3036

アルコニックス(3036)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • 商社機能と製造業の融合
    アルコニックスは、アルミ、銅、ニッケル、レアメタルなどの非鉄金属製品とその原材料の輸出入・国内取引を行う商社機能と、金属加工を中心とした製造業を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。近年は製造業へのM&Aや事業投資を積極的に行い、利益面で製造業の比率を高めています。これにより、単なる商品の売買だけでなく、自社で製品を生産する能力も持ち合わせています。
  • レアメタルの一貫取扱
    電子機能材事業では、スマートフォンや電気自動車などに使われる電子部品や、その材料生産に不可欠なチタン、タングステン、モリブデンなどのレアメタルを扱っています。特に、原料の調達から材料、最終製品までを一貫して取り扱う点が特徴で、これにより安定した供給と品質管理を実現し、競争力を高めています。
  • 多角的な製造事業
    めっき材料、溶接材料、非破壊検査装置、マーキング装置、カーボンブラシ、精密切削加工部品など、多岐にわたる製造事業を展開しています。これらの製造子会社は、自動車、エレクトロニクス、半導体製造装置といった成長分野に製品を供給しており、特に海外市場での事業拡大に注力しています。商社の販売力と製造の技術力を組み合わせることで、新たな価値創造を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 電子機能材事業
    スマートフォン、タブレット端末、電気自動車、ハイブリッド車、IT関連機器などに使用される電子部品、化合物半導体、結晶材料、およびそれらの生産に不可欠なレアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等)を取り扱っています。特に、レアメタルの原料から材料・製品まで一貫して取り扱う点が特徴で、コーポレートベンチャーキャピタルを通じて有望なスタートアップ企業への投資も行っています。売上高は320.54億円です。
  • アルミ銅事業
    アルミ圧延品、伸銅品、バルブ部品などの建設資機材の輸出、三国間取引、国内取引を行う「製品」分野と、非鉄金属のリサイクル原料、再生原料を手掛ける「原料」分野が主要事業です。自動車の軽量化に伴うアルミリサイクル原料の需要増加や環境問題への対応を背景に、アルミ・銅スクラップ、アルミ再生地金、マグネシウム地金、金属珪素などを扱っています。売上高は825.52億円で、商社流通セグメントの主力です。
  • 装置材料事業
    非鉄金属の総合企業を目指したM&Aによりグループに加わった製造子会社群で構成され、めっき材料(銅・ニッケルアノード等)、溶接材料(自動車製造用金型補修材料)、非破壊検査装置・マーキング装置、一般産業機械・自動車向け小型モータ用カーボンブラシなどを製造・販売しています。特に海外市場での事業拡大に注力しており、各製品で高い技術力と市場シェアを誇ります。売上高は458.31億円です。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ElectronicAndAdvancedMaterials 事業 321
AluminumAndCopperProducts 事業 826
EquipmentAndMaterials 事業 458
MetalProcessing 事業 366
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|6,260 文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社(アルコニックス株式会社)、連結子会社61社、関連会社4社により構成されており、アルミ、銅、ニッケル、レアメタル・レアアース等の各種製品並びにそれらの原材料の輸出、輸入及び国内取引の業務を行うほか、金属加工を中心とした製造業への事業拡大を行っています。特に近年、製造業のM&A、事業投資に注力した結果、利益面で製造業の比率が飛躍的に高まっており、商社機能と製造業を融合した新しい企業集団の形成が進んでおります。 当社グループの報告セグメント及びその事業内容<商社流通> 「電子機能材事業」は、日本企業が世界をリードする電子材料・部品分野であり、特に、需要が拡大するスマートフォン、タブレット端末、電気自動車並びにハイブリッド車や、IT関連機器等に使用される電子部品、化合物半導体、結晶材料、またこれら材料の生産に不可欠なレアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等)の取扱いを行っております。とりわけ当社グループにおけるレアメタルの取扱いは他の企業とは異なり、原料から材料・製品まで一貫して取扱っているのが特徴であります。 また、新たな商流、分野、素材による成長機会、及びモノづくり支援による成長機会の獲得を目的としてコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)とその運営子会社を設立いたしました。「先端・高成長分野での事業取組機会の確保」「素材、モノづくり分野での当社プレゼンスの拡大」「事業投資から生じる財務収益の取込み」をファンド運営の目的とし、将来有望なスタートアップ企業等に出資してまいります。 当セグメントには、当社の電子・機能材本部、海外ネットワーク機能としての現地法人のほか、チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等レアメタルに特化し鉱石から地金、中間原料までを一貫して取扱う国内連結子会社であるアドバンストマテリアルジャパン株式会社に加え、CVC運営子会社であるアルコニックスベンチャーズ株式会社とCVCファンドのアルコニックスグローバルイノベーションファンド投資事業有限責任組合が所属しております。 「アルミ銅事業」は、歴史のある安定成長ビジネスとして多くの優良な取引先・商権を持つ「製品」と、世界的な地球温暖化防止、省エネルギーで脚光をあびる非鉄金属のリサイクル原料、再生原料を手掛ける「原料」が主要な事業であります。「製品」は国内市場においてはすでに成熟しておりますが、世界的な視点でみると自動車、家電、半導体向けの需要増加が見込まれており、将来性のある事業であります。 当セグメントでは主にアルミ圧延品、伸銅品、及びバルブ部品等の建設資機材の輸出、三国間取引及び国内取引を中心に事業を展開しております。一方、「原料分野」は自動車業界の軽量化に伴うアルミリサイクル原料の需要増加、環境問題に端を発した各リサイクル法の制定という事業環境を背景に市場規模が拡大傾向にあるアルミ、銅スクラップ、アルミ再生地金を手掛ける他、マグネシウム地金や金属珪素の取扱いも行っております。 当セグメントは当社の軽金属・銅製品・チタン本部、非鉄原料・産業資材本部、海外ネットワーク機能としての現地法人、国内流通・問屋機能を有する流通子会社である林金属株式会社、アルコニックス・三高株式会社、平和金属株式会社及び国内流通子会社の管理業務を請け負うACメタルズ株式会社の他、スクラップヤードを保有し非鉄スクラップリサイクルを手掛ける国内連結子会社のアルミ銅センター株式会社が所属しております。 <製造> 「装置材料事業」は、非鉄金属の総合企業を目指した積極的なM&Aの推進により当社グループに加わった製造子会社群で構成されており、収益の柱として成長を続ける「製造」分野の一つであります。当セグメントにおける主な製品並びに製造子会社は次の通りでありますが、特に海外を中心に当社の企画力・販売力とのシナジーによる事業拡大を目指しております。