事業の概要
- スーパーマーケット事業北雄ラッキーは、生鮮食料品を中心に、一般食料品やファミリー衣料品を販売するスーパーマーケット事業を主な収益源としています。これは、日々の生活に不可欠な食料品を扱うことで、安定した顧客基盤を築き、継続的な売上を確保するビジネスモデルです。地域密着型で、多様な商品を一箇所で提供することで、顧客の利便性を高めています。
- 食料品販売が主体事業の核は食料品の小売であり、特に鮮度が重視される生鮮食料品に強みを持っています。これにより、顧客の来店頻度を高め、他の一般食料品や衣料品の購入にも繋げています。かつては保険事業も行っていましたが、現在はスーパーマーケット事業に特化しており、経営資源を集中させています。
- 単一セグメント経営北雄ラッキーは、事業内容を有価証券報告書上「単一セグメント」としています。これは、複数の異なる事業を展開している企業とは異なり、スーパーマーケット事業が会社全体の主要な活動であり、収益の大部分を占めていることを意味します。これにより、事業構造がシンプルで、投資家にとっても理解しやすい特徴があります。
出典: FY2016 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- スーパーマーケット事業部門北雄ラッキーの主要な事業であり、生鮮食料品、一般食料品、ファミリー衣料品などを販売する小売業です。北海道全域に33店舗を展開し、地域密着型の経営を行っています。この部門が会社の売上と利益の大部分を占める、まさに稼ぎ頭の事業です。
- 食料品を主力とする小売業この部門では、特に食料品が主要な商品であり、日々の食卓を支える役割を担っています。新鮮な生鮮食料品から加工食品まで幅広く取り揃えることで、顧客の多様なニーズに応えています。これにより、顧客の来店頻度を高め、安定した収益を確保しています。
- 単一セグメントとしての位置づけ有価証券報告書では、北雄ラッキーの事業は「単一セグメント」とされています。これは、スーパーマーケット事業が会社全体の事業活動のほとんどを占めていることを意味します。かつて存在した保険事業部門は廃止されており、現在は小売業に経営資源を集中させています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社は、単一セグメントであり、生鮮食料品を中心に一般食料品及びファミリー衣料品を販売の主体とするスーパーマーケット事業を営んでおります。 当社の事業内容と当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。区分主要商品スーパーマーケット事業部門食料品を主力とするスーパーマーケット小売業生鮮食料品、一般食料品、ファミリー衣料品、その他(注)その他の事業部門(保険事業部)は、平成27年2月25日付の保険代理店業務の事業譲渡にともない、廃止となりました。 事業の系統図は次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 北海道においてスーパーマーケットはオーバーストア状態にあり、競合店やネット通販など異業態との競争にさらされているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 店舗の新規出店及び既存店の増床等については、「大規模小売店舗立地法」の規制を受けている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:出店及び改装に関する法的規制 / 競合等の影響 / 食品の安全性
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
「ラッキー」ブランドは地域での認知度があるが、全国的なブランド力や特許、独占的IPは限定的。PB商品の開発や店舗デザインに一定の努力が見られるものの、競合他社との差別化要因としては弱い。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
食品スーパーとしての利用が中心であり、顧客のスイッチングコストは低い。特定の地域密着型店舗や、一部のプライベートブランド商品に愛着を持つ顧客はいる可能性があるが、全体的な囲い込み力は弱い。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
小売業であり、ネットワーク効果が発生するビジネスモデルではない。顧客が増えることで店舗の価値が向上するような仕組みは存在しない。
コスト優位★★☆☆☆
地域密着型の店舗展開による物流効率化や、PB商品の開発による粗利率改善の努力は見られる。しかし、業界全体として価格競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
規模の経済★★☆☆☆
北海道を中心に一定の店舗網を持つが、全国規模で見ると中小規模の小売業者である。業界全体としては大手スーパーやコンビニエンスストアとの競争があり、効率規模の点で圧倒的な優位性はない。
- 地域密着型店舗展開北雄ラッキーは北海道全域に33店舗を展開しており、特に札幌市とその周辺地区に21店舗を集中させています。これにより、地域住民の生活に深く根ざしたサービスを提供し、顧客との強固な関係を築いています。地域ごとのニーズに合わせた品揃えやサービスで、競合他社との差別化を図っています。
- 多様な商品ラインナップ生鮮食料品を主力としながらも、一般食料品やファミリー衣料品も取り扱うことで、顧客が一度の買い物で様々な商品を揃えられる利便性を提供しています。これにより、顧客の買い物の手間を省き、来店頻度や購入単価の向上に繋がる可能性があります。幅広い品揃えは、顧客の多様なニーズに応える強みとなります。
- 品質管理と安全性への注力食品の安全性に対する消費者の関心が高い中、北雄ラッキーは仕入れルートの確保、品質管理体制の徹底、衛生管理マニュアルの整備、社内での細菌検査など、食の安全・安心に最大限配慮しています。これにより、顧客からの信頼を獲得し、ブランドイメージを向上させることで、競合との差別化を図っています。
