事業の概要
- 持株会社としての事業日本マクドナルドホールディングスは、日本マクドナルド株式会社の親会社として、グループ全体の経営戦略の策定と実行、および不動産の賃貸を主な事業としています。これにより、グループ全体の方向性を決定し、効率的な運営をサポートしています。
- ハンバーガーレストラン事業子会社の日本マクドナルド株式会社が、直営店とフランチャイズ方式でハンバーガーレストラン事業を展開しています。これは、マクドナルドのブランドと商品を通じて直接顧客にサービスを提供する中核事業です。
- ロイヤルティー収益日本マクドナルド株式会社は、米国マクドナルド・コーポレーションにライセンス料を支払い、日本国内で事業を展開しています。また、国内のフランチャイズ店舗(フランチャイジー)に対しては、ノウハウや商標のサブライセンスを許諾し、その対価としてロイヤルティーを収受しており、これが重要な収益源となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- ハンバーガーレストラン事業当社グループの事業は、ハンバーガーレストラン事業単一であり、セグメント情報に関連付けた記載は行われていません。これは、グループ全体がマクドナルドブランドの飲食店運営に特化していることを意味します。
- 直営店とフランチャイズ展開子会社の日本マクドナルド株式会社が、自社で運営する直営店と、独立した事業者が運営するフランチャイズ店舗の両方を通じて、ハンバーガーレストラン事業を展開しています。これにより、効率的な店舗展開と市場浸透を図っています。
- 持株会社としての役割日本マクドナルドホールディングスは、事業会社である日本マクドナルド株式会社の持株会社として、グループ全体の経営戦略の策定や不動産賃貸を主たる事業としています。これにより、グループ全体のガバナンスと経営効率の向上を目指しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループの事業はハンバーガーレストラン事業単一であるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。(当社の事業内容) 当社は、日本マクドナルド株式会社の持株会社として、グループ企業の連結経営戦略の策定業務と実行業務及び不動産賃貸業務を主たる事業としております。 なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。(関係会社の事業内容) 日本マクドナルド株式会社(当社出資比率100%)は、直営店方式による店舗運営とともにフランチャイズ方式による店舗展開を通じハンバーガーレストラン事業を展開しております。同社は、米国マクドナルド・コーポレーションから許諾されるライセンスに対するロイヤルティーを支払っております。日本国内においては、フランチャイズ店舗を経営するフランチャイジーに対してノウハウ及び商標等のサブ・ライセンスを許諾し、フランチャイジーからロイヤルティーを収受しております。 当社と関係会社との当連結会計年度における資本関係及び取引関係の概要は、以下の通りであります。[事業系統図]
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 原材料価格変動リスクや競合リスクがある一方で、ブランド力と効率的なサプライチェーンで対応。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド マクドナルドのブランド力と、世界食品安全イニシアチブに準拠した品質管理システム。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:食品の安全管理に関するリスク / 原材料の価格変動及び為替変動リスク / 競合の激化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 14 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★★☆
「マクドナルド」ブランドは世界的に認知されており、日本国内でも長年の歴史と「McDonald's」という強力なブランドエクイティを持つ。特に、限定商品やキャラクターコラボレーションは高い集客力を生み出しており、ブランドロイヤルティに貢献している。
スイッチングコスト★★★☆☆
顧客は特定のメニューやアプリのクーポン、ポイントプログラム(マックフライポテト無料引換券など)に慣れており、他社ファストフードへの乗り換えには心理的なハードルが存在する。特に、アプリの利便性やポイントの蓄積は顧客の定着を促す。
ネットワーク効果★☆☆☆☆
アプリを通じた注文やデリバリーサービス(マックデリバリー)は、利用者が増えるほど利便性が向上する側面があるが、プラットフォームとしてのネットワーク効果は限定的。店舗網の広がりが直接的なネットワーク効果を生むわけではない。
コスト優位★★☆☆☆
スケールメリットによる仕入れコストの低減や、標準化されたオペレーションによる効率化は一定程度存在する。しかし、人件費の上昇や食材価格の変動リスクは常に存在し、構造的なコスト優位性は限定的。
規模の経済★★★★☆
日本国内に約2,500店舗を展開する圧倒的な店舗網は、サプライチェーン、物流、マーケティングにおいて強力なスケールメリットを生み出している。これにより、競合他社が容易に模倣できない規模の経済を享受している。
- 強固なブランド力とノウハウマクドナルドは世界的に認知された強力なブランド力を持ち、長年の事業運営で培われた効率的な店舗運営ノウハウや商品開発力が競争優位の源泉です。これにより、新規顧客の獲得や既存顧客の維持に有利に働きます。
