事業の概要
- 生活関連情報提供KG情報グループは、HRソリューション(求人情報)と住宅情報を中心とした生活関連情報の提供を主な事業としています。求人情報誌の発行やウェブサイトでの情報提供を通じて、企業と求職者、住宅購入希望者などを繋ぎ、広告掲載料や仲介手数料で収益を得るビジネスモデルです。
- ウェブサイト構築・運営子会社の株式会社ディー・ウォーク・クリエイションは、企業のウェブサイト構築や運営、ソフトウェア開発、ネットワークの構築・維持管理などを手掛けています。これは、情報提供事業をデジタル面から支えるとともに、独立したITソリューション事業としても収益を上げています。
- ミャンマーでの事業展開子会社のKG MYANMAR COMPANY LIMITEDは、ミャンマー連邦共和国のヤンゴン市を拠点に、各種リサーチやコンサルティング事業を展開しています。これは、国内事業で培ったノウハウを活かし、成長市場であるミャンマーでの新たな収益源の確立を目指すものです。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- HRソリューション情報主に求人情報誌の発行やウェブサイトでの求人情報提供を通じて、企業と求職者を繋ぐ事業です。各県の求人動向や季節変動に収益が左右される傾向があり、年末年始や大型連休時には発行回数が減ることもあります。子会社のアピールコムもこの分野を担っています。
- 住宅情報・生活関連情報HRソリューション情報と並び、住宅情報などの生活関連情報も提供しています。具体的な媒体名や規模感は記載されていませんが、地域に密着した情報提供を通じて、人々の生活をサポートする重要な事業セグメントです。
- ウェブサイト構築・ITソリューション子会社のディー・ウォーク・クリエイションが担う事業で、ウェブサイトの構築・運営、ソフトウェアの設計・開発、ネットワークの構築・維持・管理などを行います。これは、グループ全体のデジタル化を推進するとともに、外部顧客へのITサービス提供を通じて収益を上げています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社と子会社である株式会社アピールコム、株式会社ディー・ウォーク・クリエイション及びKG MYANMAR COMPANY LIMITEDで構成され、HRソリューション情報及び住宅情報を中心とした生活関連情報の提供を主な事業としています。子会社の株式会社アピールコムは山口県宇部市に所在し、主にHRソリューション関連情報の提供を行っており、株式会社ディー・ウォーク・クリエイションは東京都千代田区に所在し、主にウェブサイトの構築・運営事業を営む他、ソフトウェアの設計・開発及びネットワークの構築・維持・管理等も行っております。また、KG MYANMAR COMPANY LIMITEDはミャンマー連邦共和国ヤンゴン市に所在し、各種リサーチ・コンサルティング事業等を行っております。企業集団についての事業系統図は次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 競合状況の変化による掲載件数や掲載単価の低下等により、業績が影響を受ける可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 有料職業紹介事業及び労働者派遣事業は『職業安定法』『労働者派遣法』に基づく厚生労働省の許可事業である。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:HRソリューション関連情報の営業収益変動 / 新規事業開発の遅延や競争激化 / 新規地域への進出計画の変更や先行負担
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 2 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
KG情報に関する公開情報からは、特許、ブランド、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産による明確な競争優位性は確認できません。事業内容から推測される範囲では、特定の無形資産による高い参入障壁は低いと考えられます。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
求人情報サイト「ジョブキタ」や「ジョブデリバリー」の利用において、求職者側には乗り換えコストは低いですが、企業側は過去の掲載実績や蓄積されたノウハウから一定のスイッチングコストが発生する可能性があります。しかし、競合サービスも多く、その効果は限定的です。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
KG情報の提供する求人情報サイトやその他サービスにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は、現時点では明確に観察されません。プラットフォームとしての規模の経済は限定的と考えられます。
コスト優位☆☆☆☆☆
KG情報が構造的に競合他社よりも低コストでサービスを提供できるという証拠は公開情報からは見当たりません。特に求人広告事業においては、価格競争に陥りやすく、コスト優位性を築くことは困難であると考えられます。
規模の経済★☆☆☆☆
北海道・東北地方に特化した求人情報サービスを展開しており、地域内では一定のシェアを持つ可能性があります。しかし、全国的な規模や業界全体から見ると、効率的な規模の経済が働くほどの寡占状態にはなく、その優位性は限定的です。
- 地域密着型情報提供KG情報グループは、地域に特化した情報誌の発行や発行回数の調整、新聞折込求人紙の展開、ウェブサイトの充実を通じて、地域に密着した情報提供を強みとしています。これにより、各地域の求人動向や生活ニーズにきめ細かく対応し、他社との差別化を図っています。