・めっき材料 海外連結子会社であるUNIVERTICAL HOLDINGS INC.の主要製品であります。米国が本社でありますが中国にも生産拠点を持ち、主要製品である銅・ニッケルアノードのほか、硫酸ニッケル等のめっき用化成品を製造し、自動車及びエレクトロニクスの巨大市場である米国並びに中国を中心に世界の約20か国で販売を展開しております。・溶接材料 国内連結子会社である東海溶業株式会社の主要製品であります。愛知県に生産拠点を持ち、自動車製造用金型の補修材料の製造販売のほか溶接・溶射施工というニッチな分野において国内大手自動車メーカー等を取引先に持ち、業界内で高い地位を確保する他、海外自動車関連メーカー向けにも輸出販売を行っております。 ・非破壊検査装置及びマーキング装置等 国内連結子会社であるマークテック株式会社の主要製品であります。同社の手掛ける両製品は国内ではトップシェアを誇り、千葉県に生産拠点を構えて主に大手自動車、鉄鋼、重工メーカー向けの装置の製造・販売に加え、装置の稼働時に使用する探傷剤、インク等の消耗品販売からメンテナンスまで一貫して提供しています。また同社は韓国・中国・タイにも製造拠点を持ちグローバルな事業展開をしております。その他、同社の子会社の主要製品であるカシューパーティクルは天然由来の素材であり摩擦安定性、耐摩耗性の向上等において自動車・二輪車のブレーキ・クラッチ等の摩擦材に不可欠な材料であります。・一般産業機械並びに自動車向け小型モータ用カーボンブラシ 国内連結子会社である株式会社富士カーボン製造所の主要製品であります。同社は一般産業用小型モーター等に使用するカーボンブラシを製造するメーカーであります。電動工具から自動車まで幅広く使用される小型モーターの基幹部品であるカーボンブラシの独自ノウハウと技術力を強みに国内有数のシェアを誇る他、同社は創業後の早い段階から海外進出を果たし、現在では中国、台湾、ベトナムに主力生産拠点を構えており、海外拠点をメインに収益をあげるビジネスモデルを展開しております。  「金属加工事業」は、国内有数の製造設備と熟練した人材による優れた技術力により生み出された加工部品がスマートフォン・タブレット端末、半導体製造装置、自動車、航空・宇宙分野等におけるコア部品として使用され高い評価を受けている事業であります。当セグメントにおける主な製品並びに製造子会社は次の通りであります。・精密切削加工部品 国内連結子会社である株式会社大川電機製作所の主要製品であります。福島県に生産拠点を持ち、アルミ素材の他、チタン・モリブデンなどの難削材の切削加工を行っております。従来は通信機器向け機構部品の加工が主でしたが、複数の大型加工設備を保有していることから、最近では大型・高精密が要求される半導体製造装置、有機EL製造装置部品等の受注が増加、これら需要増に対し第2工場の増設や第3工場の建設による生産能力増加の対応を行っております。・半導体製造装置向け切削部品、産業用制御機器及び電子計測機器 国内連結子会社の株式会社坂本電機製作所の主要製品であります。福岡県福岡市に拠点を構え、金属切削部品や、産業用制御機器、及び電子計測機器等を生産しております。同社の主要製品の多くは国内の大手半導体製造装置関連の顧客へ納入されており、高度な加工技術や優れた品質管理を強みに、各顧客から高い評価を得ております。中でも、アルミやチタン等の材料を高精度の切削技術で加工した金属部品は半導体製造装置の主要部品として採用されており、また、デジタル水準器は顧客工場における生産設備等の据付時に、地面に対する設備の傾斜測定と水平レベルの調整を行ない、加工精度を確保する為に不可欠であると共に、超小型化されたモニター部とセンサー部との分離機能を有し、様々な被測定物の形状に対応しております。・精密研削加工部品 国内連結子会社の大羽精研株式会社の主要製品であります。愛知県に本社及び生産拠点を有し、半導体、自動車、産業機械関連分野における製造装置部品の高精密、高精細研削加工部品の製造を得意としております。特に同社の主要製品であるチップマウンター(表面実装機)向けノズル部品は、その高い技術力が認められ当社グループの収益に寄与しております。また同社は、これら培った精密加工技術を元に自動車向け試作部品並びに小ロット量産品の製造を事業の第2の柱とすべく取り組んでおります。・空調機器向け金属加工部品 国内連結子会社の株式会社富士根産業の主要製品であります。静岡県に本社及び生産拠点を有し、主にビル、冷凍設備、及び半導体設備向け空調機器用配管部品の製造を行っております。特に当該連結子会社の製品が使用される業務用パッケージエアコン(PAC)の主要部品であるタンク部品の製造加工においては業界でも強みを有しております。また、当社は同社の発行済株式のうち95%を保有し、残り5%については、当社グループの取引先で西日本地区の大手空調配管部品メーカーである千代田空調機器株式会社が資本参加をしております。今後、両社の協業関係構築を推進することで、原材料共通化や生産効率性の向上、及び技術交流等により新規製品分野への開拓を進める他、当社の商社機能を融合した、金属加工分野におけるグローバル事業展開を加速してまいります。・自動車向け精密プレス部品 国内連結子会社の株式会社富士プレスの主要製品であります。愛知県に本社及び生産拠点、福岡県に製造事業所を有し、主に自動車パワートレイン系精密プレス部品の製造を行っております。特に自動車メーカーの厳格な納期管理に対応した生産管理体制、技術面における冷間鍛造、並びに精密絞り加工技術による高精度・高難度加工を強みとしており、同社の先進性と技術力が主要取引先である国内大手自動車部品メーカーから高く評価されております。また海外連結子会社であるFUJI ALCONIX MEXICO S.A.de C.V.をメキシコに設置し、自動車部品生産の集積地であるメキシコから北米並びに中米に向けて事業拡大を推進しております。・端子コネクター向け精密プレス部品 国内連結子会社のジュピター工業株式会社の主要製品であります。岩手県宮古市に生産拠点を構え精密コネクタ金属端子部品のプレス加工、及びプレス金型の設計並びに製作を行なっております。主要製品はスマートフォン、タブレット等のデジタルモバイル製品等の民生機器向け高性能精密コネクタ金属端子部品であり、また射出成形によるコネクタといった関連部品の製造も手掛けております。同社の得意先は最終製品向け大手有力電子部品メーカーであり、複雑かつ納期管理が厳しい電子部品・半導体関連のサプライチェーンにおいて、当該会社は独自で培った高い技術力及び確立された開発・量産体制を駆使し製品の安定供給に貢献し顧客から主力ベンダーの一つとして高い評価を得ております。・車載用リチウムイオン電池向け金属プレス部品 国内連結子会社の株式会社ソーデナガノの主要製品であります。長野県岡谷市に生産拠点を構え金属精密プレス部品の製造、及び金型設計製作等を行なっております。当該会社は主要製品であるリチウムイオン電池用機構部品の製造において多くの特許と意匠を保有し、これに裏付けされた高精度・高速プレス加工を可能にする高い技術力と、充実した加工設備により確立された量産体制、及び徹底した品質管理を強みに、主要取引先である国内大手電池メーカーと強固な取引関係を形成する等、顧客から高い評価を得ております。 当社グループ内の国内外プレス専業会社3社は「総合プレス加工グループ」を形成することで、各社における技術的優位性と不得手分野における補完体制をミックスし、顧客からの多種多様なニーズに対応することで新たな商流の開拓が可能となります。この他、グループ各社での技術交流やノウハウの共有により、グループ全体でのコスト競争力、生産効率性の向上が見込まれ、この結果、高いシナジー効果が期待されます。 当社グループの報告セグメントにおける主な取扱品並びに製品と所属する主要連結子会社は次のとおりであります。