出典: FY2016 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針当社が掲げる企業理念は「日本一質の高いスーパーマーケットをめざします」であります。消費者ニーズは多様化しています。そのニーズにできる限りきめ細かく対応していくことでお客様の満足度を引き上げたいとの考えによるものです。道内のスーパーマーケット業界は、長くオーバーストア状態が続いており競合店との競争は激化する一方となっています。また、食品の売り手、という目線で俯瞰すれば、以前から競合しているコンビニエンスストアに加え、ドラッグストアが食品を本格的に扱うようになってきたことやネットスーパーの台頭など新たな競争相手が登場しています。さらに「お客様の食事」という目線で見れば、食品スーパーの総菜は飲食店と競合することとなります。そのような経営環境下、当社は、「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」を不変のこだわりとし次のような取り組みを行うことを決意いたしました。これを実現していくために失敗を恐れずトライを続け、新たに策定した中期経営計画のタイトルとした、「チャレンジャー」として経営課題に取り組みました。 (2) 経営戦略等① 営業戦略について当社は、お客様の多様なニーズに対応するため、「きめ細かな品揃え」「提案型の商品開発」「新たな仕入ルート開発」に力を注ぎ、価格と品質をバランス良く展開してまいります。そのポイントは、高頻度アイテム(生活必需品)と付加価値アイテム(生活充実品)を同時に展開する売場提案にあります。その上で「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」にこだわった品揃えを志向していきます。これらの運用に当たり後述する6MDを商品政策の柱としながら営業に当たります。② 出店戦略について出店につきましては、生鮮食料品を中心に衣料品を組み合わせたコンビネーションタイプのSSM(スーパー・スーパーマーケット)を主力業態とし、標準タイプといたしましては店舗面積が約1,000坪の店舗を指向しております。出店地域といたしましては札幌市を中心としたその近郊圏、道央・道東圏を優先エリアとしております。また、新たな店舗フォーマットとして人口5千人規模の町村立地への出店を想定し、少人数・低コスト運営で地域密着をテーマとする小商圏タイプの食料品店舗の展開を計画してまいります。これら設備投資につきましては当面堅実な範囲にて実施することとしており、競合状況及び投資効果等を勘案し、新規出店の検討と並行し既存店の改装を進めてまいります。 (3) 経営環境当事業年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善等により緩やかな回復基調となりました。一方で、米国の関税政策や為替相場の動向、継続的な物価上昇等が景気の下振れリスクとして懸念されており、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。スーパーマーケット業界につきましては、人件費や物流費、エネルギー価格をはじめとしたコストの上昇に加え、原材料価格の高騰や円安の影響により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の低価格志向、節約志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 当社はこのような状況の中、以下の経営環境の認識のもと、地域顧客のライフラインとしての役割を担いつつ、持続的な事業運営に努めております。当社は北海道全域、札幌市及びその周辺地区に21店舗、また道東地区の網走市、紋別市、美幌町、遠軽町、訓子府町、大空町、湧別町に各1店舗、道北地区の稚内市に1店舗、道南地区の函館市に2店舗、後志地区の岩内町、倶知安町に各1店舗、合計33店舗において生鮮食品、加工食品及び衣料品を主要商品とする地域密着型スーパーマーケットとして事業を展開しております。お客様の年齢層は、現状50代以上のシニア層を中心としておりますが、次世代にあたる30代・40代ファミリー層の顧客開拓にも取り組んでおります。北海道においてスーパーマーケットはすでにオーバーストア状態にあり、いずれの店舗においても競合店やネット通販など異業態との競争にさらされております。当社としましては、商品政策の原則としている6MDの深化により競争相手との差別化を進めお客様の満足度向上に努めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社は、企業の永続のため収益力の強化にフォーカスします。重点課題として、以下の項目について重点的に対応してまいります。① 差別化戦略としての6MDの深化・ラッキー商品政策の根幹である6MDを深掘りし、お客様のニーズに合致した商品の開発、商品選定基準の設定等により他社との差別化を図ります。・当社が掲げる6MDとは、(1) テイスティラッキーMD(おいしさの追求)、(2) ナチュラルラッキーMD(健康、安心の追求)、(3) ジャスト適量パックMD(使い切りから大容量まで)、(4) クイックMD(即食・簡便)、(5) 地元マルシェMD(ふるさとの味)、(6) パワープライスMD(暮らしを応援する価格)の6つとなります。この中で特に「テイスティラッキー」「ナチュラルラッキー」の2つは当社を当社たらしめる、大原則ととらえています。この2つにこだわり続け、よりおいしいものを、より安心できるものをお届けすることが当社の営業の生命線と認識しています。 ② お客様に対する提案・お客様にとって分かり易く、買い易い売場を構成することを徹底します。また、当社独自の商品開発を通じお客様にダイレクトに訴求していくことも目指します。このため、組織変更を行い、主に新商品開発を担当する「フードコーディネート部」を設置しております。・魅力のある商品提案、楽しく買いやすい売場構成により、お客様の満足度を上げ、買上点数増加や来店頻度向上を図ります。・果実・鮮魚などの旬商品やパワープライス商品による価格訴求など、お客様にわかりやすい売場構成を目指します。・来店いただくにあたり、気持ちよく買っていただける接客の維持も心掛けてまいります。 ③ ファミリー顧客層の拡大・30代から40代の世帯形成層をターゲットとして、フードコーディネート部を中心に新商品開発及び商品提案を進めてまいります。・引き続きターゲット年代を明確にしたSNSを通じたデジタル販促を進めます。