- 多角的なメディア展開求人情報誌というペーパーメディアだけでなく、ウェブサイトの構築・運営、さらには有料職業紹介事業や労働者派遣事業も手掛けることで、多様な情報提供手段とサービスを提供しています。これにより、ユーザーや顧客企業の多様なニーズに対応し、収益機会を広げています。
- 業界団体と自主規制公益社団法人全国求人情報協会に加盟し、協会の規定に則った情報提供を行うとともに、独自の『株式会社KG情報情報公開基準』を定めて運用しています。これにより、情報の信頼性と適正性を確保し、ユーザーからの信頼を得ることで、事業の安定性を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 現状の認識について当社グループを取り巻く環境は、労働力不足を背景とした企業の採用意欲の高まりや、住宅・不動産市場における消費者行動のデジタル化など、急速な変化の中にあります。 HRソリューション関連事業においては、大手アグリゲートサイトの普及やスポットワーク需要の拡大により、既存のペーパーメディアからインターネットサービスへのシフトが一段と加速しています。生活関連情報においては、検索エンジンのアルゴリズム変更が流入数に影響を与えるなど、集客構造の不安定さが課題となっています。また、生成AIをはじめとするテクノロジーの進化は、情報の届け方そのものを変容させており、これらに迅速かつ柔軟に対応することが、持続的成長のために不可欠であると認識しております。 (2) 当面の対処すべき課題の内容上記のことを踏まえ、当面の対処すべき課題として下記の二点を挙げております。 ア.デジタルマーケティング戦略の深化と多角化 イ.人材採用・人材教育体制の強化 (3) 具体的な取組み状況等ア.HRソリューション関連情報では、「アルパコネクト」や「しごと計画学校」等の新機軸サービスの展開を加速させるとともに、収益性が低下しているペーパーメディアについては、徹底したコスト管理と配布戦略の見直しを行います。生活関連情報では、「家づくり学校」の展開を加速し、新規エリアへのアプローチを進めてまいります。また、「賃貸スタイル」においては、CRO(コンバージョン率最適化)対策を徹底し、流入減少を上回る成約効率の向上を実現していきます。また、ユーザー体験の向上を目指し、AI技術を活用したマッチング精度の向上やコンテンツ制作の効率化を検討・推進してまいります。イ.人材採用においては、事業拡大と市場環境の変化に柔軟に対応するため、新卒及びキャリア採用を年間を通じて実施しております。教育研修においては、「個人の成長が会社の成長である」という理念のもと、社員の自律的な成長を促す体制を構築しております。今後も、付加価値の高いサービスを生み出す人材の確保と、社員が主体的にキャリアを形成できる組織づくりを推進してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 現状の認識について当社グループを取り巻く環境は、労働力不足を背景とした企業の採用意欲の高まりや、住宅・不動産市場における消費者行動のデジタル化など、急速な変化の中にあります。 HRソリューション関連事業においては、大手アグリゲートサイトの普及やスポットワーク需要の拡大により、既存のペーパーメディアからインターネットサービスへのシフトが一段と加速しています。生活関連情報においては、検索エンジンのアルゴリズム変更が流入数に影響を与えるなど、集客構造の不安定さが課題となっています。また、生成AIをはじめとするテクノロジーの進化は、情報の届け方そのものを変容させており、これらに迅速かつ柔軟に対応することが、持続的成長のために不可欠であると認識しております。 (2) 当面の対処すべき課題の内容上記のことを踏まえ、当面の対処すべき課題として下記の二点を挙げております。 ア.デジタルマーケティング戦略の深化と多角化 イ.人材採用・人材教育体制の強化 (3) 具体的な取組み状況等ア.HRソリューション関連情報では、「アルパコネクト」や「しごと計画学校」等の新機軸サービスの展開を加速させるとともに、収益性が低下しているペーパーメディアについては、徹底したコスト管理と配布戦略の見直しを行います。生活関連情報では、「家づくり学校」の展開を加速し、新規エリアへのアプローチを進めてまいります。また、「賃貸スタイル」においては、CRO(コンバージョン率最適化)対策を徹底し、流入減少を上回る成約効率の向上を実現していきます。また、ユーザー体験の向上を目指し、AI技術を活用したマッチング精度の向上やコンテンツ制作の効率化を検討・推進してまいります。イ.人材採用においては、事業拡大と市場環境の変化に柔軟に対応するため、新卒及びキャリア採用を年間を通じて実施しております。教育研修においては、「個人の成長が会社の成長である」という理念のもと、社員の自律的な成長を促す体制を構築しております。今後も、付加価値の高いサービスを生み出す人材の確保と、社員が主体的にキャリアを形成できる組織づくりを推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(業績等の概要)(1) 業績当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費に底堅さが見られ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外情勢の不確実性や為替変動の影響等により、先行きは不透明な状況が続いております。このような中、当社グループではデジタル化とイノベーションの推進、および人材採用・教育体制の強化を重点課題とし、市場環境の変化に即応した事業展開に努めてまいりました 。HRソリューション関連情報におきましては、自社求人サイト「ARPA」と大手ポータルサイトとの連携強化、採用管理システム「アルパコネクト」やスポットワークマッチングアプリ「ARPALINK」の拡販に注力しました 。