セグメントの名称主要取扱商品主要連結子会社商社流通電子機能材・半導体、エレクトロニクス関連材料としての化合物半導体・プリント配線基板、バッテリー等の電子材料・二次電池用ニッケル製品・チタン、タングステン、モリブデン、ガリウム、インジウム等のレアメタル及びレアアース アドバンスト マテリアルジャパン株式会社ALCONIX USA,INC.ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD.ALCONIX(TAIWAN)CORPORATIONHONG KONG ANDEX ELECTRONIC MATERIAL CO.,LTD.アルコニックスベンチャーズ株式会社アルミ銅・アルミニウム製品(圧延品、押出材、鋳鍛造品、飲料缶、箔 等)・伸銅品(板・条・管の展伸材、加工品、部品 等)・アルミニウム二次合金地金及び非鉄スクラップ(アルミ、銅、特金、廃家電 等)・金属珪素、亜鉛合金塊、マグネシウム地金等・各種配管機材及び素形材等・アルミダイカスト製品、金型、鋳物製品等・金属建具工事、ビル・マンションのリニューアル、リフォーム工事等・発電設備、化学工業機器等に使用されるチタン、ニッケル製品林金属株式会社アルコニックス・三高株式会社平和金属株式会社アルミ銅センター株式会社ALCONIX(SHANGHAI)CORP.ALCONIX(MALAYSIA)SDN.BHD.ALCONIX VIETNAM CO.,LTD.ALCONIX(THAILAND)LTD.ALCONIX LOGISTICS(THAILAND)LTD.ALCONIX KOREA CORPORATIONALCONIX EUROPE GMBHACメタルズ株式会社製  造装置材料・銅、ニッケルめっき材料及び関連化学品・非破壊検査装置、マーキング装置及び関連消耗品・金型用肉盛溶接棒、溶射施工・カシュー樹脂(ブレーキ摩擦材等)及びカシュー応用製品並びに電波吸収体・一般産業用並びに自動車用小型モーター向けカーボンブラシUNIVERTICAL HOLDINGS INC.東海溶業株式会社マークテック株式会社株式会社富士カーボン製造所金属加工・アルミ、チタン等軽合金の通信機器等用精密機構部品・半導体用表面実装機(チップマウンター)、及び自動車、産業機械関連製造装置用精密研削加工部品・自動車向け精密プレス金型及びプレス部品・空調機器及び自動車部品等の金属加工部品・精密コネクタ金属端子部品のプレス部品・リチウムイオン電池及びHDD用部品のプレス加工、切削加工部品・産業用制御機器、電子計測器及び部品株式会社大川電機製作所大羽精研株式会社株式会社富士プレスFUJI ALCONIX MEXICO S.A.de C.V.株式会社富士根産業ジュピター工業株式会社株式会社ソーデナガノSoode Kansas Corporation株式会社坂本電機製作所  また、事業の系統図によって示すと、次のとおりであります

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
主要取扱商材の価格は国際市況によって変動するため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
レアメタルの原料から材料・製品まで一貫して取り扱う特徴、金属加工を中心とした製造業への事業拡大
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:マクロ経済環境の影響による業績変動のリスク / 非鉄市況の変動に起因するリスク / 為替相場の変動に起因するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

アルコニックスは特定のブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPを強みとしている明確な証拠は見当たらない。事業内容は電子材料や化学品の専門商社であり、これらの無形資産への依存度は低いと考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

電子材料や化学品は、顧客の製造プロセスに深く組み込まれている場合があり、仕様変更やサプライヤー変更には一定の手間とコストがかかる可能性がある。しかし、代替品の入手可能性や価格競争力も考慮されるため、スイッチング・コストは限定的と推測される。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

アルコニックスの事業モデルは、ユーザー数の増加によってサービスの価値が向上するネットワーク効果を生み出す性質のものではない。サプライヤーと顧客のマッチングが中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

専門商社として、長年の取引で培われた仕入れルートや物流ノウハウによる効率化は考えられる。しかし、業界全体で価格競争が存在する可能性があり、構造的なコスト優位性を確立しているかは不明瞭。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

電子材料・化学品分野において、特定のニッチ市場で一定のシェアを確保し、サプライヤーとの関係を強化することで、規模の経済を活かしている可能性がある。しかし、市場全体での寡占度は限定的と推測される。

  • レアメタルの一貫供給体制
    電子機能材事業において、チタン、タングステン、モリブデン、レアアースなどのレアメタルを鉱石から地金、中間原料、そして最終製品まで一貫して取り扱っています。この垂直統合型のビジネスモデルは、他の企業にはない強みであり、安定した品質と供給力を確保し、顧客からの信頼を得ています。
  • ニッチな製造分野での高シェア
    溶接材料の東海溶業は自動車製造用金型の補修材料で国内大手自動車メーカーと取引し、非破壊検査装置・マーキング装置のマークテックは国内トップシェアを誇ります。また、富士カーボン製造所は小型モーター用カーボンブラシで国内有数のシェアを持つなど、特定のニッチ市場で高い技術力と市場地位を確立しています。
  • グローバルな事業展開と生産拠点
    めっき材料のUNIVERTICAL HOLDINGS INC.は米国と中国に生産拠点を持ち約20か国で販売、マークテックは韓国・中国・タイにも製造拠点を持ちグローバルに事業を展開しています。富士カーボン製造所も中国、台湾、ベトナムに主力生産拠点を構えるなど、海外での生産・販売ネットワークを構築し、多様な市場ニーズに対応しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社グループは、従前の企業理念を刷新し下記のパーパス・ビジョンを策定しました。(パーパス・ビジョン) 本文説明文パーパス《グループの存在意義》どこかにいる、だれかの未来のために当社グループが取り扱い、製造している原料・素材・製品の多くは、そのままでは用途が分からないものですが、全てが地球のどこかにいるだれかの豊か(well-being *)な未来のためのものであるという誇りを持っています。*“Health is a state of complete physical, mental and social well-being.” (WHO憲章)ビジョン《グループのありたい姿》ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ当社グループは、“どこかにいる、だれかの未来のために”あらゆる機会をとらえ、ヒト、モノ、技術を縦横無尽につなぐ存在でありたいと考えています。 