・レシピ動画配信(デジタルサイネージ)を売場各所で展開し、提案型の販売促進を行っています。 ④ ラッキー生鮮・デリカセンターの稼働に伴う商品供給の拡大・2021年11月のラッキー生鮮・デリカセンター棟の新設に伴い、旧ラッキーデリカセンター棟跡を改装し精肉加工設備を移設いたしました。2022年3月より食肉加工品の製造・供給を開始、法令を遵守した、安心安全な商品供給を最優先としております。・各店で別々に行っておりました、調理や加工を当センターに集約することでコスト圧縮を実現いたしました。・当センターでは惣菜を中心に当社オリジナル商品の開発に取り組んでおります。また、フードコーディネート部による、新商品の開発を実施しております。 ⑤ ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性向上・業務推進室による継続的なチェックにより、当社全体のオペレーション効率の分析を進めました。ムリムラのあぶりだしを行い、商品の自動発注やシフトの自動作成、従業員退店後の警備作動の自動化などを通じ当社全体の労働時間を数パーセント削減いたしました。作業の見直しによるもののほか、ラッキー生鮮・デリカセンタ―の稼働率上昇も効率化に大きく寄与しております。・マニュアルの動画化を通じ、人によってやり方にばらつきのあったオペレーション手順を統一し、品質をそろえる取り組みを実施しております。・2023年10月以降、セルフレジの導入を実施いたしました。このレジ更新により待ち時間の短縮、経費の軽減及びコスト体質改善に取り組んでおります。 ⑥ 人的資本充実のための施策・「日本一質の高いスーパーマーケットを目指す」という企業理念実現は、テイスティラッキーMD、ナチュラルラッキーMDによる商品力強化とともに、「感動を与えるサービス」「仕事に対する向上心」が柱となります。・人的資本充実のため、従業員に対する研修制度を充実してまいります。・従業員一人一人に対し毎年行っている育成面接を通じ、成長のための課題を個人別に明確化していきます。・2024年2月期からの中期経営計画を踏まえ、組織構成の見通しを作成し、社内でどのように必要な人員を育成していくかの見える化を行っております。また、社内育成が間に合わない見込みとなった部門については早めの中途採用を検討いたします。 ⑦ 中期経営計画の策定・当社の将来の「あるべき姿」を明確にし、安定的な成長を維持するため、3年間の中期経営計画を推進してまいりました。 前計画の最終年度となる2026年2月期におきましては、人件費・物流費・エネルギー価格の上昇に加え、円安に伴う原材料高騰による食品値上げが続きました。・これを受け、消費者の節約志向が一層強まるなど、非常に厳しい経営環境となりました。その結果、売上高は増収を確保したものの、利益面では減益という課題の残る結果となりました。この結果を真摯に受け止め、新たに始まる第57期より、次期中期経営計画をスタートいたします。本計画では、変化する市場環境に適応し、企業の永続的な収益力を確保すべく、構造改革と成長戦略の実行に全社一丸となって邁進してまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は、目標の達成度を客観的に測定するため、経常利益を経営指標として最も重視しております。そのほか、財務的な安定度を示す自己資本比率、投資効率を示す総資産利益率、投下資本利益率等を重点指標として、中期経営計画において目標値を設定して取り組みを行いました。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針当社が掲げる企業理念は「日本一質の高いスーパーマーケットをめざします」であります。消費者ニーズは多様化しています。そのニーズにできる限りきめ細かく対応していくことでお客様の満足度を引き上げたいとの考えによるものです。道内のスーパーマーケット業界は、長くオーバーストア状態が続いており競合店との競争は激化する一方となっています。また、食品の売り手、という目線で俯瞰すれば、以前から競合しているコンビニエンスストアに加え、ドラッグストアが食品を本格的に扱うようになってきたことやネットスーパーの台頭など新たな競争相手が登場しています。さらに「お客様の食事」という目線で見れば、食品スーパーの総菜は飲食店と競合することとなります。そのような経営環境下、当社は、「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」を不変のこだわりとし次のような取り組みを行うことを決意いたしました。これを実現していくために失敗を恐れずトライを続け、新たに策定した中期経営計画のタイトルとした、「チャレンジャー」として経営課題に取り組みました。 (2) 経営戦略等① 営業戦略について当社は、お客様の多様なニーズに対応するため、「きめ細かな品揃え」「提案型の商品開発」「新たな仕入ルート開発」に力を注ぎ、価格と品質をバランス良く展開してまいります。そのポイントは、高頻度アイテム(生活必需品)と付加価値アイテム(生活充実品)を同時に展開する売場提案にあります。その上で「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」にこだわった品揃えを志向していきます。これらの運用に当たり後述する6MDを商品政策の柱としながら営業に当たります。② 出店戦略について出店につきましては、生鮮食料品を中心に衣料品を組み合わせたコンビネーションタイプのSSM(スーパー・スーパーマーケット)を主力業態とし、標準タイプといたしましては店舗面積が約1,000坪の店舗を指向しております。出店地域といたしましては札幌市を中心としたその近郊圏、道央・道東圏を優先エリアとしております。また、新たな店舗フォーマットとして人口5千人規模の町村立地への出店を想定し、少人数・低コスト運営で地域密着をテーマとする小商圏タイプの食料品店舗の展開を計画してまいります。これら設備投資につきましては当面堅実な範囲にて実施することとしており、競合状況及び投資効果等を勘案し、新規出店の検討と並行し既存店の改装を進めてまいります。 (3) 経営環境当事業年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善等により緩やかな回復基調となりました。