また、「しごと計画学校」のエリア展開と留学生分野の派遣事業を強化してまいりました。生活関連情報におきましては、「家づくり学校」のリアル校およびオンライン校を合わせた16校体制のもと、きめ細やかな相談・セミナー対応を行った結果、来校者数は堅調に推移いたしました。賃貸物件検索サービス「賃貸スタイル」では、検索エンジンの仕様変更に伴う流入減少への対応として、コンバージョン率の向上を目的にCRO対策を実施いたしました。この結果、営業収益は27億3千6百万円(前年同期比10.9%増)となり、営業利益は4億4千万円(前年同期比44.6%増)、経常利益は4億6千万円(前年同期比44.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億3千5百万円(前年同期比39.3%増)となりました。当社グループの主力事業である情報関連事業の当連結会計年度における営業収益は22億3千9百万円(前年同期比7.1%増)となりましたが、これを分析すると下記のとおりであります。なお、当社グループは情報関連事業以外に、他社印刷物の受注に係る印刷事業及びウェブサイトの構築・運営等を営んでおりますが、重要性が乏しいため記載は省略しております。 (HRソリューション関連情報)HRソリューション関連情報につきましては、「アルパコネクト」の拡販に加え、「しごと計画学校」における派遣事業が堅調に推移したことから、営業収益は11億1千7百万円(前年同期比2.7%増)となりました。 (生活関連情報)生活関連情報につきましては、「家づくり学校」における各種施策の集客効果が顕在化し、来校者数が想定を上回って推移したことから、営業収益は11億2千1百万円(前年同期比11.9%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度は、下記の理由により、現金及び現金同等物の期末残高が6億2千万円と前年同期と比べ4千3百万円の減少となりました。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローにより増加した資金は、3億4千9百万円(前年同期は2億9千3百万円の減少)となりました。これは税金等調整前当期純利益4億6千万円、減価償却費4千万円、売上債権の増加額4千6百万円、その他の流動負債の減少額2千1百万円、法人税等の支払額6千万円等によるものであります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローにより減少した資金は、1億3千万円(前年同期は1億6千7百万円の増加)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入44億2千万円による資金増加と定期預金の預入による支出44億2千万円及び有形固定資産の取得による支出1億1千5百万円等による資金減少によるものであります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フローにより減少した資金は、2億6千2百万円(前年同期は2億9千5百万円の減少)となりました。これは配当金の支払額2億6千2百万円によるものであります。 (生産、申込及び販売の状況)(1) 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%) HRソリューション関連情報946,156104.6 生活関連情報534,89098.0情報関連事業1,481,046102.1その他426,590121.6合計1,907,637105.9 (注) 1 金額は、営業原価によっております。2 セグメント間取引については、相殺消去しております。3 その他は、主に他社印刷物の受注に係る印刷事業及びウェブサイトの構築・運営等に係るものであります。 (2) 申込実績当連結会計年度における申込実績等をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称申込高申込残高金額(千円)前年同期比(%)金額(千円)前年同期比(%) HRソリューション関連情報1,071,80597.3364,93585.4 生活関連情報1,120,770113.07,8603,742.9情報関連事業2,192,575104.7372,79587.2その他509,070127.72,53351.4合計2,701,646108.4375,32986.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 上記の申込高には当連結会計年度の申込金額を、申込残高には当連結会計年度末現在の未掲載(今後掲載されるもの)の金額を記載しております。3 その他は、主に他社印刷物の受注に係る印刷事業及びウェブサイトの構築・運営等に係る受注高(申込高)及び受注残高(申込残高)であります。 (3) 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%) HRソリューション関連情報1,117,898102.7 生活関連情報1,121,873111.9情報関連事業2,239,771107.1その他496,333131.9合計2,736,105110.9 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 その他は、主に他社印刷物の受注に係る印刷事業及びウェブサイトの構築・運営等に係るものであります。3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、販売先が多岐にわたり、販売実績が総販売実績の100分の10を上回る販売先がありませんので記載を省略しております。4 当社グループは輸出取引を行っておりません。 当連結会計年度における情報関連事業の販売実績をエリア別に示すと、次のとおりであります。