目指すべき「存在意義・ありたい姿」を明確にすると共に、上場企業として「資本コストや株価を意識した経営」という株主要請にも応え、グループの持続可能性を維持向上していく道筋を、方針・戦略としてグループ全体に明示すると共に、グループの全ての事業活動において、「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸のバランスで議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断、実行して参ります。 (2)当面の対処すべき課題の内容等当社グループは新たに2030年度を最終年度とする6年間の「長期経営計画2030」を策定しました。また、「中期経営計画2024」において策定した3年間の数値目標につき、初年度実績及び足許の内外環境変化を踏まえ見直し、下記の数値目標の達成を目指します。 (数値目標) (「中計2024」目標数値見直し)「長計2030」 2025年度見通し  2026年度目標2030年度目標連結売上高2,150億円2,300億円以上-連結経常利益82億円110億円以上 150億円以上EBITDA130億円160億円以上-ROE(株主資本利益率)9.2%12%以上  12%以上ROIC(投下資本利益率)5.4%6%以上  8%以上DOE(株主資本配当率)4%以上4%以上- 数値目標の達成と持続可能な成長を目指す為、・グループ収益力の安定性と成長力を高め、新たな成長曲線を描く・「パーパス・ビジョンの具現化」と「資本コストや株価を意識した経営」を両立し、「商品・資本・人財」の好循環を生み出す・グループの持続的な事業成長を支える経営基盤を充実させ、事業活動を通じた社会の課題解決への貢献を果たす を掲げ、下記の基本方針・重点課題に基づき、具体的な戦略・アクションプランを遂行していくこととします。 (基本方針・重点課題) 基本方針重点課題(マテリアリティ)事業戦略-収益力強化・創出-・収益力を磨く・成長の為の新規投資(M&A、設備投資)・既存事業の収益力強化・グループ会社の自走力(自律成長)促進・グループ間のシナジー追求財務戦略-資本活用と配分最適化-・投下資本の積極・有効活用・収益の再投資+株主還元・低採算事業の構造改革・資本効率向上へグループ牽引枠組整備・収益再投資と株主還元のバランス 基本方針重点課題(マテリアリティ)人財戦略-人財育成と生産性向上-・戦略に適合した人財投資(確保・育成)・人財パフォーマンスの最大化(生産性向上)・戦略に沿ったグループワイドな人財配置の最適化・グループ全体を見渡せるマネジメント人財育成サステナビリティ戦略-グループと社会の持続可能性-・事業活動を通じて「どこかにいる、だれか」の豊かさ(well-being)を実現しようとしている当社グループのパーパスは、社会を持続させるための課題解決に向けた取組とは不可分の関係にあります。・当社グループは、 E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)・H(人財)を重点課題(マテリアリティ)と定め、取組を続けていきます。E(環境):リサイクル事業を重点事業とし、適正・適法な循環型社会の実現を目指します。更に、事業活動を通じた環境負荷の軽減に努めます。S(社会):人権と環境に配慮した調達、製造、販売を行い、公正なサプライチェーン構築に寄与すると共に、地域社会との共生を図ります。G(ガバナンス):内部統制システムの基本方針に則り、グループとしての社会責任を全うしながら、リスクの統制を不断に行います。H(人財):自律的・能動的に社会課題解決を行う人財を確保・育成する一方で、多様性・公平性・包括性に満ちたグループ風土を醸成していきます。DX戦略-デジタル利活用-・事業・財務・人財戦略と連動したソリューションの提供・グループに最適化したデジタル技術の活用・的確・迅速な判断に向けたグループデータの把握・統合・グループ全体の事業活動・業務の効率化・質の向上 (戦略)・事業戦略:事業の仕分・組替とグループの連携により価値創造を極大化  グループ各事業単位で個別取引毎に、「注力」事業の展開・開拓、安定・成熟事業の「効率化」、低採算事業  の「変革」を図ります。  事業ポートフォリオを不断・柔軟に仕分・組替の上、経営資源を適切に配置します。  グループの持つ様々なリソース(知見、能力、経験、技術)をつなぎあわせ、追加的な企業価値の向上を目指  します。・事業戦略:成長市場領域とグループが提供する価値が合致する事業に注力  「中計2024」における注力分野(半導体・自動車・リサイクル)を再整理し、市場拡大が期待できる領域  「勝ち筋」とグループが提供する価値「ソリューション」のマトリックスをグループで共有し、2030年度に向  けた事業戦略を策定します。  勝ち筋とソリューションが交わるエリア(ホットスポット)で今後のグループ付加価値増大に寄与しうる事業  に注力すると共に、新たな「勝ち筋」と「ソリューション」を開拓します。・財務戦略:成長投資と株主還元を両立し、資本効率を最大化  事業成長・資本効率両立の為の資本活用と配分を最適化します。  資本効率向上の為の打ち手を総動員し、資本の好循環を生み出します。  「中計2024」におけるDOE3%目標は4%に引上げます。・人財戦略:ヒトをつなぎ、コア人財を育成し、稼ぐ力を強化  従業員のスキルや経験値を上げることにより、仕事へのモチベーションとパフォーマンスを向上させます。  事業ポートフォリオ組替に応じた人財の最適配置と、新規ビジネスを創出できるコア人財の確保・育成を  します。  商社から製造・開発まで幅広い業務や経験を通じた、グループ経営の次世代を担うマネジメント人財の育成を  します。・DX戦略:デジタル技術でグループの今を把握し、未来の付加価値創造につなぐ  事業戦略、財務戦略、人財戦略と連動し、グループの各種データを迅速かつ的確に把握、加工、抽出できる  仕組みを構築します。  グループにおける様々なプロセスの効率化・合理化へのデジタル技術活用に取り組み、グループ付加価値創造と  業務環境の改善に寄与します。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社グループは、従前の企業理念を刷新し下記のパーパス・ビジョンを策定しました。(パーパス・ビジョン) 本文説明文パーパス《グループの存在意義》どこかにいる、だれかの未来のために当社グループが取り扱い、製造している原料・素材・製品の多くは、そのままでは用途が分からないものですが、全てが地球のどこかにいるだれかの豊か(well-being *)な未来のためのものであるという誇りを持っています。*“Health is a state of complete physical, mental and social well-being.” (WHO憲章)ビジョン《グループのありたい姿》ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ当社グループは、“どこかにいる、だれかの未来のために”あらゆる機会をとらえ、ヒト、モノ、技術を縦横無尽につなぐ存在でありたいと考えています。 目指すべき「存在意義・ありたい姿」を明確にすると共に、上場企業として「資本コストや株価を意識した経営」という株主要請にも応え、グループの持続可能性を維持向上していく道筋を、方針・戦略としてグループ全体に明示すると共に、グループの全ての事業活動において、「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸のバランスで議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断、実行して参ります。 (2)当面の対処すべき課題の内容等当社グループは新たに2030年度を最終年度とする6年間の「長期経営計画2030」を策定しました。また、「中期経営計画2024」において策定した3年間の数値目標につき、初年度実績及び足許の内外環境変化を踏まえ見直し、下記の数値目標の達成を目指します。 (数値目標) (「中計2024」目標数値見直し)「長計2030」 2025年度見通し  2026年度目標2030年度目標連結売上高2,150億円2,300億円以上-連結経常利益82億円110億円以上 150億円以上EBITDA130億円160億円以上-ROE(株主資本利益率)9.2%12%以上  12%以上ROIC(投下資本利益率)5.4%6%以上  8%以上DOE(株主資本配当率)4%以上4%以上- 数値目標の達成と持続可能な成長を目指す為、・グループ収益力の安定性と成長力を高め、新たな成長曲線を描く・「パーパス・ビジョンの具現化」と「資本コストや株価を意識した経営」を両立し、「商品・資本・人財」の好循環を生み出す・グループの持続的な事業成長を支える経営基盤を充実させ、事業活動を通じた社会の課題解決への貢献を果たす を掲げ、下記の基本方針・重点課題に基づき、具体的な戦略・アクションプランを遂行していくこととします。 (基本方針・重点課題) 基本方針重点課題(マテリアリティ)事業戦略-収益力強化・創出-・収益力を磨く・成長の為の新規投資(M&A、設備投資)・既存事業の収益力強化・グループ会社の自走力(自律成長)促進・グループ間のシナジー追求財務戦略-資本活用と配分最適化-・投下資本の積極・有効活用・収益の再投資+株主還元・低採算事業の構造改革・資本効率向上へグループ牽引枠組整備・収益再投資と株主還元のバランス 基本方針重点課題(マテリアリティ)人財戦略-人財育成と生産性向上-・戦略に適合した人財投資(確保・育成)・人財パフォーマンスの最大化(生産性向上)・戦略に沿ったグループワイドな人財配置の最適化・グループ全体を見渡せるマネジメント人財育成サステナビリティ戦略-グループと社会の持続可能性-・事業活動を通じて「どこかにいる、だれか」の豊かさ(well-being)を実現しようとしている当社グループのパーパスは、社会を持続させるための課題解決に向けた取組とは不可分の関係にあります。・当社グループは、 E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)・H(人財)を重点課題(マテリアリティ)と定め、取組を続けていきます。E(環境):リサイクル事業を重点事業とし、適正・適法な循環型社会の実現を目指します。更に、事業活動を通じた環境負荷の軽減に努めます。S(社会):人権と環境に配慮した調達、製造、販売を行い、公正なサプライチェーン構築に寄与すると共に、地域社会との共生を図ります。G(ガバナンス):内部統制システムの基本方針に則り、グループとしての社会責任を全うしながら、リスクの統制を不断に行います。H(人財):自律的・能動的に社会課題解決を行う人財を確保・育成する一方で、多様性・公平性・包括性に満ちたグループ風土を醸成していきます。DX戦略-デジタル利活用-・事業・財務・人財戦略と連動したソリューションの提供・グループに最適化したデジタル技術の活用・的確・迅速な判断に向けたグループデータの把握・統合・グループ全体の事業活動・業務の効率化・質の向上 (戦略)・事業戦略:事業の仕分・組替とグループの連携により価値創造を極大化  グループ各事業単位で個別取引毎に、「注力」事業の展開・開拓、安定・成熟事業の「効率化」、低採算事業  の「変革」を図ります。  事業ポートフォリオを不断・柔軟に仕分・組替の上、経営資源を適切に配置します。  グループの持つ様々なリソース(知見、能力、経験、技術)をつなぎあわせ、追加的な企業価値の向上を目指  します。・事業戦略:成長市場領域とグループが提供する価値が合致する事業に注力  「中計2024」における注力分野(半導体・自動車・リサイクル)を再整理し、市場拡大が期待できる領域  「勝ち筋」とグループが提供する価値「ソリューション」のマトリックスをグループで共有し、2030年度に向  けた事業戦略を策定します。  勝ち筋とソリューションが交わるエリア(ホットスポット)で今後のグループ付加価値増大に寄与しうる事業  に注力すると共に、新たな「勝ち筋」と「ソリューション」を開拓します。・財務戦略:成長投資と株主還元を両立し、資本効率を最大化  事業成長・資本効率両立の為の資本活用と配分を最適化します。  資本効率向上の為の打ち手を総動員し、資本の好循環を生み出します。  「中計2024」におけるDOE3%目標は4%に引上げます。・人財戦略:ヒトをつなぎ、コア人財を育成し、稼ぐ力を強化  従業員のスキルや経験値を上げることにより、仕事へのモチベーションとパフォーマンスを向上させます。  事業ポートフォリオ組替に応じた人財の最適配置と、新規ビジネスを創出できるコア人財の確保・育成を  します。  商社から製造・開発まで幅広い業務や経験を通じた、グループ経営の次世代を担うマネジメント人財の育成を  します。・DX戦略:デジタル技術でグループの今を把握し、未来の付加価値創造につなぐ  事業戦略、財務戦略、人財戦略と連動し、グループの各種データを迅速かつ的確に把握、加工、抽出できる  仕組みを構築します。  グループにおける様々なプロセスの効率化・合理化へのデジタル技術活用に取り組み、グループ付加価値創造と  業務環境の改善に寄与します。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】1.業績等の概要(1)業績 当連結会計年度における世界規模の経済情勢では、不動産業界の低迷に端を発した中国国内経済の停滞、中国当局によるレアメタル・レアアースの輸出規制、年間を通じてほぼ四半期毎に円安局面と円高局面を交互に繰り返す為替相場の不安定な動向等が当社グループの経営に影響を及ぼす要因となりました。 当社グループとして関与の深い業界、市場においては、米国を中心とするAI関連の旺盛な需要により、半導体世界販売が2024年4月から2025年2月まで全て前年同月比増となる等、好調を維持する一方で、日本メーカーの国内外乗用車生産台数は、海外市場での販売不振の影響で2024年4月から2025年2月までの実績で前期比5.4%の減少となり、アルミ圧延品国内出荷量と伸銅品国内生産量は、2024年4月から2025年2月までの合計においてほぼ前年並みの実績となりました。非鉄金属相場は、アルミと銅が連結会計年度期間中の変動はあったものの期間平均価格で前年度を上回ったのに対し、ニッケルは2024年5月をピークに価格が低迷し、期間平均価格で前年度を下回りました。 このような環境のもと、当連結会計年度における当社グループの売上高は、アルミ・銅原料、半導体製造装置関連金属加工品、メッキ材料などの取引が寄与して電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てで前期比増となりました。同期間におけるセグメント利益も売上増に寄与した取引に加えてカーボンブラシの収益率改善等もあり、電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てで前期比増となりました。 当連結会計年度における主な経営成績は次の通りであります。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前期比増減額(百万円)前期比増減率(%)売上高174,901197,00422,10212.6営業利益5,4636,9191,45526.6経常利益5,4477,5282,08138.2親会社株主に帰属する当期純利益1,5984,8053,207200.7 当連結会計年度におけるセグメントの業績は次の通りであります。