- 広範な店舗ネットワーク直営店とフランチャイズ方式を組み合わせることで、日本全国に広範な店舗ネットワークを構築しています。これにより、多くの顧客接点を持ち、高い市場シェアを維持することで、規模の経済を享受しやすくなります。
- サプライヤー管理体制国内外の多数のサプライヤーと取引を維持し、食材の安全管理プログラム(SQMS、DQMP)を厳格に運用しています。これにより、安全で高品質な食材を安定的に確保し、顧客からの信頼を維持することが可能となり、ブランド価値の向上に寄与しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは食の安全・安心を徹底し、お客様に利便性、最高のQSC(クオリティー、サービス、清潔さ)及び魅力的で手ごろ感のあるメニューの提供等の最高の店舗体験をご提供させていただくことを基本方針としております。 また、株主の皆様やお客様をはじめ、地域社会、従業員、フランチャイジー、サプライヤー等のすべてのステークホルダーと良好な関係を築くとともに、経営の健全性、透明性を確保し、当社グループの持続的成長と企業価値の向上を実現することを経営上の重要課題としております。 さらに、各種法令を遵守し、「環境・社会・ガバナンス(ESG)」のさまざまな課題について責任を果たすべく、店舗運営をはじめとする、食材や資材の調達、環境負荷の軽減、地域社会への貢献等の活動に注力しております。また、世界的なアジェンダである「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、「安心でおいしいお食事を」「地球環境のために」「地域の仲間にサポートを」「働きがいをすべての人に」の4つの領域を重点的に、当社グループの持つ強みと規模を生かした取り組みを引き続き展開してまいります。 (2) 経営環境 原材料価格の高騰や人件費、不動産賃料、物流費、エネルギーコスト等の上昇、及び為替変動による影響が長期化しております。このような状況の中、当社グループは、お客様の声を伺いながら、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上に努めるとともに、マーケティングや店舗・人材等への投資を積極的に行い、お客様の店舗体験の向上に取り組んでおります。また、輸入業者やサプライヤーと協力のうえ、グローバル規模の原材料調達や、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、商社を通じた為替ヘッジの取り組み、経費の最適化等、最大限の企業努力を行っております。 食品の安全・安心及び地球環境保全に対する意識が高まる中、企業の社会的責任を果たすために、食品の安全管理及びサステナビリティの領域においても、グループとして注力してまいります。 (3) 経営戦略及び対処すべき課題<経営戦略>①目標とする経営指標 当社グループは、継続的な成長と収益性の向上による企業価値の向上を目指し、以下の項目を主な経営指標としています。成長性 :全店売上高成長率収益性 :営業利益成長率、営業利益率資本効率:ROE ②中長期的な会社の経営戦略 これからも「日本で最も愛されるレストランブランド」であり続けるために地域に根差したフランチャイズビジネスの強化・拡大を通じてさらなる成長を目指します。 1.注力する領域 お客様により良い店舗体験をお届けするために「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の領域に注力し、継続的な売上成長と店舗収益性の向上を目指してまいります。 2.財務目標全店売上高年平均成長率4~6%営業利益年平均成長率4~6%営業利益率 13%ROE11%以上 (注)全店売上高:システムワイドセールスと同義。直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。 <対処すべき課題> 今後の成長に向けて、中期経営計画で掲げた3つの注力領域である「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」に取り組んでまいります。これら3つの注力領域における課題とその対処につきましては、第2[事業の状況]―4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]―業績等の概要―(1)業績―<中期経営計画の3つの注力領域>をご参照ください。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは食の安全・安心を徹底し、お客様に利便性、最高のQSC(クオリティー、サービス、清潔さ)及び魅力的で手ごろ感のあるメニューの提供等の最高の店舗体験をご提供させていただくことを基本方針としております。 また、株主の皆様やお客様をはじめ、地域社会、従業員、フランチャイジー、サプライヤー等のすべてのステークホルダーと良好な関係を築くとともに、経営の健全性、透明性を確保し、当社グループの持続的成長と企業価値の向上を実現することを経営上の重要課題としております。 さらに、各種法令を遵守し、「環境・社会・ガバナンス(ESG)」のさまざまな課題について責任を果たすべく、店舗運営をはじめとする、食材や資材の調達、環境負荷の軽減、地域社会への貢献等の活動に注力しております。また、世界的なアジェンダである「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、「安心でおいしいお食事を」「地球環境のために」「地域の仲間にサポートを」「働きがいをすべての人に」の4つの領域を重点的に、当社グループの持つ強みと規模を生かした取り組みを引き続き展開してまいります。 (2) 経営環境 原材料価格の高騰や人件費、不動産賃料、物流費、エネルギーコスト等の上昇、及び為替変動による影響が長期化しております。