エリア別金額(千円)前年同期比(%)岡山県484,15491.0広島県336,661111.1香川県309,038142.3その他1,109,917106.9情報関連事業2,239,771107.1 (注) その他は、愛媛県、徳島県、高知県、山口県、福岡県、大分県、兵庫県、埼玉県、神奈川県、山梨県、東京都及び北海道他であります。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)当社グループは、国内2社、国外1社の連結子会社を保有しております。下記の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析・検討につきましては当社グループの連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態に関する分析資産・負債及び純資産の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末から1億6千万円増加し、68億8千9百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から8百万円増加し、55億2千9百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金の減少4千3百万円及び売掛金の増加5千5百万円等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末から1億5千2百万円増加し、13億5千9百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得等に伴う増加1億1千万円及び投資その他の資産の増加3千8百万円等によるものであります。なお、当連結会計年度末の現金及び預金は50億4千1百万円となっており、総資産の73.2%を占めます。負債総額は、前連結会計年度末から4千6百万円増加し、8億6千7百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から6千3百万円増加し、6億4百万円となりました。これは主に未払金の減少7千6百万円及び未払法人税等の増加6千万円並びにその他の増加額8千7百万円等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末から1千7百万円減少し、2億6千3百万円となりました。この主な要因は、資産除去債務の減少3千万円及び繰延税金負債の増加9百万円等によるものであります。純資産は、前連結会計年度末から1億1千4百万円増加し、60億2千2百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金の増加7千2百万円及びその他有価証券評価差額金の増加4千万円等によるものであります。この結果、自己資本比率は87.4%となりました。 (2) 経営成績の分析当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費に底堅さが見られ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外情勢の不確実性や為替変動の影響等により、先行きは不透明な状況が続いております。このような中、当社グループではデジタル化とイノベーションの推進、および人材採用・教育体制の強化を重点課題とし、市場環境の変化に即応した事業展開に努めてまいりました 。HRソリューション関連情報におきましては、自社求人サイト「ARPA」と大手ポータルサイトとの連携強化、採用管理システム「アルパコネクト」やスポットワークマッチングアプリ「ARPA LINK」の拡販に注力しました 。また、「しごと計画学校」のエリア展開と留学生分野の派遣事業を強化してまいりました。生活関連情報におきましては、「家づくり学校」のリアル校およびオンライン校を合わせた16校体制のもと、きめ細やかな相談・セミナー対応を行った結果、来校者数は堅調に推移いたしました。賃貸物件検索サービス「賃貸スタイル」では、検索エンジンの仕様変更に伴う流入減少への対応として、コンバージョン率の向上を目的にCRO対策を実施いたしました。この結果、営業収益は27億3千6百万円(前年同期比10.9%増)となり、営業利益は4億4千万円(前年同期比44.6%増)、経常利益は4億6千万円(前年同期比44.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億3千5百万円(前年同期比39.3%増)となりました。 ①営業収益の分析当社グループの主力事業である情報関連事業の当連結会計年度における営業収益は22億3千9百万円(前年同期比7.1%増)となりましたが、これを分析すると下記のとおりであります。なお、当社グループは情報関連事業以外に、他社印刷物の受注に係る印刷事業及びウェブサイトの構築・運営等を営んでおりますが、重要性が乏しいため記載は省略しております。 a 情報関連事業の営業収益の状況(HRソリューション関連情報)HRソリューション関連情報につきましては、「アルパコネクト」の拡販に加え、「しごと計画学校」における派遣事業が堅調に推移したことから、営業収益は11億1千7百万円(前年同期比2.7%増)となりました。 (生活関連情報)生活関連情報につきましては、「家づくり学校」における各種施策の集客効果が顕在化し、来校者数が想定を上回って推移したことから、営業収益は11億2千1百万円(前年同期比11.9%増)となりました。 b 情報関連事業のエリア別営業収益の状況(岡山県、広島県、香川県)岡山県エリアにおける営業収益は、4億8千4百万円(前年同期比9.0%減)、広島県エリアにおける営業収益は、3億3千6百万円(前年同期比11.1%増)、香川県エリアにおける営業収益は、3億9百万円(前年同期比42.3%増)、となりました。