また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前期比増減額(百万円)前期比増減率(%)商社流通-電子機能材売上高32,32134,1411,8195.6セグメント利益1,7402,23549428.4商社流通-アルミ銅売上高71,94083,66711,72716.3セグメント利益30049219163.9製造-装置材料売上高43,25246,3173,0647.1セグメント利益9551,61065468.6製造-金属加工売上高31,86336,8334,97015.6セグメント利益2,4653,24177531.4 商社流通-電子機能材事業 本セグメントの売上高は、海外における電池関連取引や合金鉄・レアメタル価格の上昇等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、半導体関連取引、電池関連取引、レアメタルスクラップ取引等が寄与して前期比増となりました。 商社流通-アルミ銅事業 本セグメントの売上高は、アルミ及び銅の地金・スクラップ取引が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、売上増に寄与した原料取引に加えアルミ及び銅の製品取引も寄与して前期比増となりました。 製造-装置材料事業 本セグメントの売上高は、北米市場のメッキ材料、カーボンブラシ、非破壊検査用材料等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、メッキ材料とカーボンブラシの収益率改善が寄与して前期比増となりました。 製造-金属加工事業 本セグメントの売上高は、半導体製造装置関連金属加工品、二次電池用部品等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、銅プレス加工品の収益率改善も追加要因となり前期比増となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,940百万円減少し、17,781百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは7,003百万円の増加となりました。主な増加要因は税金等調整前当期純利益7,505百万円、のれん償却を含む減価償却費等4,814百万円、及び仕入債務の増加額7,456百万円であります。また主な減少要因は、売上債権の増加額4,470百万円、棚卸資産の増加額6,203百万円、法人税等の支払額2,431百万円、及び利息の支払額981百万円であります。 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローは4,705百万円の減少となりました。主な増加要因は投資有価証券の売却による収入2,302百万円であります。また主な減少要因は製造子会社を中心とした設備増強に伴う有形及び無形固定資産の取得による支出7,091百万円、及び子会社株式の取得による支出1,284百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フローは4,799百万円の減少となりました。主な増加要因は短期借入金の純増加額1,667百万円であります。主な減少要因は長期借入金の純減少額3,645百万円、及び配当金の支払額1,820百万円であります。 (3)仕入及び販売の実績①仕入実績当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 当連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)仕入高(百万円)前年同期比(%)電子機能材事業30,566120.0アルミ銅事業76,935121.3装置材料事業32,293113.0金属加工事業17,302114.7合計157,098118.5(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.金額は実際仕入価格によっております。 ②販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 当連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)販売高(百万円)前年同期比(%)電子機能材事業32,054106.3アルミ銅事業82,552117.0装置材料事業45,831107.4金属加工事業36,566116.0合計197,004112.6(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.最近2連結会計年度において総販売実績販売比率が10%を超過する販売先はありません。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。(2)当連結会計年度の経営成績の分析・財政状態①流動資産当連結会計年度における流動資産は144,374百万円であり、前連結会計年度末比11,824百万円の増加となりました。主な内訳は受取手形及び売掛金、及び電子記録債権の増加6,297百万円、棚卸資産の増加7,273百万円、現金及び預金の減少2,709百万円であります。②固定資産当連結会計年度における固定資産は52,259百万円であり、前連結会計年度末比1,918百万円の増加となりました。主な内訳は、有形固定資産の増加5,636百万円、及び投資その他の資産の減少3,625百万円でありま す。③流動負債当連結会計年度における流動負債は103,196百万円であり、前連結会計年度末比13,502百万円の増加となりました。主な内訳は支払手形及び買掛金、及び電子記録債務の増加8,614百万円、短期借入金の増加1,927百万円であります。④固定負債当連結会計年度における固定負債は23,125百万円であり、前連結会計年度末比3,721百万円の減少となりました。主な内訳は長期借入金の減少2,926百万円であります。⑤純資産当連結会計年度における純資産は70,312百万円であり、前連結会計年度末比3,961百万円の増加となりました。主な内訳は利益剰余金の増加2,977百万円、為替換算調整勘定の増加2,671百万円、その他有価証券評価差額金の減少1,358百万円であります。・経営成績①売上高当連結会計年度における売上高は197,004百万円(前期比12.6%増加)となりました。②売上総利益当連結会計年度における売上総利益は26,021百万円(前期比13.5%増加)となりました。③販売費及び一般管理費当連結会計年度における販売費及び一般管理費は19,101百万円(前期比9.4%増加)となりました。④営業利益 上記の結果、当連結会計年度における営業利益は6,919百万円(前期比26.6%増加)となりました。⑤営業外収益、営業外費用営業外収支(営業外収益-営業外費用)は608百万円の収入超となりました。(前期は16百万円の支出超)。⑥経常利益上記の結果、当連結会計年度における経常利益は7,528百万円(前期比38.2%増加)となりました。⑦特別利益、特別損失投資有価証券売却益等の特別利益1,205百万円を計上する一方、貸倒引当金繰入額等の特別損失1,228百万円を計上いたしました。⑧親会社株主に帰属する当期純利益税金等調整前当期純利益7,505百万円から法人税等2,632百万円、非支配株主に帰属する当期純利益68百万円を差引き、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は4,805百万円(前期比200.7%増加)となりました。

事業リスク

  • マクロ経済環境の変動
    アルミニウム、銅、チタン、レアメタルなどの非鉄金属の商材流通と製造販売をグローバルに展開しているため、世界経済や特に日本およびアジア地域の景気減速や需要低迷は、グループ全体の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。経済状況の変化は、製品の需要減少や価格下落につながり、収益を圧迫する恐れがあります。