このような状況の中、当社グループは、お客様の声を伺いながら、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上に努めるとともに、マーケティングや店舗・人材等への投資を積極的に行い、お客様の店舗体験の向上に取り組んでおります。また、輸入業者やサプライヤーと協力のうえ、グローバル規模の原材料調達や、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、商社を通じた為替ヘッジの取り組み、経費の最適化等、最大限の企業努力を行っております。 食品の安全・安心及び地球環境保全に対する意識が高まる中、企業の社会的責任を果たすために、食品の安全管理及びサステナビリティの領域においても、グループとして注力してまいります。 (3) 経営戦略及び対処すべき課題<経営戦略>①目標とする経営指標 当社グループは、継続的な成長と収益性の向上による企業価値の向上を目指し、以下の項目を主な経営指標としています。成長性 :全店売上高成長率収益性 :営業利益成長率、営業利益率資本効率:ROE ②中長期的な会社の経営戦略 これからも「日本で最も愛されるレストランブランド」であり続けるために地域に根差したフランチャイズビジネスの強化・拡大を通じてさらなる成長を目指します。 1.注力する領域 お客様により良い店舗体験をお届けするために「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の領域に注力し、継続的な売上成長と店舗収益性の向上を目指してまいります。 2.財務目標全店売上高年平均成長率4~6%営業利益年平均成長率4~6%営業利益率 13%ROE11%以上 (注)全店売上高:システムワイドセールスと同義。直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。 <対処すべき課題> 今後の成長に向けて、中期経営計画で掲げた3つの注力領域である「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」に取り組んでまいります。これら3つの注力領域における課題とその対処につきましては、第2[事業の状況]―4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]―業績等の概要―(1)業績―<中期経営計画の3つの注力領域>をご参照ください。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】業績等の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 (1)業績 当社グループは、持続的成長と収益性の向上による企業価値の継続的な拡大を目指す中期経営計画(2025年度から2027年度)を2025年2月に公表いたしました。より多様化し高まっていくお客様の期待にお応えし、これからも「日本で最も愛されるレストランブランド」であり続けるために、地域に根差したフランチャイズビジネスの強化・拡大を通じて、さらなる成長を目指します。具体的な戦略として、「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の3つの領域に注力し、継続的な売上高の成長と店舗収益性の向上を図るとともに、地域に根差した持続的な成長を実現してまいります。財務目標としては、システムワイドセールス年平均成長率4~6%、営業利益年平均成長率4~6%、営業利益率13%、ROE11%以上を設定しております。 当連結会計年度におきましては、これまで同様お客様の声を伺い、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上に努めるとともに、マーケティングや店舗・人材等への投資を積極的に行い、お客様の店舗体験の向上に取り組みました。その結果、システムワイドセールスは前期比で増加となり、また既存店売上高も2015年度第4四半期から2025年度第4四半期まで41四半期連続で増加となりました。利益面については、材料費を中心とした店舗運営コストが上昇傾向にある厳しい事業環境のなか、システムワイドセールスの増加に加えて店舗オペレーションの効率化や店舗運営コスト適正化の取り組み等により、営業利益は前期比で増加となりました。 <中期経営計画の3つの注力領域>1.メニュー・バリュー お客様のニーズに合わせた魅力的でおいしいメニューをすべての時間帯で展開するとともに、マクドナルドならではの定番メニューに加えて、日本の四季折々の季節感や楽しさをお客様にお届けできるような期間限定メニューを販売してまいります。また、朝マックや夜マック、スナックタイム等のランチ以外の時間帯においても、それぞれの時間帯に合わせたより幅広いお客様やお食事シーンに向けたメニューを展開してまいります。 お客様が感じるバリュー(価値)は店舗体験を価格で割ったものであると考えております。積極的な店舗投資や高いQSC、マーケティングプロモーションを通じてお客様の店舗体験の向上を図るとともに、お手頃感のあるメニューやキャンペーンにより、お客様に常に価格以上の価値を感じていただけるよう取り組んでまいります。 当連結会計年度におきましては、多くのワクワク感をお客様にお届けしてマクドナルドのファン拡大を推進するとともに、日々改善を積み重ねているオペレーションとサービスにより、お客様の店舗体験の向上に努めました。2025年3月に引き続きお客様にご満足いただける店舗体験を提供するために価格改定を実施いたしましたが、お手頃感を感じていただけるメニューやお客様の期待に沿ったプロモーション等により、年間を通じて多くのお客様にご利用いただきました。