この主な要因は、生活関連情報の営業収益の増減等によるものであります。 (その他)その他のエリアにおける営業収益は、11億9百万円(前年同期比6.9%増)となりました。この主な要因は、その他のエリアでの、生活関連情報の営業収益が増加したことによるものであります。 ②営業原価の分析当連結会計年度の営業原価は、19億7百万円(前年同期5.9%増)となりました。この主な要因は、材料仕入高の増加等によるものであります。 ③販売費及び一般管理費の分析当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、3億8千7百万円(前年同期比7.4%増)となりました。この主な要因は、広告宣伝費の増加等によるものであります。 ④営業外損益の分析当連結会計年度の営業外収益は、2千2百万円(前年同期比39.5%増)となりました。この主な要因は、金利上昇による受取利息の増加等によるものであります。営業外費用は、3百万円(前年同期比75.7%増)となりました。この主な要因は、固定資産除却損の増加等によるものであります。 ⑤特別損益の分析当連結会計年度の特別利益及び特別損失の計上はありません。なお、前連結会計年度における特別利益は、役員退職慰労引当金戻入額の計上額2千1百万円で特別損失の計上はありません。 c 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、中期経営計画等を具体的に運用しておらず、経営方針・経営戦略等又は経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等がないため、記載を省略しております。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析①キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー△293349投資活動によるキャッシュ・フロー167△130財務活動によるキャッシュ・フロー△295△262現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△420△43現金及び現金同等物の期首残高1,085664現金及び現金同等物の期末残高664620 当連結会計年度は、下記の理由により、現金及び現金同等物の期末残高が6億2千万円と前年同期と比べ4千3百万円の減少となりました。なお、現金及び現金同等物以外に定期預金44億円を保有しております。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローにより増加した資金は、3億4千9百万円(前年同期は2億9千3百万円の減少)となりました。これは税金等調整前当期純利益4億6千万円、減価償却費4千万円、売上債権の増加額4千6百万円、その他の流動負債の減少額2千1百万円、法人税等の支払額6千万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローにより減少した資金は、1億3千万円(前年同期は1億6千7百万円の増加)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入44億2千万円による資金増加と定期預金の預入による支出44億2千万円及び有形固定資産の取得による支出1億1千5百万円等による資金減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローにより減少した資金は、2億6千2百万円(前年同期は2億9千5百万円の減少)となりました。これは配当金の支払額2億6千2百万円によるものであります。 ②収益の認識基準と前受金との関係について当社グループは広告主からの広告掲載に係る申込について、1回掲載のものだけでなく複数回掲載の申込についても受け付けております。ただし、料金の回収については初回掲載日を起算日として一括請求しております。そのため、営業収益を認識する広告掲載日以前に料金の回収が行われる場合が発生します。この場合は、広告掲載料の回収時に前受金として会計処理を行い、当該回収分が掲載された時に営業収益を計上しております。家づくり相談・紹介サービスは住宅建築工事の着工日に収益を認識し、請求しているため前受金の計上額はありません。なお、当連結会計年度末現在の前受金の額は6千7百万円(前年同期比9.3%減)であります。 ③現金及び預金の保有方針について当連結会計年度末の現金及び預金の額は、50億4千1百万円(対総資産比率73.2%)となっておりますが、新規事業の開発、新規エリアへの進出等の事業拡大に備えるための資金であります。 ④資本の財源及び資金の流動性について当社グループにおける資金需要の主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金及び設備投資資金であります。当社グループの資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金であります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成しております。
事業リスク
- 求人動向と季節変動HRソリューション関連情報の広告掲載料収入は、各県の求人動向や季節変動に大きく影響されます。特に年末商戦前の9月~11月や年度変わりの2月~4月は増加傾向にありますが、それ以外の時期や年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇による合併号発行月(1月、5月、8月)は収入が減少する可能性があり、業績に影響を与える可能性があります。