一方で、米国の関税政策や為替相場の動向、継続的な物価上昇等が景気の下振れリスクとして懸念されており、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。スーパーマーケット業界につきましては、人件費や物流費、エネルギー価格をはじめとしたコストの上昇に加え、原材料価格の高騰や円安の影響により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の低価格志向、節約志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 当社はこのような状況の中、以下の経営環境の認識のもと、地域顧客のライフラインとしての役割を担いつつ、持続的な事業運営に努めております。当社は北海道全域、札幌市及びその周辺地区に21店舗、また道東地区の網走市、紋別市、美幌町、遠軽町、訓子府町、大空町、湧別町に各1店舗、道北地区の稚内市に1店舗、道南地区の函館市に2店舗、後志地区の岩内町、倶知安町に各1店舗、合計33店舗において生鮮食品、加工食品及び衣料品を主要商品とする地域密着型スーパーマーケットとして事業を展開しております。お客様の年齢層は、現状50代以上のシニア層を中心としておりますが、次世代にあたる30代・40代ファミリー層の顧客開拓にも取り組んでおります。北海道においてスーパーマーケットはすでにオーバーストア状態にあり、いずれの店舗においても競合店やネット通販など異業態との競争にさらされております。当社としましては、商品政策の原則としている6MDの深化により競争相手との差別化を進めお客様の満足度向上に努めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社は、企業の永続のため収益力の強化にフォーカスします。重点課題として、以下の項目について重点的に対応してまいります。① 差別化戦略としての6MDの深化・ラッキー商品政策の根幹である6MDを深掘りし、お客様のニーズに合致した商品の開発、商品選定基準の設定等により他社との差別化を図ります。・当社が掲げる6MDとは、(1) テイスティラッキーMD(おいしさの追求)、(2) ナチュラルラッキーMD(健康、安心の追求)、(3) ジャスト適量パックMD(使い切りから大容量まで)、(4) クイックMD(即食・簡便)、(5) 地元マルシェMD(ふるさとの味)、(6) パワープライスMD(暮らしを応援する価格)の6つとなります。この中で特に「テイスティラッキー」「ナチュラルラッキー」の2つは当社を当社たらしめる、大原則ととらえています。この2つにこだわり続け、よりおいしいものを、より安心できるものをお届けすることが当社の営業の生命線と認識しています。 ② お客様に対する提案・お客様にとって分かり易く、買い易い売場を構成することを徹底します。また、当社独自の商品開発を通じお客様にダイレクトに訴求していくことも目指します。このため、組織変更を行い、主に新商品開発を担当する「フードコーディネート部」を設置しております。・魅力のある商品提案、楽しく買いやすい売場構成により、お客様の満足度を上げ、買上点数増加や来店頻度向上を図ります。・果実・鮮魚などの旬商品やパワープライス商品による価格訴求など、お客様にわかりやすい売場構成を目指します。・来店いただくにあたり、気持ちよく買っていただける接客の維持も心掛けてまいります。 ③ ファミリー顧客層の拡大・30代から40代の世帯形成層をターゲットとして、フードコーディネート部を中心に新商品開発及び商品提案を進めてまいります。・引き続きターゲット年代を明確にしたSNSを通じたデジタル販促を進めます。・レシピ動画配信(デジタルサイネージ)を売場各所で展開し、提案型の販売促進を行っています。 ④ ラッキー生鮮・デリカセンターの稼働に伴う商品供給の拡大・2021年11月のラッキー生鮮・デリカセンター棟の新設に伴い、旧ラッキーデリカセンター棟跡を改装し精肉加工設備を移設いたしました。2022年3月より食肉加工品の製造・供給を開始、法令を遵守した、安心安全な商品供給を最優先としております。・各店で別々に行っておりました、調理や加工を当センターに集約することでコスト圧縮を実現いたしました。・当センターでは惣菜を中心に当社オリジナル商品の開発に取り組んでおります。また、フードコーディネート部による、新商品の開発を実施しております。 ⑤ ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性向上・業務推進室による継続的なチェックにより、当社全体のオペレーション効率の分析を進めました。ムリムラのあぶりだしを行い、商品の自動発注やシフトの自動作成、従業員退店後の警備作動の自動化などを通じ当社全体の労働時間を数パーセント削減いたしました。作業の見直しによるもののほか、ラッキー生鮮・デリカセンタ―の稼働率上昇も効率化に大きく寄与しております。・マニュアルの動画化を通じ、人によってやり方にばらつきのあったオペレーション手順を統一し、品質をそろえる取り組みを実施しております。・2023年10月以降、セルフレジの導入を実施いたしました。このレジ更新により待ち時間の短縮、経費の軽減及びコスト体質改善に取り組んでおります。 ⑥ 人的資本充実のための施策・「日本一質の高いスーパーマーケットを目指す」という企業理念実現は、テイスティラッキーMD、ナチュラルラッキーMDによる商品力強化とともに、「感動を与えるサービス」「仕事に対する向上心」が柱となります。・人的資本充実のため、従業員に対する研修制度を充実してまいります。・従業員一人一人に対し毎年行っている育成面接を通じ、成長のための課題を個人別に明確化していきます。・2024年2月期からの中期経営計画を踏まえ、組織構成の見通しを作成し、社内でどのように必要な人員を育成していくかの見える化を行っております。また、社内育成が間に合わない見込みとなった部門については早めの中途採用を検討いたします。 ⑦ 中期経営計画の策定・当社の将来の「あるべき姿」を明確にし、安定的な成長を維持するため、3年間の中期経営計画を推進してまいりました。 前計画の最終年度となる2026年2月期におきましては、人件費・物流費・エネルギー価格の上昇に加え、円安に伴う原材料高騰による食品値上げが続きました。