加えて、マクドナルド公式アプリを通じた商品のご購入でポイントを貯めて各種リワード(特典)と交換できるリワードプログラム「Myマクドナルド リワード」をスタートいたしました。2025年10月より本格展開し、「Myマクドナルド リワード」を通じて、常日頃からご来店いただいている大切なお客様により良い体験をご提供できるよう、活用範囲を広げ、さまざまな活動に役立ててまいります。 2.店舗ポートフォリオ・デジタル 積極的な新店開発とともにキャパシティ不足等の課題のある店舗を閉店し、お客様により良い店舗体験をお届けできる店舗を増やしてまいります。店舗数は2025年からの3年間で100店舗以上の純増を目指し、店舗ポートフォリオの最適化を進め、1店舗当たりの売上高と収益性の向上を図ってまいります。また、それぞれの地域に密着し、高いQSCの水準でお客様により良い店舗体験をお届けできるフランチャイズビジネスの強化・拡大を進めてまいります。店舗ポートフォリオの最適化とフランチャイズビジネスの拡大は密接に関係しており、両者を着実に実行し、相乗効果を最大化させることで強固なビジネス基盤を築いてまいります。 モバイルオーダーやデリバリー、タッチパネル式注文端末の導入等を通じてお客様の利便性を大きく向上させてまいりました。デジタルの活用を通じて、店舗従業員もよりホスピタリティの高いサービスをお客様に提供することが可能となっただけでなく、キッチンにおいてもより効率的なオペレーションを行うことが可能となりました。引き続きデジタルとピープルの融合を全店舗で加速させ、お客様と従業員の店舗体験の向上を図るために、2025年からの3年間で1,000店舗以上のリモデル(既存店改装)を行ってまいります。 当連結会計年度におきましては、新規出店が120店舗、閉店が83店舗となりました。システムワイドセールスの増加が示すとおり、最適な店舗ポートフォリオの構築に向けて前進しております。また、リモデルは220店舗となりました。各店舗の状況に応じて、お客様により良い店舗体験をお届けでき、かつ収益性を向上できる最適なレイアウトを店舗ごとに設計し、着実に実施できるよう進めております。 区分前連結会計年度末新規出店閉店区分移行当連結会計年度末増加減少直営店舗数787店45△2915△113705店フランチャイズ店舗数2,201店75△54113△152,320店合計店舗数2,988店120△83128△1283,025店 3.サステナビリティ・ピープル おいしさと笑顔を地域の皆さまにお届けするために、「安心でおいしいお食事を」「地球環境のために」「地域の仲間にサポートを」「働きがいをすべての人に」の4つの重点領域にフォーカスした活動を展開してまいります。 当連結会計年度におきましては、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとするネット・ゼロ・エミッションの達成に向けて太陽光発電を活用したコーポレートPPAを導入し、店舗における再生可能エネルギーの調達を進めております。プラスチックの削減においても着実に歩みを進めております。リサイクルPETを100%使用したストローなしで飲めるフタ(ストローレスリッド)に順次変更する等、2025年末までにお客様に提供するすべての容器包装類を再生可能な素材、リサイクル素材、または認証された素材に移行するという目標を掲げ、着実に実行いたしました。コミュニティ活動では、ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の「青いマックの日」をはじめとするチャリティ活動で支援の輪を広げるとともに、店頭募金でのキャッシュレス決済サービスのご利用も可能とし、継続的な募金活動につなげております。 マクドナルドのビジネスを支えているのは“人”であると考えております。日々変化するお客様のニーズをしっかりと把握し、より良い店舗体験をお届けするには、全国の約22万人のクルーをはじめとする、マクドナルドシステムに関わるすべての人のエンゲージメントが必要不可欠です。引き続き、すべての従業員に成長の機会を提供し、誰もが活躍できる働き方の推進や、より働きやすい職場環境を構築してまいります。 今後も、お客様、従業員をはじめすべての方々の安全と健康を最優先しながら、常にお客様に寄り添い、変化する社会やお客様のニーズに柔軟に対応できるよう進化を続けてまいります。そして、おいしいメニューやワクワクするようなプロモーション、便利で快適な店舗体験を通じてお客様に価格以上の価値を日々ご提供するとともに、持続可能な社会の実現に向けて取り組みながら、「おいしさと笑顔を地域の皆さまに。」ご提供してまいります。 <システムワイドセールス及び売上高> 当連結会計年度は、中期経営計画で推進しているお客様の店舗体験向上に向けた各種施策の相乗効果により、既存店売上高は5.7%の増加となり、システムワイドセールスは過去最高となる8,886億49百万円(対前期比595億8百万円増加)となりました。また、売上高は4,166億2百万円(同111億25百万円増加)となりました。 <売上原価> 直営店舗売上原価率は、主に売上高の増加や店舗収益性の改善により0.4ポイント減少しました。また、フランチャイズ収入原価率は、広告宣伝費の増加等に伴い0.4ポイント増加となりました。 (売上高と売上原価の内訳)(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比金額原価率金額原価率金額原価率直営売上高273,459-270,089-△3,370-直営売上原価243,31589.0%239,35588.6%△3,960△0.4%(内訳)材料費101,13437.0%100,70837.3%△4260.3% 労務費72,70226.6%69,49625.7%△3,205△0.9% その他69,47825.4%69,15025.6%△3270.2%フランチャイズ収入132,018-146,513-14,495-フランチャイズ収入原価81,17361.5%90,67561.9%9,5010.4%売上高合計405,477-416,602-11,125-売上原価合計324,48980.0%330,03179.2%5,541△0.8% <販売費及び一般管理費> 販売費及び一般管理費につきましては、さらなる成長への投資を行う一方で、コストの最適化に取り組みました。 (販売費及び一般管理費の内訳)(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比金額売上高比金額売上高比金額売上高比販売費及び一般管理費32,9668.1%33,3138.0%347△0.1%(内訳) 広告宣伝費及び販売促進費8,4772.1%8,1462.0%△331△0.1% 一般管理費24,4886.0%25,1676.0%6780.0% <営業利益及び経常利益> 主に売上高の増加等により、営業利益は532億57百万円(対前期比52億36百万円増加)、経常利益は520億51百万円(同46億62百万円増加)となりました。 <親会社株主に帰属する当期純利益> 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益に520億51百万円を計上したことや、主に特別損失に固定資産除却損及び減損損失を17億92百万円、法人税等合計に164億96百万円を計上したこと等により、339億9百万円(対前期比19億47百万円増加)となりました。 (注)1.既存店売上高とは、13ヶ月以上開店している店舗を対象店舗として、その店舗の売上高を当連結会計年度と前連結会計年度それぞれ合計して比較したものです。2.システムワイドセールスとは、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次の通りです。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて40億94百万円増加し、714億22百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は532億40百万円(対前期比5億51百万円増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益504億6百万円、減価償却費及び償却費182億44百万円、法人税等の支払額145億円によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は424億74百万円(同22億89百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出375億31百万円、投資有価証券の取得による支出99億64百万円によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は66億72百万円(同8億33百万円増加)となりました。これは主に配当金の支払額65億14百万円によるものです。 (3)生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業はハンバーガーレストラン事業単一であります。なお、当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、以下の通りであります。(単位:百万円) 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)販売高構成比前年同期比直営店売上高270,08964.8%△1.2%フランチャイズ収入144,19734.6%9.8%店舗運営事業の売却から生じる利益2,3150.6%227.5%合計416,602100.0%2.7%(注)1.上記の直営店売上高には、フランチャイズ店舗分は含まれておりません。2.フランチャイズ収入の売上金額は、ロイヤルティー、賃貸料、広告宣伝費負担金収入等であります。 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、第5[経理の状況]-1連結財務諸表等-(1)[連結財務諸表]-注記事項-(重要な会計上の見積り)をご参照ください。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容a 経営成績等(1)経営成績 当連結会計年度における経営成績の状況につきましては、第2[事業の状況]-4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]-(1)業績をご参照ください。 (2)財政状態の分析 当連結会計年度末の流動資産は1,089億10百万円となり、前連結会計年度比27億67百万円の減少となりました。これは1年内回収予定の長期繰延営業債権が49億67百万円減少、有価証券が20億円減少、現金及び預金が40億94百万円増加したことが主な要因です。 固定資産は2,555億62百万円となり、前連結会計年度比301億45百万円の増加となりました。これは有形固定資産が159億19百万円増加、投資その他の資産が139億46百万円増加したことが主な要因です。 流動負債は773億41百万円となり、前連結会計年度比12億72百万円の増加となりました。これはその他が54億86百万円増加、未払法人税等が45億9百万円増加、未払金が96億84百万円減少したことが主な要因です。 固定負債は66億63百万円となり、前連結会計年度比13億17百万円の減少となりました。これは資産除去債務が7億39百万円減少、退職給付に係る負債が2億1百万円減少したことが主な要因です。 