場合に、それらの登録を取り消される可能性があります。 免許・登録等の別番号有効期間宅地建物取引業免許東京都知事免許(8)第61084号2022年4月13日から2027年4月12日まで一級建築士事務所登録東京都知事登録第52707号2021年10月25日から2026年10月24日まで第二種金融商品取引業登録関東財務局長(金商)第1675号────────── 今後、これら免許・登録が取り消された場合、あるいは有効期間の更新ができなかった場合等には、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(3) 株式の希薄化について当社は、取締役の会社業績の向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、ストック・オプション制度を導入しております。今後、行使がなされた場合には、当社の1株当たりの株式価値は希薄化する可能性があります。(4) 訴訟の可能性について当社が開発又は販売している不動産については、取引先又は顧客等による訴訟その他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社の業績と財務内容に影響を及ぼす可能性があります。(5) 情報の漏洩について当社は、多数のお客様の個人情報をお預かりしている他、様々な経営情報を保有しております。これらの情報の管理に関しては、社内の情報管理システムを強化すると共に、従業員等に対する教育・研修等により情報管理の重要性の周知徹底を図っております。しかし、これらの対策にも関わらず重要な情報が外部に漏洩した場合には、当社の社会的信用等に影響を与え、業績に影響を及ぼす可能性があります。(6) 災害の発生及び地域偏在について地震、暴風雨、洪水等の自然災害、戦争、暴動、テロ、火災等の人災が発生した場合、当社が所有する不動産の価値が著しく下落する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社が保有する不動産は、経済規模や顧客のニーズを考慮に入れ、東京を中心とする首都圏エリアが中心であり、当該地域における地震その他の災害、首都圏経済の悪化等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。

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