- 新規事業・地域展開の不確実性新規事業開発や新規地域への進出は、計画の長期化、競争激化、計画変更、先行投資負担などにより、当初の予定通りに進まない可能性があります。これにより、期待通りの収益が得られず、一時的に費用が先行することで、グループ全体の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 競合と技術革新への対応地域ごとに複数の競合企業が存在し、掲載件数や単価の低下に繋がる可能性があります。また、スマートフォンの普及やSNS活用など、ユーザーの情報収集手段が多様化しており、ウェブサービスを中心とした競争環境が激化しています。これらの変化に迅速に対応できない場合、競争力が低下し、業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、下記におけるリスクの項目は、全てのリスクを網羅したものではありません。また、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) HRソリューション関連情報の営業収益変動要因についてHRソリューション関連情報に係る広告掲載料収入は、各県の求人動向や季節変動の影響を受ける傾向があります。季節変動要因として、大きなものは年末商戦前の9月から11月や年度変わりである2月から4月に増加要因があり、その間は谷間となる傾向にあります。また、求人情報誌は週刊を基本に発行しておりますが、年末年始及びいわゆるゴールデンウィーク並びに夏期休暇の時期には合併号とする場合があります。合併号とした場合は、通常の発行回数より1回分少なくなるため1月度、5月度及び8月度はその影響を受ける場合があります。 (2) 新規商品について当社グループは、今後も新規事業の開発に積極的に取り組んでいく方針であります。そのため、新規事業開発期間の長期化や競争の激化等により計画が当初の予定どおりに進まなかった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (3) 新規地域への進出について当社グループは、今後も既存エリア内での既存事業の深耕、見直し及び新規サービスによる事業展開を行いながら、エリア拡大に努めてまいりますが、新規地域への進出時期の計画が早まる、ないしは計画通り進捗しない場合や、新規地域への展開方法を変更せざるを得ない場合、その計画の変更により当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。また、計画通りに進出を果たしても、新規地域において、お客様から相応の認知を受けるまでには、先行して収益を超える費用の負担を政策的に実施することがあり、その先行負担期間や展開の可否によっては、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (4) 他社との競争について当社グループでは地域にあった情報誌の発行や発行回数の調整及び新聞折込求人紙の展開、ウェブサイトの充実などにより、地域に密着した情報を提供していくことで他社との差別化を図っていく方針であります。しかしながら、それぞれの地域ごとに複数の競合企業が存在していることから、競合状況の変化による掲載件数や掲載単価の低下等により、当社の業績は影響を受ける可能性があります。さらに、各コンテンツにおいてペーパーメディアの占める割合が低下していることから、当社グループの業績は、ウェブサイトの利用など他のメディアへの対応によって影響を受ける可能性があります。 (5) 法的規制等についてHRソリューション関連情報の情報発信は、明確な法的規制を受けるというものではありませんが、当社グループは公益社団法人全国求人情報協会に加盟し、求人情報が読者による職業選択に役立つよう、求人情報についての適切な調査や研究を実施するとともに、当協会の規定に則った情報提供を行っております。また、当社グループ独自でも自主規制として、全媒体共通の『株式会社KG情報情報公開基準』や各商品・サービスによる基準などの諸規程を定めて運用しており、常に適正な情報の提供に努めております。また、有料職業紹介事業については、『職業安定法』に、労働者派遣事業については、『労働者派遣法』に基づく厚生労働省の許可事業となっており、当社グループはその許可を受け、求人を必要としている企業に対して、求職希望者の紹介及び労働者の派遣を行っております。有料職業紹介事業及び労働者派遣事業は規制業種であることから、今後、関連法規の改正等により当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (6) 原材料価格の変動について当社グループの製品の主要原材料である印刷用紙の価格は、国際市場に大きく影響されております。原材料価格の上昇は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (7) 技術革新及び市場環境の変化について当社グループは、今後もユーザー及び顧客企業のニーズに合ったサービスを提供してまいります。しかし、スマートフォンの普及やSNSの活用など、ユーザーの情報収集手段が多様化しており、ウェブサービスを中心とした競争環境は激しさを増しております。こうした技術革新や市場の変化に迅速に対応した新たなサービスや機能を展開できない場合、競争力が低下し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 大規模な自然災害・感染症等について当社グループでは、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、台風、地震、津波等の自然災害及び新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等の感染症が想定を大きく上回る規模で発生及び流行し、当該地域の事務所の稼働が長期にわたって困難になった場合及び顧客の属する業界に影響を及ぼした場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。