b 経営成績等に重要な影響を与える要因について 経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]-3[事業等のリスク]をご参照ください。 c 資本の財源及び資金の流動性について(1)財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、安定的な営業キャッシュ・フローの創出により、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持並びに健全な財政状態を目指しております。 運転資金及び設備投資資金は主に営業活動によって得られた自己資金を充当し、必要に応じて借入金等による資金調達を実施する方針としております。 (2)経営資源の配分に関する考え方 経営資源については、中長期的な持続的成長と収益性向上を実現するための投資に配分してまいります。このうち、設備投資に関しては、2026年度において700億円の新規投資を計画しています。(第3[設備の状況]-3[設備の新設、除却等の計画]ご参照) 株主配分の考え方については、第4[提出会社の状況]-3[配当政策]をご参照ください。 (3)資金需要の主な内容 当社グループの営業活動に係る主な資金支出は、直営店舗の原材料費、人件費、その他店舗運営に関わる費用、直営・フランチャイズ店舗にかかる賃借料、広告宣伝・販売促進費、本社の人件費等となります。また、投資活動に係る主な資金支出は、店舗の建設や改装及びITシステムを含む設備投資等となります。 (4)資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。現状におきましては手元現預金を十分に保有していることから今後の資金需要は確保できておりますが、資金調達手段として金融機関と円滑な関係を築いております。 d 経営上の目標の達成状況について 当社グループは、中期経営計画(2025年度から2027年度)の財務目標として、システムワイドセールス年平均成長率4~6%、営業利益年平均成長率4~6%、営業利益率13%、ROE11%以上を設定しております。 2025年度の進捗状況は以下の通りとなりました。2026年度においても引き続き中期経営計画の成長戦略を着実に実行することにより、システムワイドセールスのさらなる成長と収益性の向上を図ります。事業環境としては材料費を中心に店舗運営コストの上昇が見込まれる等厳しい状況が続きますが、これまで築いてきたビジネスの基盤をさらに強化しつつ、将来の成長に向けた投資を行い、安全・安心の徹底とともにお客様の店舗体験の向上に取り組んでまいります。そして、地域社会に貢献し、皆さまに愛されるブランドとなるよう努めてまいります。 (単位:百万円) 2025年度2026年度実績2024年度比見通し2025年度比システムワイドセールス888,649+7.2%942,000+6.0%営業利益53,257+10.9%54,500+2.3%営業利益率12.8%-13.4%-ROE12.7%-11.7%-
事業リスク
- 食品安全と風評リスク飲食店特有の衛生問題が発生した場合、店舗の営業停止だけでなく、社会的な信頼失墜や風評被害により、売上が大幅に減少する可能性があります。また、安全衛生対策の強化やキャンペーン費用が増加し、経営成績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
- 原材料価格と為替変動ハンバーガーの主要原材料である牛肉やポテトなどの国際商品市況の変動、および海外からの輸入に依存する原材料の為替変動は、仕入れコストの増加に直結し、利益率を圧迫する可能性があります。物流遅延も供給に影響を与えるリスクです。
- 競合激化と法的規制ファストフード業界だけでなく、コンビニエンスストアや惣菜販売業者などとの競争が激化しており、市場シェアや売上が減少する可能性があります。また、食品衛生法や環境保護に関する法的規制が強化された場合、対応費用が増加し、経営成績に影響を与える恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年12月31日)現在において判断したものであります。 (1) 食品に関するリスク① 食品の安全管理について(リスクの概要) 飲食店営業の特有の問題点といたしまして、衛生問題が発生した場合、各店舗における営業停止等による直接的な影響に加え、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社の食材は、国内外のサプライヤーで製造され、店舗に供給されております。日本マクドナルド株式会社では、サプライヤーの製造工程と食材の品質を管理するプログラムを定め、安全で高品質な食材の確保と店舗への供給に努めております。 サプライヤーにおける食材の製造工程は、関連法令、規制要求事項の遵守はもちろんのこと、GMP、HACCPプログラムをベースとした世界食品安全イニシアチブ(GFSI)に準拠した食品安全管理システムに加え、マクドナルド品質基準を加えたサプライヤー品質マネジメントシステム(SQMS)によって管理されています。マクドナルドがグローバルで取り組んでいる約150項目に渡る品質・食品安全マネジメントシステムの要求項目に基づく品質管理、衛生管理に取り組むとともに、内部監査による自己点検、第三者機関による外部監査を設けております。 併せて、サプライヤーで製造された食材は店舗に納められるまで、倉庫保管及び輸送中の安全性を確認するプログラム(DQMP)を運用することによって安全性の確保に努めております。 