・これを受け、消費者の節約志向が一層強まるなど、非常に厳しい経営環境となりました。その結果、売上高は増収を確保したものの、利益面では減益という課題の残る結果となりました。この結果を真摯に受け止め、新たに始まる第57期より、次期中期経営計画をスタートいたします。本計画では、変化する市場環境に適応し、企業の永続的な収益力を確保すべく、構造改革と成長戦略の実行に全社一丸となって邁進してまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は、目標の達成度を客観的に測定するため、経常利益を経営指標として最も重視しております。そのほか、財務的な安定度を示す自己資本比率、投資効率を示す総資産利益率、投下資本利益率等を重点指標として、中期経営計画において目標値を設定して取り組みを行いました。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社は、スーパーマーケット事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。① 財政状態及び経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善等により緩やかな回復基調となりました。一方で、米国の関税政策や為替相場の動向、継続的な物価上昇等が景気の下振れリスクとして懸念されており、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。スーパーマーケット業界につきましては、人件費や物流費、エネルギー価格をはじめとしたコストの上昇に加え、原材料価格の高騰や円安の影響により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の低価格志向、節約志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。このような経営環境下、当事業年度は、以下の重点項目について取組みを行いました。 ・競合他社との優位性確保のための商品力強化(6MDの深耕)・マーケティング力の強化によるストア・ロイヤリティの向上・ファミリー顧客層の拡大のための商品投下・ラッキー生鮮・デリカセンターの本格稼働による経費削減効果の顕在化・適切な設備投資を行うことにより業務効率を改善しローコスト経営を実現・財務体質の強化 当事業年度の売上高は371億99百万円で、前期比100.8%、2億86百万円の増加となりました。売上総利益は101億96百万円、36百万円の増加となりました。売上総利益率は27.4%と前期比0.1%減少いたしました。販売費及び一般管理費では、給料及び手当が前期比87百万円減少、退職給付費用が同22百万円減少した一方、雑給が同68百万円増加、減価償却費が同63百万円増加、配送費が同22百万円増加いたしました。合計では、前期比100.5%となり51百万円増加となりました。経常利益は、2億22百万円(前期比108.4%)、17百万円の増加となり、特別損失として減損損失45百万円、固定資産除却損7百万円を計上したことで税引前当期純利益は1億68百万円(前期比74.2%)、58百万円の減少となりました。設備投資につきましては、2025年9月に「ラッキー千歳錦町店」の店舗改装及び「ラッキー低温センター」の耐震改修工事を実施しております。2026年2月28日現在の店舗数は、33店舗であります。これらの結果、当事業年度の経営成績は、売上高371億99百万円(前期比100.8%)、営業利益2億29百万円(同94.4%)、経常利益2億22百万円(同108.4%)、当期純利益1億8百万円(同76.1%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当事業年度末には6億85百万円(前事業年度の期末残高は5億7百万円)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は、14億39百万円(前事業年度は2億31百万円の資金獲得)となりました。これは主に、預り金の減少が88百万円であった一方、減価償却費の計上が6億24百万円、仕入債務の増加が5億5百万円であったことなどによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果獲得した資金は、7億75百万円(前事業年度は3億63百万円の資金使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が3億67百万円であった一方、定期預金の払戻による収入が11億30百万円であったことなどによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、20億37百万円(前事業年度は72百万円の資金獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額が14億円、長期借入金の返済による資金使用が4億74百万円、リース債務の返済による支出が2億99百万円であったことなどによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.販売実績当事業年度の販売実績を商品別に示すと、次のとおりであります。 商品別当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前期比(%)食料品(千円)33,932,223101.1衣料品(千円)1,968,96595.9住居品(千円)1,252,40499.3その他(千円)46,05696.7合計(千円)37,199,649100.8 (注) 金額は販売価格によっております。 b.仕入実績当事業年度の仕入実績を商品別に示すと、次のとおりであります。 商品別当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前期比(%)食料品(千円)24,636,256100.6衣料品(千円)1,335,88394.5住居品(千円)1,008,81899.2その他(千円)--合計(千円)26,980,957100.3 (注) 金額は仕入価格によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析(資産)当事業年度末における資産合計は、173億85百万円(前事業年度末181億75百万円)となり、7億90百万円減少いたしました。