  • 市況・為替・金利の変動
    主要取扱商材である非鉄金属の価格は国際市況によって変動し、在庫品の一部は相場変動の影響を受けます。また、海外取引が多いため為替相場の変動が業績に影響を与え、借入金が多いことから金利上昇も調達コスト増につながる可能性があります。これらの市場リスクは、ヘッジや管理体制で対応していますが、完全に排除することは困難です。
  • 取引先の信用・カントリーリスク
    多数の国内外取引先との間で多額の債権を有しており、取引先の業績悪化や破綻により売上債権が回収困難になるリスクがあります。また、海外での事業展開や鉱物資源の調達において、相手国の政策変更や政治・社会・経済環境の急激な変化(カントリーリスク)により、債権回収や資源調達が困難になる可能性があり、業績に影響を及ぼす恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|5,870 文字
3【事業等のリスク】 本報告書に記載した当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事業等の主要なリスクを以下に記載しております。当社グループは、当社グループを取り巻くさまざまなリスクを回避、またはその影響を最小限に抑えるため、リスクの発生可能性・影響度を分析した「リスクマップ」を策定し、環境の変化等に応じた重要リスクを特定し、対策を講じることによりリスク管理に取り組んでおります。各リスクについては主管部署が主体的にリスク対応を行い、リスクの極小化を図る取り組みを行うとともに、リスク管理委員会、内部統制委員会及びその傘下にあるコンプライアンス会議、情報管理・セキュリティ会議等の組織横断的な委員会活動等を通じて、リスク対策に取り組んでおります。 なお、本項中の記載内容については、特に断りがない限り有価証券報告書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は同日現在において当社が判断したものであります。 (1)マクロ経済環境の影響による業績変動のリスク 当社グループは、アルミニウム、銅、チタン、レアメタル等の非鉄金属の商材流通、及びそれらを素材とした部品・製品等の製造販売をグローバルベースで事業展開しており、国内における商材の流通・製造・販売のほか海外との貿易取引・製造・販売等を通じ幅広い事業を行っております。そのため、世界的あるいは特定の地域、特に比重の高い日本及びアジア地域での需要低迷や景気減速等は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、既存事業の非鉄金属等「素材」と金属加工・検査装置等「技術」を活用して、社会の需要や技術進展に対応した取り組みや、グループ会社間のシナジーを最大限発揮できるよう、製造部門における協業体制の構築等を実施することや、市場拡大が期待できる「注力」事業の展開・開拓、安定・成熟事業の「効率化」に取り組むことで収益力を強化してまいります。また、低採算事業の「変革」や運転資本の最適化を通じて投資資金を創出し、新規M&Aや新規事業といった戦略投資により、安定的な成長を実現することで業績変動リスクの低減に努めてまいります。 (2)相場等の変動が与える業績への影響に対するリスク①非鉄市況の変動に起因するリスク 当社グループの主要取扱商材であるアルミニウム、銅等の非鉄金属の価格は国際市況によって変動しておりますが、売り契約のある取引では、価格変動リスクは基本的に需要家またはメーカーが負担することとなるため価格変動リスクは限定的となります。一方で、在庫品の一部については売り契約がない在庫もあり、相場変動等による価格変動は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、ロンドン金属取引所(LME)に上場されている商材については原則として、商品先物予約を活用して価格変動リスクをヘッジするとともに、非上場の商材等を含め、社内組織単位・商材毎に保有限度を定め、保有数量・含み損益の管理を行い、相場変動影響への適切な対応を行っております。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置する等、在庫水準の最適化等のリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っております。②為替相場の変動に起因するリスク 当社グループが行う海外企業等との貿易取引と海外子会社等における事業活動は、主に外国通貨によって行われております。当社グループの連結決算上の報告通貨が日本円であるため、外国通貨の為替変動は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、原則として為替予約により取引金額を確定することで為替相場の変動による期間業績への影響の抑制を図っております。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置し、為替ヘッジ状況のモニタリング報告やリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っております。③金利変動に起因するリスク 当社グループは、取引先に対する信用供与を伴う資金立替え及び在庫保有等の運転資金、また子会社の設立及び運営を含む投融資等の多くを金融機関からの借入金等で賄っております。そのため、金利水準の上昇等による調達コストの増加が、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、キャッシュマネジメントシステム導入による資金管理を通じた借入金の圧縮、また、金利の固定・変動比率の最適化を図る等により金利変動による期間業績への影響の抑制を図っております。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置し、運転資金の状況推移に基づき借入金の圧縮や固定・変動比率の最適化等のリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っております。④取引先使用計画変動に起因するリスク 当社グループでは、販売商品の製造期間と取引先要求納期の差異を埋める目的で、一部取引において取引先の正式受注前に使用計画等に基づき販売商品を発注して当社名義の在庫とする場合があります。この形態の在庫取引においては、実際の使用量が計画に対して大幅に減少した場合などに、在庫商品を販売できず、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、この形態の在庫取引の内容・規模、及び取引先の業績等をリスク管理部が事前に評価・承認し、リスク管理委員会内の市場リスク分科会等を通し、リスクが顕在化する予兆が出た段階で速やかに対策を講じて影響の抑制に努める等の対応を行っております。 (3)取引先の信用リスク 当社グループは、国内・海外の多数の取引先に対し多様な商品・製品を販売しており多額の債権残高を有しております。このため、販売先の業績悪化や破綻等により売上債権が回収困難となった場合や、仕入先の業績悪化や破綻等により契約した商品供給責任を果たせなくなった場合等により、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、販売先等に対し、業況や取引内容等に応じた与信限度枠を設け1年毎の見直しを行いながら債権残高をコントロールし、一部の販売先等については取引信用保険等を活用することでリスクの低減を図ることに加え、リスク管理委員会内に信用リスク分科会を設置し、大口与信先の審議や与信先のグループや所属国等を含めたポートフォリオ管理を通じてリスク抑制を図っております。