また、当社では、「Supplier summit」を年に1回、品質保証・管理責任者を対象とした「Gold Standard Quality会議」を年に2回開催しており、製造現場レベルから高い意識で食品安全に取り組むという共通理念を、お互いに共有しております。 店舗においては、食品衛生責任者の設置、害虫駆除の定期的実施、従業員の身だしなみチェックと手洗いの励行に加え、厨房機器の定期的なメンテナンス、食品管理に関するマニュアルの整備と従業員教育の実施等により、安全な商品をお客様に提供するための衛生管理を徹底しております。万一、異常が発生した場合には、異常申立者の救護治療、拡大防止のための迅速な措置を取る体制を整えているほか、賠償責任保険への加入などの対策も講じております。② 食品に関する安全性について(リスクの概要) 社会全般に影響を与える衛生問題あるいは風評等が発生した場合、売上の減少、安全衛生強化の施策費の増加、関連設備投資、安全性に関するキャンペーン費用等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループでは、お客様の当社グループ商品に対する信頼を高めるため、商品がどこで製造され、日本マクドナルド株式会社がどのように品質や安全性を確保しているかを伝える必要があると考え、最終加工国、主要原材料の主要原産国の情報公開を積極的に行っております。また、品質管理体制の強化、具体的には、対象サプライヤーに対する定期的な監査の実施と第三者検査機関による残留検査や食品衛生法の規格基準に基づく検査を原材料に応じた頻度で定期的に実施しております。 (2) 経営環境に関するリスク① 原材料の価格変動等によるリスクについて(リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社が提供する商品の原材料である牛肉、ポテト等の価格は国際商品市況等の影響を受けて変動しております。また、輸出国での労使協議等の影響による物流遅延などにより、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社は、国内、海外を含め多数のサプライヤーと取引を維持することで、その時々においてより有利な取引条件を確保しております。② 為替変動リスクについて(リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社が提供する商品の原材料及び貯蔵品は海外からの輸入があるため、その価格は為替変動の影響を受けており、為替の変動が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社は、商社を通じた適切かつ機動的な為替予約により、為替変動リスクを回避する努力を行っております。③ 競合について(リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社は、ハンバーガーを中心とするファストフード業界のみならず、コンビニエンスストアや中食と言われる惣菜販売業者等との間において、競合状態にあります。競争の激化が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、主に飲酒を主とした居酒屋・スナック及び給食施設を除いた外食マーケットをIEO(Informal Eating Out)市場と設定して、日本マクドナルド株式会社の置かれた状況を分析して経営を行っております。特に、先進的なテクノロジーや経営手法を導入することで、優位なポジションの確保に努めております。④ 法的規制について(リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社の直営店舗及びフランチャイズ店舗は、食品衛生法の規定に基づき、監督官庁から飲食店営業許可、菓子製造許可及び乳類販売営業許可を取得していることに加え、環境の保護に関して、容器包装リサイクル法等、各種環境保全に関する法令による制限を受けております。これらの法的規制が強化された場合、それに対応するための新たな費用が増加すること等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、各種法的規制に対しマクドナルドシステムとしての対応方法を個別に定め徹底することで、法令を遵守しかつ経営に重大な影響が生じることなく対応できる体制を整えております。⑤ 労務管理について(リスクの概要) 当社グループは、「ピープル」を重要な経営基盤の一つと位置づけ、継続的な投資を強化しており、関連法令を遵守した適切な労務管理を実施しておりますが、直営及びフランチャイズ店舗における労務管理も含め、実務の中でこれが適切に実施されなかった場合には、訴訟リスクや、当社グループの社会的信用を失う可能性があり、当社の財政状況及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、継続的なモニタリングにより勤務状況の確認を行い、また従業員への定期的なトレーニングや通知により、労務管理に関連するルールの理解と遵守の徹底に継続的に取り組んでおります。 (3) 特定の取引先との関係に関するリスク① 物流関連業務の委託について(リスクの概要) 当社グループが指定する製造元からの商品や備品等の購入業務、当該商品や備品等の在庫管理業務及び店舗への配送業務等の物流関連業務を特定の外部業者に委託しており、需要の急増減や天災地変、品質問題や倒産・経営破綻等により調達に重大な支障をきたした場合等には、当社グループの財政状況と経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは特定の外部業者と密接な関係を保ちながら、それらの業者と協力して物流・調達業務を常に見直し改善することで、安定的な調達に努めております。