その主な要因は、投資有価証券が2億29百万円増加したものの、現金及び預金が9億52百万円減少したことなどによるものであります。 (負債)当事業年度末における負債合計は、114億68百万円(前事業年度末124億59百万円)となり、9億91百万円減少いたしました。その主な要因は、買掛金が5億5百万円増加したものの、長期借入金が2億96百万円減少、短期借入金が14億円減少したことなどによるものであります。 (純資産)当事業年度末における純資産合計は、59億16百万円(前事業年度末57億15百万円)となり、2億円増加いたしました。その主な要因は、株主配当により63百万円減少したものの、当期純利益の計上が1億8百万円、その他有価証券評価差額金が1億55百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績の分析(売上高)当事業年度の売上高は、371億99百万円(前期比100.8%)となりました。当事業年度は前事業年度の期中に開店したラッキーマート白老店およびラッキーマート南幌店の売上高が期首から発生した影響があったこと、物価上昇に伴う客単価の増加などにより売上高は増加いたしました。 (売上総利益)当事業年度の売上総利益は、101億96百万円(前期比100.4%)となりました。売上高と同じく前事業年度の期中に開店したラッキーマート白老店およびラッキーマート南幌店の売上高が期首から発生した影響などにより、売上総利益は増加いたしました。 (販売費及び一般管理費)販売費及び一般管理費では、給料及び手当が前期比87百万円減少、退職給付費用が同22百万円減少した一方、雑給が同68百万円増加、減価償却費が同63百万円増加、配送費が同22百万円増加いたしました。合計では、前期比100.5%となり51百万円増加となりました。 (経常利益)当事業年度の経常利益は、2億22百万円(前期比108.4%)となりました。売上総利益が増加したことによります。 (特別損益)当事業年度の特別損失は、減損損失45百万円、固定資産除却損7百万円、合計で53百万円となり、これは前事業年度に対して14百万円の増加であります。 (当期純利益)当事業年度の当期純利益は、前事業年度と比較し34百万円減少し、1億8百万円(前期比76.1%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの分析当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析イ.資金需要当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、商品の仕入並びに販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要の主なものは、店舗の新装及び改装等の設備投資、ソフトウェア投資等によるものであります。ロ.財務政策当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用と金融機関からの借入などによる資金調達を行っております。運転資金につきましては、内部資金の充当及び短期借入金による資金調達を基本としております。また、設備資金につきましては、設備投資計画に基づき資金調達計画を作成し、金利動向及び既存借入金の償還時期等を考慮の上、内部資金の充当で不足する場合は長期借入金又は社債等により資金調達することを基本としております。一方で、有利子負債を圧縮するため、棚卸資産の適正化により資産効率の改善に取組んでおります。なお、当事業年度においては2025年9月に「ラッキー千歳錦町店」の店舗改装、同月に「ラッキー低温センター」の耐震改修工事を実施しており、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、前事業年度末と比較して16億68百万円減少し、58億45百万円となっております。 c.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況当事業年度における経営上の目標の達成・進捗状況は以下のとおりです。指標当事業年度(計画)当事業年度(実績)当事業年度(計画比)売上高(百万円)37,20037,1991百万円減(99.9%)経常利益(百万円)2302228百万円減(96.5%)売上高経常利益率(%)0.60.6計画どおり ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5〔経理の状況〕 1〔財務諸表等〕 (1) 財務諸表〔注記事項〕(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 法的規制による出店制約大規模小売店舗立地法により、店舗の新規出店や増床には都道府県知事等への届出と審査が義務付けられています。この審査状況や規制変更によっては、計画通りの出店や改装ができなくなる可能性があり、事業拡大や競争力強化の機会を逸するリスクがあります。これにより、売上成長が鈍化する可能性があります。
- 激しい競合と市場飽和北海道のスーパーマーケット市場は「オーバーストア状態」であり、競合店やネット通販など異業態との競争が激化しています。新規競合店の出店や価格競争の激化は、売上減少や利益率の低下に直結する可能性があります。顧客の獲得競争が激しく、常に店舗競争力の強化が求められます。