また、仕入先についても新規取引時、長期契約時に業績・財務状況・供給能力を適切に把握して契約することでリスクの低減に努めております。 (4)カントリーリスク 当社グループは、貿易または海外投融資の相手国、偏在している鉱物資源等の主要産出国での政策変更、政治・社会・経済環境等が急激に変化したことで、債権または投融資資金の回収が困難となる場合や鉱物資源等が従来通り仕入れできなくなる場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、外部格付機関の格付をもとにカントリーリスクの高い国や地域を特定し、リスクの把握とともに、販売に際しては必要に応じ貿易保険等を活用、仕入に際しては特定の国や地域に偏らないよう恒常的に代替仕入先の選定を行う等によりリスクの低減を図っております。また、リスク管理委員会内に信用リスク分科会を設置し、国別の債権ポートフォリオを管理するとともに、国や地域の政治・経済情報・制度変更等の情報収集と分析や共有を行っております。 (5)コンプライアンスリスク(法的規制及び法令遵守) 当社グループは、国内のみならず海外で現地法人を設立して事業活動を行っており、これらの事業活動に関連する、会社法・税法・独占禁止法や貿易取引に関する国家安全保障上の規制等多岐にわたるすべての法令・規則を遵守した事業活動を行うことが大前提となりますが、万一法令・規則に違反する事態が起きた場合等は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、グループ共通の監査体制の強化や内部通報制度の構築といった内部統制システムの整備拡充を行っております。また、内部統制委員会及びその傘下にあるコンプライアンス会議において規程の完備や社内での啓蒙活動を行い、コンプライアンスハンドブックを制定し全役職員に法令遵守を徹底しております。中でも国家安全保障上の規制については、リスク管理委員会内に安全保障等管理分科会を設置し、輸出取引のモニタリングを行い適切な輸出取引を推進する施策の検討を行う等の必要な対応を行っております。 (6)製造物責任に関するリスク 当社グループは、原材料及び機械部品等をメーカー等の取引先に納入し、取引先がそれらを使用して最終製品を製造する、いわゆる川上工程のビジネスが中心で一般消費者が何らかの被害を被った場合の責任は通常メーカーが負うものの、原材料・機械部品等の品質や不具合が原因の場合でメーカーから求債を求められた場合や一部製品の製造や販売を行う取引において、何らかの被害が発生した場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、原材料・機械部品等の品質管理には万全の取り組みを行う他、万一に備えた製造物責任賠償保険に加入することで損失影響の極小化を図っております。 (7)事業投資リスク 当社グループは、国内外の連結子会社、及び合弁企業等を多数保有し、更なる事業の拡充やシナジー創出のためのM&Aや設備投資を含む投融資の推進を計画しております。これらの投融資案件が本来想定していた収益期待を下回り減損処理が必要となった場合等には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、2023年4月に新たに事業戦略部を新設し国内外の連結子会社及び合弁企業の事業活動支援や改善にかかる取り組みの機能を強化し、期待収益の低下を未然に防ぐ対策を講じております。また、2025年4月よりリスク管理委員会内に投融資分科会を新たに設置し、新規M&Aや設備投資などの事業投資に対する投資効果の検証や投融資内容に関するアセット全体に対する検証・モニタリングを通じ、定期的に事業性を評価して適時適切な対策を講ずることができる体制に向け体制を強化しております。 (8)情報システム・情報セキュリティに関するリスク 当社グループの事業活動に関して、外部からの不正アクセスやウイルス感染による個人情報を含めた情報資産の漏洩や予期せぬ障害が発生した場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、情報システム部を中心にネットワークインフラの整備や、社内情報共有システムの導入及びネットワークセキュリティに関する対策を推進してリスクの極小化に努めております。また、内部統制委員会及びその傘下にある情報管理・セキュリティ会議において当社グループでのIT利活用、情報管理、情報セキュリティ対策の推進を図るとともに情報セキュリティに関する重大インシデントに備えた対策を協議・検討しております。 (9)自然災害等に関するリスク 自然災害や感染症の大規模な流行により事業所・工場設備・当社従業員とその家族に多大な被害が発生した場合、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、自然災害等に関するリスクの極小化を図るために、各事業所・子会社ごとの事業継続計画(BCP)・災害時行動マニュアル等の整備や、安否確認システムの導入、防災訓練の実施等の対策を推進しております。また、リスク管理委員会内に事業継続分科会を設置し、グループ全体の事業継続に万全を期すべく情報収集、分析、報告、施策検討を行う等の必要な対応を行っております。 (10)サステナビリティ課題等に関するリスク    近年、地球温暖化等の環境問題や、人権課題等に対して、自社だけではなくサプライチェーン全体に対して   も、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを求める声が強まっています。そのような中で、環境問題や労働   安全衛生、人権などにかかわるサステナビリティ課題に対する取り組みが不十分であった場合、企業としての   風評悪化・信用力の低下を招き、サプライチェーンからの離脱を余儀なくされる等、当社グループの事業、財   政状況及び経営成績に影需を及ぼす可能性があります。    このため、当社グループでは、持続可能な社会を実現するために、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)・H(人   財)を重点課題(マテリアリティ)と定め、パーパス・ビジョンである「どこかにいる、だれかの未来のために」   「ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ」を実現するべくサステナビリティ課題の解決に強力に取り組   んでおります。サステナビリティ課題に対する取り組みについては、「2 サステナビリティに関する考え方及   び取組」を併せてご参照ください。 (11)人財リスク    当社グループは、「人財」こそが価値創造の源泉と捉え、経営上の最重要項目に人的資本の強化を掲げてお   り、事業戦略の実現に向けた人財の確保・育成に努めておりますが、人財を採用できなかったり、人財が流出   した場合やグループ経営の次世代を担うマネジメント人財を育成できなかった場合には、将来的に事業戦略を   推進できなくなることで、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。    このため、当社グループでは、「働き甲斐」「働きやすさ」「働くための健康」を重視して社内環境を整備   し、「教育」「給与」「機会」の改善・拡充・提供を通じて人財の確保・育成に取り組んでおります。人財リ   スクに対する取り組みについては「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」を併せてご参照ください。

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