② 店舗の賃借物件への依存について(リスクの概要) 当社は、本社、事務所及び95%以上の店舗の土地建物を賃借しております。賃貸借期間は当社と賃貸人との合意により更新可能でありますが、賃貸人側の事情による賃貸借契約の不更新または期限前解約により、業績が好調な店舗であっても閉店を余儀なくされることがあります。 また当社は、賃貸人に対して預託金を差し入れておりますが、契約終了時に一括で返還される敷金と、数年から最長30年にわたり分割によって返還を受ける保証金(建設協力金)があります。当連結会計年度末の「敷金及び保証金」残高は430億53百万円であります。敷金及び保証金のうち全部または一部が、賃貸人に生じた倒産その他の事由により回収できなくなるリスクがあります。(リスクへの対応) 当社は、契約条件を精査し、適宜賃貸人と協議し、かつ賃借人として賃貸物件を適切に利用し賃貸人と良好な関係を維持することで、必要な賃貸借期間の確保に努めております。また、必要以上の敷金、保証金を預託しないことに加え、賃貸人の与信を適切に管理することで、敷金及び保証金の回収不能リスクを低減しております。③ デリバリー関連業務の委託について(リスクの概要) お客様の生活様式の変化により、デリバリーの需要が増加する中、日本マクドナルド株式会社及びフランチャイジーにおいては自社のデリバリーサービスに加え、複数の外部業者にデリバリー業務を委託しておりますが、需要の急増減、法令の整備、業者の撤退等により、外部業者のサービス提供あるいはその仕組みに大きな変更がある場合、当社グループの財政状況と経営成績に影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループはこれらの外部業者と密接な関係を保ちながら、全体のバランスやサービス内容を常に見直し改善することで、安定的なデリバリーサービスの実施に努めております。 (4) 情報セキュリティ・内部統制に関するリスク① 情報システムへの依存について(リスクの概要) 当社グループは、店舗運営、食材などの仕入れ、配送システムなどの業務を情報システムに依存しており、その情報システムに様々な障害が生じた場合には、店舗の効率的な運営やお客様に対する食品の適時の提供が阻害され、重要なデータの喪失等が発生することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、プログラムの不具合などやコンピュータウイルス、外部からのサイバー攻撃などに対し、監視ツールの導入によるシステム検知やモニタリングの実施等、適切な防止策を実施しております。② 個人情報保護について(リスクの概要) 当社グループは、多数のお客様や従業員の個人情報等を管理しておりますが、万一漏洩があった場合には、お客様等に重大な損失を与え、当社グループの社会的信用を失う可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、個人情報保護法や各種ガイドラインに基づいた規程類及び社内体制を整備し、定期的な社内・委託先の情報管理体制の確認を行うことで、個人情報漏洩を防止しています。③ コンプライアンスについて(リスクの概要) コンプライアンスに対する意識が高まる中、役職員個人による法令違反などコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社の財政状況及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また直営及びフランチャイズの役職員による不適切なSNSの使用などがあった場合、当社グループの評判や信頼に影響を及ぼす可能性もあります。(リスクへの対応) 当社グループは、コンプライアンス意識の徹底と定着に継続的に取り組んでおります。この取り組みにおいては全社リスク管理委員会規程を定めて全社リスク管理委員会を設置し、コンプライアンス&リスク管理体制を整備するとともに、コンプライアンス・ホットラインを設けて内部通報制度の充実を図り、加えて必要な研修トレーニングを通じて役職員に対するコンプライアンス教育も実施しております。また、業務執行部門から独立した内部監査部により、各部門の業務プロセスが適切に行われていることを監査しております。 各フランチャイジー及び各店舗に対する定期的な研修や監査も実施し、マクドナルドシステム全体としてのコンプライアンスを維持しております。 (5) 事故・災害に関するリスク① 天候、災害によるリスクについて(リスクの概要) 特に店舗が集中している地域や原材料の輸出国で台風や地震等の自然災害が発生した場合は、店舗設備の損壊、社会インフラ、物流の寸断、避難勧告等の理由により、店舗の休業や営業時間の短縮を余儀なくされる場合があります。また、自然災害による影響が長期化し、さらには消費意欲の低下等が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、日本国内の様々な地域に多くの店舗を構え、かつ外部業者と協力して物流網を整備することにより、また損害保険に加入することで、天候や災害によるリスクに対応しております。② 感染症に関するリスク(リスクの概要) 国内外で重大な感染症の拡大が発生した場合、店舗の運営方法や設備の変更、政府、行政の方針に伴う営業時間短縮や、営業の一時停止といった事象が生じることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。(リスクへの対応) 当社グループは、お客様、従業員等の安全を最優先に、衛生管理の徹底、感染症予防の取り組みを継続してまいります。また、商品をご自宅にお届けするデリバリーサービス、レジを通さない注文を可能にするモバイルオーダー、店舗の駐車場所に直接お届けするパーク&ゴー®といった、お客様が利用しやすい販売方法を積極的に導入しております。