- 食品の安全性と衛生管理輸入食品の安全性問題、原材料の偽装、食中毒の発生など、「食の安全」に関わる問題は、消費者の信頼を大きく損ね、売上やブランドイメージに深刻な影響を与える可能性があります。万が一、食中毒などが発生した場合、顧客離れや損害賠償、社会的信用の失墜により、経営成績に大きな打撃を受けるリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 出店及び改装に関する法的規制について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社の店舗の新規出店及び既存店の増床等については、「大規模小売店舗立地法」の規制を受けております。同法において店舗面積が1,000㎡以上の新規出店または既存店の売場面積等の変更に対しては、都道府県知事(政令指定都市においては市長)に届出が義務付けられており、届出後、駐車場台数・プラットフォーム面積・悪臭の防止・出入口規制・騒音対策・開閉店時間等、多岐にわたって周辺住民への生活環境に与える影響について審査が求められます。従って、審査の状況及び規制の変更等により、計画どおりの出店や改装ができなくなる場合には当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性は、現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、出店及び改装案件について、立地条件や商圏分析の調査と合わせて法規制の内容を詳細に検討し、計画通りに出店するためのリスク管理と進捗管理を適切に実行し、対象地域において良好な関係が築けるよう努めております。 (2) 競合等の影響について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社は北海道全域に店舗を展開し、札幌市及びその周辺地区に21店舗、また道東地区の網走市、紋別市、美幌町、遠軽町、訓子府町、大空町、湧別町に各1店舗、道北地区の稚内市に1店舗、道南地区の函館市に2店舗、後志地区の岩内町、倶知安町に各1店舗、合計33店舗を擁しております。これら店舗を通じ生鮮食品、加工食品及び衣料品を主要商品とする地域密着型スーパーマーケットとして事業を展開しております。北海道においてスーパーマーケットはすでにオーバーストア状態にあり、いずれの店舗においても競合店やネット通販になど異業態との競争にさらされております。当社といたしましては競合店対策に全力であたることは勿論、当社の特徴を活かした店舗づくりに、これまで以上に力を注ぎ、影響を最小限に留めるべく努力する所存でありますが、今後、当社各店舗の商圏内に更なる新規競合店が出店した場合などには、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性については、その時期を予測することは困難でありますが、当該リスク顕在化の可能性は一定程度あるものと認識しております。当社では、価格・販促政策や顧客サービスの充実及び商品の差別化などの店舗競争力の強化により、当該リスクに対応しております。 (3) 食品の安全性について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響近年、輸入食品の安全性、原材料の偽装、産地の偽装、製造年月日の付替え、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の家畜伝染病の発生など、消費者の「食の安全」に対し信頼を損ねる事例が発生しております。当社は安全・安心な商品を調達すべく仕入ルートの確保に努めておりますが、このような問題が今後も発生した場合、仕入ルートの変更や価格の変動にさらされる可能性があります。その場合、商品調達が十分にできなくなる場合や相場の高騰による売上不振を招く場合も想定され、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当該リスクが顕在化する可能性は、現時点では一定程度あるものと考えております。当社では、食品の安全性に常日頃から十分な注意を払い、品質管理体制に万全を期しております。また、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の不可抗力な疫病が発生する場合は、消費者に正しい情報を掲示等で速やかに示すことで、当該リスクに対応しております。 (4) 食品衛生管理について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社の店舗で販売する商品は、品質保持期限が比較的短い食料品や店内加工を要する食料品が多いため、商品の温度管理や取扱い等をはじめとする衛生管理について厳格な注意を払っており、「食品衛生法」等の法令遵守の徹底及び衛生管理マニュアル、鮮度管理マニュアル、販売基準マニュアルを整備しています。また、社内に安全衛生室を設置し、商品や調理器具の細菌検査などを独自で実施し、食中毒等の未然防止に取組んでおります。しかし、以上の取組みにもかかわらず、将来食中毒等が発生する可能性は否定できません。食中毒等が発生し、当社の食の安全・安心に対し信頼を損なうような問題が生じた場合には、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性については、時期について予測することは困難でありますが、顕在化する可能性は一定程度あるものと認識しております。当該リスクへの対応については、仕入商品の厳格な検品と品質管理、衛生管理及び鮮度管理などの管理マニュアルに基づくチェック体制の徹底により食中毒の未然防止に努め、万一食中毒が発生した場合には顧客最優先の対応をすることとし、従業員に対する法令や社内ルールの周知徹底を図っております。 (5) 個人情報の保護について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響マイナンバーを含む個人情報の保護につきましては、根拠法である個人情報保護法等に基づき、個人情報に関する社内規程の整備や従業員教育、管理責任者の設置などを行っております。これらの手立てにより、個人情報保護の徹底を図っておりますが、万一、個人情報が流出した場合には、損害賠償に加え、社会的信用が低下し、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当該リスクへの対応については、「個人情報保護法」の趣旨に則り、社内規程の整備、情報システムのセキュリティ向上、従業員教育の充実等により、管理体制の強化に努めております。 (6) 情報システムに関するリスクについて① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社では、基幹システムをはじめ各種情報システムを導入し受発注取引情報、顧客情報、従業員の個人情報並びに取引先情報等を管理しております。これにより当社の通常業務のほぼすべてにわたりコンピュータやサーバー、クラウドを用いた処理がなされております。そのため自然災害の発生など不可抗力の事象により通信が途絶し情報システムが機能を失うことや、近年発生が増加しているウイルス感染、不正アクセスによりデータへのアクセスが失われる場合には、各種業務が滞り、経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性は、一定程度あるものと認識しており、当社では、これらリスクの対応として、データバックアップ体制の整備、不正アクセスに対する防御システムの構築を中心に安全性を高める試みを行っています。また外部からシステムが攻撃され、損害が発生した場合に備え賠償保険に加入しています。 (7) 自然災害等の発生について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社における営業活動は、実店舗での店頭販売が主体であるため、大規模な地震や台風等の自然災害の発生や不慮の事故等により店舗の営業継続に支障をきたす可能性があります。こうした災害等の発生に対しては、緊急社内体制及び災害対策マニュアル等の整備や事故防止教育を実施しておりますが、大規模な災害等が発生した場合には、当社の営業活動が停止するなど経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当社では、事業活動を継続し社会インフラとしての役割を果たすため、BCPの基本方針や災害対策マニュアル等を整備し、災害による不測の事態に備えるため、避難・防災についての教育訓練を定期的に実施しております。 (8)感染症等に関するリスクについて ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 新型コロナウイルス等の感染症の大規模流行によって当社において人的被害が発生した場合には、お客様や従業員等の人命・安全の確保を最優先事項として、蔓延状況に応じて感染拡大防止のため、店舗営業時間の短縮・一時休業等の措置をとる可能性があります。また、感染予防のための外出自粛及び風評被害などにより客数が著しく減少した場合や取引先企業の事業活動の停止・縮小等により商品供給に支障をきたした場合、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 感染症の大規模流行のリスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、新型コロナウイルス感染症以後も同様の感染症が発生する可能性は一定程度あるものと認識しております。当社では、新型コロナウイルス等の感染症が当社に重大なリスクを与えるものと認識した場合、リスク管理規程に基づき対策本部を設置いたします。感染症予防対策として、従業員の日々の健康チェック、手洗い、消毒、マスクの着用を徹底することとしており、感染者が発生した場合の対策マニュアルを策定しております。また、店舗においては、定期的換気、消毒器の設置、ソーシャルディスタンス確保のためのレジガードの設置などによりお客様及び従業員の安全・安心を優先した予防対策を実施することで当該リスクに対応しております。 (9) 減損会計について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」に基づき、当社は当事業年度において45百万円の減損処理を実施いたしました。今後も実質的価値が下落した保有資産や収益性の低い店舗等について減損処理が必要となった場合、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性は、常に一定程度あるものと認識しております。当該リスクへの対応については、定期的に減損兆候の判定を行い、実質的価値が下落した保有資産の保有継続可否の検討や不採算店舗の発生把握及び当該店舗の収益性低下の原因究明を行い、速やかな改善計画の策定・実行に努めております。 (10) 差入保証金について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社では、賃借により出店する場合があります。このため、土地・店舗用建物の契約時に賃貸人に対して保証金を差し入れております。当該店舗に係る差入保証金の残高は、2026年2月末現在6億34百万円(総資産に対し3.6%)であります。賃貸借契約において、当該保証金は期間満了による契約解消時に一括返還されるか、一定期間経過後数年にわたって均等返還されるのが通例であり、契約毎に返還条件が異なっておりますが、賃貸側の経済的破綻等不測事態の発生により、その一部または全部が回収できなくなる可能性もあります。また、賃借側の都合により期間満了前に中途解約した場合は、契約内容に従って契約違約金の支払いが必要となります。いずれの場合も当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、定期的に賃借条件を見直すこと及び賃貸人の信用状況の把握に努めております。また、店舗の閉店検討の際には、差入保証金の没収、契約違約金等を比較勘案のうえ決定することにより、当該リスクの軽減に努めております。 (11) 金利の変動について① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響当社においては、総資産及び売上高に占める有利子負債額が比較的高い水準にあります。総資産額に占める有利子負債の比率は、2025年2月期41.3%、2026年2月期33.6%であり、売上高に対する支払利息の比率は、2025年2月期0.12%、2026年2月期0.18%となっております。そのため、資金調達において、景気動向、金融政策及び海外情勢等による為替相場の影響で、金利の大幅引上げが実施された場合には、支払利息が多額に計上され、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策当該リスクが顕在化する可能性は、一定程度あるものと認識しております。当社では、金利変動リスクを回避するために、店舗等に係る設備資金は長期借入金又は社債発行による資金調達とし、金利動向を見ながら有利な条件で調達する方針としております。また、設備投資計画において、有利子負債が過度にならないよう配慮し、金利変動リスクが業績に与える影響を低減しております。